演習場はいまへ戻る



11年12月30日記
 友人が海兵隊の動きを
 釧路の友人が海兵隊の動きを教えてくれた。来年の2月下旬から3月中旬に米海兵隊と陸上自衛隊の共同訓練が矢臼別で行なわれるという。雪の矢臼別演習場での共同訓練は初めてだと思う。
 海兵隊の移動費などは借金予算の我らが血税ですから喜べない共同訓練なのです。専守防衛と言いながら兵器を携えて外国に出兵したり、日本の政治家には憲法違反の自衛隊が半世紀も経つと何が正しくて何が間違いなのか分からなくなって。勿論日本人の大半が。
 防衛予算を厳しく仕分けし削るなら、先ずは「思いやり予算」だ。民主党の言う仕分けがそんな所になかったこと、今は良く分かった。アメリカのグアム基地に日本の税金を投入するなど、開いた口がふさがらない。文句はこれくらいにしておこう。

11年12月25日記
 届いた演習通知
 12月23日、クロネコメール便で演習通知が届いた。町で買い物をしていたら、顔見知りの運転手が手渡しでくれたのが来年の射撃通知でした。

1.実弾射撃
 期間       時間       砲種等         弾数等
 1/9〜17 0830〜1630  対戦車誘導弾         4
 1/19〜22 0830〜1630 155mm榴弾砲      660
 1/24〜25 0830〜1630 203mm榴弾砲      880
         1900〜2200
 1/27〜29 0830〜1630 203mm榴弾砲      1003
 1/27〜29 0830〜1630 新多連装ロケットシステム 258

 期間には予備日が含まれています。
2.航空機を使用する訓練等
 期間:平成24年1月1日〜31日
 時間:0500〜2200までの間
 小型ヘリ   3機  中型ヘリ  3機  大型ヘリ 2機 大型輸送機  1機

3.危険立入禁止場所
 矢臼別演習場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡ください。
 別海駐屯地業務隊  総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線) 311


11年12月23日記
 ヨテイダマ終了は12月19日
 16、17、18、19日と榴弾砲を撃った。20日も撃つだろうと思っていたら撃たなかった。それで今年の撃ち止めは12月19日でした。
 次に2011年の射撃日数や射撃弾数などを集計してみました。
 射撃日数           154日
 203mm榴弾       4238発  
 155mm砲弾      15296発
 120mm迫撃弾       898発
 新多連装ロケット
   システム         445発
 81mm迫撃弾        241発
 対戦車誘導弾          9発
 爆破薬            1196kg

 以上は演習場周辺住民に送付される演習通知の数値を集計したものです。射撃は4月を除いて年中撃ちます。
 155mm弾が1発30万円とも言われ203mm砲弾は容量から言って50万から60万円とも。ロケット弾は300mmの径で4mの長さの大物ですから何百万円でしょう。
 今年も我らが血税が着弾地の煙になって消えました。「3・11」で困っているのにここで使われる税金がもったいない。


11年12月16日記
 本年最後の演習通知
1.実弾射撃
 期間      時間       砲種等          弾数等
 12/16〜20 830〜1630 155mm迫撃砲     522
  *期間には予備日が含まれています。
2.航空機を使用する訓練等
 期間 平成23年12月16日〜31日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 2機  中型ヘリ 2機 
3.立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。
4.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL0153−77−2231 内線 311

 これで行くと射撃訓練は20日に終わり、2011年の射撃訓練は終わる。昨年と比較をして見なくては。
 こんなことを言うと笑われそうだが、5日間で522発は静かな矢臼別だろう。多いときは1日で1000発も撃つんだから。
 次週は演習通知で記された榴弾砲の弾数や日数を記載します。


11年12月9日記
 駅前市街で聞いた話
 秋の矢臼別演習場が静かだったのは川瀬牧場の住人だけの感じではなく、駅前市街の人たちもその思いだったこと。今秋の矢臼別演習場は静かだったのです。しかし転地訓練では駅前市街の住民は困ったという。8月末から9月初旬の日程で行なわれた転地訓練の話。90式戦車が矢臼別に持ち込まれた時の話だ。
 その戦車は秋には日出生台に行ったという。駅前の住民が困ったように九州方面でいやーな思いをさせられたことでしょう。税金を湯水のように使って。
 12月に入って「坂の上の雲」の3部が放映されている。戦車が走り回るシーンは目にしないが、ここ矢臼別では8月末から9月にかけて、50トンもある90式戦車が走り回った。駅前市街の人達はその重量の重さに二分されて輸送される90式戦車の姿を見ている。何とも滑稽な風景ではないか。
 北九州への転地訓練では民間の高速フェリーで輸送したという。北海道でも分解しないと高速輸送できない時代遅れの高価な戦車。何百台も北海道の陸自が持っているのです。念のため検索すると北海道で341両を所有し1台の値段は8億円とか。ソ連が攻めて来る事を想定して、と。調達費何と2728億円。エンジンは1500馬力。これを1日走らせると燃費、気が遠くなるねぇ。


11年12月2日記
 届いた演習通知
1.実弾射撃
 期間     時間       砲種等          弾数等
 12/4〜12 830〜1630 120mm迫撃砲      53
  *期間には予備日が含まれています。
2.爆破訓練
  期間     時間       砲種等          弾数等
 12/2    830〜1630   爆破薬          219kg
3.航空機を使用する訓練等
 期間 平成23年12月1日〜15日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 2機  中型ヘリ 2機 
4.立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。
5.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL0153−77−2231 内線 311

 21日から27日までは連日射撃をした。28日は射撃なし。11月の射撃は終わった。そして29日も撃たなかった。昼間、ピリカ台の辺りから道路を整備するような車両音がした。


11年11月25日記
 今年の秋は静かです
 11月21日09時41分から大きな射撃音が。203mm砲だ。夜も19時18分から撃った。22日は08時32分から撃つ。23日08時32分から撃つ。午後、東牧場で何人かの友人と話す機会があった。別海在住の方々で言うまでもないと思いましたが、あえて今秋の矢臼別は静かですと伝えておいた。その分は九州方面の方々が色々と被害を受けているのでしょうが。
 24日08時47分、雨気の中で撃つ。28日までは撃つのだろうが、静かな矢臼別の秋が過ぎてゆく。


11年11月18日記
 三股ゲートから東廠舎へ
 13日、連日ヘリが飛んで何かをしている。それに三股ゲートが8日から開いたままだ。
 過日、隣のWさんが開けっ放しを抗議してからゲートに開け放しを禁ずる注意書きがゲートに付いた。がそんな物が通用しない自衛隊であることが分かった。
 演習中はゲートに守衛を配置して、と演習通知にはある。
「3.危険立入禁止場所
 矢臼別演習場現場にて赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。」

 最近は演習通知で届けられる「危険立入禁止場所」を掲示してませんが、以上「・・」の通りです。
 なのに、門扉は開放のまま、守衛もいない三股ゲート。ゲートから13kmほど東に演習場廠舎がある。
 川瀬牧場の住人が三股ゲートから演習場内に入って抗議文を持参、あまりでたらめをするな!、と直談判を試みようか。このゲートは川瀬牧場の住人にとっては危険なゲートなのです。茶内線は町道で生活道路でもあります。
 開いたままでは何時衝突事故が起るかも、で危険が付きまとう。茶内線が交通ルールでは優先すると考えている。けれど優先も何もあったものか、事故を起させないようにするが生活の知恵。最低限のことくらい守れ!と言いたい。
 14日午前中、外出。三股ゲートは閉じられていた。表題に掲げたことは実現しなかった。今度ゲートを開けたまま放置したら、三股ゲートから風連道を東に走って13km、廠舎に出向いて抗議することに。
 門扉の開放放置は侵入お構いなしと判断したい。


11年11月11日記
 毎日新聞6日朝の記事から
 ◇苫小牧から大分へ
 演習は5400人、車両1500台、航空機30機で行う。北海道からは冷戦期以来対ソ連・ロシアの要となってきた唯一の戦車主体の部隊、第7師団(千歳市)が参加する。
 南西地域の島しょ防衛では、いかに迅速に部隊を集中させるかが課題だ。自衛隊の輸送力には限界があるが、輸送艦の大幅な増強は財政上難しい。東日本大震災でも海自の艦艇が救助などで使えず、北海道からの部隊投入や物資輸送に米軍や民間を利用した。
 今回の訓練では、90式戦車4両と89式戦闘装甲車10両、隊員約230人を津軽海峡フェリー(函館市)の高速船「ナッチャンWorld」で運ぶ。7日午後に苫小牧港を出発し、9日朝に大分港に入る予定。
 防衛省によると、自衛隊法に基づく防衛出動命令が出される前に民間船をチャーターする際は、競争入札で契約するのが原則。公示から契約まで最低で2〜3週間かかる。緊急性から随意契約が認められても、契約に応じる船が見つからない事態も想定される。有事や非常時に民間船を活用する際の使用料や具体的な手続きは決まっておらず、防衛省幹部は「国土交通省などを巻き込んだ仕組み作りが急務だ」と話す。
 以上は毎日新聞からの転載。
 NHKの7日朝のニュースで90式戦車の公道を走る姿を見た。転地訓練がどれほど今の日本にとって必要なことなのか、ばかばかしく見えるのは私一人だろうか。
 射撃こそないけれど、西隣や南側から大型車両の走行音が連日聞こえる。
 5日、11月後半の演習通知が届いた。
1.実弾射撃
 期間        時間        砲種等          弾数等
 11月16〜19日 0830〜1630   81mm迫撃砲      66
           1900〜2200
 11月21〜28日 0830〜1630  120mm迫撃砲      64
           1900〜2200
 11月21〜28日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲   249
           1900〜2200
 11月21〜28日 0830〜1630 203mm自走榴弾砲    70
           1900〜2200
 
        期間には予備日が含まれています。
 2.航空機を使用する訓練等
 期間 平成23年11月16日〜30日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 3機  中型ヘリ 2機 

 11月は前半射撃こそなかった、けれど「27普」の標識車両が3日の日に釧路方面から演習場に向けて走るのを目撃した。九州方面への転地訓練、地元での転地訓練、色々無駄金を使ってくれます。NHK等は何の批判もなく自衛隊の言うがままに報道を。90式戦車の九州転地がどんな意味を持つのか、もっと突っ込んだ報道をすれば良いものを。
 何処の国が日本に攻めて来るんだろうか。友好を深めれば、を日頃から行なう。戦後その事を知った筈なのに。私の世代はその事を良く知っている。鉄砲からは友好は生まれない。


11年11月4日記
 静かな矢臼別の秋
 29日は昼間も夜間もよく撃った。芋掘りをしていた人たちも射撃音の大きさに驚いていた。静まり返る原野でドカンと急に襲われると心臓がドッキ、と。聞きなれている私でもだから、初めての人はびっくりでしょう。
 29日の射撃は大きな音を出しました。ピクニック日和だけに射撃音が不似合いな矢臼別でした。それが夜もでした。
 30日は8時31分から撃った。夜は撃たず。但し昼間の連続射撃は凄まじかった。31日は撃たず。
 今日は11月1日。爆破薬の21kgは6日から12日まで。訓練としてはゼロに等しいか。それに爆破薬の訓練地は射撃の着弾地よりも遠くて西牧場に音が届くかどうか?と言うことは11月初旬は矢臼別の秋を満喫できるって事。
 2日夜分かったことだが矢臼別演習場が静かな秋を満喫できる訳が分かった。北海道からの転地訓練で九州方面に出稼ぎ訓練をしに行くらしい。とにかく予算を使い切らないと気が済まない人たちらしい。
 その内詳しい転地訓練の内容が分かってくるでしょう。震災復興や原発人災の収束に気を揉んでいる時に。静かな矢臼別を満喫なんて言っておれない状況が進んでいるのです。ああ腹の立つ無駄使い。


11年10月28日記
 2特部隊の標識車
 21日08時31分撃つ。22日09時01分、155mm砲を撃つ。大音響。
 今週はこれで射撃はない。
 23日駅前市街に出る。国道243号で2特の標識を付けた自衛隊車両に会う。今、演習場に入っている部隊だろう。
 26日、演習通知が届く。
1.爆破訓練
 期間       時間       砲種等       弾数等
 11月6〜12日 0830〜1630 爆破薬      21kg

 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間:平成23年11月1日〜15日まで
 時間:5時から22時まで
 機種と機数:小型ヘリ3機 中型へり 3機

 今月末には射撃訓練があるが、11月前半は射撃訓練がない。川瀬牧場の住人にとっては射撃訓練のないことは有難い。
 

11年10月21日記
 静かな演習場?
 15日朝から雨降り。08時56分射撃音あり。午後も時々聞こえた。
 16日、17日朝8時32分に撃ち始める。3日間で52発。ポツン、ポツンと撃つ感じで言うなれば静かな矢臼別です。
 17日は強い西風は吹いた1日です。18日今日も撃つのかな?撃たなかった。でもピリカ台辺りで大型車両が走った。1日8時間の射撃時間帯で弾数が3日で52発なんていうと今や私の耳には撃ってる範囲にはない。これだけ慣らされてしまったのだろうか。
 19日、20日と静かな矢臼別を。射撃音が聞こえないと原野の矢臼別を満喫できる。


11年10月14日記
 7日届いた演習通知
1.実弾射撃
 期間        時間        砲種等          弾数等
 10月16〜18日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲   52
 10月21〜22日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲   437
           1900〜2200
 10月29〜31日 0830〜1630 120mm迫撃砲       121
           1900〜2200
 10月29〜31日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲   1155
           1900〜2200
 10月29〜31日 0830〜1630 203mm自走榴弾砲    484
           1900〜2200
 
        期間には予備日が含まれています。
 2.爆破訓練
 期間        時間         砲種等         弾数等
 10月21〜22日 0830〜1630  爆破薬         169kg

 3.航空機を使用する訓練等
 期間 平成23年10月16日〜31日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 3機  中型ヘリ 3機 

 上の通知で注意したいのは夜間射撃のあること、月末の155mm砲と203mm砲の射撃だ。最近変わったことと言うと夜間にヘリを飛行させた事実です。この違反訓練に対して演習部隊は何の弁明もしていない。
 こんなにして自衛隊は町民の言うことを聞かない組織になるのでしょうか。
 文民統制と言う言葉の意味は?最近の雲行きは文民統制を逸脱している。そう思いません?

 10日から155mm砲の射撃が15日まで106発を撃つ予定に。今朝は7時半頃からヘリが飛んだ。09時頃居間の窓越しに射撃音が聞こえる。その後も1、2発射撃音が聞こえた。
 11日07時50分頃、ヘリが南側で飛ぶ。08時32分に撃つ。午後も撃った。
 12日08時32分撃つ。その後30分間隔で終日撃った。今日13日も撃ったようだ。6日間で106発、静かな矢臼別演習場です。どうやらテスト射撃ではないかと想像したり。


11年10月7日記
 持ち帰りの多かった155mm砲弾
 10月1日は撃たず。静かな1日でした。ただ9時頃ヘリが飛んだ切。2日、3日も撃たず終い。4日は8時過ぎから夕刻まで牧場の南側から大型車両の走行音が聞こえた。今週は射撃はない。
 5日、今日も射撃はなかったが、西牧場の南西方向から大型車両の走行音が夕刻まで続いた。6日は問い合わせをする。先月26日から末までの射撃が余りにも少なかった理由を。
 6日朝9時過ぎ業務隊の問い合わせ担当に電話。27日から30日までは射撃をしなかったこと、10月1日〜3日も射撃をしなかったことを認めた。部隊名も訊かなかったが、部隊の都合で撃たなかったのでしょう、と。
 素人の勘ぐりだが、2000発の155mm砲弾を何処かの弾薬庫から矢臼別に運び込んで又持ち帰る。
 50kgX2000発=総重量100トン。10トン車で運んで10台。危険物の長距離輸送。危ない危ない北海道の国道です。旭川からか、千歳からか、帯広からか、矢臼別には弾薬庫がないから持ち帰ったことになる。輸送費はすべからく日の丸が払う。砲門の数や給弾車のことやは訊かなかったが、砲門の数だけ給弾車も付いてきた筈で輸送費は馬鹿にならない。給弾車を知らない人の為に書いてくと50kgの砲弾を人力で補給するのでなく砲門の側方で次々と砲弾を補給する車のことだ。203mm砲などは1発の重量は90kgとも。射撃訓練には付属物が多いのです。今回は203mm砲は入っていないけれど。
 年間約5兆円の予算がこの様にして使われている。あほみたい。


11年9月30日記
 今日撃つのかな?
 15号台風で演習に影響はないようだ。22日に台風が通過。22日も23日も悪天候が続いた。がその間例の自衛隊車両の走行音は途絶えることはなかった。その後の成り行き、夜間のヘリ飛行問題はどうなったのだろうか?
 26日には08時32分に155mm砲を撃った。27日は撃たない。28日、29日、30日で1900発は喧しい3日間になりそう。
 今日26日午後1時頃、10月前半の演習通知が届いた。
1.実弾射撃
 期間        時間        砲種等        弾数等
 10月1〜3日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲   220
           1900〜2200
 10月10〜15日0830〜1630 155mm自走榴弾砲  106
        期間には予備日が含まれています。
 2.航空機を使用する訓練等
 期間 平成23年10月1日〜15日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 4機  中型ヘリ 2機 

 27、28日とヘリが飛んだり車両の走行音は聞こえるが、射撃はなし。29、30日で約1900発は煩い射撃音になるだろう。29日も撃たなかった。30日約1900発を撃つのだろうか。それとも持ち帰りか。 


11年9月23日記
 時ならぬヘリ飛行
 航空機の飛行訓練は年中、05時から22時までが決まりになっている。誰が決めたのか知らないがこれが矢臼別の決まりです。
 なのに17日04時26分頃にピリカ台近辺から西の方向に赤い夜間ライトをつけたヘリが飛んだ。隣のWさんの話だと夜中の3時頃にも飛んだという。
 08時30分ころ、業務隊に今朝04時26分頃ピリカ台近辺で飛行したヘリはどんな機種か?と問い合わせたら、午後になってUH型で2機が飛んだという。時間は3時から4時半頃と言う。川瀬牧場の住人には迷惑千万な話なんです。こんな勝手は許せません。
 19日、午前中の初仕事として東牧場の茶内線終点の野営現場を見に行った。大型トラックが1台、小型の車も何台か、それにテントが7張りも8張りも、一寸したテント村が出来ていた。1週間野営の連続です。午後は1時頃だった、西牧場の西隣で車両の走行音と喧しいヘリの飛行音。低空飛行で2回ほど旋回して何かをやった。
 普天間でやってる米海兵隊のヘリ飛行を矢臼別では自衛隊が勝って気ままにやってるのです。高度は80m未満か。
 17日には飛行時間外に飛んだ。20日には別海町役場に事の次第を伝えよう。ところがです、20日未明00時06分、未だ起きていた。またヘリが飛ぶではないか。10分間ほど飛行して静かになった。
 素人の考えだが、これは牧場周辺に野営を続ける部隊との連携作戦をしているのでは、と。そう思うと秘密作戦の標的にされているようで気味悪い。いやーな1っ週間が続きます。
 明るくなって20日7時15分、業務隊に問い合わせる。午後になって言を左右にしていたが、4時頃ようやくその飛行を認めた。帯広から来ているヘリ部隊で指揮官が間違って飛行をさせたと言う。大きな演習をやっていて間違って飛行させた、申し訳ないと。
 苦情の担当者と言い合っても仕方がないので、一先ずはお開きとした。
 20日昼間は終日大型車両がピリカ台近辺で走り回った。何とも悲しい戦争ごっこ。


11年9月16日記
 9月後半の演習通知
1.実弾射撃
 期間        時間        砲種等        弾数等
 9月28〜29日 0830〜1630  120mm迫撃砲     18
 9月26〜30日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲 1936
        期間には予備日が含まれています。
 2.爆破訓練
 期間        時間        砲種等        弾数等
 9月29〜30日 0830〜1630 爆破薬         407.33kg 
 3.航空機を使用する訓練等
 期間 11年9月日16〜9月30日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 6機  中型ヘリ 5機 戦闘へり 3機

 12日夕刻、5時頃だった、東牧場のWさんと話す。茶内線の終点付近に野営しているとの話。私は長靴を履いてなくて、車に乗って終点まで。矢臼別では長靴が日常の履物。車から降りないまま、見ていたが隊員も居て車両も数台停車していて物々しい。
 こんなに近くで、ごそごそされると「気持ちが悪いねぇ」等と話しながら引き返した。雨模様の暗くなる直前の監視行動でした。
 13日所用があって暗くなった夜の道を東牧場へ車で。もう7時になろうと言う時間帯、西牧場に帰った。西牧場の西南の付近で異様な物音が。演習部隊が何かをしている音です。暗闇の監視はせずに直ぐ家の中に入った。
 14日朝7時頃牧場の西境界に行くと、やはり至近距離でジープが2台、少し離れて車種は分からないが大きな車も昨夜から停留した模様。発電機のエンジン音も聞こえた。

 演習通知に経済産業省原子力・保安院による「火薬類保安技術実験」が行われると言う知らせも。
 実施期間  平成23年10月1日〜9日
 実験場所  爆破訓練場
 こまごまと実験概要が書かれているがこれくらいに。合計で140kgの火薬を使う、とある。因みに爆破訓練場とは西牧場から西方10数kmにあって、爆破音はかすかに聞こえる。
 

11年9月9日記
 90式戦車100両とは
 3日、射撃予定はない、しかし7時半頃牧場の南側から車両の走る音がする。とにかく戦争ごっこが連日。4日も6時半頃、南側から車両の走行音がする。
 90式戦車が10数両、演習場に入っていることは三股ゲートで隊員から聞いて知っていた。戦車情報はその程度だった。
 別海町西春別駅前市街の町民は国道243号を経て演習場入りする自衛隊車両をよく見る。90式戦車が解体されて運ばれていたことは町民からの情報として知っていた。が残念ながら私はそれを目撃していない。
 日本の国道を解体しないと走れない90式戦車、何とも滑稽な話です。この90式戦車、重量は50トン、エンジンはジーゼル機関で1500馬力とある。これは不確かな話ですが、1リッターで500mか?とも。
 90式戦車のことは桁外れのことだし、とにかく1000両の車、100両の戦車が連日走り回っているのですから燃料の消費も並ではないでしょう。4日も5日も西牧場の南側から走行音が終日聞こえる。
 6日も雨模様の天気。朝の5時半頃から車両の走行音が南の方から聞こえる。この走行音は9日まで続くのだろう。川瀬牧場は市街地とは町道茶内線で繋がっている。牧場を取り囲むように演習場内には主要道路が取り巻いている。その唯一の交差点が三股ゲートです。
 2日頃からゲートは開け放たれたままで白色の警護隊のジープが停車している。住民にとってはこのジープの停車は交通安全上はありがたい。いつもは通過する度にゲートを開閉するが、今回はそれをしない。通過頻度が開け放ちにしているのだろう。
 北海道平和委員会の通信によると今回入っている戦車は90式が100両とある。これは驚きです。7日12時15分頃から10分間ほど機関砲の射撃音が続いた。風は南西に風。庭先で機関砲を撃ってる感じで、一段と戦場の感じ。
 8日も7時半頃から車両の走行音が聞こえる。


11年9月2日記
 9月の演習通知が
 8月27日、昼前に演習通知が届いた。それによると9月9、10日に
1.実弾射撃
 期間        時間        砲種等        弾数等
 9月9〜10日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲  185
          1900〜2200
     
2.航空機を使用する訓練等
 期間 11年9月日1〜9月15日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 5機  中型ヘリ  4機  

 とある。転地演習のことは一切報告せずです。このことについては29日厳しく別海町の担当課に抗議することに。
 28日も29日も射撃をした。28日には夜間に照明弾を撃ったという。120mm迫撃砲の射撃音は155mm砲に比べて小さい。だから室内に居ると聞き漏らす。住民にとっては音が小さいと良いのだが。だから撃ってよい訳ではない。
 30日午後2時12分、ヘリが低空飛行しピリカ台の辺りから重車両の走行音が。31日午後5時40分頃、7時15分頃ピリカ台周辺から重量車両が走り回る音が。29日から始った機甲部隊の演習です。31日夜、今夜も喧しい一夜になるかも。雨も、強い雨が降る夜です。昼間は静かだったのに。31日夜から1日5時頃までピリカ台付近から重車両の走行音が聞こえた。
 今回、演習場内で走り回る機甲車両の燃料は如何程でしょ?。燃料輸送車など見たことありません、が目にしたことがないだけで、ちゃんと持ち込んでいる筈。
 その内に見た人に訊いて、調べてみましょう。9月1日、今日も川瀬牧場の周辺で終日大型車両の走行が続いた。残り8日間、走り回る演習をするのですから、燃料も使うでしょう。ああもったいない。 


11年8月26日記
 転地演習とは
 最近は北方機動演習と呼ばないで、協同転地演習と呼ぶらしい。21日から始る訓練はそれらしい。これは20日全釧路教組の演習反対抗議集会で聞いた訓練の呼び名です。
 自宅に届く演習通知ではそのことが一切ないので何故だろうと思っていた。呼び名などどうでも良いのだが、いい加減な演習通知なら許せないので23日午後、問い合わせた。
 すると、別海業務隊の問い合わせ担当者は、今回の訓練は協同転地演習とは呼ばないとう。呼び名はさておき、その内容にびっくり。 別海町の担当者が出した一町民へのFAXで。演習の内容が分かった。

 平成23年度 協同転地演習について
北部方面部隊による平成23年度の協同転地演習が矢臼別演習場で行なわれますので、お知らせいたします。
○目的
 北部方面区における転地演習を実施して、機甲部隊の展開に必要な統制・調整能力の向上を図るとともに、大規模演習場における攻撃訓練等を通じ、部隊の即応性の向上を図る。
○演習期間
 平成23年8月29日(月)〜平成23年9月9日(金)
○場所
 矢臼別演習場等
○訓練内容
 車両行進訓練、攻撃訓練等
○訓練部隊
 第7師団基幹
   人員:3000名
   車両:1000両 (戦車:100両、火砲:約20門を含む)
 
 演習場内にこれだけの人員、車両が入るのに周辺住民には連絡なし。23日の午後の話だが中西別の信号近辺で大型の自衛隊車両が反対車線に横転していたと言う。居眠り運転か?
 震災復興で大変な最中の上記訓練、どうなってるの?と言いたい。

 25日03時頃、未だ目覚める時間でないのに起きた。ピリカ台の辺りから異様な走行音が聞こえる。丑三つ時にこんな音がしてくると、じっともして居れない。何をしておるのやら、これが転地演習なのか。
 24日の10時頃に撃った155mm砲の射撃も凄かった。1秒間に6連発を3箇所で連射する。戦場を(観て来たような話をするが)思わせる射撃です。この射撃は我が家から3km圏内での射撃だったと想定する。今夏の協同転地演習、29日からと言う触れ込みなのに、早始ったよう。
 25日昼間、射撃はしなかったが異様な走行音の続く1日だった。26、27日は一休みなのか。


11年8月19日記
 終戦記念日に矢臼別では
 今日は15日、通知では撃つ。13日も14日も撃った。今日撃つかどうかで終戦記念日に対する自衛隊の考えが良く分かろう。
 15日09時06分、155mm榴弾砲を撃った。訓練部隊は終戦記念日には関係なく予定通り射撃訓練を実施した。撃ってる隊員は若くて戦争をしたことのない人たちだろう。終戦記念日に撃たなくても・・・なんて思いは欠片もないのだろう。午後も撃った。毎年行なわれる東京の終戦記念式典をテレビで観ることもなかった。
 21日から又射撃訓練が始る。今度は少し喧しいだろう。
 17日、午前のひと時、テレビで「カウラの大脱走」を観た。67年も前の話です。ここ矢臼別では戦争の真似をしている。それに携わる人が一人でもこのドキュメントを観てくれたら、と思いながらつい仕事をしないで観てしまった。オーストラリアの捕虜収容所の話でした。
 NHKも時々良いドキュメンタリーを放映する。新たな戦後の軍隊教育を受けた人たちに観て欲しい番組でした。そして今週は映画「人間の条件」が放映されている。隊員にはタブーの映画だろうが、何処に居ても忘れることの出来ない第2次世界大戦の悪夢。憲法9条が何故書き込まれたのか、子どもだった私にも武器を持たない憲法を誇りに思ったことを。その延長線上に、今も。
 21日までは砲弾の音はない。演習場に取り囲まれた川瀬牧場で反戦・平和をじっくり考えてみたい。


11年8月12日記
 8月後半の演習通知
 盆踊りの間は射撃はなかった。8日茶内線を経て外出した。時刻は08時32分上風蓮橋を渡ろうとしたら左手で電光掲示板が射撃中を掲示していた。射撃音も聞かずに別海市街に向けて車を走らせた。所用を済ませて帰ったのは15時40分頃。155mm砲の射撃音をこの時間帯で聞いた。10発か15発を撃ったように思ったが16時半にはぴたりと射撃音はしなくなっていた。
 8日から3日間で1235発。1日平均だと400発。これはやかましい射撃音になるだろう。
 9日08時32分、上風蓮橋を北に向けて車で走る。電光掲示板は射撃訓練中を掲示していた。10時頃西牧場に帰る。時々射撃音を聞く。音は大きい。
 10日届いた演習通知。
1.実弾射撃
 期間        時間        砲種等        弾数等
 8月21〜22日 0830〜1630  203mm自走榴弾砲  261
 8月23〜24日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲 1028
            1900〜2200
 8月28日     0830〜1630 120mm迫撃砲      256  
            1900〜2200
 8月29日     0830〜1630  81mm迫撃砲      175
            1900〜2200       
   
         期間には予備日が含まれています。
   
2.航空機を使用する訓練等
 期間 11年8月日16〜8月31日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 5機  中型ヘリ  4機  大型ヘリ 3機 偵察機 2機

 8月後半の演習通知、飛行機の数が多い。ここがいつもと違う。それに終戦記念日、この日も注意したい。


11年8月5日記
 予定通り撃つ
 先月末からの射撃は毎日予定通り撃っている。ただ29日だけはメモを忘れたからか、射撃時間が抜けている。毎朝8時32分頃に射撃が始る。8月に入ってからも4日間で159発という数字では射撃音に慣れている私には大した音ではない。ただしヘリコプターが低空飛行をすると数分間のことであっても嫌な思いをする。
 射撃音に対して可なりの順応性はある、しかし別の騒音に対してまだまだ敏感で、反発する。川瀬牧場上空を低空飛行は許せない、その気持ちが強い。 
 4日09時20分、未だ撃たない、。次は8月8日から11日を飛ばして15日まで射撃予定。射撃演習とは関係ないことだが、その内に団結道路の虎マークのロープの張り直しなどをするだろう。盆踊りの基地散歩の人達に対する警戒だ。業務隊なのか、偵察隊なのか毎夏盆踊りの時期に西牧場周辺で迷彩服を着た隊員を目にする。
 友人が午後の1時前に訪問、久方ぶりに会ったので、色々と世間話を。午後1時10分頃カツンカツンと杭の打つ音が。迷彩服と白生地の繋ぎ服を着た男性5、6人が団結道路に。虎マークのロープを張り直しにやって来たのです。
 道幅きりきりにロープを張られると、車のすれ違うのに困るので早速付いて回ることに。平和池から100mほどの所で追いついたので、早速道幅を広げてもらう。今年の偵察隊、すんなり言い分を認めてくれました。これですれ違いが1000mの区間で3箇所ほどに。ロープ張りの連中は1時間ほどで西の方に帰って行った。
 午後、ヘリコプターは飛んだが、射撃はなかった。これで盆踊り中は射撃音なし。


11年7月29日記
 今週は155mm砲を
 25日からは7日間で511発を、1日で100発足らず、静かな矢臼別なのかな。155mm砲の射撃は8時34分から始った。草刈り機のエンジン音に消されて殆ど射撃音は聞こえなかった。射程が短いこともあって射撃音そのものが小さい、そんな風に思えた。
26日は8時32分から155mm砲を撃つ。いつもの音よりは小さく今日の155mm砲は優しい等と隣のWさんと話した。
 10時半に届いた8月前半の射撃通知には
1.実弾射撃
 期間        時間        砲種等        弾数等
 8月1〜4日 0830〜1630   155mm自走榴弾砲  159
 8月8〜10日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲 1235
 8月12〜15日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲 1691  
            1900〜2200
   期間には予備日が含まれています。
   
2.航空機を使用する訓練等
 期間 11年8月1日〜8月15日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 3機  中型ヘリ  3機  大型ヘリ 2機 大型輸送機 2機

 平和盆踊りの8月5、6、7日は射撃音を聞かないで済む。6日夜は射撃音に替わって花火の打上げ音が。
 15日は終戦記念日。その日に射撃予定が入っている。追悼日であるその日に人殺しの大砲を撃つ。
 転居来、その式典のテレビ放送で射撃音の伴奏が、そういうことが過去に何度かあった。今夏は果たして?
 27日08時32分から155mm砲を撃つ。28日も09時30分頃から撃った。


11年7月22日記
 203mm砲を撃つ
 7月18日、9時11分203mm砲を撃つ。夕刻4時15分頃まで撃った。毎度のことだが、情報部隊が射撃時に西牧場の直ぐの所に野営をする。朝早くから発電機を回すエンジン音が終日続いた。射撃音、夜は聞こえなかった。
 19日、08時30分に茶内線を駅前市街に向けて車で走る。10時過ぎに西牧場に。射撃の始ったのは12時過ぎ。終ったのは16時10分頃。今日は西境界付近からの発電機の音は聞こえなかった。
 三股ゲートで自衛隊の大型トラックに会う。ゲートの開くのは久し振り。ここを通過する時は常に注意が必要。町道茶内線と演習場の北道路が交差する地点だから。
 20日08時31分203mm砲を撃つ。午後も撃ったがいつの間にか静かになった。1日で1000発も撃つことがあって、そういうのに慣らされると4日間で900発は静かな射撃に感じてしまう。夜間射撃もなかった。
 21日、5時55分頃、ドン、と地下から突き上げるような音が。何かを演習場内でやった様に思う。隣に住んでるWさんもその音を確認している。
 今日は音の大きな多連装ロケットを撃つだろう。期待する訳ではないが発射音には要注意。ロケット弾の発射音は203mm砲より大きな音を。そして203mm砲も撃つ予定だ。ところが21日の射撃はゼロでした。
 朝の突き上げるような、ドン、と言う音も自衛隊には関係なく地震ではないか、と。これは隣のWさんから聞いた話。
 予定弾を撃たない。川瀬牧場の住人にとってはあり難い事なのです。が、予定変更の演習部隊、今月14日にも予定の弾を撃たないで持ち帰った話をしたばかり。何かがあったのだろう。語ってはくれないが。


11年7月15日記
 155mm砲を撃つ
 11日08時44分頃155mm砲を撃つ。12日13時から14時にかけてヘリが南側で飛ぶ。射撃はなし。
 13日今日は撃つのだろうな。10時30分頃、急用があって茶内線を街に向けて走った。と茶内線の電光掲示板は射撃準備中とあった。1時間後に矢臼別に帰ったが相変わらず準備中とあった。現在午後13時30分、まだ射撃音はない。
 09時頃西の方で爆破音が聞こえた、でも射撃音は午後の時間帯聞く事はなかった。
 13日午前中に届いた演習通知では7月後半分として次のように。

1.実弾射撃
 期間        時間        砲種等        弾数等
 7月18〜21日 0830〜1630   203mm自走榴弾砲  902
            1900〜2200 
 7月20、21日 0830〜1630 新多連装ロケットシステム  80
 7月25〜31日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲    511
 
   期間には予備日が含まれています。
   
2.航空機を使用する訓練等
 期間 11年7月16日〜7月31日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 4機  中型ヘリ  4機  大型ヘリ 2機

 14日、9時頃業務隊に11日の射撃弾数を問い合わせた。すると16発と教えてくれた。1155発の予定弾を殆ど持ち帰ったことに。11日から13日まで静かだった訳です。撃ちたくて撃ちたくての部隊が撃たないまま帰る。何かあったのだろう。特別理由は訊かなかった。訊いても教えてはくれないだろう。が何かがあった、そう思う。


11年7月8日記
 ロケット弾は心臓に悪い
 1、2日と203mm砲を撃ち、3日は撃たなかった。2日間で308発だと、静かな演習場になってしまう。それだけ慣らされてしまった。
 4日、豪雨は大げさだが朝から勢い良く降水が続いた。それでかどうかは分からないが射撃はなかった。
 5日は快晴。08時31分、ロケット弾を発射。除草作業中だった。心臓が止まるのではないかと思うほどの衝撃音。203mm砲も大きな音を発するが私の最近の感じはこのロケット砲の射撃音が最も煩い射撃音。
 そろそろ撃つゾと構えていると大したことではなくとも、仕事に精を出している時に、この音に襲われると大変です。
 6日は9時前に撃ち始めた。大体発射点は決まっているのでその気になって監視するとロケットの飛翔する姿を見れる。と言っても尻尾から火を噴いて、飛んだ後には飛行雲が見えるだけなのだが。
 音がして10数秒後に飛行体が見えて、弾道の途中と思われる上空で噴射光は消える。その後着弾地付近では音なしです。榴弾砲なら着弾地の炸裂音が又凄い。
 夕刻まで射撃は続いた。ロケット弾、2日間で238発を撃ち尽くしたんだろうな。1発値段、幾らか知らないけど。今日7日はロケット弾の射撃はない。農作業を安心して出来る


11年7月1日記
 7月前半の射撃通知
1.実弾射撃
 期間        時間        砲種等        弾数等
 7月1〜3日 0830〜1630   203mm自走榴弾砲  308 
 7月4〜6日 0830〜1630 新多連装ロケットシステム 238
 7月11〜13日0830〜1630 155mm自走榴弾砲   1155
 7月13日    0830〜1630 対戦車誘導弾         5 

   期間には予備日が含まれています。
   
2.爆破訓練
 期間     時間     砲種等      弾数等
 7月13日 0830〜1630 TNT爆破薬  93.64kg

3.航空機を使用する訓練等
 期間 11年7月1日〜7月15日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 3機  中型ヘリ  2機

 24日、25日と2日間で155mm砲弾は撃ち終り、26日は撃たなかった。29日は予定通り撃った。午前中は街に出たので射撃知らずに。午前11時頃矢臼別に帰ると、電光掲示板が射撃中と。午後は屋外で仕事をした。しかし射撃音は聞かなかった。


11年6月24日記
 東富士演習場で海兵隊が
 22日、8時半頃から9時にかけてヘリコプターが飛ぶ。その後は飛行音も聞こえず静かな矢臼別原野に。今年春先から静かな演習場が続く。3・11震災から本の少し演習の流れが変わったのかも。本の短い間だけ。
 24日から3日間、29日から2日間で1614発の榴弾砲を撃つというのでいつもの喧しい矢臼別に戻るのだが。1日でも静かな矢臼別はありがたい。
 19日の「しんぶん赤旗」によると東富士演習場で104号越え射撃訓練を米海兵隊が18日から始めたという。
 昨年は5月末から6月にかけて矢臼別で104号越えの射撃訓練があった。射撃場を用意して兵隊の移動費用まで我らが血税を使う。これが安保条約の実情なんです。海兵隊がグアムに移転する、海兵隊の住宅を建設する。そんな事をするのは軍事同盟国でも日本だけだという。
 おもいやり予算の延長と考えての外国基地への血税の充当なのか。とんでもないことです。
 海兵隊が沖縄から104号越えで本州や九州、北海道に、来る度に血税を使いやがって、と腹が立つ。兵隊の乗ってくる飛行機代、榴弾砲や車両を運ぶフェリー代金。我らが血税で賄われるのです。
 イラクやアフガニスタンに殴りこんで行った海兵隊の訓練の為に何がかなしうて我らが血税を使わなくていけないのか。
 ここで暮らすとその様なことが良く見えて、腹が立つ。
 

11年6月17日記
 今週も静かな演習場
 10日に届いた6月後半の射撃通知、
1.実弾射撃
 期間        時間        砲種等        弾数等
 6月24〜26日 0830〜1630
           1900〜2200 155mm自走榴弾砲  650
 6月29〜30日 0830〜1630 203mm自走榴弾砲 964
   期間には予備日が含まれています。
   
2.航空機を使用する訓練等
 期間 23年6月16日〜6月30日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 3機  中型ヘリ  3機

3.危険立入禁止場所
 矢臼別演習場現場にて赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊 総務課 
 TEL:0153−77−2231 (内線) 311

 届いた通知では5日間で1614発の砲弾を撃つとある。6月9日からロケット弾を撃った。午前中に撃ち始めるかと思っていたら、午後2時40分頃だった。203mm砲に負けない大きな射撃音を発する。10日も09時過ぎから撃ったが、11日、12日は撃たなかった。
 多連装ロケットシステムもこっそりとは撃てない砲弾です。2日間で119発ですから演習慣れさせられた西牧場の住人には静かな6月です。
 12日わらび採りに西牧場に来た帯広の方は良い所ですと西牧場の生活を感じ入って帰られた。が私は射撃訓練がない時は「本に良い所です、が100デシベルの射撃音のする時は最低の住み処でも」と話しておいた。
 普天間の人たちに比べたら天国のような環境に思います。普天間ではヘリが飛行を始めたら屋内での会話は不可と言いますから。テレビもラジオも聞けないと言うことです。ここはその様なことは無い。
 それにヘリが何時落ちてくるか、と言う不安を感じた事も無い。


11年6月10日記
 西牧場も
 西牧場の境界線がどんな具合かと4日、土曜日に歩いてみた。他でもない東牧場の演習場との境界に打たれたコンクリート杭、その頭は赤いペンキが塗られている。それに添う様に白い杭まで打たれている。
 西牧場もことごとくコンクリートの杭には赤ペンキの印がされていて、今年の春先の仕事らしい。
これ(打たれた杭)に対する川瀬さんの話をすると、私が転居する2年前(1987年6月19日)に囲い込み事件と呼ばれる事象があって、川瀬さんの知らぬ間に業務隊が川瀬牧場周辺に大勢来て、略2m間隔で木杭を打ち込みそれを鉄線で繋いで柵を作り、放牧馬を川瀬所有地に囲い込んだのでした。
 その時から続いた木製の杭は4、5年前から鉄製の杭に換わり、西牧場を取り囲んでいます。
 川瀬さんは今は亡き人、でもこう言った成り行きは書いておかないと伝わらない。普通、境界域を定めるには両者が立会いの上で、合意に基づき実施されると。
 川瀬さんの思いは「勝手なことをしあがって・・・」ではなかったでしょうか。この囲い込みには一寸したこぼれ話があります。川瀬さんがこの時に立ち会ったら起こらなかった事です。
 当時、川瀬西牧場の牧場境界には落葉松が植えられていた。1辺が400mの4角形の農場と想像して下さい。北、東西の3辺には3列の落葉松の植え込みがあった。ただ東側だけは東隣の入植者の境界落葉松が重なっていた。つまり倍の幅で防風林が境界を成していた。
 「俺、植えもしない落葉松が、自衛隊が打った境界杭のお陰で俺の所有になったんだよな」って一度こっきり聞きました。
 半世紀前の入植面積と、現川瀬西牧場の面積を比較する根拠は何も無い。しかし明らかに言えることは東の境界に関して、当時の境界に植えた落葉松の植え込み幅だけ東側に広がったことです。
 幅が6、7mで長さ400mの地面、地代の高いところではびっくりするような話です。立会いで話を進めたらこんなことにはならなっかでしょうに。業務隊はこの事実を知ってるのか。ははは。


11年6月3日記
 高い筈のロケット弾が
 5月27日、駅前市街に居て14時20分頃155mm砲の射撃音を聞く。こんなこともあるんだ、いつも朝の8時半過ぎから射撃音が聞こえるのに。
 28日は8時31分から撃ち始める。そして夕刻はぎりぎりまで撃った。29日、30日は撃たずに終る。
 31日は予定に入っていないので撃つ筈もない。
 遅いと思っていた演習通知が6月1日届いた。6月前半の演習通知。高価なロケット弾が119発も。このロケット弾は我が家の居間から飛ぶのが見える。時間が出来たら篤と監視をしてみよう。
 
1.実弾射撃
 期間        時間        砲種等        弾数等
 6月9〜12日   0830〜1630 新多連装ロケットシステム 119
   
2.航空機を使用する訓練等
 期間 23年6月1日〜6月15日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 2機  中型ヘリ  2機

3.危険立入禁止場所
 矢臼別演習場現場にて赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊 総務課 
 TEL:0153−77−2231 (内線) 311
 
11年5月27日記
 155mm砲を撃つ
 21日9時19分久し振りに155mm砲の射撃音を聞く。この日何発か撃ったが大したことはなかった。22日は終日射撃音を聞かず。静かに日々が過ぎて行く。
 24日09時頃から155mm砲を撃ち始める。畑作業で忙しくカウントを取ることもしなかったが、午前中けっこう連射した。
 25日、午前中茶内線を風連橋まで車を走らせた。車で約10分のドライブです。その帰り道、茶内線沿いに川瀬東牧場に差し掛かると何箇所かにビニールのテープ紐が立木に目印として結わえられている。
 その根元付近にはコンクリートの基礎杭があって赤ペイントでマーキングをしている。東牧場のWさんから境界のマーキングの話は聞いていた。その確認の意味でのドライブでした。確かに業務隊の新たな動きです。
 西牧場周辺も境界として打たれたコンクリート杭を調べてみよう。
 27日、今日は撃つんだろうな。


11年5月20日記
 5月後半の演習通知
 13日郵便で演習通知が届いた。
1.実弾射撃
 期間        時間        砲種等        弾数等
 5月21〜22日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲   16
   24日      0830〜1630 
   27〜30日  0830〜1630 自走榴弾砲        836
 
2.爆破訓練
 期間        時間       砲種等        弾数等
 5月16〜20日 0830〜1630  爆破薬       52.25kg

3.航空機を使用する訓練等
 期間 23年5月16日〜5月31日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 2機  中型ヘリ  2機

 野焼きをやらあないだけで、射撃訓練は実施することが分かった。
 16日、17日と2日続いて西牧場の周りでは大型車両のエンジン音が聞こえる。農作業で忙しく、直ぐ隣で異様な音がしても見に行くこともしない。お隣さんいつもの自衛隊に戻ったよう。
 18日も19日も牧場の西境界近くで大きな車両の走る音がした。何かをやっているのだが、監視はしなかった。 


11年5月13日記
 静かな演習場
 今週もお隣さんが演習場であることを忘れる静かな川瀬西牧場。静かな矢臼別原野、最高です。
 東北の被災地、民間のボランティア多いと聞くけれど、自衛隊にはもっともっと頑張ってもらいたい。こう思うのは私だけではないだろう。ここで煙に消える血税を考えると。
 5月後半の演習通知は届かないけれど。


11年5月6日記
 静かな演習場
 連日屋外で仕事をしている。ヘリコプターも飛ばないので静かな矢臼別が今週も。15日に爆薬10kgほどの爆破訓練です。ここ西牧場から7km余も西方に離れた爆破場ですから、爆破音を聞き漏らすかも。その内に5月後半の演習通知が届くだろう。
 5日11時20分頃、久し振りにヘリコプターの飛行音を聞く。その音が消えたかと思っていると、異様な音が。この音は何だろうと思っていたら霰が急に降り出した。木々の梢に霰が当る音でした。
 川瀬さんが元気だった頃はGWの間に演習場内を軽トラックでドライブしたものです。時には場内を走らないと演習場の変容が分からない、と。もう入らなくなって久しい、最後のドライブは4年前か。
 今週も静かな演習場です。


11年4月29日記
 五月の演習通知は
 4月27日、5月の演習通知は未だ届いていない。何時もなら届いているのに。自衛隊は自己完結型の能力を備えた組織である、は口癖のように語られる自衛隊賛同者の言です。
 だからって訳ではありませんが、この大震災には持てる力を災害復興に尽くすべきではなかろうか。
 演習場で射撃よりも震災3県で瓦礫の収集や仮家屋建設の敷地作りに活躍してもらってはどうだろう。
 そんな事を思う4月末です。今週も静かな矢臼別でした。
 4月28日、10時半頃、演習通知が届きました。
1.爆破訓練
 期間        時間       砲種等        弾数等
 5月15日  0830〜1630  爆破薬          10.45kg

 2.航空機を使用する訓練等
 期間 23年5月1日〜5月15日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 2機  中型ヘリ  2機

 例年とは少し違う演習通知、新年度の始まりです。


11年4月22日記
 今週も静かな演習場
 新聞では自衛隊の震災救援活動の縮小が伝えられている。それと引き換えに例年の如く射撃訓練が繰り返されるのだろうか。その内に演習通知が舞い込むだろうが。
 震災復興の為に増税案を政府が打ち出そうと新聞紙上で賑せている。
 ここで土煙になる砲弾射撃を一年間止めたら、増税等せずとも金は出てくるだろうに。そう1年間、全国の射撃場での射撃を止める。その間、全国のボランテァ共々震災復興に10万人体制を継続する。
 思いつきだが、戦争の為にではなく震災復興の為に自衛隊が持つ全力を投入する。演習場での射撃は一切止めて。
 すると今週だけでなく1年間、静かな演習場が続く。約5兆円の防衛予算、何とか方向転換をする。
 今月だけの夢に終らぬ、年中静かな演習場、そう願いたいのだが。


11年4月15日記
 静かな演習場
 鳴りを潜める演習場、静かです。例年そうなのですが大震災から1カ月余、すべからく自粛ムードの中、演習場もその様に見てしまう。
 煙に消える射撃などは「頑張ろう日本の」間中は勿論、この震災を機会に止めてしまえば良い。借金までして撃つ弾があるのかと言いたい。


11年4月8日記
 届いた演習通知
 4月1日届いた演習通知。射撃訓練は4月中はなし。但しヘリ飛行はあると。これは演習場として開かれた当初からの決まりらしい。
 3月17日からは射撃音を聞かないで、とにかく静かな矢臼別が続きます。戦後最大の天災・人災が発生した3・11と言う日、演習場でも何か変わるのでしょうか。注目したい。


11年4月1日記
 最も静かに過ぎる演習場
 3月の17日以降、射撃音は聞こえない。4月は道が悪くて射撃はお休みと言う。その内に4月の演習通知が届くだろう。
 31日も演習通知は届かなかった。
 4月1日、今日演習通知が届くのだろうか。


11年3月25日記
  静かに時が流れる矢臼別
 3月18、9日は撃つ予定だったが撃った音は聞かなかった。救援活動と射撃訓練に何かを感じたのだろうか。今日は21日原発の瓦礫除去に74式戦車がテレビに映っていた。何とも滑稽な風景です。ヘリによる放水も矢臼別では昨年見かけた風景。自衛隊の出番が多い昨今。
 18と19日の射撃について問い合わせたら、射撃はしなかったと言う。さすがに射撃どころではないと判断したのだろうか。
 そして今日は24日、今日も静かに矢臼別の時が流れる。


11年3月18日記
 津波や原発事故を知らぬげに
 14日、10時30分三股ゲートを川瀬牧場に向かって通過。電光掲示板には射撃中の掲示。11時20頃射撃音。
 15日08時32分射撃音。
 16日08時32分撃つ。午後は1時頃から略10分間隔で1時間ほど続いて射撃した。震災に対する救援部隊もあれば、射撃訓練をする部隊もあって、何とも不思議な思いにさせられる。
 17日午前中、今日は未だ撃っていない。国中救援で血眼と言うのに。何とも違和感の中に。
 
11年3月11日記
 今週も静かに
 4日、5日と朝から155mm砲を撃つ。海兵隊が射撃訓練をする時のような監視行動をしたことはない、転居してからの話。その様な時間を持ち合わせないということです。
 ただ一人でも注意して射撃音を聞いていると色んなことが脳裏に浮かぶ。ここ2日ほどは連射が多いこと。2秒も経たないのに7発も、いや10発かも知れない発射音がする。勿論着弾地からも同じ数の炸裂音がする。
 発射音の数だけ自走砲が待機しているって事です。自走砲が1分間に撃てるのは5発と言う。だから2秒足らずの時間内に10発の発射音は10台の155mm自走榴弾砲が待機している、と。見てきたような事を言うようですが。
 2日から1週間で2750発を撃ち尽す。1発30万とも言われる砲弾を。
 6日、射撃音聞かず。
 7日、10時30分、今日も未だ射撃音を聞いていない。
 8日、09時04分、小さな音が聞こえる。120mm迫撃砲か。その内に155mm砲と見紛う大きな射撃音を。もう随分古い話だが、今の120mm迫撃砲は凄く威力があって、射撃音も大きいと教えてくれた。この日の迫撃砲は将にそうでした。
 9日射撃音を聞かず。10日静かな演習場。今週も静かに1週間が過ぎました。155mm砲弾を平均で1日500発も撃ったのにです。隣り合わせに住んでいても、これです。だから自衛隊の姿が見えない所で住んでいると、自衛隊の存在を忘れてしまうのでは。
 これ老婆心でしょうか。


11年3月4日記
 3月の実弾射撃訓練
 2月26日届いた演習通知。
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 3月2〜6日  0830〜1630 155mm自走榴弾砲   2750
    8、9日   1900〜2200
 3月7〜9日  0830〜1630 120mm迫撃砲       33
            1900〜2200
 3月14〜17日  0830〜1630 155mm自走榴弾砲  57
 3月18・19日  0830〜1630  155mm自走榴弾砲 200
             
    期間には予備日が含まれています。
      
 2.航空機を使用する訓練等
  期間 23年3月1日〜3月31日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 4機  中型ヘリ  2機

 今回届いた射撃通知では1カ月、まとめて訓練通知がされた。以前はなかったことです。1日で約500発を撃ちそうで、2月までの撃ち方とは異なる。喧しい演習場になりそう。
 2日は09時頃から撃ち始める。155mm砲のよう。二重窓を閉め切っていても大きく室内に響く。昨日駅前市街で「101特」の標識を付けた車両に会った。で今日は撃ってる部隊は?と、訊いたら「7特」だと教えてくれた。
 札幌近郊の千歳から来た部隊のようで「5特」と合同した部隊のようです。
 2日は夕刻4時21分まで撃ち続けた。
 3日08時49分、155mm砲を撃ち始める。午後は1時20分まで撃つ続けた。7、10発を連なって撃った。これは自走榴弾砲が連発の数だけ準備されていたことになる。


11年2月25日記
 今週も静かな日々が
 20日は昼間射撃の時間帯をすっかり射撃音の聞こえない場所で過した。撃ったのだろうが。
 21日08時31分に射撃音が。203mm砲にしては音小さい。20日、夕刻「11特」の標識の付いた車両に会う。11特には203mm砲はない。とすると今日の撃ってる部隊は別の隊か。
 22日08時31分、撃つ。「5貞」の標識の車に町道・茶内線で会う。
 23日今朝は未だ射撃音なし。13時06分、大きな射撃音が。
 24日、射撃予定日なのに終日撃たなかった。
 

11年2月18日記
 こっそりは撃てない155mm砲
 11日、演習通知が届いた。といっても郵便でではない。宅配便でだった。最近は宅配便による封書も多くなった。
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 2月16〜19日  0830〜1630 120mm迫撃砲    118
            1900〜2200
 2月16〜19日  0830〜1630 155mm自走榴弾砲 130
            1900〜2200
 2月16〜19日  0830〜1630 多連装ロケットシステム 4
            1900〜2200
 2月20〜24日  0830〜1630 203mm自走榴弾砲  849
 2月26〜27日  0830〜1630 203mm自走榴弾砲  400
            1900〜2200
   
    期間には予備日が含まれています。
      
 2.航空機を使用する訓練等
  期間 23年2月16日〜2月28日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 3機  中型ヘリ  1機

 2月前半までと違って月末の203mm砲は喧しい射撃訓練です。
 2月14日08時38分、射撃音が。音は小さかった、120mm砲か。午後1時40分155mm砲を撃ち始め3時57分に撃ち終わった。3時20分からは4分間隔で10発を撃った。
  155mm砲はこっそりとは撃てない砲のようです。
 15日08時31分、120mm迫撃砲の射撃音がした。小さい音だが部屋の中に居て確認が出来た。16日、09時02分駅前牧場で射撃音をきく。155mm砲だ。15時30分頃茶内線を車で帰る。電光掲示板は点灯していた。
 17日08時17分、上風蓮橋を北に渡る。射撃準備中の電光掲示が出ていた。11時頃上風蓮橋を南に渡る。射撃中の掲示が出ていて、現在15時50分、未だ射撃音が続いている。


11年2月11日記
 今週も静か
 1日から3日までが120mm迫撃砲の5発の射撃予定があった。しかし射撃音を聞くことはなかった。
 14日まで射撃予定がないので今週は全くお隣が演習場であることを知らないで住むことに。しかし駅前に出る時は茶内線で自衛隊車両に時々会う。車で走行中に出会うので車の標識を見極める暇もないが別海業務隊の車両だけは分かる。
 今日は9日、14日からの射撃部隊の車両が周辺で目に出来るかも。その内に2月後半の演習通知が届くだろう。


11年2月4日記
 届いた演習通知
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 2月1〜3日   0830〜1630 120mm迫撃砲      5
 2月14〜15日 0830〜1630 120mm迫撃砲     118
            1900〜2200
 1月14日     0830〜1630 155mm自走榴弾砲   16
            1900〜2200
 1月14日     0830〜1630 多連装ロケットシステム  4
            1900〜2200
   
    期間には予備日が含まれています。
      
 2.航空機を使用する訓練等
  期間 23年2月1日〜2月15日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 2機  中型ヘリ  2機

 3.項、4.項は危険区域と質問の問い合わせ先のことを記している。
 
 28日、午前中は電光掲示板、射撃中の点灯あり。しかし射撃音を聞くことはなかった。29日30日は射撃予定日だったのに掲示板の点灯はなし。31日9時前に茶内線を走って駅前に向かった。電光掲示板は射撃中の点灯あり。
 2月1日、2日、電光掲示板は点灯あり。が射撃音は聞かず。3日、電光掲示板は点灯せず。
 2月も弾数は少ないけれど、断続的に射撃が続くようだ。が射撃音を聞くことはなかった。
 友人からのメール情報では今年の沖縄104号越えの米海兵隊の射撃訓練は矢臼別ではなさそう。しかし共同訓練はあるかもと。


11年1月28日記
 静かな演習場が
 22日、23日掲示板は演習を表示していたが、射撃音を聞くことはなかった。24日電光掲示板点灯表示なし。22日から24日まで射撃音聞かず。静かな演習場が続きます。
 25日、電光掲示板点灯なし。26日、茶内線を午前中車で走るも、何時もの通り静かな矢臼別でした。
 27日、今日もだろう、静かな矢臼別。午後2時頃たまたま東牧場に居たら北の空をヘリコプターが東に向かって飛んだ。射撃がないと本当に静かな矢臼別演習場です。
 28日、撃つんだろうな。120mm迫撃砲は音が小さい。聞こえないかも。


11年1月21日記
 静かな新年が
 16日は電光掲示板、点灯。
 17日、今日は120mm砲の射撃予定日。
 18日、早朝に外出し、帰宅は夕刻。ゲートの掲示板は点灯なし。
 19日、早朝に外出し、11時30分頃帰宅。三股ゲートは射撃中の点灯あり。但し射撃音は聞こえず。
 20日、8時半以降に茶内線で街に出た。が電光掲示板は点灯せず。正午を過ぎて茶内線を通ったが電光掲示板は消えたまま。でも茶内線を駅向けに走る時は自衛隊車両5、6台に会った。


11年1月14日記
 さて今年は?
 予定は1月10日撃ち初め、と言うのかどうか、昨年に続いて10日が射撃訓練の初日です。
155mm砲はこっそりとは撃てない砲です。でも対戦車誘導弾、120mm迫撃砲は時には聞き逃すようなこともある。
 10日は朝早く三股ゲートを通り過ぎたので電光掲示板は点灯していなかった。11日は8時半過ぎに三股ゲートを通り過ぎた。掲示板は射撃訓練の掲示をしていた。10時半頃ゲートを通過時、ポツンと小さな音がした。これが初めて聞いた今年の射撃音。
 今年も静かな監視行動の初仕事となりました。1週間で4発の誘導弾です。それに車で移動中で、三股ゲートを撮影するのに下車したら、一発の射撃音を。貴重な射撃音だったかも。
 牧場の仕事が立て込んでくると監視どころではなくなる。午前中は駅前に出ることが多い新年。訳はピンロクの調教です。
 射撃について12日夕刻駐屯地に問い合わせた。すると教えてくれました。
 10日は撃たなかった。
 11日は撃った。1発のみ。
 12日は撃たず。
 13日、昼間射撃の時間帯に茶内線を車で走ったが、電光掲示板は休んでいた。16日まで射撃予定がされているのでその内に撃つのだろう。
 静かな矢臼別、こんな有り難いことはない。こちとらは射撃音がトラウマになっているから。


11年1月7日記
 射撃は未だ、だが
 防衛大綱とやらを新聞の解説で読むと、矢臼別演習場の行く末に明るさなど何もない。動的防衛力等と言って中国の防衛力と言うか軍拡に対して、軍拡で対応しようとしているからだ。
 北の大地に90式戦車で昔はソ連の軍拡に対抗してきた。そして今度は南西諸島で潜水艦や日本の海兵隊を配備して中国の軍備に対抗しようと言う動きらしい。
 私の軍備に対する抵抗感は子ども時代の悲惨な戦争体験から来る戦争に対する拒否反応だ。もう戦争は嫌だ、そう思った。66年も前のことだ。
 いまNHKが放映している「坂の上の雲」で戦争テレビ劇を時々見る。反戦劇には見えない。このテレビ劇の放映が終ってから、評価されるのだろうが、軍拡を煽るようにも見える。
 NHKの視聴率は結構高い。そして劇中の人物は夫々に特徴があって面白いのだが、司馬遼太郎という作家は大げさな表現をする。
 例えば坂本竜馬を新婚旅行を初めてした日本人などと。勝手なことを決め付けて言うな、と言いたくなる。ついそうなんだ、と思いたくなる。が、騙されない様にしないと。
 話は横道にそれたけれど、自民党以上に軍備を拡大したい民主党政権。しっかり見てゆかなくてはなりません。
 日米同盟の進化などと言う言葉は、益々米国に従属しますというに等しい。憲法9条からすると絶対あってはならない政治です。
 日々生活の場で憲法違反の自衛隊をしっかりと今年も見詰めたい、今年もそんな気持ちで。


10年12月31日記
 新年の演習通知
 26日新年の演習通知が届いた。本年は1月10日から撃ち始めた。新年も次のように。
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 1月10〜16日 0830〜1630 対戦車誘導弾    4
 1月17〜24日 0830〜1630 120mm迫撃砲   75
 1月28〜31日 0830〜1630 120mm迫撃砲   31
           
   期間には予備日が含まれています。
      
 2.航空機を使用する訓練等
  期間 23年1月5日〜1月31日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 2機  中型ヘリ  2機

 3.項、4.項は危険区域と質問の問い合わせ先のことを記している。


10年12月24日記
 23日は降雪の天候
 17日08時42分、榴弾砲を撃つ。18、19日とも08時32分に撃ち始めた。08時半を待ちかねたように撃つ。時間厳守なのです。
 米海兵隊は待ち兼ねるようには撃たない。時間外に撃ったことはないが。
 20日、何時に撃ち始めたか、降雨の中でよく響く射撃音、09時半。21日は08時半に三股ゲートを通過した。電光掲示板には射撃中の表示が出ていた。23日までは撃つ予定になっている。
 22日、08時31分、上風蓮橋を駅前向けに通過する。電光掲示板のは射撃通知を出していた。駅前牧場に着いたのが09時1分。大きな着弾音が駅前でも聞こえた。
 23日は未だ射撃音はない。予定弾を撃ち尽したかどうか。雪の中で訓練をするのかどうか。師走の矢臼別演習場、積雪は25センチか。


10年12月17日記
 2010年に撃たれた弾数
 10日9時過ぎに撃ち始め、夜間も榴弾砲を撃った。
 13、14日は射撃のない日。13日午前中、12月後半の射撃通知が届いた。
 15日、08時40分射撃音が。155mm砲にしては音が小さい。
 16日、08時32分射撃音が。間違いなく榴弾砲。
 下の表は2010年1月から煙となって消えた砲弾の数です
 矢臼別演習場で射撃のために使われた日数は141、撃たれた弾数は25282発、飛行機、ヘリコプターの延べ機数は136機、爆破薬は1813kg。この表では分かりませんが4月の1カ月は完休月です。それに本年は5月6月が米海兵隊が約1カ月好きなように使用しました。
 残念ながら弾の単価が分からず如何程の無駄遣いかを金額ではいえませんが、155mm砲弾が1発30万円とか、203mm砲弾が50万とか60万円とか言われますから、計算してみて下さい。
 撃たれた弾数表
弾の種類 射撃日数 弾数 延べヘリ機数
203mm榴弾 5151
155mm榴弾 17386
120mm迫撃弾 1380
多連装ロケットシステム 229
新多連装ロケットシステム 650
爆破薬       kg 1813
203mm弾空砲 73
105戦車砲 空砲弾 198
81mm迫撃砲弾 144
対戦車誘導弾 71
ヘリ(大、中、小)数 136
合計数 141 25282 136 1813
 
 11日、届いた12月後半の射撃通知
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 12月16〜23日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲   605
    
  期間には予備日が含まれています。
      
 2.航空機を使用する訓練等
  期間 12月16日〜12月28日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 2機  中型ヘリ  2機


10年12月10日記
 8日は69年前の宣戦布告日
 7日、多連装ロケットシステムの射撃が予定されている。朝から雨模様。屋外作業は休んで終日居間で。14時10分頃大きな音と火を噴いて飛行するロケット弾を見る。
 南東の樹林の頂から火の玉が見えて、5秒程火を噴いて飛び、15秒位してドカン、と音が聞こえる。この時、窓も揺れるし食器の擦れる音もする。16時になった。ロケット弾の発射もしなくなった。
 12月後半の演習通知が未だ来ない。届いたら、本年の弾数等を集計してみたい。
 8日は10時半頃、茶内線経由で川瀬牧場に帰った。9時10分頃からロケット弾を撃っているのを駅前地区で聞いた。帰り道は南向けに走るので撃つたびに火を噴いて飛ぶロケット弾がよく見えた。
 9日、今日からは155mm砲も加わるのか。13時だが未だ撃たん。今日は強風の関係で撃たないのかも。三股ゲートで”304観中”の標識を付けたトラックに会う。これは宮城県から来た自衛隊のトラックだ。遠路はるばるの演習です。


10年12月03日記
 今週も静かに
 土曜日に届いた演習通知。
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 12月2・4〜5日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲    4
 12月3〜5日   0830〜1630 新多連装ロケットシステム   40
 12月7〜12日  0830〜1630 新多連装ロケットシステム   80
 12月9〜12日  0830〜1630 155mm自走榴弾砲  487
            1900〜2200
 12月15日     0830〜1630 155mm自走榴弾砲  80
   
  期間には予備日が含まれています。
      
 2.航空機を使用する訓練等
  期間 12月1日〜12月15日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 3機  中型ヘリ  3機

 11月26日は雨の降る中、10時過ぎからポツン、ポツンと撃った。27日も08時50分からポツン、ポツンの感じだった。そして夜は19時44分から撃った。これを外に出て確かめることはしなかったけれど、撃ったのは照明弾だと思う。着弾地からの着弾音が聞こえなかったから。撃ち終わったのは21時32分頃だったか。弾数は70発以上だった。テレビを観ながら着弾音をカウントしてみた。
 28日は08時32分から撃った。散発だった。29日10時30分頃撃つ。月末に撃っているのは155mm砲だ。
 30日、撃つのかな?撃たなかった。正午頃我が家に訪問客が。
20年も前からの友人がエーコさんのお悔やみに夫婦して寄ってくれたのです。
 色々話をしていて、先日は砲弾の音が喧しかったですねぇ、と。この人の住い、ここから優に30kmは離れている。その人が照明弾の音が喧しかったと。
 天候、風の向き等で遠くにいても射撃音には困っているようです。
 今日は12月1日。射撃のない日です。2日、08時36に撃った。その後射撃音を聞かなかった。変則的な訓練です。そう思えてならない。


10年11月26日記
 今週も静かに
 21日10時45分、射撃を始める。朝は遅くから撃ち始めたが、夕刻は撃ち終わったのが16時29分。刻限ぎりぎりまで撃った。
 22日朝は9時29分から155mm砲を撃つ。午後は撃たなかった。
 23日正午前に茶内線を通ったが、電光掲示板は点灯していなかった。帰り道は午後の5時頃、勿論電光掲示板は点灯なし。射撃予定の日だったが射撃はなかったよう。
 今日は25日、12月の演習通知が届くのでは。通知が届いたら今年の撃った弾数を合算してみなくては、そう思っている。しかし演習通知は届かなかった。
 明日26日から30日までは155mm砲を撃つだろう。それにしても静かな演習場、ありがたい事です。
 26日朝、6時頃からよく降る雨。そして撃ったのは10時12分。155mm榴弾砲。10時24分、2発目を撃つ。静かに思います。


10年11月19日記
 静かに今週も
 14日、08時59分榴弾砲の音がする。203mmか155mmかは識別できず。15日、08時34分撃つ。16日、08時34分撃つ。17日、08時34分撃つ。155mm砲か。午後2時頃だった、南側から人の声が、演習中の自衛隊員の声だ。こちとら畑に堆肥を持ち込み中で監視どころでなかった。何をしている声だったのだろうか。大きな人を呼ぶ声が。今日撃ったのは120mm砲だったのか。今夜は夜間射撃をするのだろうか。
 18日、この日は撃たなかった。午後2時頃ヘリコプターが牧場の南側を飛んだだけ。
 今回のような弾数だと少ない方なので静かに感じる。随分慣らされたのですねぇ。でも悪いものは悪いと言わんとねぇ。これからも。
 

10年11月12日記
 今週は三股ゲート開きっ放し
 6日朝外に出たら、西隣が騒がしい。重量車両が終日走り回った。
 7日昼間、重量車両の走行音が西隣で聞こえる。射撃こそないが、何かをやっている。
 8日、所用があって朝から駅前市街に出た。矢臼別に帰ったのは10時半頃でした。三股のゲートは5日の金曜日から開きっぱなし。見張りもいない。こんな時、茶内線の通行は要注意。
朝も注意してゲート前を通過したが、帰り道でも注意して。
 ゲート内側にトラックが2台停まっていて、直ぐの道路わきで作業をしている。どうやら排水升の掘り下げらしい。20人位の隊員が群がって仕事をしていた。
 業務隊の道路管理の仕事らしい。ここから西牧場までは車で7分間の道程、三股ゲートを離れる。信号のない交差点は注意しないと。
 10日も所用で街に出た。帰途、12時前に三股ゲートを通り過ぎたが、ゲートは開きっ放し。守衛もなし。一昨日作業をしていた道路の排水升を覗いたら満水になっていた。その内にジープが通り過ぎたが、誰何するでもなく西の方に走り去った。
 
 10日昼前に届いた演習通知
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 11月16〜18日 0830〜1630 203mm自走榴弾砲    61
 11月16〜18日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲   82
 11月16〜18日 0830〜1630 120mm迫撃砲     152
             1900〜2200
 11月21〜23日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲 930
 11月26〜30日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲 766
             1900〜2200
  
  期間には予備日が含まれています。
      
 2.航空機を使用する訓練等
  期間 11月15日〜11月30日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 3機  中型ヘリ  2機

 項目の3.には危険立入禁止場所が記載され、門扉を閉鎖して、警戒員配置等と書いているが、今週は5日から三股ゲートは開きっ放し。何とも杜撰なことか。その気なら演習場内をドライブできる。


10年11月5日記
 静かな演習場が
 10月30日、31日と朝から激しく203mm砲を撃った。外に出ることも無く居間で手仕事をしていたが喧しいこと喧しいこと。
 今日11月1日、射撃音朝からせず。午後外出するも電光掲示板は消灯していた。
 11月2日、09時頃電話で1日の射撃を問い合わせると、射撃はしていないという。私の思い違いではなかった。
 1日は終日雨が降っていた。雨降りだから射撃をしなかったではなく、31日に予定の弾を撃ちつくして1日は撃たなかったと推量します。後は14、5日まで射撃予定はない。
 2日1430頃爆破の音が西から聞こえる。16時45分頃にも爆破音が。もう回りは暗闇だが。最後に聞いた音が爆破音なら時間外の爆破だ。
 外国が攻めて来る攻めてくる、で毎年撃たれる射撃訓練、外交で上手くやって軍事費をゼロに出来ないのかのう。民主党は自民党と全く同じやなぁ、防衛政策が。いや思いやり予算は積み増しとか。馬鹿なことを。
 静かな演習場が平和の証なんだがなぁ。予定弾を撃つことに一所懸命に見えてならない。


10年10月29日記
 監視は出来なかったが
 24日08時32分、203mm砲を撃つ。25日も撃った。この朝の発射音は小さくて室内では発射音が聞き取れないくらい。それで窓を開け放つとようやく聞き取れた。着弾音が凄く響く。
 今どこから来ている部隊が撃っているのかと問い合わせたら、第1特科群の部隊らしい。北千歳だ。
 先週も書いたが真っ暗闇の02時半に大きな射撃音をさせたり、重量車両を暗い時間帯に走らせたり、実戦さながらの訓練をしている。素人の町民に、そう思わせる訓練です。
 問い合わせても満足に答えようともしない。
 昨日26日は102特ー2の標識のトラックが、火薬を表示した敷布を荷台につけて駅前市街を走っていた。一見、火薬類を搭載したトラックだと分かった。203mm砲を持っている部隊です。
 私だけではない、周辺住民は現訓練を何時もとは違った感覚で見詰めています。変わった事をすると、人は直ぐ分かるようです。
 お隣のWさんも変わったことがあると、直ぐ教えてくれる。直線で1km程離れていると結構分からないことが多い。西牧場の西隣で走り回る車両の姿が東牧場では分からない様に。
 28日、終日牧場の西隣から発電機のエンジン音が聞こえた。見に行くこともしかったが、何かをやっている。

 26日届いた演習通知
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 11月1日 0830〜1630  120mm迫撃砲        44
 11月1日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲    132
 11月1日 0830〜1630  203mm自走榴弾砲    165
 11月14〜15日 0830〜1630  203mm自走榴弾砲  61
             1900〜2200 
 11月15日     0830〜1630  120mm迫撃砲    58
             1900〜2200
 11月15日     0830〜1630  155mm迫撃砲    12
             1900〜2200
 
  期間には予備日が含まれています。
      
 2.爆破訓練等
 期間        時間       砲種等        弾数等        
 11月1〜2日 0830〜1630 爆破薬        86.8kg
 11月5〜13日0830〜1630 爆破薬        20.9kg
 
  期間には予備日が含まれています。

 3.航空機を使用する訓練等
  期間 11月1日〜11月15日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 3機  中型ヘリ  2機
  
  年末も近づいた、予算の使い切りを思わせる弾薬消費と思うのは下種の勘繰りだろうか。


10年10月22日記
 射撃はなくとも
 15日、静かな演習場などと書いたからか、この日の155mm砲は喧しかった。曇天だったからか、とにかく酷い音になった。
 駅前で聞いた話、17日、18日と射撃音が酷かったらしい。私もこの2日は酷いと思ったが、19km離れた市街でも同じだった様。
 19日、08時32分から撃つ。
 20日09時、街に出る。電光掲示板は点灯なし。今日から23日中は射撃はない。街から帰ったのは16時頃、西の境界線の方から人の声が聞こえる。何かをしているのだろうと西境界まで行ったが200mほど先にトラックが見えるだけ。落葉が半分ほど終ったドングリの隙間に白い物が見える。
 今まで無かった物だ。それは民有地につき立入禁止の真新しい金物の立て看板でした。何時立てたのか知らない間に立った看板、川瀬牧場の存在は凄い、そう思いました。
 川瀬西牧場の境界線からの西域は射撃訓練にとっては可也有効な位置らしい。射撃訓練には情報部隊が付きもの。その部隊が何時も陣取るようです。
 21日04時10分、外は真っ暗闇、ピリカ台の辺りから大型車両の走行音が聞こえる。射撃はなくとも演習をしている。
 22日、02時31分何故か目覚める。そしたら射撃音が10発ほど聞こえた。深夜に聞こえる機関砲の音か。夜中に、気温も零下だろうに。少し起きていたがその後は射撃音は聞こえなかった。
 今月末の射撃日の4日間は注意して監視をしてみようか。下旬は忙しい時なのだが。


10年10月15日記
 10月後半の演習
 8日付の演習通知が届いている。
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 10月16〜19日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲 2110
             1900〜2200
 10月24〜25日 0830〜1630  203mm自走榴弾砲  437
 10月30〜31日 0830〜1630  203mm自走榴弾砲  579
             1900〜2200 
 10月30〜31日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲  528
             1900〜2200
 10月30〜31日 0830〜1630  120mm迫撃砲     110
             1900〜2200
 
  期間には予備日が含まれています。
      
 2.爆破訓練等
 期間        時間       砲種等        弾数等        
 10月16〜21日0830〜1630 爆破薬      1229kg

 期間には予備日が含まれています。

 3.航空機を使用する訓練等
  期間 10月16日〜10月31日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 3機  中型ヘリ  2機

 何時もの演習通知だが月の後半は騒がしくなりそう。
 10日は射撃音が殆ど聞こえなかった。どうしてか静かに思える演習場、そう思う日が多い。良いことなのです。ここに住む住人にとっては。これ以上の事は無い。16日〜19日は喧しくなるだろう。100デシベルを、いや90デシベルを超えると馬だって騒ぎ出す。私もだ。そんな事のないように。
 11日、今日も射撃音が聞こえなかった。撃つ予定日なのに。ただヘリコプターの飛行音は時々聞こえた。
 12日、今日も撃ったのだろうが知らぬ間に、そして夕刻、ヘリが飛んだ。
 13日08時32分撃った。155mm砲だろう。家に中で聞くからか、喧しいと思ったことがない。
 最近思うことだが、夏以降激しい射撃音を聞かない。静かな矢臼別が続きます。
 住人にとっては有り難い事なのです。普天間のことを聞くたびにそう思う。
 14日、08時32分155mm砲を撃つ。静かで有り難いなどと書いていたら13時25分頃からドカン、ドカンと続けて撃ち出した。そして国会中継の間、この射撃が続いた。最後の射撃は16時24分。久しぶりにここは演習場に取り囲まれている、ってことを。


10年10月8日記
 メモも取っていないが
 10月1、2、3日と射撃音を聞かない。撃ってるのだろうがなあ。
 4日、今朝は土砂降りの雨が。
 5日、射撃音はしなかった。ただし牧場南側で車両の移動音が時々聞こえた。とは言えこれくらいだと静かな演習場です。
 6日、08時35分155mm榴弾砲を撃つ。撃つ弾が少ないと静かで好い所です。今日も静かでした。
 7日、08時57分、155mm砲を撃つ。かなりの数を撃ったがカウントなどはしなかった。毎度のことだが。今週は菜園で日中、仕事をすることが続いたけれど、比較的に静かな矢臼別でした。


10年10月1日記
 届いた演習通知
 25日10月前半の演習通知が届いた。
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 10月1〜5日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲   58
 10月6〜8日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲  853
 10月6〜8日 0830〜1630  37mm縮射弾       99
 10月10・12日0830〜1630  96式多目的誘導弾    3
 10月11〜12日0830〜1630 155mm自走榴弾砲  321
 10月11〜12日0830〜1630 対戦車誘導弾       20
 10月13〜15日0830〜1630 155mm自走榴弾砲 1638
            1900〜2200
  期間には予備日が含まれています。
      
 2.爆破訓練等
 期間        時間       砲種等        弾数等        
 10月12〜15日0830〜1630 爆破薬       72.45kg

 期間には予備日が含まれています。

 3.航空機を使用する訓練等
  期間 10月1日〜10月15日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 4機  中型ヘリ  2機
 
 3.危険立入禁止場所
  矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 射撃がないと静かな矢臼別。射撃音が聞こえるとイヤーナ気分になる。10月はいろんな砲を撃つようだ。
 28日08時47分、155mm砲を撃つ。今日は雨降り。ぽつん、ぽつんと忘れ時に射撃音がする。29日08時37分、155mm砲を撃つ。今日は朝から快晴。時たま撃つ程度。
 30日、朝から155mm砲を撃つ。時たまに撃つ感じ。午後3時半、9月はこれで射撃は終わりか。


10年9月24日記
 18、19日は射撃演習なし
 18日静かな1日だったので通知を見ると、18、19日それに25〜27日も射撃訓練がない。射撃訓練がない日はお隣さんが何なのかを忘れてしまう。
 20日09時25分、155mm砲を撃つ。夕刻撃ち終わったのは16時27分。
 21日10時03分、155mm砲を撃つ。夕刻16時過ぎにも大きな射撃音が。
 22日08時37分、155mm砲を撃つ。午後は撃たなかった。
 23日11時31分、155mm砲を撃つ。今夜辺り、夜間に撃つのかも。最近は20時から22時の時間帯は寝ていることが多い。農作業の疲れの所為か眠っている。白川夜船の方が救われるが。19時35分から21時過ぎまで照明弾を撃った。

先々週届いた火薬実験のあることを通知のままに掲載します。
 
平成22年度 火薬類保安技術実験について
経済産業省原子力安全・保安院による「火薬類保安技術実験」が矢臼別演習場で行われますのでお知らせいたします。 

1 火薬類保安技術実験の目的
 火薬類保安技術実験は、火薬類による災害を防止し公共の安全を守ることを目的とした火薬類取締法を、適切、かつ確実に施行するため、火薬類の製造、貯蔵、消費等に係る保安技術基準を策定するために行っている。
 このため、昭和36年以来、民間の事業所や試験研究機関では実施できない爆破実験を陸上自衛隊の協力を得て行っており、この実験で得られた科学的データは火薬類取締法の技術基準の見直しに反映されるとともに、工室及び火薬庫設置の際の特則承認等の根拠データ、火薬学の研究上の資料及び事業者における保安指針などに広く活用されている。
 平成22年度は、より幅広い地理的条件に対応できる地下式火薬庫の技術基準を作成するためのデータ収集及び爆発飛散物に関する実験を行い、基礎データを得ることとしている。

2 実験期間  平成22年9月25日(土)〜10月4日(月)

3 矢臼別演習場爆破訓練場

4 実験概要
 @地下式火薬庫に関する実験
   新たに検討を行う地下式火薬庫ついての安全性データを得るため、1/4、1/6スケール程度  の地下式火薬庫モデル使用した爆発実験を行う。
 A飛散物に関する実験
   爆薬で発生する飛散物に関して基礎的なデータを収集する。コンクリート壁からの飛散物に  ついて、破壊状況の確認、飛散物の悲惨状況を調査する。

5 スケジュール
 9/25(土) 準備
 9/26(日) 準備
 9/27(月) 準備・実験会議
 9/28(火) 11:00地下式火薬庫に関する実験 C-4  78kg
         14:00飛散物に関する実験     EMX   2kg
 9/29(水) 11:00地下式火薬庫に関する実験 C-4  78kg
         14:00飛散物に関する実験     EMX   4kg
 9/30(木) 11:00地下式火薬庫に関する実験 C-4  23kg
         14:00飛散物に関する実験     EMX   10kg
 10/1(金)11:00地下式火薬庫に関する実験 C-4  23kg
         14:00飛散物に関する実験     EMX   20kg
 10/2(土)11:00地下式火薬庫に関する実験 C-4  23kg
         撤収・清掃
 10/3(日)予備日
 10/4(月)検収

 *・EMX:ェマルションタイプの含水爆薬
  ・Cー4:コンポジションC-4爆薬(RDX-91%+可塑剤-9%)
  ・実験は天候条件に大きく影響されるため、実験項目の変更があり得る
  ・実験は、8:30〜16:30までとし、この時間帯以外では行わない。

 以上が先々週届いた火薬実験の内容です。演習場の西端に位置する爆破訓練場で行うと言う。川瀬西牧場から15kmほど離れている。だから実験の音は聞こえないかも。


10年9月17日記
 備えあれば患いなし
 小泉元首相が国会で発言したのを覚えている。自衛隊をこの上なく強力にして何かの時に備える言葉だったと思う。中国の思想家の言葉、と辞書に。
 10日、午後市街に出た。茶内線の路側で塹壕の様を見届けようと車から降りてその辺りを見回したが、塹壕らしき物が何もない。ああこれは上手に埋め戻した、と思う跡が。何とも労力の要る演習であろうか。
 その内に総合戦闘力演習も終ろうから、再度改めて塹壕後を見てみたい。
 昔から塹壕は掘られている。特に思い出すのは1954年の・ディエンビエンフーの戦い 
 フランスがベトナム共和国軍に破れた戦で、塹壕が勝利を呼んだと新聞が伝えたことを覚えている。それに同じくベトナムがアメリカ軍を破ったのも塹壕、いや地下道の戦だったとも。だから今回塹壕を掘ったことを笑う積りはない。
 それにしても今の日本にどこの国が侵攻してくるのだろうか?。 そして塹壕は必要なのだろうか。もうそんな時代ではないと思ってしまう。
 掘った塹壕を埋め戻していたと書いたが、何と丁寧なことか、自然を慮ることか。そんなことなら端から掘るなと言いたい。(11日)
 12日朝9時から155mm榴弾砲を撃つ。午後は120mm迫撃砲を撃った。
 13、14日8時半過ぎから射撃始る。総合戦闘力演習は終ったらしい。音の騒がしさから言うなら、今回の戦闘力演習は静かに終りました。
 先にも書いたが、13日午前中茶内線横の(西隣)塹壕跡を見てきたがこんなに丁寧にと思うほどに埋め戻していた。将に訓練でした。


10年9月10日記
 塹壕を掘った
 先週は写真を撮らなかった。が随分と原野の中に塹壕を掘ったものです。総合戦闘力演習とはよく言ったもので、と驚きの眼でちょいと塹壕を見物した。(3日)
 6日も午後駅前に出て、14時30分頃茶内線を経て矢臼別に帰った。途中上風蓮橋から三股ゲートまでの右側で塹壕を掘る自衛隊員30人ほどを目にした。通り雨の降る中を戦闘力演習です。ご苦労さん。
 6日夜、平和新聞、北海道版を読んでたら、次のようなことが書かれている。総合戦闘力演習について質問をしたが前日、19日に回答拒否、その後一切答えずと。
 1万5千人の隊員が動員されている訓練ですから生半可ではない。色々質問して当たり前です。それに対して回答せず、8月20日以降も何も答えず、とあります。
 北海道新聞の報道では北海道に侵攻した敵国地上部隊を想定し戦車やヘリコプターを駆使した防御、攻撃の実践訓練を行う。9月14日まで。各部隊は実弾を使用せず、と。
 7日夕刻、4時過ぎに茶内線路側に行く。東牧場から上風蓮橋まで出て折り返し帰った。どうやら茶内線路側での塹壕堀は終った模様で、一部塹壕は埋め戻していた。これからは攻撃の実践訓練で、どのような訓練になるかさっぱり分からないけれど、目にふれたままをリポートしましょう。
 具体的に報道がされないので、目にふれることで想像するしかない。農作業をしながら監視行動をすることに。
 8日、西牧場では静かに時は流れる。9日、6時30分頃外に出て、農作業を。牧場西側で車の走行音がする。特に騒がしいこともなく静かな矢臼別。
 午前中、11時過ぎだったか業務隊に現在演習情に入っている部隊名を訊いたら真駒内から来ている11旅団で約2000人ほどという。射撃訓練があって撃つことがないと静かな矢臼別です。
 9日午前中に9月後半の演習通知が届く。
 
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 9月16〜17日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲  370
           1900〜2200
 9月16〜17日 0830〜1630  120mm迫撃砲     183
 9月20〜24日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲  1832
           1900〜2200  
 9月20〜24日 0830〜1630   37mm演習弾      99
 9月28〜30日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲   28

期間には予備日が含まれています。
      
 2.航空機を使用する訓練等
  期間 9月16日〜9月30日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 2機 
 
 3.危険立入禁止場所
  矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 平成22年度の火薬類保安技術実験については次週に掲載します。


10年9月3日記
 届いた演習通知
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 9月12〜15日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲 1028
            1900〜2200
 9月12〜15日 0830〜1630  120mm迫撃砲     498
  期間には予備日が含まれています。
      
 2.航空機を使用する訓練等
  期間 9月1日〜9月15日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 5機 中型 4機
 
 3.危険立入禁止場所
  矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。
 
 27日8時52分頃、牧場の北の方向で機関砲のパンパンという音が。これは空砲らしいが、気味の悪い音だ。20分ほど続いたか。午後3時頃茶内線を走って上風蓮橋から三股ゲートまでを通過した、林の中に10数人の自衛隊員が突っ立って居て何か話を聞いていた。異様な風景でした。かつての川瀬さんの散歩道側は塹壕堀で賑やかです。川瀬さんは毎日散歩していたので、今これを見たら何て言うだろうか。???。
 28日の郵便で9月前半の演習通知が届く。確かに射撃日数は少ないが、戦闘力演習が前半に組まれていて演習場はフルに活用されている。
 30日午前中、ピリカ台の近辺が騒がしい。それに時々草刈り機の音が牧場の西側から聞こえる。
 31日、06時30分頃、ピリカ台の方から大きな車両音がする。この時間帯何時もならネットで新聞を読んでいる時間、睡眠不調で仮眠中だったが、この車の走行音で目を覚ます。戦闘力演習、色んなことを遣っている様だ。08時10分頃からドスンという発砲音が時々、9時頃には機関砲の音が、戦場を思わせる空気だ。西境界付近で車両の走行音が凄い。
 1日も2日も西牧場の周辺は車両の走行音が絶えない。


10年8月27日記
 
 19日午後2時42分頃、ピリカ台近辺で重車両の走行音が。これは想像だが、キャタピラー付きの車両ではないかと。30分ほどは続いた。射撃はしなくとも色んなことで戦争ごっこをしているのだろう。ネットによると北方訓練が23日から始るらしい。札幌方面でのことか。
 20日も10時頃だが、ピリカ台の辺りから車両の走行音が聞こえる。
 
北方、23日から総合戦闘力演習 陸自北方主催の初の方面隊総合戦闘力演習「玄武2010」が8月23日から9月14日まで、北海道大演習場(千歳・恵庭)、矢臼別演習場、上富良野演習場、札幌駐屯地などで隊員1万5000人、戦車約120両、野戦砲約40門、航空機約50機が参加して行われる。
  北方が保持する第一線から後方までの主な部隊の練度を総合的に向上させることが目的で、千葉徳次郎北方総監を統裁官に、参加部隊は北方総監部、2、7師団、5、11旅団、1特団、1高特団、北海道処などのほか、1空挺団、1ヘリ団、中央特殊武器防護隊、空自戦闘機などが参加、8月23日から9月5日までは侵攻する敵に陣地を構築して備える「防衛作戦準備(実動演習)」、9月11日から同14日までは侵攻してきた敵に対する「攻勢(攻撃)作戦(実動演習)」をそれぞれ演練する。

 
 北方以下上段までの文はグーグルニュースからの転載です。訓練日程が込んでおりとはこの事だったのか。
 射撃はしないが演習場の中では重車両が走り回っていますし、西牧場の西境界線付近も人の声が聞こえたりします。(19、20日)
 21日、06時頃牧場西境界線に行く。6時頃が野営の昼間作業の開始なのか、ピリカ台に通じる道に沿ってチエンソーのエンジン音が初めは数箇所と思ったが、方々から聞こえてくる。それに大型車両の走行音も南の方から。但し隊員の姿は確認できず。こちらは30分ほど散策して自宅に帰る。
 22日、午後の2時から5時まで屋外で仕事をする。その間、西の方からチエンソーの音が聞こえた。総合戦闘力演習の準備なのか?夕刻にはヘリが飛んだ。
 23日午前中、東牧場から茶内線を使って街に向かう。三股ゲートから上風蓮橋ゲートまでの間で自衛隊員の姿を視認。町道の直近で塹壕を掘っているようだ。これが総合戦闘力演習なのか。少し気温が下がったとは言えご苦労なことだ。1万5千人の隊員が動員されている演習、矢臼別での動きは静かな感じです。チエンソーの音や時には草刈り機のような音がする。時たま喧しいヘリの飛行音も。
 24、25日茶内線を車で出入りする。道路の西側は塹壕堀で隊員は大童です。矢臼別演習場には隊員がどれ程入っているか知らない。が終日西牧場ではチエンソーの音や草刈り機の音が聞こえる。想像だが、塹壕堀で大変なのだろう。ご苦労さん。


10年8月20日記
 16日からは開店休業の演習場
 14日朝9時29分撃つ。15時15分頃、再び撃ち始める。どうも着弾地からは炸裂音がない。これは榴弾砲ではない。ようやく1発だけ飛行を確認したロケット弾だ。15時28分頃にも5発か6発撃った。これらは皆飛行物体を確認した。発射音を聞いて15秒くらいすると南の樹頂から飛び出して視認できる。今日の射撃は多連装ロケット弾だ。
 15日08時32分、新多連装ロケット弾を撃つ。今日は第2次大戦の終戦記念日。自衛隊には終戦記念日は我関せずのようです。憲法に違反する省ですから、することも違反だらけ。
 今日は雲が低くて飛行は確認できないが、撃ってるのはロケット弾のよう。この弾は着弾音が聞こえない。
 16日は予備日だ。撃ちのこしがあると撃つ日。電光掲示板には表示はないし、15日に予定弾を撃ちきった様だ。
 開店休業は大いに結構なのだが、「訓練日程が込んでおり、このときに撃たなければならない状況にある」このセリフが気に食わない。原爆慰霊式典の日や終戦記念日に撃たなくとも、現に8月後半には日程はゼロ状況。もし経費縮減なら射撃を止める事こそ最高の遣り繰り。
 将軍様確りして下さい、と言いたい。でたらめを言って誤魔化さないで欲しい。何故将軍様か、北部方面総監職とは昔の呼び方で言うなら大将の位とか。自衛隊では偉い人なのです。
 

10年8月13日
 8月後半は射撃ゼロ
 8月9日、今日は08時30分から16時30分までが射撃予定となっている。昼間駅前に出ることがあって茶内線を走った。電動掲示板には射撃中が表示されていた。
 午後2時半頃から昼寝をした。隣のWさんに夜7時頃射撃のことで問い合わせたら、午後の3時頃に203mm砲を撃ったと言う。寝込んでしまったら、こっそり撃てない203mm砲も白川夜船になってしまうのですねぇ。
 8月6日8時32分、203mm砲がドッカーンと射撃を。テレビでは菅首相が原爆慰霊式典で挨拶の最中でした。
 矢臼別平和委員会はこの日午後2時に別海駐屯地に出向いて抗議文書を手渡しました。短く言うと平和式典の日に射撃をするとは何事かと。
 その後の委細は知りませんが、9日は昼寝をするまでは撃っていなかったのです。それで6日の抗議文手渡しに期待をしたのでした。白川夜船では話にならないので、隣のWさんに問い合わせたら3時半頃から4時過ぎまで撃ったと言う。
 抗議に対する答えは、かえるの面に小便でした。でもこれが時速四キロの平和運動なのかも。ジンワリコツコツ歩を進める。
 10日は朝早くから牧場の西側で車両の移動音が。10時半頃西境界付近に行くと、車が2台ほど停まっていて、100m内に発電機のエンジン音も。迷彩服の隊員も。
 そして夕刻、18時を挟んで約45分ほど機関砲をパンパン・・と撃った。何とも不気味な夕刻になりました。
 11日、朝7時半、西の境界付近から発電機のエンジン音がする。昨夜は野営をした模様。10時10分、未だ射撃はしない。
 12日、朝5時過ぎから外に出ているが西の境界付近から今朝も発電機のエンジン音が聞こえる。昨夜も野営をしたよう。そして9時28分射撃をした。

 10日、8月後半分の演習通知が届く。
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 8月16日   0830〜1630  203mm自走榴弾砲 229
 8月16日   0830〜1630  新多連装ロケットシステム   225

   上記は8月9〜12及び8/14〜15の射撃予備日で弾数は期間分の総数。   
 2.航空機を使用する訓練等
  期間 8月16日〜8月31日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 6機 中型 5機
 
 3.危険立入禁止場所
  矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。
 
 毎度の演習通知です。が少し説明を付け加えます。
 8月4日に撃った榴弾砲は西牧場の住人が大いに困った。6日の射撃は広島の原爆慰霊式典の日で菅首相の挨拶に伴奏射撃だ。何ともチグハグナ伴奏ではないか。その射撃に対する矢臼別平和委員会の抗議に対する答、これが腑に落ちない。
 北部方面総監曰く、「訓練日程が込んでおり、このときに撃たなければならない状況にある」と。
 撃ってほしい訳ではないが、8月後半の射撃はゼロです。その気になれば6、9、15日は射撃音を出さなくとも過せる。何ともトンチンカンなことをいう北部方面総監。
  

10年8月6日記
 4日の203mmには参った
 31日、08時43分、203mm砲だと思う射撃を始める。数が少ないと自ずと静かな演習場です。夕刻遅くまでピリカ台近辺で車両の走行音が聞こえた。
 8月1日、今日からは状況は一変する筈です。203mm砲かと思ったが155mm砲、08時31分から撃ち始めた。
 2日は08時40分、ピリカ台近辺から撃ち始める。特に監視をする訳ではないが、終日ピリカ台近辺から射撃を続けた。
 3日、08時31分、西牧場の西側から射撃音。朝6時頃からピリカ台付近から車両の走行音。
09時40分頃、牧場南側から連続射撃音を。2分間で5発又は6発のペースで撃っている。
 4日、9時頃心臓がショックで止まるような射撃音を。ピリカ台の近くで155mm、203mm砲を撃たれると西牧場の住人は困る。電話で午後問い合わせたら、上富良野から来ている部隊が撃っていると言う。午後は川瀬牧場から東の北のJ点から撃っていると言う。そこから聞こえる音は大した音ではない。
 9時頃に撃ったのは確かに牧場の南側からだ。榴弾砲が着弾地で炸裂する度に、流し台の食器が擦れ合う音が。
 5日、08時31分、射撃開始。203mmと新多連装ロケットシステムの射撃とある。後者はよく見ていると火を噴いて飛行するからよく分かる。未だ撃っていない、と思う5日分。このロケット砲弾、目が飛び出るほど高価な武器だろうな。14日まで〆て305発も撃つ予定。明日15日も撃つ予定だ。終戦記念も何もあったものでない。
 


10年7月30日記
 7月は静かに
 24日、射撃がないと静かな矢臼別原野。緑深き森の生活です。29日までは射撃訓練が無い。時たまヘリの音がするかも知れないが真冬に味わう自然の良さを満喫。
 27日、射撃がないと静かな矢臼別。今日は8時半から農作業をしたが、午前中は車両の移動音が南の方から聞こえた。どういう訓練か分からないけれど何かをやっていた。
 28日、朝はお隣さん静かだったのに午後からはピリカ台の辺りで騒がしい。今3時半過ぎだが音は途絶えないで続いている。
 29日からは射撃が入るが、弾数が155mm132発、それに203mmが20発。随分控え目だと思う。撃ってほしい訳ではないが。5時半から外に出たが、牧場南側のピリカ台の辺りから発電機を運転するエンジン音がする。11時頃まで続いていた。それに10時50分頃射撃音がした。
 午後も時々射撃音が聞こえた。発射音と着弾音は間隔35秒ほど。夕刻5時半にはピリカ台の方から車両の走行音が雨の音を通して聞こえた。

 29日8月前半の演習通知届く。
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 8月1〜4日 0830〜1630
         1900〜2100  155mm自走榴弾砲  865
 8月4〜8日 0830〜1630  203mm自走榴弾砲 1954
 8月5〜8日 0830〜1630  新多連装ロケットシステム   80
 8月9〜12日0830〜1630  203mm自走榴弾砲 974
 8月14〜15日0830〜1630 新多連装ロケットシステム  225
   
 2.航空機を使用する訓練等
  期間 8月1日〜7月15日
  時間 0500〜2000
  機種、機数 小型ヘリ 3機 
 
 3.危険立入禁止場所
  矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。
 
 4.その他 
   本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。

  別海駐屯地業務隊 総務課
  TEL 0153−77−2231 内線311

 こちとらの盆踊りの最中に、8月の終戦記念日にも派手に砲撃音を。7月は静かな矢臼別を、その反動でもあるまいが8月は派手に撃ちやがることよ。弾数がその事を教えてくれる。



10年7月23日記
 何時もとは違う演習場
 17日朝5時頃牧場の南側で車両の走行音が。静かだった矢臼別原野が騒がしい。でも155mm砲の射撃音と比べれば静かなもの。
15時頃ヘリが西牧場上空を飛んだ。これは凄い音がする。
 18日、特別に演習場には動きなし。演習通知を見ると29日までは射撃はない。静かな訳だ。
 転地訓練とやらは26日まで矢臼別演習場に留まるとある。で射撃訓練はないようだが、何かをするのだろう。
 19日、今日はどんな訓練をするのだろう。屋外で畑作業をしているが、何も聞こえない静かな矢臼別です。
 20日、夕刻16時15分頃、西牧場の西側から不気味なドスン!ドスン!と言う音が。よく通知を読むと戦車砲の爆破訓練とでている。
12時50分頃にはジェット機が飛ぶし何時もとは違った演習場が。それにしても今日も静かな矢臼別でした。
 21日、11時頃茶内線を経由して街へ。三股ゲートの電光掲示板は点灯していなかった。爆破訓練は1日きりで終ったのだろうか。
 22日、08時40頃機関砲の音が牧場の西側で。何かしら不気味な音もする。それで西境界まで行ってみた。すると境界から30mほどに迷彩服を着た自衛隊員が居る。白旗に四角の赤マーク印が入った旗が立っていて、よく見ると二人の隊員が立っている。私を認めて旗を背中に廻した。この様子を確認して菜園に戻った。
 09時50分頃から10時まで戦車砲、機関砲などの発砲音が西隣で続いた。それに合わしてかどうか、戦闘機の音も聞こえた。
 激しい射撃訓練はしていなくとも、戦争ごっこはたっぷりとしているようです。16時前後にも西隣で車両の移動音が小雨降る天候の中で続いた。



10年7月16日記
 先週に続いて静かな矢臼別演習場
 11日08時31分、155mm榴弾砲を撃つ。午後3時過ぎから4時20分過ぎまで続けて射撃した。
 12日午後の1時頃155mm砲を撃つ。
 13日09時頃155mm砲を撃つ。12時過ぎから午後1時頃まで続けて撃った。牧場、北の方で車両の移動する音が。
 14日、10時頃からヘリが牧場の南側で飛行。1時間ほど続いた。射撃はなし。
 7日付けの7月後半の射撃通知。
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 7月29〜31日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲  132
 7月30〜31日 0830〜1630 203mm自走榴弾砲   20
   
 2.爆破訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 7月20〜22日 0830〜1630 105mm戦車砲    198
 
 3.航空機を使用する訓練等
  期間 7月16日〜7月31日
  時間 0500〜2000
  機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 5機 大型ヘリ 5機
          戦闘ヘリ 2機  戦闘機 6機 
 
 4.危険立入禁止場所
  矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 静かな演習場は川瀬牧場の住人としてはありがたい。それだけ血税の無駄使いも少ないことに。仕分けで減らせば消費税の増税なし。蓮舫さんしっかり頼みますよゥ。一寸無理か貴方には。
 爆破訓練として105mm戦車砲の訓練とは? はてさて。



10年7月09日記
 思ったより静かなお隣さん
 2日、午後の3時頃別海町西春別駅前の交差点で14旅団の車両に行き逢う。トラックが155mm砲を牽引していた。
 3日09時22分、ドーンと西の方から音が、そして食器の擦れる音。爆破訓練だ。10時15分にも西の方から爆破音が。
 4日、対戦車誘導弾を撃つ日。昼間雨は降らなかった。屋内で居たら対戦車誘導弾の音は聞こえなかった。
 5日、午後3時15分頃、大型ヘリが西上空から東へ。転地協同訓練に大型ヘリが入っている。何事かと思う程の大きな飛行音。
 6日、09時頃から迫撃砲を撃つ。発射地点は西牧場の西側から。音は小さい。午後3時頃まで撃った。
 7日、午前中は外に出て農作業をする。が特別に射撃音も聞こえず、静かな矢臼別。
 8日、08時40分頃から射撃音が聞こえた。午後3時半頃駅前から西牧場に帰ったが、三股のゲートの電光掲示板は消えていた。昼間の射撃訓練は終ったよう。
 東牧場のWさんの話では昨夜は照明弾を撃ったとか。迫撃砲でも照明弾を撃つことが分かった。東と西の住人が演習情報を交わしたが、現在の演習場は思ったよりも静かに経過している。選挙前で静かなのだろうか。
 9日、0時半頃目が覚めた。夜中に南の方から車両の移動する音が聞こえる。演習をやっているんだ。気味の悪い夜。



10年7月02日記
 7月は騒がしく
 25日08時31分撃つ。西牧場の西側が発射地点。155mm砲としてはやさしい発射音。射程が4、5kmではこれくらいの発射音になるのか。
 26日08時31分撃つ。今朝は牧場の南東方向から射撃音が。発射音と着弾音の間隔は32秒。弾速は分からないが、計測はした。
 発射音はやさしい。発射のための爆薬の量が少ない為だろう。着弾地からの音も聞こえるが、榴弾としても炸裂音は小さい。試験的射撃なのだろうか。
 町道茶内線の橋の袂に自衛隊車両(トラック)停まっていて気味が悪い、26日のこと。
 155mm砲の射撃、試射に思えてならない。射撃音が何時もと違う。海兵隊の155mm砲と良く似た音で発射する。はじけるようなパン!!という音で無い。ザ−ン!!と言う音。
 26日、7月の前半の演習通知が届いた。
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 7月1〜2日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲  484
 7月4〜5日 0830〜1630 対戦車誘導弾       20
 7月6日    0830〜1630 120mm迫撃砲      217
          1900〜2200 120mm迫撃砲
 7月7日〜8日 0830〜1630
          1900〜2200  81mm迫撃砲      144
 7月7日〜8日 0830〜1630 対戦車誘導弾       13
 7月10日〜13日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲  2119
  
 2.爆破訓練
 期間      時間       砲種等          弾数等
 7月3〜7日0830〜1630  爆破薬          1113kg
 7月9〜11日0830〜1630 爆破薬           512kg

 3.航空機を使用する訓練等
  期間 7月1日〜7月15日
  時間 0500〜2000
  機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 5機 大型ヘリ 5機
          戦闘ヘリ 2機  戦闘機 6機 

 4.危険立入禁止場所
  矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 5.本訓練についてご質問等がございましたら次の部署にご連絡ください。
  tel:0153−77−2231 (311)

 届いた演習通知には部隊名は何も記されていないが、明らかに14旅団だろう。訓練が始ると西牧場は戦場と隣り合わせの状態になるだろう。
 27日午前中、25日から射撃中の部隊名を訊いたら、岩手県から来ている第9特科大隊だという。撃っているのはFH70砲だとも、これはアメリカ輸入のではなくNATOからの輸入砲だ。
 7月4日からが14旅団の訓練とか。訊いてみるべきで協同転地訓練だけかと思いきや岩手県からも矢臼別に来ていることが分かった。


10年6月25日記
 今は静かだが
 転地演習と言うのが6月21日から8月8日まで行われる。訓練部隊は第14旅団、2700名、車両約700、火砲10門、戦車7両、航空機約10機、これらが早動いていて矢臼別演習場への機動演習をする。これは友人が教えてくれた情報。
 23日グーグルで検索したら次のようなニュースが。
 陸上自衛隊は、部隊の長距離移動能力を向上させる「協同転地演習」を6月21日から実施する。
 
 陸自は旧ソ連の北海道侵攻を年頭に、1977年から各方面隊の部隊が民間の船舶や航空機を使って北海道に移動する「北方機動特別演習」を実施、2005年からは朝鮮半島有事や大規模震災などあらゆる事態に対応するため、訓練を「協同転地演習」と改めた。
 訓練部隊は第14旅団(香川県善通寺市)の約2700人。今回は自衛隊車両、鉄道、海自輸送機、民間船舶、陸自航空機、民間航空機を使って、中部方面区から北部方面区(6月21日〜7月4日)に移動する。
 7月5日は浜大樹訓練場(十勝管内大樹町)で海自輸送艦から上陸する揚陸訓練、その後は25日までは矢臼別演習場(根室管内別海町ほか2町)で、火砲や戦車を使った長射程射撃訓練などに臨む。翌26日から8月8日までは長距離移動の復路。(文・東)

今の情勢からこの演習が如何程時代遅れのことを想定しているかお分かりと思う。ロシアからの侵攻を年頭に・・に?。
 何の役にも立たないことに30年来カネを注ぎ込んで。と思うんですが、小泉に言わせると備えあれば憂いなしらしい。道内の部隊が6月中に射撃をして7月は「協同転地訓練」とやらがびっしりと組まれている矢臼別演習場です。



10年6月18日記
 届いた演習通知
 11日、6月後半の演習通知が届いた。
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 6月25〜28日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲  341
 6月29〜30日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲  462

 2.航空機を使用する訓練等
  期間 6月16日〜6月30日
  時間 0500〜2000
  機種、機数 小型ヘリ 4機 中型ヘリ 3機 

 3.危険立入禁止場所
  矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 4.本訓練についてご質問等がございましたら次の部署にご連絡ください。
  tel:0153−77−2231 (311)

 毎度の通知だが、5月10日から1週間ほどは三股ゲートは開きっぱなしで警戒員もなし。いい加減な管理体制。
 6月前半は海兵隊が入っているので自衛隊は射撃訓練なし。しかし消火活動は確りした。過去になかったことだろう。これは見てきたような話になるが、思うに野焼きまでしていながら5回も6回も火災を起したのは笹の多い着弾地周辺に煙幕弾や照明弾が落ちたからに違いない。
 最終日も火災を起しての終了だった訳で目的地に向けて射撃が出来なかった事の証か。
 それ程煙は立たなかったが、風下の農家には笹の焼け滓が飛来したという。今回が初めてだが、大いに問題にしなくては、と思う。
 これは6月10日のことです。花豆の杖を立てていたら西の方からカツン!カツン!と聞き慣れない音がする。
 畑仕事を置いて探索に。自衛隊員三人が西境界付近に立っている立て看板の文字盤を取り替えていました。20数年も前に立てられた物でさびさびの看板。御丁寧に取り替えてくれました。写真のページでどのような物かを。



10年6月11日記
 監視テントで学習
 5日の監視テントで聞いた話。沖縄に旅行して基地を見学し、平和ボケにならないように、と話してくれる女性が居た。監視テントに居ると、監視の合間に色んな話を聞ける。今回は6月だというのに、私などは冬の服装で身を固めている。昼間は上着を脱ぐ人も居るが夜は冬の服装にしないと風邪を引く。
 薪ストーブは消えることが無い。寒いとストーブを囲む。話が弾む。疲れている人は話から外れて睡眠をとる。
 政治談議、料理談議、旅行談議色々出る。その内に静かに発射音がする。時にはびっくりするほどの音も。時計の計時メモをする人、発射音を数える人、写真を撮る人、ストーブの周りから夫々が監視体制に付く。
 監視テントを訪れる人は時々差し入れを運んでくれる。私などはこれが嬉しい。アサリを食べたり、牡蠣を食べたり、日頃口にしていない物を監視テントに通っていると当る。
 日頃の食生活がマンネリに陥っている為か監視テントに通っていると矢臼別食堂の昼食が美味しい。日替わりメニューだ。
 7日は午後の一時、差し入れの厚岸の牡蠣を馳走になった。テントには炭火がたっぷり。好い具合に射撃は中断中、6人ほどが輪になって焼牡蠣を、美味かった。
 海兵隊移転訓練に反対で意を同じうしても、一人一人生活スタイルは異なる。色んな話を聞けるテントの中での閑談、面白い。
 8日08時31分、撃ち始める。今日は射撃の最終日。午後は火災で射撃はなし。射撃訓練は昼間で終了した。17時30分からは監視行動の打上をする。これで私の監視行動は終った。
 色々学ぶことの多い監視行動でした。



10年6月4日記
 入隊訓練を終えたばかりの隊員?
 25日の演習場内に於ける海兵隊指揮官と周辺市民との質疑応答を文書で読んだ。隊員の年齢が気になっていた。予想通りで19歳、20歳が多数と言う。
 26日は155mm砲の射撃はなし。撃ちに来たのに何故撃たなかったのか。監視テントでは寒いからか?等と冗談を言ったけれど。
 29日午後、火災が着弾地付近であった、と言う。野火が起きないように野焼きをしたばかりなのに。自衛隊のヘリコプターが何かをぶら下げて飛んだ理由が分かったのは15時頃。煙は全然確認できなかった。
 ヘリが飛び交ったのは何かと問い合わせたら、火災の発生を認めた。火災の発生は11回目の射撃訓練で初めての事。
 29日夜は照明弾を撃った。初日にしては上手に撃ったと思う。素人が言うのは憚られるが約2分間上空で灯りをともす。目的地の上空で効果的に照明をする。これが上手な撃ちかただ、と。照明位置が高すぎても低すぎてもいけない。
 照明弾は発射音が小さい。薪ストーブを囲んで話し込んでいると聞き漏らす。照明が点火して撃ったのだと認識することもあった。だから、それからは耳を澄ませて監視態勢に。
 31日は好天に恵まれる。東牧場では30日にカッコウが鳴き、西牧場では31日にカッコウの鳴声を。のどかな自然の中で、おぞましい砲撃訓練を監視する。
 1日は訓練公開の日。観てきた人の話、以前は砲座の周りには近寄らせなかったが、今回は耳栓をして防弾チョッキ着用、鉄兜を被って、砲座の直近で取り囲むようにして見せたという。広報の連中もサービスを心がけて、至れり尽くせりだったとか。そんな話を参加した人から3日、聞いた。砲に近寄っての見学は大変だったとか。
 百聞は一見に如かずと言いますが、行かなくて良かった、そんな気持ちです。



10年5月28日記
 どんな顔をした海兵隊員かを
 20日訓練部隊の第1陣が、200人ほど矢臼別に。21日は中標津空港に出向いた。海兵隊の第2陣が200人ほど中標津空港に。土色の迷彩服を着た連中だ。午後1時半の予定が1時間遅れで2時半に着陸した。
 最近、海兵隊を見る眼が変わった。良いことをする連中、とは見ない。飛行場では100mも150mも離れていて一人一人の顔を見ることが出来ない。
 海兵隊員は繰り返し前線に送られると言うから既に実戦を経験した兵士も居るのだろうか。
 中標津空港を離れて帰途、中標津町内で海兵隊員を載せたバスと隣り合わせで信号待ちを。
 フロントガラス越しに上を向くと、若い海兵隊員が窓を開けてこちらを見ている。見た目には何とも愛嬌のあるアメリカ青年です。
 あれではボランティアで騙される、そんな思いをしながら青信号で車線を発進した。実の彼らは命令で何でもする殺人鬼集団。
 思えば除隊後、大学に進んだり、在軍中は医療保険が家族にも適用されたり、アメリカでの生活の為に、その道に進んだ人たち。
 ここ数年でそんなことも分かってきた。殺人鬼の道を選ばないと生活できない人たちが、海兵隊を支えている。
 25日には海兵隊の説明会があるという。参加した人からの情報を得ることに、期待。
 26日は射撃初日、だが射撃せず。外気温5℃、降雨、強風の1日でした。
 海兵隊のことを殺人鬼集団と書いたので、自衛隊のことも。自衛隊も本質は人殺し集団です。昔々、自衛隊に居た人の話、上官から「所詮はお前達は人を殺める職業なのさ」と。



10年5月21日記
 海兵隊が矢臼別に
 明日22日の午前中に車両や155mm砲12門が花咲港から運ばれることは分かっている。西牧場からは距離にして82km。少し遠いが久しぶりに監視に行ってみよう。
 何だかんだと西牧場も忙しい時で未だ海兵隊の面々を見ていない。が前に見た連中、これが殺人鬼になれる顔か、とつい思ってしまうアメリカ青年。
 でも海兵隊員の認識は改めなくては。少なくとも沖縄に派兵された海兵隊員は立派な殺人鬼の魂を教え込まれた兵士です。
 アレン・ネルソンさんはこの殺人鬼からの立ち直りに人生の半分をかけた筈。そんな彼らを、のほほんと受け入れる訳には行きません。別海市街でボランティアの善行をしようとしますが。実相はとんでもない人種です。そういう連中が現在矢臼別に入っているのです。
 鈴木宗男が矢臼別に普天間のヘリ訓練で呼んでも良いのではなどと、釧路の集会で喋ったとか。この男とんでもない事を喋る。
 もともと海兵隊が矢臼別に射撃訓練で来ることになる前、「身体を張って阻止する」などと喋っていたのもこの鈴木宗男だ。
 こんな政治家が幅を利かす北海道。私の周りに沢山の崇拝者が居ることも事実です。
 少し、話が横道にそれました。
 今回、矢臼別に入った海兵隊、どのような訓練をするのか、確り監視をしなくては。155mm砲を撃つのが主な訓練だろうが、最近は何でもありなんです。彼らは殴り込みの精鋭たち。
 普天間と連携した矢臼別の基地闘争をしなくては。



10年5月14日記
 時々ヘリコプターが
 昨日も午後2時半頃ヘリの飛行音が南から聞こえた。もう直ぐ海兵隊がやってくる。赤旗日刊紙によると海兵隊の実戦部隊は三つの海兵遠征軍に組織され、その内第3海兵遠征軍が沖縄と岩国に駐留している、と言う。
 間もなく矢臼別に来る海兵隊は第3海兵遠征軍の部隊に違いない。何も言わないで隠そうとしても、見え見えなんだ。今回も怠りなく監視をしなくては。
 5月10日の赤旗1面に出ている記事は海兵隊が何をする部隊なのかを明確に書いている。だからその訓練に組することが何を意味するか、日本の有権者は考えないと。
 11日朝からヘリが飛行音を。午後も農作業を終える3時過ぎまで飛行を続けた。14時頃だったか西の方から大きな爆破音が聞こえた。榴弾砲の着弾音と間違えるほどの大きな音だった。
 
 11日東牧場に用があって川瀬宅に居たら何時もとは違う車が川瀬牧場に入って来た。10時45分頃のこと。
 札幌ナンバーの乗用車とトラック、それにリースのボックスハウスを荷台に積んだトラックが3台。玄関先だったので外に出て問うと、道を間違えたと言う。
 ピリカ台に行きたいのだが、と言うので通り過ぎてきた直ぐ近くのゲートから入れば直ぐ、と。
 これは海兵隊の為の歩哨ボックスと直感した。
 こんなことに血税を使いあがって。直ぐそう思う。

11日に届いた演習通知

1.実弾射撃
  5月16日から5月31日までの間、米海兵隊以外の実弾射撃訓練は行いません。

 2.空包射撃
  5月16日から5月31日までの間、米海兵隊以外の実弾射撃訓練は行いません。

 3.爆破訓練
   期間         時間       砲種等      弾数等
  5月16〜17日  0830〜1630  爆破薬      41kg

 期間には、予備日が含まれています。

 4.航空機を使用する訓練等
 期間    5月16日〜31日まで
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機 

 5.危険立入禁止場所
  矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 6.本訓練についてご質問等がございましたら次の部署にご連絡ください。
  tel:0153−77−2231 (311)



10年5月7日記
 海兵隊の訓練日程
 4月28日、友人が教えてくれた海兵隊の訓練日程。
米海兵隊の矢臼別演習場での日程が明らかになりました。

1 矢臼別演習場における射撃訓練は、平成22年5月26日から6月9日までの日程で実施する計画です。

2 訓練部隊の展開・撤収等の日程については、次のとおり予定しています。
  5月中旬 訓練部隊 矢臼別演習場到着
  5月26日 射撃訓練期間(射撃日数は、日曜日を除く13日間のうち10日間)〜6月9日
  6月中旬 訓練部隊 矢臼別演習場出発

3 訓練部隊、人員及び砲数等(支援部隊を含む)

 (1) 部 隊:1個砲兵大隊
 (2) 人 員:約430名
 (3) 車 両:約100両
 (4) 砲 数:  12門

 別海町の広報でも全く同じ内容の文書が届いた。1昨年辺りから海兵隊の事前の情報が少なくなった。詳報を求めても応じようとしない。それに訓練の公開もしなくなった。
 今問題を一手に引き受ける感の普天間基地は海兵隊の基地です。前衛の5月号には海兵隊が沖縄でどのような訓練をしているかを詳しく伝えている。殺人集団として最先端を担う彼らを見る眼が代わってきた。自身の認識の話だが。
 国を守るなんていうと聞こえは良いけれど、侵略を専門にする集団であること。海兵隊が何を専門にしている部隊なのか。認識を改めなくては。
 5月6日08時31分、203mm榴弾砲を撃つ。海兵隊の砲撃も自衛隊の砲撃も内容は全く同じ。海兵隊はアフガンで即実戦の射撃を。自衛隊の実践射撃は未だ聞いた事がない。
 でも自衛隊も海兵隊もやってることは全く同じ。人殺しの射撃訓練に過ぎない。号令が下ると撃つ。罪な集団であることか。
 


10年4月30日記
 ヘリコプター飛行
 26日09時半頃からヘリが牧場の西側、南側、を飛び回る。中型のへりと小型のヘリが目測で200mくらい上空を。久しぶりのヘリ飛行だった。機体は小さくてもエンジン音は喧しい。こちらは耕運機を使用していたので特別に困る事はなかったが、静かな日にヘリコプターのエンジン音はうるさい。午後は外出した。それで午後の動きは分からなかった。夕刻矢臼別に帰ったが、三股のゲートに自衛隊車両が居て、今日は何かしら動いていることが分かった。
  未だ演習通知は届かない。27日08時50分、南側でヘリの飛行音が。今日も飛ぶのか。
 もう1週間も前からオオジシギが畑に降りている。凄い風きり音をだして空中を飛ぶことは未だしない。がこの風きり音に慣れるまでは、何にごとって思う音です。
 今朝などは啄木鳥のコンコンコンのドラミングを2箇所で聞かせてくれた。小鳥も群になって飛び交い、周りの林も賑やかになってきた。
 ヘリは朝1回飛んだきりで、耕運機を時々止めると矢臼別の春を楽しめた。精神状態は正直、良いとは言えない。けれど、春は進行中です。
 その内に演習通知が届いて、海兵隊の動きもはっきりしてくるでしょう。
 28日午前中、演習通知が届いた。(5月前半分)
  1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 5月6日〜7日 0830〜1630  203mm自走榴弾砲  36
  
 期間には、予備日が含まれています。

2.爆破訓練
 期間         時間       砲種等         弾数等
 2月10〜19日  0830〜1630 爆破薬          41kg

 期間には、予備日が含まれています。

3.航空機を使用する訓練等
 期間    5月1日〜15日まで
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 1機 中型ヘリ 2機 

矢臼別演習場(火入れ)実施計画

 目的
野火発生の多発期にあたり、関係地区の火入れを実施し、火災発生の防止を図る。

場所及び期間
(1)場所:矢臼別演習場
(2)期間:5月13日〜5月18日

編成等
(1)清掃作業員:730人
(2)装備:車両 100両、ヘリコプター 2機、水タンク車 1両、
       ジェットシューター 70個、空中消火器 2セット

 私のコメント:6、7日の203mm砲の射撃は予想外だったが、ほかは予想通り。その内に海兵隊の情報が入るだろう。



10年4月23日記
 演習通知が
 16日に届いた。4月後半もヘリコプターが飛ぶことを伝えるだけで、射撃はないという。予想した通りです。
 5月のGWが終って、その後おそらく野焼きがあって、海兵隊が矢臼別に入るのでは。何時ものことだが別海町の広報より隣町の厚岸町の広報のほうが野焼きの情報が速く入る。厚岸町の友人が教えてくれる。
 今回の海兵隊の輸送貨物は日通ではなくて、(株)ジェイティービーカーゴだという。一昨年までは日通が独占していた。輸送会社が代わったのも政権が代わったからか。
 とにかく我々の血税が海兵隊の訓練に色んな形で注ぎ込まれる。侵略に使われている訳で、何でそんな連中に、と腹が立つ。
 こういう所に無駄使いされていることをメディアは書かない。こういうのが積もり積もって3000億円の思いやり予算にのなるのか。
 104号線越え訓練の全国分散はすべからく日本政府がお膳立て、好きなように米海兵隊に基地として使われる。何とも馬鹿げた話です。
 未だに、米海兵隊のブートキャンプを取材した記録映画を観ていないが、海兵隊がどのような部隊かを知るに付け、矢臼別に来ることを止めさせなくては、と思う。
 別海町で5月16日には海兵隊は来るな!反対集会が計画されている。道内の意志を同じくする人、集会への参加を呼びかけます。アメリカが嫌うことを明確に表示しなくては。
 一人一人が意思表示して大きな声にしたい。



10年4月16日記
 ガトリング砲の話
 10日朝、8時37分頃ヘリコプターが南の方から飛行音を。姿は見えなかった。射撃はないけれど飛行機は飛ばす、と。
 最近号、「いつでも元気」を読むと、アフガンで劣化ウラン弾が使われているのでは?と森住卓氏が書いている。その記事を読んでいて分かった事だが、大口径砲弾に劣化ウランが使われているだけでなく、飛行機に付けられている30mmガトリング砲弾に疑いを以ってみている。
 海兵隊が矢臼別に来るようになって特に気に懸かることがる。それはウラン弾の使用です。彼らは沖縄の鳥島で既に使用済み。
 ウランを抽出後の滓の様な物質を砲弾の製作に使われ、その砲弾を重宝している。悪魔の砲弾です。30mmガトリング砲にウラン弾が使われることも常識らしい。
 森住卓氏の記事はウラン弾の使用を窺わせるに充分だ。
 ウラン弾は核兵器と言っても言い過ぎでは無い。放射能を撒き散らす砲弾なんだから。
 劣化ウラン弾と承知していながら、後日咎められて鳥島での使用を認めた米軍です。矢臼別でも使用して咎められて認める。そんなことはあってはならないこと。
 一昨年は白燐弾を撃ったと言う。我ら監視班が知らぬ間に。
 とにかく米海兵隊は世界一級の侵略部隊、そういう連中が実践訓練場として最も良い演習場という矢臼別。
 人口密度が薄いことで米軍の好きな様にはさせたくない。監視を強めなくては。



10年4月09日記
 普天間が揺れている
 13年前になるか、沖縄104号線越えの射撃訓練が本州、九州、北海道の5箇所の演習場に分散して移された。沖縄で頻繁に引き起こされる米軍の犯罪は矢臼別周辺では未だ起きていない。しかし常に問題を抱えた演習が毎年繰り返されている。
 夜間に撃ったり、白燐弾を撃ったり、小火器まで最近は撃ち出した。来るのは米軍の海兵隊。イラク、アフガニスタンに侵略した部隊です。
 抑止力などではない、侵略専門の部隊です。なし崩しにアメリカの戦略に組み込まれている。
 今、問題の普天間基地移設では徳之島が移設先に上がっています。いち早く島民は反対の意思表示をしました。こんなものを造らせたらどれ程困ることか。
 民主党には即時返還させる政策が無い。島民の願いを叶える為には返却、海兵隊はアメリカに帰れ、が最も正しい解決策なのに。略奪した物を元に返させる、難しいことでは無い。
 20年も前にフィリピン国はそういうことをしている。最近は南米のエクアドルでもマンタ基地が閉鎖された。やろうと思えば出来る。
 但しその為には日米同盟が基軸等と言っていては話が進まない。全部駄目だと言えなくても海兵隊だけでもアメリカ本国に帰れ、と。
 先ずはこれで上出来。アメリカに置くより日本に置いた方が金がかからない。そんな軍事同盟は早くご破算を。財源が無くて困っている、現政府、軍事費を削りなさい。折角政権の座に就いたのに。



10年4月02日記
 演習通知
 4月前半の通知でヘリコプターの飛行はあるが、射撃はないとの通知が先週末届いた。予想だが4月後半も同じ通知が届くだろう。
 29日10時50分頃、ヘリコプターの飛行音が、久しぶりです。アッ、お隣さんは演習場だったのだ、そんな思いの矢臼別が続きます。
 ついこの間までマイナス20℃までも下がっていた気温が昼間はプラスに変わって春を告げるこの頃。春はそこまで。
 未だ詳しいことは分からないけど、どうやら今夏の射撃訓練は悪名高き米海兵隊が連休(GW)明けから入ってきて着弾地に155mm砲を使って色々な弾を撃ち込むのだろう。
 徳之島の「米軍来るな反対集会」で戦争の後押しはしたくない、と言う発言があった。これは言い得ている言葉です。米海兵隊は日本を守るのではなく、侵略が本業の軍隊です。
 特に一昨年秋だったか矢臼別に来た時は155mm砲では最軽量と言われる最新砲を持ち込んできました。侵略地点で即戦力としてヘリコプターで簡単に持ち込む為など、と言われました。
 5月中旬に、どのような155mm砲を持ち込むか、今アフガンに増派がされている米軍。その一翼を担うのが米海兵隊です。
 矢臼別演習場が米軍の侵略拠点になっていると言って過言ではありません。徳之島の人たちが話していた「戦争の後押し」をすることになります。
 「抑止力」を、と政府はよく使います。その言葉を使って国民を騙そうとしますが、やってることは侵略ばかりです。
 そういう目で監視を強めなくては。



10年3月26日記
 今週は全くの音なし
 ここで射撃訓練をすることがどれ程日本国にとって価値のあることなのか、それは認めない。けれど、今年も軍事予算が例年通りに。だから5月以降は派手に撃つことだろう。
 詳しいことは忘れたけれど、中曽根が首相になる以前の軍事予算の少なかったことが、日本の復興を早く成さしめた、と。
 北海道に来て、戦車の多いことや榴弾砲の音を聞くようになって、これは何のための武器かを否応なしに考えさせられる。
 何処の国が北海道に攻め込んでくるのか、敵を迎え撃つ為に戦車が必要だし、上陸してきた敵を撃破する為に榴弾砲が必要だとも。
 備えあれば患えなし、小泉が盛んに言ったけれど、どれだけカネを無駄にしたことか。
アメリカは最強の備えをしているけれど世界の国から嫌われて、その上財政を悪くして自国民だけでなく侵略された国民がどれだけ困っていることか。
 今や日本では70歳以上の人が戦争体験者で。多数の若い世代は戦争の悲惨さを実体験していない。これは最高の幸せ。
 なのに70歳以上の人でも戦争をしたがる人が現在、結構いる。特に国の舵とり役の中に。そういう状況で憲法違反の自衛隊を凹ませる為にどうあるべきか。
 イラクでもアフガンでも35年遡ってベトナムでもアメリカは失敗した。そのアメリカの後について行ったらえらい事になる。
 日米同盟が基軸なんていってる政党には早くレッドカードを突きつけないと。
 射撃音のない矢臼別原野、束の間とは言え素晴らしい。



10年3月19日記
 3月後半の演習通知
 演習なしと思っていたら、3月後半の演習通知が12日届いた。
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 3月16日    0830〜1630  06式小銃てき弾    22
 3月17、18日 0830〜1630  対戦車誘導弾      18
  
 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間    3月16日〜31日まで
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機 

3.危険立ち入り禁止場所 
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。
 
 コメント: 何処から来た部隊が演習場に入るかは分からない。が在庫処理の訓練に思えてならない。使わないと何時まででも弾薬庫に残る、この際は使いきろうと。
 17日12時29分、東牧場にモービルで。西の方で射撃音が。その後駅前に出た。電動掲示板には射撃中とあった。駅前から4時頃に帰ったが 夏の射撃に比べると、静かな矢臼別原野の1日でした。
 そして18日は撃たなかった。



10年3月12日記
 「27普」の車両が
 5日駅前市街に出ると、「27普」の標識を付けた車に会った。これは釧路方面から来た装甲車で、ハマー車も続いていた。最近は音のしない矢臼別演習場だが、周辺では車両が結構動いている。
 1月から2月にかけて、日出生台で米海兵隊の射撃訓練があった。一昨年秋、海兵隊の訓練説明会で分かったことが、日出生台でも同じことがあった。つまり以前は説明していたことを喋らなくなったこと。説明抜きに行動に移すやり方だ。
 周辺住民を無視した行動です。平和しんぶんには白燐弾を撃った、との報道もされた。一昨年秋も矢臼別で撃っているが、残念ながら矢臼別では未確認に終わった。
 それぞれが全国各地で草の根の監視をする。アフガンやイラクで悪の限りを尽くす海兵隊です、しっかりと監視をしなくては。
 矢臼別演習場にとって一つの節目は1984年に米軍が演習場入りをしたことです。昨年亡くなった川瀬氾二さんはその事を時々話された。演習場の空気が大きく変わったのはこの年からだと。具体的に演習場の管理がそれまでは杜撰だったが84年以降ゲートが出来るし演習場内の交通も自由に出来なくなったらしい。
 現在は一段と厳しくゲートを監視している。海兵隊が演習場入りすると自衛隊員または民間の下請け社員がゲート又は周辺に張り付いて住民を監視する。
 初めて米軍が矢臼別に来たのは26年も前です。海兵隊が毎年来るようになったのは13年前からです。よく考えると1984年は演習場にとっては一つの節目だったのかも、そう思う。
 


10年3月5日記
 3月中、射撃訓練無し
 これは私の予想です。このまま5月の連休明けまで射撃訓練は無く、5月中旬に米海兵隊が矢臼別演習場入りする。それまでの騙しの静けさに思える。そして忌まわしい海兵隊の1カ月の訓練が待ち伏せている。
 例年連休明けからは着弾地周辺の野焼きをする。沖縄では海兵隊の射撃による火災がよく報じられている。何ともタイミングの良い野焼きで、何か海兵隊を歓迎するような、作業に思えてならない。
 アフガンでのタリバン掃討作戦では海兵隊が幅を利かせているとか?。よくよく考えると矢臼別演習場がアフガン侵略の支援をしている、てことです。
 既に日出生台ではアフガン侵略を支える演習は終ったようだ。
 中標津空港に降り立った10代のアメリカ青年を見ていると、とても人殺しをする様には見えない。けれどアメリカのブートキャンプを出た時点から彼らは1級の殺人鬼に仕上がっている。そうならないとアメリカでの生活ができない。
 今年で海兵隊が射撃訓練を始めて11年目になる。思うに忌まわしい演習場に変ってしまった。こんなことを基地再編でこれからも認めようとする自民党の面々、それに現政権も。同じ穴の狢なんだから許せない。
 もう直ぐ3月後半の演習通知が届くだろうが、3月に訓練がないと、4月も無しが続く。そうなると今年の連休明けはいやーな米海兵隊の監視行動へと繋がる。
 それまでには心身ともに健康にしなくては。 



10年2月26日記
 静かな矢臼別が続く
 20日快晴、静かな日。21日、昼間小雪が降った。22日、11時頃ヘリコプターの飛行音が南の方から聞こえた。毎日飛ぶことになっているヘリコプター、静かなだけによく目立つ。
 23日、終日静かに。24日、本の少し屋外に居たけれど、静かな矢臼別原野が。25日、暖かい矢臼別原野。
 25日午前中郵便屋さんが演習通知を届けてくれた。
 3月前半は実弾射撃、空包射撃、爆破訓練も行わない。但しヘリコプターの飛行はあるかも、と。
 昨年も3月は前半に多連装ロケットを80発ほど撃って、射撃は5月までお休みだった。本年3月後半は分からないが、射撃訓練がないと自然を満喫できます。静かで有り難い事です。



10年2月19日記
 夏場と冬場の違い
 12日09時51分撃つ。その後は静かな日々が続く。血税が土煙に消えることがない日でもあります。
 今日は15日、10時37分撃ち始めた。203mm砲は155mm砲より明らかに射撃音は大きい。川瀬牧場に居てこの発射音を聞き逃すことは無い。それに榴弾なら着弾地からの地響きも伝わる。
 16日09時00分、203mm砲を撃ち始める。着弾地からの音が分からない。爆破薬の量が少ないからか。
 17日09時00分、203mm砲を撃つ。今回の訓練は9時が撃ち始めらしい。
 18日午前中、10時45分頃、小さな音がしたが。その後射撃音聞こえず。午後は小雪が降った。
 3日間で358発の射撃、特別に苦痛とは感じない。爆薬の量が冬場は少ないのだろうか。それとも長年の矢臼別暮らしで慣らされたからか。16日からの3日間静かな矢臼別の感じです。



10年2月12日記
 予定通りなら
 今日は9日、間もなく8時半だ。多連装ロケットの射撃が始るだろう。
 10時に東牧場に用足しに出かけるも、肝心のものを忘れる。それですぐさま西牧場に引き返して、車庫にモービルを入れようとしたら、ドッカーン、と来た。10時15分だった。その後特に監視はしなかったが、射撃は正午過ぎも続いた。
 10日10時56分、納屋の屋根の雪下ろしをして、屋内に帰ったら、ドッカーン、と射撃音。ロケット弾の本日の撃ち始めだ。居間から南東方向を見詰めていると、音がドーン、と鳴った後、約15秒で南東の樹頂から明るい火を噴く飛行体が南の方向に飛び出してくる。5秒間ほど飛行するのが視認出来る。その後、音は無い。このロケット弾、600個くらいの小弾を目的地上空でばら撒く、クラスター爆弾でもある。
 音無しということは、飛翔だけの射撃なのか。とにかく発射時の音は大きい。居間のガラス窓を一重にしていると、撃つ度に窓ガラスがびりびりする。
 11日10時29分、ロケット弾を撃つ。この日は写真を撮ろうと音がする度にカメラを手持ちで構えてシャッターチャンスを。二度は音はすれども飛行体は見えず。
 必ず見えていた火を噴く飛行体が見えない。これは異常だと思うが。何年前だか忘れたが、行方知れずでロケットの捜索で射撃を中断したことがあった。
 本格的な監視でないので特別に問い合わせる積りもないけれど、一寸おかしなことでした。

 2月10日、2月後半分の射撃訓練の日程が通知された。
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 2月16日〜18日 0830〜1630  203mm自走榴弾砲 358
  
 期間には、予備日が含まれています。

2.空砲射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 2月17日    0830〜1630 203mm自走榴弾砲    73

 期間には、予備日が含まれています。

3.航空機を使用する訓練等
 期間    2月16日〜28日まで
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 

 このことと合わせて、米海兵隊の射撃訓練予定が通知された。期間は5月中旬から6月中旬の1カ月間。
 友人が知らせてくれた通りだ。来なくて良いものが今夏も又やってくる。



10年2月5日記
 今週も静かな矢臼別が
 1月29日朝08時32分155mm砲を撃つ。発射音と着弾音の間隔は36秒ほど。午後1時半頃、駅前市街に出かけたが、電光掲示盤は消えていた。
 2月1日、終日射撃音を知らずに過した。珍しいこと。撃った筈なのに。業務隊に問い合わせてみよう。155mm砲はこっそりは撃てない等と言ってきたが、果たして撃ったのだろうか?
 2日、テレビニュースで海兵隊の日出生台での射撃訓練が、矢臼別で監視するように、そして顔見知りの人がコメントをしていた。皆が各地で頑張っている。
 友人のメールによると、矢臼別での米海兵隊の射撃訓練は5月中旬から6月中旬に組まれているという。この連中が抑止力が有るなんて思えない。殴り込みの専門集団なのに。
 3日朝09時半頃、業務隊に2月1日の射撃について問い合わせたら、撃たなかったという。その分は9日から撃つ、と。やはり撃たなかったのだ。理由は聞かなかった。
 今回射撃訓練に入っている部隊は第1特科大隊の133と129特科隊だという。札幌近辺から来ている部隊だ。



10年1月29日記
 静かな矢臼別が
 その内に除雪車が動くのだろうか、静かな矢臼別が今週も。
 27、28、29日と射撃訓練が組まれている。
 1月27日08時37分、120mm迫撃砲撃つ。迫撃砲の音は155mm砲と比べると発射音は数段低い。とは言え屋内に居てテレビを観ている時でも、その音が分かる。時々屋外に出たり、屋内に帰ったりを繰り返したが、2日間で118発の120mm迫撃砲は夏場の射撃に比べると静かな射撃訓練に思える。
 28日08時32分、120mm迫撃砲を撃つ。155mm砲に比べるとやさしい。午後は撃つ音を聞かないが、午前中に撃ってしまったのか。
 29日の射撃は155mm砲だ。08時30分過ぎにはきっちり撃つだろう。



10年1月22日記
  静かな矢臼別
 15日08時33分撃つ。16日、撃ったのだろうが終日その音を知らなかった。次の射撃は27日まで無い。静かな矢臼別が続く。
 20日、2月前半の演習通知が届く。
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 2月1日      0830〜1630  155mm自走榴弾砲  50
 2月9〜13日  0830〜1630 多連装ロケットシステム  225
 2月15日     0830〜1630 203mm自走榴弾砲  275
 
 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 2月1〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 

 夏場の訓練と比べると冬場の訓練はやってるのか何なのか分からないくらい矢臼別は静かです。



10年1月15日記
 ポツン、ポツンと撃つ
 9日朝、8時半頃西牧場と東牧場を繋ぐ団結道路の雪道を歩く。どうやら演習場内、南側の道路で除雪作業をする車の音が聞こえる。10日の射撃に備えての道路整備なのだろうか。
 10日朝7時、南からヘリの飛行音が。8時から10時まで街に外出。10時過ぎ東牧場で射撃音を聞く。その後、射撃音を聞かず。
 11日08時48分撃つ。射撃音と着弾音の間隔は約34秒。午後の2時半頃までぽつん、ぽつんといった感じで撃った。
 12日08時35分撃つ。外出したので昼間は射撃音聞かず。予定の弾数にしては射撃回数が少ない感じ。
 13日09時04分撃つ。11時頃だったか、郵便物届く。次の様な演習通知あり。1月後半分だ。

1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 1月16日 0830〜1630    155mm自走榴弾砲     115
 1月27日〜28日 08時30〜16時30分 120mm迫撃砲  118
 1月28日 08時30分〜16時30分 多連装ロケットシステム   4 
 1月29日〜31日08時30〜16時30分 155mm自走榴弾砲  115
 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 1月16〜31日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 

 前半の弾数と比べると随分と少ない。結構な事なのだが。
 1月前半で撃っている射撃訓練、着弾音が小さくて、着弾地からの地面の振動も殆ど感じない。155mm砲にしてはやさしい射撃です。



10年1月8日記
 雪が降ると
 射撃前には除雪車の移動音が聞こえた、それが今までの慣しでした。今時間は7日早朝、日は未だ上がっていない。さてどんな動きをするのだろうか。
 射撃予定日は10日の08時30分から。
 今年の降雪量、昨年の2倍半とか。お隣さんの動き、7日、8日と何も分からない。



10年1月元旦記
 今年はどんな年に
 早、今年の射撃初めは1月10日から15日まで155mm自走榴弾砲を1289発撃つと。
矢臼別で居て思うことは政権が代わっても、全く変化は感じないと言うことです。年末の予算編成でも軍事予算には聖域として手が付けられなかったこと。例えばヘリコプター空母の建造がそのまま。
 思いやり予算も手付かず。それにここで撃たれ、土煙に消える砲弾も変わらずでしょうから、兵器産業の連中はニンマリでしょう。
 今朝の電子版新聞では普天間基地の代替地として下地島がどうかと小沢民主党幹事長が連立政権の関係者の会合で喋ったことを伝えている。
 つまりは金の要ることばかりです。廃止と造るでは180度方向は違います。砲弾を造る、造らないも同じです。
 子どもの様な発想ですが、難しく考えることはありません。海兵隊の基地は日本に置かせ無い。我らが血税で米国のために基地は造らない。もう60年余もそれが続いているのです。
 矢臼別演習場で海兵隊が演習をする。基地を提供しその上、軍隊の移動費まで払って侵略軍の訓練にカネを出す。
 自衛隊の年間の射撃弾数等も調べましたが、何のための射撃なんでしょうか。毎年毎年。
 民主党にそもそも防衛政策の転換を求めるのは八百屋の魚なのかも知れない。それ故に今年こそは演習場の射撃日数が大きく変わるようなマニフェストを求めての、日々にしたいもの。
 平気でマニフェストを反故にするような政党にはレッドカードを突きつけないと。今年もしっかり監視を続けたい。そんな思いで居ます。



09年12月25日記
 新年の射撃通知は
 未着だが、今年の例からすると正月前半は撃たないで後半から射撃を始めている。その例で行くなら1カ月ほど静かな矢臼別を堪能できそう。
 激しい射撃のことは暫し忘れて一寸した話を。
 12月17日だったか、熊巣川の側で車を止めて車から外に出た。川瀬牧場を良く知ってる人でも熊巣川を知ってる人は少ないかも。この川、上風連橋を渡って電光掲示板から1.2kmにある小さな川。
 ここで降りたのは、高さで4尺ほどの垂木の赤色に塗られた杭が見つからなかったから。先々週の写真のページで紹介した境界杭だ。
 今週分かったことは茶内線道路沿いの境界杭は2本打たれていて、先々週見た杭は境界ではなくて、さらに南に10Mほど下ってが、東牧場との境界らしい。
 業務隊が勝手に打った杭で川瀬さんは認められないと言っていた。この杭から南側が川瀬東牧場で、北側境界の基点です。ここから約400mで川瀬宅に。川瀬宅から南に約400mで町道茶内線は終点です。茶内線を南に向かって右側が川瀬牧場域で、終点まで約800M続く。
 川瀬牧場に来られて、この境界に興味のある方は申し出て下さい、案内いたします。
 12月23日午前中、業務隊が打った境界杭2本の内、私が発見できなかった杭を東牧場のwさんが見つけてくれました。大助かりです。この杭の役目は川瀬東牧場を二分する開拓時の道路用地の境界線で、川瀬さんを煩わせた境界線なのです。畳1枚分の簡易便所が建っているというのも、この境界線があるから。20年前の転居時からこの話は続いているのです。
 
 そして24日、新年の演習通知が届きました。
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 1月10〜15日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲  1289
 
 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 1月1〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 

 来年は早くから撃つようです。在庫は全部撃ってしまえなのでしょうか。



09年12月18日記
 今年も沢山撃ちました
 演習通知による射撃予定弾数など
 09年1月から12月までの通知による。
 
 203mm砲弾        11,592発
 155mm砲弾        14,846発
 120mm迫撃弾         961発
 多目的誘導弾システム      3発
  爆破薬             6,214kg
 155mm榴弾空砲         33発
 105戦車砲空砲         106発
 106mm自走無反動砲     121発
 81mm迫撃砲           88発
 対戦車誘導弾           36発
 76mm発煙弾           29発
 ヘリコプター            181機 年間使用されたヘリ機数

 私は砲弾の正確な価格を知りませんが、20年前に業務隊長から聞いたのは、155mm榴弾砲が5万円でした。
 10数年後に業務隊の方から155mm榴弾砲は30万円くらいかな?と聞きました。この程度しか砲弾の値段は分かりませんが、日本を防衛する為に、と何十年も着弾地に我々の血税を撃ち込んでいます。
 事業仕分けなどと言って民主連立政権はかなり格好を見せてくれました。しかし防衛予算は削ったと言う話を聞かない。
 着弾地に硝煙となって消えた血税はそれこそ即座に打ち切られるべきと思います。
 年末は静かな矢臼別演習場です。年中こうあるべき、ここで暮らすとそう思います。
 
 12月12日雪の降る中12時13分、射撃音がした。この日撃ったのは120mm迫撃砲。155mm榴弾砲と比べると音がやさしい。
 13日11時ころ撃ち始める。155mm 砲だが音が小さい。
 14日08時36分155mm砲撃つ。
 15日08時頃ヘリ飛行、08時47分、155mm砲を撃つ。音大きい。
 16日08時頃ヘリ飛行。08時31分、155mm砲を撃つ。
 17日08時31分、155mm砲を撃つ。18日も撃つのだろうが夏場の激しい射撃と比べると静かな射撃に思える。先の射撃は何時だった、と思う射撃でも、まとまると血税の消費は大きい。
 


09年12月11日記
 今週も静かな矢臼別
 12月10日09時05分から東牧場の北側境界線に沿って歩く。これは川瀬さんが境界線を決めた訳でなく22年前に囲い込み事件があって、自衛隊が6月だったか早朝に川瀬牧場を西も東も木柵を打ち巡らせて二つの牧場を鉄線で取巻いた事件です。川瀬さんの放牧馬を川瀬牧場内で管理しろと言う作戦でした。
 この闘いの話は又の機会に。先週は東牧場の境界南側半分を歩いたので、本日は撮影方々北の境界付近を歩きました。
 どうやら東牧場は南、西、北側と何れも湿地帯が多いことが分かりました。でも今の時期は湿地部分が凍結していて歩き易い。南と西半分は30分ほどで見て回ったが、西半分と北側は1時間かかりました。残る東境界は町道茶内線、とです。
 湿地の中央、最低部には1mほどの川幅の小川が流れていてその部分は清流が今も流れています。写真に出していますが、東牧場では22年前から囲い込みは放置されているようです。
 西牧場は新たな囲い込みが続いています。馬が演習場域に入っていくからでしょうか。ここに人が住み続ける限り自衛隊は気を抜けないのでしょう。今回の境界線散歩は森林浴道の建設の事前調査をも兼ねています。矢臼別平和公園クラブは森林浴道を造ろうとしています。
 12月9日、12月後半の演習通知が届きました。
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 12月16〜18日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲  150
 12月18日   0830〜1630 203mm自走榴弾砲     61
 12月18日   0830〜1630 120mm迫撃砲        64

 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 12月16〜31日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 
 
 これで本年の予定弾数等が出揃いました。総数については次週のこのページでお知らせします。



09年12月4日記
 12月後半の演習通知が届いたら
 27日08時49分155mm砲を撃つ。28日08時34分155mm砲を撃つ。29日08時31分155mm砲を撃つ。30日08時31分155mm砲を撃つ。1週間で49発だから連射するようなことは無く11月中は静かな矢臼別でした。
 12月1日撃ったか撃たなかったか、午前中は屋外で居たが気付かなかった。予定通知では8発となっている。残してはいかん、撃ってしまえって感じに思えてならない。(12月2日)
 後半の射撃通知が届くと09年の射撃予定がはっきりする。12月前半の射撃予定が如何程半端かが良く分かります。
 川瀬さんは時々、年間の射撃弾数や演習日数を積算してその数値を教えてくれました。7年頃から私も積算をしてみようと試みています。
 12月前半までの今年の数値は分かっています。後半の数値が入り次第、09年分の予定弾数などをこのページで、と思っています。



09年11月27日記
 届いた演習通知
 12月前半の演習通知が届いた。
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 12月1日    0830〜1630 155mm自走榴弾砲     8
 12月12日   0830〜1630 120mm迫撃砲       64
 12月13〜15日0830〜1630 155mm自走榴弾砲    97
 12月14日    0830〜1630 203mm自走榴弾砲    61

 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 12月1〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 
 
3.危険立ち入り禁止場所 
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311 
 
 23日までは静かな矢臼別が続いています。24日は外出したので演習場のことは全く知らないで過す。25日午前中居間で手仕事をしていると、155mm砲の発射音が9時04分頃2発ほど大きな音がした。その後外出したので矢臼別のことは分からず。
 26日7時半頃にはヘリコプターが飛ぶし、電光掲示板は射撃通知が出ていたので撃ったのでしょうが、終日矢臼別を留守にした。駅前で射撃音が聞こえたので、155mm砲を撃ったのでしょう。
 これは全くの想像ですが、在庫処理をしている様な射撃弾数に思える。こんなこと言うと叱られるかな?
 26日16時16分もう外は真っ暗、ドスンと着弾音が。ああびっくりした。155mm砲です。



09年11月20日記
 毎日が静かに
 今日は11月16日、静かな矢臼別です。対戦車誘導弾はどこで撃つのか、分からないし、特別喧しいと思ったこともない。155mm砲は何処で撃っても矢臼別演習場内ならこっそり撃つなんてことは有り得ない。それくらい射撃音が大きい。
 だから11月の後半の155mm砲射撃までお隣さんの存在を忘れる日々が続くことに。有り難いことです。17日、18日静かな演習場。
 19日、今日も静かな矢臼別です。朝の気温はー4℃でした。155mm砲を撃たないと自然の矢臼別を満喫できます。
 20日、今08時に5分前。8時半過ぎたら対戦車誘導弾を撃つのかなあ。静かな矢臼別です。



09年11月13日記
 射撃音はしないが
 5日も6日もピリカ台の方から車の移動音が続く。6日、7日と三股のゲートは開いたまま。歩哨ボックスは無人ですから、演習場にお入り下さいと言わんばかり。
 茶内線は町道で優先でも、このゲートが開いたままでは何時自衛隊車両が飛び出してくるか分からない。一度間違った振りをして演習場に入ってみようかな・・。とにかくいい加減だ。
 8日東牧場で仕事をした。南の方から車の移動音が聞こえた。ピリカ台の辺りだろう。
 今週は理由は分からないが、三股のゲートが開いたまま。こちらが優先とか何とかは通用しない、事故が起こったらお仕舞い。注意しなくては。
 関門海峡で起した衝突事故、外洋の高速度(15ノットとか17ノット)で港内を走っていたとか。海上自衛隊は海のルールを守っていない。言っておきますが港内で高速の航行は海の非常識です。自衛隊は非常識が多い、注意しないと。
 11日届いた演習通知(後半)
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 11月20〜21日 0830〜1630 対戦車誘導弾      18
 11月24〜30日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲  49
 11月25日     0830〜1630 76mm発煙弾      29
 
 期間には、予備日が含まれています。

2.爆破訓練
  期間        時間      砲種等           弾数等
 11月24〜27日 0830〜1630 爆破薬          203kg

 期間には、予備日が含まれています。

3.航空機を使用する訓練等
 期間 11月16〜30日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 
 
4.危険立ち入り禁止場所 
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311 
 


09年11月6日記
 30日届いた演習通知
 いつもの通知とは違う演習通知です。
 
 各位                平成21年10月29日
                     別海町長 水沼 猛
   平成21年度自衛隊統合演習(実動演習)について
 このことについて、下記のとおり統合幕僚監部より発表がありましたのでお知らせします。

           記
1.演習の目的
  武力攻撃事態等に際しての自衛隊の統合運用要領について演習し、部隊の運用能力の維持・向上を図る。
2.実施期間
  平成21年11月5日(木)〜11月11日(水)
3.実施場所
  わが国の港湾、飛行場、演習場及び周辺海・空域
4.統裁官
  統合幕僚長
5.演習参加部隊等
  1)幕僚監部等 統合幕僚監部、各幕僚監部、情報本部等
  2)陸上自衛隊 西部方面隊、中央即応集団等
  3)海上自衛隊 自衛艦隊等
  4)航空自衛隊 航空総隊、航空支援集団、航空教育集団等
6.主要演習事項
  1)島嶼部の防衛
  2)統合輸送
  3)不法行動等対処
7.参加規模
  人員 41800名、  車両 1170両、  航空機約 300機  艦艇6隻

  これだけでは、どのようなことをするのか分からないが、実施対象地として矢臼別演習場が当るので、何かをするのでしょうが。毎度の通知とは少し違う。
         
 11月2日、西の方から昼間、爆破音が聞こえる。爆破は国道272号線の西側で実施されるので着弾地よりも離れるので音も小さい。31日も聞こえた。
 そして11月5日朝7時25分、南の方からヘリの飛行音が聞こえた。午後2時20分頃から車両がピリカ台付近で動き、夕刻まで続いた。


09年10月30日記
 変わった演習を
 23日の朝のこと。07時10分頃から牧場南側、ピリカ台の方から重車両の移動音がやかましい。室内でテレビの音に混じって聞こえる。
 24日09時半頃、部隊名、榴弾砲の門数、給弾車の数、現在行われている演習について問い合わせる。答えは26日との事。
 24日も朝から重車両の移動音が始る。西牧場を中心に東からも西からもこの車両の移動音が聞こえる。よく聞いていると時計回りに音が移る。夕刻にもそれがあり、最終は23時20分から23時40分頃まで、ピリカ台の方からその音が聞こえた。
 普通はご苦労さんだが、とんでもないことに金を使い上がって、となる。
 25日朝08時頃からピリカ台近辺で車両の移動音が、30分頃にはヘリ飛行音も聞こえる。午後2時頃から、ピリカ台近辺から車両とヘリの飛行音が4時半頃まで途絶えることなし。
 今日は26日、夕刻。問い合わせていた答が聞けました。部隊名は第2特科大隊。門数は155mm砲で12門。自動給弾ではないが、大型の車両が側砲にいて手動で給弾という。
 12門あるから一斉に撃つと機関銃のように聞こえる訳。
 26日早朝6時に外に出た。ピリカ台の近くから大きな音が聞こえる。これは車両の移動音ではなく、発電機か何かを動かすエンジン音だ。略1000m程離れているのに、この音の大きさは、と思う。
 所用で8時半頃茶内線を通って、街に。ミマッカ(三股)ゲートは開いたまま、そのゲート側に対戦車地雷(演習用)が置き去りにされていた。ゲートは無人、開放されたまま。
 地雷の訓練もしていることが分かった。そしてゲートから少し走ったら、今度は野営中の兵隊が3人。そして帰途午後3時頃だったか、上風連橋まできたら、新たな野営テントが目に入った。
 今回は実戦的な訓練が主なのだろうか。
 届いた演習通知。
1.爆破訓練
 期間         時間       砲種等         弾数等
 11月2日     0830〜1630  爆破薬        69kg
 11月4〜13日 0830〜2200   爆破薬        22kg

 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 11月1〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 

3.危険立ち入り禁止場所 
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311
 


09年10月23日記
 政権が代わっても
 16日射撃なし。17日朝05時55分外に出たら、南側と西側から車の移動音が聞こえた。キャタピラー付きの車両のよう。何かをしている、早くから。8時半から射撃の為の準備なのだろうか。
 09時39分小豆を取り込んでいたら、胸ドッキン!の発射音。155mm榴弾砲です。ああびっくりした。
 18日08時34分撃ち始める。午後2時頃からの射撃は凄かった。10連発を思わせる発射音を、そして30数秒後に着弾音が。これは自走榴弾砲が音の数だけ発射地点に配備されている証拠。講釈師のようになるが砲側給弾車も従えての射撃だったのか。とにかく凄い連続射撃をした。日曜日午後の、ひと時です。
 19日08時33分撃ち始める。12時50分頃から13時20分頃まで撃つこと撃つこと連続射撃をする。155mm砲を機関銃のように、これには驚きました。
 20日、午前中街に出て昼過ぎに帰った。三股ゲートで西に通り過ぎる車両5両ほどに会う。射撃訓練のない日で、終日音なしの一日だった。
 21日08時33分撃ち始める。09時40分頃、吾が西牧場入り口にジープが3台入ってくる。丁度馬たちに配合飼料を与える時だったので、それを済ませて何か御用ですかと声をかけた。
 東牧場を通り越して、間違ってここに来てしまったと言う。頭を下げて帰っていった。自衛隊が間違って西牧場に来るのは珍しいこと。
 名寄からの部隊だと言った。夕刻16時13分頃から約10分間で170発ほどを連続で撃った。
 政権が代わっても税金の無駄使いには呆れる。



09年10月16日記
 10月後半の実弾射撃通知
 9日午前10時半頃、通知が届く。
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 10月17〜19日 0830〜2200 155mm自走榴弾砲  1845
 10月21〜22日 0830〜2200 155mm自走榴弾砲  1170
 10月21〜22日 0830〜2230 120mm迫撃砲        9
 10月13〜15日 0830〜1630 120mm迫撃砲       13

 期間には、予備日が含まれています。

2.空砲射撃
 10月23〜27日 0830〜2200 106mm自走無反動砲  121

 期間には、予備日が含まれています。

3.航空機を使用する訓練等
 期間 10月16〜31日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 5機 中型ヘリ 8機 戦闘ヘリ 3機 
  
 10日10時13分から155mm砲を撃ち始める。11日08時31分から撃ち始める。12日撃たず。13日08時31分撃つ。夜も7時11分から撃った。14日撃たず。15日撃たず。牧場の西側境界付近上空を白鳥が南の方向に、コーウ!コーウ!と鳴きながら4、5羽飛び去る。冬の使者が今秋も遣って来た。第1陣だ。



09年10月9日記
 そろそろ通知が
 1日は撃たず。南側で夕刻人の声がした。2日08時34分撃ち始め、夕刻まで。3日08時32分撃ち始める。4日08時32分撃ち始める。5日08時34分撃ち始める。7特部隊が撃っていると言う。6日撃たず。7日、8日と撃たず。これは予定の通り。
 9日は155mm砲を撃つ日だ。このページの記事が少ない、これが有り難い事なのだがさて・・。
 8日朝から南側から重量車両の走る音が聞こえる。9日から撃つ為の準備だろうか。明日は台風18号がこの地方を通過する予報が出ている。
 8日午後2時半頃、演習通知を取り扱う課に電話を入れると、別海業務隊から今日届いたと言う。町から届くのは10日になるか。



09年10月2日記
 お隣さんとの関係
 24日連休明けで射撃が始った。いつもの発電気のエンジン音がするので念の為と牧場の西境界に行って見た。22年前だったか川瀬牧場は鉄線で西牧場を取り囲まれた。馬は自分の牧場で飼いなさいと言う実力行使でした。
 私が転居して来た時、その騒動は一段落していた。牧場の取り囲みは昔の話だと思っていたが、昔話でないことを先週思い知った。
 新たなる取り囲みが進行中です。二昔前は木の柵でだったが、今木柵は鉄柱に変わり補強されて西牧場の取り囲みが完了している。
 馬は所々で囲みの鉄線を潜って演習場域に出入りしていたが、今は西も東も囲みを突破は出来ない。南側は川幅1m弱の小川があって柵等無用です。そこにも鉄柱が打たれ、鉄線は張られているが。
 残るは北側、ここには東牧場への通行路の出入り口があり365日開放されている。
 牧場の住人が知らない内に囲い込みの状況がより厳しく変化していることです。物言わぬ馬たち、囲い込みに怯むことなく北側に出てゆく。
 川瀬さんの馬がその生活を支えたように、19年間ポニーの放牧で川瀬流を真似てきた積りでいます。頑張れポニー、と言いたい。
 28日08時32分撃ち始める。203mm砲にしては音がやさしい。
 届いた演習通知は
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 10月1〜6日  0830〜2200 155mm自走榴弾砲  1870
 10月9〜15日 0830〜2200 155mm自走榴弾砲  1084
 10月13〜15日 0830〜1630 多目的誘導弾システム      
 10月13〜15日 0830〜1630 120mm迫撃砲      13

 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 10月1〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 
  
 今回の演習通知には平成21年度の火薬類保安技術実験ついての実験日程も知らされた。
 期間:10月26日から11月1日、08時30分から16時30分の間
 場所:矢臼別演習場爆破訓練場
 この訓練は経済産業省原子力安全・保安院による、とある。

 政権は変わっても、演習内容には何の変化も無い感じ。これからのことでしょうか変化は。



09年9月25日記
 春のGWと同じに
 18日も終日撃たず。これは少し変な感じ。19日08時50分撃つ。着弾地の音は小さい。20日08時34分撃つ。着弾音聞こえず。窓を開けて聞き澄ますとちゃんと着弾音が聞き取れる。が窓を閉めると着弾音は聞き取れない。榴弾の爆破薬の量に因るのだろう。
 弾は着弾地に撃ち込まれているのだろうが、炸裂爆薬の量が違うとこれほどの差が出るものなのか。時には着弾地の爆裂で家ごと揺れる時もある。
 21日、22日、23日、射撃部隊も秋の連休をした。
 24日、今日の射撃砲は203mm、155mm自走榴弾砲、120mm迫撃砲で、10時20分、155mm砲から始めたようだ。
 朝早くから牧場の西側からエンジンの音が聞こえる。これは情報部隊に電力供給のエンジン音だと思う。
 牧場西境界で情報部隊の視認はできなかった。しかし境界から300m以内でエンジン音が。11時20分頃、10連発を撃った。これは自走榴弾砲が10台連なっている証拠。視認はしていないが、同じ方向から音が。
 夜になって19時18分、203mm砲を撃ち始める。19時41分から51分頃まで時には3秒内に長くても10秒と間をおかずに撃ちつづける。今夜の射撃は砲弾の風きり音が着弾まで続き、その音が途切れない。19時55分頃一時射撃が止んだので、耳を澄ますと夜の静寂に発電機の音が聞こえる。
 激しい射撃訓練です。20分ほど外に出て音を聞いていたが、屋内に帰った。今20時10分又狂ったように撃ち始めた。1発30万円以上の血税が着弾地に消える。無駄遣いの最たるもの。
 射撃の終わったのは21時58分頃。203mm砲の榴弾炸裂は家を揺るがした。



09年9月18日記
 音だけで監視をしているが
 11日08時32分撃つ。12日14時頃撃つ。この日の撃ち終わりは16時28分。13日09時15分撃つ。14日09時44分撃つ。発射音と着弾音の間隔、約31秒。着弾音小さい。15日09時03分撃つ。
 16日自宅を留守に。12時半頃、ミマッカ(三俣)ゲートの電光掲示板は電動掲示はしていなかった。
 17日撃たず。
 12日午後、用があって駅前市街に出た。ここで目にしたのが弾薬を積載したトラック。7特というプレートを付けていた。第7特科連隊のトラックらしい。4台が続いていた。
 北海道は千歳からの部隊らしい。この部隊には203mm砲は無いらしく、砲が違うと部隊名も変わるようです。
 前にも書いたが203mm砲を撃つ為には給弾車と言うものが付随している筈。重たい203mm砲弾を手動での装填は難しいでしょう。
 18日までは155mm砲を、19日からは203mm砲を、何れも給弾車を控えての射撃だろうと想像します。まあ年中無駄使いをしているのです。



09年9月11日記
 届いた演習通知
 4日08時40分、撃つ。09時頃ヘリ飛行音。5日08時過ぎヘリ飛行音。09時36分撃つ。6日撃たず。7日今日も撃たずか。8日撃たず。予定にないから当然。9日07時25分頃、西の方から車両の移動音がする。09時15分203mm砲を撃つ。発射音と着弾音の間隔は約30秒。トライベツの北側から撃っているのだろうか。
 射撃通知が10時30分頃届いた。
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 9月16〜18日  0830〜2200 155mm自走榴弾砲  1980
 9月19〜20日  0830〜1630 203mm自走榴弾砲  1100
 9月24〜26日  0830〜2200 203mm自走榴弾砲   561
 9月24〜26日  0830〜2200 155mm自走榴弾砲   913
 9月24〜26日  0830〜2200 120mm迫撃砲      220
 9月28〜30日  0830〜1630 203mm自走榴弾砲   326

 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 9月16〜30日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 

 予備日が含まれているとは言え、9月1日から始った射撃日、6、7、8、撃たずが3日間。後は予定での話しになるけれど、今月は秋の連休日の3日間を除いて予定が組まれている。30日中撃たないのは6日間のみ。軍事予算は打出の小槌なのでしょうか。



09年9月4日記
 さて8月30日は?
 28日は09時15分から撃ち始める。29日、30日はさすがに、これは選挙に備えたのか。
31日08時31分から撃ち始め、夜7時1分から射撃音が続いた。
 9月1日06時30分頃台風11号接近の雨の降る中、南の方から大きな車の移動音がする。ジーゼル機関の音だ。射撃音は夕刻まで続いた。
 8月30日という日が演習場にとってどのような意味を持つ日なのか、監視をしっかりとしないと。
 政治を変えたい国民の立場を考えるなら、ここで使われる防衛予算に変化が現れる筈。果たして民主党政権にどれだけの変革が出来るのか?
 9月2日台風一過、快晴。08時38分撃ち始める。15時50分頃か、2秒間に5発を撃つ。これは明らかに自走榴弾砲の5台の連射だ。19時30分夜間射撃の開始。
 3日06時頃から車両の移動する音が聞こえた。ここでは日常なのだがこの音は気分を悪くする音です。08時33分撃ち始めた。夜間も撃った。
 海兵隊の監視以外は夜の監視はしない。が8時半頃外に出て着弾地の方を眺めていると照明弾と榴弾が交互に撃たれていることが分かった。
 西牧場の場合、着弾地を見るには不便です。家の周りは樹高12、3mの樹に囲まれていて見通しが利かない。
 そんな訳で、着弾地を監視するには25m程の高い展望台が建てば監視には持って来いな訳です。
 さあ今夜は展望台から監視をしようか、そんな日の来ることを目論んでいるのだが。この話は別の機会に。



09年8月28日記
 届いた演習通知
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 9月1〜7日  0830〜2200 155mm自走榴弾砲   1724
 9月9〜13日 0830〜1630 203mm自走榴弾砲   1095
 9月14〜15日0830〜2200 155mm自走榴弾砲   1320

 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 9月1〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 
      
3.危険立ち入り禁止場所 
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311

 22日晴れ、撃たず。静かな矢臼別原野。
 23日晴れ、撃たず。9月は税金の無駄使いの多いこと。選挙に関係がないためか。
 24日午後2時23分頃ヘリの飛行音が。それっきり、今日も静かです。やはり選挙と関係ありか。
 25日、9時3分頃撃ち始める。夕刻16時25分頃駅前市街から矢臼別に帰った。茶内線のゲートでは射撃中の電光掲示板が点灯していた。
 26日も27日も9時過ぎから撃ち始めた。
 29、30日を除いて射撃日が続く予定。
 選挙が終わるまで撃たないのかと思っていたが、それは考えすぎで、選挙などは意に介さず撃ちます。



09年8月21日記
 情報開示を求めようか
16日08時39分撃つ。いつもより音が小さい。17日08時31分撃ち始める。18日撃たず。総選挙とは関係ないだろうが、音は聞かなかった。
 19日、20日とヘリコプターも飛ばない静かな演習場です。今週は特別書くこともなく有り難いことなのです。
 それで最近手に入った「北部方面演習場等の使用及び管理に関する達」 と言う文書のことを書いておきます。
 この文書は矢臼別演習場使用整備要領が頭に出てきて、お隣さんがどのように管理されているかがよく分かる文書です。
 このような文書を早くから知っていればもう少し監視の術もあったろうにと思う。爆破訓練などは川瀬牧場からは10km余も西方向に離れていて、監視などは出来っこない。その他色んなことが書かれていて、これからは参考にしたいと思う。
 後一つこれは、と思うことがある。射撃終了書とか射撃通報とかが業務隊長宛てに出されていることだ。情報公開で文書さえ出せば詳しい射撃情報が手に入るだろう事です。
 これは今年末の課題となりそう。これが手に入れば演習場開設来の情報開示になろうから。
 友人がくれた大きなお年玉です。



09年8月14日記
 盆踊りを監視した業務隊
 盆おどりの8日昼間、西牧場の西側境界がおかしな気配、それで久しぶりに境界線まで出かけた。ジープが2台、それに大型トラックが1台境界の北西の隅に当たる部分に停車していてその脇に野営用のテントまで張っている。携行の小型発電機まで使って、10人くらいで盆踊り監視の起点にしているようだ。
 (何日か前にチエンソーの音が聞こえたと思ったら、牧場のこの一角、外側が帯状に笹が刈り取られていて、あの音は草刈り機の・・・だったのだ。)
 監視のテントを張る等、最近見かけなかった風景。私は牧場内に立ち、隊員と話が出来た。盆おどりのことは何も知らない隊員で、野営テントの側には4、5人が椅子に腰掛けて休んでいた。が、私のカメラを見ていつの間にか姿を隠した。ここで費やす時間がもったいないので直ぐに引き返したが。
 9日も午前中は監視の隊員が牧場西側境界に張り付いていた。昼前から正午にかけてヘリが盛んに演習場南域で飛行を続けた。盆おどりとは無関係の飛行だと思うが。
 遅いと思ってた演習通知が11日に届いた。8月後半分。
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 8月16〜19日 0830〜2200 155mm自走榴弾砲    223
 8月25〜28日 0830〜2200 155mm自走榴弾砲    931
 8月31日     0830〜2200 155mm自走榴弾砲   318

 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 8月16〜31日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 
      
3.危険立ち入り禁止場所 
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311



09年8月7日記
 久しぶりに戦車を
 7月31日に予定されていた203mm砲の射撃はなかった。予備日になったようです。8月1日は8時40分頃から撃ち始めた。射撃音よりも着弾音が我が家には響きが大きかった。着弾、炸裂の地響きが凄い。4日間で3250発を撃つ事になるのか。
 8月2日8時32分撃つ。
 3日09時27分から撃つ。川瀬牧場から17km離れた駅前市街で仕事をしていたが、203mm砲弾の着弾音がやけに大きく聞こえた。隣で仕事をしていた人もやかましくて困ると話していた。
 14時頃から30分は西牧場に帰ってから着弾音を聞いた。着弾の度に台所の窓がガシャン、ガシャンと鳴る。腹の立つことよ。16時前から叉撃ちだした。雨が降る中の射撃です。榴弾砲は着弾音が凄い。着弾して炸裂の地響きが凄いのだ。岩盤でなくて火山灰の層が続く根釧原野、独特の地表の振動が伝わる。
 4日終日静かに。5日牧場南側でチェンソーの音が午後になって聞こえた。演習用の何かを造っているのだろうか。4日を過ぎれば月半ばまで射撃訓練はない。
 6日、今日辺り8月後半の訓練通知が届くのだろうか。
 ミマッカゲート(町道茶内線で川瀬牧場から700m付近)を駅前市街に向けて通過しようとしたらゲートが開いていて要注意。西側から東側に町道を横切った戦車でした。
  70式戦車だと思っている。
 
 川瀬牧場の周辺で終日これが走り回った。燃料の消費量は桁外れに大きいと聞いている。仕事が忙しく、監視は怠ったが、とにかく9時頃から夕刻まで走行音が途絶えることは無かった。



09年7月31日記
 業務隊、M管理課長に会う
 23日、西牧場周辺で機関砲の射撃音がした。
 25日、夕刻ミマッカゲートで自衛隊の車が通過中だった。私は町で用を足しての帰り道。東から西側に横切って、ゲートを閉めようとしている隊員に、何処から来ているのですかと訊いたら「四国から」という。名古屋からでは、ともう一度訊くと「俺達は四国から」と。
 隊員と直接話を交わすことは久しくなかった。でも聞いてみて得した感じでした。10師団に四国の部隊が混じっているとは。色んなことをしてるんだ。
 届いた演習通知で気になることは爆破訓練、これ程爆破薬の多いのは初めて。それに発煙訓練が通知されたのも初めてではないか。
 7月の11日に化学加工品の爆破訓練のあったことは書きました。発煙や爆破音で射撃を偽装することも分かってきました。
 発煙訓練がどういう物なのか、注意して監視をしたいと思う。
 27日、時々ヘリコプターの音が。31日には1625発の203mm砲の射撃予定、これは喧しい。
 28日午後2時頃、別海業務隊が10人ほどで団結道路に顔を見せる。先々週金曜日は気配をだったが今日は本物が姿を見せた。盆踊りに備えての虎ロープの張替えだ。
 以前、所によっては2車線の路面が確保されていた道路が全くの1車線幅に鉄柱を撃ち替えた。私の今まで通りの要請を拒否したのは別海業務隊、管理課長のM氏だった。これは偉い課長さんに会えたと、一つ質問をする。
 道路側の樹が通行の邪魔になることがあるので切倒したいのですが、どういう手続きを取ればいいのでしょうか、と。応えは早い、伐採は認めないこと、但し樹が枯れないような枝打ちは宜しいと。
 今後、邪魔になる枝は切り落とすことが出来る。今日の言質は大きい、道路管理の課題でしたから。道路側方1m内の樹の伐採が最も望ましいのだが、即決そこまでは高望みだろう。

 8月前半分の演習通知が25日届いた。
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 8月1〜4日 0830〜2200 203mm自走榴弾砲    1625

  期間には、予備日が含まれています。

2.爆破訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 8月1日〜11日  0830〜2200 爆破薬         5449kg
  
 期間には、予備日が含まれています。

3.発煙訓練
 使用期間   平成21年8月11日〜15日の間
 使用時間   日の出〜日の入りまでの間

 期間には予備日が含まれています。

4.航空機を使用する訓練等
 期間 8月1〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 7機 中型ヘリ 5機 
         戦闘ヘリ 2機 

5. 危険立ち入り禁止場所 
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

6.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311
 


09年7月24日記
 17日ロープが
 金曜日の駅前市街への外出は定期的にと言ってよい。先週末は西牧場と東牧場を行ったり来たりした。
 17日は午後から街に出たが、団結道路の様子が少しおかしい。誰かが道路を歩いた気配を感じる。
 別海業務隊が、団結道路に張り巡らしたロープの補修をしたよう。盆おどりの前には道路の両側に鉄柱を立て、ロープを巡らして演習場域に侵入しないよう文字盤を吊るしたりする。そのロープを馬たちがくぐって出たり入ったり。
 時には馬がロープに絡まって捕捉される。そんな時はロープを切断して馬を解放する。馬の放牧は18年にもなろうか。
 ロープに掛けられた文字盤には「通行は速やかに」等と書かれていたり。が、好き勝手なことを書くなっ!ゆっくり歩こうと、早く歩こうがこちらの勝手だ!と言いたい。
 それにしても転地演習は音なしの構えに等しい。静かに今週は過ぎてゆきます。
 道路の補修が始ると業務隊が姿を見せるのでしょうが、盆おどりの日程が徐々に迫ってきます。
 20日、16時頃西牧場の西方で20分くらいだったかヘリコプターの飛行音がけたたましく聞こえた。西の空を眺めたが、機影は見えなかった。時を同じうして東から大きな車の走行音がする。川瀬東牧場からに違いない。砂利舗装の工事が始ったのだろうか。
 夕食前観に行くと、読みに違いは無かった。今日午後から団結道路に砂利を500mほど敷かれていた。
 補修工事は役場を通じて申し入れていた。で業務隊のロープ点検となったのだろうか。誰かが何かをすると直ぐ分かる、牧場近辺。



09年7月17日記
 戦車砲の音が
 7月11日05時10分頃バン! という音が居間に居て聞こえた。これは射撃音だと思い、窓を開けた。外は外気温12℃ほど。少しひんやりする朝だ。5時15分頃まで続けて8発ほどを牧場西側から聞こえた。これは間違いなく戦車砲の射撃音だ。
 過去にも時々、射撃時間外の射撃をしたことがある。転地演習の部隊が規則を守らない。周辺住民を無視している証拠だ。厳しく抗議しなくては。
 06時、業務隊に問い合わせるも、演習場の担当者とは連絡が取れないので時間をほしいと。その電話の最中に2発の発射音が。
 08時15分、業務隊から電話が。先の問い合わせに対しての答です。戦車砲は撃っていないという。何の音ですかと訊ねると、化学加工品の爆破訓練だと。発煙の色とか音とかを色々変えて射撃点の偽装を装う訓練に聞こえた。
 そう聞くと頷ける。明らかに戦車砲と聞き間違えるし、発煙の色がどのように替えたかは知る由もないが、砲撃の偽装の・・話は頷ける。そう言えば北の方からも射撃音のような音が聞こえた。
 14日早朝4時頃から、何時も聞くラジオが聞けない。これも電波障害か。7時頃からは受信感度は戻ったが、4時頃の感度はゼロに。何かをやっていてのだろう。
 午後1時頃から155mm榴弾砲を撃ち始める。そして7時過ぎからは夜間の射撃だ。空に雲がかかった為か音が良く響く。9時30分頃からは照明弾と榴弾が撃たれて喧しく、つい外に出る。
 暗闇の筈が懐中電灯なしで歩ける明るさ。9時50分まで射撃が続いた。歓迎せざる花火大会、血税を使いあがって。
 15日朝から車軸の雨。朝は4時44分に目覚める。他でもないその雨の音以上にピリカ台付近を走り回る車両のエンジン音で目を覚ました。08時31分大きな射撃音が。降雨の中、午後4時半直前まで榴弾砲を撃ち続けた。

 7月11日10時半頃、7月後半の演習通知が届く。
 1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 7月16日 0830〜2200 155mm自走榴弾砲     201
 7月31日 0830〜2200 203mm自走榴弾砲    1625

2.空砲射撃
 期間         時間       砲種等          弾数等
 7月16日〜25日  0830〜2200 105mm戦車砲     53
  
 期間には、予備日が含まれています。

3.爆破訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 7月17日     0830〜1630  92式地雷原処理車 106kg
 7月22〜23日 0830〜1630  爆破薬          289kg

 期間には予備日が含まれています。

4.航空機を使用する訓練等
 期間 7月16〜31日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 4機 中型ヘリ 5機 大型ヘリ 7機
         戦闘ヘリ 3機 戦闘機 5機

5. 危険立ち入り禁止場所 
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

6.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311
 


09年7月10日記
 車の多いこと
 7月3日、午後2時半頃駅前市街に出た。駅前市街は国道243号線が通り抜ける。この道を自衛隊車両が独占するように南へ、矢臼別演習場へと走っていた。
 車両数が1450両ですからいつもとは違う。この日、1日だけではないのだろうけど、自衛隊の車両、やけに目についた。
 戦車は74式戦車が18両、155mm砲は22門も入っているという。1日から3日までに33発の戦車砲を撃つというが、西牧場では射撃音は聞くことはなかった。
 74式戦車を調べてみると、総重量は38トンもある。名古屋方面からわざわざ運んできて、7月半ばまでに88発の戦車砲を射撃して、また持ち帰る。どんな風に持ち込んだのか、見てはいないけれど、自衛隊は金持ちですねぇ。
 7月5日07時16分頃、ピリカ台付近で重量車両の走行音が。2分間ほどで音は止んだが、異様な響きが二重窓の室内に聞こえました。14、15日までは射撃音はしなくとも、戦争ごっこは続きます。
 7日10時頃、上空をジェット戦闘機の飛ぶ音がした。西から東の方へと。しかし姿は見えずでした。午後3時頃、また西から聞こえて東に音が過ぎる。と今度は東上空に飛び去る小さな機影が見えた。そして夕刻17時頃ピリカ台の近くから車両の移動音が。
 射撃がないと静かな矢臼別演習場です。終日畑で草抜き作業をした。だから牧場周辺の動きはよく分かる。
 8日、昼間時々西隣で車両の走行音が聞こえた。が、まあ射撃音がないと静かな矢臼別といえる。
9日は戦車砲の射撃がある日だ。聞こえるかどうか、さて。朝7時から12時まで外出。午後は在宅したが射撃音は全く知らずに。
 午前中国道272号線で10後支のマークの入ったジープを見る。
10師団の車両なのか?国境4叉路で矢臼別演習場に入った。



09年7月3日記
 情報を公開しない
 2日朝現在、協同転地訓練部隊は演習場に入っているという。
 26日09時18分、120mm迫撃砲を撃つ。発射地点は西牧場の西側です。射程は精々4、5kmか。
 27日09時45分迫撃砲を撃つ。28日、29日、30日は終日撃たず静かに。
 7月1日、午前中雨の降る中、菜園を見回っていたら、南の方から車両の移動する音が聞こえた。終日降雨が続いた。
 協同転地演習通知が今日も届かなかった。長年の習しを破って何も通知しないで演習をしようというのだろうか。これは問い合わせをしてみよう。
 7月2日午前9時前、問い合わせたら月の前半、後半で射撃訓練通知はするが、特別に転地訓練は通知していなかったという。北方機動演習という呼び名で過去には通知をしていたと思うのだが、それは由として、戦車の型式、戦闘機の型式、大型ヘリの型式などを問い合わせた。
 即答は出来ないので、時間をほしいとの担当者の話。川瀬さんが居たときは「機動演習で部隊が3000人、4000人入っても何をしているのかさっぱり分からないねぇ」こんな話をしたことを思い出す。
 射撃訓練でドンパチ音を出さない限りは、そして牧場の周りを重車両が走行しない限りは何も分からないままに演習は終わる。
 ただ過去の機動演習では1日、2日昼夜を分かたず牧場の周辺を重車両(キャタビラ付き車両)が走り回って、映画の中で観る戦場風景を思わせる数日があった。
 機関砲は射撃訓練通知には入っておらず、これがけたたましく鳴り響き、ゴウゴウバンバン走行音を響かせて、となると戦場さながらの川瀬牧場に。
 矢臼別演習場での一般公開は最近やられていない。少しずつ、少しずつ公開をしなくなるのでしょうか。



09年6月26日記
 協同転地演習通知が
 19日撃たず。26日から28日に撃つ予定だ。
 届かないけれど、6月の末から8月にかけて協同転地演習が矢臼別演習場で予定されているという。詳しいことは分からないが、内地の部隊が遠路はるばるやって来るのだろう。26日から28日の射撃がこじんまりしている理由が分かる気がする。
 嵐の前の静けさの感じだ。その内に詳細が届くのだろう。インターネットで調べると6月末から8月まで矢臼別演習場で協同転地訓練と出ているが、詳細が分からない。24日別海町役場の総合政策課に問い合わせたら、次のようなことが分かった。
 部隊名は第10師団 矢臼別に入るのは7月5日から26日まで 人員は3950名 車両数は1450両 火砲22門 戦車18両 飛行機12機等々が電話先が教えてくれた。
 火砲が155mm砲なのか203mmなのか、戦車が何型なのかなどは分からなかった。
 それにしても今になっても共同転地訓練の詳細が町民に知らされないのが分からない。今まではきちっと伝えていたのに。
 24日昼前届いた7月前半の演習通知は
 1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 7月14日〜15日0830〜2200 155mm自走榴弾砲  1666
 
 期間には、予備日が含まれています。

2.空砲射撃
 期間         時間       砲種等          弾数等
 7月1日〜3日  0830〜2200 105mm戦車砲       33
 7月9日から15日0830〜2200 105mm戦車砲       55
 
 期間には、予備日が含まれています。

3.航空機を使用する訓練等
 期間 7月1日〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 5機 中型ヘリ 6機 大型ヘリ 7機
         戦闘ヘリ 5機 戦闘機 5機

4.危険立ち入り禁止場所 
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311

 上記射撃通知では協同転地演習がさっぱり分からない。さてどの様な転地演習通知が届くやら。



09年6月19日記
 多連装ロケット弾の値段は?
 12日08時44分雨天、撃つ。13日今日も203mm砲を撃つ日だ。08時33分撃ち始める。今日も雨天の中。これしきの雨で戦闘を中止する筈も無いが。今日も約500発を撃ちつくすのだろう。雲が厚いせいか、射撃音が雷鳴のように響く。
 14日射撃なし。15日09時05分撃ち始める。略20秒間隔で撃ち続けている。今日の予定は482発、1分間で3発、規則正しくは変な言い方だが。午後からも撃ち続けた。
 16日は射撃のない日だ。17日からは多連装ロケットの射撃が。10時45分撃ち始める。ドン!と射撃音がして約5秒後、南東方向樹頂から飛び出すように、火を噴いて飛ぶロケット弾を視認。30分ほど経つが次から次と撃ち続ける。12時前、静かに。
左は西牧場の我が家居間から撮影した飛行するロケット弾の写真。中央下部で白く見えるのがロケット弾で左から角度約20度の右肩上がりで見えなくなる。発射音から5秒ほどでこの辺り、空間を飛行するのでカメラを構える。それがこの写真。百聞は一見に如かず、努めました。
 ロケット弾T発が何百万円単位であることが最近分かった。詳しくは分からないが。それはR30ロケット弾がヒント。これが当時1発350万円だった、と(著書:北の反戦地主の81ページに)。今から42年も前の話ですが。
 17日、18日で80発を撃つ。1発数百万円が1分と経ない内に消えてなくなる。そう考えて間違いない。
 榴弾砲の値段、ロケット弾の1発の値段が分かってくると防衛予算の無駄の程が益々脳に沁みてくる。何とも虚しい。
 18日、終日撃たず。17日に80発を撃ち終わったようだ。



09年6月12日記
 日々、射撃は続く
 6日は音なしで終わる。多連装ロケットも予定弾を5日に撃ち尽くしたのか。今日7日からは203mm砲だ。午後1時半頃だったか撃ち始めた。撃たなくなったのは午後4時頃。今にも雨が降りそうで、外に出ることはなかった。
 8日、08時33分撃つ。8時54分単発だが40秒ほどの間隔で撃ち続けていら。単純な計算だが夕刻までの8時間で500発を撃ち終わるには1分間隔で撃ち続けて、丁度間に合う。撃ち方には色々あって5、6発を連射することもある。今朝の撃ち方は1分以内の射撃が続くようである。
 着弾音で窓が音を立てる。榴弾砲なのだろう。最近は家の中に居ても分かる。こうなると気持ちが憤ってくる。一発一発窓が音を立てるなんてのは普通じゃない。
 平和な生活権の侵害だ。人口が多いから少ないからの問題ではない。
 8日午後3時03分6連発連射、3時50分頃、20秒間隔で撃ち続ける。午後4時20分頃まで撃ち続けたよう。
 9日、8時45分頃だったか撃ち始めた。そして終わったのは午後の4時過ぎ。あきもしないで終日撃ちました。
 10日、9時過ぎからだったか、撃ち始めて終わったのは16時28分だった。昼間の射撃時間のぎりぎりまで撃った。
 10日昼間ミマッカゲートの前まで行ったら、ゲートの監視ボックスに隊員が居た。で今う撃ってる部隊は?と訊いたら美幌からの101特科大隊だと言う。
 11日、今日は12時53分降雨の中射撃を始める。そして6月後半の演習通知が届いた。次ぎの通りです。
  1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 6月17日〜18日0830〜1630 多連装ロケットシステム  80
 6月18日     0830〜2200 203mm自走榴弾砲  482
 6月26〜28日  0830〜2200 120mm迫撃砲     75
 6月26〜28日  0830〜1630 対戦車誘導弾      18
 6月27〜28日  0830〜1630 81mm迫撃砲      88

 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 6月15日〜30日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 大型ヘリ 3機
         戦闘ヘリ 3機
  
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他 
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311

 射撃訓練について言うなら、6月後半は15日中で8日はしないようです。が訓練に休みは無いようです。ヘリが飛行したり色々と。



09年6月5日記
 監視の目を強めなくては
 30日08時32分撃つ。午後も撃つ。31日、5月最終日08時41分撃つ。6月1日08時35分撃つ。6月2日ヘリは飛んだが、撃たず。
 308発は初日に撃ってしまったのか。
 6月3日、曇り空08時32分、ドーンと大きな音。多連装ロケットシステムだ。飛行音がして、途中音が消えて叉西の方で飛行音がしてドーンと炸裂音。今日は飛行体は確認できず。午後になっても射撃音がした。
 6月4日08時45分、今日も予定表を見ると、多連装ロケットの日だ。こちらは畑の除草作業をしているので、大きな音がする度にドキッとする。
 ロケット弾は飛行中は赤い火を噴いて飛ぶので視認できるのだが今回は未だ視認をしていない。発射音と着弾地から聞こえる小さな炸裂音は29秒の時間差。窓を開けて聞いていると発射音の10秒後に8秒ほどジェット飛行機の飛行音に似た音がして、その10秒後に小さく炸裂音。
 最近ガザ地区に撃ち込まれた白燐弾の写真を見る機会があった、ロケット砲も白燐弾を撃てる筈です。ここは戦場ではない、でもその為の演習場です。もし我が家に間違って飛んできたらと思うとゾッとする。
 先日、沖縄県の知事が鳥島の射撃場使用を止めさせなくては、と現地を海上から視察してコメントしていた。気になるのは鳥島では劣化ウラン弾を撃った事実です。
 未だ今年は米海兵隊は射撃をしていないが、何を撃つか分からない連中です。自衛隊だって海兵隊に負けないで何でも持っている、と豪語する連中です。油断は出来ません。
 監視の目を強めなくては。



09年5月29日記
 22日夜撃つ
 22日午前9時47分から撃ち始める。そして夜も。20時すぎあまりにも派手に音が続くので雨の降る中、外に出て見たら西の方角が火事のように明るい、今夜は照明弾を撃っていたんだ。20時25分頃音が止む、射撃は終わったのだろうか。
 23日08時31分、撃ち始める。今日の射撃は音が大きく響く。雲が垂れ込めているためか。午後4時頃まで撃った。
 24日10時20分、降雨の中撃つ。テレビの地上波、教育テレビが上手く受信できない。これは演習部隊の使う電波の影響だと判断している。
 25日、8時39分撃つ。26日08時31分に撃ち始める。27日射撃音聞かず、ヘリ飛行音は時々。28日朝から撃たない、と思ってたら演習通知が届いた。
  1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 6月1日〜2日0830〜1630 155mm自走榴弾砲    308
 6月3日〜6日0830〜2200 多連装ロケットシステム    119
 6月7〜11日0830〜1630 203mm自走榴弾砲    2759
 6月12〜13日0830〜2200 203mm自走榴弾砲    1105
 6月15日   0830〜2200 203mm自走榴弾砲     482

 期間には、予備日が含まれています。

2.空包訓練
  期間         時間       砲種等         弾数等
 6月6日〜7日 0830〜1630 203mm自走榴弾砲    49
 6月12日〜15日0830〜1630 203mm自走榴弾砲   66

 期間には予備日が含まれています。

3.航空機を使用する訓練等
 期間 6月1日〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 戦闘ヘリ 2機
  
4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311

 自衛隊の射撃を監視した経験はありませんが、今回の通知では1日あて400〜500発の榴弾砲を撃つようです。1日から月半ばまで4773発を撃つ予定です。いつも書くように値段は定かではありませんが、20年ほど前に当時の業務隊長から155mm弾を5万円ほど、と聞きました。
 未だに弾1発の値段が分からず情けない限りです。20年前の値段から推し量っても如何程血税を無駄遣いしているか、怒りを爆発させてください。



09年5月22日記
 彼らは定時に撃つ
 他でもありません彼らとは自衛隊のことです。何処から来ている部隊かはしらないが、今日は20日、我が家に射撃音が聞こえるのは8時31分代。時には30分代に。きっちりと朝の撃ち初めの時間を守る。
 155mm自走榴弾砲で、これには給弾車等も従えている筈で、と見てきた様な事を書きますが、人力で重い砲弾の装着はしていないだろうと考えたり。
 ところが見てきた様な話にはならないで、撃ち始めたのは9時丁度でした。1分間隔くらいで5発くらいを撃ち、特別監視はしなかったが、午後も撃ち続けた。室内では着弾音が聞こえない。
 今日は21日、何処から来た部隊なのか問い合わせてみよう。
 21日、午前午後と撃たない。317発は昨日撃ってしまったようです。午後2時頃問い合わせていた項目について業務隊が答えてくれた。
 昨日撃った部隊は第5特科連隊で帯広から、そして明日から撃つのは東北方面隊の第9特科連隊だと言う。何れも自走榴弾砲9門づつを持ち込んでいるようです。
 砲側給弾車は両部隊とも持ち込んでおらず、装輪車で砲弾を準備していると。私の射撃講釈は全くの当てずっぽうでした。
 今日は快晴、気温は25度に近い。屋外を歩行するだけで汗が滲む。射撃には情報部隊がつき物だが、と問い合わせると来ていないという。
 定時に撃つ予測も、今回はそうではなかった。監視に予断は禁物です。



09年5月15日記
 本格的に撃ち始める
 8日08時31分から撃ち始めて、今16時20分、撃ち続けている。
 9日09時09分から、10日も朝から撃った。こちとらは畑仕事で忙しく、ああやってるな程度で特別監視はしなかった。
 今日は12日、予定表からすると、爆破訓練が15日までの予定だ。よほど注意していないと、これは分からないままに終わる。
 12日午後1時過ぎ、所用で隣町へ。爆破訓練の表示で、電光掲示板は訓練中を表示していた。夕刻帰る時も掲示板は点灯していた。272号国道を6Kmほど走る間に自衛隊のトラックに4台も5台も行きあった。釧路方向に帰る車両だ。
 13日から20日までは野焼きで、着弾地近辺は大童だろう、観たことのない作業だが。20日以降の訓練予定は届かない。
 と思っていたら13日、5月20日以降の演習通知が届いた。

1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 5月20日〜21日0830〜1630 155mm自走榴弾砲   317
 5月22日〜28日0830〜2200 155mm自走榴弾砲  1008
 5月29日〜31日0830〜1630 155mm自走榴弾砲  1056

 期間には、予備日が含まれています。

2.爆破訓練
 期間         時間       砲種等         弾数等
 5月16日〜20日 0830〜1630 爆破薬         38kg

3.航空機を使用する訓練等
 期間 5月16日〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機
  
4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311

 撃たなきゃ損だといわんばかりに弾数が多い。福祉に廻したら喜ぶ人が多いだろうになあ。勿論私もその一人。



09年5月8日記
 予定通り撃ち始めた
 5月5日朝、農作業の合間に聞こえてくるのは、白鳥が北に帰ってゆく鳴声だ。姿は見えないが西の方角からガオ!ガオ!と声だけが聞こえる。今の時期、例年聞く声だ。厚岸湾から北へ帰る白鳥の群があって、西牧場の西にある小さな池から飛び立つ声なのかも知れない。
 農作業に一所懸命で探索などはしたことがない。それにしても演習場内での自衛隊の動き、それらしき物音が聞こえてこない。
 7日から射撃訓練が始るので、その内動き出すのだろうが。
 7日09時15分頃射撃音が。撃ち始めた。国会中継をテレビで観ていたらドッカーンと。203mmなのか155mmなのかは聞き分けられない。発射音と着弾音の間隔は34秒ほど。45分間で4発の射撃音、15分で1ッ発のペース。着弾音の地響き音からすると、今撃ってるのは203mm砲なのか。
 午後に入って20分頃だったか、203mm砲であろうと確信した。着弾地からの音で、屋根を叩かれるような音が。いつもは昼寝の時間だが、これでは昼寝どころではない。15分間隔で2、3発撃っただろうか。南風の吹く中をジャガイモ植えに外に出た。
 午後1時半頃、東の方からヘリコプターが1機南側を飛んで西に飛び去った。これで今日の射撃が終わったと読んだ。陸上自衛隊の場合、ヘリコプターが着弾地方向に飛来するとその後は射撃をしないことが多い。
 3時過ぎまで外で仕事をしたが、射撃はしなかった。
 今日も白鳥の鳴く声が西の方向から聞こえた。



09年5月1日記
 演習場の見学
 今年も演習場見学のシーズンが来た。例年と言っては言い過ぎだが、隔年くらいの間隔でGWには演習場の東、南、西の主要箇所を住人二人で見て回った。砂防ダム建設現場を見て回ったことも。
 案内は川瀬さんで、私は聞き役でした。いつも走る道路ではないので帰り道を覚えきれないでいたが、運転席の川瀬さんは毎度きちっと入り口を間違えないで2、3時間の見学をこなしてくれました。
 昨春もお客さんがあって、場内見学をしたと聞きました。これからはその案内人が居ないわけで、その機会はなくなった。川瀬さんは時々入らないと、場内の変化が分からないから・・とよく話された。数知れず入ったけれど、一度も業務隊と行き会う事はなかった。
 魚釣りの人達が今の時期に釣行を試みるのも合点、GWの期間中、演習場内は業務隊の兵隊さんも手薄のよう。だから会いたくても会えないのが現実なのかも。
 GWが過ぎると堰を切ったように動き出します。先ずは今春もというか、今夏も着弾地の野焼きから始って、それが終わると射撃訓練が始るでしょう。
 最近厚岸町でのBMW技術のシンポに参加してふと思ったこと。厚岸町の上水道水源は矢臼別演習場からの水系だと聞きます。
 着弾地は演習場の東西に伸びる分水嶺の南側に存し、降水は厚岸湾に流れ込みます。
 白燐弾だの、地中深く潜り込む砲弾は劣化ウランを使っているかも知れません。米海兵隊は何をしているか演習場では好き放題です。
 だから不安なのです。水源が不安なのです。私の井戸水も。

 4月28日、演習通知届く
  5月の演習予想、少し読み違えました、前半は射撃訓練なしと読んだのに。

1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 5月7日〜10日0830〜1630 203mm自走榴弾砲   310
 5月7日〜9日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲    42 
 期間には、予備日が含まれています。

2.爆破訓練
 期間         時間       砲種等         弾数等
 5月12日〜15日 0830〜1630 爆破薬         38kg

3.航空機を使用する訓練等
 期間 5月1日〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機
  
4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311

 矢臼別演習場(火入れ)実施計画
目的
 野火発生の多発期にあたり、関係地区の火入れを実施し、火災発生の防止を図る。

 (1)場所:矢臼別演習場
 (2)期間:5月13日〜5月20日
 編成等
 (1)清掃作業人員:560名
 (2)装備:車両100両、ヘリコプター1機、水タンク車1両、
    ジェットシューター70個、空中消化器材2セット
 
 読み違いはこの後に射撃訓練かと思ったのだが。GWが終わったら早速、射撃訓練です。
 自衛隊はカネを持っている。不況なんのその。



09年4月24日記
 演習場のど真ん中から
 私はこの表現にいつも抵抗を感じる。日本人的感覚でいうと同じ類の一部でその所在を指す場合、それは異義を差し挟まない。しかし川瀬牧場は個人の所有地で演習場とは全く異質の存在。だから「の」が付くと所有や所属を表して前の言葉に従属して、川瀬民有地が泣いている。
 そもそも自衛隊は後から来て、取り囲むようになったのであって隣接しているだけである。演習場のピリカ台とか、着弾地等とは川瀬牧場は全く別物だと思う。
 これは最初に言い出した人の表現を借りて、これが定着したのだろうけれど、演習場に取り囲まれた何々とか、周辺から何km入った所にある川瀬牧場と言うのが分かりやすい表現ではないかと、思う。
 時には演習場の住人と言うことも聞いたことがある。これは今は自衛隊の連中を指して言う言葉で、民有地の住人が使うと間違いでしょう。例えば私の場合は川瀬牧場の住人が正しい表現だと思う。
 川瀬西牧場は北側周辺から約2km南に入って川瀬東牧場があり、そこを90度西に曲がって約1kmの地点に存する。
 矢臼別演習場は南北約10km、東西に約30kmで、東西の中央部、北側から約2kmの町道で東牧場は繋がっている。東西の牧場は私道約1kmで繋がる。
 そのようなことから、「憲法違反の自衛隊」その所有する演習場を冠とする表現はしたくない。 それがこちとらの気持ち。
 だから「演習場のど真ん中」という冠はしたくない。屁理屈かな?・・この言い分。



09年4月17日記
 4月後半分の射撃
 9日午前中、射撃予定通知が届いた。予想通り、4月30日まで実弾、空包射撃、爆破訓練は行わない、航空機の飛行訓練は実施する場合あり、と。
 先週の続きって訳ではありませんが、境界線の話を。
 川瀬さんと付き合いの長い方はご存知の話です。1987年の「囲い込み」の時に起こりました。先週の写真ページに出した西牧場の北東隅の地点から南東方向の境界線でのことです。
 入植者は境界沿いに3、4列での落葉松を移植したようです。演習場内に現在も落葉松の大木を散見出来るのは、その昔入植者が植林した落葉松で、その地が元入植地だった証です。
 川瀬さんの話だと、東隣の入植者が植えた落葉松の境界代わりの林が西牧場の内側にそっくり囲われていた、と言うのです。
 この「囲い込み」川瀬さん立会いの下で行われたのではなく、初夏の早朝に実施されたものでした。
 全く一方的な敷地境界の設置を行い、木製の杭を2m間隔に打ち込んで約16町歩を一朝にして取り囲んだのでした。
 川瀬さんは「俺、自分で植えたことのない落葉松が敷地内に入っていたんだよな」って。私が転居後、もう15年も前になるか、牧場周辺に沿って成長した落葉松は伐採売却された。
 東牧場では境界から1m足らず越境するコンクリート管(簡易便所)を撤去せよ、と言う別海業務隊。巾が数m、長さ数百mに亘る落葉松の境界林を西牧場とした「囲い込み」行動。
 川瀬西牧場は入植時に払い下げられたよりは、実面積は膨れ上がっている筈です。
 果報は寝て待て、と言います。将に夏の早朝に起こった「囲い込み」がこれでした。



09年4月10日記
 今週も射撃のないお隣さん
 4月中は射撃訓練はありません。訓練の有無には関係ないのでしょうが、5日の午前9時頃、平和池に徒歩でさしかかったら、丹頂が2羽飛び立ちました。
 今の季節、歩く姿勢は足元を見つめて歩きます。10m先も見てはいませんから30m程先で鶴が飛び立つのが分かりませんでした。
 過去にも何度か丹頂鶴が川瀬牧場に飛来したことはあったが、久しぶりのことです。最近鶴の生息数が増えたと言うので、そのためかなぁ、と思ったり。
 この日は風のない静かな日だったので、飛翔の風切り音と、続くカオー!カオー!と大きな鳴声を聞くまで気付かずに歩いていました。
 動物の話を後一つ、鹿が群になって牧場内を歩き回っている。その昔川瀬さんが切り開いた草地が5町歩程あって、これをポニーの牧場として有棘鉄線で取り囲んで放牧をしている。こうしたのは10数年も前の話。その外側に自衛隊が取り囲んだ8番線の囲いが約16町歩、大まかに言って南西方向と南東方向に400mX400mが川瀬西牧場で、その外側は演習場。
 囲い込みの訳は川瀬は「馬を牧場内で飼え」で、1987年でした。
 矢臼別の動物たちはそのような囲いはお構いなしです。勿論鹿は対象外ですが、約1mほどの柵等は自由に飛び越す。自衛隊が対象とした馬は馬力で柵を押し倒して越境を。
 鹿は冬の間は根室海峡の海岸縁に移動をして冬を越す様だが、もう二週間も前から西牧場に姿を見せ、昨年食べ残した枯れ草を馬と分け合って食んでいる。
 動物と言えば、後はキタキツネとカラス、それにカケスも時には姿を見せる。演習に関係なく野生動物は演習場内を自由に生きている。
 北の原野万歳です。



09年4月3日記
 ここに住む意味
 28日09時53分、南側で飛行機の飛行音が。飛行音が聞こえなくなると、50年前の原野に戻る。これが穢れを知らない原野の姿。
 川瀬さんが東牧場を留守にして、これも聞き逃した、あれも聞き逃したが多いです。が聞いた話を少しずつ書いてみます。
 演習場域に民有地が何箇所かあることはご存知と思います。川瀬東、西牧場はつとに知られていますが、他に3箇所ほど民有地があります。
 東牧場の近く、町道茶内線に沿ってと、後2箇所は西牧場の北側に位置する道路用地の回収漏れで民有地として残った地所です。これはM氏所有。
 後者については何度か現地に入って演習反対の看板などを設置したので良く知っている土地だが、前者は全く所在を知らないでいる。
 8年位前、看板を立てた地に転居を考えたことがある。が実現はしなかった。西牧場に人が住んでこその平和運動だし、川瀬さんが心配したように人が住まなくなると運動は弱まる。
 その証拠に西牧場は毎日自由往来だが、先の看板を立てた飛び地は地主は反戦の心を持っていても日々は自衛隊のゲートに封鎖されていて自由往来は出来ない。
 ここに人が住んだら東牧場と西牧場のように、一帯が解放区に近い関係が築けるからだ。不幸にして川瀬さんは入院加療中だが、川瀬宅には入居者が居て灯がともっている。
 その地にいて生活を続ける意味は大きい。でも最近思うこと、私もこの地の生活、長くは考えられない。移住する人を早く探さなくては。
 川瀬さんの矢臼別生活、半世紀余は偉大だと思う。



09年3月27日記
 届いた演習通知
 3月19日届いた4月前半の演習通知は実弾、空包射撃及び爆破訓練は行いません。但し航空機の飛行訓練がある場合を伝えています。これは勝手な予想ですが、4月後半も飛行訓練以外はないだろう。 
 先々週写真のページでお伝えした簡易便所の話を書いておきます。矢臼別ホテルの角と私の車庫とを見通して、右側に位置するのが問題の便所です。
 私の車庫はぎりぎり川瀬牧場の域内ですが10数メートルの幅で川瀬東牧場内に昔の道路予定地があって、その地を防衛庁が買収済みです。由って川瀬東牧場を割いて演習場域が道路予定地幅で存在します。
 それで、「この便所を撤去せよ」が転居以来、川瀬さんから聞いた便所のもんちゃくです。幾度も内容証明付きの封書が届いたようですが、「私の知ったことではない」が川瀬さんの言い分でした。
 内容証明所付きの封書では、転居してきた当時「馬の放牧に」ついても川瀬さん宛に届きました。演習場内に馬を放牧をするな、と。
 「馬の放牧に」ついて言いますと、川瀬さんの生活が懸かった放牧で、そのような文書に一歩も後に引かない姿勢で、毅然と闘っていました。
 昨年も川瀬さんが入院前に便所の件で証明書付きの封書が別海業務隊から届いていたようです。
 今となっては川瀬さんあの話は、と詳しく聞けないのが残念です。が、半世紀の矢臼別生活には色々あったようです。
 半畳の越境便所の話、どう思われますか。



09年3月20日記
 4月5月はイトウの季節
 もう何年前になるか、10年以上も前か知れない。今はもう90歳になろうか、釣りの好きな友人(Y氏)に連れられて矢臼別演習場の南域に位置する西フッポウシ川に出かけたことがある。
 最近はさすがに高齢でイトウ釣りには行かないようだが、当時は毎春、釣行をしていた。そして矢臼別に住んで西フッポウシに行かないのは「もったいない」等と言われた。
 そんなことから高齢のY氏に連れられて、釣り具など一切を借り1日の釣行を試みた。
その時はマスしか釣れない1日で、歩行距離で24km余を歩き続けた。川瀬東牧場から歩き始めて、帰ったのは西牧場、自宅前で友人と別れた。
 明日は足が痛くて、と心配してくれたのですが私はけろりでした。当時、冬場は徒歩で鍛えていたので足腰は強かったのです。
 この釣行で耳にしたのが西フッポウシ川はイトウの宝庫である話。近所に住む少年なども毎春川瀬牧場付近からスノーモービルや動力3輪車等で西フッポウシに向かうようです。
 皮肉なことに演習場であることが自然環境を保全し、道東では演習場内から流れ出る川にしかイトウが生息していない。
 何度かイトウのシンポジウムに顔を出して話をきいた。演習場の北側で牧草地との境界をなす風蓮川、この川でもつい最近イトウの生息が確認された。
 イトウの生息環境で善悪を判断するなら酪農地帯より演習場の方が自然環境を守っているようです。
 種の保存でレッドマークのイトウ、それに群れるイトウの捕獲者、そういう人が矢臼別に沢山訪れる季節です。



09年3月13日記
 3月7日、射撃通知が
 3月後半の射撃は予想通りありません。但しへリコプターの飛行はあり、と。おそらく4月も射撃はないだろうと思う。
 最近、思いやり予算のことを書いたブックレットを読んだ。これが始ったのは1978年からだという。31年も経つのです。そして1995年からはSACO合意というのがあって、これも思いやり予算なのですが、沖縄からの米海兵隊の移転訓練で部隊の移動費は全部我らが血税を使われている。
 で今年は何時矢臼別に来るのか、とネット検索したら8月中旬から9月中旬とでている。未だ半年先のことなのだが血税を注ぎ込んでの射撃訓練には怒り心頭です。
 毎年2000億円余もの思いやり予算を自民党政府は出しているというのですが、有権者がその気に成れば、つまり自民党にはこれ以上政権を任せられないと思う人が多数を占めれば2000億円のみならず、諸悪の根源といわれているアメリカ従属の安保廃棄さえ可能になります。
 江戸時代末期のアメリカ修好通商条約以来の不平等に憤る人間にとっては、何とも楽しみな次回総選挙です。何も他人の頭を踏ん付けるのではなく日米平等条約を望むだけです。
 思いやり予算が何なのかを読むと、憤りで頭に血が充満します。読んだことのない方は頭に血が上るのを辛抱して一読してください。

 「思いやり予算と米軍天国」
 編集・発行/安保破棄中央実行委員会 頒価400円です。



09年3月6日記
 お隣さんの射撃訓練は休み
 2月26日午前11時13分、ロケット弾を撃つ。2月27日9時頃ミマッカの電光掲示板が点灯、射撃中を表示。2月28日午前9時35分、ロケット弾を撃つ。3月1日は朝から電光掲示板は点灯せず。先月28日に予定弾を撃ち終わったということか。
 今年度の予定弾は2月28日で終了したらしい。だから3月中は射撃訓練はなし、そして4月は例年、射撃訓練がないので2カ月間の静かな矢臼別原野が続くことに。
 そして射撃訓練の再開は5月下旬からになる。新年度予算案による無駄遣いの始まりです。
 


09年2月27日記
 演習場の中から
 今回の降雪は50cmほど降っただろうか。22日10時頃から外に出たら、南の方から除雪車らしき音が聞こえた。どうやらその音は昼過ぎにも聞こえた。多連装ロケットの訓練の為の道路整備なのか。
 23日、24日と屋外でいる時間が多かったが、22日来演習場内は人の動く気配はない。静かです。
 25日11時12分頃だったか、ヘリの飛行音がして機関砲の音がして、単発の射撃音も交えてピリカ台近辺での訓練らしい。今日は何も射撃のない日なのに。
 早速問い合わせたら、12.7mmの重機関銃M2で対空でヘリに向けての訓練だと言う。確かにヘリが牧場西境界の向う上空で飛んでいた。12.7mmの重機関銃M2とは住友重機械工業製作の武器だ。
 ついでに何処の部隊が多連装ロケットを撃つのかと問い合わせたら、133と129特科大隊が演習場に入っていて、発射機は各隊3門ずつ持ち込んで、合計6門で撃つという。
 尚3月1日の射撃通知は26日からの射撃の予備日としての意味合いが強い。予算は使い切る。ここにも道路工事と同じ発想がありあり。

 25日10時50分、演習通知が届く。

1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等          弾数等
 3月1日     0830〜1630 多連装ロケットシステム      80
 
 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 使用期間 3月1日〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機
  
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務科
 0153−77ー2231 (内線311)




09年2月20日記
 ネットで探すと色んなことが
 多連装ロケットシステムをネット検索で調べていると、12年も前のものですが、予算額が出ていました。そのページの伝えるロケットシステム、1門は約19億円になっています。これを開発したのはアメリカで日本のメーカーはライセンス生産だと言う。
 先々週、写真を掲載しましたが、一人が誘導し乗っていたのは二人のようで、ネットの説明では3人がこのロケット発射機を操作する、とある。
 自重は約25トンで、ダンプカーが積載物を降ろす時に後方を支点に中央部が立ち上がる如くにロケット弾を上方に立ち上げる。車長、操縦手、砲手の3人が乗って準備OK.。通称「M270」と呼ぶらしいが今回は何機が演習場内に入っていることやら。
 発射音があって、目標の上空で炸裂するというから2回の爆裂音が聞こえる筈なのだが。次回は確りと監視をしなくては。
 159発撃つという事は1門の装備は6連装を2セット、1門で撃つなら27セット用意していないと159発は撃てないことに。この手の発射機には当然給弾車もついている筈で簡単には大量射撃は出来ない筈。
 詳しいことは業務隊に訊いてみることにしよう。



09年2月13日記
 2月後半の射撃通知
 2月10日2月後半の演習通知が届きました。
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等          弾数等
 2月26日〜28日0830〜1630 多連装ロケットシステム     159
 
 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 使用期間 2月16日〜28日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機
  
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 6日は撃たず。
 7日も、8日も撃たず。予定弾を早く撃ってしまったのか、6日から射撃音は気付かなかった。
 後半の通知では26日から28日に多連装ロケットシステム、159とあるので決して安くはないロケット弾をたくさん撃つもんだと思う。



09年2月6日記
 居間からロケット弾を
2月1日朝、9時頃だったか120mm砲を撃つ。川瀬牧場に通じる茶内線を9時半頃通ったが、2箇所の電光掲示板は射撃中のテロップを流していた。
 2日、08時32分射撃音。午後3時21分多連装ロケットシステムの射撃を視認する。6分〜7分間隔で5発ほどを視認した。これは居間にいても、南東方向から飛び出してくるので良く分かる。飛行体を視認してから数秒で大きな音が南の空から聞こえる。発射音が後から聞こえるのだと思うのだが。爆発音は大きい。
 4日07時47分頃、南側でヘリの飛行音が聞こえた。今日は射撃をするだろう。08時31分から16時過ぎまで155mm砲を撃ち続けた。
 トップページには2日夕刻、ロケットの飛行写真を掲載したが、下の写真は07年12月に撮影したもの。その下段は多連装ロケットシステム 自走発射機M270、08年8月14日に西牧場境界で偶然撮影した。この武器は純国産で、IHIエアロスペース社、製作です。

 
 上写真は07年12月8日午前中に撮影した多連装ロケット弾。      
 上写真は西牧場境界30m付近をピリカ台の道に通じる方向に移動中の多連装ロケット。12連装であることが良く分かる。
 


09年1月30日記
 
 24日朝7時30分、屋外に顔を出す。気温はプラスの1℃くらい。南側で雪上車の走る音がする。明日から始る120mm迫撃砲の発射地点の整備の動きなのかも。午後1時頃屋外に出たら、やはり牧場南の方から雪上車が動く音が聞こえた。
 25日、9時28分から撃ち始める。夜19時25分、テレビを観ていたら「ボン!」と言う音が。夜間の射撃音です。その後も約10分間隔で7発ほど、20時42分まで続いた。ピリカ台の近辺で射撃したのでは?と思う。
 26日も120mm迫撃砲を撃つ。8時30分過ぎから撃ち始めて、夜も時々発射音が聞こえた。
 28日、東牧場の住人Wさんに聞いた話、25日、26日と夜に撃ったのはテレビを観ながら聞いた射撃音だったが、それは証明弾だったと言う。
 27日届いた演習通知は次のようなことを

1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等          弾数等
 2月1日〜8日0830〜2200 120mm迫撃砲     197
 2月2日〜8日0830〜1630 多連ロケットシステム      7
 2月3日〜8日0830〜1630 155mm榴弾砲     181

 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 使用期間 2月1日〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 2機 戦闘ヘリ 2機
  
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。
 

09年1月23日記
 今週も矢臼別は楽園
 25日8時30分までお隣が陸上自衛隊矢臼別演習場であることを忘れてしまう、矢臼別・川瀬西牧場です。
 白燐弾の使用をガザ地区攻撃でイスラエル軍が使った、と今年になって伝えられました。すべからく兵器に善玉も悪玉もありませんが、人道的にどうのこうの言って白燐弾は悪玉、と言われています。
 何時だったか矢臼別演習場の着弾地上空で海兵隊は白燐弾を炸裂させています。自衛隊も色々な兵器を持っていると話したので所有しているのでは、と思います。
 矢臼別での白燐弾の映像
 
 この映像は07年9月20日撮影と記録されています。07年9月のページにはこの日のタコクラゲ弾(私が第1発言者で白燐弾の矢臼別での呼称)を書いています。06年にも撃ったことが分かる記事に。
 自衛隊が撃ったことは知らないが、米海兵隊は昨年も持ってきていた。でも展示場ではお目にかかれなかった。
 最初撃たれた時は東京の関係者に映像を観てもらったが、白燐弾、と判定される方がいなかったように思う。白燐弾だと分かったのはイタリアのテレビ映像から明確に報道されたように記憶している。
 とにかく米海兵隊が矢臼別演習場で、射撃訓練で撃ったことは事実です。悪玉と称される白燐弾が訓練で使われていることに憤りを覚えます。



09年1月16日記
 10日演習通知が届く
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等          弾数等
 1月25日〜29日0830〜2200 120mm迫撃砲     159
 
 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 使用期間 1月16日〜31日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機
 期間          時間       砲種等         弾数等
 
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。
 
 以上のような射撃通知が、やはり正月から撃ち始めます。13日朝8時35分、南の方からヘリの飛行音がした。



09年1月9日記
 川瀬さんが留守
 2日08時35分頃、ヘリの飛ぶ音が南の方でした。でも姿は見えなかった。
 4日朝7時過ぎ電話が、東牧場の川瀬宅に引っ越したWさんからの電話です。新年の挨拶の後「パンパンと射撃音がした」という電話でした。
 私は残念ながらその音は聞き取れなかった。それで時間とかその他気付いたことはメモしておいたら良いですよと話して受話器を置いた。
 今年、演習場に取り囲まれた川瀬牧場には二人の住人がいて演習場と付き合いをする事となります。電話はその事を実感する09年の仕事始めとなりました。
 川瀬さんが留守の川瀬牧場、これほど大きなニュースはここに転居して初めて、早3カ月になります。
 5日08時37分頃、ヘリの飛行音が南の方から聞こえた。



09年1月2日記
 演習通知は
 最近は月の前半、後半に分けて演習通知が届く。暮に1月前半の通知が届いている。それによると15日まで射撃訓練はなく、航空機の使用はあると言う。暮れの25日から射撃音のない矢臼別演習場が正月半ばまで続くことになります。
 昨年は1月前半に155mm砲を撃っていますから、今年は少し違います。
 でも懲りない自公政府が前年に引けを取らない軍事予算を組んでいますから、その内に着弾地に益のない砲弾を撃ち込むでしょう。
 何はともあれ、正月前半、静かな矢臼別の年明けは、目出度いことです。



08年12月26日記
 今日も射撃が
 師走の20日11時46分射撃音がする。21日08時31分、今朝も撃った。通知書によれば120mm迫撃砲だ。この砲弾もこっそりとは撃て無いようです。二重窓でも屋内で明確に聞き取れる音ですから。
 22日朝、今日は未だ撃たない。午前中射撃音は聞かなかったがヘリの飛行音が聞こえた。
 23日08時38分、射撃音が。音が小さい120mm迫撃砲か。夕刻15時頃から日没まで榴弾砲の射撃が続いた。
 24日08時32分、撃ち始める。迫撃砲も、榴弾砲も撃っているようです。今日も16時20分頃まで撃った。この時刻は夜と同じ、暗闇。
 25日朝から雨模様。
 26日今日が演習最後の射撃予定日です。



08年12月19日記
 年間の射撃弾数などを
 13日08時37分撃つ。通知の通り155mm砲のようだ。
 業務隊に問い合わせたら、部隊名は第7特科部隊、第1特科部隊で1門は自走榴弾砲、1門はFH砲で計2門で撃っているという。どうやら私の推測が当っているようだ。単なる訓練ではないということ。発射音と着弾音の間隔が撃ち始めは35、6秒だったが、昼前には約1分間に変わり、テスト射撃に思えてきた。
 14日08時45分頃、小さな音が。発射音と着弾音が42秒ほどで聞き取れる。155mm砲弾の射撃音としては小さい。
 15日も16日も朝から155mm砲を撃っている。17日も朝から撃った。155mm砲か。
 ここで、08年1月から12月までの演習通知による射撃弾数等の集計を下に書きます。
 一度たりとも海兵隊のようにカウントはしていないが。予定弾数にはそれなりの意味があると思う。

 203mm砲弾:       9,003 発  203mm空包弾: 110 発  
 155mm砲弾:     20,255 発  155mm空包弾:   66 発
 120mm迫撃弾:     2,881 発
 多目的誘導弾システム:   6 発
 多連装ロケットシステム: 387 発
 70mm空対地ロケット弾:  66 発
 対戦車誘導弾:        39 発
 12カ月でのヘリ使用機数:136 機

 以上が今年演習場内で煙に消えた血税です。155mm砲弾は1発30万円とか、203mm砲弾は50万円とか60万円とも。簡単にその重量差で値段が決るとも言えないでしょうが、155mm弾が約50kg、203mm砲弾が約90kgですから、一度計算して下さい。
 単純に考えて予定の弾は期間中に使い切らないと弾薬庫がパンクします。道路予算を使い切らないと次年度の予算を取れないので、はよく聞く話です。
 だから毎年撃ち尽しているのです。と推し量ります。
 とにかく1年間射撃訓練をしなければ福祉に予算を増やせます。戦争でテロを失くせないことが今ほど明らかになった時はない。益のない射撃訓練。止めさせないと。
 


08年12月12日記
 届いた演習通知
1.射撃訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 12月13日〜15日0830〜1630 155mm自走榴弾砲  252
 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 使用期間 12月1日〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 TEL 0153−77−2231 (内線)311

 10日に届いた12月後半の演習通知
1.射撃訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 12月16日〜20日0830〜1630 155mm自走榴弾砲  343
 12月18日     0830〜1630  76mm発煙弾発射装置   29
 12月20日     0830〜2200 87式対戦車誘導弾   10
 12月21日〜26日0830〜2200 120mm迫撃砲      80
 12月22日〜26日0830〜2200 203mm自走榴弾砲   61
 12月23日〜26日0830〜2200 155mm自走榴弾砲  124

 期間には、予備日が含まれています。

2.爆破訓練
 期間          時間       砲種等         弾数等
 12月16日   0830〜1630   爆破薬         10kg

2.航空機を使用する訓練等
 使用期間 12月16日〜31日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。
 
 12月2日の海兵隊の武器展示来、海兵隊のことは分からないまま。その内に訓練部隊は自衛隊に替わって13日から射撃訓練が始る。(海兵隊移転反対別海町連絡会の文書で海兵隊は12日に撤収する、と。)
 年の暮れの訓練はテスト試射に思えるのだが、これは私の勝手な想像に過ぎない。



08年12月5日記
 12月2日、海兵隊の武器展示
 9時に家を出て矢臼別演習場の正面ゲートに着いたのは9時半。未だ武器の展示、準備中だったが、入っても良いとのことで海兵隊の説明を聞く前に野外の展示場を一巡した。
 見たいと思っていた155mm砲弾は展示なし。武器の展示を見るより隊員の顔を見たかったので目的は叶った。榴弾砲は新型でM777砲という。これも砲側で見る事が叶った。
 隊員の平均年齢は23歳とか。既に実戦経験を経た兵も居るわけだが若い兵が目に付いた。
 新155mm砲の2門、これは自重3.2kgとかで足回りが軽装で海兵隊にとっては利用のしやすい砲に違いない。展示後、展示場から引き出す段取りを見たが、10人くらいで牽引車に繋ぎ、簡単に発射点を替えられる事が分かった。それに普通は30秒で次の弾を撃つらしいが、連射は1分間に4発とのこと、監視テントで話していたことが当っていた。
 質問の時間に白燐弾(20発)を撃ったこと、155mm弾の射撃総数を531発とも公表した。監視テントのカウントは514発で17発を数え損じたことになる。
 小火器の展示もしていたが40mm砲の自重が60kgもある物から拳銃に至るまで6種類の小火器が展示されていた。
 看護用の救急車の展示があったり砲撃用の電波発射班があったり、最後は気象観測車が展示されていた。 
 展示の終わりは12時で昼食用に訓練中の食べ物を展示していた。土産に一袋頂いた。戦場で彼らがどの様な物を食べるかを知るために。



08年11月28日記
 射撃を監視する
 20日朝8時半から海兵隊の射撃監視を始める。
 初日は瞬間風速20m/s、程の西よりの強風が吹く天候。風位は丁度着弾地から。風下に向かないと音も聞きづらいほど。テントの張った場所は川瀬さんが棟梁で建てた、東屋の中です。
 日中の気温がー1℃の気温でしたが風の強さが体感温度をぐーんと下げて、監視行動始って以来の厳しい天候での監視となりました。
 今回の初日はテレビ局4社だったか、新聞社も3社ほどが我らが監視テントの現場に早くから陣取っての取材となった。公開訓練も説明会もなかったからか。
 1日目、20日は昼間12発、1弾目は12時31分、12弾目は13時33分。19時からの夜間射撃はなかった。中止はあまりの天候の厳しさ故か?。
 2日目 21日第1弾は10時22分に。13時56分、51発目を撃って昼間の射撃は終わった。
 13時13分頃西方から小火器と思われる射撃音が2度、1分間ほどパンパン、という音が聞こえた。
  夜間も射撃予定されていたが、19時40分頃電光掲示板が消灯して、20時08分電話連絡で射撃のないことが伝えられた。
 21日夜20時の外気温は−2℃で、テントの中で吐く呼吸は一呼吸ごとに白い煙に。薪ストーブは出力全開でも、寒さの厳しい監視テントです。  
 3日目、22日は08時30分から電光掲示板は射撃中を表示、だが撃ったのは16時06分のT発と16時24分の1発の計2発。
 夜間は19時24分から撃ち始めて20時42分まで、合計29発。外気温は−4℃。厳しい冬の夜。
 4日目、23日寒い朝、11時28分から撃ち始め16時00分まで73発。
夜は19時07分から19時10分まで5発を撃つ。冷える夜、19時46分防衛局から終了の電話があった。これは珍しいこと。
 5日目、24日は08時45分〜10時58分まで25発を。10時頃小火器を撃つ。着弾地の方向から14時過ぎにも激しく撃つ音。トントントン・・と聞こえた。14時46分射撃終了、問い合わせると夜は撃たないと言う。夜は冷えた。
 6日目、25日午前中の監視を欠席。昼間は専ら小火器の射撃音が西方の着弾地の方向から聞こえた。夜は監視を休む。19時07分〜21時29分まで35発を撃つ。
 7日目、26日08時46分1発目を、昼間合計71発を撃つ。夜は19時07分〜21時26分まで64発を撃つ。合計135発。
 8日目、27日08時44分〜15時49分まで41発を撃つ。夜は19時23分〜21時16分まで26発を撃つ。
 この日夕刻NHKのラジオニュースが白燐弾を含め4種類の砲弾を持ち込んでいる海兵隊の取材ニュースを流す。
 9日目、28日08時45分1発目を、15時48分まで37発を撃つ。監視テントが以前に名付けたタコクラゲ弾(白燐弾)は撃たなかった。ただし榴弾とは明らかに区別される着弾音の小さい砲弾や夜間に数秒明るく輝く砲弾を27日夜に撃った。
 明日で10日目の射撃になるが総括は次週に。



08年11月21日記
 届いた演習通知
1.爆破訓練
 期間         時間       砲種等      弾数等
 11月26日〜28日0830〜1630 爆破薬      68kg
 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 使用期間 11月16日〜30日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 TEL 0153−77−2231 (内線)311

 11月後半の自衛隊訓練は爆破訓練を組み込んでいる。これは周辺住民への昔からの慣例で通知しただけで、今や共同で何でもありの訓練だと思っている。
 13日には海兵隊員の矢臼別演習場への移動は終わっている。それに主目的の榴弾砲、車両等は16日06時には根室の花咲港に着岸するという。
 何回か花咲港の榴弾砲や車両の陸揚げを監視に行ったことがる。海上保安庁の大型の警備艇や小型の警備艇が花咲港に入港して、港内警備をしていた。単なる民間のフェリー運行会社の陸揚げには海上保安庁の警備艇の配船はあり得ず、至れり尽くせりです。この出費皆我らが血税でです。
 今日は20日、米海兵隊監視行動初日。西の風が強くて気温が4℃、西南西の強風が強くて過去に例のない厳しい天候の監視となりました。
 最初の一弾は12時21分に、午後1時までに7発、1時33分までに5発、合計12発で昼間の155mm砲の射撃は終わりました。
 今回持ち込んでいる榴弾砲は軽量の新しい砲で、アフガニスタンに向けての訓練ではないかなどと話しながらの、監視行動となりました。
 監視初日の夜間射撃訓練はしなかった。さすがの海兵隊も、風が強くてマイナスの気温ではと思ったり。こちとらもホッです。第2日目はどのような監視になることやら。



08年11月14日記
 今年はどのような訓練が
 11月10、11日に海兵隊の先発隊員が中標津空港に着くというFAXが7日夜入った。海兵隊移転反対・別海町連絡会からだ。
 矢臼別演習場と最も関係の深い地方自治体が海兵隊の動静を知らない。重大な情報隠しだ、と、思う。
 北海道も別海町ももっと確りしてもらわないと困ります。住民の安全を第一とする、が地方自治体の筈。
 訓練の公開はしない、動静は事前に発表しない、少しずつ少しずつおかしくなってゆく軍事行政を感じるこの頃です。
 そもそも憲法違反の自衛隊、それに騙まし討ちの駐留米軍なのですから。50年、60年遡れば。
 それはさて置き、今秋から特と監視行動を強めなくては。
 13日午前中、中標津空港へ。待つこと1時間半、11時30分、何時ものコンチネンタルの航空機が着陸した。そして降り立った屈強そうなアメリカ青年が、続々と迎えのバスに。
 彼等の使命は他国への殴り込みです。その訓練を矢臼別演習場でする。その為に我らの税金を投入してまで。
 昔日本国の兵隊さんも、命じられたら殺人鬼となって何でもしました。戦場とはそういう所なのです。最近も、しんぶん赤旗で80代の方の軍記を読みましたが、酷い事を戦場ではするのです。
 若い海兵隊員が作られる仕組みがアメリカで、ちゃんと出来上がっている。イラクで亡くなった米国兵、それに何十倍ものイラク人。南京虐殺と同じことがイラクでもアフガニスタンでも続いています。その悪事の主役は米海兵隊ではないでしょうか。
 その実戦部隊の訓練場が矢臼別で、ことは深刻なのです。



08年11月7日記
 米海兵隊の予定が
 10月31日、海兵隊の訓練予定が届いた。次のような文書です。

 11月前半分 演習通知について(追加分)

平成20年10月24日付け、別総政第917号「実弾射撃訓練等(11月分前半分)の実施について」を通知いたしましたが、米海兵隊射撃訓練日程は下記のとおりとなっており、11月1日から11月15日の間、矢臼別演習場における米海兵隊の訓練はありませんのでお知らせいたします。

           記
 米海兵隊実弾射撃訓練
   ○訓練部隊の展開・撤収の日程
    11月中旬 訓練部隊 矢臼別演習場到着
    11月20日〜12月3日 射撃訓練期間 14日間 (このうち 射撃日数は10日間)
    12月上旬 訓練部隊 矢臼別演習場出発

   ○訓練部隊、人員・砲数等
    部隊: 1個砲兵中隊
    人員: 約260名
    車両: 約50両
    砲数: 6門

 お気付きの点がありましたら総合政策課 地域政策担当へご連絡ねがいます。
 電話番号 75−2111(内線2213) 総合政策課地域政策担当

  以上が米海兵隊の演習通知です。
                            
 先週も書いたとおりで18歳とか20代前半の見た目には明るい若者が、恐ろしい殺人鬼として養成された殴り込み海兵隊員です。その事を見誤ってはいけないと思う。アレン・ネルソンさんという黒人の元海兵隊員が最初の矢臼別射撃訓練から川瀬牧場に見えて、反戦平和活動に参加されています。
 ベトナム戦争に海兵隊員として従軍された方で、ベトナム戦後、平和運動に参加されるまでに如何ほどの試練を乗り越えてこられたことか、沢山の体験記を本にされていて、頭が下がる思いです。(戦後の後遺症に悩まされたこと)
 イラク戦争でイラクに送られた米兵の戦争後遺症がボツボツと伝えられています。無事に帰還しても正常な市民生活に戻れない人が多いことです。
 ベトナム戦争以上の戦争後遺症にアメリカは苦悩することになるのでは?と予想します。
 殴りこみ部隊の訓練場になってしまった矢臼別演習場、確り監視を続けて早く追い返すことに繋げないと。そんな思いを最近は強くしています。



08年10月31日記
 25日演習通知届く
 11月前半分の演習通知が届きました。次のような通知です。
1.実射訓練
 11月1日〜15日の間、米海兵隊以外の実弾射撃訓練は行いません。

2.空包射撃
 11月1日〜11月15日までの間、米海兵隊以外の空包射撃訓練は行いません。

3.爆破訓練
   期間         時間       砲種等    弾数等
 11月1日〜10日 0830〜1630   爆破薬    35kg

 期間には、予備日が含まれていますが、米海兵隊訓練は含まれていません。

4.航空機を使用する訓練等
 使用期間 11月1日〜15日までの間
 使用時間 0500〜2200の間
 機種と機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機

5.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

6.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 TEL 0153−77−2231 (内線)311

 上の通知は紛らわしい書き方だと思う。米海兵隊の射撃訓練はありますと言わんばかりの書き方です。
 今日は土曜日で町役場は休日で問い合わせは出来ない。
 28日朝の産経新聞ニュースを見て驚き。今月初めから大掛かりな地下陣地を構築した訓練が実施されていたのです。
 業務隊に先週、問合せたら沢山の部隊が入っているからと一言。その訳が分かりました。産経ニュースによると3300人が演習場入りしていて延べ27kmにも及ぶ塹壕を掘り、戦車だって地下から出撃するような仕掛です。勿論、地下指揮所等も設けて。
 28日の産経新聞が詳細を伝えているのでこのページを読まれた方は一読をお勧めします。
 空包の数の少ないことや、20日に目撃した大型のトレーラーが何故目に付いたかも理解できます。第12施設のマークの入った車を見たのですが、今回の訓練公開でようやく謎が解けました。
 昨日27日は16時30分頃までヘリコプターが飛び、川瀬西牧場の北側から車両の移動音が騒がしく聞こえました。射撃訓練はしなくても何とも時代遅れな、と思える訓練を。24年振りとか記事にあります。



08年10月24日記
 大砲の音を聞かない
 18日から大砲の音が、と思っていた。がピリカ台近辺での重車両のエンジン音は連日だが、空包射撃の音がしない。
 20日国道272号線を自分の車で南に走る。この国道は矢臼別演習場の西部域を東西に分断している。当然演習場内を走る道路は国道を交差しないとその機能を果たしえない。
 一般に国境4叉路と称して、ゲートが設けられている。平和運動をする人達がデモ行動をする場所にもなっている。
 このゲート脇に演習場駐車場があって何台かの大型のトレーラーが空車で止まっていた。このトレーラー、重量車両を持ち込んだに違いない。
 西牧場に18、19、20日と四六時中居た訳ではないけれど、空包の音は聞かなかった。音がしないと何をしているのか、さっぱり分からない。
 21日は屋外で農作業をした。ヘリコプターの飛行音は頻繁に飛ぶようなことは無く午前午後に一度ずつ聞こえた。午後になって西の方でチエンソーを使う音が。
 民間の森林でのチエンソーの音なら、遠くで聞く限りは秋日和の中、何となく微笑ましく聞ける音です。
 ですが戦争ごっこをする演習場では、叉何かを企んでいる、で決して穏やかにはなれない。収穫作業を続けながらの我が思いです。
 22日、今日から1週間の空包射撃、22発です。注意して音を聴こう。11月に予定されている米海兵隊の訓練の公開はしないという。益々聴くことを鍛えなくてはと思う。
 09時38分、空包と思われる射撃音、10時55分にも、そして11時06分にも。それにヘリコプターの飛行音絶えず。
 業務隊に問い合わせたら、沢山の部隊が入っていると言う、特科(大砲を撃つ)、普通、戦車部隊等という。大きな音を出さないだけで、確り訓練をしているのです。



08年10月17日記
 届いた演習通知
1.空包射撃
 期間         時間       砲種等        弾数等
 10月18日〜20日0830〜2200 203mm自走榴弾砲  99
 10月22日〜28日0830〜1630 155mm自走榴弾砲  22
  
 * 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 10月16日〜10月31日
 使用時間 0500〜2200
 機種及び機数  小型ヘリ 6機 中型ヘリ 4機 戦闘ヘリ 4機 
            偵察機 2機

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 TEL 0153−77−2231 (内線)311

 12日は西境界の方でチエンソーのエンジン音が聞こえたりして、何かのどかな一日でした。しかし見た訳ではありませんが、やってることは戦争の真似事をするための下準備であったろうと想像しています。
 今月の後半分の演習通知が届きましたが、実弾を撃たない空包射撃ばかり、それも何時もの弾数と比べると少ない。試験的な射撃なのかも。
 何故にこの種の射撃がされるのか、私には分からないが、3日間で99発だったり1週間で22発だったり、とこれは試射としか思えない弾数です。
 確りと耳を澄ませて監視すると、何かが分かるように思える。注意して聞く事にしよう。
 14、15日と昼間は菜園の収穫作業をしながら、演習場の空気を探った。射撃音こそしないけれど、何両かの重車両がピリカ台を起点にして走り回っている風です。何か陣地つくりをしているような。



08年10月10日記
 ピリカ台まで
 5日夕刻外出から帰ったら、我が家にお客様が。川瀬宅に泊まっていたお客様、H氏で、盆踊りなどで面識のある方です。
 私は慌てて花豆の採りこみをして、H氏を20数年前の囲い込みの現場に案内した。この日も昼間は射撃をしていたと思うが、案内をした時間帯はもう夕方の4時半頃射撃時間の終わる時間帯、囲い込みの闘いの接点付近を歩いて周り、続けてピリカ台まで言ってみたいと、言われる。
 ピリカ台を見えるところまでは500mの距離。それが未だ木の葉びっしりで、ピリカ台を見通せない。約1000mを歩いて、今の時期には珍しくピリカ台まで散歩することに。
 約5m高ほどのピリカ台に上ったのは日没5分前でした。ピリカ台直前で南に向かう道路上、300mほど先にジープの止まっているのを目撃したが、そのままジープは南に消えた。
 日没前の演習場風景を一望しただけで帰路についた。秋の夕刻は明かりの引くのが早い。西牧場に帰り着くと、お互いの顔を見るのがやっと。
 1人ではとても出来ない基地内散歩、久しぶりの体験でした。
 今月は5日までに射撃訓練は終わっているので10月前半は比較的に静かな演習場です。後半の通知がどのようになるのか、叉11月には米海兵隊の射撃訓練が予定されています。
 8日は屋外で仕事をした。南側で重量車両が走っていると思ったら、西側に行ったり、北側に行ったり、終日一両だったが走り回った。道路の整備でもしていたのだろうか。
 10月後半の演習通知は未だ届かない。



08年10月3日記
 10月の演習通知
  1.実射訓練
 期間         時間       砲種等        弾数等
 10月2日〜4日0830〜2200 155mm自走榴弾砲  759
 10月2日〜5日0830〜1630 120mm迫撃砲     132 
  
 * 期間には予備日が含まれています。

2.爆破訓練
 期間         時間       機種等                
 10月1日〜2日 0830〜1630 爆破薬   148kg
 10月8日〜12日0830〜2200 爆破薬    17kg         

 期間には予備日が含まれています。

3.航空機を使用する訓練等
 期間 10月1日〜10月15日
 使用時間 0500〜2200
 機種及び機数  小型ヘリ 6機 中型ヘリ 4機 戦闘ヘリ 4機 
            偵察機 2機

4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 TEL 0153−77−2231 (内線)311
 
 27日09時04分、撃ち始める。多くの砲による連続射撃はなし。
 28日08時51分、撃ち始める。外出したので詳細分からず。
 29日08時37分、撃ち始める。155mm砲だと思う。多くの砲による連続射撃はなし。射撃間隔をストッポッチで計測したら14秒か15秒間隔できちっと撃ち続ける。155mm砲だと思うが、一門による連続射撃を試みているようだ。
 30日、1日と撃たなかったが、2日は08時49分から撃ち始めて、午後は随分と撃った。

今回の通知で目立つのは航空機を使った訓練の多いことだ。各機種について先ず、小型、中型、戦闘ヘリコプター等について訊いてみたが、すらすらとは答えてもらえなかった。
 小型でOH−6型や中型でAH、YH型等と聞いたが偵察機については何も応えてはくれなかった。 以前はもう少し機種等を通知していたのに。
 


08年9月26日記
 ネット情報を利用する
 21日8時30分の定刻以降155mm砲を撃った。155mm弾が多かったように思う。先週分かったことだが155mm砲にも弾薬給弾車が随伴していることが分かった。
 
 (99式自走155mmりゅう弾砲用の弾薬および装薬を積載しており、積載弾数は90発と言われている。99式自走155mmりゅう弾砲の後方に配置し、ベルトコンベヤを使用する事によって自動的に弾薬を補給できる。平成16年度における年間調達数は1両で、価格は約4億円である。
 諸元・性能 乗員:2人 全長:約6.7m 全幅:約3.2m 全高:約3.1m 全備重量:約33t 最高速度:約47km/h )
 以上はウィキペディア百科事典から引用した資料です。
 それで別海業務隊に今撃っている155mm砲は何式ですかと問い合わせたら、それは言えないとの返事です。何故なんでしょう。99式自走榴弾砲なら、砲弾90発を積載した弾薬給弾車が随伴していることになります。最近は見てきたような話が多くなりますが、ここで生活していると音から色んなことが分かってきます。
 これは素人の計算での話ですが、203mm砲弾が1発90kgなら155mm砲は1発50kgほどでは?と思ったり。1両で4億円もする弾薬給弾車を従えて撃ちまくる図が浮かび上がります。何ともおぞましい図ではないか。

 23日08時31分、射撃始る。時々連続射撃音が、した。そして夕刻4時頃まで散発的に撃った。
 24日08時31分撃ち始める。3連とか4連で撃つことが多い。複数の自走榴弾砲を並べて撃っていることが想像できる。ヘリコプターが牧場の北西方の上空で飛びながらの射撃も珍しい。
 155mm、203mm砲弾を連続射撃するには、弾薬給弾車が随伴していることは常識のようです。だから続けて射撃音が聞こえるということは常に1両、4億円もする弾薬給弾車を後方に従えているのです。



08年9月19日記
 射撃のない日は
 9日を界に静かな原野に戻っています。とは言え例のキャタピラーの音が終日聞こえてきます。13日土曜日などは終日その音が続きました。それにヘリコプターの飛行音も。彼らには燃油の高騰は関係がなさそうです。
 16日09時丁度から射撃が又始る。203mm砲の天に響く大きな音が。
 17日08時31分、203mm砲を撃つ。6門で撃っているようだ。3門を略同時に発射することを繰り返したり。夜7時のニュースを聞いていたらヘリの音で外が騒がしい。窓を開けると南側で飛行を続けるヘリの音だ。牧場の西隣では昼間から発電機を回すエンジン音が夕刻まで続いていた。これは情報部隊の一部だと思うが、電波を出すのでテレビ映像が乱れる。地上波は強く影響を受けるので直ぐ映像が乱れて分かる。
 18日9時半頃、別海業務隊に電話で問い合わせるも、未だ返事は来ない。昨日の部隊名、203mm砲の数、撃った弾数などを問い合わせてみた。昨日は激しく撃ったから。
 203mm自走榴弾砲がどういう代物なのかを書いてみます。インターネットで検索すると直ぐ分かることです。
基礎データ
全長 10.732 m
全幅 3.15 m
全高 3.145 m
重量 28.35 t
乗員数 5 名
 この自走榴弾砲には手持ちの砲弾(1発90kg)は2発しか積めなくて、砲弾の補給は別の車で運ばなくては用をなさない。それで87式砲側砲弾車(50発積載可)が随伴することになる。
 諸元・性能 乗員 8人 全備重量 約23.5t 全長 7.17m 全幅 2.99m 全高 3.0m という重車両に203mm砲弾を積載した車が、常に随伴していることになります。
 昨日は随分撃ちましたからこれらの車は大忙しだったことが想像出来ます。
 203mm自走榴弾砲は13人の要員が必要と言いますから榴弾砲の乗員と砲側砲弾車の乗員を合わせて丁度13人ですから、いつも一対になって行動することが頷けます。
 午後になっても問い合わせ電話に返事がなく、一仕事して屋内に帰ると夕食前に返事が返ってきた。
 撃ってる部隊は第1特科群で使用した203mm自走榴弾砲は12門で射撃総数は345発でした。これが17日の203mm砲の射撃訓練でした。私の想像した門数は半分でしたが、音から感じる数字で6音には腑に落ちるものがあります。
 それに今回は203mm砲、155mm砲には砲側砲弾車が付いていることが分かりました。
 観てきた様な話になりますが、次から次と1分間に1.5発を撃つためにはそのような砲側砲弾車を備えていないと速射が出来ないことも分かってきました。1発60万円として2億700万円を着弾地に撃ち込んだ計算になります。ああもったいない。我らが血税。



08年9月12日記
 9月9日は戦場のように
 6日08時33分、撃ち始める。19時過ぎから夜の射撃始る。7日午前9時、茶内線を経て街に出る。射撃音は聞かなかったが、夕刻電光掲示板は射撃中の表示が出ていた。
 8日朝は8時36分から射撃音が。午後は3時頃と、4時頃に外で仕事中だったが心臓が止まりそうな音で射撃を繰り返した。そして夜は7時3分から射撃音が、疲れていたのでそのまま休む。
 9日は8時31分から撃ち始める。今日の撃ち方は並ではない。10時20分頃から断続的に連射をする。撃ってるのは155mm砲で私の判断では18門位で撃っているのではないかと想像する。1.5秒くらいの間隔で15回程の連射を繰り返す。これは1門の連続射撃が1分間6発からは考えられない撃ち方で、連続音が15回で15門と判断します。
 これを一斉に撃つとどえらい音になる。まさに、それは戦場を思わせます。今日は酷いです。
 別海業務隊に問い合わせると、演習場に入っている部隊は旭川第2特科隊で現在演習場内に33門(自走榴弾砲)が入っているという。18門を連射で数えることもあったので、33門と聞いて15連続と18連続音の謎が解けました。
 全国的な晴天の日本列島、北の果てでは155mm榴弾砲の撃ち放題がなされています。
 33門が休みなく撃つとどのような音になるか、夏の夜空に連続して打上げられる花火音に似ています。がその内実たるや着弾地を蜂の巣にする榴弾砲の射撃音。60発ほどを何度も数えたがため息の後、数えることを止めました。9日午後3時から4時過ぎのことでした。
 10日は撃たず。例の予備日だったのか。11日この日も撃ったかどうか分からず。そしたら午後2時頃だったか黒猫便が9月下旬の射撃通知を届けてくれた。その通知には次のように、
  1.実射訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 9月16日〜18日0830〜2200 203mm自走榴弾砲  627
 9月16日〜19日0830〜2200 155mm自走榴弾砲  1357
 9月16日〜18日0830〜2200  120mm迫撃砲     220
 9月17日〜18日0830〜2200 多連装ロケットシステム    14
 9月21日 0830〜2200 203mm自走榴弾砲。       66
 9月21日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲       241
 9月21日 0830〜1630 多目的誘導弾システム         3
 9月23日〜25日0830〜2200 203mm自走榴弾砲  506
 9月23日〜25日0830〜2200 多連装ロケットシステム    27
 9月21日〜25日0830〜2200 70mm空対地ロケット弾   66
 9月23日〜26日0830〜1630 多目的誘導弾システム    3
 9月27日     0830〜1630 120mm迫撃砲      88
 9月23日〜30日0830〜2200 155mm自走榴弾砲  2777
 
 * 期間には予備日が含まれています。

2.爆破訓練
 期間         時間       機種等                
 9月29日〜30日 0830〜1630 爆破薬   224kg
                       
3.航空機を使用する訓練等
 期間 9月16日〜9月30日
 使用時間 0500〜2200
 機種及び機数  小型ヘリ 2機 中型ヘリ 3機 戦闘ヘリ 3機

4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 TEL 0153−77−2231 (内線)311
 
  9月後半もどっさり内容の射撃通知が届きました。財政は火の車でも、訓練弾には糸目はつけないです。



08年9月5日記
 外から見る演習通知
 友人が送ってくれた「NO 消費税」第206号が手元に届いた。消費税をなくす全国の会発行の文書です。
 この文書を見ると軍事費のことが良く分かる。約5兆円の内44%が人件費・糧食費で兵器購入など物件費が56%です。物件費の中に兵器・弾薬購入費が9千億円前後含まれており、軍事費の5分の1を占めるとあります。
 弾薬の消費は矢臼別演習場だけではないでしょうが、物件費の額の大きさには驚きます。ここで撃たなかったら在庫管理できなくなる。(撃たなきゃ在庫の山になる、の意)
 思いやり予算のことで同じ軍事同盟国でもダントツに日本が気前の好い国であることなども記載されています。
 消費税がどのような使われ方をしてきたか、20年になろうとしている現在の姿を見事に書いています。平和公園通信第13号に7月の射撃通知を掲載しました。その一部が「NO消費税」第206号に載りました。
 年末には演習通知から予定弾の総数を纏めて、友人に送らなくてはと思います。見方を変えると理解度も変わります。
 
 30日09時25分、155mm砲を撃ち始める。今日は近くから撃っているせいか、射撃音が大きい。それに窓が揺れる音も家中にする。
 31日、9時半頃駅前に向けて茶内線を走ったが、電光掲示板は点灯なし。夕刻は4時頃だった、掲示板は点灯し「この道は通行出来ます」などと掲示していた。この道は町道、当然のことをご丁寧に。
 9月1日、08時30分自分の時計でジャスト30分に射撃音が。これは発射地点が近い証拠です。
 9月3日19時過ぎから夜間の射撃を始める。11日の22時00分まで4681発を撃たねば在庫が山になって行く。何処からも攻めてこないのに、榴弾砲をこれだけ撃たねばならないのか。
 9月4日も08時31分から撃った。そして5日もか?。



08年8月29日記
 9月の射撃通知
 23日、射撃音はなし。
 24日何時から撃ち始めたか、午後の仕事中に撃っていることが分かった。 
 25日9時53分撃ち始める。曇天の関係でか、随分とこもって響く。155mm砲だ。
 26日射撃通知が届く。

1.実射訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 9月1日〜02日0830〜1630 155mm自走榴弾砲  345
 9月1日    0830〜1630  120mm迫撃砲      40
 9月3日〜11日0830〜2200 155mm自走榴弾砲 4681
 
 * 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間         時間       機種等                
 9月1日〜15日 0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 2機
                       
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等ありましたら次の部署にご連絡ください。
 別海駐屯地業務隊 総務課

 26日も27日も射撃はした。今度も155mm砲弾の数の多さです。仮定の話で申し訳ないのですが1発30万円として、15億円ほどが着弾地の煙に消える。9月も15日までの11日間着弾地向け血税を撃ち込むのです。
 29日08時31分、撃ち始めた。155mm砲弾、30万円が煙に消えた。



08年8月22日記
 15日に届いた演習通知
1.実射訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 8月16日〜18日0830〜2200 203mm自走榴弾砲 1896
 8月19日〜20日0830〜2200 多連装ロケットシステム  159
 8月20日〜22日0830〜2200 203mm自走榴弾砲 2339
 8月22日     0830〜2200 多連装ロケットシステム   79
 8月24日〜27日0830〜1630 155mm自走榴弾砲 1397
 8月25日〜26日0830〜1630 120mm迫撃砲      40
 8月27日〜31日0830〜1630 155mm自走榴弾砲  995
 8月27日     0830〜2200 120mm迫撃砲      24
 8月30日〜31日0830〜1630 120mm迫撃砲     282

 * 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間         時間       機種等                
 8月16日〜31日 0500〜2200 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機
                       
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等ありましたら次の部署にご連絡ください。
 別海駐屯地業務隊 総務課

 8月後半で射撃のない日は23日だけ、203mm弾は6日間で4235発1発50万円として約21億円。8月下旬に着弾地に煙になって消える我らが血税、馬鹿みたいな話が罷り通る演習場の話。
 17日08時31分撃ち始める。3連発に発射音がした。驚くほどの音ではない。120mm迫撃砲かと思ったが、203mm砲だ。少なくとも3つの自走榴弾砲が連射したことになる。
 18日08時39分203mm砲を撃ち始める。夜の射撃は睡眠中で認知せず。
 19日、ロケットシステムを撃つ日だが。
 20日08時31分撃つ。21日08時46分撃つ。8月後半の射撃訓練、23日を除いて毎日撃つ予定が入っている。
 最近盛んに「しんぶん赤旗」などでは軍事費の聖域扱いを報道するが、日本のマスコミはそのことを咎めようとしない。困ったことだと思う。
 22日今日も8時81分から撃った。



08年8月15日記
 10日朝の西牧場
 朝6時、ブルーべリーを収獲すべく外に出る。牧場の北入り口付近に自衛隊員が見え隠れ、数えると7人もいる。迷彩服で樹の陰に身を隠すようにして。構っていては朝の一仕事が終わらない。で、ベリー摘みを小1時間、そして何時もの小休止をするドングリの木の下で今度は監視を。
 今朝この時間帯、盆踊り参加者が基地散歩で、東西の牧場を往復する、朝のウォーキングが西牧場に近づいてくる。
 陸自の偵察部隊員(7名)は道路サイドに張り巡らせたロープから一歩も外側にださせまいと、監視を。
 私の今朝の主な仕事は西牧場に立つ、柏(樹の周り3.6m)の見物案内です。30人は優に有った一団が10人ほどになったが、木の大きさを確認して案内を終える。
 残り20人ほどは案内出来ずに終わった。とにかく演習場域に侵入すると、彼らはそれを止めようと立ち塞がる。毎年繰り返される盆踊り参加者と偵察隊員との接触、小競り合いなのです。
 この朝、8時半頃には西牧場周辺から偵察部隊の姿も消えた。
 張り巡らされたロープに馬が絡む事故を早く見つける、これ私の注意事項なのです。
 11日08時55分から09時30分頃までピリカ台近辺で重車両の走行音が。その後、静かになったが12日0時から30分頃にかけて、またまた夜中に、重車両の走行音が聞こえる。
 14日09時頃から牧場の西側で車両の走行音が激しい。音の大きい理由が分かった、トップページに出した多連装ロケットシステムの自走発射機M270がエンジンを止めないで停止していました。全長7mで装備重量は25トンとあります。通称MLRSというらしい。音が大きい訳が分かる。90型戦車ほどではないが25トンもの重量で60Km/hで走る、とあるから。
15日は敗戦記念日、08時32分203mm砲を撃つ。東京で慰霊祭中も撃った。撃ってる人達は日本国が連合国に敗れた日であることを知っているのだろうか。



08年8月8日記
 8月に入って
 心配等しなくとも8月6日から何時もの騒がしい演習場になるのだろう。けど、射撃訓練のない日が続くと、自然豊な矢臼別原野を実感します。
 7月から8月初旬にかけての転地訓練が実施されたことを忘れてはなりません。何時ものように騒がしくはなかったけれど。
 機動は関西の部隊で、人員:約3100名、車両:約1000両、火砲:14門、戦車:13両、航空機:14機
 海上自衛隊の艦艇の表示はないが、これだけの隊員、武器を輸送するには海自の艦艇が投入されている筈です。この無駄使い、どれ程の額かは分からないが、許せない。この不景気の最中に。
 6日から始るのは通常の射撃訓練です。この射撃訓練の縮小等も聞いたことがない。
 ある時、近所の酪農家にこの無駄使いの話しをしたら、隊員も武器製造会社も軍事予算が無くなると困るから、と無駄を認めてもらえなかった。
 この方は故人になられたが、福祉予算が減らされても軍事予算は聖域で手付かずの、今なら別の判断をされるかも。
 如何に着弾地の煙に消える射撃訓練が無益な行為かをここで暮らすと良く分かる。
 8月5日午後4時頃、駅前市街からの帰途、5旅のマークを付けた自衛隊のトラックに行き合った。6日から始る射撃は帯広の部隊なのかも。
 6日08時45分、203mm砲を撃ち始める。東の方で撃ってるのか音は小さい。
 7日08時32分、203mm砲を撃ち始める。8日08時32分203mm砲を撃ち始める。



08年8月1日記
 盆踊りと演習場
 盆踊りが近づくと西牧場と東牧場を繋ぐ団結道路の路側に虎模様のロープが張り巡らされる。
 通行は速やかにだの、進入禁止だの、と看板が所々に架けられたりする。
 私が転居した当時は東牧場の平和池から50m付近まで偵察部隊が野営して盆踊りを監視していた。
 14、5年前からは西牧場の西端で道路に交通遮断の鉄条網を置いて自衛隊のジープも通行をしなくなった。勿論私は西と東の道路を通行するだけで、牧場西端の交通遮断は困ることは何もない。
 ただ自衛隊は道路通行以外は認めないと、盆踊りのお客さんの演習場域への侵入を気にします。
 私が困るのはポニーが時々、このロープに絡まって自由行動が出来なくなることです。つい最近も矢臼別暮らし15年になろうかという雄の茜号がロープに絡まって3時間ほど動けなく、歩行困難になるほど、右後脚をロープで締め付けてしまったことです。
 1年の内にこのロープの絡まる事故が何度かあるので、ポニーたちの日々の顔合わせの時には点呼を必ず取ります。
 平和盆踊りが近づくと、別海業務隊員と団結道路の通行時に必ず顔を合わせることになります。28日朝は急用で街に出て、10時半頃西牧場に帰った。今年も別海業務隊が虎模様のロープを張り直す現場にでくわしました。6名の迷彩服を着た隊員が鎌を片手にロープ張をしていました。
 現在は転地訓練中で、テレビ電波が妨害を受けて時々映像が映らなくなることがあります。
 盆踊りの時は通常の射撃訓練に入っています。203mm砲が我々の平和盆踊りに対してどのように映るのか、特と監視をしたいです。



08年7月25日記
 19日、聞いた話
 演習場の西側に位置するのが標茶町です。この町は演習場と接しているが、軍事予算のおこぼれを一切受けていないと聞いている。その町の人達が今回の射撃、16日から18日にかけて着弾音が凄かったと。天候とか風向きとかで、それに砲弾に仕掛けられた爆薬の量で着弾音が変わることは承知している。今回西隣の標茶町の方が困ったらしい。
 川瀬さんも私も、静かな演習等と言っていたが、夫々の場所で被害を被っているのですねぇ。
転地訓練は未だ終わっていないので20日以降どのように展開するものやら。
 20日は静かな演習場。転地訓練も連休に入ったのだろうか。昼間は外に居たが、快晴の天候の中、軍事演習の音は聞こえなかった。
 21日は静かだと思っていたら夜の8時頃からヘリコプターが南側を喧しく飛んで、車両音も混じっていたように思う。ただならぬ騒音に何事かと窓を開けて確認した。自衛隊様は転地訓練に一所懸命です。
 23日午後屋外で仕事をしたが車両の移動音が南側で聞こえた。
 24日は午前中、9時52分、9時58分、10時05分、10時9分の4回戦闘機の音が雲の中から聞こえる。独特のキーンと言う音が聞こえその後ゴーッと言う飛行音が。その後もヘリの音が11時頃まで続いた。
 
 24日届いた演習通知。
1.実射訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 8月6日〜10日0830〜1630 203mm自走榴弾砲   931
 8月15日    0830〜2200 203mm自走榴弾砲   554
 
 * 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間         時間       機種等                
 8月1日〜15日 0500〜2200 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機
                       
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等ありましたら次の部署にご連絡ください。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 
 転地訓練の後に演習場に入る新たな部隊の射撃訓練のようだ。次から次と無駄遣い部隊が来る。



08年7月18日記
 11日届いた演習通知
1.実射訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 7月16日〜18日0830〜2200 155mm自走榴弾砲 1716
 7月18日     0830〜2200 120mm迫撃砲     509
 7月29日〜30日0830〜1630 87式戦車誘導弾     29
 7月30日〜31日0830〜2200 120mm迫撃砲     700

 * 期間には予備日が含まれています。

2.発煙訓練
 期間         時間       
 7月16日〜27日 日出〜日没  内容はさっぱり記述なし                 
 
 * 期間には予備日が含まれています

3.航空機を使用する訓練等
 期間         時間       機種等                
 7月16日〜31日 0500〜2200 小型ヘリ 4機 中型ヘリ 8機
                        大型ヘリ3機 対戦ヘリ 4機
                        戦闘機 5機
 
4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練等についてご質問等ありましたら次の部署にご連絡ください。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 
 12日08時31分撃ち始める、今夜は22時まで撃つのか。155mm砲を撃っているようだ。時々ヘリも飛んでいる。夕刻は16時30分直前まで撃ち続けた。夕食後は早く休んだので、夜間射撃は分からない。
 13日夕刻、ミマッカゲートの電光掲示板を読んでいたら、歩哨ボックスから若い自衛隊員が車の側に寄ってきて、射撃中ですから演習場には入らないでと声をかけられた。
 米海兵隊が矢臼別に入ってくるようになって、建てられた歩哨ボックスと電光掲示板です。
 最近この電光掲示板に、この町道は通行できます等と掲示することがある。何とも陳腐な掲示だろうか。
 14日計った様に、8時30分代に今朝も射撃を始めた。午後2時頃からは爆破訓練も始めたようで牧場の西側で爆破音が午後の4時半頃まで続いた。
 15日は08時30分から射撃音が始る。10時半頃外に出たら曇り空の中を飛行する弾の空気を裂く音が不気味に聞こえた。今日の砲種は120mm迫撃砲。155mm榴弾と比べるとやや音は小さい。
 16日定刻には撃たなかったが終日、射撃音と車両の走行音が東牧場で聞こえた。
 17日08時30分、待ちかねた様に155mm砲を撃ち始めた。昨日川瀬さん曰く、3100人も演習場に入ってても、さっぱり動きが分からない、と。確かに音以外は何も分からない。



08年7月11日記
 雨の降る中で
 七夕の7日10時頃、小雨降る中ビニールハウスからカボチャの移植をしていたら。重車両の走行音が牧場の西の方から聞こえてくる。その内に3台のチエンソー音も聞こえて、人の声も混じっている。11時半頃まで続いたか。こちらは人参の除草やカボチャの移植で忙しく、観に行くことはしなかった。
 12日から始る訓練の為の陣地作りか?久方ぶりの演習場内からの楽しくない騒音が。
 9日03時25分、本を読んでいると南側から大きなエンジン音が。窓を開けると夜が明けて霧のかかった天候。どうやらピリカ台の辺りを重車両が走り回っている風だ。4時過ぎまで続く。
 10日静かな矢臼別。川瀬牧場が演習場に取り囲まれていることを忘れさせる、2、3日が続く。
 今日は11日今週は射撃音のない、9日早朝の重車両の走るエンジン音には驚いたが、比較的に静かな矢臼別原野でした。
 どうしたことか7月後半の演習通知が届かない。12日から15日までは通知が届いているのだが、このままで7月が終わろう筈がない。
 これは、と思って転地訓練の日程を調べると転地訓練の通知で、次の内容が
「 ○演習等における練成訓練
  平成20年7月11日(金)〜平成20年8月4日(月)
  師団規模の演習、長射程射撃訓練
 ○場所
  矢臼別演習場 」
 とあって、はや機動部隊は演習場内に入っているように思う。畑の仕事で忙しく毎日除草や土盛りや移植や剪定等で監視はそっちのけだったが、そろそろ戦場を思わせる動きが今日から始るのかも。



08年7月4日記
 電波障害が
 6月27日夜、地上波が乱れてテレビが観えなくなる。情報部隊が西牧場近辺にいて、強い電波を出しているようだ。
 28日、演習部隊の動き分からず。29日、30日と全く動きが分からない。そして7月1日も静か。12日までは射撃は無い。ヘリが今日から飛行をする筈。
 7月に入って連日夜更かしをしている。他でもないテレビを見ていることが多い。NHK総合だったり教育だったりだが、テレビが見えなくなることが多い。そんな時はオフにするのだが、これは演習場内での電波障害ではと思っている。
 演習通知でしか訓練予定は分からないので大きな音が出ない限り、お隣さんの動きは分からない。しかしテレビを観ていると音のしない訓練が時々察知出来る。
 ここに居ると町では分からない演習場内の動きが分かる。ここ1週間、昼間は屋外で仕事をすることが多い。12日からは騒がしくなるのだろうが、片時の自然を満喫できる矢臼別。
 
 今週は上段で終わりにしようとしていたら、釧路の友人が米海兵隊の訓練予定をメールで送ってくれた。今秋10月は北富士演習場で、11月、12月は矢臼別演習場、で1月、2月は日出生台演習場で部隊が展開するという。
 アメリカ言いなりの演習場の使い方が益々幅を利かして、好きなようにあしらわれる日本政府。沖縄からの機動費は我らが血税で賄われる。何が沖縄の痛みを軽減だ、と言いたい。
 日本の国土から米国軍を立ち退かせることこそが諸悪を無くす道だと思うが。



08年6月27日記
 ミマッカゲートは開いたまま
 6月22日外出。川瀬西牧場(16町歩、400mX400m)からの外出は800mの演習場域を経て川瀬東牧場(19町歩)に繋がる。東牧場からは別海町道、茶内線をへて市街地に接続。
 自宅からその茶内線までは約1.4km。この茶内線、現在は東牧場が最終地点で始発点は別海町の西春別旧市街で約14kmの道程。この茶内線、元々は演習場の南に位置する浜中町の茶内原野に通じる道でした。未だにこの道の表示を信じて川瀬東牧場までやって来て、行き先を尋ねる車があります。
 この茶内線を経て19km先に西春別駅前の市街、又自宅から35km先の別海町市街に、又35km先の中標津町の市街にと繋がっている。
 ミマッカゲートは茶内線に面して自宅から約2kmに、後一つは2.7kmにも演習場へのゲートがある。このゲートを通過すると茶内線の両サイドは牧草地に変わる。10年ほど前は牧草地即民有地だったが今はそうではない。防衛庁の所有地になっった牧草地があって、防衛庁が幅を利かしている。
 話は長くなったが、茶内線は約2kmほど演習場に突き刺さったように残っていて、これが川瀬牧場効果と言うものでしょう。ゲートはここに2箇所設置されている。
 外出の度に注意するのがこのゲート。交通事故があって、この頃流行の「済みませんでした」ではかなわねえ。
 23日も外出した。ミマッカゲートは開いたままだ。正午頃に西牧場に帰ったが、空車のダンプカーと上風蓮橋手前で入れ違った。これは演習場から出てきた車に違いない。それで開けたままなのか。
 26日終日静かな演習場。25日に届いた7月の演習通知を次に。

1.実射訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 7月12〜14日  0830〜2200 155mm自走榴弾砲 1428
 7月15日      0830〜2200 120mm迫撃砲     509
 
* 期間には予備日が含まれています。

2.爆破訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 7月12〜15日 0830〜2200 爆破薬           800kg
 7月14日     0830〜2200 70式地雷原爆破装置 1109kg
 7月15日     0830〜2200 92式地雷原処理車    119kg

 * 期間には予備日が含まれています

3.発煙訓練
 期間  平成20年7月8日〜7月14日 日の出から日の入りの間

4.航空機を使用する訓練等
 期間         時間       機種等                
 7月1日〜15日 0500〜2200 小型ヘリ 4機 中型ヘリ 6機
                      大型ヘリ 3機 対戦ヘリ 4機
 
5.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

6.その他
 本訓練等についてご質問等ありましたら次の部署にご連絡ください。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 TEL 0153−77−2231 (内線)311

 転地訓練が7月の訓練の主役なのだろうが、地雷の爆破訓練などが組まれていて、使用が禁止された筈の地雷の爆破訓練をするようだ。そう言えば自衛隊はクラスター弾も沢山所有しているとか。それを廃棄するために金が嵩むとも。これらに使った金、皆血税。射撃は比較的に少ないが、ヘリの飛行音が騒がしい7月になりそう。



08年6月20日記
 演習通知(6月後半分)が
1.実射訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 6月28日      0830〜1630 155mm自走榴弾砲 156
 
 * 期間には予備日が含まれています。

2.空砲射撃
 期間         時間       砲種等          弾数等
 6月20日〜24日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲  66

 * 期間には予備日が含まれています

3.航空機を使用する訓練等
 期間         時間       機種等                
 6月16日〜30日 0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機
                      
 
4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練等についてご質問等ありましたら次の部署にご連絡ください。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 TEL 0153−77−2231 (内線)311

今回の通知には平成20年度 協同転地演習(北方)について がある。次の内容だ。

○目的
  国内においてあらゆる事態に有効に対応するため、転地演習を実施するとともに、主として輸送の場を活用した海上自衛隊及び航空自衛隊との協同連携要領を演習して、各方面隊の即応性の向上を図る。

○時期
  平成20年6月20日〜平成20年8月11日

○演習等における練成訓練
  平成20年7月11日(金)〜平成20年8月4日(月)
  師団規模の演習、長射程射撃訓練

○場所
  矢臼別演習場

○長距離機動
  往路:6月20日〜7月15日
  復路:7月31日予定〜8月11日

○訓練部隊
  第3師団基幹(兵庫県)
     人員:約3100名
     車両:約1000両
     火砲:14門
     戦車:13両
    航空機:14機

○その他
  海上自衛隊から輸送艦1隻、航空自衛隊から戦闘機、輸送機等延べ十数機がそれぞれ参加する。

 以前は北方機動演習と呼んでいたが、最近は協同転地演習(北方)とか呼んでいる。金のかかる演習を今夏も今日20日から始める。南の兵庫県からの転地演習だ。クライマックスは矢臼別だ。戦車だ、火砲だと、さながら戦場の如くに、おまけに飛行機も加わるようだ。
 戦争の真似などはしなくて良いものを。



08年6月9日記
 
 7日朝から撃たずに。朝から雨は上がって晴れの天気。
 8日朝から撃たず。NHK教育テレビの映像乱れて観えず。電波障害か。演習場内で強力な電波を出しているのだろうか。よく起こる現象。
 9日午後2時過ぎからロケットシステムを撃つ。火を噴いて飛ぶ。居間から見えるロケット弾の飛行。



08年6月6日記
 5月30日20時30頃射撃音
 31日午前中、業務隊に射撃の事実を確認したら、夜間射撃をしましたと。町民に出した射撃通知では月末の夜間射撃はない。
 業務隊の訓練表には夜間19時から22時の訓練が組まれている、という。聞いたのは昨夜の20時30分頃。夜間射撃はないと頭に入っているので、これは変だ、と直感した。間違いではなかった。時間を守らないで撃つことが時々起こる。
 何故通知にない射撃をしたのか?。31日午後3時前に分かったことは、射撃部隊は夜間射撃申告をしたが、業務隊が間違って別海町に報告した、という。何とも間抜けな業務隊。
 しかし真相は分からない。こう言えば頭を下げ易いかも、で。いい加減な演習通知である。
 31日08時30分から撃ち始めた。
 6月2日朝、30日夜間射撃は証明弾15発、榴弾8発の射撃をしたとの電話連絡を受けた。尚午前8時45分別海町に演習通知で問い合わせたら、31日に業務隊長から町長に対して通知の誤りについての申し入れがあったという。
 1日は外出したので射撃の有無は分からず。ただ電光掲示板は射撃のあることを伝えていた。
 2日は射撃無しの日。静かだ。
 3日08時30分射撃音、1分後に2発目を。
 4日08時30分射撃音。27秒くらいで着弾音。射程が短い。10時30分頃郵便配達で演習通知が届く。通知の内容は
 
 各位                        平成20年6月2日
                             別海町長 水沼 猛   
      演習通知外に行われた射撃について   
 このことについて、平成20年5月30日(金)午後7時5分から午後9時24分の間、矢臼別演習場におきまして、演習通知に載っていない射撃がありました。
 この件につきましては、訓練実施部隊からの演習時間を別海駐屯地が誤って町に伝えてきたため発生いたしました。
 5月31日午後6時30分、別海駐屯業務隊長より演習通知外の射撃について、町民の皆様に対しましてご迷惑をかけた旨の謝罪がありましたのでお知らせいたします。
 なお、町といたしましては、別海駐屯地に対し、指導・連絡の徹底を図るよう厳重に申し入れをしております。
                   (総務部総合政策課地域政策担当)
 5月31日の問い合わせが、町長への謝罪表明になったようです。しかし疑えば、この方法が最も処理が易かったのかも。
 5月29日〜31日で30日だけが夜間射撃というのが、疑問に思える。が疑うのは止めよう。
 5日は撃たず。午後時々ヘリコプターが飛ぶ。
 6日08時30分から撃ち始めた多連装ロケットシステム。居間から南東の方向、林の頂から飛び出して南の方向まで火を噴いて飛ぶ。これ値段は高い筈。発射音は155mm榴弾に負けない大きな音を出す。着弾音も聞こえるが小さい。
 着弾地までに消える我らが血税、毎年毎年咎めなく撃ち続けられる。モッタイナイ。ああ、モッタイナイ。



08年5月30日記
 夜の射撃はないが
 5月24日午後2時頃だったか菜園の南方、3箇所ほどで射撃音が轟いた。今は農作業をしているので射撃音その他が直に耳に届く。人の声も混じって。23日だったと思うが、東から聞こえ始めた重車両の走行音が北側、西側と循環して聞こえた。こういう時は演習場に取り囲まれて居るを実感する。
 24日は昼間の空包射撃で夜はお休みと思いきや、22時半頃から聞こえ始めた重車両の走行音、明けて25日02時頃まで続いた。演習は射撃だけでないことが良く分かる。ピリカ台近辺からの音だ。
 25日は朝から夕刻まで撃った。日割りにすると予定弾数は250発ほど。
 26日11時56分から撃ち始める。午後も撃ったが散発の射撃。終日小雨が降った。
 27日撃つかと待っているが音なし。その内に演習通知が届いた。
1.実射訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 6月1日      0830〜1630 155mm自走榴弾砲 758
 6月3〜5日    0830〜1630 155mm自走榴弾砲 165
 6月6〜11日   0830〜1630 多連装ロケットシステム100
 6月12〜13日  0830〜1630 203mm自走榴弾砲   9
 6月12〜15日  0830〜1630 155mm自走榴弾砲 776
* 期間には予備日が含まれています。

2.爆破訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 6月12日      0830〜1630 爆破薬         163kg
* 期間には予備日が含まれています

3.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 6月1日〜15日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 2機
                      大型ヘリ 2機
* 期間には予備日が含まれています

4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練等についてご質問等ありましたら次の部署にご連絡ください。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 TEL 0153−77−2231 (内線)311

 今回の通知では6月2日に射撃が無しで後は15日までびっしり。それに爆破薬が163kgと結構な量である。これは注意したい。
 多連装ロケットシステム、値段は分からないがこれは高価な筈。何とか値段を調べたいが。価格コムで無理か?。知ってる人いないかなぁ。こんなことが何故公表されないのか、おかしな話。
 5月30日09時21分撃ち始める。今日は155mm砲、着弾音が27秒とか30秒とか32秒とかで射撃点が色々。155mm砲弾は1発30万円とか。今日は何発撃つことやら。



08年5月23日記
 隣人に何も分からず
 5月17日隣人には何も分からず。そんな1日でした。隣人とは演習場と隣りあわせで住んでいる牧場の農民で。お隣さんが何をして御座るのか分からないって話。
 18日は空砲の射撃が予定されていたが音はしなかった。
 19日は実弾射撃の予定。08時53分、203mm砲を撃ち始めた。発射音と着弾音の差は35秒か。単純に日割りすると1日の予定弾は300発余。撃ち始めて30分、次から次と撃っている。射撃間隔は15秒程、35秒遅れで着弾音が。午後は射撃音はなく、夕刻遅くまで車両の移動音が聞こえた。
 20日08時31分、南側でドーンと大きな発射音が、そして北側の窓から少し小さめの着弾音がボーンと。3分間隔で発射音、33秒後に着弾音が。今日は雨日和、雲が厚いからか大きなこもるような音がする。とてつもなく大きいドームの中で鐘の突く音を聞く感じ。
 今日も1発50万とも60万円とも言われる203mm砲弾、300発余が煙に消えるか。福祉予算を削る話はよく聞くが、5兆円の軍事予算を咎める声が小さすぎる。
 終日雨の降る中で、射撃の終わったのは16時26分。終日撃ち続けた。
 21日08時45分、撃ち始める。昨日と略同じ場所から撃っている模様。着弾までの時間が33秒くらいに聞こえる。昨日と比べて、今朝は快晴の天気。午後も撃った。
 22日、今日は撃たないはず。ピリカ台の辺りも音なし。
 今日は静かな矢臼別原野。



08年5月16日記
 開けたままのゲート
 5月9日川瀬牧場から茶内線を使って、西春別駅前に出る。演習のない時は閉まっている筈のミマッカゲートが開きっぱなしだ。茶内線が優先で演習場から出る車は一時停止だが、イージス艦のこともあって、このゲート前を通過する時は要注意だ。
 演習通知を良く見ると9日から15日にかけて爆破訓練とある。それにしてもゲートの開けっ放しはない。見張り員がゲートに付く等もいい加減、誰も居ない。
 10日、12日も午後から西牧場の西側で車両の移動音が騒がしく、ヘリコプターの飛行音もまじって騒がしい。何をしているかは分からないが、ピリカ台近辺で何かを。
 川瀬さんとの話で13日、ミマッカゲートも上風連橋袂のゲートも開けたまま。これでは入って下さいと言わんばかりで見張員なし。で4日間開いたまま。演習場内射撃はないが何か訓練はしている。
 今、クラスター弾の使用禁止が問題になっている。何年も前になるが、現着弾地の手前に新着弾地を造った。300mX500mの矩形で波打つ原野に砂利を敷き詰めている。これはクラスター弾の為に造られたのでは? と思ったり。その後見た限りでは、ここが使用された形跡はない。
 入って下さいと言わんばかりの無警戒なゲート。開けたままだと、着弾地の周辺をつい見てみたくなる。

 14日演習通知が届いた。
1.実射訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 5月19日〜21日 0830〜1630 203mm自走榴弾砲  924
 5月25日〜28日 0830〜1630 203mm自走榴弾砲  984
 5月29日〜31日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲  758

* 期間には予備日が含まれています。

2.空砲射撃
 期間         時間       砲種等          弾数等
 5月18日      0830〜1630 203mm自走榴弾砲   20
 5月23日〜24日 0830〜1630 203mm自走榴弾砲   90

* 期間には予備日が含まれています

3.爆破訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 5月16日〜17日 0830〜1630 爆破薬          10kg

* 期間には予備日が含まれています

4.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 5月16日〜31日0500〜2200 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機
                      大型ヘリ 2機

5.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

6.その他
 本訓練等についてご質問等ありましたら次の部署にご連絡ください。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 TEL 0153−77−2231 (内線)311

 一言コメント。煙と消える砲弾、これ皆我らの税金です。



08年5月6日記
 3日土曜日の午後2時半ころ、菜園に出て堆肥を撒く作業をしていた。この日は南西の方向から風が吹いていた。きつくはなかったが、少し未だ新芽の出きらない雑木が風きり音を出していた。 
 この風が吹くと、ピリカ台付近での演習、人の声が良く聞こえる。しかし一言一言は不明。射撃はしないが何かをやっている。
 5月前半の演習通知は5月9日〜15日まで昼間の0830〜1630、爆破薬10kgの爆破訓練が予定とある。
 ヘリコプターの飛行は1日から15日まで、これは5時から22時までの飛行があるとの毎度の通知。

 後一つ矢臼別演習場(火入れ)実施計画が届いている。
 目的 野火発生の多発期にあたり、関係地区の火入れを実施し、火災発生の未然防止を図る。
 1、場所 矢臼別演習場
 1、期間 5月10日から5月17日
 
編成等
 1、清掃作業人員 約400人
 2、装備 車両80両、ヘリコプター1機、水タンク車、1両、ジェットシューター70個、空中消火器 材 2セット

 この火入れは毎年実施しているようである。知らなかっただけでこちらに移住する前からのことらしい。

08年4月4日記
 演習通知(4月前半分)が
 3月25日届いた。4月1日から15日までは実弾射撃訓練、空包射撃訓練、爆破訓練は行わないと。ただし航空機の使用する訓練があると言う。
 演習場になって以来、ここに住み続けている川瀬さん、4月は演習をしないと言う。道がぬかるむ4月は演習場には使わないが相場らしい。
 下旬もおそらく上記3種の訓練はなくて飛行機の上空飛来が時々。従って4月は砲撃音を聞かずに過せる静かな矢臼別になりそう。



08年3月28日記
 射撃訓練は音が、しかし
 米海兵隊と自衛隊の共同訓練は2週間、3月前半に実施されたが何をしたのか分からずに終わった。が少しずつ内容が洩れてくる。先週、海兵隊のスキー訓練を伝えてくれた友人が、今度は自衛隊からの情報を伝えてくれた。帯広の第五旅団のHPに出ていたものを転送です。
 音がしないと南北9km、東西25kmの演習場内で1000人足らずの人間がどれだけ動き回っても、鳥のように上空から見ない限り何も分からない。
 そもそも今回の共同訓練、米海兵隊は神出鬼没の動きで釧路港へ。予定通り釧路港には入港しなかった。このような気ままな動きが出来ることを確認したのかも知れないが。
 自衛隊の伝える演習内容は日米合同で敵対チームを作り、陣地奪取訓練をしたわけで、この訓練は集団的自衛権の行使そのもだ。
 集団的自衛権の許諾が話題に上がるが、共同訓練は集団的自衛権の事後承認の積み重ねに見える。写真はその実態証明に映る。そして今やメディアはこれらのことを問題にさえしていない。
  
 いよいよ矢臼別でもきな臭い演習内容に変化しつつある実態。共同の相棒は侵略戦争を仕掛ける米海兵隊・米軍です。
 これを食い止めるには国民一人一人の九条を守る心に訴えるしかない。




08年3月21日記
 3月中はヘリの飛行だけ
 釧路の友人が矢臼別の米海兵隊の動静を教えてくれた。私のネット検索能力は低い。で周りの人に頼ることが多い。
 先の友人は次の様な内容のメッセージを送ってくれた。
 演習の呼び名は「フォレスト・ライト2」、何をやったのか、何時何処から来たのか全く分からない演習だと。帰りは18日午後、釧路西港から海兵隊の高速輸送船ウエストパックエクスプレスで目的港は横浜のノースドック。これらはマスコミ報道された。
 またオキナワマリン紙では演習場内でスキーの練習を行ったという唯一の訓練内容が。川瀬牧場に居ても今回の共同訓練はさっぱり分からず。が、よく観ると写真は矢臼別演習場のようである。


 アメリカに雪原がない訳ではない。共同訓練と称して矢臼別を只で利用する。米軍再編の一環だろう。訓練には専門の通訳が就いたことも。ここに主従関係が見て取れる。



08年3月14日記
 何も分からないままに
 10日1430ヘリ飛行音が。後は全く音なし。12日8時40分頃、南でヘリの飛行音がする。共同訓練の動きは全く分からない。川瀬さんの話だとミマッカゲートの歩哨ボックスがシャッターを少し開いて見張りをしていたとか。
 11日届いた3月後半の演習通知によると、射撃訓練はないと言う。但し航空機の使用はあると。今春は雪が少なくて演習場の状況も例年とは異なる。とはいっても4月の演習場の使用状況が極端に変わることも無かろうと想像する。
 ともかく今日で以って米海兵隊と自衛隊の共同訓練は終わる。実態が何も分からないけれど沖縄の海兵隊ニュースで流されるのでは。
 アンテナを張り巡らせて共同訓練の実態を探らなくては。



08年3月7日記
 3月4日、ミマッカゲートで
 日米共同訓練中なのに演習場は至って静かです。3月4日東牧場の車庫から駅前市街地に出た。ゲートの電光掲示板は無点灯。射撃はないらしい。ただ茶内線から演習場に入った轍の後が残っていた。自衛隊のジープに茶内線で行き逢った。そして6時間後に東牧場に帰ったが、ミマッカゲートの内側にトレーラーの牽引車と除雪ブルドーザーが止まっていた。訓練のために雪道を除雪したり、訓練物資を運んだ後なのか、ゲートから車は東へと走り去った。
 3月5日9時過ぎ東牧場の方から車両の移動する音が聞こえる。ミマッカゲートから西へ移動するのか.。午後12時15分頃上空を飛行機が飛ぶ。姿見えず。共同訓練の関連か。午後1時10分頃ミマッカゲート通過、やはり演習場内風連道は除雪が終わっている。が海兵隊の姿は見えず。
 残念ながら共同訓練の姿はさっぱり見えない。6日、明日はマスコミに公開する日なのだが。
 北海道新聞を見るも訓練の記事は見えない。何処で何をしているやら何も分からない。
 人を殺める共同訓練をしているのに、何も見えないって怖いです。


08年2月29日記
 3月の演習通知が届く
 2月21日、別海町から3月前半の訓練通知が届いた。
1.爆破訓練
 期間      時間       砲種等       弾数等
 3月6日 0830〜1630   70式地雷原爆破装置 423kg
 3月9日 0830〜1630   70式地雷原爆破装置 423kg

※ 期間には、予備日が含まれてます

2.航空機を使用する訓練等
期間         時間       機種等                
 3月1日〜15日0500〜2200 小型ヘリ 1機 中型ヘリ 1機 

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 日米共同訓練とどように連携しているかは分からないが、爆破訓練が共同訓練の期間中に組まれていいる。
 折りしも20日だったか釧路港に米海兵隊の兵員輸送船が入港した。昨年の花咲港に入港したフエリーボート、「かりゆし」と同じで入港についての情報が開示されなかった。小樽港といい釧路港といい入港に許可権を持つ地方自治体の首長が住民の立場に立つか長いものに巻かれるかで大違い。地方自治に自信を持つ首長を選ばないことには、と思う。その点では岩国前市長の見識は見上げたものだと思う。防衛問題など国の専権事項などと国言いなりの首長が多い中で、住民の安全のために首長の役割を主張するは地方自治の基本だと思う。
 入港手続きで、日本船の場合は使用岸壁、日時、目的、揚げ荷数量などは明確にが原則のはず。米海兵隊の高速輸送船ウェストパック・エクスプレスが入港したのは入港許可日外の20日、しかも岸壁を借りるだけで申請で、他の項目は空欄で。だから港の使用目的も何も一切わからずだ。日米地位協定を盾にらしい。米海兵隊の横暴、ここに日本の従属姿勢がある。29日から共同訓練が始まる。確りと監視を強めなくては。



08年2月22日記
 16日は撃たず
 2月後半の16日は予備日に含まれて射撃はなかった。また「1特1」標識は北富士第1特科隊の車だと言う。札幌ではなく静岡県からの部隊でした。どうも新年は試射撃が多かったのではと想像します。それに2月に入ってからテレビの画面に横方向に白い点々が流れることが多く。これは情報部隊が演習場内に入った時によくある現象。
 戦争映画「プラトーン」をテレビ映画で観たが、砲撃作戦中、砲撃部隊に射撃点を指示する無線連絡の場面がよく出る。
 西牧場の西隣で情報部隊がよく野営をする。夏場にその風景を目撃することが多い。射撃訓練には情報部隊は付き物です。272号線を移動する自衛隊車両に「情」の文字が入った車を見かけた。おそらく情報部隊の出す電波が今月半ばテレビ画面を乱したのだと思う。
 2月後半は静かな演習場。どうやら今月は静かな演習場で終わりそう。
 それで月末から始まる自衛隊と米海兵隊の共同作戦とは何かを考えてみたい。最近、中村哲氏の「医者、用水路を拓く」を読んだ。この本はアフガニスタンの東部で用水路14kmを2000年から07年までに拓いた話で。灌漑水がどれほど喜ばれているかをリアルに。
 本の最後に、米軍に対する現地農民の評価が。端的に言うと「空爆する米軍は出てゆけ」です。
 問題はアフガンで、米軍と自衛隊が共同作戦をしたら、アフガンでの日本の信用が地に落ちることを明確に説く。本を読むと本当の国際貢献とは何かがよく分かる。殺して助けるはありえないとも。ノーベル平和賞を中村哲氏にと言いたい。
 日本の国際信用が地に落ちる共同作戦の訓練場に矢臼別が使用される。許せないことです。日米軍事同盟の破棄を如何にして作り上げるか、これが大きな課題。



08年2月15日記
 米海兵隊が矢臼別に
 9日、釧路の友人が日米共同演習のニュースを教えてくれた。
 内容は次のようなこと
目的、自衛隊と米海兵隊がそれぞれの指揮系統に従い共同作戦を行う場合の連携要領を実動により訓練し相互運用性向上を図る。

指揮官 自衛隊第5旅団の陸将補、米軍第3海兵隊の少将
期間 2月29日から2週間
場所 矢臼別演習場と別海駐屯地
人員 自衛隊第6普通科連隊の300人
    米海兵隊の150人
使用火器 小銃、機関銃、対戦車誘導弾 迫撃砲 その他。
 ざっと以上が前情報です。
 おそらく米語で実動するでしょうから、主従関係は明らかで、米国が主。グローバル化という意味をしかと噛締めたい。
 共同訓練の報道公開は2月29日と3月6日の二回とある。下請け訓練がこの場ではっきりすると予想します。その場には残念ながら行けない。

 2月9日別海町から2月後半の演習通知と日米共同訓練通知も届いた。
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 2月16日   0830〜1630 155mm自走榴弾砲     132
 
* 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 2月16日〜29日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 9日は終日射撃音は聞こえず。
 10日射撃なし。11日午前中国道272号線で矢臼別に向かうT特Tのマークをつけた自衛隊車両、20台ほどに行き逢う。札幌近辺からの部隊か。12日静かな演習場。
 13日10時40分頃ヘリ飛行音。
 14日8時35分射撃始まる。着弾音もよく響く。と言うより家ごと揺れる感じ。発射音と着弾音の間隔は33から35秒。夏場に撃つ155mm砲の音だ。本格的というか夏に撃つ如くに大きな射撃音、着弾音が午前中は続いた。午後2時半頃は10発ほどの連射撃があり、終日撃った。
 16日に132発撃つと日米共同訓練まで何もない。どんな準備がされることやら。再編される矢臼別演習場、これからどの様に使われるのだろうか。



08年2月8日記
 今週もテスト射撃か
 2月2日8時31分、射撃音。10時40分頃に155mm砲の射撃音、着弾音も聞こえる。午後にも155mm砲の発射音、着弾音が。午後2時40分頃ヘリコプターの飛ぶ音が南側から聞こえた。この音が聞こえると射撃はしない。無風に近い矢臼別原野。
 3日、車庫から街へ茶内線の電光掲示板前を9時50分通過。射撃通知が掲示されていた。15時過ぎ街からの帰途、電光掲示板は未だ射撃中の点灯をしていた。
 4日8時31分、ドッカーンと大きな射撃音。居間でテレビを観ていたがびっくりするほどの大きな音。5分に1ッ発の間隔で3発ほど。これは多連装ロケットシステムなのか。
 5日射撃、無し。
 6日10時半頃テレビを消したら、ポコン、と南の方で音が。射撃音だ。何時もの155mm砲の音とは違う。午後も撃っているが、発射音と着弾音の間隔は40秒ほど。
 7日8時39分南側から発射音、35秒後に着弾音。155mm砲だと思うが、音は小さい。テスト射撃なのだろうか。
 8日、今日は多連装ロケットシステムの予定日だ。今、時間は11時、未だ撃たない。期待する訳ではないが。16時30分、終日撃たずに終わった。



08年2月1日記
 正月25日に届いた演習通知
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 2月1日〜02日0830〜1630 120mm迫撃砲       124 
 2月2日     0830〜1630 155mm自走榴弾砲     18
 2月3日〜05日0830〜2200 120mm迫撃砲        46
 2月4日     0830〜1630 多連装ロケットシステム    4
 2月6日〜10日0830〜1630 155mm自走榴弾砲    216
 2月8日〜10日0830〜1630 120mm迫撃砲        47
 2月8日〜10日0830〜1630 多連装ロケットシステム    4
 2月14〜15日0830〜1630  155mm自走榴弾砲    396

* 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 2月1日〜15日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
  本訓練ついてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
  別海駐屯地業務隊 総務課
  TEL 0153−77−2231 (内線)311

 1月25日午後3時頃からっと晴れ上がった矢臼別原野でヘリの飛行音が。どうやら偵察飛行をした模様。射撃音は聞こえなかった。
27日は射撃の電光掲示が出ていた。28日はヘリ飛行音が昼間聞こえたが射撃音は聞くことはなかった。今日2月1日、10時頃外に出たら14分に射撃音が、小さかったが聞こえた。きちっと予定弾を撃つようです。



08年1月25日記
 静かな演習場
 さて24日から28日の間に25発の155mm砲を撃つのかどうか。試射だと思うが、大砲の音のしない矢臼別原野は住民にとっては有り難い。25発を撃つために5日間も日程を組んだのにはそれなりの理由あってのこと。監視は厳重に、と考えている。
 家の窓を開け放しての監視は楽ではない。窓から頭を突き出すようにして監視を。
24日、7時には雪が降り出す。9時から1時間ほど屋外で居たが、演習場内の動きはなし。師走29日来の降雪だが、50cmは降ると天気予報は伝えている。射撃をしないと静かな矢臼別原野。横殴りの降雪の中、部屋の中でゴンと。午後2時4分頃。視界が制限されると射撃はしないというのが今までの常識。降雪の中、今日はまだ撃つのだろうか。こちとら家の中でジーっとしていた。
 25日今朝も雪は降っている。予定弾数は少ないが今日も撃つのだろうか。昨年暮から25日振りの降雪。雲の厚い矢臼別、大荒れの原野です。時々地吹雪が舞う。
 今日は昨日とは違って、上から大粒の綿雪がドンドン降りてくる。視界は1kmほどか。昨日の射撃に付いて別海業務隊に問い合わせたら、10時33分から午後2時40分まで撃ったという、弾数は不明。第5特科隊(帯広)が撃ったとの事。私が聞いたのは間違いではなく、確かに射撃音だったことが分かった。視界が悪くても撃つことが分かったし、レーダーで追跡、着弾を確認していることも分かった。そして予想した通り、試射であった。
 


08年1月18日記
 11日届いた演習通知
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 1月16日〜17日0830〜1630 155mm自走榴弾砲   57 
 1月24日〜28日0830〜1630 155mm自走榴弾砲   25
 
 * 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 1月16日〜31日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 大型ヘリ 3機

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
  本訓練ついてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
  別海駐屯地業務隊 総務課
  TEL 0153−77−2231 (内線)311
 
 11日10時20分頃南側でヘリ飛行音が。12日09時54分射撃音、着弾音が。
 12、13日も撃つ。14日08時31分155mm砲を撃つ。音が大きい。ピリカ台の近くから撃っているか。着弾音も今日ははっきりと聞こえる。
 15日08時31分射撃始まる。初めは着弾音が室内でも聞こえたが3発目からか着弾音が室内では聞こえない。窓の外に顔を出すと微かに。発射音と着弾音の間隔は43秒ないし44秒。
 暮から新年の射撃は明らかに試射であったように思う。
 16日も17日も、155mm榴弾砲の射撃はなかった。問い合わせなくては。そして分かったこと、何故か16も17日も撃たなかったと言う。予備日だったと言うことか。それとも試射は予定通り終わったと言うことか。



08年1月11日記
 射撃訓練の始まり
 1月8日12時20分頃、室内で小さく「ボン!」と射撃音が聞こえる。9時半からテレビを12時過ぎまで聞いていたのでその間は聞こえなかったが、今年の撃ち初めの音。それにしても音が小さい。着弾音も聞こえない。
 9日08時46分、射撃音そして着弾音が。こんなにやさしい155mm榴弾砲が、と思うほど小さい発射音、発射音と着弾音の時間差は56秒。砲弾の飛距離が長い証拠で、発射音が小さいのは東の端から撃っているからだろう。しかし着弾音が夏ほどでない事は確か。砲弾の種類によって破壊力も異なり、着弾音と同時に家ごと揺れる地面の振動が着弾地から伝わることもある。
 今日の着弾音は発射音と同程度の大きさで、地面の振動はゼロ。
 昨年暮に70mm発射機のテスト射撃のことを書いたが、その時発射音から3、4秒後に着弾地上空と思しき上空で発光を何度か視認した。こちらは戦争屋ではないからそれを見て、知恵をめぐらせての話だが、役目を持った弾を撃ち分けていたのだろう。
 155mm砲として音がやさしいのは、射撃地点からの距離もあろうが、その他にも理由があってのことだろう。
 10日射撃音聞こえず。何時もと155mm榴弾砲の音が違うので別海業務隊に問い合わせる。発射地点と部隊名も訊いたら、8日は中G点、9日はながね台からで部隊は装備実験隊で北富士から来ているという。ネットで調べると出ていました、特科教導隊で北富士に駐屯する部隊です。新しい榴弾砲の試射らしい。
 夏場に撃つ155mm榴弾砲の射撃音を知っている人間には信じられないような優しい射撃音。全くの想像ですが、訳ありなのです。



08年1月4日記
 演習通知が
 暮の27日新春正月前半の演習通知が届いた。
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 1月8日〜15日0830〜1630 155mm自走榴弾砲  366 
 
 * 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 1月1日〜15日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
  本訓練ついてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
  別海駐屯地業務隊 総務課
  TEL 0153−77−2231 (内線)311

 5年も6年も前の話になるか前別海町長が妙なコメント付きで冬の射撃演習は無いと喋ったことを思い出す。何と言ったと思います?「地面が凍て付いて砲弾が跳ね返るから射撃は出来ない」と。これを黙って訊いていた人も???ですが、噴飯ものですよねぇ。
 町長室で面会した人達に首長が話したと言う。以前から冬季に射撃をしていたと言うのに。実しやかに話されると、つい聞いてしまうのですかねぇ。ははは、はは。初笑いの一席。



07年12月28日記
 今年の予定射撃弾数など
 1月から12月の弾数を合算してみました。
 
砲種 弾数
203mm榴弾砲 実弾 12,499発
           空砲 362発
155mm榴弾砲 実弾           14,789発
120mm迫撃砲 実弾 1,443発
多連装ロケットシステム 168発
多目的誘導弾システム 16発
新多連装ロケットシステム          862発
105戦車砲    空砲        111発
70mm空対地ロケット弾          182発
81mm迫撃砲              176発
対戦車誘導弾               27発
70mm発射機               59発
20mm機関砲 330発
爆破薬 884kg
                                               
 以上が今年演習通知で知らされた予定弾数です。品物の単価が分かりませんから、総額がいくらと書けないのが残念ですが、年間にこれだけの血税が着弾地の煙に消えています。
 インド洋上でテロ戦争に消える石油があるなら、の声に中。灯油の高騰に悩む庶民の思いを一顧だにしない自公政権の仕打ち、許せません。
 不正確な伝わる弾の値段、155mm榴弾は1発30万円、203mm榴弾は1発50万円、60万円とも。とにかく煙に消える砲弾。



07年12月21日記
 今日が射撃の取り日だった
 たまたま更新日が射撃予定の取り日。70mmから203mm砲まで何が取りになるのか。先週は迫撃砲弾の水増しが問題に。水増しは迫撃弾のだけではなかろう。演習場で煙に消える血税が何のお咎めも無く、年間どれだけ消えることか。
 撃った弾数と予定数には差は有ろうが、予定数の合算は簡単、一度合算をしてみなくては。
 15日08時31分、射撃音が。
 16日9時頃だったか120mm迫撃砲の射撃音、着弾音が。榴弾砲に比べて音は小さい。
 17日8時35分榴弾砲の射撃音、着弾音が。
 18日昼間時々発射音。夜間も時々発射音。大きな音ではない。
 19日ピリカ台の近くから聞こえる発射音。120mm迫撃砲か。ゴーウッともゴーファッとも聞こえる特異な発射音。音は特別大きくはないが不気味。この迫撃弾が水増し価格で、血税が煙に消える。そう思うだけで、怒り爆発。
 午後1時過ぎ居間の窓を開けたらスピーカーの人声「・・オン・・オン・・オン、安全確認、発射10秒前・・5・4・3・2・1・ドッカーン」どうやらテスト射撃らしい。
 早速防寒に身を固めて、ピリカ台の見えるところまで徒歩で7分。時間は午後1時45分頃、予想通りピリカ台の傍で、試射をした模様。その後試射はなかった。
 20日6時45分頃、ピリカ台の辺りで車の移動音がする。外気温ー13℃。今日も試射をするのだろうか。08時31分迫撃砲発射音が。今日もスピーカーの人声がする。そして午前中試射は続いた。
 新しい迫撃砲や砲弾の試射なのだろうか、スピーカーでの指示、確認の声に肉声の合の手も挟まって西牧場では居ながらにして試射の様子が分かる。着弾地上空で炸裂する弾、着弾地に撃ち込まれる弾、色々と試射した。
 21日は朝から静かな演習場、今年の射撃の取りは20日の迫撃砲の試射だったのか。
 講釈師ではいけないと、業務隊に問い合わせたら、昨日で射撃は終わったこと、19日、20日の射撃は70mm発射機だったことを教えてくれた。しかしテスト射撃とは言わなかった。
 装備年鑑をみると70mm発射機と言うのは未掲載。これはテスト試射に違いない。この値段、将にメーカーの言い値が付いているに違いない。



07年12月14日記
 7日ロケット弾の音を聞く
 6日は音無しで、静かな矢臼別。が7日は10時39分、ドッカーン!! と大きな発射音を、屋内で聞く。その後午前中にもう一度、発射音が。
 8日08時31分、ロケット弾の発射音。音がして12秒くらいすると南東の林の上から低い角度で西方向に火を噴きながら南の上空まで5、6秒で到達、その後は視界から消える。着弾音は無い。
 15分で12発、今10時10分。5回目の射撃中だ。だから朝から約60発程撃ったことになるか。
 9日は外出したがミマッカゲートは電光掲示板が射撃中を掲示していた。
 10日、11日とも音無し。
 12日10時頃業務隊にロケット弾のことで問い合わせる。8日のロケット弾のことだが、弾頭には爆薬は装填されていないとのこと。従って着弾地からの音がしなかったのは当然。今回はロケット弾を撃つ車両は16両との事。7、8、9日で予定弾数撃ったと言う。この多連装ロケット弾は曲者で小爆弾を搭載できる、恐ろしい兵器に化ける代物。
この日午前中3、4発の小さい射撃音が。120mm迫撃砲の発射音だったか。
 13日05時44分頃、まだ暗い時刻、ピリカ台の辺りから車両の移動音が、外気温度−8℃。6時過ぎまでこの音が続いた。風の無い静かな朝は車の移動音が特によく響く。そして8時31分今日も120mm迫撃砲を撃ち始めた。午前中国会中継で迫撃砲弾の水増しが問題になっていた。午後も迫撃砲の射撃音がする。ここは血税が煙に消える演習場。
 
7日師走後半の演習通知が届く
  1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 12月16日〜21日0830〜2200 120mm迫撃砲   44
 12月16日〜21日0830〜1630 155mm自走榴弾砲 52
 12月18日〜21日0830〜1630 203mm自走榴弾砲 61
 12月19日〜21日0830〜1630 70mm発射機     59
 
 * 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 12月16日〜31日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
  本訓練ついてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
  別海駐屯地業務隊 総務課
  TEL 0153−77−2231 (内線)311



07年12月7日記
 予定では師走も休まずに
 1日午前、射撃を。尚午後1時14分、数秒間に10連発ほどの射撃音が。これ自走榴弾砲を10台揃えないと出来ない芸当です。電話で問い合わせたら、9自走砲が一斉射撃したという。この日1日で555発撃ったとも。203mm砲弾は50万円とか60万円とか言われている1発の値段、何億円と言う血税が煙になったわけ。
 2日は射撃の電光掲示板は点灯せず。
 3日は静かな演習場でした。
 4日午前10頃小型へりが1機上空を飛び、牧場西隣で車両が走り回り、その内にパン!パン!という機関砲の射撃音が聞こえた。
 5日午後、薪運びでも、と外に出たら、牧場の西隣が騒がしい。それでカメラ持参で境界まで行く。日曜日のテレビの録画に雪が降って、おかしいと思っていたら、理由が解けた。どうやら情報部隊が牧場の直近で活動しているようだ。情報部隊が西隣に来るとテレビの受信状況がおかしくなる。
 6日、今日から多連装ロケットシステム 168 が始まる。168と言う数字はロケット12発がセットに成っている様なので14セットを自走発射機M270から発射されるのだろう。この値段も分からないが。さてどんな音を出して血税が煙に変わるのやら。
 今日は多連装ロケットシステムは撃たなかった。それにしても12月1日に555発の203mm砲弾を撃つとは。何の生産性も無い砲弾が着弾地に消えたことに。



07年11月30日記
 演習場に不況はない
 25日08時30分、茶内線を経て釧路方面に車を。ミマッカゲートの電光掲示板は訓練中を表示。203mm砲を撃つのか。
 26日午前中北側の方からドーン!と言う音が。発射音なしに聞こえるので、これは爆破音だと分かった。
 27日10時20分ドーンと北側の窓越しの音が。今は冬、二重窓をしっかり閉め切っている。が音は容赦なく侵入する。見てきた様な事を言いますが、かなりの爆破薬を使っている音です。155mm榴弾砲の着弾音並だから。
 27日10時30分ころ12月の演習通知が届く。
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 12月1日〜2日0830〜1630 203mm自走榴弾砲  613
 12月6日〜10日0830〜1630 多連装ロケットシステム   168
 12月10日〜11日0830〜1630 81mm迫撃砲     73
 12月10日〜11日0830〜1630 対戦車誘導弾      14
 12月12日〜14日0830〜1630 120mm迫撃砲     58
 12月13日〜15日0830〜1630 203mm自走榴弾砲  61
 12月14日〜15日0830〜1630 155mm自走榴弾砲  81

 * 期間には予備日が含まれています。

2.空砲射撃
 12月3日〜5日0830〜1630 203mm自走榴弾砲   25
 
 * 期間には予備日が含まれています。

3.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 12月1日〜15日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機
                        
4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
  本訓練ついてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
  別海駐屯地業務隊 総務課
  TEL 0153−77−2231 (内線)311

 今国会では政治家、軍需産業、官僚の癒着が少しずつ解明されようとしています。その様な癒着の消費現場が矢臼別の演習場だと思っています。三菱や石播や川崎や、平和産業のような顔をした大手の企業が軍事産業として防衛省に食い込んでいます。
 28日10時頃、榴弾砲が3発射撃された。そして牧場西側で爆破音も。
 師走の演習場、無駄使いの日程がびっしりです。


07年11月23日記
 射撃は無くても
 16日茶内線で川瀬牧場まで約1kmの地点、ここに演習場のミマッカ道が茶内線を横切る交差点がある。午後3時頃、街からの帰り道、155mm自走榴弾砲と行き会わした。ゲートの傍に白塗りのジープがいて、私の先行を指示した。その場を立ち去ったが、何台もの自走榴弾砲が東から西へと通過した。その後自宅の北側で走り回る、ゴウー、ゴウーと言う音が続いた。
 どうやら射撃はしないが、走行訓練なのだろうか。
 17日朝6時頃、朝から南の、ピリカ台の方からゴウー、ゴウー音が聞こえるではないか。昨夜は−8℃まで気温は下がった。石油高騰の冬だというのに。203mm、155mm自走榴弾砲等々、無用の長物が走り回る矢臼別演習場。
 18日05時51分、南側から大きな車の音が。先日から聞こえる自走榴弾砲の移動か。15分間ほど続く。そして又1時間後にも。彼らには石油の高騰は関係ないらしい。
 19日隣町へ買い物に出る。茶内線のミマッカゲートに白いジープが、これは5旅団所属の警務隊と思うが4日目続けて。ゲートは開きっぱなし。16日が初日だったわけ。
 川瀬さん、「何か変わった訓練をしている」と。警務隊がゲートに張り付くのも最近は無かったことだし、警衛所(海兵隊が来るようになって設置したゲートの見張り小屋)も久しぶりに自衛隊員が張り付いている。
 20日9時45分、牧場西側で人の声、そして機関砲の音が9連音で4回、5回。牧場の境界の直ぐ隣で昨夜は野営をしたようだ。
 21日0859分、射撃音が聞こえる。射撃音と着弾音の間隔は約30秒。155mm砲か。夕刻午後3時半頃、牧場の西境界付近で人の声が。今週はピリカ台から西牧場近辺が騒がしい。


07年11月16日記
 雷鳴に似た射撃音が
 12日8時34分、雨の降る中でドッカーン!!。大きな射撃音が続けて4発ほど。そして正午までポツン、ポツンと撃った。それにしても203mm砲の射撃音は大きい。
 13日8時32分、遠くで雷鳴のようにドーンと射撃音が。155mm砲ではないかと思う。昨日と打って変って快晴の朝。今日と明日で1042発も撃つのだから、昨日のように時々では予定弾数は撃てないだろう。9時25分から15秒間隔でもう7分間も遠い雷鳴のような音が。
 何かひたすら撃っていると言う感じで、海兵隊の射撃とは異なるところ。9時半になっても15秒間隔は変わらず、10分間は続いたことに。これを監視してては我が菜園の秋の手仕舞いが終わらないので外に出る。この日は15時過ぎまでドーンドーンが続いた。
 14日8時31分から撃ち始めて11時35分、今も撃っている。昨日と同じペースで15秒間隔でドーン、ドーンと。
 午後も大砲を撃ったが、2時半頃には西の方で自衛隊員の肉声が聞こえた。ピリカ台の近くで何やらを設営したのだろうか。
 15日、今日から21日までは射撃が無い。静かな原野にもどります。

11月13日午前中、11月後半の演習通知が届く
  1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 11月21日〜22日0830〜1630 155mm自走榴弾砲  315
 11月21日〜22日0830〜1630 多目的誘導弾システム   2
 11月21日〜22日0830〜1630 81mm迫撃砲       3
 11月23日〜26日0830〜1630 203mm自走榴弾砲 1537
 11月28日〜30日0830〜1630 203mm自走榴弾砲  512

 * 期間には予備日が含まれています。

2.空砲射撃
 11月26日〜28日0830〜1630 203mm自走榴弾砲   40
 
 * 期間には予備日が含まれています。

3.爆破訓練
  期間        時間       砲種等        弾数等
 11月17日〜30日0830〜1630 爆破薬        695kg
 
  * 期間には予備日が含まれています。

4.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 11月16日〜30日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機
                        
5.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。
6.その他
  本訓練ついてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
  別海駐屯地業務隊 総務課
  TEL 0153−77−2231 (内線)311

 毎度の通知だが砲弾の数量の多いこと、爆破薬の695kgにも驚く。5兆円の軍事予算が付いている事を考慮するとこれぐらいのことは当然の数値なのかも知れんが、無駄使いの最たるもの。何十年も続けているのだから。



07年11月9日記
 静かな演習場
 4日は茶内線を通って街に出た。電光掲示板が演習中の掲示をしていた。が、川瀬牧場周辺は静かな矢臼別原野です。
 5日朝から射撃音はなし。今週は射撃のない週間、でもヘリの飛ぶ音、時々チエンソーの音も牧場の西側から聞こえる。そしてピリカ台の辺りから重量車両の音が聞こえたり。
 午後3時半頃、西の方で爆破音が。喧しい程ではないが終日演習場内では車両やヘリが動き回った。
 6日9時茶内線で市街に出る。電光掲示板は演習中を表示。7日朝、静かな演習場。時々ヘリの飛行音が聞こえたりしたが、射撃のある日と比べると、お隣さんが演習場であることを忘れる時間が続く、農作業の午後。
 8日9時過ぎ東牧場へと徒歩で向かう。歩くこと15分で川瀬宅に着く。そろそろ演習場は泥んこ道になりつつある。が今朝は冷え込まなかったから土が湿っている程度で歩きやすい。13時頃に西牧場に帰ったが、この間10時から13時まで屋外、東牧場の盆踊り広場にいた。一度ヘリコプターが南の空で飛ぶ音を聞いたけれど、昨日に続いて静かな一日です。
 今日、川瀬さんに聞いた話。「自衛隊は変わった言い方をする、「不発弾清掃実施中」と電光掲示板に出していた、と。「不発弾処理中」ではないか、というのです。
 毎日の散歩道で電光掲示板を見ている川瀬さん、こんな話も、何時のことだったかアメリカ語で電光掲示したことも。ここ矢臼別は日本国のはずなのに。日本語を話す国でアメリカ語の表示は不要なのに。
 9日、静かな矢臼別原野、時は静かに流れます。木々は葉っぱを落として身軽になって。



07年11月2日記
 11月の演習通知
 10月27日、11月の演習通知が届く。
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 11月12日〜13日0830〜1630 203mm自走榴弾砲  172
 11月13日〜14日0830〜1630 155mm自走榴弾砲 1042
 
  * 期間には予備日が含まれています。

2.爆破訓練
  期間        時間       砲種等        弾数等
 11月02日〜09日0830〜1630 爆破薬         50kg
 11月13日〜14日0830〜1630 爆破薬         43kg

  * 期間には予備日が含まれています。

3.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 11月1日〜15日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機
                        
4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。
5.その他
  本訓練ついてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
  別海駐屯地業務隊 総務課
  TEL 0153−77−2231 (内線)311

 27日9時40分頃から射撃を始め、12時40分現在射撃音がドーン、ドーンと曇り空の下で続きます。
 28日は8時31分から射撃を始める。9時に家を出て15時頃家に帰ったが射撃は終了したようだ。
 29日朝からヘリの飛行音が、10時頃から2時間半ほど菜園に居たが、その間ずーっと、戦闘ヘリが西牧場から西部の空域で飛び続けた。
 30日午前中は戦闘ヘリが西牧場の西側で飛び、時々ロケット弾がピリカ台の方向から撃たれた。大砲とは異なる空気をつんざく、不気味な音。70mmロケット弾だ。



07年10月26日記
 射撃通知の追加?
 19日射撃通知の追加が届いた。10月26日から28日、昼間120mm迫撃砲の110発の射撃予定だ。それこそ単純な事務的なミスだろうと思うが、つまり迫撃砲の欄を見落としたのだろう。
 インド洋の給油の数量違いや航海日誌の廃棄とは事の重大性で、少し意味が異なる。しかし矢臼別でもこの射撃通知の訂正がなかったらたちまち、住民から抗議を受ける。厳しい監視でないが、隣り合わせで住んでいると、変わったことをすると直ぐ分かる。
 20日は9時18分から雨のよく降る中で射撃が始まった。雨が降るから、と戦闘休止はない。訓練も同じだろう、155mm砲をその後も撃ち続けた。
 23、24日、25日と静か。南のほうでヘリの飛行音を聞いたが。外の景色、西牧場は勿論、矢臼別全域が紅葉で燃えている。今が紅葉の真っ盛り。
 26日9時45分、155mm自走榴弾砲を撃ち始める。テレビのスイッチをオンにしたら射撃音を伴奏に自民党の議員と石破防衛大臣の遣り取りが。石油補給の新法案の審議が今日、始まった。
 自民党の議員と政府との遣り取りでは国民が望む質問内容は八百屋で魚だ。馴れ合いで政府が困るようなこと言うはず無いから。
 それにしても、頭を下げて「申し訳御座いませんでした」、と頭を下げるテレビ映像の多いことか。別海町でも演習通知通りに射撃しないで、訓練部隊の責任者が何度かそういうことがあった。
 今国会で問題になっている、給油の間違い報告や、航海日誌の廃棄問題等、防衛省が頭を下げて、「ちょん」ではすませません。野党には頑張って貰わないと。あの前防衛事務次官は特に許せない。
 今26日、午前10時54分、155mm自走榴弾砲の発射音伴奏の中、防衛大臣が答弁をしている。そして15時頃まで演習は続いた。



07年10月19日記
 届いた演習通知
 11日10月後半の演習通知が。
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 10月16日〜17日0830〜2200 203mm自走榴弾砲 400
 10月19日〜22日0830〜2200 155mm自走榴弾砲 665
 10月26日〜28日0830〜1630 155mm自走榴弾砲 1021 
 10月29日〜31日0830〜1630 70mm空対地ロケット弾  176

  * 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 10月16日〜31日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機
                        対戦ヘリ 7機 
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。
4.その他
  本訓練ついてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
  別海駐屯地業務隊 総務課
  TEL 0153−77−2231 (内線)311
 
 今回の通知で変わっているのは対戦ヘリが7機という点。どの様に飛行するのかを注目したい。16日はじゃが芋堀をした。芋を掘る手が何度か止まった。心臓が止まるほどに「びっくり」する音が。これには参った。最近は測定しないが、110デシベルは記録するであろう音だった。
 今日19日は155mm砲を8時31分から撃ち始めた。対戦ヘリの飛行音を未だ聞いていない。おそらく着弾地の付近で飛ぶと推測しているが。
 


07年10月12日記
 海兵隊の訓練続報が
 先週オキナワマリン・ニュースで救出訓練を伝えてくれた友人が、今回は19日、20日の小火器訓練のことを教えてくれた。
 川瀬牧場の監視本部は小火器の射撃音を19日の14時頃から撃ち始めたことを確認。そして夜間も榴弾砲に連動して19時、20時頃に小火器を撃った。20日の昼間、夜間もこの小火器の射撃が。
 ニュースはその内容を詳細に伝えている。M4カービン銃に夜間でも標的を狙える、赤外線レーザーを照射・照準が出来る装置を付け、目には暗視ゴーグルを着用して射撃をする。イラクの夜間作戦を説きながら、この訓練を重視していることを伝えています。
 ニュースは10月5日のこと。訓練の2週間後に、訓練内容を報道する。今度の報道規制は何なのかと訊きたい。
 防衛局の従属的な本質が、このような形で日本国民を愚弄する報道状況を作り出している。
 何年か前に夜間の暗視ゴーグル着用の訓練は伝えられた、が赤外線レーザー照射、照準装置の銃の使用は今回がはじめて。
 何よりもイラクの武装集団の掃討作戦を想定した訓練であることも、この記事は伝えている。矢臼別がアメリカのイラク侵略に利用され、即悪事の片棒担ぎを実感させられる。
 このニュースのことを書いていたら、自衛隊の榴弾砲の大きな射撃音、着弾音が轟いた。8日の8時31分でした。降雨、強風下の悪天候の中で203mm自走榴弾砲の射撃です。
 10年前、海兵隊は色々な砲弾を撃ったが、と訊かれて、我々も同種の砲弾を撃っているとうそぶいた自衛隊。
 このニュースでまた問いたい、暗夜に狙撃できる照準器付き機関銃を持っている? と。持っているでしょう、多分。
 米語に堪能な方はオキナワマリン・ニュースに直接読んで下さい。



07年10月5日記
 海兵隊の訓練の一部が
 友人からのメールで、海兵隊が矢臼別に入って、どの様な訓練をしているか、その一部を伝えてくれました。射撃は18日からでした。遊んでいる筈はない、その通りでした。15日には負傷兵の救出訓練をしていました。
 負傷兵のメーキャップをする写真が掲載された沖縄マリンニュースから入手した情報です。
 インターネットを自分流に検索すると、有効なニュースを手に入れることが出来ます。問題は如何に利用するかによります。(こちとら能力不足で他力本願)
 さすがに海兵隊、明日にでも戦場で使える兵士を養成するための訓練を。矢臼別の原野で実践しているのです。
 
 左写真は矢臼別での訓練を伝える記事に掲載されたメークの写真です。戦場ではありふれた映像でしょう、これを実戦さながらに。自衛隊もこれを見ている筈です。
 海兵隊が初めて矢臼別に来た時、海兵隊の射撃訓練を、我々も同じ砲弾を撃っている、とメディアに答えた自衛隊。
 今回も、このメークの話をしたら、「俺達もやっている」、と言うのかな?? 
 それにしても、矢臼別に来た防衛局の官吏は米軍のことは何も言わない。訊くと答えは「口止めされている」と言うだけ。貴方は何処から給料を貰っているの?と腹が立つから。全く困ったものです。

10月射撃通知
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 10月4日〜10日0830〜1630  81mm迫撃砲   100
 10月4日〜 5日0830〜1630  対戦車誘導弾    13
 10月7日〜11日0830〜2200 203mm自走榴弾砲 520
 
* 期間には予備日が含まれていますが、米海兵隊訓練は含まれていません。

2.爆破訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 10月9日〜10日0830〜1630 爆破薬         15kg

3.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 10月1日〜15日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機
                      
4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練ついてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 TEL 0153−77−2231 (内線)311



07年9月28日記
 海兵隊の10日間の射撃弾数など
 初日  9月18日 昼間 155mm砲弾  93発 夜間  0発 
 2日目 9月19日 昼間            44       15
 3日目 9月20日 昼間            67       53
 4日目 9月21日 昼間           109発      53発
 5日目、9月22日 昼間           153        3  
 6日目 9月23日 昼間            84        2
 7日目、9月24日 昼間            90        31
 8日目、9月25日 昼間            14        24
 9日目、9月26日 昼間            52        9
10日目、9月27日 昼間            17
 射撃日数 10日間   155mm砲弾 昼間723発 夜間190発 総合計 913発 
 
 射撃の終了は27日11時10分、電光掲示板が消灯しているが、と現地防衛局の事務所に電話を入れると、珍しくこの時間を以って、射撃の終了と答える。
 射撃訓練は終わったが、その他の訓練は続くものと思う。
 10日間の射撃訓練を見ていて感じたことは、今迄の海兵隊に比べて技量の高い即戦力のある兵隊ではなかったか。それに155mm砲で色々な弾種を撃ったのでは、と思う。
 それに2日目と3日目に小火器を撃ちまくったこと。155mm砲弾の着弾と連携した小火器の射撃音が、続いた。
 7日目だったか155mm砲から撃たれた砲弾が着弾地上空で9秒間隔で二度炸裂する。最初は大きく、2回目はやや小さく炸裂音が聞こえりた。これは監視員が初めての経験。クラスター弾では?と話したり。
 照明弾と思われる砲弾が落下傘が開かないで、地上に短時間で落ちたのでは、と思われる射撃が夜間にあった。
 小火器とはM240銃とM16ライフルだというが、前者を見たことがなく、2日目、3日目に撃たれたのはM240銃ではと想像する。そしてM16も撃った筈。しかし肩から吊り下げる小銃では8km離れた監視本部では射撃音を聞き取れないと、軍隊生活を未体験の私が、勝手に想像している。
 今回を境に矢臼別演習場は米軍のやりたい放題の米軍訓練基地にされた。そんな思いで監視行動を終える。
 


07年9月21日記
 海兵隊、射撃を始める
 17日夕刻川瀬さんと会う。「今日は変わった音がした」と。私も思った。米海兵隊の持ち込んだ車両のエンジン音は自衛隊の車両の音とは違う。川瀬牧場の住人の感じることは西も東も全く同じでした。
 米軍車両が走り回る演習場、明らかに状況は変わっている。
 18日朝8時に東牧場に向かい、8時30分から監視を始める。テント内は二人のメンバーでスタート。155mm榴弾砲を撃ち始めたのは11時35分、これが海兵隊流。自衛隊のように8時半きっかりから撃ち始めるようなことは先ずない。第一弾発射時には、監視体制は10人ほどに。
 2年ぶりの海兵隊監視行動、いつものメンバーが顔をあわせた。
 初日は昼間11時35分から3門を使って16時29分まで、93発を撃った。そして夜は撃たずに終わった。ただし東牧場東側で、20時頃、海兵隊車両の走行音、騒がしく、夜間演習は続いた。
 2日目11時03分榴弾砲を撃つ。撃ち終わりは16時18分。155mm榴弾砲から撃たれた弾は44発。榴弾42発、発煙弾2発と判定。発煙弾は着弾地の上方に入道雲の如く二度、白煙が立ち上った。
 尚、午後になって14時22分から27分かけて小火器の発射音が着弾地の方向から聞こえるのを確認。その後榴弾砲の着弾音と前後して小火器の発射音を何度も確認する。
 小火器射撃に使われた現場を監視点から約8kmは離れた着弾地の西方と判定。この音ではこっそり、と撃つことは出来ず、事前に公表した訳が分かる。
 バン!バン!と聞こえたり、パカパカパカ!と連続音で聞こえたり。8kmも離れて、聞こえる小火器の射撃音は脅威。
 3日目朝8時半頃から東牧場の周辺で車両の動き回る音が絶えない。今日は訓練公開の日、10時から撃つだろうなど、評定していたら、8時55分に榴弾砲を撃つ。そして16時20分過ぎから30分にかけて5発の榴弾砲を、内2発は着弾地上空で炸裂する、我らが通称の「タコクラゲ弾」これは後日、白燐弾では、と話題になった砲弾。早々と今回も撃つ。
 3日目までの訓練で分かることは照明弾の撃ち方が失敗無し。この部隊は既に訓練済みの兵隊が多いのでは、など話しながら監視を。残り1週間まだまだ残りが多い移転訓練。
 


07年9月14日記
 静かな演習場
 9月7日に自衛隊の射撃訓練が終わり、静かな矢臼別が続く。
18日から米海兵隊の射撃訓練が始まる、その直前の静けさなのかも。ともあれ、隣り合わせの住民には静かなことは有難い。
 風雲急って訳ではないが、今日11日米海兵隊の155mm榴弾砲4門が演習場に持ち込まれた。正面ゲートから入ったのを見届けたわけではないが、榴弾砲を積載したトラック4台が花咲港を10時45分に発ったのを見届けた。その他大型トラック7台も貨物を積載して同じ時刻に発った。行き先は矢臼別演習場。
 海兵隊員は8日から演習場にボツボツと入っている様で。12日には前日花咲岸壁に陸揚げされた車両が演習場に輸送されると言う。
 当初は104号越えの射撃だけ、と思われた訓練が、さにあらず。尾ひれが付いた訓練で、今回は砲台を守る小火器射撃訓練が実施される。
 これはこっそり出来ないので発表したのだろうが、最も精鋭化された殺し屋集団・米海兵隊、公表はしない訓練を存分にしている筈。
 最近の監視行動で分かることは、榴弾砲の弾数が減ったこと。射撃よりも別の訓練に時間をかけている節が。演習場内に30日ほど留まり、撃つのは10日間。残りは何をしているか。米軍切っての実戦部隊、遊んでる筈がない。
 米軍基地の再編が進んでいる現在、矢臼別演習場がどの様に使われるのか、確と監視しなくては。
 米軍が最も嫌うこと、それは市民の抗議、監視行動です。「かえるの面に水」に見える、こちとらの抗議、監視行動。決して無駄ではない筈。やるぞ!!

 13日、今日は午前9時頃から午後3時頃まで時々いつもと違う音が聞こえる。何だろうと屋外に出てよく聞くと、大型ヘリコプターの飛行音だ。飛行高度がいつもと違う。200mとも300mとも推測する上空を旋回している。海兵隊員が乗り込んでいるのかもしれない。こんな飛び方、上空をチヌークが飛行するのを見るのは初めて。

  演習通知(9月後半分)が13日届く
 平成19年9月15日から平成19年9月30日までの間、米海兵隊実弾射撃訓練以外の実弾射撃、空砲射撃及び爆破訓練は行いません。
 ただし、上記の期間、航空機を使用する訓練等は小型ヘリコプター3機と中型ヘリコプター3機で行います。
 米海兵隊射撃訓練実施における、北海道防衛局現地対策本部の電話番号が決まりましたのでお知らせいたします。
 北海道防衛局 現地対策本部  0153−76−5909

 以上のような、陸上自衛隊別海駐屯地業務隊長より別海町長宛ての演習通知です。
  


07年9月7日記
 追加の射撃通知
 8月31日、一部変更の射撃通知が届く。大型ヘリコプター2機が9月1日から15日まで使用されるという内容です。
 9月2日午後1時から3時までの海兵隊移転訓練反対集会に参加。場所は別海市街のぷらと広場で。参加者は主催者発表で500人。今年で米海兵隊の移転訓練は9回目だと言う。
 演習場に囲まれて住んでいても回数はうっかり、へーっもうそんなに、という感じです。
 今年は他所の移転訓練が中止になっている中、矢臼別演習場が実施される。集会では恒常化を許さない闘いを!!の意思表示を全参加者で確認。
 演習内容で問題なのは小火器の使用が今回から実施されること。つまり榴弾砲の据付地点を守る訓練で実弾射撃だと言う。何処で、どの様にされるのか厳しい監視が求められる小火器射撃訓練です。
 その訓練が今月18日から始まる。厳しい監視をしなくては。

 3日〜7日まで120mm迫撃砲を撃つというが。3日、久しぶりの雨日和。12時30分頃、撃ったが、その後射撃音は聞こえず。演習場と隣り合わせを感じない1日に。
 4日09時42分撃つ。電光掲示板は射撃の表示をしていない、と川瀬さん。所用で駅前に出たが赤旗は揚がっていたが掲示板は表示していなかった。
 5日、6日朝から撃たず。そして7日も朝から撃っていない。
 先週に続いて静かな矢臼別演習場、海兵隊の訓練が気になるこの頃です。



07年8月31日記
 問い合わせたら
 26日08時31分、射撃音が。27日06時頃から南側でチェンソーの音。09時頃、射撃音がした。120mm迫撃砲か。
 28日07時50頃ヘリが飛び、8時31分、室内で小さな射撃音を聞く。迫撃砲だろうか。
 28日午前中、20日から27日の射撃弾数について別海業務隊に問い合わせをした。すると、次のように。
 20日は300発、21日445発、22日420発、24日340発、以上は155mm榴弾砲で、合計1505発。
 26日多目的ロケット弾3発。
 27日120mm迫撃砲32発。と電話で聞くことが出来た。
 何故問い合わせをしたか、8月下旬の実射弾数が射撃予定に比べて少ないと思ったから。六感は当っていた。155mm砲弾は2176発の予定で、671発少ない。何処から弾を運んだか分からないが、持ち帰ったことになる。矢臼別演習場に弾薬庫はない。
 29日08時31分射撃始まる。午後も撃っていた。
 30日08時31分射撃音。午後3時過ぎだったか南側をヘリが飛んだ。この後は撃たないと予想したら、思ったとおり撃たなかった。
 31日08時35分撃つ。予定通りなら155mm砲を150発撃つ筈。
 ここ3週間ほどは静かな矢臼別演習場と言えそう。海兵隊が9月半ばから演習場に入る。どんな演習をすることやら。不安が募ります。



07年8月24日記
 今週も通知の射撃はしていない
 17日夕刻、5時半頃のこと、西牧場の西側境界付近に車両の走行音が激しく、人の声も聞こえてきた。射撃こそしなかったけれど演習は続いていた。
 18日曇天、さて撃つかどうか。撃たず。19日撃たず。20日9時から155mm榴弾砲を撃ち始める。そして午後3時半頃まで撃った。
 21日08時31分撃ち始める。155mm榴弾砲のよう。射撃音に遅れること30秒で着弾音が。
 22日08時31分から撃ち始める。今日も155mm榴弾砲だ。射撃音と着弾音の間隔は30秒。昨日と発射地点は同じか。1分間に2発のペースで撃っている。午前9時半頃のこと。この日の射撃は夕刻まで続いた。時々6連発をほとんど同時に、自走榴弾砲を6門揃えて撃ったのだろうか。
 23日朝から撃たず。たまたまこの日は朝5時から菜園に出ていたが、ピリカ台付近でか、そして西牧場の西側の道路を車両が走り回っていた。午前11時頃、茶内線を走ったが電光掲示板も演習中の表示はなかった。
 24日08時34分から撃ち始める。家中での音監視だが今日は着弾音が聞こえない。窓を開けてよく聞くと着弾音の聞こえない理由が分かった。今朝から撃っているのは30秒間隔、着弾音が小さくて発射音にかき消されているのだ。撃っているのは155mm自走榴弾砲のよう。
 夜の監視は全くしていないが、20日から26日の射撃は夜間が含まれている。あまり音は聞こえない。密かには撃てない155mm砲だが。先週に続いて思っていたより静かな演習場です。
 14日午前中の郵便で届いた演習通知は
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 9月3日〜7日0830〜1630 120mm迫撃砲     135
 
* 期間には予備日が含まれています。
* 期間には米海兵隊の射撃訓練は含まれていません。

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 9月1日〜15日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機
                      
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 いつもの射撃訓練に比べておとなしいし、9月半ば過ぎからは米海兵隊の射撃訓練が控えているので演習を控えたのか、とにかく静かな演習が続く。



07年8月17日記
 今週も比較的静かな演習場
 8月11日8時35分、155mmか203mm榴弾砲を撃ち始める。天候は曇天。射撃間隔は20秒で、射撃音と着弾音の間隔は約30秒。1分間に3発を撃っている。片手間に弾数えは出来ないけれど今時刻は8時55分、20分続いているので、朝から60発を撃ったことに。
 8月12日朝から撃つ。
 13日朝からヘリも飛ばず、終日撃たずに終わった。暑いから射撃を止めたのではなかろうが。
 14日晴天8時41分から撃ち始める。
 15日晴天9時20分頃ヘリが2機、西牧場の上空を東、西へと飛び去る。今日は第2次世界大戦の終戦記念日。終日撃たず。記念式典をテレビで観たが、射撃音の伴奏は無かった。さて明日はどうなのか。
 16日降雨、所用で矢臼別を留守に。午後2時に帰宅したが電光掲示板は点灯しておらず、その後も射撃音を聞くことはなかった。
 17日曇天、9時22分牧場の南側で大型車両の走行音、唸るように凄まじい。5分もしたら又静かに。午後3時40分頃、車両の移動音が。
 15日までの暑さは何処へやら16、17日は薄寒い天候に、そして射撃はない。土日で2676発も撃つのかなぁ。ああ恐ろしや。最近は少し変です、お隣さんのこと。



07年8月10日記
 沖縄の海兵隊がやってくる
 8月3日夕刻、次の内容のFAXが。
 沖縄の米海兵隊の射撃訓練部隊が9月18日から10月1日までの14日間の内、射撃日数は10日間。部隊は1個砲兵中隊、人員は220名、車両は50両、砲数は4門。矢臼別に入るのは9月中旬、出るのは10月上旬とある。
 8月後半の演習予定が通知される前に最も嫌な海兵隊が。今度は今まではしていなかった小火器の訓練も加わると。
 この移転訓練が始まってからの事だが、さあ撃って下さいと沖縄からの移動費用を我らの血税を当てる、今年も日通が落札した。
 8月4日10時54分、降雨の中、撃ち始めた155mm榴弾砲、発射音から約30秒後に着弾音が聞こえる。発射音はそれ程ではないが、着弾音の度に西側の窓ガラスがドン!と共鳴し、家も揺れて騒がしい。午後も1時半から撃ち続ける。夜は7時10分過ぎから着弾音が無いので照明弾を撃っているのか。
 6日朝8時15分ヘリが南側を飛び、8時32分頃に3連の射撃音。丁度、安倍首相が広島で原爆慰霊祭の挨拶中であった、と思う。何とも皮肉な伴奏音であることか。発言内容の虚しさをはやし立てる射撃音。矢臼別でしか味わえない事の一つ。
 7日朝8時32分から撃ち始める。午後2時から3時は午睡中だったが、射撃音が連続して午睡どころではなかった。川瀬さんがこの連続射撃を数えていた、約100発だったと。
 8日、9日朝から撃たずじまい。
 9日午前中、8月後半の演習通知が届く
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 8月16日〜19日0830〜2200 203mm自走榴弾砲 2676
 8月16日〜19日0830〜2200 新多連装ロケットシステム  317
 8月20日〜26日0830〜2200 155mm自走榴弾砲  2176
 8月26日〜27日0830〜1630 多目的誘導弾システム    4
 8月27日〜28日0830〜1630 120mm迫撃砲      36
 8月28日〜31日0830〜1630 155mm自走榴弾砲  150

* 期間には予備日が含まれています。

2.空包射撃
 期間       時間       砲種等          弾数等
 8月16日〜18日0830〜2200 203mm自走榴弾砲 60

* 期間には予備日が含まれています。

3.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 8月16日〜31日0500〜2200 小型ヘリ 4機 中型ヘリ 3機
                      
4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 演習通知では8月15日は射撃訓練が予定されている。この日はテレビで戦没者慰霊の式典が行われる。
 かつて式典をテレビで観ていて、射撃音の伴奏が入ったことがある。上段でも書いたが戦争の真似ごととテレビでの発言がこれほどチグハグなことはない。さて今年は。



07年8月3日記
 北方転地演習は静かでした
 29日は7月の射撃訓練の最終日。参院選挙の投票日です。24日から5日間射撃音がない演習場。これは選挙に関係するのか。自公に逆風が伝えられる中、射撃音は逆風を強めるだけだから。
 しかし8月の射撃予定弾数は凄い。今まで専守防衛が政府の一つ覚えの答弁。何処に向けて撃つのか射撃訓練、弾数の多いことよ。
 転地演習では戦車74式が26両、演習場に入っているはず。何日か南側で走行する音が聞こえたが、押並べて7月は静かな演習だった。90式戦車は50トンの自重で行動が規制される話は有名です。しかし74式戦車だって、自重は38トンもあります。これだって8師団が演習場に持ち込むのは大仕事でしょう。
 30日、31日とお隣さんが演習場とも思えない、静かな矢臼別です。明日8月1日は打って変わってでしょう。
 8月1日8時31分榴弾砲を撃ち始める。そして夜も7時過ぎから。2日は8時35分から大音響。155mm砲の射撃音は凄い。
 8月3日5時45分頃スピーカーで人の声、ピリカ台付近から聞こえる。そして8時31分から榴弾砲を撃ち始めた。
 川瀬さんと最近交わした話。この頃の北方転地演習は「何をやっているのやらさっぱり分からない」と。より実践的な訓練に変わってきた証拠なのでしょうか。
 話は変わりますが、少し嫌な情報がありました。7月29日夕刻、川瀬さんが自宅から200mほどの茶内線(町道)を散歩する?大型犬と見紛う熊を車窓から目撃。川瀬さん曰く「日々の散歩も要注意」と。
 昨年秋にも目撃情報があって、これは宅配便の運転手談。「あれは本当だったのだ」と川瀬さん。
 熊と鉢合わせしない方は人の側が音を出すことと言う。
 少し値の張るラジオを買わなくてはいかんか



07年7月27日記
 届いた演習通知(8月前半分)
 27日になって8月の演習通知が届いた。
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 8月1日〜11日0830〜2200 155mm自走榴弾砲 4446
 8月10〜15日0830〜2200 203mm自走榴弾砲 4339
 8月11〜15日0830〜2200 新多連装ロケットシステム  396
 * 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 8月1日〜15日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 2機
                      
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 来るのが遅いと思っていたら、27日に8月の前半分が届いた。半月で155mm砲弾が1発30万円とも言われる高価な弾を下値に9000発以上も撃つと言う。
 業務隊に問い合わせたら、部隊は旭川から第2特科連隊と上富良野の第4特科群だと言う。
 今週は以下の通りで、嫌におとなしい等と思っていたが、この後やっぱり、と言う感じです。
 21日は夕刻、雨の降る中で射撃音が4、5回聞こえた。雨が降って戦闘中止は無い。だから雨中射撃は当然だが。
 22日外出。茶内線沿いの電光掲示板は射撃演習中を掲示。
 23日天気晴れ、08時31分射撃開始。今日は120mm迫撃砲のよう。9時22分から28分にかけて迫撃砲の連射。これは迫撃砲を多数で同時に射撃しているからか。音を聞いての想像だが。ところが10時16分頃から撃った4発は榴弾砲、それに10時50分から撃ったのも榴弾砲、発射音から着弾音まで1分近くの間隔。
 それで11時頃業務隊に午前中の射撃について、問い合わせる。業務隊は迫撃砲だという。私の迫撃砲の認識が少し狂っていたのか。午後の2時からも迫撃砲を撃った。これを榴弾砲と朝は判断したが、私の判断が間違っていた。4年前から新しい迫撃砲が採用されて、強力になっているという。榴弾砲と変わらない破壊力を持っている、と言う業務隊の説明は頷ける。
 24日静かな演習場。
 25日撃つかと思っていたが終日撃たず。静かな演習場。選挙と関係あるのかな?
 26日晴れ、今日は撃つか? が撃たずに終わる。静かな1日。
 27日・・・?今年の転地訓練は例年とは違うように思う。昨年は監視を出来なかったが。
 この静けさ、参院選挙に関係ありか?



07年7月20日記
 激しい射撃音はしないが
 12日、茶内線(川瀬牧場に通じる町道)で8通のジープに会う。第8師団の通信隊の車両を表示している。遠路はるばるの連中なのです。
 13日朝6時頃から牧場の南側でヘリが低空飛行を。8時半から菜園で草抜きをしていたが、午前中は戦車が走りまわる音が続いた。駅前への国道では「危」マークのついた8後支補の自衛隊トラックに会う。どうやら演習場に向かうようだ、車速は時速60kmを厳守。危険物を積んでいるらしい。そして夕刻ミマッカ交差点(茶内線と演習場内ミマッカ北線の交点)で久しぶりに白ヘルメット被った自衛隊員に会う。これは昔の憲兵だと聞いている。
 16日18時頃、ミマッカ交差点で憲兵ジープが。
 17日05時12分南で機関砲がパンパン!!。午後2時頃と5時頃ミマッカ交差点を車で通過したが、8師付のマーク付きのジープ、保安の腕章をつけ白いヘルメットを被った自衛隊員を見かける。
 18日8時半頃から2時間、午後3時から5時頃まで畑で作業を。ヘリコプターの飛行音とキャタピラーの走行音。それに牧場の北西方向からの戦車砲の射撃音に機関砲の発射音も。午後の3時45分頃にはピリカ台の方からはマイクを使った人の声が。
 戦場と隣り合わせの思いに、今日の川瀬西牧場。
 19日は動きが見えない。静かな演習場。
 20日は朝から霧雨のような雨日和。射撃の無い日は静かです。静かな日が続くが、何を訓練しているのか、監視を強めなくては。



07年7月13日記
 届いた7月後半の演習通知(6日)そして追加が(9日)
 何時もの通知の前に、次の文書がありました。

 各位                         平成19年7月6日
                            別海町長 水沼 猛
  演習通知外に行われた空包射撃について

 このことについて、平成19年7月5日(木)午後4時から午後4時50分の間、矢臼別演習場におきまして、演習通知に載っていない戦車の空包射撃が6発ありました。
 7月6日午後2時、別海駐屯地並びに訓練実施部隊より、演習通知外の空砲射撃について、町民の皆様方に対しましてご迷惑をかけた旨の謝罪がありましたのでお知らせいたします。
 なお、町といたしましては、別海駐屯地・訓練実施部隊に対し、厳しく指導・連絡の徹底を図るよう厳重に申し入れをしました。
               (総務部総合政策課 広報・演習場担当)

1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 7月21日〜23日0830〜2200 120mm迫撃砲 720(6日付)
 
 * 期間には予備日が含まれています。

2.空砲射撃
 期間       時間       砲種等            弾数等
 7月16〜17日0830〜2200 105mm戦車砲  61(9日付)
 7月18日     0830〜1630 105mm戦車砲  50(9日付)
 7月16〜19日0830〜2200 203mm自走榴弾砲124(6日付)
 7月24〜29日0830〜2200 203mm自走榴弾砲113(6日付)

3.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 7月15日〜31日0500〜2200 小型ヘリ 4機 中型ヘリ 6機
                      対戦ヘリ 4機 大型ヘリ 4機
                      戦闘機 4機

4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 どんな風に頭を下げたのか、演習通知の不行届きを謝罪したようです。機密漏洩や談合問題や「しょうがない」発言などなど、上から下々まで、おかしなことが次々と。演習通知の不行届きは10年も前からの話でしょう。
 今年の防衛白書を北海道新聞は厳しく批判しています。美しい国の表現がこれにも出ているようです。いい加減な演習通知は許せません。正確に通知をしているから、と認める立場ではないが。
 3日遅れで空砲射撃の追加が届けられた。杜撰な通知の訂正です。
 それにしても今週はおとなしい。その内に騒がしくなるのか。



07年7月6日記
 射撃は通知通りだったが、ちょいと?
 2日8時30分過ぎ射撃が始まる。
 3日9時過ぎから射撃始まる。
 4日8時33分射撃始まる。15時牧場の北側をチヌークが1機飛ぶ。
 5日10時頃、大型ヘリコプター、(CH47J)チヌークが西牧場の上空を2回ほど低空で飛ぶ。
 もっと激しく演習部隊が動き回るかと思っていたが、今のところ静かな転地訓練です。明日の夕刻までしっかり監視をしてみよう。
 大型ヘリが何処から飛来したのか業務隊に問い合わせると、千葉県木更津の第1ヘリ団所属で自力で矢臼別に飛来したという。遠路はるばるご苦労さん。皮肉を一杯込めて。
 5日15時30分から16時にかけて草抜き作業をしていたら、車両の走る音に混じってドスン!! という音が。これは74式戦車の演習では? と。見た訳ではないけれど、撃っている。並ではない大きな音です。迫撃砲よりも大きな音。訓練の公開はされていないので、どうなっているのかさっぱり。
 5日の射撃は通知には出ていない。が午後の射撃音は戦車砲に違いない。監視をしなくては。川瀬牧場での監視とは聴覚によることが主です。大型ヘリの飛行も川瀬牧場の上空を低空飛行をするのはもっての外。
 6日午前9時過ぎ、業務隊に昨日午後のことを問い合わせると、正午前に別海業務隊から次の返事が。やはり5日16時頃に6発の戦車砲を撃ったという。こちとらの耳は確かだった。
 それにしても演習部隊と業務隊の関係の杜撰なこと。演習場の使用規定などは守られていない。周辺住民を馬鹿にしているとしか言い様がない。



6月29日記
 届いた演習通知
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等            弾数等
 7月2日〜4日0830〜1630 155mm自走榴弾砲    723
 
 * 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 7月1日〜15日0500〜2200 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 4機
                      対戦ヘリ 2機 大型ヘリ 2機
                      戦闘機 4機

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊総務課 TEL0153ー77ー2231(内線)311 

 演習通知を読む限り何の変哲もない通知です。が先週書いた通りで、これは転地訓練と呼ばれる大掛かりな訓練の一部で他の訓練はかき消されています。
 全容は監視をして初めて分かることで、生易しい訓練ではないだろうと想像します。

 25日午後4時頃、東牧場の辺りが車両の移動音が騒がしく。
 26日静かな朝。午後4時半西境界に発電機エンジン音。200m先に陣地を見る。301情報部隊か。27日朝8時31分射撃音。午後4時半西境界に行くと、情報部隊の陣がそのまま張られていて、騒がしい。夜は7時過ぎから射撃音が。8時半頃からは射撃の度に窓ガラスが共鳴する騒がしさに。9時頃には止んだが。
 28日は菜園で8時半から11時半まで草抜き作業を。この間155mm砲、120mm迫撃砲、203mm砲も。南の近い地点で撃っている事は、人の声が射撃の度に聞こえるので判断できる。それに、この日の訓練には1時間ほどの間隔でヘリコプターが飛行を繰り返す。以前はヘリが飛ぶと射撃の終わりを意味したが、最近はそうではない。
 夕刻5時頃西境界の情報部隊の拠点を見に行ったら、もぬけの殻だった。155mm自走か203mmの自走かは聞き分けられないけれど、この日の榴弾砲は牧場の南側で撃っていて、発射地点をかえる度に移動音が聞こえた。その度に人の声も。
 食後は昼寝をしたいが、射撃音が酷くて、午睡は取りやめ、ブルーベリー園の草刈を。牧場の近くで射撃をされると困る。7月の転地訓練が思いやられる。



07年6月22日記
 畑作業と監視行動
 17日午前中、南からチェーンソーの音が。倒木を処理しているのか。
 19日08時33分、ドカーン!! まさしく203mm弾、音が大きい。午後はヘリコプターの音が。この音が聞こえると射撃はしない。
 20日は矢臼別を留守に。
 21日9時頃、ドッカーン203mm弾か。10時頃牧場の西側で発電機を回しているエンジン音。畑の作業を止めて、見に行く。車が牧場境界から100m程の所に4台も停まっていて、情報部隊のよう。
 素人の私にも少しは分かることが。射撃地点に情報を送る陣地を設ける。そこから情報を射撃地点に送る。射撃号令、気象情報、着弾地の情報だったりと色々だ。
10時19分頃南側をヘリが飛ぶ。これが聞こえると射撃は休みが多い。それが、11時40分連射で撃つ。こんなこともあるのか。午後もヘリの飛行音と前後して射撃音が、今までに無かった事だ。
 22日08時31分、射撃音が。地面から突き上げるような射撃音が9時25分に。西の境界に行って、情報部隊が今日も居るかどうか確かめよう。
 10時頃、自宅から徒歩3分牧場西境界線に、情報部隊がいる、15人くらい鉄兜をかぶった隊員が走り回って何かをしている。停まっている車の番号は「301情」のトラック。他に4両ほど車が停車中。垂直アンテナを2本ほど原野に立て、テストをしている模様。直ぐに現場を離れたが、なんとも賑やかなこと。大砲は撃つ、ピリカ台の辺りから70mm空対地ロケット弾らしきものを撃つ、ヘリコプターが西牧場を低空でかすめて飛ぶ等、ちょっとした戦争映画の感じに。155mm砲などは5、6発連射するのだが、弾の風きり音が聞こえる。これは射程が短く低高度で弾が飛ぶためか。
 7月に入ると川瀬牧場は戦場に居るような日々が何日か続くことになろう。転地演習では終日休みなく訓練をするから。

 以下は友人が知らせてくれた、間もなく始まる転地演習の内容。
平成19年度転地演習矢臼別へは8師団基幹
 
陸幕は6月6日、19年度協同転地演習の概要を発表した。
北方転地演習は輪倉昇西方総監を担任官に、6月20日から8月4日まで、8師団(北熊本)基幹の人員約3250人、車両約1000両、火砲14門、戦車26両、航空機14機が参加して行われ、北海道・矢臼別演習場まで陸・海・空路で機動。7月2日から同25日までの間は広大な矢臼別演習場で師団規模の演習や長射程射撃訓練などを行う。機動中は海自の輸送艦1隻、空自の輸送機と戦闘機延べ数十機が訓練に参加する。



07年6月15日記
 火を噴いて飛ぶロケット弾
 8、9、10日と8時半過ぎに155mm砲の射撃音が。時計を見なくとも、8時半と分かるように射撃音が始まる。
10日夜8時頃、仕事で外に出ていた。西の空に照明弾が上がっていた。夜は外に出るようなことはない、たまたまこの日は冬用の馬の餌、乾草を酪農家が届けてくれた。その仕事の終わりに見たのが、夜間射撃の照明弾でした。
 12日16時28分頃、ロケット弾の飛行を視認。続けて4連発だったか。街からの帰り道、上風蓮橋の手前で目撃する。火煙を吹いて飛行するので、この訓練は何時もとは違った思いに。戦場に居る思いに、つい。中東の人たちはいつ我が家に撃ちこまれるかと。毎日が戦場です。
 13日8時33分、ドーンと射撃音。
 13日午前中業務隊に問い合わせると、ロケット弾は12日72発を撃ち、今日13日は32発を予定しているという。発射地点は大和台から。射程約10km。西牧場から6km南東方です。

 14日午前中、別海業務隊から聞いた話。
 1日 155mm榴弾 78発 大和台から
 2日 155mm榴弾 78発 焼山から
 3日 155mm榴弾 68発 焼山から
 4日、5日、6日射撃なし
 8日 155mm榴弾 456発 トッカリ台から
 9日 155mm榴弾 271発 大和台から
 10日155mm榴弾 244発 焼山から
 11日射撃なし
 12日 ロケット弾 72発 大和台から
 13日 ロケット弾 36発 大和台から
 以上が電話問い合わせで聞いた射撃情報。

 6月9日、6月前半の追加演習通知が届いた。
 前半の通知に爆破訓練が抜けていたという。
  期間       時間     砲種等       弾数等           
 6月12日 0830〜1630   爆破薬       61kg
 と書いてる内に6月後半の訓練通知が届いた。
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等            弾数等
 6月19〜23日0830〜2200 203mm自走榴弾砲    242
 6月19〜23日0830〜2200 155mm自走榴弾砲    346
 6月21〜23日0830〜2200 新多連装ロケットシステム  20
 6月21〜23日0830〜1630 70mm空対地ロケット弾   6
 6月21〜23日0830〜1630 20mm機関砲        330
 6月27〜29日0830〜2200 203mm自走榴弾砲    627
 6月27〜29日0830〜2200 155mm自走榴弾砲    951
 6月27〜29日0830〜2200 120mm迫撃砲       220

* 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 6月15日〜30日0500〜2200 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機
                       対戦ヘリ 4機 戦闘機 3機 
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 道内からの部隊が訓練するようで、賑やかなこと。監視はしたい、畑は手がかかると忙しい6月の日々。
 


07年6月8日記
 本州の大砲部隊が
 7日午前、射撃の弾数等を別海業務隊に問い合わせると。次のような答えが。(1040)
 1日から3日まで1日に34発づつ撃って、4、5、6日は撃たなかったという。撃ったのは第6特科隊で福島県郡山の部隊らしい。確かに8時30分過ぎから午前中撃ったのを農作業中、射撃、着弾音共に聞いた。
 そして8日からは訓練部隊が変わるという。第14特科部隊で、松山の大砲部隊。四国からはるばる来ているのです。
 村山内閣の時、本州からの大砲部隊の訓練はしないと聞いた覚えがある。でも業務隊の担当者はそれは知らないと。
 1日に34発の射撃くらいだと、それに自宅の近くで撃たない時は特別の支障はない。でも、だから問題なしではありません。隣の住人としてはしっかり監視をしなくては、と思う。
 村山内閣の政府発表が何だったのかもう一度確かめて見なくては。調子の好い事を言っておきながら、直ぐ約束を反故にするのが常套手段。
 「しんぶん赤旗」の6月7日号に「自衛隊が違憲・違法の国民監視」の見出しが大きく。情報保全隊が国民をしっかり監視してたという記事。そして政府のコメントが法律の許す範囲内だと。何が範囲内だと聞き返したいけれど、何でも好き勝手が最近の日本国政府。いよいよ美しい国が何を目指しているかが少しづつ、見えてくる感じです。
 しんぶん赤旗では「憲兵政治」という言葉がでている、これをやったのは戦前の日本国です。既に多くの団体や個人が情報保全隊に睨まれていることがはっきりしました。
 しかし国民は70年前とは違います。監視にひるむような国民でないことを確信する、この頃です。
 


07年6月1日記
 155mm自走榴弾砲
 5月26日、6月前半の演習通知が届いた。
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等            弾数等
 6月1日〜6日0830〜1630 155mm自走榴弾砲    246
 6月8〜11日0830〜2200 155mm自走榴弾砲    1235
 6月12〜15日0830〜1630 新多連装ロケットシステム 119
 * 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 6月1日〜15日0500〜2200 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊総務課 TEL0153ー77ー2231(内線)311 
 
 5月31日夕刻1時間ほど留守にしたが、155mm砲の射撃音を聞くことはなかった。こっそりと射撃をするようなことの出来ない大砲なのですが。
 註
 75式155mm自走榴弾砲
全長:        7.79m
車体長:       5.68m
全幅:        2.98m
全高:        2.55m
重量:  25.3t(戦闘重量)
乗員数:       6名
武装:30口径155mm砲×1
    (28発搭載)
    12.7mm機関銃×1
    (600発搭載)
動力:三菱6ZF
    400馬力ディーゼル
    6気筒空冷
走行性能:最大速度:47km/h
総生産台数:201両

 先週に続いて155mm自走榴弾砲とはどんな物かネットで調べてみた。値段は1台2億9千万円と出ていた。日本の兵器産業が自衛予算に群がる理由が解る。



07年5月25日記
 日曜日は夕刻帰宅
 20日は上風蓮橋を16時30分頃家路に向かって通り過ぎる。電光掲示板は点灯されていて射撃中の表示が。次の700m離れた2つ目の電光掲示板の掲示はもう消えていた。
 朝から射撃音は聞かなかったし、10時前に上風蓮橋を通過するときは電光掲示板は消えていたので、午後から電光掲示板が点灯したのか。
 21日は朝8時31分から203mm砲を撃ち始める。畑作業中に撃ち始めたが、久しぶりに聞く大きな射撃音。発射音に遅れること31秒くらいで着弾音が鳴り響く。この日は時々撃つ程度で特別に困るようなことのない射撃音だった。
 22日朝8時半、さてっと。待つわけではありませんが耳を澄ますも、撃たず。午後3時頃駅前に出たが、電光掲示板は消えたまま。この日は予備日だったのか、1発も撃たず。
 23日、24日も撃たず。それで問い合わせてみた。
 25日午前中、電話で聞いてみました。
 20日は11時から射撃をした。140発。21日は100発。22、23日は射撃なし。24日は8発。本日25日は撃たないという。射撃部隊は第1特科群の美幌から来た部隊という。
 念のためにネットで調べてみたら美幌にありました。そこでもう一つ書き添えておきます。
註 
M110 203mm自走榴弾砲
基礎データ
全長 10.732 m
全幅 3.15 m
全高 3.145 m
重量 28.35 t
乗員数 5 名
装甲・武装
装甲
主武装 37口径203mm M201A1榴弾砲 ×1
副武装
機動力
速度 54.72 km/h
エンジン デトロイト・ディーゼル8V-71T
2ストロークV型8気筒
液冷スーパーチャージド・ディーゼル
405hp/2300rpm
懸架・駆動 トーションバー式
行動距離 523 km
 註は フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
 1984年から自衛隊では運用されているらしく、私も1990年頃別海町内の国道でこれを見たことがあります。最近は見たことがありませんが、全長が長いことや重量の28.35トンを考えるとこれらの演習場への搬入が大変なことが分かります。90式戦車の重量が50トンもあって、並みの国道では丸ごと輸送が大変なことは最近知りましたが、203自走榴弾砲だって大変なことが想像できるでしょう。



07年5月18日記
 演習通知(5月後半)届く
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等            弾数等
 5月20日〜25日0830〜1630 203mm自走榴弾砲  740
 5月31日     0830〜1630 155mm自走榴弾砲   40
 * 期間には予備日が含まれています。

2.爆破訓練
 期間       時間       砲種等            弾数等
 5月16日    0830〜1630  爆破薬           10kg

4.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 5月16日〜31日0500〜2200 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機

5.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

6.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊総務課 TEL0153ー77ー2231(内線)311 

 以上が12日に届いた演習通知です。
12日8時20分ヘリ南を飛ぶ。牧場の西側でチエンソーの音が騒がしく聞こえたりと動きが出てきました。14日にはグレーダーが動くような音が牧場の南側から畑作業の合間に聞こえてきます。20日の朝からは203mm砲の大きな射撃音が始まります。



07年5月11日記
 演習場内は
 久しぶりに演習場内を見ることが出来た。GWの最中で道中、自衛隊員に会うこともなかった。
 3年ぶりの演習場内の見学。時々ピリカ台まで散歩をしますが、精々1時間のゆっくり散歩。こどもの日の見学は場内を4時間半の長時間でした。
 演習のための真新しい物を観ることはなかった。しかし昨年、砂防ダムを見学した時には見逃した三郎川の第一号ダム、二号ダムを見物できた。
 この二つのダムは演習場東部の南側を境界線として流れる三郎川の支流(演習場内から流れる)に造られた物で、何れも川幅1m足らず、二号ダムにいたっては50cm程の川幅に幅100m余のダムを造っていた。これらを建設するためには演習場内の幹線道路から新たに建設のための道路を造り、切倒された楢の木がトラックに何台分も野積みされていた。
 こちとら薪ストーブ派ですからもう欲しくて欲しくて、でもその内朽ち果てることでしょう。よく考えてみると、それだけ演習場の土地としての保水力を失くしている訳で、無用のダムに無駄遣いその上、環境破壊を。
 それが3年の内に本体が出来上がって、建設用に造られた道路の両側面には芝生が張付けられ、砂利が敷き詰められて、見せかけはなんとも立派。
 こうして演習場内にはどれだけ無駄金を注ぎ込んでいる事か。福祉や教育がばっさり削れても、あるところには有る。久しぶりの見学で国税の使い方に憤りを改めて。
 5月10日09時07分、ドカンという爆破音が屋内でも聞こえた。演習の始まり。8時過ぎだったかヘリコプターの音も聞こえていた。



07年5月4日記
 演習通知(前半)
 4月28日久しぶりに演習通知が届く。
1.実爆破
 期間       時間       砲種等            弾数等
5月10日〜15日 0830〜1630 爆破薬          10kg

2.航空機を使用する偵察等
 期間       時間        機種等                
5月1日〜15日 0500〜2200  小型ヘリ 2機  中型ヘリ 2機

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊総務課 TEL0153ー77ー2231(内線)311

毎度の紋切型の演習通知に矢臼別演習場(火入れ)実施計画が別紙で付いていた。
 目的 火災発生の未然防止。場所は演習場、期間は5月10日〜17日。作業の編成は清掃作業員400名、車両約80両、ヘリ1機、水タンク車1両、ジェットシューター70個、空中消化器材2セット等と今年の実施計画は至って簡略に。おそらく着弾地の周辺が火入れの現場になる筈。射撃訓練は火入れが終わる5月17日以降なのだろう。騒動しくなる。

 以下は厚岸町の知人が知らせてくれた火入れ実施計画の文書。別海町のとは少し違う、詳しい。どうやら着弾地に関係がないらしい。

矢臼別演習場火入れ実施計画

1 目的
 野火発生の多発期にあたり、関係地区の火入れを実施し火災発生の未然防止をはかる。

2 場所及び期間
 (1) 場所 矢臼別演習場内
 (2) 期間 5月10日(木)から5月17日(木)
3 編成等
 (1) 清掃作業員 約400名
 (2) 装   備 車両80両、ヘリコプター1機、水タンク車1両
          ジェットシューター 70個、空中消火器材 2セット
4 実施要領
 残り火を監視する。(1) 事前準備
  ア 気象情報の把握
    釧根地方の天候を把握するとともに、5月10日以降の火入れ地区の局地気象を測定把握
   する。
  イ 事前教育及び予行等の実施
  (ア) 関係者に対し火入れ要領・指揮連絡及び非常時の処置等について、教育を徹底する。
  (イ) 航空機による空中消火訓練を実施する。
 (2) 防火線の構築
   火入れ地域を10,000平方メートルに区画して実施する。
 (3) 火入れ
  ア 火入れは、当初外側防火帯沿いの防火線で区画した地域から1区画ごと実施した後、内側
   地域を風下の地域から風上の地域に遂次実施する。
  イ 監視及び消火体制
  (ア) 監視員により地上及び空中監視を実施する
  (イ) 飛び火等が発生した場合は直ちに初期消火に全力を尽くす。
  (ウ) 消火は、地上監視消火隊等を同地に急派するとともにヘリコプターによる空中消火を実施
    するほか消防車を急行させて初期消火に最善を尽くす。
  (エ) 延焼時の対処は、初期消火に任じている部隊と共同して消火に全力を尽くすとともに、
    予備の人員等をもって延焼拡大防止線を構築し対処する。
 (4) 残り火の監視
  ア 火入れが2日にわたる場合は、当日の消火終了から翌日の火入れ開始まで監視を実施
   する。
  イ 火入れ作業が終了した場合は、消火終了から24時間
 (5) 火入れ終了の決定は、消火確認後決定する。




07年4月27日記
 GWの演習場内見学
 4月26日午前10時頃、外に出て見なかったが、南側でヘリコプターの飛行音を聞いた。
 ここしばらくは聞くことのなかったヘリコプターの飛行音。5月に入ったら騒がしくなるだろう。
 3年前に演習場に入ってから、演習場内の主要道路を車で走ったことはない。
 演習場の主出入り口は東部にあって、ここには門衛がいる。しかし時にはフリーパスで通過できることも。守衛がいない時があるから。
 最近のことは分からないけれど、何度もゲートをフリーパスして場内に入った。東部廠舎の付近に車で乗り入れても何の咎めも受けない。戦前の軍隊を知らないので比較の仕様もないけれど、いい加減だと思ったりした。
 川瀬牧場から至近の三股ゲートも時々ゲートが開放されたままのことがある。自由に出入りしてください、と言わんばかり。
 こちとらの動静を予告することはしませんが、演習場内の散歩はいつでもできる。誰も見ていないのですから。
 魚釣りの人などもGWにはフッポウシ川に入るのでは?と想像します。釣り人についてフッポウシ川に行ったのは10数年も前の話。演習場に詳しい人にいついて入ったのは3年前。今年あたりは入って、その後どのように変化したか、この目で見たい。
 新しい着弾地を初めて見たのも、5年も6年も前のこと。入らないと演習場がどのように変わっていくのかは分からない。だから今年の連休は楽しみです。
 最も手薄になっているのがGW、入るならチャンス。



07年4月20日記
 駅前市街に行く時
 5偵のナンバーの車を今週、見かける。別海町駅前市街を国道243号が南東方向に通り抜けている。旧市街から駅前市街に向かう時、約4kmの行程で行き逢うことの多い自衛隊車両。5偵とは帯広の第5旅団に隷属する偵察部隊,と思ってる。
 まだ5月の演習予定は周辺農家に周知されていないが、先ずは第5旅団が演習場に入るのかもしれない。
 5月に入ると、演習場内の着弾地近辺を野焼きをする。これは米海兵隊が来るようになってから、と思い込んでいた。それで何時から始めたのか確かめたら、30年も前から毎年実施していることが分かった。どうやら野焼きは火災防止の為、昔からやっているらしい。
 海兵隊が特別な火器を使用するのでと思ったが、そうではなかった。勝手な思い込みは間違いの元、気を付けなくては。
 5偵のナンバーを見た後日、104や120のナンバーの自衛隊車両が国道243号を北の方向に向かうのを見た。これは演習場内から帰途につく車で、射撃とは違う訓練をして帰る車両だと思う。
 車が行き交う時にチラッと見るだけなので数字だけの記憶になる。それで調べてみると、やはりありました。104も120も第4特科群に所属する富良野にある部隊です。見たのは第104特科隊と第120特科隊のトラックのようです。
 戦前はどのように呼んだのか知りません、特科隊とは大砲とロケットを撃つ部隊です。最近は持ち込まれる大砲やロケット弾を目にする機会がない。
 演習場入り口で監視をすると自前の大砲やロケット弾写真を撮れるのですが、日常生活の駅前市街への通行では千に一つの機会なのかも。
 静かな矢臼別が後10日は間違いなく続きます。



07年4月13日記
 鹿が海岸から帰ってきた
 4月7日正午、久しく見なかったエゾシカを西牧場内で目撃、数えたら6頭も。鹿に何処から来たの?と聞く訳にもいかない。
 それで勝手に想像するのだが。4年前の早春、根室海峡に面した別海町の走古丹に行ったことがある。自宅からは50kmほど東に離れた集落。数えなかったが鹿の群れは100頭くらいだったか、海岸の砂浜に続く草地で枯れ草を食んでいるのを見た。
 矢臼別の川瀬牧場と比べて、根室海峡に面した集落は海水温の関係と100mの標高差が大きく影響して3℃くらいの温度差で暖かいのでは。で演習場域にいた鹿は冬場海岸寄りに移動する。そして雪解けの今、演習場域に帰ってくる、これは私の勘です。
 熊の目撃情報は今春未だ伝わってこないけれど、その内に熊の動静も。8日の日曜日9時過ぎ3台のスノーモービルが上風蓮橋の袂に。釣り人では、思った。が声も掛けずに通り過ぎた。夕刻街からの帰り、上風蓮橋を通り過ぎてから路側の雪の上にモービルの軌跡を。どうやら演習場内に入った風に見えた。釣果のことは知る由もない。
 今月中、射撃音は無い。今朝なども啄木鳥のドラミング、それにフィフィやズビズビを繰り返す鳥の鳴き声も賑やか。馬達も雪の無くなった草地で、秋に食べ残した枯れ草を食み、ゆったりした風景を見せてくれる。
 日出から日没まで外気温が氷点を超えて、日陰の雪解けも早い。西牧場の草地も残雪はほんどゼロに。残雪も数日で解けて、茶色一色に変わる。そして間もなく緑が芽吹く。
 エゾシカは確かな春の使者なのかも。馬達も林の中に入る時間が多くなった。笹を目当てに。
 


07年4月6日記
 「人殺しの練習・・」発言
 4月3日のネット新聞、asahi.comや東京新聞webを読んで分かったこと。それは自衛隊の広報活動に思えた。メディアがそこまで読んでいたかどうかは分からないが。
 最初「人殺しの練習」発言を見て、そのものずばりの表現と思い自分と同じ表現をする人がいると拍手を。
 しかし一寸待て、少しこの発言者ってどんな人!っと、ネットで検索したら大まかなことが分かりました。
 埼玉県庁の新人の就任式で飛び出した発言がその始まりで、発言の謝罪の度に訂正をしたことなどもasahi.comは伝えています。
 上田埼玉県知事はネット検索で見る限り、考えは自衛隊を認める身内の様な人。知りすぎているだけに知事は自衛隊員の使命をリアルに表現出来たのでしょう。
 おそらく800余の抗議メール等々は元自衛官や関係者からではと思うのは穿った見方だろうか。あまりにもリアルに表現しすぎて、少しぼかそうとしたが、あまりにも最初の線が濃すぎて消えない。でしどろもどろの謝罪発言に。
 20年近く自衛隊の演習場に隣接して暮らすと射撃演習は将に人殺しの練習そのものが実感です。住民に迷惑を掛ける射撃演習は止めろ、と抗議電話を入れると、「私達の仕事ですから・・」協力してくださいと。仕事と言えば聞こえはいいが人殺しの大砲射撃です。
 上田知事、良いことを言ってくれたと拍手を送りたいところだが、日頃から抗議を受ける発言をしているようで県民には芳しく思われていない。よって真実の表現も評価されず、身内からの抗議になってしまったと。
 友人の言葉が思い出される。「自衛隊員の使命は人を殺すこと」元自衛隊員の夫から聞かされた妻の話です。



07年3月30日記
 魚釣りのシーズン
 まだ今春、釣り人が演習場域に入った様子はない。しかし毎年誰かが入る。イトウが風蓮川に棲息することが確認されたし、演習場南側の西フッポウシ川には風蓮川よりも確かなイトウの固体が観測されている。とにかく釣り人にとっては垂涎の穴場なのです。
 イトウは今や絶滅危惧種の魚で、イトウを守る会の人たちはその絶滅を阻止するべく棲息河川を守るために必死で活動をされている。
 運動の一環として演習場南で砂防ダムを造る事に待ったをかけた。そして北側で進められている砂防ダムにも16基目にして初めて予算の計上を中止させた。これらの成果はイトウを守る会の運動に拠る所が大きい。
 皮相な判断かもしれないが、イトウを守ると言う点では大きな問題が残ったままに思える。不要な砂防ダムに待ったをかけた事は大きな前進なのですが、釣り人のモラルが放置されたままになっていることです。
 勿論そもそもから言うと環境問題を放置した事と釣り人のモラルが機能しないと絶滅は時間の問題でしょう。日本狼や最近ではニホンカワウソ、トキの絶滅など人がその気にならないと直ぐに絶滅してしまう。
 単に釣り人のモラルではなく、一重に人のモラルが問題なのです。
 今春は釣り人と思しき人に会った時は、イトウは殺さないようにと話す。でないとイトウは姿を消す。



07年3月23日記
 4月も演習なし。
 3月22日演習通知の封書が届く。4月中は実弾射撃、空包射撃、及び爆破訓練は行わないと。しかし航空機を使用する訓練はあるかもです。
 これで3月に続き2カ月間、射撃と爆破音のない、静かな矢臼別が続く。有り難い。しかし5月になれば3、4月が好かった分だけ悪い環境が襲いかかって来るだろうなあ、と思う。
 10数年射撃音に慣らされた西牧場の馬も100デシベルを超える射撃音が轟くと、驚いて飛び跳ねるように走り出す。そしてここに住む人もかなり慣らされてはいるが、射撃音が心臓に突き刺ささる感じで、路地での仕事をやめ、業務隊に抗議の電話を入れる。屋内に入っても屋根を掛け矢でどやされる様に家ごと揺れる。
 ピリカ台の近くで撃つと、110デシベルに達することがあり、そこまで音が大きくなると、電話で業務隊の担当者に怒鳴りつける電話に。
 5月になると畑を耕したり、ジャガイモを植えたり、花豆の種を蒔いたりで、外で仕事をする時間が増える。この時に近くで射撃をされたら大変です。
 屋内、外には関係なく110デシベルで射撃音が伝わると、もう喧嘩腰の電話になる。そんな電話を過去に何度したことか。
 そう言う事のないことを願いたい。が静かな演習場が続けば、続くほど悪環境に対する憤りが強くなる。さて今年の5月は?どうなるのだろうか。
 


07年3月16日記
 自衛隊は憲法違反
 安倍内閣は5月3日の憲法施行記念日までに改正手続き法案を決めるなどと公言していた。それがここに来て、必ずしもそのことには拘らない等とすこしトーンを下げた。しかし本音は憲法改正に意欲満々です。 
 鳩山一郎内閣以来の憲法改正を唱える50年振りの内閣という。今、国会には憲法調査特別委員会があり、そこで憲法改正の手続き法案を決めようと。委員会の長が職権で会議を開き、多数に任せて手続き法案の審議に入ろうと虎視眈々としている。
 憲法を書き換えようとする政党は自民、公明に加えて民主党も組している。代議士数で言うと前回の総選挙で自公だけで国会は3分の2を占有し。その上、この3党が固まると代議士総数の9割を超える議席数。
 憲法96条の憲法改正のための手続き法案を決めようとしている。が、これは憲法9条の書き換えを狙っているのは明らか。現に首相が公言しているのですから。
 矢臼別の川瀬牧場には1991年夏以降、足を運ばれた方なら盆踊り広場の南側のD型ハウスの青いトタン屋根に大きく書かれた自衛隊は憲法違反が目に焼く付くと思います。
 安倍首相は世界の情勢に日本国憲法はそぐわない等と言っている。首相の言う情勢とは米国の言うことを鵜呑みにした考え方で、世界の様相を正しく見ていない。今のイラクを見ていると何が正しい姿なのか、外交なのか一目瞭然です。
 行き詰まっているのは安保条約を盾に米国一辺倒でやってきた自民党政治でしょう。
 川瀬さんの叫び、「自衛隊は憲法違反」。これは現憲法があってこその自己表現。この表示を続けられるのは、9条が生きていればこそ。と川瀬さんの弁。同感です。



07年3月9日記
 静かな矢臼別原野
 街に所要で出かける時、西牧場域の出口で業務隊が取り付けた牧場囲い込みの鉄線や鉄柵を目にする。そして出口からは念入りに道路の両側、何十mかの間隔で打ち込まれたアングル鉄柱に虎マークのロープが張られて、東牧場まで続く。否応なしに演習場とは隣組であることを脳裏に。その虎マークの張られた道を1000mほど歩いて東牧場に。400mほどで東牧場を通り抜けて車庫に到達する。
 東牧場から町道を1.7km車で通り抜けると酪農の牧草地帯に入る。しかし10年ほど前から、この牧草地帯にもこの土地は防衛施設局の管理地に付き無断立ち入り禁止の立看板が立っていて、西牧場からの道程で言うと4kmは防衛施設局が道の両サイドを占有している。
 西牧場から最も近い酪農家はK牧場で約4.5km、それから500mほど先にKN牧場がある。最近聞いた話、このK牧場が移転する、という。施設局が栄え酪農家が少なくなる別海町の実態がここにもよく見える。
 3月中は演習はなく、静かな矢臼別原野を満喫できます。暖かくなって野鳥のさえずりも盛んに、こんなに素晴らしい自然は、と自慢したくなります。
 自宅から南へ約250m行くと東に流れる沢がある。沢の雪解け水は東に流れて東牧場の平和池に至り、そこから数km流れて樺沢ダム(演習場内砂防ダム)に。そこを流れ過ぎて演習場の北境界線の風蓮川に合流する。
 3月3日午後南の沢に行き春の草を探すも。まだ残雪が60cmほどあり、春の芽吹きは何一つ見ることはなかった。でも射撃音のない3月、将に我が世の春。
 静かな矢臼別原野をしっかり味わおう。



07年3月2日記
 3月の演習通知届く
 3月1日から31日までの間に実弾と空包射撃、爆破訓練はない。但し航空機を使う訓練をする場合があると。例年は4月に射撃訓練がないのたが。で今週は2月の訓練を確かめてみた。
 23日は外出、三股の電光掲示板には射撃訓練実施中を表示。24日は在宅、10時41分に射撃音を聞く。これは新多連装ロケットシステムで、子爆弾が内蔵されているというクラスター弾です。
 人を殺戮するのに残忍も糞も無い、悪いに決まっている。が余にも惨たらしいのでクラスター弾を禁止しよう、と国際的な話し合いがされている。そのクラスター弾の射撃訓練を矢臼別でする自衛隊。そして米国のイラク、アフガニスタンでの軍事作戦を今も支援している自衛隊。
 3月1日、問い合わせていた16日から28日までの射撃弾数、地点などが分かった。
16日  155mm自走榴弾砲      弾数  20   中J地点 
17日  155mm自走榴弾砲      弾数 193    熊見山
18日  155mm自走榴弾砲      弾数 213    熊見山
19日  155mm自走榴弾砲      弾数 213    熊見山
20日  155mm自走榴弾砲      弾数  20   中J地点
21日  155mm自走榴弾砲      弾数  20   中J地点
23日  新多連装ロケットシステム   弾数   1   日の丸台
24日  新多連装ロケットシステム   弾数   1   日の丸台
25日  新多連装ロケットシステム   弾数   1   日の丸台
26日  新多連装ロケットシステム   弾数   1   日の丸台

 私が居間にいて数えた弾数は17日は66発でした。海兵隊が演習場に入った時のように、構え込んで数えた弾数ではない。いい加減なカウントで、これでは話にならない。
 川瀬さんと最近交わした話ですが、最近の射撃音は小さいのでは? です。
 中J地点は川瀬牧場から5km地点、日の丸台は10km地点です。東の端から撃っているのでピリカ台の近くで撃つ時と比べて射撃音が小さいのは当然ですが、155mm砲なのに発射音を小さく感じる今冬の射撃音です。    
 24日のロケット弾は1発、これは聞き逃していませんでした。問い合わせた155mm砲の弾数は合計679発。先々週の演習通知で30発は編集ミスで、750発が正しい。それで持ち帰り弾数は155mm弾は71発、ロケットシステムは6発となります。帰る先は帯広です。 



07年2月23日記
 冬の射撃音はうるさくはない
 2月16日、川瀬東牧場から茶内線を通って駅前に出た。朝から15時頃までは射撃音を聞くことは無かった。しかし電光掲示板は実弾射撃実施中という表示。掲示板を通過して200mほど走ると、騒音測定をする自衛隊車両の停車ポイントがあって、5特の表示をしたジープが止っていた。射撃訓練をしているのは第5特科隊か。
 17日8時59分、ドカーン!と射撃音。時々聞き逃したが午後2時頃まで数えたら66発ほど。発射音と着弾音の間隔は32秒から33秒くらいだ。
 18日撃たず。19日7時5分ヘリ飛行。昼間、射撃音聞こえず。20日矢臼別を留守に。21日射撃音聞こえず。22日射撃音聞こえず。
 23日矢臼別を留守に。5特は何処の特科隊か?、帯広だ。夕刻、雨の降る中、西牧場に帰る。
 突然話は変わりますが、GSOMIA(ジーソミア)の記事がしんぶん赤旗にも出ていた。日本語で言うと情報保護一般協定。米国と日本が結ぼうとしている法案のことです。
 戦前、70年も前に軍機密保護法があって呉の軍港の付近を通過する汽車の窓は外が見えないように窓を塞いだなどと、聞いたことがある。
 米国が軍事機密を米国並みに日本国内で規制するのが、情報保護一般協定です。
 川瀬牧場に住んでいると、否応なしに射撃音は聞こえてくる、色んなものが目に入る。しかしそれを口にさせない、映像にさせない、それが軍事機密保護法です。
 現憲法があればこその生活権、知る権利の主張で、米国並みの軍機密保護法など、9条を持つ日本国には無用の法律です。ところがうかうかすると、ある日突然憲兵隊に連行される。こういうことのないように。油断は出来ません。



07年2月16日記
 2月下旬の演習通知
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等            弾数等
2月16日〜21日0830〜1630 155mm自走榴弾砲     30は(誤報)750(正)
2月23日〜28日0830〜1630 新多連装ロケットシステム  10

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間        機種等                
2月16日〜28日 0500〜2200  小型ヘリ 3機 

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊総務課 TEL0153ー77ー2231(内線)311 

 先週はピリカ台まで散歩をしたが矢臼別原野、姿が一変し積雪高は70cmほどに。
 さて今日からの射撃、何処から撃つのでしょうか。金が沢山あって除雪には困らない自衛隊。155mm砲もロケットシステムも射程は長い。東の端から撃つのだろうか。



07年2月9日記
 予定通り撃っている
  2月1日 120mm迫撃砲 27発 
       多目的誘導弾システム 3発
 2月2日 155mmFH70    27発
       155mm自走榴弾砲 31発  
    3日 155mm自走榴弾砲 46
    4日 155mm自走榴弾砲 22
    5日 155mm自走榴弾砲 59
    6日 155mm自走榴弾砲 45

 2月7日10時ころ別海業務隊総務課に射撃について問い合わせたら上記のような弾数の射撃を教えてくれた。
 2月1日に撃った多目的誘導弾は西牧場から南東方向約7kmの地点から発射したようで、この日の飛ぶのを目撃は出来なかったが、飛翔した何秒後にか飛んだ後の白煙を視認した。
過去に何度か目撃したが、此処は大変なところだと思う瞬間でもあります。弾の後部から赤色の火を吐いて飛ぶからだ。3発とも煙だけで写真には撮れなかった。
 この砲弾には写真のページで掲載した通りで、644個の子爆弾を内蔵している。昨年夏のイスラエルのレバノン侵攻で使ったクラスター弾がこれだと思っています。
 古いこのページの読者の方にはお分かりと思いますが、元々の着弾地の手前に500mx300mほどの着弾地が造られたことを書きました。ここがどのように利用されているかは分かりませんが、草木が何もない砂漠を思わせる、砂利で表面が整地された土地です。この土地を有刺鉄線で取り囲み外側に着弾地に付き立ち入り禁止の看板が立っています。
 米海兵隊が10年前になりますか、色々なものを撃つので、マスコミがその事を質問したら、すかさず自衛隊の広報官でしょうか、我々も何でも持っていると答えたことを思い出します。
 多目的誘導弾システムの性能を読むと、644個の子爆弾内臓と出ています。
 戦争が終わっても、後で大変困る子爆弾や地雷。自衛隊が持っているのです、これらを。



07年2月2日記
 届いた演習通知
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等            弾数等
2月1日〜2日0830〜1630 120mm迫撃砲          30
2月1日〜2日0830〜1630 多目的誘導弾システム      10
2月2日〜7日0830〜1630 155mm自走榴弾砲       250

2.航空機を使用する偵察等
 期間       時間        機種等                
2月1日〜15日 0500〜2200  小型ヘリ 2機 

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊総務課 TEL0153ー77ー2231(内線)311

 演習についての質問は業務隊総務課に訊く事にしたい。で1月29日、演習場内で射撃される砲弾の値段を訊いてみた。
 別海業務隊総務課の話では射撃部隊は値段を知っているだろうと言います。私からは直接訊けないので、業務隊の方で訊いてみて下さいとお願いした。
 弾の値段が分からない、こんな事はあり得ない事だと思うのです。2月1日別件で問い合わせたら、はや弾の値段は分かりませんと返事が返ってきた。これを突き止める仕事も大切です。何とかしなくては。



07年1月26日記
 正月の中日から静かな演習場
 先週の月曜日から原野は静まり返っています。荒れるでもなく日々好天。我が家から南南東の方向約1kmにピリカ台がある。ここは国境三叉路と呼ばれ、矢臼別演習場の略中央に位置する一拠点です。演習のしていない時はここまで足を延ばして、5、6m高のピラミット状の台に上ったりする。今年の雪の浅さ、硬さだといつでも歩いて行ける。
 ここには道路遮断機などもあって、海兵隊が来るようになったころから歩哨所というか見張り員が立ち居する一坪ほどの建物も出来た。その傍に建つ電柱に水銀灯が付いた。冬場はこれが夜になると視認できる。
 直線距離で1kmほどですから、夏には木の葉で見通せない光が冬場は見通せる。東牧場の川瀬さん宅の灯も2階の窓からだと2階に灯がつくと見える。夏場は木の葉が邪魔をして見えないが。
 冬場は窓という窓に、断熱効果の高いスタイロホーム材を二重窓の間にはめ込んでいる。それで屋内で灯がついていても我が家の明かり外には漏れていない。それぞれに経費節約で頑張っています。
 ピリカ台から洩れてくる灯を見るたびに、もったいないと。何故、役のない夜間点灯するのでしょうかねぇ。
 35年も前の上海の話をすると笑われるかもしれません。があえて、当時の上海は暗い街でした。それに引き換え日本の都市は、かんかん明かりが輝いて、そして今も。でも今の上海は凄いと言う。
 夜間照明を節約すれば如何ほど経済的か、全地球規模で。



07年1月19日記
 15日、16日、17日は射撃なし
 夏場の射撃訓練に比べると155mm榴弾砲でも、今は射撃音が苦にならない。ヘリコプターの飛行音も分からない。
 今日は17日、正月の155mm弾の射撃訓練の最終日である。それで射撃日と弾数を業務隊に問い合わせたら。7日から14日まで連日、7日=17発、8日=17発、9日=17発、10日=36発、11日=89発、12日=87発、13日=87発、14日=70発、で射撃弾数は合計420発。15日、16日、17日と射撃はなかった。
 業務隊の話し振りは、どうやら155mm弾の実験射撃のようである。
 射撃地点は日の丸台から1KMほど東の地点と教えてくれた。発射音が何時もより小さい理由が納得です。射程約16KMの地点です。
 あえて日々の弾数を記したのは如何にも試射を思わせる7日から3日間の弾数。実験部隊が試験的に射撃をすることはよく聞く話です。
 1か月前にクラスター弾のことを書きましたが、今や自衛隊が自前の武器で持っていないのは核兵器だけかも知れません。
 今回の射撃は実験部隊らしい。何を試射しているのか、監視の術を考えないと。



07年1月12日記
 今年の撃ち始めは
 7日12時26分、今年初めての射撃音を聞く。曇天ではあるが、悪天候でもない。12時50分、13時25分、14時10分、155mm榴弾砲の射撃音を4回、聞いた。射撃訓練の実施は着弾の視認が出来るかどうかで決めると。これは業務隊から聞いた話。
 天気予報では台風並みの低気圧でした。荒れたのは6日夜から7日朝にかけて、7日昼間は嵐を感じない天候でした。そして8日は吹雪で射撃はなかったと思う。
 9日、10日、11日、12日と撃っているようだ。家の中にいると、それほど大きな音もしなくて生活に困るような射撃音は聞こえてこない。
 9日には防衛庁が省に替り、11日にはアメリカのイラク侵略の新方針が発表された。その内に矢臼別演習場にも何かと変化が伝わるんでしょうが。
 基地再編では沖縄でも岩国でも座間でも、そこに住んでいる人達は再編強化反対の意思を明確にして頑張っておられる。
 そんなこと思いつつ射撃音を聞いています。
 


07年1月5日記
 新年の演習通知
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等            弾数等
1月07日〜17日0830〜1630 155mm自走榴弾砲     590
1月31日     0830〜1630 120mm迫撃砲        20

2.航空機を使用する偵察等
 期間       時間        機種等                
1月5日〜31日 0500〜2200  小型ヘリ 3機 
                       中型ヘリ 3機

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。

 別海駐屯地業務隊総務課 TEL0153ー77ー2231(内線)311

 昨年末に新年の演習通知が届いていたが、よく見ると4日まではヘリコプターも飛ばない静かな演習場です。
 2006年の演習通知による弾数や砲撃演習日数などを集計したのでお知らせします。
 1月12日から実射訓練を始めて12月24日まで
 射撃日数は209日(夜間射撃119日含む) 
 大きな音が出ると通報された弾数は24,470発 
 砲弾は色々、弾数の多いものから
             155mm榴弾 11,930発     80日
             203mm榴弾  8,010発     36日
        多連装ロケットシステム   640発     19日
          多目的誘導弾        50発     14日  
 その他迫撃砲や無反動砲、戦車砲等から砲弾を撃ちます。
 155mm砲弾が1発30万円と聞いたことがあります。年間2万発近く撃っているのです。
 203mm砲弾は155mm砲との容積比1.7倍とすると1発50万円か。すると昨年の着弾地に消えた血税額、いくらになります? 
 一度計算して下さい。
 ロッケットシステムや誘導弾は榴弾砲に比べて数は少ない、けど値段は高い筈。しかし値段が分からない、訊いても教えない、おかしいことばかりです。福祉予算はどんどん削られるのに着弾地に消える砲弾は惜しげもなく。



06年12月29日記
 便所の存在
 川瀬さんから聞いた話。東牧場の矢臼別ホテルの北側、僅かに2mほど離れて簡易便所がある。建坪1畳です。これと隣接して私の冬場の車庫がある。車庫を建てとき、既に在ったのでもう20年も前から存在する。
 別海業務隊の管理部からその簡易便所を撤去するよう12月にはいって話があったという。私の車庫は川瀬牧場内に納まっているのか、何も話はない。
 ただ西牧場に住んでいる私にも、電話による問い合わせがあった。昨年夏以来平和池から100mの地点にエンストで止ったままの廃車がある。これを撤去するよう、との伝達です。廃車扱いの車だが、エンジンは起動出来るので時々、東と西牧場間で使っていた。それが2車線の地点で昨年夏突然エンスト。通行に支障がないので、ついつい放置していた。がそれを咎めて、早く自分の借地内に運びなさいとの催促。
 悪いことにエンストした時、右方向にハンドルを少しきったまま。これが災いして150mを移動するのに悪戦苦闘。それで今年の廃車移動は打ち切った。今冬、雪来襲前のこと。
 春になって雪がなくなったら、廃車の移動をしなくては。でも一人で1kmを牽引する仕事、大変です。業務隊に牽引を頼むわけにも行きませんしねぇ。エンストした車のハンドル操作をわきまえた方、その術を教えてください。そうしたら、二人で30分もかけたら廃車の団結道路からの撤去は終わります。
 お隣さんは何かと圧力をかけてきます。便所もエンスト車も特に迷惑を掛けてはいないのにねぇ。



06年12月22日記
 今年のとり射撃訓練
 川瀬さんは自分流に表を作って毎月の演習通知表に仕上げている。私は通知がありました、と書くだけで集計などしていない。
 射撃通知の弾数と実射撃弾数は違う。だから演習場内で如何ほど実弾を撃ったかは分からない。
 米海兵隊の10日間に限った射撃弾数はほぼ数えきる。自衛隊の射撃もその気になって監視行動を組めば海兵隊並みの射撃弾数は把握できるでしょう。けれど海兵隊並みの監視はまだ出来ていない。いや試みたことがない。1か月に限りから、監視を試みたいのですが。
 月刊誌「いつでも元気」12月号を見て分かったこと。それは米国の現イラク侵略でも、イスラエルの今秋のレバノン侵攻でも使われ、その残虐性が指摘されたクラスター爆弾のことです。自衛隊の三沢基地で9月10日に、その爆弾が展示されたとあり、87年から02年までの16年間に航空自衛隊が数千発、総額148億円で購入と、あります。
 実はクラスター砲弾もあって、矢臼別演習場で撃っている筈です。撃ちました、と書くためには厳しい監視行動をしなくては。
 川瀬牧場に住んでいても監視をしていないと何を撃っているのかは分からない。ましてや基地と隣接していない国民にとって、基地内で防衛予算がどのように使われているか等は分かろう筈もない、と思っています。
 来週中にも、通知による弾数、射撃日数などを集計してみよう。
 今日は12月22日。朝8時31分、120mm迫撃の射撃を始めたようだ。その気になってやれば弾種も弾数も確認できる実射訓練の内訳です。今は寒い、監視小屋に炭火を入れて8時間監視を続ける。思い立って直ぐ出来ることではない。何時撃つかわらない140発、22日から3日間、朝8時30分から16時30分まで発射音に集中する、大仕事です。手抜きの監視もあるが、それでは説得力に欠ける。
 実は色んなことが遣られている筈です。これから先、自らが出来る監視態勢を立て直そう。
 

06年12月15日記
 師走の8日に届いた今年最後の演習通知
  1.実射訓練
 期間         時間        砲種等            弾数等
12月22日〜24日0830〜1630 120mm迫撃砲          60
12月22日〜24日0830〜1630 155mm自走榴弾砲       20
12月22日〜24日0830〜1630 203mm自走榴弾砲       60

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間        機種等                
12月16日〜31日 0500〜2200  小型ヘリ 2機 

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。

 別海駐屯地業務隊総務課 TEL0153ー77ー2231  (内線)311

 11月下旬に届いた師走の演習通知

1.実射訓練
 期間         時間        砲種等            弾数等
12月04日〜05日0830〜1630 155mm自走榴弾砲      440
12月04日〜05日0830〜1630 多目的誘導弾システム      10
12月06日〜07日0830〜1630 対戦車誘導弾            10
12月06日〜08日0830〜2200 120mm迫撃砲          280
12月07日〜08日0830〜1630 81mm迫撃砲           150
12月07日〜08日0830〜1630 40mmてき弾発射機       350

2.実爆破
 期間         時間        砲種等             弾数等
12月06日〜08日0830〜1630  爆破薬              190kg

3.航空機を使用する偵察等
 期間         時間        機種等                       
12月01日〜15日 0500〜2200  小型ヘリ 8 中型ヘリ 6 戦闘ヘリ 9 連絡機 2

4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。

 別海駐屯地業務隊総務課 TEL0153ー77ー2231  (内線)311

 今年の射撃のとりは203ミリ砲のようです。9月以降HPの書き換えをしないでいると、その分監視行動が鈍った。新しい年は監視を強めなくては、そう思っています。




10年12月10日記
 8日は69年前の宣戦布告日
 7日、多連装ロケットシステムの射撃が予定されている。朝から雨模様。屋外作業は休んで終日居間で。14時10分頃大きな音と火を噴いて飛行するロケット弾を見る。
 南東の樹林の頂から火の玉が見えて、5秒程火を噴いて飛び、15秒位してドカン、と音が聞こえる。この時、窓も揺れるし食器の擦れる音もする。16時になった。ロケット弾の発射もしなくなった。
 12月後半の演習通知が未だ来ない。届いたら、本年の弾数等を集計してみたい。
 8日は10時半頃、茶内線経由で川瀬牧場に帰った。9時10分頃からロケット弾を撃っているのを駅前地区で聞いた。帰り道は南向けに走るので撃つたびに火を噴いて飛ぶロケット弾がよく見えた。
 9日、今日からは155mm砲も加わるのか。13時だが未だ撃たん。今日は強風の関係で撃たないのかも。三股ゲートで”304観中”の標識を付けたトラックに会う。これは宮城県から来た自衛隊のトラックだ。遠路はるばるの演習です。


10年12月03日記
 今週も静かに
 土曜日に届いた演習通知。
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 12月2・4〜5日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲    4
 12月3〜5日   0830〜1630 新多連装ロケットシステム   40
 12月7〜12日  0830〜1630 新多連装ロケットシステム   80
 12月9〜12日  0830〜1630 155mm自走榴弾砲  487
            1900〜2200
 12月15日     0830〜1630 155mm自走榴弾砲  80
   
  期間には予備日が含まれています。
      
 2.航空機を使用する訓練等
  期間 12月1日〜12月15日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 3機  中型ヘリ  3機

 11月26日は雨の降る中、10時過ぎからポツン、ポツンと撃った。27日も08時50分からポツン、ポツンの感じだった。そして夜は19時44分から撃った。これを外に出て確かめることはしなかったけれど、撃ったのは照明弾だと思う。着弾地からの着弾音が聞こえなかったから。撃ち終わったのは21時32分頃だったか。弾数は70発以上だった。テレビを観ながら着弾音をカウントしてみた。
 28日は08時32分から撃った。散発だった。29日10時30分頃撃つ。月末に撃っているのは155mm砲だ。
 30日、撃つのかな?撃たなかった。正午頃我が家に訪問客が。
20年も前からの友人がエーコさんのお悔やみに夫婦して寄ってくれたのです。
 色々話をしていて、先日は砲弾の音が喧しかったですねぇ、と。この人の住い、ここから優に30kmは離れている。その人が照明弾の音が喧しかったと。
 天候、風の向き等で遠くにいても射撃音には困っているようです。
 今日は12月1日。射撃のない日です。2日、08時36に撃った。その後射撃音を聞かなかった。変則的な訓練です。そう思えてならない。


10年11月26日記
 今週も静かに
 21日10時45分、射撃を始める。朝は遅くから撃ち始めたが、夕刻は撃ち終わったのが16時29分。刻限ぎりぎりまで撃った。
 22日朝は9時29分から155mm砲を撃つ。午後は撃たなかった。
 23日正午前に茶内線を通ったが、電光掲示板は点灯していなかった。帰り道は午後の5時頃、勿論電光掲示板は点灯なし。射撃予定の日だったが射撃はなかったよう。
 今日は25日、12月の演習通知が届くのでは。通知が届いたら今年の撃った弾数を合算してみなくては、そう思っている。しかし演習通知は届かなかった。
 明日26日から30日までは155mm砲を撃つだろう。それにしても静かな演習場、ありがたい事です。
 26日朝、6時頃からよく降る雨。そして撃ったのは10時12分。155mm榴弾砲。10時24分、2発目を撃つ。静かに思います。


10年11月19日記
 静かに今週も
 14日、08時59分榴弾砲の音がする。203mmか155mmかは識別できず。15日、08時34分撃つ。16日、08時34分撃つ。17日、08時34分撃つ。155mm砲か。午後2時頃だった、南側から人の声が、演習中の自衛隊員の声だ。こちとら畑に堆肥を持ち込み中で監視どころでなかった。何をしている声だったのだろうか。大きな人を呼ぶ声が。今日撃ったのは120mm砲だったのか。今夜は夜間射撃をするのだろうか。
 18日、この日は撃たなかった。午後2時頃ヘリコプターが牧場の南側を飛んだだけ。
 今回のような弾数だと少ない方なので静かに感じる。随分慣らされたのですねぇ。でも悪いものは悪いと言わんとねぇ。これからも。
 

10年11月12日記
 今週は三股ゲート開きっ放し
 6日朝外に出たら、西隣が騒がしい。重量車両が終日走り回った。
 7日昼間、重量車両の走行音が西隣で聞こえる。射撃こそないが、何かをやっている。
 8日、所用があって朝から駅前市街に出た。矢臼別に帰ったのは10時半頃でした。三股のゲートは5日の金曜日から開きっぱなし。見張りもいない。こんな時、茶内線の通行は要注意。
朝も注意してゲート前を通過したが、帰り道でも注意して。
 ゲート内側にトラックが2台停まっていて、直ぐの道路わきで作業をしている。どうやら排水升の掘り下げらしい。20人位の隊員が群がって仕事をしていた。
 業務隊の道路管理の仕事らしい。ここから西牧場までは車で7分間の道程、三股ゲートを離れる。信号のない交差点は注意しないと。
 10日も所用で街に出た。帰途、12時前に三股ゲートを通り過ぎたが、ゲートは開きっ放し。守衛もなし。一昨日作業をしていた道路の排水升を覗いたら満水になっていた。その内にジープが通り過ぎたが、誰何するでもなく西の方に走り去った。
 
 10日昼前に届いた演習通知
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 11月16〜18日 0830〜1630 203mm自走榴弾砲    61
 11月16〜18日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲   82
 11月16〜18日 0830〜1630 120mm迫撃砲     152
             1900〜2200
 11月21〜23日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲 930
 11月26〜30日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲 766
             1900〜2200
  
  期間には予備日が含まれています。
      
 2.航空機を使用する訓練等
  期間 11月15日〜11月30日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 3機  中型ヘリ  2機

 項目の3.には危険立入禁止場所が記載され、門扉を閉鎖して、警戒員配置等と書いているが、今週は5日から三股ゲートは開きっ放し。何とも杜撰なことか。その気なら演習場内をドライブできる。


10年11月5日記
 静かな演習場が
 10月30日、31日と朝から激しく203mm砲を撃った。外に出ることも無く居間で手仕事をしていたが喧しいこと喧しいこと。
 今日11月1日、射撃音朝からせず。午後外出するも電光掲示板は消灯していた。
 11月2日、09時頃電話で1日の射撃を問い合わせると、射撃はしていないという。私の思い違いではなかった。
 1日は終日雨が降っていた。雨降りだから射撃をしなかったではなく、31日に予定の弾を撃ちつくして1日は撃たなかったと推量します。後は14、5日まで射撃予定はない。
 2日1430頃爆破の音が西から聞こえる。16時45分頃にも爆破音が。もう回りは暗闇だが。最後に聞いた音が爆破音なら時間外の爆破だ。
 外国が攻めて来る攻めてくる、で毎年撃たれる射撃訓練、外交で上手くやって軍事費をゼロに出来ないのかのう。民主党は自民党と全く同じやなぁ、防衛政策が。いや思いやり予算は積み増しとか。馬鹿なことを。
 静かな演習場が平和の証なんだがなぁ。予定弾を撃つことに一所懸命に見えてならない。


10年10月29日記
 監視は出来なかったが
 24日08時32分、203mm砲を撃つ。25日も撃った。この朝の発射音は小さくて室内では発射音が聞き取れないくらい。それで窓を開け放つとようやく聞き取れた。着弾音が凄く響く。
 今どこから来ている部隊が撃っているのかと問い合わせたら、第1特科群の部隊らしい。北千歳だ。
 先週も書いたが真っ暗闇の02時半に大きな射撃音をさせたり、重量車両を暗い時間帯に走らせたり、実戦さながらの訓練をしている。素人の町民に、そう思わせる訓練です。
 問い合わせても満足に答えようともしない。
 昨日26日は102特ー2の標識のトラックが、火薬を表示した敷布を荷台につけて駅前市街を走っていた。一見、火薬類を搭載したトラックだと分かった。203mm砲を持っている部隊です。
 私だけではない、周辺住民は現訓練を何時もとは違った感覚で見詰めています。変わった事をすると、人は直ぐ分かるようです。
 お隣のWさんも変わったことがあると、直ぐ教えてくれる。直線で1km程離れていると結構分からないことが多い。西牧場の西隣で走り回る車両の姿が東牧場では分からない様に。
 28日、終日牧場の西隣から発電機のエンジン音が聞こえた。見に行くこともしかったが、何かをやっている。

 26日届いた演習通知
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 11月1日 0830〜1630  120mm迫撃砲        44
 11月1日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲    132
 11月1日 0830〜1630  203mm自走榴弾砲    165
 11月14〜15日 0830〜1630  203mm自走榴弾砲  61
             1900〜2200 
 11月15日     0830〜1630  120mm迫撃砲    58
             1900〜2200
 11月15日     0830〜1630  155mm迫撃砲    12
             1900〜2200
 
  期間には予備日が含まれています。
      
 2.爆破訓練等
 期間        時間       砲種等        弾数等        
 11月1〜2日 0830〜1630 爆破薬        86.8kg
 11月5〜13日0830〜1630 爆破薬        20.9kg
 
  期間には予備日が含まれています。

 3.航空機を使用する訓練等
  期間 11月1日〜11月15日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 3機  中型ヘリ  2機
  
  年末も近づいた、予算の使い切りを思わせる弾薬消費と思うのは下種の勘繰りだろうか。


10年10月22日記
 射撃はなくとも
 15日、静かな演習場などと書いたからか、この日の155mm砲は喧しかった。曇天だったからか、とにかく酷い音になった。
 駅前で聞いた話、17日、18日と射撃音が酷かったらしい。私もこの2日は酷いと思ったが、19km離れた市街でも同じだった様。
 19日、08時32分から撃つ。
 20日09時、街に出る。電光掲示板は点灯なし。今日から23日中は射撃はない。街から帰ったのは16時頃、西の境界線の方から人の声が聞こえる。何かをしているのだろうと西境界まで行ったが200mほど先にトラックが見えるだけ。落葉が半分ほど終ったドングリの隙間に白い物が見える。
 今まで無かった物だ。それは民有地につき立入禁止の真新しい金物の立て看板でした。何時立てたのか知らない間に立った看板、川瀬牧場の存在は凄い、そう思いました。
 川瀬西牧場の境界線からの西域は射撃訓練にとっては可也有効な位置らしい。射撃訓練には情報部隊が付きもの。その部隊が何時も陣取るようです。
 21日04時10分、外は真っ暗闇、ピリカ台の辺りから大型車両の走行音が聞こえる。射撃はなくとも演習をしている。
 22日、02時31分何故か目覚める。そしたら射撃音が10発ほど聞こえた。深夜に聞こえる機関砲の音か。夜中に、気温も零下だろうに。少し起きていたがその後は射撃音は聞こえなかった。
 今月末の射撃日の4日間は注意して監視をしてみようか。下旬は忙しい時なのだが。


10年10月15日記
 10月後半の演習
 8日付の演習通知が届いている。
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 10月16〜19日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲 2110
             1900〜2200
 10月24〜25日 0830〜1630  203mm自走榴弾砲  437
 10月30〜31日 0830〜1630  203mm自走榴弾砲  579
             1900〜2200 
 10月30〜31日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲  528
             1900〜2200
 10月30〜31日 0830〜1630  120mm迫撃砲     110
             1900〜2200
 
  期間には予備日が含まれています。
      
 2.爆破訓練等
 期間        時間       砲種等        弾数等        
 10月16〜21日0830〜1630 爆破薬      1229kg

 期間には予備日が含まれています。

 3.航空機を使用する訓練等
  期間 10月16日〜10月31日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 3機  中型ヘリ  2機

 何時もの演習通知だが月の後半は騒がしくなりそう。
 10日は射撃音が殆ど聞こえなかった。どうしてか静かに思える演習場、そう思う日が多い。良いことなのです。ここに住む住人にとっては。これ以上の事は無い。16日〜19日は喧しくなるだろう。100デシベルを、いや90デシベルを超えると馬だって騒ぎ出す。私もだ。そんな事のないように。
 11日、今日も射撃音が聞こえなかった。撃つ予定日なのに。ただヘリコプターの飛行音は時々聞こえた。
 12日、今日も撃ったのだろうが知らぬ間に、そして夕刻、ヘリが飛んだ。
 13日08時32分撃った。155mm砲だろう。家に中で聞くからか、喧しいと思ったことがない。
 最近思うことだが、夏以降激しい射撃音を聞かない。静かな矢臼別が続きます。
 住人にとっては有り難い事なのです。普天間のことを聞くたびにそう思う。
 14日、08時32分155mm砲を撃つ。静かで有り難いなどと書いていたら13時25分頃からドカン、ドカンと続けて撃ち出した。そして国会中継の間、この射撃が続いた。最後の射撃は16時24分。久しぶりにここは演習場に取り囲まれている、ってことを。


10年10月8日記
 メモも取っていないが
 10月1、2、3日と射撃音を聞かない。撃ってるのだろうがなあ。
 4日、今朝は土砂降りの雨が。
 5日、射撃音はしなかった。ただし牧場南側で車両の移動音が時々聞こえた。とは言えこれくらいだと静かな演習場です。
 6日、08時35分155mm榴弾砲を撃つ。撃つ弾が少ないと静かで好い所です。今日も静かでした。
 7日、08時57分、155mm砲を撃つ。かなりの数を撃ったがカウントなどはしなかった。毎度のことだが。今週は菜園で日中、仕事をすることが続いたけれど、比較的に静かな矢臼別でした。


10年10月1日記
 届いた演習通知
 25日10月前半の演習通知が届いた。
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 10月1〜5日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲   58
 10月6〜8日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲  853
 10月6〜8日 0830〜1630  37mm縮射弾       99
 10月10・12日0830〜1630  96式多目的誘導弾    3
 10月11〜12日0830〜1630 155mm自走榴弾砲  321
 10月11〜12日0830〜1630 対戦車誘導弾       20
 10月13〜15日0830〜1630 155mm自走榴弾砲 1638
            1900〜2200
  期間には予備日が含まれています。
      
 2.爆破訓練等
 期間        時間       砲種等        弾数等        
 10月12〜15日0830〜1630 爆破薬       72.45kg

 期間には予備日が含まれています。

 3.航空機を使用する訓練等
  期間 10月1日〜10月15日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 4機  中型ヘリ  2機
 
 3.危険立入禁止場所
  矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 射撃がないと静かな矢臼別。射撃音が聞こえるとイヤーナ気分になる。10月はいろんな砲を撃つようだ。
 28日08時47分、155mm砲を撃つ。今日は雨降り。ぽつん、ぽつんと忘れ時に射撃音がする。29日08時37分、155mm砲を撃つ。今日は朝から快晴。時たま撃つ程度。
 30日、朝から155mm砲を撃つ。時たまに撃つ感じ。午後3時半、9月はこれで射撃は終わりか。


10年9月24日記
 18、19日は射撃演習なし
 18日静かな1日だったので通知を見ると、18、19日それに25〜27日も射撃訓練がない。射撃訓練がない日はお隣さんが何なのかを忘れてしまう。
 20日09時25分、155mm砲を撃つ。夕刻撃ち終わったのは16時27分。
 21日10時03分、155mm砲を撃つ。夕刻16時過ぎにも大きな射撃音が。
 22日08時37分、155mm砲を撃つ。午後は撃たなかった。
 23日11時31分、155mm砲を撃つ。今夜辺り、夜間に撃つのかも。最近は20時から22時の時間帯は寝ていることが多い。農作業の疲れの所為か眠っている。白川夜船の方が救われるが。19時35分から21時過ぎまで照明弾を撃った。

先々週届いた火薬実験のあることを通知のままに掲載します。
 
平成22年度 火薬類保安技術実験について
経済産業省原子力安全・保安院による「火薬類保安技術実験」が矢臼別演習場で行われますのでお知らせいたします。 

1 火薬類保安技術実験の目的
 火薬類保安技術実験は、火薬類による災害を防止し公共の安全を守ることを目的とした火薬類取締法を、適切、かつ確実に施行するため、火薬類の製造、貯蔵、消費等に係る保安技術基準を策定するために行っている。
 このため、昭和36年以来、民間の事業所や試験研究機関では実施できない爆破実験を陸上自衛隊の協力を得て行っており、この実験で得られた科学的データは火薬類取締法の技術基準の見直しに反映されるとともに、工室及び火薬庫設置の際の特則承認等の根拠データ、火薬学の研究上の資料及び事業者における保安指針などに広く活用されている。
 平成22年度は、より幅広い地理的条件に対応できる地下式火薬庫の技術基準を作成するためのデータ収集及び爆発飛散物に関する実験を行い、基礎データを得ることとしている。

2 実験期間  平成22年9月25日(土)〜10月4日(月)

3 矢臼別演習場爆破訓練場

4 実験概要
 @地下式火薬庫に関する実験
   新たに検討を行う地下式火薬庫ついての安全性データを得るため、1/4、1/6スケール程度  の地下式火薬庫モデル使用した爆発実験を行う。
 A飛散物に関する実験
   爆薬で発生する飛散物に関して基礎的なデータを収集する。コンクリート壁からの飛散物に  ついて、破壊状況の確認、飛散物の悲惨状況を調査する。

5 スケジュール
 9/25(土) 準備
 9/26(日) 準備
 9/27(月) 準備・実験会議
 9/28(火) 11:00地下式火薬庫に関する実験 C-4  78kg
         14:00飛散物に関する実験     EMX   2kg
 9/29(水) 11:00地下式火薬庫に関する実験 C-4  78kg
         14:00飛散物に関する実験     EMX   4kg
 9/30(木) 11:00地下式火薬庫に関する実験 C-4  23kg
         14:00飛散物に関する実験     EMX   10kg
 10/1(金)11:00地下式火薬庫に関する実験 C-4  23kg
         14:00飛散物に関する実験     EMX   20kg
 10/2(土)11:00地下式火薬庫に関する実験 C-4  23kg
         撤収・清掃
 10/3(日)予備日
 10/4(月)検収

 *・EMX:ェマルションタイプの含水爆薬
  ・Cー4:コンポジションC-4爆薬(RDX-91%+可塑剤-9%)
  ・実験は天候条件に大きく影響されるため、実験項目の変更があり得る
  ・実験は、8:30〜16:30までとし、この時間帯以外では行わない。

 以上が先々週届いた火薬実験の内容です。演習場の西端に位置する爆破訓練場で行うと言う。川瀬西牧場から15kmほど離れている。だから実験の音は聞こえないかも。


10年9月17日記
 備えあれば患いなし
 小泉元首相が国会で発言したのを覚えている。自衛隊をこの上なく強力にして何かの時に備える言葉だったと思う。中国の思想家の言葉、と辞書に。
 10日、午後市街に出た。茶内線の路側で塹壕の様を見届けようと車から降りてその辺りを見回したが、塹壕らしき物が何もない。ああこれは上手に埋め戻した、と思う跡が。何とも労力の要る演習であろうか。
 その内に総合戦闘力演習も終ろうから、再度改めて塹壕後を見てみたい。
 昔から塹壕は掘られている。特に思い出すのは1954年の・ディエンビエンフーの戦い 
 フランスがベトナム共和国軍に破れた戦で、塹壕が勝利を呼んだと新聞が伝えたことを覚えている。それに同じくベトナムがアメリカ軍を破ったのも塹壕、いや地下道の戦だったとも。だから今回塹壕を掘ったことを笑う積りはない。
 それにしても今の日本にどこの国が侵攻してくるのだろうか?。 そして塹壕は必要なのだろうか。もうそんな時代ではないと思ってしまう。
 掘った塹壕を埋め戻していたと書いたが、何と丁寧なことか、自然を慮ることか。そんなことなら端から掘るなと言いたい。(11日)
 12日朝9時から155mm榴弾砲を撃つ。午後は120mm迫撃砲を撃った。
 13、14日8時半過ぎから射撃始る。総合戦闘力演習は終ったらしい。音の騒がしさから言うなら、今回の戦闘力演習は静かに終りました。
 先にも書いたが、13日午前中茶内線横の(西隣)塹壕跡を見てきたがこんなに丁寧にと思うほどに埋め戻していた。将に訓練でした。


10年9月10日記
 塹壕を掘った
 先週は写真を撮らなかった。が随分と原野の中に塹壕を掘ったものです。総合戦闘力演習とはよく言ったもので、と驚きの眼でちょいと塹壕を見物した。(3日)
 6日も午後駅前に出て、14時30分頃茶内線を経て矢臼別に帰った。途中上風蓮橋から三股ゲートまでの右側で塹壕を掘る自衛隊員30人ほどを目にした。通り雨の降る中を戦闘力演習です。ご苦労さん。
 6日夜、平和新聞、北海道版を読んでたら、次のようなことが書かれている。総合戦闘力演習について質問をしたが前日、19日に回答拒否、その後一切答えずと。
 1万5千人の隊員が動員されている訓練ですから生半可ではない。色々質問して当たり前です。それに対して回答せず、8月20日以降も何も答えず、とあります。
 北海道新聞の報道では北海道に侵攻した敵国地上部隊を想定し戦車やヘリコプターを駆使した防御、攻撃の実践訓練を行う。9月14日まで。各部隊は実弾を使用せず、と。
 7日夕刻、4時過ぎに茶内線路側に行く。東牧場から上風蓮橋まで出て折り返し帰った。どうやら茶内線路側での塹壕堀は終った模様で、一部塹壕は埋め戻していた。これからは攻撃の実践訓練で、どのような訓練になるかさっぱり分からないけれど、目にふれたままをリポートしましょう。
 具体的に報道がされないので、目にふれることで想像するしかない。農作業をしながら監視行動をすることに。
 8日、西牧場では静かに時は流れる。9日、6時30分頃外に出て、農作業を。牧場西側で車の走行音がする。特に騒がしいこともなく静かな矢臼別。
 午前中、11時過ぎだったか業務隊に現在演習情に入っている部隊名を訊いたら真駒内から来ている11旅団で約2000人ほどという。射撃訓練があって撃つことがないと静かな矢臼別です。
 9日午前中に9月後半の演習通知が届く。
 
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 9月16〜17日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲  370
           1900〜2200
 9月16〜17日 0830〜1630  120mm迫撃砲     183
 9月20〜24日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲  1832
           1900〜2200  
 9月20〜24日 0830〜1630   37mm演習弾      99
 9月28〜30日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲   28

期間には予備日が含まれています。
      
 2.航空機を使用する訓練等
  期間 9月16日〜9月30日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 2機 
 
 3.危険立入禁止場所
  矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 平成22年度の火薬類保安技術実験については次週に掲載します。


10年9月3日記
 届いた演習通知
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 9月12〜15日 0830〜1630  155mm自走榴弾砲 1028
            1900〜2200
 9月12〜15日 0830〜1630  120mm迫撃砲     498
  期間には予備日が含まれています。
      
 2.航空機を使用する訓練等
  期間 9月1日〜9月15日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 5機 中型 4機
 
 3.危険立入禁止場所
  矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。
 
 27日8時52分頃、牧場の北の方向で機関砲のパンパンという音が。これは空砲らしいが、気味の悪い音だ。20分ほど続いたか。午後3時頃茶内線を走って上風蓮橋から三股ゲートまでを通過した、林の中に10数人の自衛隊員が突っ立って居て何か話を聞いていた。異様な風景でした。かつての川瀬さんの散歩道側は塹壕堀で賑やかです。川瀬さんは毎日散歩していたので、今これを見たら何て言うだろうか。???。
 28日の郵便で9月前半の演習通知が届く。確かに射撃日数は少ないが、戦闘力演習が前半に組まれていて演習場はフルに活用されている。
 30日午前中、ピリカ台の近辺が騒がしい。それに時々草刈り機の音が牧場の西側から聞こえる。
 31日、06時30分頃、ピリカ台の方から大きな車両音がする。この時間帯何時もならネットで新聞を読んでいる時間、睡眠不調で仮眠中だったが、この車の走行音で目を覚ます。戦闘力演習、色んなことを遣っている様だ。08時10分頃からドスンという発砲音が時々、9時頃には機関砲の音が、戦場を思わせる空気だ。西境界付近で車両の走行音が凄い。
 1日も2日も西牧場の周辺は車両の走行音が絶えない。


10年8月27日記
 
 19日午後2時42分頃、ピリカ台近辺で重車両の走行音が。これは想像だが、キャタピラー付きの車両ではないかと。30分ほどは続いた。射撃はしなくとも色んなことで戦争ごっこをしているのだろう。ネットによると北方訓練が23日から始るらしい。札幌方面でのことか。
 20日も10時頃だが、ピリカ台の辺りから車両の走行音が聞こえる。
 
北方、23日から総合戦闘力演習 陸自北方主催の初の方面隊総合戦闘力演習「玄武2010」が8月23日から9月14日まで、北海道大演習場(千歳・恵庭)、矢臼別演習場、上富良野演習場、札幌駐屯地などで隊員1万5000人、戦車約120両、野戦砲約40門、航空機約50機が参加して行われる。
  北方が保持する第一線から後方までの主な部隊の練度を総合的に向上させることが目的で、千葉徳次郎北方総監を統裁官に、参加部隊は北方総監部、2、7師団、5、11旅団、1特団、1高特団、北海道処などのほか、1空挺団、1ヘリ団、中央特殊武器防護隊、空自戦闘機などが参加、8月23日から9月5日までは侵攻する敵に陣地を構築して備える「防衛作戦準備(実動演習)」、9月11日から同14日までは侵攻してきた敵に対する「攻勢(攻撃)作戦(実動演習)」をそれぞれ演練する。

 
 北方以下上段までの文はグーグルニュースからの転載です。訓練日程が込んでおりとはこの事だったのか。
 射撃はしないが演習場の中では重車両が走り回っていますし、西牧場の西境界線付近も人の声が聞こえたりします。(19、20日)
 21日、06時頃牧場西境界線に行く。6時頃が野営の昼間作業の開始なのか、ピリカ台に通じる道に沿ってチエンソーのエンジン音が初めは数箇所と思ったが、方々から聞こえてくる。それに大型車両の走行音も南の方から。但し隊員の姿は確認できず。こちらは30分ほど散策して自宅に帰る。
 22日、午後の2時から5時まで屋外で仕事をする。その間、西の方からチエンソーの音が聞こえた。総合戦闘力演習の準備なのか?夕刻にはヘリが飛んだ。
 23日午前中、東牧場から茶内線を使って街に向かう。三股ゲートから上風蓮橋ゲートまでの間で自衛隊員の姿を視認。町道の直近で塹壕を掘っているようだ。これが総合戦闘力演習なのか。少し気温が下がったとは言えご苦労なことだ。1万5千人の隊員が動員されている演習、矢臼別での動きは静かな感じです。チエンソーの音や時には草刈り機のような音がする。時たま喧しいヘリの飛行音も。
 24、25日茶内線を車で出入りする。道路の西側は塹壕堀で隊員は大童です。矢臼別演習場には隊員がどれ程入っているか知らない。が終日西牧場ではチエンソーの音や草刈り機の音が聞こえる。想像だが、塹壕堀で大変なのだろう。ご苦労さん。


10年8月20日記
 16日からは開店休業の演習場
 14日朝9時29分撃つ。15時15分頃、再び撃ち始める。どうも着弾地からは炸裂音がない。これは榴弾砲ではない。ようやく1発だけ飛行を確認したロケット弾だ。15時28分頃にも5発か6発撃った。これらは皆飛行物体を確認した。発射音を聞いて15秒くらいすると南の樹頂から飛び出して視認できる。今日の射撃は多連装ロケット弾だ。
 15日08時32分、新多連装ロケット弾を撃つ。今日は第2次大戦の終戦記念日。自衛隊には終戦記念日は我関せずのようです。憲法に違反する省ですから、することも違反だらけ。
 今日は雲が低くて飛行は確認できないが、撃ってるのはロケット弾のよう。この弾は着弾音が聞こえない。
 16日は予備日だ。撃ちのこしがあると撃つ日。電光掲示板には表示はないし、15日に予定弾を撃ちきった様だ。
 開店休業は大いに結構なのだが、「訓練日程が込んでおり、このときに撃たなければならない状況にある」このセリフが気に食わない。原爆慰霊式典の日や終戦記念日に撃たなくとも、現に8月後半には日程はゼロ状況。もし経費縮減なら射撃を止める事こそ最高の遣り繰り。
 将軍様確りして下さい、と言いたい。でたらめを言って誤魔化さないで欲しい。何故将軍様か、北部方面総監職とは昔の呼び方で言うなら大将の位とか。自衛隊では偉い人なのです。
 

10年8月13日
 8月後半は射撃ゼロ
 8月9日、今日は08時30分から16時30分までが射撃予定となっている。昼間駅前に出ることがあって茶内線を走った。電動掲示板には射撃中が表示されていた。
 午後2時半頃から昼寝をした。隣のWさんに夜7時頃射撃のことで問い合わせたら、午後の3時頃に203mm砲を撃ったと言う。寝込んでしまったら、こっそり撃てない203mm砲も白川夜船になってしまうのですねぇ。
 8月6日8時32分、203mm砲がドッカーンと射撃を。テレビでは菅首相が原爆慰霊式典で挨拶の最中でした。
 矢臼別平和委員会はこの日午後2時に別海駐屯地に出向いて抗議文書を手渡しました。短く言うと平和式典の日に射撃をするとは何事かと。
 その後の委細は知りませんが、9日は昼寝をするまでは撃っていなかったのです。それで6日の抗議文手渡しに期待をしたのでした。白川夜船では話にならないので、隣のWさんに問い合わせたら3時半頃から4時過ぎまで撃ったと言う。
 抗議に対する答えは、かえるの面に小便でした。でもこれが時速四キロの平和運動なのかも。ジンワリコツコツ歩を進める。
 10日は朝早くから牧場の西側で車両の移動音が。10時半頃西境界付近に行くと、車が2台ほど停まっていて、100m内に発電機のエンジン音も。迷彩服の隊員も。
 そして夕刻、18時を挟んで約45分ほど機関砲をパンパン・・と撃った。何とも不気味な夕刻になりました。
 11日、朝7時半、西の境界付近から発電機のエンジン音がする。昨夜は野営をした模様。10時10分、未だ射撃はしない。
 12日、朝5時過ぎから外に出ているが西の境界付近から今朝も発電機のエンジン音が聞こえる。昨夜も野営をしたよう。そして9時28分射撃をした。

 10日、8月後半分の演習通知が届く。
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 8月16日   0830〜1630  203mm自走榴弾砲 229
 8月16日   0830〜1630  新多連装ロケットシステム   225

   上記は8月9〜12及び8/14〜15の射撃予備日で弾数は期間分の総数。   
 2.航空機を使用する訓練等
  期間 8月16日〜8月31日
  時間 0500〜2200
  機種、機数 小型ヘリ 6機 中型 5機
 
 3.危険立入禁止場所
  矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。
 
 毎度の演習通知です。が少し説明を付け加えます。
 8月4日に撃った榴弾砲は西牧場の住人が大いに困った。6日の射撃は広島の原爆慰霊式典の日で菅首相の挨拶に伴奏射撃だ。何ともチグハグナ伴奏ではないか。その射撃に対する矢臼別平和委員会の抗議に対する答、これが腑に落ちない。
 北部方面総監曰く、「訓練日程が込んでおり、このときに撃たなければならない状況にある」と。
 撃ってほしい訳ではないが、8月後半の射撃はゼロです。その気になれば6、9、15日は射撃音を出さなくとも過せる。何ともトンチンカンなことをいう北部方面総監。
  

10年8月6日記
 4日の203mmには参った
 31日、08時43分、203mm砲だと思う射撃を始める。数が少ないと自ずと静かな演習場です。夕刻遅くまでピリカ台近辺で車両の走行音が聞こえた。
 8月1日、今日からは状況は一変する筈です。203mm砲かと思ったが155mm砲、08時31分から撃ち始めた。
 2日は08時40分、ピリカ台近辺から撃ち始める。特に監視をする訳ではないが、終日ピリカ台近辺から射撃を続けた。
 3日、08時31分、西牧場の西側から射撃音。朝6時頃からピリカ台付近から車両の走行音。
09時40分頃、牧場南側から連続射撃音を。2分間で5発又は6発のペースで撃っている。
 4日、9時頃心臓がショックで止まるような射撃音を。ピリカ台の近くで155mm、203mm砲を撃たれると西牧場の住人は困る。電話で午後問い合わせたら、上富良野から来ている部隊が撃っていると言う。午後は川瀬牧場から東の北のJ点から撃っていると言う。そこから聞こえる音は大した音ではない。
 9時頃に撃ったのは確かに牧場の南側からだ。榴弾砲が着弾地で炸裂する度に、流し台の食器が擦れ合う音が。
 5日、08時31分、射撃開始。203mmと新多連装ロケットシステムの射撃とある。後者はよく見ていると火を噴いて飛行するからよく分かる。未だ撃っていない、と思う5日分。このロケット砲弾、目が飛び出るほど高価な武器だろうな。14日まで〆て305発も撃つ予定。明日15日も撃つ予定だ。終戦記念も何もあったものでない。
 


10年7月30日記
 7月は静かに
 24日、射撃がないと静かな矢臼別原野。緑深き森の生活です。29日までは射撃訓練が無い。時たまヘリの音がするかも知れないが真冬に味わう自然の良さを満喫。
 27日、射撃がないと静かな矢臼別。今日は8時半から農作業をしたが、午前中は車両の移動音が南の方から聞こえた。どういう訓練か分からないけれど何かをやっていた。
 28日、朝はお隣さん静かだったのに午後からはピリカ台の辺りで騒がしい。今3時半過ぎだが音は途絶えないで続いている。
 29日からは射撃が入るが、弾数が155mm132発、それに203mmが20発。随分控え目だと思う。撃ってほしい訳ではないが。5時半から外に出たが、牧場南側のピリカ台の辺りから発電機を運転するエンジン音がする。11時頃まで続いていた。それに10時50分頃射撃音がした。
 午後も時々射撃音が聞こえた。発射音と着弾音は間隔35秒ほど。夕刻5時半にはピリカ台の方から車両の走行音が雨の音を通して聞こえた。

 29日8月前半の演習通知届く。
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 8月1〜4日 0830〜1630
         1900〜2100  155mm自走榴弾砲  865
 8月4〜8日 0830〜1630  203mm自走榴弾砲 1954
 8月5〜8日 0830〜1630  新多連装ロケットシステム   80
 8月9〜12日0830〜1630  203mm自走榴弾砲 974
 8月14〜15日0830〜1630 新多連装ロケットシステム  225
   
 2.航空機を使用する訓練等
  期間 8月1日〜7月15日
  時間 0500〜2000
  機種、機数 小型ヘリ 3機 
 
 3.危険立入禁止場所
  矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。
 
 4.その他 
   本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。

  別海駐屯地業務隊 総務課
  TEL 0153−77−2231 内線311

 こちとらの盆踊りの最中に、8月の終戦記念日にも派手に砲撃音を。7月は静かな矢臼別を、その反動でもあるまいが8月は派手に撃ちやがることよ。弾数がその事を教えてくれる。



10年7月23日記
 何時もとは違う演習場
 17日朝5時頃牧場の南側で車両の走行音が。静かだった矢臼別原野が騒がしい。でも155mm砲の射撃音と比べれば静かなもの。
15時頃ヘリが西牧場上空を飛んだ。これは凄い音がする。
 18日、特別に演習場には動きなし。演習通知を見ると29日までは射撃はない。静かな訳だ。
 転地訓練とやらは26日まで矢臼別演習場に留まるとある。で射撃訓練はないようだが、何かをするのだろう。
 19日、今日はどんな訓練をするのだろう。屋外で畑作業をしているが、何も聞こえない静かな矢臼別です。
 20日、夕刻16時15分頃、西牧場の西側から不気味なドスン!ドスン!と言う音が。よく通知を読むと戦車砲の爆破訓練とでている。
12時50分頃にはジェット機が飛ぶし何時もとは違った演習場が。それにしても今日も静かな矢臼別でした。
 21日、11時頃茶内線を経由して街へ。三股ゲートの電光掲示板は点灯していなかった。爆破訓練は1日きりで終ったのだろうか。
 22日、08時40頃機関砲の音が牧場の西側で。何かしら不気味な音もする。それで西境界まで行ってみた。すると境界から30mほどに迷彩服を着た自衛隊員が居る。白旗に四角の赤マーク印が入った旗が立っていて、よく見ると二人の隊員が立っている。私を認めて旗を背中に廻した。この様子を確認して菜園に戻った。
 09時50分頃から10時まで戦車砲、機関砲などの発砲音が西隣で続いた。それに合わしてかどうか、戦闘機の音も聞こえた。
 激しい射撃訓練はしていなくとも、戦争ごっこはたっぷりとしているようです。16時前後にも西隣で車両の移動音が小雨降る天候の中で続いた。



10年7月16日記
 先週に続いて静かな矢臼別演習場
 11日08時31分、155mm榴弾砲を撃つ。午後3時過ぎから4時20分過ぎまで続けて射撃した。
 12日午後の1時頃155mm砲を撃つ。
 13日09時頃155mm砲を撃つ。12時過ぎから午後1時頃まで続けて撃った。牧場、北の方で車両の移動する音が。
 14日、10時頃からヘリが牧場の南側で飛行。1時間ほど続いた。射撃はなし。
 7日付けの7月後半の射撃通知。
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 7月29〜31日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲  132
 7月30〜31日 0830〜1630 203mm自走榴弾砲   20
   
 2.爆破訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 7月20〜22日 0830〜1630 105mm戦車砲    198
 
 3.航空機を使用する訓練等
  期間 7月16日〜7月31日
  時間 0500〜2000
  機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 5機 大型ヘリ 5機
          戦闘ヘリ 2機  戦闘機 6機 
 
 4.危険立入禁止場所
  矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 静かな演習場は川瀬牧場の住人としてはありがたい。それだけ血税の無駄使いも少ないことに。仕分けで減らせば消費税の増税なし。蓮舫さんしっかり頼みますよゥ。一寸無理か貴方には。
 爆破訓練として105mm戦車砲の訓練とは? はてさて。



10年7月09日記
 思ったより静かなお隣さん
 2日、午後の3時頃別海町西春別駅前の交差点で14旅団の車両に行き逢う。トラックが155mm砲を牽引していた。
 3日09時22分、ドーンと西の方から音が、そして食器の擦れる音。爆破訓練だ。10時15分にも西の方から爆破音が。
 4日、対戦車誘導弾を撃つ日。昼間雨は降らなかった。屋内で居たら対戦車誘導弾の音は聞こえなかった。
 5日、午後3時15分頃、大型ヘリが西上空から東へ。転地協同訓練に大型ヘリが入っている。何事かと思う程の大きな飛行音。
 6日、09時頃から迫撃砲を撃つ。発射地点は西牧場の西側から。音は小さい。午後3時頃まで撃った。
 7日、午前中は外に出て農作業をする。が特別に射撃音も聞こえず、静かな矢臼別。
 8日、08時40分頃から射撃音が聞こえた。午後3時半頃駅前から西牧場に帰ったが、三股のゲートの電光掲示板は消えていた。昼間の射撃訓練は終ったよう。
 東牧場のWさんの話では昨夜は照明弾を撃ったとか。迫撃砲でも照明弾を撃つことが分かった。東と西の住人が演習情報を交わしたが、現在の演習場は思ったよりも静かに経過している。選挙前で静かなのだろうか。
 9日、0時半頃目が覚めた。夜中に南の方から車両の移動する音が聞こえる。演習をやっているんだ。気味の悪い夜。



10年7月02日記
 7月は騒がしく
 25日08時31分撃つ。西牧場の西側が発射地点。155mm砲としてはやさしい発射音。射程が4、5kmではこれくらいの発射音になるのか。
 26日08時31分撃つ。今朝は牧場の南東方向から射撃音が。発射音と着弾音の間隔は32秒。弾速は分からないが、計測はした。
 発射音はやさしい。発射のための爆薬の量が少ない為だろう。着弾地からの音も聞こえるが、榴弾としても炸裂音は小さい。試験的射撃なのだろうか。
 町道茶内線の橋の袂に自衛隊車両(トラック)停まっていて気味が悪い、26日のこと。
 155mm砲の射撃、試射に思えてならない。射撃音が何時もと違う。海兵隊の155mm砲と良く似た音で発射する。はじけるようなパン!!という音で無い。ザ−ン!!と言う音。
 26日、7月の前半の演習通知が届いた。
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 7月1〜2日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲  484
 7月4〜5日 0830〜1630 対戦車誘導弾       20
 7月6日    0830〜1630 120mm迫撃砲      217
          1900〜2200 120mm迫撃砲
 7月7日〜8日 0830〜1630
          1900〜2200  81mm迫撃砲      144
 7月7日〜8日 0830〜1630 対戦車誘導弾       13
 7月10日〜13日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲  2119
  
 2.爆破訓練
 期間      時間       砲種等          弾数等
 7月3〜7日0830〜1630  爆破薬          1113kg
 7月9〜11日0830〜1630 爆破薬           512kg

 3.航空機を使用する訓練等
  期間 7月1日〜7月15日
  時間 0500〜2000
  機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 5機 大型ヘリ 5機
          戦闘ヘリ 2機  戦闘機 6機 

 4.危険立入禁止場所
  矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 5.本訓練についてご質問等がございましたら次の部署にご連絡ください。
  tel:0153−77−2231 (311)

 届いた演習通知には部隊名は何も記されていないが、明らかに14旅団だろう。訓練が始ると西牧場は戦場と隣り合わせの状態になるだろう。
 27日午前中、25日から射撃中の部隊名を訊いたら、岩手県から来ている第9特科大隊だという。撃っているのはFH70砲だとも、これはアメリカ輸入のではなくNATOからの輸入砲だ。
 7月4日からが14旅団の訓練とか。訊いてみるべきで協同転地訓練だけかと思いきや岩手県からも矢臼別に来ていることが分かった。


10年6月25日記
 今は静かだが
 転地演習と言うのが6月21日から8月8日まで行われる。訓練部隊は第14旅団、2700名、車両約700、火砲10門、戦車7両、航空機約10機、これらが早動いていて矢臼別演習場への機動演習をする。これは友人が教えてくれた情報。
 23日グーグルで検索したら次のようなニュースが。
 陸上自衛隊は、部隊の長距離移動能力を向上させる「協同転地演習」を6月21日から実施する。
 
 陸自は旧ソ連の北海道侵攻を年頭に、1977年から各方面隊の部隊が民間の船舶や航空機を使って北海道に移動する「北方機動特別演習」を実施、2005年からは朝鮮半島有事や大規模震災などあらゆる事態に対応するため、訓練を「協同転地演習」と改めた。
 訓練部隊は第14旅団(香川県善通寺市)の約2700人。今回は自衛隊車両、鉄道、海自輸送機、民間船舶、陸自航空機、民間航空機を使って、中部方面区から北部方面区(6月21日〜7月4日)に移動する。
 7月5日は浜大樹訓練場(十勝管内大樹町)で海自輸送艦から上陸する揚陸訓練、その後は25日までは矢臼別演習場(根室管内別海町ほか2町)で、火砲や戦車を使った長射程射撃訓練などに臨む。翌26日から8月8日までは長距離移動の復路。(文・東)

今の情勢からこの演習が如何程時代遅れのことを想定しているかお分かりと思う。ロシアからの侵攻を年頭に・・に?。
 何の役にも立たないことに30年来カネを注ぎ込んで。と思うんですが、小泉に言わせると備えあれば憂いなしらしい。道内の部隊が6月中に射撃をして7月は「協同転地訓練」とやらがびっしりと組まれている矢臼別演習場です。



10年6月18日記
 届いた演習通知
 11日、6月後半の演習通知が届いた。
1.実弾射撃
 期間        時間       砲種等        弾数等
 6月25〜28日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲  341
 6月29〜30日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲  462

 2.航空機を使用する訓練等
  期間 6月16日〜6月30日
  時間 0500〜2000
  機種、機数 小型ヘリ 4機 中型ヘリ 3機 

 3.危険立入禁止場所
  矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 4.本訓練についてご質問等がございましたら次の部署にご連絡ください。
  tel:0153−77−2231 (311)

 毎度の通知だが、5月10日から1週間ほどは三股ゲートは開きっぱなしで警戒員もなし。いい加減な管理体制。
 6月前半は海兵隊が入っているので自衛隊は射撃訓練なし。しかし消火活動は確りした。過去になかったことだろう。これは見てきたような話になるが、思うに野焼きまでしていながら5回も6回も火災を起したのは笹の多い着弾地周辺に煙幕弾や照明弾が落ちたからに違いない。
 最終日も火災を起しての終了だった訳で目的地に向けて射撃が出来なかった事の証か。
 それ程煙は立たなかったが、風下の農家には笹の焼け滓が飛来したという。今回が初めてだが、大いに問題にしなくては、と思う。
 これは6月10日のことです。花豆の杖を立てていたら西の方からカツン!カツン!と聞き慣れない音がする。
 畑仕事を置いて探索に。自衛隊員三人が西境界付近に立っている立て看板の文字盤を取り替えていました。20数年も前に立てられた物でさびさびの看板。御丁寧に取り替えてくれました。写真のページでどのような物かを。



10年6月11日記
 監視テントで学習
 5日の監視テントで聞いた話。沖縄に旅行して基地を見学し、平和ボケにならないように、と話してくれる女性が居た。監視テントに居ると、監視の合間に色んな話を聞ける。今回は6月だというのに、私などは冬の服装で身を固めている。昼間は上着を脱ぐ人も居るが夜は冬の服装にしないと風邪を引く。
 薪ストーブは消えることが無い。寒いとストーブを囲む。話が弾む。疲れている人は話から外れて睡眠をとる。
 政治談議、料理談議、旅行談議色々出る。その内に静かに発射音がする。時にはびっくりするほどの音も。時計の計時メモをする人、発射音を数える人、写真を撮る人、ストーブの周りから夫々が監視体制に付く。
 監視テントを訪れる人は時々差し入れを運んでくれる。私などはこれが嬉しい。アサリを食べたり、牡蠣を食べたり、日頃口にしていない物を監視テントに通っていると当る。
 日頃の食生活がマンネリに陥っている為か監視テントに通っていると矢臼別食堂の昼食が美味しい。日替わりメニューだ。
 7日は午後の一時、差し入れの厚岸の牡蠣を馳走になった。テントには炭火がたっぷり。好い具合に射撃は中断中、6人ほどが輪になって焼牡蠣を、美味かった。
 海兵隊移転訓練に反対で意を同じうしても、一人一人生活スタイルは異なる。色んな話を聞けるテントの中での閑談、面白い。
 8日08時31分、撃ち始める。今日は射撃の最終日。午後は火災で射撃はなし。射撃訓練は昼間で終了した。17時30分からは監視行動の打上をする。これで私の監視行動は終った。
 色々学ぶことの多い監視行動でした。



10年6月4日記
 入隊訓練を終えたばかりの隊員?
 25日の演習場内に於ける海兵隊指揮官と周辺市民との質疑応答を文書で読んだ。隊員の年齢が気になっていた。予想通りで19歳、20歳が多数と言う。
 26日は155mm砲の射撃はなし。撃ちに来たのに何故撃たなかったのか。監視テントでは寒いからか?等と冗談を言ったけれど。
 29日午後、火災が着弾地付近であった、と言う。野火が起きないように野焼きをしたばかりなのに。自衛隊のヘリコプターが何かをぶら下げて飛んだ理由が分かったのは15時頃。煙は全然確認できなかった。
 ヘリが飛び交ったのは何かと問い合わせたら、火災の発生を認めた。火災の発生は11回目の射撃訓練で初めての事。
 29日夜は照明弾を撃った。初日にしては上手に撃ったと思う。素人が言うのは憚られるが約2分間上空で灯りをともす。目的地の上空で効果的に照明をする。これが上手な撃ちかただ、と。照明位置が高すぎても低すぎてもいけない。
 照明弾は発射音が小さい。薪ストーブを囲んで話し込んでいると聞き漏らす。照明が点火して撃ったのだと認識することもあった。だから、それからは耳を澄ませて監視態勢に。
 31日は好天に恵まれる。東牧場では30日にカッコウが鳴き、西牧場では31日にカッコウの鳴声を。のどかな自然の中で、おぞましい砲撃訓練を監視する。
 1日は訓練公開の日。観てきた人の話、以前は砲座の周りには近寄らせなかったが、今回は耳栓をして防弾チョッキ着用、鉄兜を被って、砲座の直近で取り囲むようにして見せたという。広報の連中もサービスを心がけて、至れり尽くせりだったとか。そんな話を参加した人から3日、聞いた。砲に近寄っての見学は大変だったとか。
 百聞は一見に如かずと言いますが、行かなくて良かった、そんな気持ちです。



10年5月28日記
 どんな顔をした海兵隊員かを
 20日訓練部隊の第1陣が、200人ほど矢臼別に。21日は中標津空港に出向いた。海兵隊の第2陣が200人ほど中標津空港に。土色の迷彩服を着た連中だ。午後1時半の予定が1時間遅れで2時半に着陸した。
 最近、海兵隊を見る眼が変わった。良いことをする連中、とは見ない。飛行場では100mも150mも離れていて一人一人の顔を見ることが出来ない。
 海兵隊員は繰り返し前線に送られると言うから既に実戦を経験した兵士も居るのだろうか。
 中標津空港を離れて帰途、中標津町内で海兵隊員を載せたバスと隣り合わせで信号待ちを。
 フロントガラス越しに上を向くと、若い海兵隊員が窓を開けてこちらを見ている。見た目には何とも愛嬌のあるアメリカ青年です。
 あれではボランティアで騙される、そんな思いをしながら青信号で車線を発進した。実の彼らは命令で何でもする殺人鬼集団。
 思えば除隊後、大学に進んだり、在軍中は医療保険が家族にも適用されたり、アメリカでの生活の為に、その道に進んだ人たち。
 ここ数年でそんなことも分かってきた。殺人鬼の道を選ばないと生活できない人たちが、海兵隊を支えている。
 25日には海兵隊の説明会があるという。参加した人からの情報を得ることに、期待。
 26日は射撃初日、だが射撃せず。外気温5℃、降雨、強風の1日でした。
 海兵隊のことを殺人鬼集団と書いたので、自衛隊のことも。自衛隊も本質は人殺し集団です。昔々、自衛隊に居た人の話、上官から「所詮はお前達は人を殺める職業なのさ」と。



10年5月21日記
 海兵隊が矢臼別に
 明日22日の午前中に車両や155mm砲12門が花咲港から運ばれることは分かっている。西牧場からは距離にして82km。少し遠いが久しぶりに監視に行ってみよう。
 何だかんだと西牧場も忙しい時で未だ海兵隊の面々を見ていない。が前に見た連中、これが殺人鬼になれる顔か、とつい思ってしまうアメリカ青年。
 でも海兵隊員の認識は改めなくては。少なくとも沖縄に派兵された海兵隊員は立派な殺人鬼の魂を教え込まれた兵士です。
 アレン・ネルソンさんはこの殺人鬼からの立ち直りに人生の半分をかけた筈。そんな彼らを、のほほんと受け入れる訳には行きません。別海市街でボランティアの善行をしようとしますが。実相はとんでもない人種です。そういう連中が現在矢臼別に入っているのです。
 鈴木宗男が矢臼別に普天間のヘリ訓練で呼んでも良いのではなどと、釧路の集会で喋ったとか。この男とんでもない事を喋る。
 もともと海兵隊が矢臼別に射撃訓練で来ることになる前、「身体を張って阻止する」などと喋っていたのもこの鈴木宗男だ。
 こんな政治家が幅を利かす北海道。私の周りに沢山の崇拝者が居ることも事実です。
 少し、話が横道にそれました。
 今回、矢臼別に入った海兵隊、どのような訓練をするのか、確り監視をしなくては。155mm砲を撃つのが主な訓練だろうが、最近は何でもありなんです。彼らは殴り込みの精鋭たち。
 普天間と連携した矢臼別の基地闘争をしなくては。



10年5月14日記
 時々ヘリコプターが
 昨日も午後2時半頃ヘリの飛行音が南から聞こえた。もう直ぐ海兵隊がやってくる。赤旗日刊紙によると海兵隊の実戦部隊は三つの海兵遠征軍に組織され、その内第3海兵遠征軍が沖縄と岩国に駐留している、と言う。
 間もなく矢臼別に来る海兵隊は第3海兵遠征軍の部隊に違いない。何も言わないで隠そうとしても、見え見えなんだ。今回も怠りなく監視をしなくては。
 5月10日の赤旗1面に出ている記事は海兵隊が何をする部隊なのかを明確に書いている。だからその訓練に組することが何を意味するか、日本の有権者は考えないと。
 11日朝からヘリが飛行音を。午後も農作業を終える3時過ぎまで飛行を続けた。14時頃だったか西の方から大きな爆破音が聞こえた。榴弾砲の着弾音と間違えるほどの大きな音だった。
 
 11日東牧場に用があって川瀬宅に居たら何時もとは違う車が川瀬牧場に入って来た。10時45分頃のこと。
 札幌ナンバーの乗用車とトラック、それにリースのボックスハウスを荷台に積んだトラックが3台。玄関先だったので外に出て問うと、道を間違えたと言う。
 ピリカ台に行きたいのだが、と言うので通り過ぎてきた直ぐ近くのゲートから入れば直ぐ、と。
 これは海兵隊の為の歩哨ボックスと直感した。
 こんなことに血税を使いあがって。直ぐそう思う。

11日に届いた演習通知

1.実弾射撃
  5月16日から5月31日までの間、米海兵隊以外の実弾射撃訓練は行いません。

 2.空包射撃
  5月16日から5月31日までの間、米海兵隊以外の実弾射撃訓練は行いません。

 3.爆破訓練
   期間         時間       砲種等      弾数等
  5月16〜17日  0830〜1630  爆破薬      41kg

 期間には、予備日が含まれています。

 4.航空機を使用する訓練等
 期間    5月16日〜31日まで
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機 

 5.危険立入禁止場所
  矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 6.本訓練についてご質問等がございましたら次の部署にご連絡ください。
  tel:0153−77−2231 (311)



10年5月7日記
 海兵隊の訓練日程
 4月28日、友人が教えてくれた海兵隊の訓練日程。
米海兵隊の矢臼別演習場での日程が明らかになりました。

1 矢臼別演習場における射撃訓練は、平成22年5月26日から6月9日までの日程で実施する計画です。

2 訓練部隊の展開・撤収等の日程については、次のとおり予定しています。
  5月中旬 訓練部隊 矢臼別演習場到着
  5月26日 射撃訓練期間(射撃日数は、日曜日を除く13日間のうち10日間)〜6月9日
  6月中旬 訓練部隊 矢臼別演習場出発

3 訓練部隊、人員及び砲数等(支援部隊を含む)

 (1) 部 隊:1個砲兵大隊
 (2) 人 員:約430名
 (3) 車 両:約100両
 (4) 砲 数:  12門

 別海町の広報でも全く同じ内容の文書が届いた。1昨年辺りから海兵隊の事前の情報が少なくなった。詳報を求めても応じようとしない。それに訓練の公開もしなくなった。
 今問題を一手に引き受ける感の普天間基地は海兵隊の基地です。前衛の5月号には海兵隊が沖縄でどのような訓練をしているかを詳しく伝えている。殺人集団として最先端を担う彼らを見る眼が代わってきた。自身の認識の話だが。
 国を守るなんていうと聞こえは良いけれど、侵略を専門にする集団であること。海兵隊が何を専門にしている部隊なのか。認識を改めなくては。
 5月6日08時31分、203mm榴弾砲を撃つ。海兵隊の砲撃も自衛隊の砲撃も内容は全く同じ。海兵隊はアフガンで即実戦の射撃を。自衛隊の実践射撃は未だ聞いた事がない。
 でも自衛隊も海兵隊もやってることは全く同じ。人殺しの射撃訓練に過ぎない。号令が下ると撃つ。罪な集団であることか。
 


10年4月30日記
 ヘリコプター飛行
 26日09時半頃からヘリが牧場の西側、南側、を飛び回る。中型のへりと小型のヘリが目測で200mくらい上空を。久しぶりのヘリ飛行だった。機体は小さくてもエンジン音は喧しい。こちらは耕運機を使用していたので特別に困る事はなかったが、静かな日にヘリコプターのエンジン音はうるさい。午後は外出した。それで午後の動きは分からなかった。夕刻矢臼別に帰ったが、三股のゲートに自衛隊車両が居て、今日は何かしら動いていることが分かった。
  未だ演習通知は届かない。27日08時50分、南側でヘリの飛行音が。今日も飛ぶのか。
 もう1週間も前からオオジシギが畑に降りている。凄い風きり音をだして空中を飛ぶことは未だしない。がこの風きり音に慣れるまでは、何にごとって思う音です。
 今朝などは啄木鳥のコンコンコンのドラミングを2箇所で聞かせてくれた。小鳥も群になって飛び交い、周りの林も賑やかになってきた。
 ヘリは朝1回飛んだきりで、耕運機を時々止めると矢臼別の春を楽しめた。精神状態は正直、良いとは言えない。けれど、春は進行中です。
 その内に演習通知が届いて、海兵隊の動きもはっきりしてくるでしょう。
 28日午前中、演習通知が届いた。(5月前半分)
  1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 5月6日〜7日 0830〜1630  203mm自走榴弾砲  36
  
 期間には、予備日が含まれています。

2.爆破訓練
 期間         時間       砲種等         弾数等
 2月10〜19日  0830〜1630 爆破薬          41kg

 期間には、予備日が含まれています。

3.航空機を使用する訓練等
 期間    5月1日〜15日まで
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 1機 中型ヘリ 2機 

矢臼別演習場(火入れ)実施計画

 目的
野火発生の多発期にあたり、関係地区の火入れを実施し、火災発生の防止を図る。

場所及び期間
(1)場所:矢臼別演習場
(2)期間:5月13日〜5月18日

編成等
(1)清掃作業員:730人
(2)装備:車両 100両、ヘリコプター 2機、水タンク車 1両、
       ジェットシューター 70個、空中消火器 2セット

 私のコメント:6、7日の203mm砲の射撃は予想外だったが、ほかは予想通り。その内に海兵隊の情報が入るだろう。



10年4月23日記
 演習通知が
 16日に届いた。4月後半もヘリコプターが飛ぶことを伝えるだけで、射撃はないという。予想した通りです。
 5月のGWが終って、その後おそらく野焼きがあって、海兵隊が矢臼別に入るのでは。何時ものことだが別海町の広報より隣町の厚岸町の広報のほうが野焼きの情報が速く入る。厚岸町の友人が教えてくれる。
 今回の海兵隊の輸送貨物は日通ではなくて、(株)ジェイティービーカーゴだという。一昨年までは日通が独占していた。輸送会社が代わったのも政権が代わったからか。
 とにかく我々の血税が海兵隊の訓練に色んな形で注ぎ込まれる。侵略に使われている訳で、何でそんな連中に、と腹が立つ。
 こういう所に無駄使いされていることをメディアは書かない。こういうのが積もり積もって3000億円の思いやり予算にのなるのか。
 104号線越え訓練の全国分散はすべからく日本政府がお膳立て、好きなように米海兵隊に基地として使われる。何とも馬鹿げた話です。
 未だに、米海兵隊のブートキャンプを取材した記録映画を観ていないが、海兵隊がどのような部隊かを知るに付け、矢臼別に来ることを止めさせなくては、と思う。
 別海町で5月16日には海兵隊は来るな!反対集会が計画されている。道内の意志を同じくする人、集会への参加を呼びかけます。アメリカが嫌うことを明確に表示しなくては。
 一人一人が意思表示して大きな声にしたい。



10年4月16日記
 ガトリング砲の話
 10日朝、8時37分頃ヘリコプターが南の方から飛行音を。姿は見えなかった。射撃はないけれど飛行機は飛ばす、と。
 最近号、「いつでも元気」を読むと、アフガンで劣化ウラン弾が使われているのでは?と森住卓氏が書いている。その記事を読んでいて分かった事だが、大口径砲弾に劣化ウランが使われているだけでなく、飛行機に付けられている30mmガトリング砲弾に疑いを以ってみている。
 海兵隊が矢臼別に来るようになって特に気に懸かることがる。それはウラン弾の使用です。彼らは沖縄の鳥島で既に使用済み。
 ウランを抽出後の滓の様な物質を砲弾の製作に使われ、その砲弾を重宝している。悪魔の砲弾です。30mmガトリング砲にウラン弾が使われることも常識らしい。
 森住卓氏の記事はウラン弾の使用を窺わせるに充分だ。
 ウラン弾は核兵器と言っても言い過ぎでは無い。放射能を撒き散らす砲弾なんだから。
 劣化ウラン弾と承知していながら、後日咎められて鳥島での使用を認めた米軍です。矢臼別でも使用して咎められて認める。そんなことはあってはならないこと。
 一昨年は白燐弾を撃ったと言う。我ら監視班が知らぬ間に。
 とにかく米海兵隊は世界一級の侵略部隊、そういう連中が実践訓練場として最も良い演習場という矢臼別。
 人口密度が薄いことで米軍の好きな様にはさせたくない。監視を強めなくては。



10年4月09日記
 普天間が揺れている
 13年前になるか、沖縄104号線越えの射撃訓練が本州、九州、北海道の5箇所の演習場に分散して移された。沖縄で頻繁に引き起こされる米軍の犯罪は矢臼別周辺では未だ起きていない。しかし常に問題を抱えた演習が毎年繰り返されている。
 夜間に撃ったり、白燐弾を撃ったり、小火器まで最近は撃ち出した。来るのは米軍の海兵隊。イラク、アフガニスタンに侵略した部隊です。
 抑止力などではない、侵略専門の部隊です。なし崩しにアメリカの戦略に組み込まれている。
 今、問題の普天間基地移設では徳之島が移設先に上がっています。いち早く島民は反対の意思表示をしました。こんなものを造らせたらどれ程困ることか。
 民主党には即時返還させる政策が無い。島民の願いを叶える為には返却、海兵隊はアメリカに帰れ、が最も正しい解決策なのに。略奪した物を元に返させる、難しいことでは無い。
 20年も前にフィリピン国はそういうことをしている。最近は南米のエクアドルでもマンタ基地が閉鎖された。やろうと思えば出来る。
 但しその為には日米同盟が基軸等と言っていては話が進まない。全部駄目だと言えなくても海兵隊だけでもアメリカ本国に帰れ、と。
 先ずはこれで上出来。アメリカに置くより日本に置いた方が金がかからない。そんな軍事同盟は早くご破算を。財源が無くて困っている、現政府、軍事費を削りなさい。折角政権の座に就いたのに。



10年4月02日記
 演習通知
 4月前半の通知でヘリコプターの飛行はあるが、射撃はないとの通知が先週末届いた。予想だが4月後半も同じ通知が届くだろう。
 29日10時50分頃、ヘリコプターの飛行音が、久しぶりです。アッ、お隣さんは演習場だったのだ、そんな思いの矢臼別が続きます。
 ついこの間までマイナス20℃までも下がっていた気温が昼間はプラスに変わって春を告げるこの頃。春はそこまで。
 未だ詳しいことは分からないけど、どうやら今夏の射撃訓練は悪名高き米海兵隊が連休(GW)明けから入ってきて着弾地に155mm砲を使って色々な弾を撃ち込むのだろう。
 徳之島の「米軍来るな反対集会」で戦争の後押しはしたくない、と言う発言があった。これは言い得ている言葉です。米海兵隊は日本を守るのではなく、侵略が本業の軍隊です。
 特に一昨年秋だったか矢臼別に来た時は155mm砲では最軽量と言われる最新砲を持ち込んできました。侵略地点で即戦力としてヘリコプターで簡単に持ち込む為など、と言われました。
 5月中旬に、どのような155mm砲を持ち込むか、今アフガンに増派がされている米軍。その一翼を担うのが米海兵隊です。
 矢臼別演習場が米軍の侵略拠点になっていると言って過言ではありません。徳之島の人たちが話していた「戦争の後押し」をすることになります。
 「抑止力」を、と政府はよく使います。その言葉を使って国民を騙そうとしますが、やってることは侵略ばかりです。
 そういう目で監視を強めなくては。



10年3月26日記
 今週は全くの音なし
 ここで射撃訓練をすることがどれ程日本国にとって価値のあることなのか、それは認めない。けれど、今年も軍事予算が例年通りに。だから5月以降は派手に撃つことだろう。
 詳しいことは忘れたけれど、中曽根が首相になる以前の軍事予算の少なかったことが、日本の復興を早く成さしめた、と。
 北海道に来て、戦車の多いことや榴弾砲の音を聞くようになって、これは何のための武器かを否応なしに考えさせられる。
 何処の国が北海道に攻め込んでくるのか、敵を迎え撃つ為に戦車が必要だし、上陸してきた敵を撃破する為に榴弾砲が必要だとも。
 備えあれば患えなし、小泉が盛んに言ったけれど、どれだけカネを無駄にしたことか。
アメリカは最強の備えをしているけれど世界の国から嫌われて、その上財政を悪くして自国民だけでなく侵略された国民がどれだけ困っていることか。
 今や日本では70歳以上の人が戦争体験者で。多数の若い世代は戦争の悲惨さを実体験していない。これは最高の幸せ。
 なのに70歳以上の人でも戦争をしたがる人が現在、結構いる。特に国の舵とり役の中に。そういう状況で憲法違反の自衛隊を凹ませる為にどうあるべきか。
 イラクでもアフガンでも35年遡ってベトナムでもアメリカは失敗した。そのアメリカの後について行ったらえらい事になる。
 日米同盟が基軸なんていってる政党には早くレッドカードを突きつけないと。
 射撃音のない矢臼別原野、束の間とは言え素晴らしい。



10年3月19日記
 3月後半の演習通知
 演習なしと思っていたら、3月後半の演習通知が12日届いた。
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 3月16日    0830〜1630  06式小銃てき弾    22
 3月17、18日 0830〜1630  対戦車誘導弾      18
  
 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間    3月16日〜31日まで
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機 

3.危険立ち入り禁止場所 
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。
 
 コメント: 何処から来た部隊が演習場に入るかは分からない。が在庫処理の訓練に思えてならない。使わないと何時まででも弾薬庫に残る、この際は使いきろうと。
 17日12時29分、東牧場にモービルで。西の方で射撃音が。その後駅前に出た。電動掲示板には射撃中とあった。駅前から4時頃に帰ったが 夏の射撃に比べると、静かな矢臼別原野の1日でした。
 そして18日は撃たなかった。



10年3月12日記
 「27普」の車両が
 5日駅前市街に出ると、「27普」の標識を付けた車に会った。これは釧路方面から来た装甲車で、ハマー車も続いていた。最近は音のしない矢臼別演習場だが、周辺では車両が結構動いている。
 1月から2月にかけて、日出生台で米海兵隊の射撃訓練があった。一昨年秋、海兵隊の訓練説明会で分かったことが、日出生台でも同じことがあった。つまり以前は説明していたことを喋らなくなったこと。説明抜きに行動に移すやり方だ。
 周辺住民を無視した行動です。平和しんぶんには白燐弾を撃った、との報道もされた。一昨年秋も矢臼別で撃っているが、残念ながら矢臼別では未確認に終わった。
 それぞれが全国各地で草の根の監視をする。アフガンやイラクで悪の限りを尽くす海兵隊です、しっかりと監視をしなくては。
 矢臼別演習場にとって一つの節目は1984年に米軍が演習場入りをしたことです。昨年亡くなった川瀬氾二さんはその事を時々話された。演習場の空気が大きく変わったのはこの年からだと。具体的に演習場の管理がそれまでは杜撰だったが84年以降ゲートが出来るし演習場内の交通も自由に出来なくなったらしい。
 現在は一段と厳しくゲートを監視している。海兵隊が演習場入りすると自衛隊員または民間の下請け社員がゲート又は周辺に張り付いて住民を監視する。
 初めて米軍が矢臼別に来たのは26年も前です。海兵隊が毎年来るようになったのは13年前からです。よく考えると1984年は演習場にとっては一つの節目だったのかも、そう思う。
 


10年3月5日記
 3月中、射撃訓練無し
 これは私の予想です。このまま5月の連休明けまで射撃訓練は無く、5月中旬に米海兵隊が矢臼別演習場入りする。それまでの騙しの静けさに思える。そして忌まわしい海兵隊の1カ月の訓練が待ち伏せている。
 例年連休明けからは着弾地周辺の野焼きをする。沖縄では海兵隊の射撃による火災がよく報じられている。何ともタイミングの良い野焼きで、何か海兵隊を歓迎するような、作業に思えてならない。
 アフガンでのタリバン掃討作戦では海兵隊が幅を利かせているとか?。よくよく考えると矢臼別演習場がアフガン侵略の支援をしている、てことです。
 既に日出生台ではアフガン侵略を支える演習は終ったようだ。
 中標津空港に降り立った10代のアメリカ青年を見ていると、とても人殺しをする様には見えない。けれどアメリカのブートキャンプを出た時点から彼らは1級の殺人鬼に仕上がっている。そうならないとアメリカでの生活ができない。
 今年で海兵隊が射撃訓練を始めて11年目になる。思うに忌まわしい演習場に変ってしまった。こんなことを基地再編でこれからも認めようとする自民党の面々、それに現政権も。同じ穴の狢なんだから許せない。
 もう直ぐ3月後半の演習通知が届くだろうが、3月に訓練がないと、4月も無しが続く。そうなると今年の連休明けはいやーな米海兵隊の監視行動へと繋がる。
 それまでには心身ともに健康にしなくては。 



10年2月26日記
 静かな矢臼別が続く
 20日快晴、静かな日。21日、昼間小雪が降った。22日、11時頃ヘリコプターの飛行音が南の方から聞こえた。毎日飛ぶことになっているヘリコプター、静かなだけによく目立つ。
 23日、終日静かに。24日、本の少し屋外に居たけれど、静かな矢臼別原野が。25日、暖かい矢臼別原野。
 25日午前中郵便屋さんが演習通知を届けてくれた。
 3月前半は実弾射撃、空包射撃、爆破訓練も行わない。但しヘリコプターの飛行はあるかも、と。
 昨年も3月は前半に多連装ロケットを80発ほど撃って、射撃は5月までお休みだった。本年3月後半は分からないが、射撃訓練がないと自然を満喫できます。静かで有り難い事です。



10年2月19日記
 夏場と冬場の違い
 12日09時51分撃つ。その後は静かな日々が続く。血税が土煙に消えることがない日でもあります。
 今日は15日、10時37分撃ち始めた。203mm砲は155mm砲より明らかに射撃音は大きい。川瀬牧場に居てこの発射音を聞き逃すことは無い。それに榴弾なら着弾地からの地響きも伝わる。
 16日09時00分、203mm砲を撃ち始める。着弾地からの音が分からない。爆破薬の量が少ないからか。
 17日09時00分、203mm砲を撃つ。今回の訓練は9時が撃ち始めらしい。
 18日午前中、10時45分頃、小さな音がしたが。その後射撃音聞こえず。午後は小雪が降った。
 3日間で358発の射撃、特別に苦痛とは感じない。爆薬の量が冬場は少ないのだろうか。それとも長年の矢臼別暮らしで慣らされたからか。16日からの3日間静かな矢臼別の感じです。



10年2月12日記
 予定通りなら
 今日は9日、間もなく8時半だ。多連装ロケットの射撃が始るだろう。
 10時に東牧場に用足しに出かけるも、肝心のものを忘れる。それですぐさま西牧場に引き返して、車庫にモービルを入れようとしたら、ドッカーン、と来た。10時15分だった。その後特に監視はしなかったが、射撃は正午過ぎも続いた。
 10日10時56分、納屋の屋根の雪下ろしをして、屋内に帰ったら、ドッカーン、と射撃音。ロケット弾の本日の撃ち始めだ。居間から南東方向を見詰めていると、音がドーン、と鳴った後、約15秒で南東の樹頂から明るい火を噴く飛行体が南の方向に飛び出してくる。5秒間ほど飛行するのが視認出来る。その後、音は無い。このロケット弾、600個くらいの小弾を目的地上空でばら撒く、クラスター爆弾でもある。
 音無しということは、飛翔だけの射撃なのか。とにかく発射時の音は大きい。居間のガラス窓を一重にしていると、撃つ度に窓ガラスがびりびりする。
 11日10時29分、ロケット弾を撃つ。この日は写真を撮ろうと音がする度にカメラを手持ちで構えてシャッターチャンスを。二度は音はすれども飛行体は見えず。
 必ず見えていた火を噴く飛行体が見えない。これは異常だと思うが。何年前だか忘れたが、行方知れずでロケットの捜索で射撃を中断したことがあった。
 本格的な監視でないので特別に問い合わせる積りもないけれど、一寸おかしなことでした。

 2月10日、2月後半分の射撃訓練の日程が通知された。
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 2月16日〜18日 0830〜1630  203mm自走榴弾砲 358
  
 期間には、予備日が含まれています。

2.空砲射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 2月17日    0830〜1630 203mm自走榴弾砲    73

 期間には、予備日が含まれています。

3.航空機を使用する訓練等
 期間    2月16日〜28日まで
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 

 このことと合わせて、米海兵隊の射撃訓練予定が通知された。期間は5月中旬から6月中旬の1カ月間。
 友人が知らせてくれた通りだ。来なくて良いものが今夏も又やってくる。



10年2月5日記
 今週も静かな矢臼別が
 1月29日朝08時32分155mm砲を撃つ。発射音と着弾音の間隔は36秒ほど。午後1時半頃、駅前市街に出かけたが、電光掲示盤は消えていた。
 2月1日、終日射撃音を知らずに過した。珍しいこと。撃った筈なのに。業務隊に問い合わせてみよう。155mm砲はこっそりは撃てない等と言ってきたが、果たして撃ったのだろうか?
 2日、テレビニュースで海兵隊の日出生台での射撃訓練が、矢臼別で監視するように、そして顔見知りの人がコメントをしていた。皆が各地で頑張っている。
 友人のメールによると、矢臼別での米海兵隊の射撃訓練は5月中旬から6月中旬に組まれているという。この連中が抑止力が有るなんて思えない。殴り込みの専門集団なのに。
 3日朝09時半頃、業務隊に2月1日の射撃について問い合わせたら、撃たなかったという。その分は9日から撃つ、と。やはり撃たなかったのだ。理由は聞かなかった。
 今回射撃訓練に入っている部隊は第1特科大隊の133と129特科隊だという。札幌近辺から来ている部隊だ。



10年1月29日記
 静かな矢臼別が
 その内に除雪車が動くのだろうか、静かな矢臼別が今週も。
 27、28、29日と射撃訓練が組まれている。
 1月27日08時37分、120mm迫撃砲撃つ。迫撃砲の音は155mm砲と比べると発射音は数段低い。とは言え屋内に居てテレビを観ている時でも、その音が分かる。時々屋外に出たり、屋内に帰ったりを繰り返したが、2日間で118発の120mm迫撃砲は夏場の射撃に比べると静かな射撃訓練に思える。
 28日08時32分、120mm迫撃砲を撃つ。155mm砲に比べるとやさしい。午後は撃つ音を聞かないが、午前中に撃ってしまったのか。
 29日の射撃は155mm砲だ。08時30分過ぎにはきっちり撃つだろう。



10年1月22日記
  静かな矢臼別
 15日08時33分撃つ。16日、撃ったのだろうが終日その音を知らなかった。次の射撃は27日まで無い。静かな矢臼別が続く。
 20日、2月前半の演習通知が届く。
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 2月1日      0830〜1630  155mm自走榴弾砲  50
 2月9〜13日  0830〜1630 多連装ロケットシステム  225
 2月15日     0830〜1630 203mm自走榴弾砲  275
 
 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 2月1〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 

 夏場の訓練と比べると冬場の訓練はやってるのか何なのか分からないくらい矢臼別は静かです。



10年1月15日記
 ポツン、ポツンと撃つ
 9日朝、8時半頃西牧場と東牧場を繋ぐ団結道路の雪道を歩く。どうやら演習場内、南側の道路で除雪作業をする車の音が聞こえる。10日の射撃に備えての道路整備なのだろうか。
 10日朝7時、南からヘリの飛行音が。8時から10時まで街に外出。10時過ぎ東牧場で射撃音を聞く。その後、射撃音を聞かず。
 11日08時48分撃つ。射撃音と着弾音の間隔は約34秒。午後の2時半頃までぽつん、ぽつんといった感じで撃った。
 12日08時35分撃つ。外出したので昼間は射撃音聞かず。予定の弾数にしては射撃回数が少ない感じ。
 13日09時04分撃つ。11時頃だったか、郵便物届く。次の様な演習通知あり。1月後半分だ。

1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 1月16日 0830〜1630    155mm自走榴弾砲     115
 1月27日〜28日 08時30〜16時30分 120mm迫撃砲  118
 1月28日 08時30分〜16時30分 多連装ロケットシステム   4 
 1月29日〜31日08時30〜16時30分 155mm自走榴弾砲  115
 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 1月16〜31日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 

 前半の弾数と比べると随分と少ない。結構な事なのだが。
 1月前半で撃っている射撃訓練、着弾音が小さくて、着弾地からの地面の振動も殆ど感じない。155mm砲にしてはやさしい射撃です。



10年1月8日記
 雪が降ると
 射撃前には除雪車の移動音が聞こえた、それが今までの慣しでした。今時間は7日早朝、日は未だ上がっていない。さてどんな動きをするのだろうか。
 射撃予定日は10日の08時30分から。
 今年の降雪量、昨年の2倍半とか。お隣さんの動き、7日、8日と何も分からない。



10年1月元旦記
 今年はどんな年に
 早、今年の射撃初めは1月10日から15日まで155mm自走榴弾砲を1289発撃つと。
矢臼別で居て思うことは政権が代わっても、全く変化は感じないと言うことです。年末の予算編成でも軍事予算には聖域として手が付けられなかったこと。例えばヘリコプター空母の建造がそのまま。
 思いやり予算も手付かず。それにここで撃たれ、土煙に消える砲弾も変わらずでしょうから、兵器産業の連中はニンマリでしょう。
 今朝の電子版新聞では普天間基地の代替地として下地島がどうかと小沢民主党幹事長が連立政権の関係者の会合で喋ったことを伝えている。
 つまりは金の要ることばかりです。廃止と造るでは180度方向は違います。砲弾を造る、造らないも同じです。
 子どもの様な発想ですが、難しく考えることはありません。海兵隊の基地は日本に置かせ無い。我らが血税で米国のために基地は造らない。もう60年余もそれが続いているのです。
 矢臼別演習場で海兵隊が演習をする。基地を提供しその上、軍隊の移動費まで払って侵略軍の訓練にカネを出す。
 自衛隊の年間の射撃弾数等も調べましたが、何のための射撃なんでしょうか。毎年毎年。
 民主党にそもそも防衛政策の転換を求めるのは八百屋の魚なのかも知れない。それ故に今年こそは演習場の射撃日数が大きく変わるようなマニフェストを求めての、日々にしたいもの。
 平気でマニフェストを反故にするような政党にはレッドカードを突きつけないと。今年もしっかり監視を続けたい。そんな思いで居ます。



09年12月25日記
 新年の射撃通知は
 未着だが、今年の例からすると正月前半は撃たないで後半から射撃を始めている。その例で行くなら1カ月ほど静かな矢臼別を堪能できそう。
 激しい射撃のことは暫し忘れて一寸した話を。
 12月17日だったか、熊巣川の側で車を止めて車から外に出た。川瀬牧場を良く知ってる人でも熊巣川を知ってる人は少ないかも。この川、上風連橋を渡って電光掲示板から1.2kmにある小さな川。
 ここで降りたのは、高さで4尺ほどの垂木の赤色に塗られた杭が見つからなかったから。先々週の写真のページで紹介した境界杭だ。
 今週分かったことは茶内線道路沿いの境界杭は2本打たれていて、先々週見た杭は境界ではなくて、さらに南に10Mほど下ってが、東牧場との境界らしい。
 業務隊が勝手に打った杭で川瀬さんは認められないと言っていた。この杭から南側が川瀬東牧場で、北側境界の基点です。ここから約400mで川瀬宅に。川瀬宅から南に約400mで町道茶内線は終点です。茶内線を南に向かって右側が川瀬牧場域で、終点まで約800M続く。
 川瀬牧場に来られて、この境界に興味のある方は申し出て下さい、案内いたします。
 12月23日午前中、業務隊が打った境界杭2本の内、私が発見できなかった杭を東牧場のwさんが見つけてくれました。大助かりです。この杭の役目は川瀬東牧場を二分する開拓時の道路用地の境界線で、川瀬さんを煩わせた境界線なのです。畳1枚分の簡易便所が建っているというのも、この境界線があるから。20年前の転居時からこの話は続いているのです。
 
 そして24日、新年の演習通知が届きました。
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 1月10〜15日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲  1289
 
 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 1月1〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 

 来年は早くから撃つようです。在庫は全部撃ってしまえなのでしょうか。



09年12月18日記
 今年も沢山撃ちました
 演習通知による射撃予定弾数など
 09年1月から12月までの通知による。
 
 203mm砲弾        11,592発
 155mm砲弾        14,846発
 120mm迫撃弾         961発
 多目的誘導弾システム      3発
  爆破薬             6,214kg
 155mm榴弾空砲         33発
 105戦車砲空砲         106発
 106mm自走無反動砲     121発
 81mm迫撃砲           88発
 対戦車誘導弾           36発
 76mm発煙弾           29発
 ヘリコプター            181機 年間使用されたヘリ機数

 私は砲弾の正確な価格を知りませんが、20年前に業務隊長から聞いたのは、155mm榴弾砲が5万円でした。
 10数年後に業務隊の方から155mm榴弾砲は30万円くらいかな?と聞きました。この程度しか砲弾の値段は分かりませんが、日本を防衛する為に、と何十年も着弾地に我々の血税を撃ち込んでいます。
 事業仕分けなどと言って民主連立政権はかなり格好を見せてくれました。しかし防衛予算は削ったと言う話を聞かない。
 着弾地に硝煙となって消えた血税はそれこそ即座に打ち切られるべきと思います。
 年末は静かな矢臼別演習場です。年中こうあるべき、ここで暮らすとそう思います。
 
 12月12日雪の降る中12時13分、射撃音がした。この日撃ったのは120mm迫撃砲。155mm榴弾砲と比べると音がやさしい。
 13日11時ころ撃ち始める。155mm 砲だが音が小さい。
 14日08時36分155mm砲撃つ。
 15日08時頃ヘリ飛行、08時47分、155mm砲を撃つ。音大きい。
 16日08時頃ヘリ飛行。08時31分、155mm砲を撃つ。
 17日08時31分、155mm砲を撃つ。18日も撃つのだろうが夏場の激しい射撃と比べると静かな射撃に思える。先の射撃は何時だった、と思う射撃でも、まとまると血税の消費は大きい。
 


09年12月11日記
 今週も静かな矢臼別
 12月10日09時05分から東牧場の北側境界線に沿って歩く。これは川瀬さんが境界線を決めた訳でなく22年前に囲い込み事件があって、自衛隊が6月だったか早朝に川瀬牧場を西も東も木柵を打ち巡らせて二つの牧場を鉄線で取巻いた事件です。川瀬さんの放牧馬を川瀬牧場内で管理しろと言う作戦でした。
 この闘いの話は又の機会に。先週は東牧場の境界南側半分を歩いたので、本日は撮影方々北の境界付近を歩きました。
 どうやら東牧場は南、西、北側と何れも湿地帯が多いことが分かりました。でも今の時期は湿地部分が凍結していて歩き易い。南と西半分は30分ほどで見て回ったが、西半分と北側は1時間かかりました。残る東境界は町道茶内線、とです。
 湿地の中央、最低部には1mほどの川幅の小川が流れていてその部分は清流が今も流れています。写真に出していますが、東牧場では22年前から囲い込みは放置されているようです。
 西牧場は新たな囲い込みが続いています。馬が演習場域に入っていくからでしょうか。ここに人が住み続ける限り自衛隊は気を抜けないのでしょう。今回の境界線散歩は森林浴道の建設の事前調査をも兼ねています。矢臼別平和公園クラブは森林浴道を造ろうとしています。
 12月9日、12月後半の演習通知が届きました。
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 12月16〜18日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲  150
 12月18日   0830〜1630 203mm自走榴弾砲     61
 12月18日   0830〜1630 120mm迫撃砲        64

 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 12月16〜31日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 
 
 これで本年の予定弾数等が出揃いました。総数については次週のこのページでお知らせします。



09年12月4日記
 12月後半の演習通知が届いたら
 27日08時49分155mm砲を撃つ。28日08時34分155mm砲を撃つ。29日08時31分155mm砲を撃つ。30日08時31分155mm砲を撃つ。1週間で49発だから連射するようなことは無く11月中は静かな矢臼別でした。
 12月1日撃ったか撃たなかったか、午前中は屋外で居たが気付かなかった。予定通知では8発となっている。残してはいかん、撃ってしまえって感じに思えてならない。(12月2日)
 後半の射撃通知が届くと09年の射撃予定がはっきりする。12月前半の射撃予定が如何程半端かが良く分かります。
 川瀬さんは時々、年間の射撃弾数や演習日数を積算してその数値を教えてくれました。7年頃から私も積算をしてみようと試みています。
 12月前半までの今年の数値は分かっています。後半の数値が入り次第、09年分の予定弾数などをこのページで、と思っています。



09年11月27日記
 届いた演習通知
 12月前半の演習通知が届いた。
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 12月1日    0830〜1630 155mm自走榴弾砲     8
 12月12日   0830〜1630 120mm迫撃砲       64
 12月13〜15日0830〜1630 155mm自走榴弾砲    97
 12月14日    0830〜1630 203mm自走榴弾砲    61

 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 12月1〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 
 
3.危険立ち入り禁止場所 
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311 
 
 23日までは静かな矢臼別が続いています。24日は外出したので演習場のことは全く知らないで過す。25日午前中居間で手仕事をしていると、155mm砲の発射音が9時04分頃2発ほど大きな音がした。その後外出したので矢臼別のことは分からず。
 26日7時半頃にはヘリコプターが飛ぶし、電光掲示板は射撃通知が出ていたので撃ったのでしょうが、終日矢臼別を留守にした。駅前で射撃音が聞こえたので、155mm砲を撃ったのでしょう。
 これは全くの想像ですが、在庫処理をしている様な射撃弾数に思える。こんなこと言うと叱られるかな?
 26日16時16分もう外は真っ暗、ドスンと着弾音が。ああびっくりした。155mm砲です。



09年11月20日記
 毎日が静かに
 今日は11月16日、静かな矢臼別です。対戦車誘導弾はどこで撃つのか、分からないし、特別喧しいと思ったこともない。155mm砲は何処で撃っても矢臼別演習場内ならこっそり撃つなんてことは有り得ない。それくらい射撃音が大きい。
 だから11月の後半の155mm砲射撃までお隣さんの存在を忘れる日々が続くことに。有り難いことです。17日、18日静かな演習場。
 19日、今日も静かな矢臼別です。朝の気温はー4℃でした。155mm砲を撃たないと自然の矢臼別を満喫できます。
 20日、今08時に5分前。8時半過ぎたら対戦車誘導弾を撃つのかなあ。静かな矢臼別です。



09年11月13日記
 射撃音はしないが
 5日も6日もピリカ台の方から車の移動音が続く。6日、7日と三股のゲートは開いたまま。歩哨ボックスは無人ですから、演習場にお入り下さいと言わんばかり。
 茶内線は町道で優先でも、このゲートが開いたままでは何時自衛隊車両が飛び出してくるか分からない。一度間違った振りをして演習場に入ってみようかな・・。とにかくいい加減だ。
 8日東牧場で仕事をした。南の方から車の移動音が聞こえた。ピリカ台の辺りだろう。
 今週は理由は分からないが、三股のゲートが開いたまま。こちらが優先とか何とかは通用しない、事故が起こったらお仕舞い。注意しなくては。
 関門海峡で起した衝突事故、外洋の高速度(15ノットとか17ノット)で港内を走っていたとか。海上自衛隊は海のルールを守っていない。言っておきますが港内で高速の航行は海の非常識です。自衛隊は非常識が多い、注意しないと。
 11日届いた演習通知(後半)
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 11月20〜21日 0830〜1630 対戦車誘導弾      18
 11月24〜30日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲  49
 11月25日     0830〜1630 76mm発煙弾      29
 
 期間には、予備日が含まれています。

2.爆破訓練
  期間        時間      砲種等           弾数等
 11月24〜27日 0830〜1630 爆破薬          203kg

 期間には、予備日が含まれています。

3.航空機を使用する訓練等
 期間 11月16〜30日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 
 
4.危険立ち入り禁止場所 
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311 
 


09年11月6日記
 30日届いた演習通知
 いつもの通知とは違う演習通知です。
 
 各位                平成21年10月29日
                     別海町長 水沼 猛
   平成21年度自衛隊統合演習(実動演習)について
 このことについて、下記のとおり統合幕僚監部より発表がありましたのでお知らせします。

           記
1.演習の目的
  武力攻撃事態等に際しての自衛隊の統合運用要領について演習し、部隊の運用能力の維持・向上を図る。
2.実施期間
  平成21年11月5日(木)〜11月11日(水)
3.実施場所
  わが国の港湾、飛行場、演習場及び周辺海・空域
4.統裁官
  統合幕僚長
5.演習参加部隊等
  1)幕僚監部等 統合幕僚監部、各幕僚監部、情報本部等
  2)陸上自衛隊 西部方面隊、中央即応集団等
  3)海上自衛隊 自衛艦隊等
  4)航空自衛隊 航空総隊、航空支援集団、航空教育集団等
6.主要演習事項
  1)島嶼部の防衛
  2)統合輸送
  3)不法行動等対処
7.参加規模
  人員 41800名、  車両 1170両、  航空機約 300機  艦艇6隻

  これだけでは、どのようなことをするのか分からないが、実施対象地として矢臼別演習場が当るので、何かをするのでしょうが。毎度の通知とは少し違う。
         
 11月2日、西の方から昼間、爆破音が聞こえる。爆破は国道272号線の西側で実施されるので着弾地よりも離れるので音も小さい。31日も聞こえた。
 そして11月5日朝7時25分、南の方からヘリの飛行音が聞こえた。午後2時20分頃から車両がピリカ台付近で動き、夕刻まで続いた。


09年10月30日記
 変わった演習を
 23日の朝のこと。07時10分頃から牧場南側、ピリカ台の方から重車両の移動音がやかましい。室内でテレビの音に混じって聞こえる。
 24日09時半頃、部隊名、榴弾砲の門数、給弾車の数、現在行われている演習について問い合わせる。答えは26日との事。
 24日も朝から重車両の移動音が始る。西牧場を中心に東からも西からもこの車両の移動音が聞こえる。よく聞いていると時計回りに音が移る。夕刻にもそれがあり、最終は23時20分から23時40分頃まで、ピリカ台の方からその音が聞こえた。
 普通はご苦労さんだが、とんでもないことに金を使い上がって、となる。
 25日朝08時頃からピリカ台近辺で車両の移動音が、30分頃にはヘリ飛行音も聞こえる。午後2時頃から、ピリカ台近辺から車両とヘリの飛行音が4時半頃まで途絶えることなし。
 今日は26日、夕刻。問い合わせていた答が聞けました。部隊名は第2特科大隊。門数は155mm砲で12門。自動給弾ではないが、大型の車両が側砲にいて手動で給弾という。
 12門あるから一斉に撃つと機関銃のように聞こえる訳。
 26日早朝6時に外に出た。ピリカ台の近くから大きな音が聞こえる。これは車両の移動音ではなく、発電機か何かを動かすエンジン音だ。略1000m程離れているのに、この音の大きさは、と思う。
 所用で8時半頃茶内線を通って、街に。ミマッカ(三股)ゲートは開いたまま、そのゲート側に対戦車地雷(演習用)が置き去りにされていた。ゲートは無人、開放されたまま。
 地雷の訓練もしていることが分かった。そしてゲートから少し走ったら、今度は野営中の兵隊が3人。そして帰途午後3時頃だったか、上風連橋まできたら、新たな野営テントが目に入った。
 今回は実戦的な訓練が主なのだろうか。
 届いた演習通知。
1.爆破訓練
 期間         時間       砲種等         弾数等
 11月2日     0830〜1630  爆破薬        69kg
 11月4〜13日 0830〜2200   爆破薬        22kg

 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 11月1〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 

3.危険立ち入り禁止場所 
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311
 


09年10月23日記
 政権が代わっても
 16日射撃なし。17日朝05時55分外に出たら、南側と西側から車の移動音が聞こえた。キャタピラー付きの車両のよう。何かをしている、早くから。8時半から射撃の為の準備なのだろうか。
 09時39分小豆を取り込んでいたら、胸ドッキン!の発射音。155mm榴弾砲です。ああびっくりした。
 18日08時34分撃ち始める。午後2時頃からの射撃は凄かった。10連発を思わせる発射音を、そして30数秒後に着弾音が。これは自走榴弾砲が音の数だけ発射地点に配備されている証拠。講釈師のようになるが砲側給弾車も従えての射撃だったのか。とにかく凄い連続射撃をした。日曜日午後の、ひと時です。
 19日08時33分撃ち始める。12時50分頃から13時20分頃まで撃つこと撃つこと連続射撃をする。155mm砲を機関銃のように、これには驚きました。
 20日、午前中街に出て昼過ぎに帰った。三股ゲートで西に通り過ぎる車両5両ほどに会う。射撃訓練のない日で、終日音なしの一日だった。
 21日08時33分撃ち始める。09時40分頃、吾が西牧場入り口にジープが3台入ってくる。丁度馬たちに配合飼料を与える時だったので、それを済ませて何か御用ですかと声をかけた。
 東牧場を通り越して、間違ってここに来てしまったと言う。頭を下げて帰っていった。自衛隊が間違って西牧場に来るのは珍しいこと。
 名寄からの部隊だと言った。夕刻16時13分頃から約10分間で170発ほどを連続で撃った。
 政権が代わっても税金の無駄使いには呆れる。



09年10月16日記
 10月後半の実弾射撃通知
 9日午前10時半頃、通知が届く。
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 10月17〜19日 0830〜2200 155mm自走榴弾砲  1845
 10月21〜22日 0830〜2200 155mm自走榴弾砲  1170
 10月21〜22日 0830〜2230 120mm迫撃砲        9
 10月13〜15日 0830〜1630 120mm迫撃砲       13

 期間には、予備日が含まれています。

2.空砲射撃
 10月23〜27日 0830〜2200 106mm自走無反動砲  121

 期間には、予備日が含まれています。

3.航空機を使用する訓練等
 期間 10月16〜31日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 5機 中型ヘリ 8機 戦闘ヘリ 3機 
  
 10日10時13分から155mm砲を撃ち始める。11日08時31分から撃ち始める。12日撃たず。13日08時31分撃つ。夜も7時11分から撃った。14日撃たず。15日撃たず。牧場の西側境界付近上空を白鳥が南の方向に、コーウ!コーウ!と鳴きながら4、5羽飛び去る。冬の使者が今秋も遣って来た。第1陣だ。



09年10月9日記
 そろそろ通知が
 1日は撃たず。南側で夕刻人の声がした。2日08時34分撃ち始め、夕刻まで。3日08時32分撃ち始める。4日08時32分撃ち始める。5日08時34分撃ち始める。7特部隊が撃っていると言う。6日撃たず。7日、8日と撃たず。これは予定の通り。
 9日は155mm砲を撃つ日だ。このページの記事が少ない、これが有り難い事なのだがさて・・。
 8日朝から南側から重量車両の走る音が聞こえる。9日から撃つ為の準備だろうか。明日は台風18号がこの地方を通過する予報が出ている。
 8日午後2時半頃、演習通知を取り扱う課に電話を入れると、別海業務隊から今日届いたと言う。町から届くのは10日になるか。



09年10月2日記
 お隣さんとの関係
 24日連休明けで射撃が始った。いつもの発電気のエンジン音がするので念の為と牧場の西境界に行って見た。22年前だったか川瀬牧場は鉄線で西牧場を取り囲まれた。馬は自分の牧場で飼いなさいと言う実力行使でした。
 私が転居して来た時、その騒動は一段落していた。牧場の取り囲みは昔の話だと思っていたが、昔話でないことを先週思い知った。
 新たなる取り囲みが進行中です。二昔前は木の柵でだったが、今木柵は鉄柱に変わり補強されて西牧場の取り囲みが完了している。
 馬は所々で囲みの鉄線を潜って演習場域に出入りしていたが、今は西も東も囲みを突破は出来ない。南側は川幅1m弱の小川があって柵等無用です。そこにも鉄柱が打たれ、鉄線は張られているが。
 残るは北側、ここには東牧場への通行路の出入り口があり365日開放されている。
 牧場の住人が知らない内に囲い込みの状況がより厳しく変化していることです。物言わぬ馬たち、囲い込みに怯むことなく北側に出てゆく。
 川瀬さんの馬がその生活を支えたように、19年間ポニーの放牧で川瀬流を真似てきた積りでいます。頑張れポニー、と言いたい。
 28日08時32分撃ち始める。203mm砲にしては音がやさしい。
 届いた演習通知は
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 10月1〜6日  0830〜2200 155mm自走榴弾砲  1870
 10月9〜15日 0830〜2200 155mm自走榴弾砲  1084
 10月13〜15日 0830〜1630 多目的誘導弾システム      
 10月13〜15日 0830〜1630 120mm迫撃砲      13

 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 10月1〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 
  
 今回の演習通知には平成21年度の火薬類保安技術実験ついての実験日程も知らされた。
 期間:10月26日から11月1日、08時30分から16時30分の間
 場所:矢臼別演習場爆破訓練場
 この訓練は経済産業省原子力安全・保安院による、とある。

 政権は変わっても、演習内容には何の変化も無い感じ。これからのことでしょうか変化は。



09年9月25日記
 春のGWと同じに
 18日も終日撃たず。これは少し変な感じ。19日08時50分撃つ。着弾地の音は小さい。20日08時34分撃つ。着弾音聞こえず。窓を開けて聞き澄ますとちゃんと着弾音が聞き取れる。が窓を閉めると着弾音は聞き取れない。榴弾の爆破薬の量に因るのだろう。
 弾は着弾地に撃ち込まれているのだろうが、炸裂爆薬の量が違うとこれほどの差が出るものなのか。時には着弾地の爆裂で家ごと揺れる時もある。
 21日、22日、23日、射撃部隊も秋の連休をした。
 24日、今日の射撃砲は203mm、155mm自走榴弾砲、120mm迫撃砲で、10時20分、155mm砲から始めたようだ。
 朝早くから牧場の西側からエンジンの音が聞こえる。これは情報部隊に電力供給のエンジン音だと思う。
 牧場西境界で情報部隊の視認はできなかった。しかし境界から300m以内でエンジン音が。11時20分頃、10連発を撃った。これは自走榴弾砲が10台連なっている証拠。視認はしていないが、同じ方向から音が。
 夜になって19時18分、203mm砲を撃ち始める。19時41分から51分頃まで時には3秒内に長くても10秒と間をおかずに撃ちつづける。今夜の射撃は砲弾の風きり音が着弾まで続き、その音が途切れない。19時55分頃一時射撃が止んだので、耳を澄ますと夜の静寂に発電機の音が聞こえる。
 激しい射撃訓練です。20分ほど外に出て音を聞いていたが、屋内に帰った。今20時10分又狂ったように撃ち始めた。1発30万円以上の血税が着弾地に消える。無駄遣いの最たるもの。
 射撃の終わったのは21時58分頃。203mm砲の榴弾炸裂は家を揺るがした。



09年9月18日記
 音だけで監視をしているが
 11日08時32分撃つ。12日14時頃撃つ。この日の撃ち終わりは16時28分。13日09時15分撃つ。14日09時44分撃つ。発射音と着弾音の間隔、約31秒。着弾音小さい。15日09時03分撃つ。
 16日自宅を留守に。12時半頃、ミマッカ(三俣)ゲートの電光掲示板は電動掲示はしていなかった。
 17日撃たず。
 12日午後、用があって駅前市街に出た。ここで目にしたのが弾薬を積載したトラック。7特というプレートを付けていた。第7特科連隊のトラックらしい。4台が続いていた。
 北海道は千歳からの部隊らしい。この部隊には203mm砲は無いらしく、砲が違うと部隊名も変わるようです。
 前にも書いたが203mm砲を撃つ為には給弾車と言うものが付随している筈。重たい203mm砲弾を手動での装填は難しいでしょう。
 18日までは155mm砲を、19日からは203mm砲を、何れも給弾車を控えての射撃だろうと想像します。まあ年中無駄使いをしているのです。



09年9月11日記
 届いた演習通知
 4日08時40分、撃つ。09時頃ヘリ飛行音。5日08時過ぎヘリ飛行音。09時36分撃つ。6日撃たず。7日今日も撃たずか。8日撃たず。予定にないから当然。9日07時25分頃、西の方から車両の移動音がする。09時15分203mm砲を撃つ。発射音と着弾音の間隔は約30秒。トライベツの北側から撃っているのだろうか。
 射撃通知が10時30分頃届いた。
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 9月16〜18日  0830〜2200 155mm自走榴弾砲  1980
 9月19〜20日  0830〜1630 203mm自走榴弾砲  1100
 9月24〜26日  0830〜2200 203mm自走榴弾砲   561
 9月24〜26日  0830〜2200 155mm自走榴弾砲   913
 9月24〜26日  0830〜2200 120mm迫撃砲      220
 9月28〜30日  0830〜1630 203mm自走榴弾砲   326

 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 9月16〜30日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 

 予備日が含まれているとは言え、9月1日から始った射撃日、6、7、8、撃たずが3日間。後は予定での話しになるけれど、今月は秋の連休日の3日間を除いて予定が組まれている。30日中撃たないのは6日間のみ。軍事予算は打出の小槌なのでしょうか。



09年9月4日記
 さて8月30日は?
 28日は09時15分から撃ち始める。29日、30日はさすがに、これは選挙に備えたのか。
31日08時31分から撃ち始め、夜7時1分から射撃音が続いた。
 9月1日06時30分頃台風11号接近の雨の降る中、南の方から大きな車の移動音がする。ジーゼル機関の音だ。射撃音は夕刻まで続いた。
 8月30日という日が演習場にとってどのような意味を持つ日なのか、監視をしっかりとしないと。
 政治を変えたい国民の立場を考えるなら、ここで使われる防衛予算に変化が現れる筈。果たして民主党政権にどれだけの変革が出来るのか?
 9月2日台風一過、快晴。08時38分撃ち始める。15時50分頃か、2秒間に5発を撃つ。これは明らかに自走榴弾砲の5台の連射だ。19時30分夜間射撃の開始。
 3日06時頃から車両の移動する音が聞こえた。ここでは日常なのだがこの音は気分を悪くする音です。08時33分撃ち始めた。夜間も撃った。
 海兵隊の監視以外は夜の監視はしない。が8時半頃外に出て着弾地の方を眺めていると照明弾と榴弾が交互に撃たれていることが分かった。
 西牧場の場合、着弾地を見るには不便です。家の周りは樹高12、3mの樹に囲まれていて見通しが利かない。
 そんな訳で、着弾地を監視するには25m程の高い展望台が建てば監視には持って来いな訳です。
 さあ今夜は展望台から監視をしようか、そんな日の来ることを目論んでいるのだが。この話は別の機会に。



09年8月28日記
 届いた演習通知
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 9月1〜7日  0830〜2200 155mm自走榴弾砲   1724
 9月9〜13日 0830〜1630 203mm自走榴弾砲   1095
 9月14〜15日0830〜2200 155mm自走榴弾砲   1320

 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 9月1〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 
      
3.危険立ち入り禁止場所 
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311

 22日晴れ、撃たず。静かな矢臼別原野。
 23日晴れ、撃たず。9月は税金の無駄使いの多いこと。選挙に関係がないためか。
 24日午後2時23分頃ヘリの飛行音が。それっきり、今日も静かです。やはり選挙と関係ありか。
 25日、9時3分頃撃ち始める。夕刻16時25分頃駅前市街から矢臼別に帰った。茶内線のゲートでは射撃中の電光掲示板が点灯していた。
 26日も27日も9時過ぎから撃ち始めた。
 29、30日を除いて射撃日が続く予定。
 選挙が終わるまで撃たないのかと思っていたが、それは考えすぎで、選挙などは意に介さず撃ちます。



09年8月21日記
 情報開示を求めようか
16日08時39分撃つ。いつもより音が小さい。17日08時31分撃ち始める。18日撃たず。総選挙とは関係ないだろうが、音は聞かなかった。
 19日、20日とヘリコプターも飛ばない静かな演習場です。今週は特別書くこともなく有り難いことなのです。
 それで最近手に入った「北部方面演習場等の使用及び管理に関する達」 と言う文書のことを書いておきます。
 この文書は矢臼別演習場使用整備要領が頭に出てきて、お隣さんがどのように管理されているかがよく分かる文書です。
 このような文書を早くから知っていればもう少し監視の術もあったろうにと思う。爆破訓練などは川瀬牧場からは10km余も西方向に離れていて、監視などは出来っこない。その他色んなことが書かれていて、これからは参考にしたいと思う。
 後一つこれは、と思うことがある。射撃終了書とか射撃通報とかが業務隊長宛てに出されていることだ。情報公開で文書さえ出せば詳しい射撃情報が手に入るだろう事です。
 これは今年末の課題となりそう。これが手に入れば演習場開設来の情報開示になろうから。
 友人がくれた大きなお年玉です。



09年8月14日記
 盆踊りを監視した業務隊
 盆おどりの8日昼間、西牧場の西側境界がおかしな気配、それで久しぶりに境界線まで出かけた。ジープが2台、それに大型トラックが1台境界の北西の隅に当たる部分に停車していてその脇に野営用のテントまで張っている。携行の小型発電機まで使って、10人くらいで盆踊り監視の起点にしているようだ。
 (何日か前にチエンソーの音が聞こえたと思ったら、牧場のこの一角、外側が帯状に笹が刈り取られていて、あの音は草刈り機の・・・だったのだ。)
 監視のテントを張る等、最近見かけなかった風景。私は牧場内に立ち、隊員と話が出来た。盆おどりのことは何も知らない隊員で、野営テントの側には4、5人が椅子に腰掛けて休んでいた。が、私のカメラを見ていつの間にか姿を隠した。ここで費やす時間がもったいないので直ぐに引き返したが。
 9日も午前中は監視の隊員が牧場西側境界に張り付いていた。昼前から正午にかけてヘリが盛んに演習場南域で飛行を続けた。盆おどりとは無関係の飛行だと思うが。
 遅いと思ってた演習通知が11日に届いた。8月後半分。
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 8月16〜19日 0830〜2200 155mm自走榴弾砲    223
 8月25〜28日 0830〜2200 155mm自走榴弾砲    931
 8月31日     0830〜2200 155mm自走榴弾砲   318

 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 8月16〜31日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 
      
3.危険立ち入り禁止場所 
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311



09年8月7日記
 久しぶりに戦車を
 7月31日に予定されていた203mm砲の射撃はなかった。予備日になったようです。8月1日は8時40分頃から撃ち始めた。射撃音よりも着弾音が我が家には響きが大きかった。着弾、炸裂の地響きが凄い。4日間で3250発を撃つ事になるのか。
 8月2日8時32分撃つ。
 3日09時27分から撃つ。川瀬牧場から17km離れた駅前市街で仕事をしていたが、203mm砲弾の着弾音がやけに大きく聞こえた。隣で仕事をしていた人もやかましくて困ると話していた。
 14時頃から30分は西牧場に帰ってから着弾音を聞いた。着弾の度に台所の窓がガシャン、ガシャンと鳴る。腹の立つことよ。16時前から叉撃ちだした。雨が降る中の射撃です。榴弾砲は着弾音が凄い。着弾して炸裂の地響きが凄いのだ。岩盤でなくて火山灰の層が続く根釧原野、独特の地表の振動が伝わる。
 4日終日静かに。5日牧場南側でチェンソーの音が午後になって聞こえた。演習用の何かを造っているのだろうか。4日を過ぎれば月半ばまで射撃訓練はない。
 6日、今日辺り8月後半の訓練通知が届くのだろうか。
 ミマッカゲート(町道茶内線で川瀬牧場から700m付近)を駅前市街に向けて通過しようとしたらゲートが開いていて要注意。西側から東側に町道を横切った戦車でした。
  70式戦車だと思っている。
 
 川瀬牧場の周辺で終日これが走り回った。燃料の消費量は桁外れに大きいと聞いている。仕事が忙しく、監視は怠ったが、とにかく9時頃から夕刻まで走行音が途絶えることは無かった。



09年7月31日記
 業務隊、M管理課長に会う
 23日、西牧場周辺で機関砲の射撃音がした。
 25日、夕刻ミマッカゲートで自衛隊の車が通過中だった。私は町で用を足しての帰り道。東から西側に横切って、ゲートを閉めようとしている隊員に、何処から来ているのですかと訊いたら「四国から」という。名古屋からでは、ともう一度訊くと「俺達は四国から」と。
 隊員と直接話を交わすことは久しくなかった。でも聞いてみて得した感じでした。10師団に四国の部隊が混じっているとは。色んなことをしてるんだ。
 届いた演習通知で気になることは爆破訓練、これ程爆破薬の多いのは初めて。それに発煙訓練が通知されたのも初めてではないか。
 7月の11日に化学加工品の爆破訓練のあったことは書きました。発煙や爆破音で射撃を偽装することも分かってきました。
 発煙訓練がどういう物なのか、注意して監視をしたいと思う。
 27日、時々ヘリコプターの音が。31日には1625発の203mm砲の射撃予定、これは喧しい。
 28日午後2時頃、別海業務隊が10人ほどで団結道路に顔を見せる。先々週金曜日は気配をだったが今日は本物が姿を見せた。盆踊りに備えての虎ロープの張替えだ。
 以前、所によっては2車線の路面が確保されていた道路が全くの1車線幅に鉄柱を撃ち替えた。私の今まで通りの要請を拒否したのは別海業務隊、管理課長のM氏だった。これは偉い課長さんに会えたと、一つ質問をする。
 道路側の樹が通行の邪魔になることがあるので切倒したいのですが、どういう手続きを取ればいいのでしょうか、と。応えは早い、伐採は認めないこと、但し樹が枯れないような枝打ちは宜しいと。
 今後、邪魔になる枝は切り落とすことが出来る。今日の言質は大きい、道路管理の課題でしたから。道路側方1m内の樹の伐採が最も望ましいのだが、即決そこまでは高望みだろう。

 8月前半分の演習通知が25日届いた。
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 8月1〜4日 0830〜2200 203mm自走榴弾砲    1625

  期間には、予備日が含まれています。

2.爆破訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 8月1日〜11日  0830〜2200 爆破薬         5449kg
  
 期間には、予備日が含まれています。

3.発煙訓練
 使用期間   平成21年8月11日〜15日の間
 使用時間   日の出〜日の入りまでの間

 期間には予備日が含まれています。

4.航空機を使用する訓練等
 期間 8月1〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 7機 中型ヘリ 5機 
         戦闘ヘリ 2機 

5. 危険立ち入り禁止場所 
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

6.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311
 


09年7月24日記
 17日ロープが
 金曜日の駅前市街への外出は定期的にと言ってよい。先週末は西牧場と東牧場を行ったり来たりした。
 17日は午後から街に出たが、団結道路の様子が少しおかしい。誰かが道路を歩いた気配を感じる。
 別海業務隊が、団結道路に張り巡らしたロープの補修をしたよう。盆おどりの前には道路の両側に鉄柱を立て、ロープを巡らして演習場域に侵入しないよう文字盤を吊るしたりする。そのロープを馬たちがくぐって出たり入ったり。
 時には馬がロープに絡まって捕捉される。そんな時はロープを切断して馬を解放する。馬の放牧は18年にもなろうか。
 ロープに掛けられた文字盤には「通行は速やかに」等と書かれていたり。が、好き勝手なことを書くなっ!ゆっくり歩こうと、早く歩こうがこちらの勝手だ!と言いたい。
 それにしても転地演習は音なしの構えに等しい。静かに今週は過ぎてゆきます。
 道路の補修が始ると業務隊が姿を見せるのでしょうが、盆おどりの日程が徐々に迫ってきます。
 20日、16時頃西牧場の西方で20分くらいだったかヘリコプターの飛行音がけたたましく聞こえた。西の空を眺めたが、機影は見えなかった。時を同じうして東から大きな車の走行音がする。川瀬東牧場からに違いない。砂利舗装の工事が始ったのだろうか。
 夕食前観に行くと、読みに違いは無かった。今日午後から団結道路に砂利を500mほど敷かれていた。
 補修工事は役場を通じて申し入れていた。で業務隊のロープ点検となったのだろうか。誰かが何かをすると直ぐ分かる、牧場近辺。



09年7月17日記
 戦車砲の音が
 7月11日05時10分頃バン! という音が居間に居て聞こえた。これは射撃音だと思い、窓を開けた。外は外気温12℃ほど。少しひんやりする朝だ。5時15分頃まで続けて8発ほどを牧場西側から聞こえた。これは間違いなく戦車砲の射撃音だ。
 過去にも時々、射撃時間外の射撃をしたことがある。転地演習の部隊が規則を守らない。周辺住民を無視している証拠だ。厳しく抗議しなくては。
 06時、業務隊に問い合わせるも、演習場の担当者とは連絡が取れないので時間をほしいと。その電話の最中に2発の発射音が。
 08時15分、業務隊から電話が。先の問い合わせに対しての答です。戦車砲は撃っていないという。何の音ですかと訊ねると、化学加工品の爆破訓練だと。発煙の色とか音とかを色々変えて射撃点の偽装を装う訓練に聞こえた。
 そう聞くと頷ける。明らかに戦車砲と聞き間違えるし、発煙の色がどのように替えたかは知る由もないが、砲撃の偽装の・・話は頷ける。そう言えば北の方からも射撃音のような音が聞こえた。
 14日早朝4時頃から、何時も聞くラジオが聞けない。これも電波障害か。7時頃からは受信感度は戻ったが、4時頃の感度はゼロに。何かをやっていてのだろう。
 午後1時頃から155mm榴弾砲を撃ち始める。そして7時過ぎからは夜間の射撃だ。空に雲がかかった為か音が良く響く。9時30分頃からは照明弾と榴弾が撃たれて喧しく、つい外に出る。
 暗闇の筈が懐中電灯なしで歩ける明るさ。9時50分まで射撃が続いた。歓迎せざる花火大会、血税を使いあがって。
 15日朝から車軸の雨。朝は4時44分に目覚める。他でもないその雨の音以上にピリカ台付近を走り回る車両のエンジン音で目を覚ました。08時31分大きな射撃音が。降雨の中、午後4時半直前まで榴弾砲を撃ち続けた。

 7月11日10時半頃、7月後半の演習通知が届く。
 1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 7月16日 0830〜2200 155mm自走榴弾砲     201
 7月31日 0830〜2200 203mm自走榴弾砲    1625

2.空砲射撃
 期間         時間       砲種等          弾数等
 7月16日〜25日  0830〜2200 105mm戦車砲     53
  
 期間には、予備日が含まれています。

3.爆破訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 7月17日     0830〜1630  92式地雷原処理車 106kg
 7月22〜23日 0830〜1630  爆破薬          289kg

 期間には予備日が含まれています。

4.航空機を使用する訓練等
 期間 7月16〜31日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 4機 中型ヘリ 5機 大型ヘリ 7機
         戦闘ヘリ 3機 戦闘機 5機

5. 危険立ち入り禁止場所 
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

6.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311
 


09年7月10日記
 車の多いこと
 7月3日、午後2時半頃駅前市街に出た。駅前市街は国道243号線が通り抜ける。この道を自衛隊車両が独占するように南へ、矢臼別演習場へと走っていた。
 車両数が1450両ですからいつもとは違う。この日、1日だけではないのだろうけど、自衛隊の車両、やけに目についた。
 戦車は74式戦車が18両、155mm砲は22門も入っているという。1日から3日までに33発の戦車砲を撃つというが、西牧場では射撃音は聞くことはなかった。
 74式戦車を調べてみると、総重量は38トンもある。名古屋方面からわざわざ運んできて、7月半ばまでに88発の戦車砲を射撃して、また持ち帰る。どんな風に持ち込んだのか、見てはいないけれど、自衛隊は金持ちですねぇ。
 7月5日07時16分頃、ピリカ台付近で重量車両の走行音が。2分間ほどで音は止んだが、異様な響きが二重窓の室内に聞こえました。14、15日までは射撃音はしなくとも、戦争ごっこは続きます。
 7日10時頃、上空をジェット戦闘機の飛ぶ音がした。西から東の方へと。しかし姿は見えずでした。午後3時頃、また西から聞こえて東に音が過ぎる。と今度は東上空に飛び去る小さな機影が見えた。そして夕刻17時頃ピリカ台の近くから車両の移動音が。
 射撃がないと静かな矢臼別演習場です。終日畑で草抜き作業をした。だから牧場周辺の動きはよく分かる。
 8日、昼間時々西隣で車両の走行音が聞こえた。が、まあ射撃音がないと静かな矢臼別といえる。
9日は戦車砲の射撃がある日だ。聞こえるかどうか、さて。朝7時から12時まで外出。午後は在宅したが射撃音は全く知らずに。
 午前中国道272号線で10後支のマークの入ったジープを見る。
10師団の車両なのか?国境4叉路で矢臼別演習場に入った。



09年7月3日記
 情報を公開しない
 2日朝現在、協同転地訓練部隊は演習場に入っているという。
 26日09時18分、120mm迫撃砲を撃つ。発射地点は西牧場の西側です。射程は精々4、5kmか。
 27日09時45分迫撃砲を撃つ。28日、29日、30日は終日撃たず静かに。
 7月1日、午前中雨の降る中、菜園を見回っていたら、南の方から車両の移動する音が聞こえた。終日降雨が続いた。
 協同転地演習通知が今日も届かなかった。長年の習しを破って何も通知しないで演習をしようというのだろうか。これは問い合わせをしてみよう。
 7月2日午前9時前、問い合わせたら月の前半、後半で射撃訓練通知はするが、特別に転地訓練は通知していなかったという。北方機動演習という呼び名で過去には通知をしていたと思うのだが、それは由として、戦車の型式、戦闘機の型式、大型ヘリの型式などを問い合わせた。
 即答は出来ないので、時間をほしいとの担当者の話。川瀬さんが居たときは「機動演習で部隊が3000人、4000人入っても何をしているのかさっぱり分からないねぇ」こんな話をしたことを思い出す。
 射撃訓練でドンパチ音を出さない限りは、そして牧場の周りを重車両が走行しない限りは何も分からないままに演習は終わる。
 ただ過去の機動演習では1日、2日昼夜を分かたず牧場の周辺を重車両(キャタビラ付き車両)が走り回って、映画の中で観る戦場風景を思わせる数日があった。
 機関砲は射撃訓練通知には入っておらず、これがけたたましく鳴り響き、ゴウゴウバンバン走行音を響かせて、となると戦場さながらの川瀬牧場に。
 矢臼別演習場での一般公開は最近やられていない。少しずつ、少しずつ公開をしなくなるのでしょうか。



09年6月26日記
 協同転地演習通知が
 19日撃たず。26日から28日に撃つ予定だ。
 届かないけれど、6月の末から8月にかけて協同転地演習が矢臼別演習場で予定されているという。詳しいことは分からないが、内地の部隊が遠路はるばるやって来るのだろう。26日から28日の射撃がこじんまりしている理由が分かる気がする。
 嵐の前の静けさの感じだ。その内に詳細が届くのだろう。インターネットで調べると6月末から8月まで矢臼別演習場で協同転地訓練と出ているが、詳細が分からない。24日別海町役場の総合政策課に問い合わせたら、次のようなことが分かった。
 部隊名は第10師団 矢臼別に入るのは7月5日から26日まで 人員は3950名 車両数は1450両 火砲22門 戦車18両 飛行機12機等々が電話先が教えてくれた。
 火砲が155mm砲なのか203mmなのか、戦車が何型なのかなどは分からなかった。
 それにしても今になっても共同転地訓練の詳細が町民に知らされないのが分からない。今まではきちっと伝えていたのに。
 24日昼前届いた7月前半の演習通知は
 1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 7月14日〜15日0830〜2200 155mm自走榴弾砲  1666
 
 期間には、予備日が含まれています。

2.空砲射撃
 期間         時間       砲種等          弾数等
 7月1日〜3日  0830〜2200 105mm戦車砲       33
 7月9日から15日0830〜2200 105mm戦車砲       55
 
 期間には、予備日が含まれています。

3.航空機を使用する訓練等
 期間 7月1日〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 5機 中型ヘリ 6機 大型ヘリ 7機
         戦闘ヘリ 5機 戦闘機 5機

4.危険立ち入り禁止場所 
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311

 上記射撃通知では協同転地演習がさっぱり分からない。さてどの様な転地演習通知が届くやら。



09年6月19日記
 多連装ロケット弾の値段は?
 12日08時44分雨天、撃つ。13日今日も203mm砲を撃つ日だ。08時33分撃ち始める。今日も雨天の中。これしきの雨で戦闘を中止する筈も無いが。今日も約500発を撃ちつくすのだろう。雲が厚いせいか、射撃音が雷鳴のように響く。
 14日射撃なし。15日09時05分撃ち始める。略20秒間隔で撃ち続けている。今日の予定は482発、1分間で3発、規則正しくは変な言い方だが。午後からも撃ち続けた。
 16日は射撃のない日だ。17日からは多連装ロケットの射撃が。10時45分撃ち始める。ドン!と射撃音がして約5秒後、南東方向樹頂から飛び出すように、火を噴いて飛ぶロケット弾を視認。30分ほど経つが次から次と撃ち続ける。12時前、静かに。
左は西牧場の我が家居間から撮影した飛行するロケット弾の写真。中央下部で白く見えるのがロケット弾で左から角度約20度の右肩上がりで見えなくなる。発射音から5秒ほどでこの辺り、空間を飛行するのでカメラを構える。それがこの写真。百聞は一見に如かず、努めました。
 ロケット弾T発が何百万円単位であることが最近分かった。詳しくは分からないが。それはR30ロケット弾がヒント。これが当時1発350万円だった、と(著書:北の反戦地主の81ページに)。今から42年も前の話ですが。
 17日、18日で80発を撃つ。1発数百万円が1分と経ない内に消えてなくなる。そう考えて間違いない。
 榴弾砲の値段、ロケット弾の1発の値段が分かってくると防衛予算の無駄の程が益々脳に沁みてくる。何とも虚しい。
 18日、終日撃たず。17日に80発を撃ち終わったようだ。



09年6月12日記
 日々、射撃は続く
 6日は音なしで終わる。多連装ロケットも予定弾を5日に撃ち尽くしたのか。今日7日からは203mm砲だ。午後1時半頃だったか撃ち始めた。撃たなくなったのは午後4時頃。今にも雨が降りそうで、外に出ることはなかった。
 8日、08時33分撃つ。8時54分単発だが40秒ほどの間隔で撃ち続けていら。単純な計算だが夕刻までの8時間で500発を撃ち終わるには1分間隔で撃ち続けて、丁度間に合う。撃ち方には色々あって5、6発を連射することもある。今朝の撃ち方は1分以内の射撃が続くようである。
 着弾音で窓が音を立てる。榴弾砲なのだろう。最近は家の中に居ても分かる。こうなると気持ちが憤ってくる。一発一発窓が音を立てるなんてのは普通じゃない。
 平和な生活権の侵害だ。人口が多いから少ないからの問題ではない。
 8日午後3時03分6連発連射、3時50分頃、20秒間隔で撃ち続ける。午後4時20分頃まで撃ち続けたよう。
 9日、8時45分頃だったか撃ち始めた。そして終わったのは午後の4時過ぎ。あきもしないで終日撃ちました。
 10日、9時過ぎからだったか、撃ち始めて終わったのは16時28分だった。昼間の射撃時間のぎりぎりまで撃った。
 10日昼間ミマッカゲートの前まで行ったら、ゲートの監視ボックスに隊員が居た。で今う撃ってる部隊は?と訊いたら美幌からの101特科大隊だと言う。
 11日、今日は12時53分降雨の中射撃を始める。そして6月後半の演習通知が届いた。次ぎの通りです。
  1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 6月17日〜18日0830〜1630 多連装ロケットシステム  80
 6月18日     0830〜2200 203mm自走榴弾砲  482
 6月26〜28日  0830〜2200 120mm迫撃砲     75
 6月26〜28日  0830〜1630 対戦車誘導弾      18
 6月27〜28日  0830〜1630 81mm迫撃砲      88

 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 6月15日〜30日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 大型ヘリ 3機
         戦闘ヘリ 3機
  
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他 
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311

 射撃訓練について言うなら、6月後半は15日中で8日はしないようです。が訓練に休みは無いようです。ヘリが飛行したり色々と。



09年6月5日記
 監視の目を強めなくては
 30日08時32分撃つ。午後も撃つ。31日、5月最終日08時41分撃つ。6月1日08時35分撃つ。6月2日ヘリは飛んだが、撃たず。
 308発は初日に撃ってしまったのか。
 6月3日、曇り空08時32分、ドーンと大きな音。多連装ロケットシステムだ。飛行音がして、途中音が消えて叉西の方で飛行音がしてドーンと炸裂音。今日は飛行体は確認できず。午後になっても射撃音がした。
 6月4日08時45分、今日も予定表を見ると、多連装ロケットの日だ。こちらは畑の除草作業をしているので、大きな音がする度にドキッとする。
 ロケット弾は飛行中は赤い火を噴いて飛ぶので視認できるのだが今回は未だ視認をしていない。発射音と着弾地から聞こえる小さな炸裂音は29秒の時間差。窓を開けて聞いていると発射音の10秒後に8秒ほどジェット飛行機の飛行音に似た音がして、その10秒後に小さく炸裂音。
 最近ガザ地区に撃ち込まれた白燐弾の写真を見る機会があった、ロケット砲も白燐弾を撃てる筈です。ここは戦場ではない、でもその為の演習場です。もし我が家に間違って飛んできたらと思うとゾッとする。
 先日、沖縄県の知事が鳥島の射撃場使用を止めさせなくては、と現地を海上から視察してコメントしていた。気になるのは鳥島では劣化ウラン弾を撃った事実です。
 未だ今年は米海兵隊は射撃をしていないが、何を撃つか分からない連中です。自衛隊だって海兵隊に負けないで何でも持っている、と豪語する連中です。油断は出来ません。
 監視の目を強めなくては。



09年5月29日記
 22日夜撃つ
 22日午前9時47分から撃ち始める。そして夜も。20時すぎあまりにも派手に音が続くので雨の降る中、外に出て見たら西の方角が火事のように明るい、今夜は照明弾を撃っていたんだ。20時25分頃音が止む、射撃は終わったのだろうか。
 23日08時31分、撃ち始める。今日の射撃は音が大きく響く。雲が垂れ込めているためか。午後4時頃まで撃った。
 24日10時20分、降雨の中撃つ。テレビの地上波、教育テレビが上手く受信できない。これは演習部隊の使う電波の影響だと判断している。
 25日、8時39分撃つ。26日08時31分に撃ち始める。27日射撃音聞かず、ヘリ飛行音は時々。28日朝から撃たない、と思ってたら演習通知が届いた。
  1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 6月1日〜2日0830〜1630 155mm自走榴弾砲    308
 6月3日〜6日0830〜2200 多連装ロケットシステム    119
 6月7〜11日0830〜1630 203mm自走榴弾砲    2759
 6月12〜13日0830〜2200 203mm自走榴弾砲    1105
 6月15日   0830〜2200 203mm自走榴弾砲     482

 期間には、予備日が含まれています。

2.空包訓練
  期間         時間       砲種等         弾数等
 6月6日〜7日 0830〜1630 203mm自走榴弾砲    49
 6月12日〜15日0830〜1630 203mm自走榴弾砲   66

 期間には予備日が含まれています。

3.航空機を使用する訓練等
 期間 6月1日〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 戦闘ヘリ 2機
  
4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311

 自衛隊の射撃を監視した経験はありませんが、今回の通知では1日あて400〜500発の榴弾砲を撃つようです。1日から月半ばまで4773発を撃つ予定です。いつも書くように値段は定かではありませんが、20年ほど前に当時の業務隊長から155mm弾を5万円ほど、と聞きました。
 未だに弾1発の値段が分からず情けない限りです。20年前の値段から推し量っても如何程血税を無駄遣いしているか、怒りを爆発させてください。



09年5月22日記
 彼らは定時に撃つ
 他でもありません彼らとは自衛隊のことです。何処から来ている部隊かはしらないが、今日は20日、我が家に射撃音が聞こえるのは8時31分代。時には30分代に。きっちりと朝の撃ち初めの時間を守る。
 155mm自走榴弾砲で、これには給弾車等も従えている筈で、と見てきた様な事を書きますが、人力で重い砲弾の装着はしていないだろうと考えたり。
 ところが見てきた様な話にはならないで、撃ち始めたのは9時丁度でした。1分間隔くらいで5発くらいを撃ち、特別監視はしなかったが、午後も撃ち続けた。室内では着弾音が聞こえない。
 今日は21日、何処から来た部隊なのか問い合わせてみよう。
 21日、午前午後と撃たない。317発は昨日撃ってしまったようです。午後2時頃問い合わせていた項目について業務隊が答えてくれた。
 昨日撃った部隊は第5特科連隊で帯広から、そして明日から撃つのは東北方面隊の第9特科連隊だと言う。何れも自走榴弾砲9門づつを持ち込んでいるようです。
 砲側給弾車は両部隊とも持ち込んでおらず、装輪車で砲弾を準備していると。私の射撃講釈は全くの当てずっぽうでした。
 今日は快晴、気温は25度に近い。屋外を歩行するだけで汗が滲む。射撃には情報部隊がつき物だが、と問い合わせると来ていないという。
 定時に撃つ予測も、今回はそうではなかった。監視に予断は禁物です。



09年5月15日記
 本格的に撃ち始める
 8日08時31分から撃ち始めて、今16時20分、撃ち続けている。
 9日09時09分から、10日も朝から撃った。こちとらは畑仕事で忙しく、ああやってるな程度で特別監視はしなかった。
 今日は12日、予定表からすると、爆破訓練が15日までの予定だ。よほど注意していないと、これは分からないままに終わる。
 12日午後1時過ぎ、所用で隣町へ。爆破訓練の表示で、電光掲示板は訓練中を表示していた。夕刻帰る時も掲示板は点灯していた。272号国道を6Kmほど走る間に自衛隊のトラックに4台も5台も行きあった。釧路方向に帰る車両だ。
 13日から20日までは野焼きで、着弾地近辺は大童だろう、観たことのない作業だが。20日以降の訓練予定は届かない。
 と思っていたら13日、5月20日以降の演習通知が届いた。

1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 5月20日〜21日0830〜1630 155mm自走榴弾砲   317
 5月22日〜28日0830〜2200 155mm自走榴弾砲  1008
 5月29日〜31日0830〜1630 155mm自走榴弾砲  1056

 期間には、予備日が含まれています。

2.爆破訓練
 期間         時間       砲種等         弾数等
 5月16日〜20日 0830〜1630 爆破薬         38kg

3.航空機を使用する訓練等
 期間 5月16日〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機
  
4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311

 撃たなきゃ損だといわんばかりに弾数が多い。福祉に廻したら喜ぶ人が多いだろうになあ。勿論私もその一人。



09年5月8日記
 予定通り撃ち始めた
 5月5日朝、農作業の合間に聞こえてくるのは、白鳥が北に帰ってゆく鳴声だ。姿は見えないが西の方角からガオ!ガオ!と声だけが聞こえる。今の時期、例年聞く声だ。厚岸湾から北へ帰る白鳥の群があって、西牧場の西にある小さな池から飛び立つ声なのかも知れない。
 農作業に一所懸命で探索などはしたことがない。それにしても演習場内での自衛隊の動き、それらしき物音が聞こえてこない。
 7日から射撃訓練が始るので、その内動き出すのだろうが。
 7日09時15分頃射撃音が。撃ち始めた。国会中継をテレビで観ていたらドッカーンと。203mmなのか155mmなのかは聞き分けられない。発射音と着弾音の間隔は34秒ほど。45分間で4発の射撃音、15分で1ッ発のペース。着弾音の地響き音からすると、今撃ってるのは203mm砲なのか。
 午後に入って20分頃だったか、203mm砲であろうと確信した。着弾地からの音で、屋根を叩かれるような音が。いつもは昼寝の時間だが、これでは昼寝どころではない。15分間隔で2、3発撃っただろうか。南風の吹く中をジャガイモ植えに外に出た。
 午後1時半頃、東の方からヘリコプターが1機南側を飛んで西に飛び去った。これで今日の射撃が終わったと読んだ。陸上自衛隊の場合、ヘリコプターが着弾地方向に飛来するとその後は射撃をしないことが多い。
 3時過ぎまで外で仕事をしたが、射撃はしなかった。
 今日も白鳥の鳴く声が西の方向から聞こえた。



09年5月1日記
 演習場の見学
 今年も演習場見学のシーズンが来た。例年と言っては言い過ぎだが、隔年くらいの間隔でGWには演習場の東、南、西の主要箇所を住人二人で見て回った。砂防ダム建設現場を見て回ったことも。
 案内は川瀬さんで、私は聞き役でした。いつも走る道路ではないので帰り道を覚えきれないでいたが、運転席の川瀬さんは毎度きちっと入り口を間違えないで2、3時間の見学をこなしてくれました。
 昨春もお客さんがあって、場内見学をしたと聞きました。これからはその案内人が居ないわけで、その機会はなくなった。川瀬さんは時々入らないと、場内の変化が分からないから・・とよく話された。数知れず入ったけれど、一度も業務隊と行き会う事はなかった。
 魚釣りの人達が今の時期に釣行を試みるのも合点、GWの期間中、演習場内は業務隊の兵隊さんも手薄のよう。だから会いたくても会えないのが現実なのかも。
 GWが過ぎると堰を切ったように動き出します。先ずは今春もというか、今夏も着弾地の野焼きから始って、それが終わると射撃訓練が始るでしょう。
 最近厚岸町でのBMW技術のシンポに参加してふと思ったこと。厚岸町の上水道水源は矢臼別演習場からの水系だと聞きます。
 着弾地は演習場の東西に伸びる分水嶺の南側に存し、降水は厚岸湾に流れ込みます。
 白燐弾だの、地中深く潜り込む砲弾は劣化ウランを使っているかも知れません。米海兵隊は何をしているか演習場では好き放題です。
 だから不安なのです。水源が不安なのです。私の井戸水も。

 4月28日、演習通知届く
  5月の演習予想、少し読み違えました、前半は射撃訓練なしと読んだのに。

1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等         弾数等
 5月7日〜10日0830〜1630 203mm自走榴弾砲   310
 5月7日〜9日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲    42 
 期間には、予備日が含まれています。

2.爆破訓練
 期間         時間       砲種等         弾数等
 5月12日〜15日 0830〜1630 爆破薬         38kg

3.航空機を使用する訓練等
 期間 5月1日〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機
  
4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務課
 TEL:0153−77−2231 (内線)311

 矢臼別演習場(火入れ)実施計画
目的
 野火発生の多発期にあたり、関係地区の火入れを実施し、火災発生の防止を図る。

 (1)場所:矢臼別演習場
 (2)期間:5月13日〜5月20日
 編成等
 (1)清掃作業人員:560名
 (2)装備:車両100両、ヘリコプター1機、水タンク車1両、
    ジェットシューター70個、空中消化器材2セット
 
 読み違いはこの後に射撃訓練かと思ったのだが。GWが終わったら早速、射撃訓練です。
 自衛隊はカネを持っている。不況なんのその。



09年4月24日記
 演習場のど真ん中から
 私はこの表現にいつも抵抗を感じる。日本人的感覚でいうと同じ類の一部でその所在を指す場合、それは異義を差し挟まない。しかし川瀬牧場は個人の所有地で演習場とは全く異質の存在。だから「の」が付くと所有や所属を表して前の言葉に従属して、川瀬民有地が泣いている。
 そもそも自衛隊は後から来て、取り囲むようになったのであって隣接しているだけである。演習場のピリカ台とか、着弾地等とは川瀬牧場は全く別物だと思う。
 これは最初に言い出した人の表現を借りて、これが定着したのだろうけれど、演習場に取り囲まれた何々とか、周辺から何km入った所にある川瀬牧場と言うのが分かりやすい表現ではないかと、思う。
 時には演習場の住人と言うことも聞いたことがある。これは今は自衛隊の連中を指して言う言葉で、民有地の住人が使うと間違いでしょう。例えば私の場合は川瀬牧場の住人が正しい表現だと思う。
 川瀬西牧場は北側周辺から約2km南に入って川瀬東牧場があり、そこを90度西に曲がって約1kmの地点に存する。
 矢臼別演習場は南北約10km、東西に約30kmで、東西の中央部、北側から約2kmの町道で東牧場は繋がっている。東西の牧場は私道約1kmで繋がる。
 そのようなことから、「憲法違反の自衛隊」その所有する演習場を冠とする表現はしたくない。 それがこちとらの気持ち。
 だから「演習場のど真ん中」という冠はしたくない。屁理屈かな?・・この言い分。



09年4月17日記
 4月後半分の射撃
 9日午前中、射撃予定通知が届いた。予想通り、4月30日まで実弾、空包射撃、爆破訓練は行わない、航空機の飛行訓練は実施する場合あり、と。
 先週の続きって訳ではありませんが、境界線の話を。
 川瀬さんと付き合いの長い方はご存知の話です。1987年の「囲い込み」の時に起こりました。先週の写真ページに出した西牧場の北東隅の地点から南東方向の境界線でのことです。
 入植者は境界沿いに3、4列での落葉松を移植したようです。演習場内に現在も落葉松の大木を散見出来るのは、その昔入植者が植林した落葉松で、その地が元入植地だった証です。
 川瀬さんの話だと、東隣の入植者が植えた落葉松の境界代わりの林が西牧場の内側にそっくり囲われていた、と言うのです。
 この「囲い込み」川瀬さん立会いの下で行われたのではなく、初夏の早朝に実施されたものでした。
 全く一方的な敷地境界の設置を行い、木製の杭を2m間隔に打ち込んで約16町歩を一朝にして取り囲んだのでした。
 川瀬さんは「俺、自分で植えたことのない落葉松が敷地内に入っていたんだよな」って。私が転居後、もう15年も前になるか、牧場周辺に沿って成長した落葉松は伐採売却された。
 東牧場では境界から1m足らず越境するコンクリート管(簡易便所)を撤去せよ、と言う別海業務隊。巾が数m、長さ数百mに亘る落葉松の境界林を西牧場とした「囲い込み」行動。
 川瀬西牧場は入植時に払い下げられたよりは、実面積は膨れ上がっている筈です。
 果報は寝て待て、と言います。将に夏の早朝に起こった「囲い込み」がこれでした。



09年4月10日記
 今週も射撃のないお隣さん
 4月中は射撃訓練はありません。訓練の有無には関係ないのでしょうが、5日の午前9時頃、平和池に徒歩でさしかかったら、丹頂が2羽飛び立ちました。
 今の季節、歩く姿勢は足元を見つめて歩きます。10m先も見てはいませんから30m程先で鶴が飛び立つのが分かりませんでした。
 過去にも何度か丹頂鶴が川瀬牧場に飛来したことはあったが、久しぶりのことです。最近鶴の生息数が増えたと言うので、そのためかなぁ、と思ったり。
 この日は風のない静かな日だったので、飛翔の風切り音と、続くカオー!カオー!と大きな鳴声を聞くまで気付かずに歩いていました。
 動物の話を後一つ、鹿が群になって牧場内を歩き回っている。その昔川瀬さんが切り開いた草地が5町歩程あって、これをポニーの牧場として有棘鉄線で取り囲んで放牧をしている。こうしたのは10数年も前の話。その外側に自衛隊が取り囲んだ8番線の囲いが約16町歩、大まかに言って南西方向と南東方向に400mX400mが川瀬西牧場で、その外側は演習場。
 囲い込みの訳は川瀬は「馬を牧場内で飼え」で、1987年でした。
 矢臼別の動物たちはそのような囲いはお構いなしです。勿論鹿は対象外ですが、約1mほどの柵等は自由に飛び越す。自衛隊が対象とした馬は馬力で柵を押し倒して越境を。
 鹿は冬の間は根室海峡の海岸縁に移動をして冬を越す様だが、もう二週間も前から西牧場に姿を見せ、昨年食べ残した枯れ草を馬と分け合って食んでいる。
 動物と言えば、後はキタキツネとカラス、それにカケスも時には姿を見せる。演習に関係なく野生動物は演習場内を自由に生きている。
 北の原野万歳です。



09年4月3日記
 ここに住む意味
 28日09時53分、南側で飛行機の飛行音が。飛行音が聞こえなくなると、50年前の原野に戻る。これが穢れを知らない原野の姿。
 川瀬さんが東牧場を留守にして、これも聞き逃した、あれも聞き逃したが多いです。が聞いた話を少しずつ書いてみます。
 演習場域に民有地が何箇所かあることはご存知と思います。川瀬東、西牧場はつとに知られていますが、他に3箇所ほど民有地があります。
 東牧場の近く、町道茶内線に沿ってと、後2箇所は西牧場の北側に位置する道路用地の回収漏れで民有地として残った地所です。これはM氏所有。
 後者については何度か現地に入って演習反対の看板などを設置したので良く知っている土地だが、前者は全く所在を知らないでいる。
 8年位前、看板を立てた地に転居を考えたことがある。が実現はしなかった。西牧場に人が住んでこその平和運動だし、川瀬さんが心配したように人が住まなくなると運動は弱まる。
 その証拠に西牧場は毎日自由往来だが、先の看板を立てた飛び地は地主は反戦の心を持っていても日々は自衛隊のゲートに封鎖されていて自由往来は出来ない。
 ここに人が住んだら東牧場と西牧場のように、一帯が解放区に近い関係が築けるからだ。不幸にして川瀬さんは入院加療中だが、川瀬宅には入居者が居て灯がともっている。
 その地にいて生活を続ける意味は大きい。でも最近思うこと、私もこの地の生活、長くは考えられない。移住する人を早く探さなくては。
 川瀬さんの矢臼別生活、半世紀余は偉大だと思う。



09年3月27日記
 届いた演習通知
 3月19日届いた4月前半の演習通知は実弾、空包射撃及び爆破訓練は行いません。但し航空機の飛行訓練がある場合を伝えています。これは勝手な予想ですが、4月後半も飛行訓練以外はないだろう。 
 先々週写真のページでお伝えした簡易便所の話を書いておきます。矢臼別ホテルの角と私の車庫とを見通して、右側に位置するのが問題の便所です。
 私の車庫はぎりぎり川瀬牧場の域内ですが10数メートルの幅で川瀬東牧場内に昔の道路予定地があって、その地を防衛庁が買収済みです。由って川瀬東牧場を割いて演習場域が道路予定地幅で存在します。
 それで、「この便所を撤去せよ」が転居以来、川瀬さんから聞いた便所のもんちゃくです。幾度も内容証明付きの封書が届いたようですが、「私の知ったことではない」が川瀬さんの言い分でした。
 内容証明所付きの封書では、転居してきた当時「馬の放牧に」ついても川瀬さん宛に届きました。演習場内に馬を放牧をするな、と。
 「馬の放牧に」ついて言いますと、川瀬さんの生活が懸かった放牧で、そのような文書に一歩も後に引かない姿勢で、毅然と闘っていました。
 昨年も川瀬さんが入院前に便所の件で証明書付きの封書が別海業務隊から届いていたようです。
 今となっては川瀬さんあの話は、と詳しく聞けないのが残念です。が、半世紀の矢臼別生活には色々あったようです。
 半畳の越境便所の話、どう思われますか。



09年3月20日記
 4月5月はイトウの季節
 もう何年前になるか、10年以上も前か知れない。今はもう90歳になろうか、釣りの好きな友人(Y氏)に連れられて矢臼別演習場の南域に位置する西フッポウシ川に出かけたことがある。
 最近はさすがに高齢でイトウ釣りには行かないようだが、当時は毎春、釣行をしていた。そして矢臼別に住んで西フッポウシに行かないのは「もったいない」等と言われた。
 そんなことから高齢のY氏に連れられて、釣り具など一切を借り1日の釣行を試みた。
その時はマスしか釣れない1日で、歩行距離で24km余を歩き続けた。川瀬東牧場から歩き始めて、帰ったのは西牧場、自宅前で友人と別れた。
 明日は足が痛くて、と心配してくれたのですが私はけろりでした。当時、冬場は徒歩で鍛えていたので足腰は強かったのです。
 この釣行で耳にしたのが西フッポウシ川はイトウの宝庫である話。近所に住む少年なども毎春川瀬牧場付近からスノーモービルや動力3輪車等で西フッポウシに向かうようです。
 皮肉なことに演習場であることが自然環境を保全し、道東では演習場内から流れ出る川にしかイトウが生息していない。
 何度かイトウのシンポジウムに顔を出して話をきいた。演習場の北側で牧草地との境界をなす風蓮川、この川でもつい最近イトウの生息が確認された。
 イトウの生息環境で善悪を判断するなら酪農地帯より演習場の方が自然環境を守っているようです。
 種の保存でレッドマークのイトウ、それに群れるイトウの捕獲者、そういう人が矢臼別に沢山訪れる季節です。



09年3月13日記
 3月7日、射撃通知が
 3月後半の射撃は予想通りありません。但しへリコプターの飛行はあり、と。おそらく4月も射撃はないだろうと思う。
 最近、思いやり予算のことを書いたブックレットを読んだ。これが始ったのは1978年からだという。31年も経つのです。そして1995年からはSACO合意というのがあって、これも思いやり予算なのですが、沖縄からの米海兵隊の移転訓練で部隊の移動費は全部我らが血税を使われている。
 で今年は何時矢臼別に来るのか、とネット検索したら8月中旬から9月中旬とでている。未だ半年先のことなのだが血税を注ぎ込んでの射撃訓練には怒り心頭です。
 毎年2000億円余もの思いやり予算を自民党政府は出しているというのですが、有権者がその気に成れば、つまり自民党にはこれ以上政権を任せられないと思う人が多数を占めれば2000億円のみならず、諸悪の根源といわれているアメリカ従属の安保廃棄さえ可能になります。
 江戸時代末期のアメリカ修好通商条約以来の不平等に憤る人間にとっては、何とも楽しみな次回総選挙です。何も他人の頭を踏ん付けるのではなく日米平等条約を望むだけです。
 思いやり予算が何なのかを読むと、憤りで頭に血が充満します。読んだことのない方は頭に血が上るのを辛抱して一読してください。

 「思いやり予算と米軍天国」
 編集・発行/安保破棄中央実行委員会 頒価400円です。



09年3月6日記
 お隣さんの射撃訓練は休み
 2月26日午前11時13分、ロケット弾を撃つ。2月27日9時頃ミマッカの電光掲示板が点灯、射撃中を表示。2月28日午前9時35分、ロケット弾を撃つ。3月1日は朝から電光掲示板は点灯せず。先月28日に予定弾を撃ち終わったということか。
 今年度の予定弾は2月28日で終了したらしい。だから3月中は射撃訓練はなし、そして4月は例年、射撃訓練がないので2カ月間の静かな矢臼別原野が続くことに。
 そして射撃訓練の再開は5月下旬からになる。新年度予算案による無駄遣いの始まりです。
 


09年2月27日記
 演習場の中から
 今回の降雪は50cmほど降っただろうか。22日10時頃から外に出たら、南の方から除雪車らしき音が聞こえた。どうやらその音は昼過ぎにも聞こえた。多連装ロケットの訓練の為の道路整備なのか。
 23日、24日と屋外でいる時間が多かったが、22日来演習場内は人の動く気配はない。静かです。
 25日11時12分頃だったか、ヘリの飛行音がして機関砲の音がして、単発の射撃音も交えてピリカ台近辺での訓練らしい。今日は何も射撃のない日なのに。
 早速問い合わせたら、12.7mmの重機関銃M2で対空でヘリに向けての訓練だと言う。確かにヘリが牧場西境界の向う上空で飛んでいた。12.7mmの重機関銃M2とは住友重機械工業製作の武器だ。
 ついでに何処の部隊が多連装ロケットを撃つのかと問い合わせたら、133と129特科大隊が演習場に入っていて、発射機は各隊3門ずつ持ち込んで、合計6門で撃つという。
 尚3月1日の射撃通知は26日からの射撃の予備日としての意味合いが強い。予算は使い切る。ここにも道路工事と同じ発想がありあり。

 25日10時50分、演習通知が届く。

1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等          弾数等
 3月1日     0830〜1630 多連装ロケットシステム      80
 
 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 使用期間 3月1日〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機
  
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯業務隊 総務科
 0153−77ー2231 (内線311)




09年2月20日記
 ネットで探すと色んなことが
 多連装ロケットシステムをネット検索で調べていると、12年も前のものですが、予算額が出ていました。そのページの伝えるロケットシステム、1門は約19億円になっています。これを開発したのはアメリカで日本のメーカーはライセンス生産だと言う。
 先々週、写真を掲載しましたが、一人が誘導し乗っていたのは二人のようで、ネットの説明では3人がこのロケット発射機を操作する、とある。
 自重は約25トンで、ダンプカーが積載物を降ろす時に後方を支点に中央部が立ち上がる如くにロケット弾を上方に立ち上げる。車長、操縦手、砲手の3人が乗って準備OK.。通称「M270」と呼ぶらしいが今回は何機が演習場内に入っていることやら。
 発射音があって、目標の上空で炸裂するというから2回の爆裂音が聞こえる筈なのだが。次回は確りと監視をしなくては。
 159発撃つという事は1門の装備は6連装を2セット、1門で撃つなら27セット用意していないと159発は撃てないことに。この手の発射機には当然給弾車もついている筈で簡単には大量射撃は出来ない筈。
 詳しいことは業務隊に訊いてみることにしよう。



09年2月13日記
 2月後半の射撃通知
 2月10日2月後半の演習通知が届きました。
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等          弾数等
 2月26日〜28日0830〜1630 多連装ロケットシステム     159
 
 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 使用期間 2月16日〜28日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機
  
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 6日は撃たず。
 7日も、8日も撃たず。予定弾を早く撃ってしまったのか、6日から射撃音は気付かなかった。
 後半の通知では26日から28日に多連装ロケットシステム、159とあるので決して安くはないロケット弾をたくさん撃つもんだと思う。



09年2月6日記
 居間からロケット弾を
2月1日朝、9時頃だったか120mm砲を撃つ。川瀬牧場に通じる茶内線を9時半頃通ったが、2箇所の電光掲示板は射撃中のテロップを流していた。
 2日、08時32分射撃音。午後3時21分多連装ロケットシステムの射撃を視認する。6分〜7分間隔で5発ほどを視認した。これは居間にいても、南東方向から飛び出してくるので良く分かる。飛行体を視認してから数秒で大きな音が南の空から聞こえる。発射音が後から聞こえるのだと思うのだが。爆発音は大きい。
 4日07時47分頃、南側でヘリの飛行音が聞こえた。今日は射撃をするだろう。08時31分から16時過ぎまで155mm砲を撃ち続けた。
 トップページには2日夕刻、ロケットの飛行写真を掲載したが、下の写真は07年12月に撮影したもの。その下段は多連装ロケットシステム 自走発射機M270、08年8月14日に西牧場境界で偶然撮影した。この武器は純国産で、IHIエアロスペース社、製作です。

 
 上写真は07年12月8日午前中に撮影した多連装ロケット弾。      
 上写真は西牧場境界30m付近をピリカ台の道に通じる方向に移動中の多連装ロケット。12連装であることが良く分かる。
 


09年1月30日記
 
 24日朝7時30分、屋外に顔を出す。気温はプラスの1℃くらい。南側で雪上車の走る音がする。明日から始る120mm迫撃砲の発射地点の整備の動きなのかも。午後1時頃屋外に出たら、やはり牧場南の方から雪上車が動く音が聞こえた。
 25日、9時28分から撃ち始める。夜19時25分、テレビを観ていたら「ボン!」と言う音が。夜間の射撃音です。その後も約10分間隔で7発ほど、20時42分まで続いた。ピリカ台の近辺で射撃したのでは?と思う。
 26日も120mm迫撃砲を撃つ。8時30分過ぎから撃ち始めて、夜も時々発射音が聞こえた。
 28日、東牧場の住人Wさんに聞いた話、25日、26日と夜に撃ったのはテレビを観ながら聞いた射撃音だったが、それは証明弾だったと言う。
 27日届いた演習通知は次のようなことを

1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等          弾数等
 2月1日〜8日0830〜2200 120mm迫撃砲     197
 2月2日〜8日0830〜1630 多連ロケットシステム      7
 2月3日〜8日0830〜1630 155mm榴弾砲     181

 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 使用期間 2月1日〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 2機 戦闘ヘリ 2機
  
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。
 

09年1月23日記
 今週も矢臼別は楽園
 25日8時30分までお隣が陸上自衛隊矢臼別演習場であることを忘れてしまう、矢臼別・川瀬西牧場です。
 白燐弾の使用をガザ地区攻撃でイスラエル軍が使った、と今年になって伝えられました。すべからく兵器に善玉も悪玉もありませんが、人道的にどうのこうの言って白燐弾は悪玉、と言われています。
 何時だったか矢臼別演習場の着弾地上空で海兵隊は白燐弾を炸裂させています。自衛隊も色々な兵器を持っていると話したので所有しているのでは、と思います。
 矢臼別での白燐弾の映像
 
 この映像は07年9月20日撮影と記録されています。07年9月のページにはこの日のタコクラゲ弾(私が第1発言者で白燐弾の矢臼別での呼称)を書いています。06年にも撃ったことが分かる記事に。
 自衛隊が撃ったことは知らないが、米海兵隊は昨年も持ってきていた。でも展示場ではお目にかかれなかった。
 最初撃たれた時は東京の関係者に映像を観てもらったが、白燐弾、と判定される方がいなかったように思う。白燐弾だと分かったのはイタリアのテレビ映像から明確に報道されたように記憶している。
 とにかく米海兵隊が矢臼別演習場で、射撃訓練で撃ったことは事実です。悪玉と称される白燐弾が訓練で使われていることに憤りを覚えます。



09年1月16日記
 10日演習通知が届く
1.実弾射撃
 期間         時間       砲種等          弾数等
 1月25日〜29日0830〜2200 120mm迫撃砲     159
 
 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 使用期間 1月16日〜31日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機
 期間          時間       砲種等         弾数等
 
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。
 
 以上のような射撃通知が、やはり正月から撃ち始めます。13日朝8時35分、南の方からヘリの飛行音がした。



09年1月9日記
 川瀬さんが留守
 2日08時35分頃、ヘリの飛ぶ音が南の方でした。でも姿は見えなかった。
 4日朝7時過ぎ電話が、東牧場の川瀬宅に引っ越したWさんからの電話です。新年の挨拶の後「パンパンと射撃音がした」という電話でした。
 私は残念ながらその音は聞き取れなかった。それで時間とかその他気付いたことはメモしておいたら良いですよと話して受話器を置いた。
 今年、演習場に取り囲まれた川瀬牧場には二人の住人がいて演習場と付き合いをする事となります。電話はその事を実感する09年の仕事始めとなりました。
 川瀬さんが留守の川瀬牧場、これほど大きなニュースはここに転居して初めて、早3カ月になります。
 5日08時37分頃、ヘリの飛行音が南の方から聞こえた。



09年1月2日記
 演習通知は
 最近は月の前半、後半に分けて演習通知が届く。暮に1月前半の通知が届いている。それによると15日まで射撃訓練はなく、航空機の使用はあると言う。暮れの25日から射撃音のない矢臼別演習場が正月半ばまで続くことになります。
 昨年は1月前半に155mm砲を撃っていますから、今年は少し違います。
 でも懲りない自公政府が前年に引けを取らない軍事予算を組んでいますから、その内に着弾地に益のない砲弾を撃ち込むでしょう。
 何はともあれ、正月前半、静かな矢臼別の年明けは、目出度いことです。



08年12月26日記
 今日も射撃が
 師走の20日11時46分射撃音がする。21日08時31分、今朝も撃った。通知書によれば120mm迫撃砲だ。この砲弾もこっそりとは撃て無いようです。二重窓でも屋内で明確に聞き取れる音ですから。
 22日朝、今日は未だ撃たない。午前中射撃音は聞かなかったがヘリの飛行音が聞こえた。
 23日08時38分、射撃音が。音が小さい120mm迫撃砲か。夕刻15時頃から日没まで榴弾砲の射撃が続いた。
 24日08時32分、撃ち始める。迫撃砲も、榴弾砲も撃っているようです。今日も16時20分頃まで撃った。この時刻は夜と同じ、暗闇。
 25日朝から雨模様。
 26日今日が演習最後の射撃予定日です。



08年12月19日記
 年間の射撃弾数などを
 13日08時37分撃つ。通知の通り155mm砲のようだ。
 業務隊に問い合わせたら、部隊名は第7特科部隊、第1特科部隊で1門は自走榴弾砲、1門はFH砲で計2門で撃っているという。どうやら私の推測が当っているようだ。単なる訓練ではないということ。発射音と着弾音の間隔が撃ち始めは35、6秒だったが、昼前には約1分間に変わり、テスト射撃に思えてきた。
 14日08時45分頃、小さな音が。発射音と着弾音が42秒ほどで聞き取れる。155mm砲弾の射撃音としては小さい。
 15日も16日も朝から155mm砲を撃っている。17日も朝から撃った。155mm砲か。
 ここで、08年1月から12月までの演習通知による射撃弾数等の集計を下に書きます。
 一度たりとも海兵隊のようにカウントはしていないが。予定弾数にはそれなりの意味があると思う。

 203mm砲弾:       9,003 発  203mm空包弾: 110 発  
 155mm砲弾:     20,255 発  155mm空包弾:   66 発
 120mm迫撃弾:     2,881 発
 多目的誘導弾システム:   6 発
 多連装ロケットシステム: 387 発
 70mm空対地ロケット弾:  66 発
 対戦車誘導弾:        39 発
 12カ月でのヘリ使用機数:136 機

 以上が今年演習場内で煙に消えた血税です。155mm砲弾は1発30万円とか、203mm砲弾は50万円とか60万円とも。簡単にその重量差で値段が決るとも言えないでしょうが、155mm弾が約50kg、203mm砲弾が約90kgですから、一度計算して下さい。
 単純に考えて予定の弾は期間中に使い切らないと弾薬庫がパンクします。道路予算を使い切らないと次年度の予算を取れないので、はよく聞く話です。
 だから毎年撃ち尽しているのです。と推し量ります。
 とにかく1年間射撃訓練をしなければ福祉に予算を増やせます。戦争でテロを失くせないことが今ほど明らかになった時はない。益のない射撃訓練。止めさせないと。
 


08年12月12日記
 届いた演習通知
1.射撃訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 12月13日〜15日0830〜1630 155mm自走榴弾砲  252
 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 使用期間 12月1日〜15日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 TEL 0153−77−2231 (内線)311

 10日に届いた12月後半の演習通知
1.射撃訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 12月16日〜20日0830〜1630 155mm自走榴弾砲  343
 12月18日     0830〜1630  76mm発煙弾発射装置   29
 12月20日     0830〜2200 87式対戦車誘導弾   10
 12月21日〜26日0830〜2200 120mm迫撃砲      80
 12月22日〜26日0830〜2200 203mm自走榴弾砲   61
 12月23日〜26日0830〜2200 155mm自走榴弾砲  124

 期間には、予備日が含まれています。

2.爆破訓練
 期間          時間       砲種等         弾数等
 12月16日   0830〜1630   爆破薬         10kg

2.航空機を使用する訓練等
 使用期間 12月16日〜31日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。
 
 12月2日の海兵隊の武器展示来、海兵隊のことは分からないまま。その内に訓練部隊は自衛隊に替わって13日から射撃訓練が始る。(海兵隊移転反対別海町連絡会の文書で海兵隊は12日に撤収する、と。)
 年の暮れの訓練はテスト試射に思えるのだが、これは私の勝手な想像に過ぎない。



08年12月5日記
 12月2日、海兵隊の武器展示
 9時に家を出て矢臼別演習場の正面ゲートに着いたのは9時半。未だ武器の展示、準備中だったが、入っても良いとのことで海兵隊の説明を聞く前に野外の展示場を一巡した。
 見たいと思っていた155mm砲弾は展示なし。武器の展示を見るより隊員の顔を見たかったので目的は叶った。榴弾砲は新型でM777砲という。これも砲側で見る事が叶った。
 隊員の平均年齢は23歳とか。既に実戦経験を経た兵も居るわけだが若い兵が目に付いた。
 新155mm砲の2門、これは自重3.2kgとかで足回りが軽装で海兵隊にとっては利用のしやすい砲に違いない。展示後、展示場から引き出す段取りを見たが、10人くらいで牽引車に繋ぎ、簡単に発射点を替えられる事が分かった。それに普通は30秒で次の弾を撃つらしいが、連射は1分間に4発とのこと、監視テントで話していたことが当っていた。
 質問の時間に白燐弾(20発)を撃ったこと、155mm弾の射撃総数を531発とも公表した。監視テントのカウントは514発で17発を数え損じたことになる。
 小火器の展示もしていたが40mm砲の自重が60kgもある物から拳銃に至るまで6種類の小火器が展示されていた。
 看護用の救急車の展示があったり砲撃用の電波発射班があったり、最後は気象観測車が展示されていた。 
 展示の終わりは12時で昼食用に訓練中の食べ物を展示していた。土産に一袋頂いた。戦場で彼らがどの様な物を食べるかを知るために。



08年11月28日記
 射撃を監視する
 20日朝8時半から海兵隊の射撃監視を始める。
 初日は瞬間風速20m/s、程の西よりの強風が吹く天候。風位は丁度着弾地から。風下に向かないと音も聞きづらいほど。テントの張った場所は川瀬さんが棟梁で建てた、東屋の中です。
 日中の気温がー1℃の気温でしたが風の強さが体感温度をぐーんと下げて、監視行動始って以来の厳しい天候での監視となりました。
 今回の初日はテレビ局4社だったか、新聞社も3社ほどが我らが監視テントの現場に早くから陣取っての取材となった。公開訓練も説明会もなかったからか。
 1日目、20日は昼間12発、1弾目は12時31分、12弾目は13時33分。19時からの夜間射撃はなかった。中止はあまりの天候の厳しさ故か?。
 2日目 21日第1弾は10時22分に。13時56分、51発目を撃って昼間の射撃は終わった。
 13時13分頃西方から小火器と思われる射撃音が2度、1分間ほどパンパン、という音が聞こえた。
  夜間も射撃予定されていたが、19時40分頃電光掲示板が消灯して、20時08分電話連絡で射撃のないことが伝えられた。
 21日夜20時の外気温は−2℃で、テントの中で吐く呼吸は一呼吸ごとに白い煙に。薪ストーブは出力全開でも、寒さの厳しい監視テントです。  
 3日目、22日は08時30分から電光掲示板は射撃中を表示、だが撃ったのは16時06分のT発と16時24分の1発の計2発。
 夜間は19時24分から撃ち始めて20時42分まで、合計29発。外気温は−4℃。厳しい冬の夜。
 4日目、23日寒い朝、11時28分から撃ち始め16時00分まで73発。
夜は19時07分から19時10分まで5発を撃つ。冷える夜、19時46分防衛局から終了の電話があった。これは珍しいこと。
 5日目、24日は08時45分〜10時58分まで25発を。10時頃小火器を撃つ。着弾地の方向から14時過ぎにも激しく撃つ音。トントントン・・と聞こえた。14時46分射撃終了、問い合わせると夜は撃たないと言う。夜は冷えた。
 6日目、25日午前中の監視を欠席。昼間は専ら小火器の射撃音が西方の着弾地の方向から聞こえた。夜は監視を休む。19時07分〜21時29分まで35発を撃つ。
 7日目、26日08時46分1発目を、昼間合計71発を撃つ。夜は19時07分〜21時26分まで64発を撃つ。合計135発。
 8日目、27日08時44分〜15時49分まで41発を撃つ。夜は19時23分〜21時16分まで26発を撃つ。
 この日夕刻NHKのラジオニュースが白燐弾を含め4種類の砲弾を持ち込んでいる海兵隊の取材ニュースを流す。
 9日目、28日08時45分1発目を、15時48分まで37発を撃つ。監視テントが以前に名付けたタコクラゲ弾(白燐弾)は撃たなかった。ただし榴弾とは明らかに区別される着弾音の小さい砲弾や夜間に数秒明るく輝く砲弾を27日夜に撃った。
 明日で10日目の射撃になるが総括は次週に。



08年11月21日記
 届いた演習通知
1.爆破訓練
 期間         時間       砲種等      弾数等
 11月26日〜28日0830〜1630 爆破薬      68kg
 期間には、予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 使用期間 11月16日〜30日の間
 使用時間 0500〜2200
 機種、機数 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 TEL 0153−77−2231 (内線)311

 11月後半の自衛隊訓練は爆破訓練を組み込んでいる。これは周辺住民への昔からの慣例で通知しただけで、今や共同で何でもありの訓練だと思っている。
 13日には海兵隊員の矢臼別演習場への移動は終わっている。それに主目的の榴弾砲、車両等は16日06時には根室の花咲港に着岸するという。
 何回か花咲港の榴弾砲や車両の陸揚げを監視に行ったことがる。海上保安庁の大型の警備艇や小型の警備艇が花咲港に入港して、港内警備をしていた。単なる民間のフェリー運行会社の陸揚げには海上保安庁の警備艇の配船はあり得ず、至れり尽くせりです。この出費皆我らが血税でです。
 今日は20日、米海兵隊監視行動初日。西の風が強くて気温が4℃、西南西の強風が強くて過去に例のない厳しい天候の監視となりました。
 最初の一弾は12時21分に、午後1時までに7発、1時33分までに5発、合計12発で昼間の155mm砲の射撃は終わりました。
 今回持ち込んでいる榴弾砲は軽量の新しい砲で、アフガニスタンに向けての訓練ではないかなどと話しながらの、監視行動となりました。
 監視初日の夜間射撃訓練はしなかった。さすがの海兵隊も、風が強くてマイナスの気温ではと思ったり。こちとらもホッです。第2日目はどのような監視になることやら。



08年11月14日記
 今年はどのような訓練が
 11月10、11日に海兵隊の先発隊員が中標津空港に着くというFAXが7日夜入った。海兵隊移転反対・別海町連絡会からだ。
 矢臼別演習場と最も関係の深い地方自治体が海兵隊の動静を知らない。重大な情報隠しだ、と、思う。
 北海道も別海町ももっと確りしてもらわないと困ります。住民の安全を第一とする、が地方自治体の筈。
 訓練の公開はしない、動静は事前に発表しない、少しずつ少しずつおかしくなってゆく軍事行政を感じるこの頃です。
 そもそも憲法違反の自衛隊、それに騙まし討ちの駐留米軍なのですから。50年、60年遡れば。
 それはさて置き、今秋から特と監視行動を強めなくては。
 13日午前中、中標津空港へ。待つこと1時間半、11時30分、何時ものコンチネンタルの航空機が着陸した。そして降り立った屈強そうなアメリカ青年が、続々と迎えのバスに。
 彼等の使命は他国への殴り込みです。その訓練を矢臼別演習場でする。その為に我らの税金を投入してまで。
 昔日本国の兵隊さんも、命じられたら殺人鬼となって何でもしました。戦場とはそういう所なのです。最近も、しんぶん赤旗で80代の方の軍記を読みましたが、酷い事を戦場ではするのです。
 若い海兵隊員が作られる仕組みがアメリカで、ちゃんと出来上がっている。イラクで亡くなった米国兵、それに何十倍ものイラク人。南京虐殺と同じことがイラクでもアフガニスタンでも続いています。その悪事の主役は米海兵隊ではないでしょうか。
 その実戦部隊の訓練場が矢臼別で、ことは深刻なのです。



08年11月7日記
 米海兵隊の予定が
 10月31日、海兵隊の訓練予定が届いた。次のような文書です。

 11月前半分 演習通知について(追加分)

平成20年10月24日付け、別総政第917号「実弾射撃訓練等(11月分前半分)の実施について」を通知いたしましたが、米海兵隊射撃訓練日程は下記のとおりとなっており、11月1日から11月15日の間、矢臼別演習場における米海兵隊の訓練はありませんのでお知らせいたします。

           記
 米海兵隊実弾射撃訓練
   ○訓練部隊の展開・撤収の日程
    11月中旬 訓練部隊 矢臼別演習場到着
    11月20日〜12月3日 射撃訓練期間 14日間 (このうち 射撃日数は10日間)
    12月上旬 訓練部隊 矢臼別演習場出発

   ○訓練部隊、人員・砲数等
    部隊: 1個砲兵中隊
    人員: 約260名
    車両: 約50両
    砲数: 6門

 お気付きの点がありましたら総合政策課 地域政策担当へご連絡ねがいます。
 電話番号 75−2111(内線2213) 総合政策課地域政策担当

  以上が米海兵隊の演習通知です。
                            
 先週も書いたとおりで18歳とか20代前半の見た目には明るい若者が、恐ろしい殺人鬼として養成された殴り込み海兵隊員です。その事を見誤ってはいけないと思う。アレン・ネルソンさんという黒人の元海兵隊員が最初の矢臼別射撃訓練から川瀬牧場に見えて、反戦平和活動に参加されています。
 ベトナム戦争に海兵隊員として従軍された方で、ベトナム戦後、平和運動に参加されるまでに如何ほどの試練を乗り越えてこられたことか、沢山の体験記を本にされていて、頭が下がる思いです。(戦後の後遺症に悩まされたこと)
 イラク戦争でイラクに送られた米兵の戦争後遺症がボツボツと伝えられています。無事に帰還しても正常な市民生活に戻れない人が多いことです。
 ベトナム戦争以上の戦争後遺症にアメリカは苦悩することになるのでは?と予想します。
 殴りこみ部隊の訓練場になってしまった矢臼別演習場、確り監視を続けて早く追い返すことに繋げないと。そんな思いを最近は強くしています。



08年10月31日記
 25日演習通知届く
 11月前半分の演習通知が届きました。次のような通知です。
1.実射訓練
 11月1日〜15日の間、米海兵隊以外の実弾射撃訓練は行いません。

2.空包射撃
 11月1日〜11月15日までの間、米海兵隊以外の空包射撃訓練は行いません。

3.爆破訓練
   期間         時間       砲種等    弾数等
 11月1日〜10日 0830〜1630   爆破薬    35kg

 期間には、予備日が含まれていますが、米海兵隊訓練は含まれていません。

4.航空機を使用する訓練等
 使用期間 11月1日〜15日までの間
 使用時間 0500〜2200の間
 機種と機数 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機

5.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

6.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 TEL 0153−77−2231 (内線)311

 上の通知は紛らわしい書き方だと思う。米海兵隊の射撃訓練はありますと言わんばかりの書き方です。
 今日は土曜日で町役場は休日で問い合わせは出来ない。
 28日朝の産経新聞ニュースを見て驚き。今月初めから大掛かりな地下陣地を構築した訓練が実施されていたのです。
 業務隊に先週、問合せたら沢山の部隊が入っているからと一言。その訳が分かりました。産経ニュースによると3300人が演習場入りしていて延べ27kmにも及ぶ塹壕を掘り、戦車だって地下から出撃するような仕掛です。勿論、地下指揮所等も設けて。
 28日の産経新聞が詳細を伝えているのでこのページを読まれた方は一読をお勧めします。
 空包の数の少ないことや、20日に目撃した大型のトレーラーが何故目に付いたかも理解できます。第12施設のマークの入った車を見たのですが、今回の訓練公開でようやく謎が解けました。
 昨日27日は16時30分頃までヘリコプターが飛び、川瀬西牧場の北側から車両の移動音が騒がしく聞こえました。射撃訓練はしなくても何とも時代遅れな、と思える訓練を。24年振りとか記事にあります。



08年10月24日記
 大砲の音を聞かない
 18日から大砲の音が、と思っていた。がピリカ台近辺での重車両のエンジン音は連日だが、空包射撃の音がしない。
 20日国道272号線を自分の車で南に走る。この国道は矢臼別演習場の西部域を東西に分断している。当然演習場内を走る道路は国道を交差しないとその機能を果たしえない。
 一般に国境4叉路と称して、ゲートが設けられている。平和運動をする人達がデモ行動をする場所にもなっている。
 このゲート脇に演習場駐車場があって何台かの大型のトレーラーが空車で止まっていた。このトレーラー、重量車両を持ち込んだに違いない。
 西牧場に18、19、20日と四六時中居た訳ではないけれど、空包の音は聞かなかった。音がしないと何をしているのか、さっぱり分からない。
 21日は屋外で農作業をした。ヘリコプターの飛行音は頻繁に飛ぶようなことは無く午前午後に一度ずつ聞こえた。午後になって西の方でチエンソーを使う音が。
 民間の森林でのチエンソーの音なら、遠くで聞く限りは秋日和の中、何となく微笑ましく聞ける音です。
 ですが戦争ごっこをする演習場では、叉何かを企んでいる、で決して穏やかにはなれない。収穫作業を続けながらの我が思いです。
 22日、今日から1週間の空包射撃、22発です。注意して音を聴こう。11月に予定されている米海兵隊の訓練の公開はしないという。益々聴くことを鍛えなくてはと思う。
 09時38分、空包と思われる射撃音、10時55分にも、そして11時06分にも。それにヘリコプターの飛行音絶えず。
 業務隊に問い合わせたら、沢山の部隊が入っていると言う、特科(大砲を撃つ)、普通、戦車部隊等という。大きな音を出さないだけで、確り訓練をしているのです。



08年10月17日記
 届いた演習通知
1.空包射撃
 期間         時間       砲種等        弾数等
 10月18日〜20日0830〜2200 203mm自走榴弾砲  99
 10月22日〜28日0830〜1630 155mm自走榴弾砲  22
  
 * 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間 10月16日〜10月31日
 使用時間 0500〜2200
 機種及び機数  小型ヘリ 6機 中型ヘリ 4機 戦闘ヘリ 4機 
            偵察機 2機

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 TEL 0153−77−2231 (内線)311

 12日は西境界の方でチエンソーのエンジン音が聞こえたりして、何かのどかな一日でした。しかし見た訳ではありませんが、やってることは戦争の真似事をするための下準備であったろうと想像しています。
 今月の後半分の演習通知が届きましたが、実弾を撃たない空包射撃ばかり、それも何時もの弾数と比べると少ない。試験的な射撃なのかも。
 何故にこの種の射撃がされるのか、私には分からないが、3日間で99発だったり1週間で22発だったり、とこれは試射としか思えない弾数です。
 確りと耳を澄ませて監視すると、何かが分かるように思える。注意して聞く事にしよう。
 14、15日と昼間は菜園の収穫作業をしながら、演習場の空気を探った。射撃音こそしないけれど、何両かの重車両がピリカ台を起点にして走り回っている風です。何か陣地つくりをしているような。



08年10月10日記
 ピリカ台まで
 5日夕刻外出から帰ったら、我が家にお客様が。川瀬宅に泊まっていたお客様、H氏で、盆踊りなどで面識のある方です。
 私は慌てて花豆の採りこみをして、H氏を20数年前の囲い込みの現場に案内した。この日も昼間は射撃をしていたと思うが、案内をした時間帯はもう夕方の4時半頃射撃時間の終わる時間帯、囲い込みの闘いの接点付近を歩いて周り、続けてピリカ台まで言ってみたいと、言われる。
 ピリカ台を見えるところまでは500mの距離。それが未だ木の葉びっしりで、ピリカ台を見通せない。約1000mを歩いて、今の時期には珍しくピリカ台まで散歩することに。
 約5m高ほどのピリカ台に上ったのは日没5分前でした。ピリカ台直前で南に向かう道路上、300mほど先にジープの止まっているのを目撃したが、そのままジープは南に消えた。
 日没前の演習場風景を一望しただけで帰路についた。秋の夕刻は明かりの引くのが早い。西牧場に帰り着くと、お互いの顔を見るのがやっと。
 1人ではとても出来ない基地内散歩、久しぶりの体験でした。
 今月は5日までに射撃訓練は終わっているので10月前半は比較的に静かな演習場です。後半の通知がどのようになるのか、叉11月には米海兵隊の射撃訓練が予定されています。
 8日は屋外で仕事をした。南側で重量車両が走っていると思ったら、西側に行ったり、北側に行ったり、終日一両だったが走り回った。道路の整備でもしていたのだろうか。
 10月後半の演習通知は未だ届かない。



08年10月3日記
 10月の演習通知
  1.実射訓練
 期間         時間       砲種等        弾数等
 10月2日〜4日0830〜2200 155mm自走榴弾砲  759
 10月2日〜5日0830〜1630 120mm迫撃砲     132 
  
 * 期間には予備日が含まれています。

2.爆破訓練
 期間         時間       機種等                
 10月1日〜2日 0830〜1630 爆破薬   148kg
 10月8日〜12日0830〜2200 爆破薬    17kg         

 期間には予備日が含まれています。

3.航空機を使用する訓練等
 期間 10月1日〜10月15日
 使用時間 0500〜2200
 機種及び機数  小型ヘリ 6機 中型ヘリ 4機 戦闘ヘリ 4機 
            偵察機 2機

4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 TEL 0153−77−2231 (内線)311
 
 27日09時04分、撃ち始める。多くの砲による連続射撃はなし。
 28日08時51分、撃ち始める。外出したので詳細分からず。
 29日08時37分、撃ち始める。155mm砲だと思う。多くの砲による連続射撃はなし。射撃間隔をストッポッチで計測したら14秒か15秒間隔できちっと撃ち続ける。155mm砲だと思うが、一門による連続射撃を試みているようだ。
 30日、1日と撃たなかったが、2日は08時49分から撃ち始めて、午後は随分と撃った。

今回の通知で目立つのは航空機を使った訓練の多いことだ。各機種について先ず、小型、中型、戦闘ヘリコプター等について訊いてみたが、すらすらとは答えてもらえなかった。
 小型でOH−6型や中型でAH、YH型等と聞いたが偵察機については何も応えてはくれなかった。 以前はもう少し機種等を通知していたのに。
 


08年9月26日記
 ネット情報を利用する
 21日8時30分の定刻以降155mm砲を撃った。155mm弾が多かったように思う。先週分かったことだが155mm砲にも弾薬給弾車が随伴していることが分かった。
 
 (99式自走155mmりゅう弾砲用の弾薬および装薬を積載しており、積載弾数は90発と言われている。99式自走155mmりゅう弾砲の後方に配置し、ベルトコンベヤを使用する事によって自動的に弾薬を補給できる。平成16年度における年間調達数は1両で、価格は約4億円である。
 諸元・性能 乗員:2人 全長:約6.7m 全幅:約3.2m 全高:約3.1m 全備重量:約33t 最高速度:約47km/h )
 以上はウィキペディア百科事典から引用した資料です。
 それで別海業務隊に今撃っている155mm砲は何式ですかと問い合わせたら、それは言えないとの返事です。何故なんでしょう。99式自走榴弾砲なら、砲弾90発を積載した弾薬給弾車が随伴していることになります。最近は見てきたような話が多くなりますが、ここで生活していると音から色んなことが分かってきます。
 これは素人の計算での話ですが、203mm砲弾が1発90kgなら155mm砲は1発50kgほどでは?と思ったり。1両で4億円もする弾薬給弾車を従えて撃ちまくる図が浮かび上がります。何ともおぞましい図ではないか。

 23日08時31分、射撃始る。時々連続射撃音が、した。そして夕刻4時頃まで散発的に撃った。
 24日08時31分撃ち始める。3連とか4連で撃つことが多い。複数の自走榴弾砲を並べて撃っていることが想像できる。ヘリコプターが牧場の北西方の上空で飛びながらの射撃も珍しい。
 155mm、203mm砲弾を連続射撃するには、弾薬給弾車が随伴していることは常識のようです。だから続けて射撃音が聞こえるということは常に1両、4億円もする弾薬給弾車を後方に従えているのです。



08年9月19日記
 射撃のない日は
 9日を界に静かな原野に戻っています。とは言え例のキャタピラーの音が終日聞こえてきます。13日土曜日などは終日その音が続きました。それにヘリコプターの飛行音も。彼らには燃油の高騰は関係がなさそうです。
 16日09時丁度から射撃が又始る。203mm砲の天に響く大きな音が。
 17日08時31分、203mm砲を撃つ。6門で撃っているようだ。3門を略同時に発射することを繰り返したり。夜7時のニュースを聞いていたらヘリの音で外が騒がしい。窓を開けると南側で飛行を続けるヘリの音だ。牧場の西隣では昼間から発電機を回すエンジン音が夕刻まで続いていた。これは情報部隊の一部だと思うが、電波を出すのでテレビ映像が乱れる。地上波は強く影響を受けるので直ぐ映像が乱れて分かる。
 18日9時半頃、別海業務隊に電話で問い合わせるも、未だ返事は来ない。昨日の部隊名、203mm砲の数、撃った弾数などを問い合わせてみた。昨日は激しく撃ったから。
 203mm自走榴弾砲がどういう代物なのかを書いてみます。インターネットで検索すると直ぐ分かることです。
基礎データ
全長 10.732 m
全幅 3.15 m
全高 3.145 m
重量 28.35 t
乗員数 5 名
 この自走榴弾砲には手持ちの砲弾(1発90kg)は2発しか積めなくて、砲弾の補給は別の車で運ばなくては用をなさない。それで87式砲側砲弾車(50発積載可)が随伴することになる。
 諸元・性能 乗員 8人 全備重量 約23.5t 全長 7.17m 全幅 2.99m 全高 3.0m という重車両に203mm砲弾を積載した車が、常に随伴していることになります。
 昨日は随分撃ちましたからこれらの車は大忙しだったことが想像出来ます。
 203mm自走榴弾砲は13人の要員が必要と言いますから榴弾砲の乗員と砲側砲弾車の乗員を合わせて丁度13人ですから、いつも一対になって行動することが頷けます。
 午後になっても問い合わせ電話に返事がなく、一仕事して屋内に帰ると夕食前に返事が返ってきた。
 撃ってる部隊は第1特科群で使用した203mm自走榴弾砲は12門で射撃総数は345発でした。これが17日の203mm砲の射撃訓練でした。私の想像した門数は半分でしたが、音から感じる数字で6音には腑に落ちるものがあります。
 それに今回は203mm砲、155mm砲には砲側砲弾車が付いていることが分かりました。
 観てきた様な話になりますが、次から次と1分間に1.5発を撃つためにはそのような砲側砲弾車を備えていないと速射が出来ないことも分かってきました。1発60万円として2億700万円を着弾地に撃ち込んだ計算になります。ああもったいない。我らが血税。



08年9月12日記
 9月9日は戦場のように
 6日08時33分、撃ち始める。19時過ぎから夜の射撃始る。7日午前9時、茶内線を経て街に出る。射撃音は聞かなかったが、夕刻電光掲示板は射撃中の表示が出ていた。
 8日朝は8時36分から射撃音が。午後は3時頃と、4時頃に外で仕事中だったが心臓が止まりそうな音で射撃を繰り返した。そして夜は7時3分から射撃音が、疲れていたのでそのまま休む。
 9日は8時31分から撃ち始める。今日の撃ち方は並ではない。10時20分頃から断続的に連射をする。撃ってるのは155mm砲で私の判断では18門位で撃っているのではないかと想像する。1.5秒くらいの間隔で15回程の連射を繰り返す。これは1門の連続射撃が1分間6発からは考えられない撃ち方で、連続音が15回で15門と判断します。
 これを一斉に撃つとどえらい音になる。まさに、それは戦場を思わせます。今日は酷いです。
 別海業務隊に問い合わせると、演習場に入っている部隊は旭川第2特科隊で現在演習場内に33門(自走榴弾砲)が入っているという。18門を連射で数えることもあったので、33門と聞いて15連続と18連続音の謎が解けました。
 全国的な晴天の日本列島、北の果てでは155mm榴弾砲の撃ち放題がなされています。
 33門が休みなく撃つとどのような音になるか、夏の夜空に連続して打上げられる花火音に似ています。がその内実たるや着弾地を蜂の巣にする榴弾砲の射撃音。60発ほどを何度も数えたがため息の後、数えることを止めました。9日午後3時から4時過ぎのことでした。
 10日は撃たず。例の予備日だったのか。11日この日も撃ったかどうか分からず。そしたら午後2時頃だったか黒猫便が9月下旬の射撃通知を届けてくれた。その通知には次のように、
  1.実射訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 9月16日〜18日0830〜2200 203mm自走榴弾砲  627
 9月16日〜19日0830〜2200 155mm自走榴弾砲  1357
 9月16日〜18日0830〜2200  120mm迫撃砲     220
 9月17日〜18日0830〜2200 多連装ロケットシステム    14
 9月21日 0830〜2200 203mm自走榴弾砲。       66
 9月21日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲       241
 9月21日 0830〜1630 多目的誘導弾システム         3
 9月23日〜25日0830〜2200 203mm自走榴弾砲  506
 9月23日〜25日0830〜2200 多連装ロケットシステム    27
 9月21日〜25日0830〜2200 70mm空対地ロケット弾   66
 9月23日〜26日0830〜1630 多目的誘導弾システム    3
 9月27日     0830〜1630 120mm迫撃砲      88
 9月23日〜30日0830〜2200 155mm自走榴弾砲  2777
 
 * 期間には予備日が含まれています。

2.爆破訓練
 期間         時間       機種等                
 9月29日〜30日 0830〜1630 爆破薬   224kg
                       
3.航空機を使用する訓練等
 期間 9月16日〜9月30日
 使用時間 0500〜2200
 機種及び機数  小型ヘリ 2機 中型ヘリ 3機 戦闘ヘリ 3機

4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 TEL 0153−77−2231 (内線)311
 
  9月後半もどっさり内容の射撃通知が届きました。財政は火の車でも、訓練弾には糸目はつけないです。



08年9月5日記
 外から見る演習通知
 友人が送ってくれた「NO 消費税」第206号が手元に届いた。消費税をなくす全国の会発行の文書です。
 この文書を見ると軍事費のことが良く分かる。約5兆円の内44%が人件費・糧食費で兵器購入など物件費が56%です。物件費の中に兵器・弾薬購入費が9千億円前後含まれており、軍事費の5分の1を占めるとあります。
 弾薬の消費は矢臼別演習場だけではないでしょうが、物件費の額の大きさには驚きます。ここで撃たなかったら在庫管理できなくなる。(撃たなきゃ在庫の山になる、の意)
 思いやり予算のことで同じ軍事同盟国でもダントツに日本が気前の好い国であることなども記載されています。
 消費税がどのような使われ方をしてきたか、20年になろうとしている現在の姿を見事に書いています。平和公園通信第13号に7月の射撃通知を掲載しました。その一部が「NO消費税」第206号に載りました。
 年末には演習通知から予定弾の総数を纏めて、友人に送らなくてはと思います。見方を変えると理解度も変わります。
 
 30日09時25分、155mm砲を撃ち始める。今日は近くから撃っているせいか、射撃音が大きい。それに窓が揺れる音も家中にする。
 31日、9時半頃駅前に向けて茶内線を走ったが、電光掲示板は点灯なし。夕刻は4時頃だった、掲示板は点灯し「この道は通行出来ます」などと掲示していた。この道は町道、当然のことをご丁寧に。
 9月1日、08時30分自分の時計でジャスト30分に射撃音が。これは発射地点が近い証拠です。
 9月3日19時過ぎから夜間の射撃を始める。11日の22時00分まで4681発を撃たねば在庫が山になって行く。何処からも攻めてこないのに、榴弾砲をこれだけ撃たねばならないのか。
 9月4日も08時31分から撃った。そして5日もか?。



08年8月29日記
 9月の射撃通知
 23日、射撃音はなし。
 24日何時から撃ち始めたか、午後の仕事中に撃っていることが分かった。 
 25日9時53分撃ち始める。曇天の関係でか、随分とこもって響く。155mm砲だ。
 26日射撃通知が届く。

1.実射訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 9月1日〜02日0830〜1630 155mm自走榴弾砲  345
 9月1日    0830〜1630  120mm迫撃砲      40
 9月3日〜11日0830〜2200 155mm自走榴弾砲 4681
 
 * 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間         時間       機種等                
 9月1日〜15日 0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 2機
                       
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等ありましたら次の部署にご連絡ください。
 別海駐屯地業務隊 総務課

 26日も27日も射撃はした。今度も155mm砲弾の数の多さです。仮定の話で申し訳ないのですが1発30万円として、15億円ほどが着弾地の煙に消える。9月も15日までの11日間着弾地向け血税を撃ち込むのです。
 29日08時31分、撃ち始めた。155mm砲弾、30万円が煙に消えた。



08年8月22日記
 15日に届いた演習通知
1.実射訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 8月16日〜18日0830〜2200 203mm自走榴弾砲 1896
 8月19日〜20日0830〜2200 多連装ロケットシステム  159
 8月20日〜22日0830〜2200 203mm自走榴弾砲 2339
 8月22日     0830〜2200 多連装ロケットシステム   79
 8月24日〜27日0830〜1630 155mm自走榴弾砲 1397
 8月25日〜26日0830〜1630 120mm迫撃砲      40
 8月27日〜31日0830〜1630 155mm自走榴弾砲  995
 8月27日     0830〜2200 120mm迫撃砲      24
 8月30日〜31日0830〜1630 120mm迫撃砲     282

 * 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間         時間       機種等                
 8月16日〜31日 0500〜2200 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機
                       
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等ありましたら次の部署にご連絡ください。
 別海駐屯地業務隊 総務課

 8月後半で射撃のない日は23日だけ、203mm弾は6日間で4235発1発50万円として約21億円。8月下旬に着弾地に煙になって消える我らが血税、馬鹿みたいな話が罷り通る演習場の話。
 17日08時31分撃ち始める。3連発に発射音がした。驚くほどの音ではない。120mm迫撃砲かと思ったが、203mm砲だ。少なくとも3つの自走榴弾砲が連射したことになる。
 18日08時39分203mm砲を撃ち始める。夜の射撃は睡眠中で認知せず。
 19日、ロケットシステムを撃つ日だが。
 20日08時31分撃つ。21日08時46分撃つ。8月後半の射撃訓練、23日を除いて毎日撃つ予定が入っている。
 最近盛んに「しんぶん赤旗」などでは軍事費の聖域扱いを報道するが、日本のマスコミはそのことを咎めようとしない。困ったことだと思う。
 22日今日も8時81分から撃った。



08年8月15日記
 10日朝の西牧場
 朝6時、ブルーべリーを収獲すべく外に出る。牧場の北入り口付近に自衛隊員が見え隠れ、数えると7人もいる。迷彩服で樹の陰に身を隠すようにして。構っていては朝の一仕事が終わらない。で、ベリー摘みを小1時間、そして何時もの小休止をするドングリの木の下で今度は監視を。
 今朝この時間帯、盆踊り参加者が基地散歩で、東西の牧場を往復する、朝のウォーキングが西牧場に近づいてくる。
 陸自の偵察部隊員(7名)は道路サイドに張り巡らせたロープから一歩も外側にださせまいと、監視を。
 私の今朝の主な仕事は西牧場に立つ、柏(樹の周り3.6m)の見物案内です。30人は優に有った一団が10人ほどになったが、木の大きさを確認して案内を終える。
 残り20人ほどは案内出来ずに終わった。とにかく演習場域に侵入すると、彼らはそれを止めようと立ち塞がる。毎年繰り返される盆踊り参加者と偵察隊員との接触、小競り合いなのです。
 この朝、8時半頃には西牧場周辺から偵察部隊の姿も消えた。
 張り巡らされたロープに馬が絡む事故を早く見つける、これ私の注意事項なのです。
 11日08時55分から09時30分頃までピリカ台近辺で重車両の走行音が。その後、静かになったが12日0時から30分頃にかけて、またまた夜中に、重車両の走行音が聞こえる。
 14日09時頃から牧場の西側で車両の走行音が激しい。音の大きい理由が分かった、トップページに出した多連装ロケットシステムの自走発射機M270がエンジンを止めないで停止していました。全長7mで装備重量は25トンとあります。通称MLRSというらしい。音が大きい訳が分かる。90型戦車ほどではないが25トンもの重量で60Km/hで走る、とあるから。
15日は敗戦記念日、08時32分203mm砲を撃つ。東京で慰霊祭中も撃った。撃ってる人達は日本国が連合国に敗れた日であることを知っているのだろうか。



08年8月8日記
 8月に入って
 心配等しなくとも8月6日から何時もの騒がしい演習場になるのだろう。けど、射撃訓練のない日が続くと、自然豊な矢臼別原野を実感します。
 7月から8月初旬にかけての転地訓練が実施されたことを忘れてはなりません。何時ものように騒がしくはなかったけれど。
 機動は関西の部隊で、人員:約3100名、車両:約1000両、火砲:14門、戦車:13両、航空機:14機
 海上自衛隊の艦艇の表示はないが、これだけの隊員、武器を輸送するには海自の艦艇が投入されている筈です。この無駄使い、どれ程の額かは分からないが、許せない。この不景気の最中に。
 6日から始るのは通常の射撃訓練です。この射撃訓練の縮小等も聞いたことがない。
 ある時、近所の酪農家にこの無駄使いの話しをしたら、隊員も武器製造会社も軍事予算が無くなると困るから、と無駄を認めてもらえなかった。
 この方は故人になられたが、福祉予算が減らされても軍事予算は聖域で手付かずの、今なら別の判断をされるかも。
 如何に着弾地の煙に消える射撃訓練が無益な行為かをここで暮らすと良く分かる。
 8月5日午後4時頃、駅前市街からの帰途、5旅のマークを付けた自衛隊のトラックに行き合った。6日から始る射撃は帯広の部隊なのかも。
 6日08時45分、203mm砲を撃ち始める。東の方で撃ってるのか音は小さい。
 7日08時32分、203mm砲を撃ち始める。8日08時32分203mm砲を撃ち始める。



08年8月1日記
 盆踊りと演習場
 盆踊りが近づくと西牧場と東牧場を繋ぐ団結道路の路側に虎模様のロープが張り巡らされる。
 通行は速やかにだの、進入禁止だの、と看板が所々に架けられたりする。
 私が転居した当時は東牧場の平和池から50m付近まで偵察部隊が野営して盆踊りを監視していた。
 14、5年前からは西牧場の西端で道路に交通遮断の鉄条網を置いて自衛隊のジープも通行をしなくなった。勿論私は西と東の道路を通行するだけで、牧場西端の交通遮断は困ることは何もない。
 ただ自衛隊は道路通行以外は認めないと、盆踊りのお客さんの演習場域への侵入を気にします。
 私が困るのはポニーが時々、このロープに絡まって自由行動が出来なくなることです。つい最近も矢臼別暮らし15年になろうかという雄の茜号がロープに絡まって3時間ほど動けなく、歩行困難になるほど、右後脚をロープで締め付けてしまったことです。
 1年の内にこのロープの絡まる事故が何度かあるので、ポニーたちの日々の顔合わせの時には点呼を必ず取ります。
 平和盆踊りが近づくと、別海業務隊員と団結道路の通行時に必ず顔を合わせることになります。28日朝は急用で街に出て、10時半頃西牧場に帰った。今年も別海業務隊が虎模様のロープを張り直す現場にでくわしました。6名の迷彩服を着た隊員が鎌を片手にロープ張をしていました。
 現在は転地訓練中で、テレビ電波が妨害を受けて時々映像が映らなくなることがあります。
 盆踊りの時は通常の射撃訓練に入っています。203mm砲が我々の平和盆踊りに対してどのように映るのか、特と監視をしたいです。



08年7月25日記
 19日、聞いた話
 演習場の西側に位置するのが標茶町です。この町は演習場と接しているが、軍事予算のおこぼれを一切受けていないと聞いている。その町の人達が今回の射撃、16日から18日にかけて着弾音が凄かったと。天候とか風向きとかで、それに砲弾に仕掛けられた爆薬の量で着弾音が変わることは承知している。今回西隣の標茶町の方が困ったらしい。
 川瀬さんも私も、静かな演習等と言っていたが、夫々の場所で被害を被っているのですねぇ。
転地訓練は未だ終わっていないので20日以降どのように展開するものやら。
 20日は静かな演習場。転地訓練も連休に入ったのだろうか。昼間は外に居たが、快晴の天候の中、軍事演習の音は聞こえなかった。
 21日は静かだと思っていたら夜の8時頃からヘリコプターが南側を喧しく飛んで、車両音も混じっていたように思う。ただならぬ騒音に何事かと窓を開けて確認した。自衛隊様は転地訓練に一所懸命です。
 23日午後屋外で仕事をしたが車両の移動音が南側で聞こえた。
 24日は午前中、9時52分、9時58分、10時05分、10時9分の4回戦闘機の音が雲の中から聞こえる。独特のキーンと言う音が聞こえその後ゴーッと言う飛行音が。その後もヘリの音が11時頃まで続いた。
 
 24日届いた演習通知。
1.実射訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 8月6日〜10日0830〜1630 203mm自走榴弾砲   931
 8月15日    0830〜2200 203mm自走榴弾砲   554
 
 * 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する訓練等
 期間         時間       機種等                
 8月1日〜15日 0500〜2200 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機
                       
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等ありましたら次の部署にご連絡ください。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 
 転地訓練の後に演習場に入る新たな部隊の射撃訓練のようだ。次から次と無駄遣い部隊が来る。



08年7月18日記
 11日届いた演習通知
1.実射訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 7月16日〜18日0830〜2200 155mm自走榴弾砲 1716
 7月18日     0830〜2200 120mm迫撃砲     509
 7月29日〜30日0830〜1630 87式戦車誘導弾     29
 7月30日〜31日0830〜2200 120mm迫撃砲     700

 * 期間には予備日が含まれています。

2.発煙訓練
 期間         時間       
 7月16日〜27日 日出〜日没  内容はさっぱり記述なし                 
 
 * 期間には予備日が含まれています

3.航空機を使用する訓練等
 期間         時間       機種等                
 7月16日〜31日 0500〜2200 小型ヘリ 4機 中型ヘリ 8機
                        大型ヘリ3機 対戦ヘリ 4機
                        戦闘機 5機
 
4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練等についてご質問等ありましたら次の部署にご連絡ください。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 
 12日08時31分撃ち始める、今夜は22時まで撃つのか。155mm砲を撃っているようだ。時々ヘリも飛んでいる。夕刻は16時30分直前まで撃ち続けた。夕食後は早く休んだので、夜間射撃は分からない。
 13日夕刻、ミマッカゲートの電光掲示板を読んでいたら、歩哨ボックスから若い自衛隊員が車の側に寄ってきて、射撃中ですから演習場には入らないでと声をかけられた。
 米海兵隊が矢臼別に入ってくるようになって、建てられた歩哨ボックスと電光掲示板です。
 最近この電光掲示板に、この町道は通行できます等と掲示することがある。何とも陳腐な掲示だろうか。
 14日計った様に、8時30分代に今朝も射撃を始めた。午後2時頃からは爆破訓練も始めたようで牧場の西側で爆破音が午後の4時半頃まで続いた。
 15日は08時30分から射撃音が始る。10時半頃外に出たら曇り空の中を飛行する弾の空気を裂く音が不気味に聞こえた。今日の砲種は120mm迫撃砲。155mm榴弾と比べるとやや音は小さい。
 16日定刻には撃たなかったが終日、射撃音と車両の走行音が東牧場で聞こえた。
 17日08時30分、待ちかねた様に155mm砲を撃ち始めた。昨日川瀬さん曰く、3100人も演習場に入ってても、さっぱり動きが分からない、と。確かに音以外は何も分からない。



08年7月11日記
 雨の降る中で
 七夕の7日10時頃、小雨降る中ビニールハウスからカボチャの移植をしていたら。重車両の走行音が牧場の西の方から聞こえてくる。その内に3台のチエンソー音も聞こえて、人の声も混じっている。11時半頃まで続いたか。こちらは人参の除草やカボチャの移植で忙しく、観に行くことはしなかった。
 12日から始る訓練の為の陣地作りか?久方ぶりの演習場内からの楽しくない騒音が。
 9日03時25分、本を読んでいると南側から大きなエンジン音が。窓を開けると夜が明けて霧のかかった天候。どうやらピリカ台の辺りを重車両が走り回っている風だ。4時過ぎまで続く。
 10日静かな矢臼別。川瀬牧場が演習場に取り囲まれていることを忘れさせる、2、3日が続く。
 今日は11日今週は射撃音のない、9日早朝の重車両の走るエンジン音には驚いたが、比較的に静かな矢臼別原野でした。
 どうしたことか7月後半の演習通知が届かない。12日から15日までは通知が届いているのだが、このままで7月が終わろう筈がない。
 これは、と思って転地訓練の日程を調べると転地訓練の通知で、次の内容が
「 ○演習等における練成訓練
  平成20年7月11日(金)〜平成20年8月4日(月)
  師団規模の演習、長射程射撃訓練
 ○場所
  矢臼別演習場 」
 とあって、はや機動部隊は演習場内に入っているように思う。畑の仕事で忙しく毎日除草や土盛りや移植や剪定等で監視はそっちのけだったが、そろそろ戦場を思わせる動きが今日から始るのかも。



08年7月4日記
 電波障害が
 6月27日夜、地上波が乱れてテレビが観えなくなる。情報部隊が西牧場近辺にいて、強い電波を出しているようだ。
 28日、演習部隊の動き分からず。29日、30日と全く動きが分からない。そして7月1日も静か。12日までは射撃は無い。ヘリが今日から飛行をする筈。
 7月に入って連日夜更かしをしている。他でもないテレビを見ていることが多い。NHK総合だったり教育だったりだが、テレビが見えなくなることが多い。そんな時はオフにするのだが、これは演習場内での電波障害ではと思っている。
 演習通知でしか訓練予定は分からないので大きな音が出ない限り、お隣さんの動きは分からない。しかしテレビを観ていると音のしない訓練が時々察知出来る。
 ここに居ると町では分からない演習場内の動きが分かる。ここ1週間、昼間は屋外で仕事をすることが多い。12日からは騒がしくなるのだろうが、片時の自然を満喫できる矢臼別。
 
 今週は上段で終わりにしようとしていたら、釧路の友人が米海兵隊の訓練予定をメールで送ってくれた。今秋10月は北富士演習場で、11月、12月は矢臼別演習場、で1月、2月は日出生台演習場で部隊が展開するという。
 アメリカ言いなりの演習場の使い方が益々幅を利かして、好きなようにあしらわれる日本政府。沖縄からの機動費は我らが血税で賄われる。何が沖縄の痛みを軽減だ、と言いたい。
 日本の国土から米国軍を立ち退かせることこそが諸悪を無くす道だと思うが。



08年6月27日記
 ミマッカゲートは開いたまま
 6月22日外出。川瀬西牧場(16町歩、400mX400m)からの外出は800mの演習場域を経て川瀬東牧場(19町歩)に繋がる。東牧場からは別海町道、茶内線をへて市街地に接続。
 自宅からその茶内線までは約1.4km。この茶内線、現在は東牧場が最終地点で始発点は別海町の西春別旧市街で約14kmの道程。この茶内線、元々は演習場の南に位置する浜中町の茶内原野に通じる道でした。未だにこの道の表示を信じて川瀬東牧場までやって来て、行き先を尋ねる車があります。
 この茶内線を経て19km先に西春別駅前の市街、又自宅から35km先の別海町市街に、又35km先の中標津町の市街にと繋がっている。
 ミマッカゲートは茶内線に面して自宅から約2kmに、後一つは2.7kmにも演習場へのゲートがある。このゲートを通過すると茶内線の両サイドは牧草地に変わる。10年ほど前は牧草地即民有地だったが今はそうではない。防衛庁の所有地になっった牧草地があって、防衛庁が幅を利かしている。
 話は長くなったが、茶内線は約2kmほど演習場に突き刺さったように残っていて、これが川瀬牧場効果と言うものでしょう。ゲートはここに2箇所設置されている。
 外出の度に注意するのがこのゲート。交通事故があって、この頃流行の「済みませんでした」ではかなわねえ。
 23日も外出した。ミマッカゲートは開いたままだ。正午頃に西牧場に帰ったが、空車のダンプカーと上風蓮橋手前で入れ違った。これは演習場から出てきた車に違いない。それで開けたままなのか。
 26日終日静かな演習場。25日に届いた7月の演習通知を次に。

1.実射訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 7月12〜14日  0830〜2200 155mm自走榴弾砲 1428
 7月15日      0830〜2200 120mm迫撃砲     509
 
* 期間には予備日が含まれています。

2.爆破訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 7月12〜15日 0830〜2200 爆破薬           800kg
 7月14日     0830〜2200 70式地雷原爆破装置 1109kg
 7月15日     0830〜2200 92式地雷原処理車    119kg

 * 期間には予備日が含まれています

3.発煙訓練
 期間  平成20年7月8日〜7月14日 日の出から日の入りの間

4.航空機を使用する訓練等
 期間         時間       機種等                
 7月1日〜15日 0500〜2200 小型ヘリ 4機 中型ヘリ 6機
                      大型ヘリ 3機 対戦ヘリ 4機
 
5.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

6.その他
 本訓練等についてご質問等ありましたら次の部署にご連絡ください。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 TEL 0153−77−2231 (内線)311

 転地訓練が7月の訓練の主役なのだろうが、地雷の爆破訓練などが組まれていて、使用が禁止された筈の地雷の爆破訓練をするようだ。そう言えば自衛隊はクラスター弾も沢山所有しているとか。それを廃棄するために金が嵩むとも。これらに使った金、皆血税。射撃は比較的に少ないが、ヘリの飛行音が騒がしい7月になりそう。



08年6月20日記
 演習通知(6月後半分)が
1.実射訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 6月28日      0830〜1630 155mm自走榴弾砲 156
 
 * 期間には予備日が含まれています。

2.空砲射撃
 期間         時間       砲種等          弾数等
 6月20日〜24日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲  66

 * 期間には予備日が含まれています

3.航空機を使用する訓練等
 期間         時間       機種等                
 6月16日〜30日 0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機
                      
 
4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練等についてご質問等ありましたら次の部署にご連絡ください。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 TEL 0153−77−2231 (内線)311

今回の通知には平成20年度 協同転地演習(北方)について がある。次の内容だ。

○目的
  国内においてあらゆる事態に有効に対応するため、転地演習を実施するとともに、主として輸送の場を活用した海上自衛隊及び航空自衛隊との協同連携要領を演習して、各方面隊の即応性の向上を図る。

○時期
  平成20年6月20日〜平成20年8月11日

○演習等における練成訓練
  平成20年7月11日(金)〜平成20年8月4日(月)
  師団規模の演習、長射程射撃訓練

○場所
  矢臼別演習場

○長距離機動
  往路:6月20日〜7月15日
  復路:7月31日予定〜8月11日

○訓練部隊
  第3師団基幹(兵庫県)
     人員:約3100名
     車両:約1000両
     火砲:14門
     戦車:13両
    航空機:14機

○その他
  海上自衛隊から輸送艦1隻、航空自衛隊から戦闘機、輸送機等延べ十数機がそれぞれ参加する。

 以前は北方機動演習と呼んでいたが、最近は協同転地演習(北方)とか呼んでいる。金のかかる演習を今夏も今日20日から始める。南の兵庫県からの転地演習だ。クライマックスは矢臼別だ。戦車だ、火砲だと、さながら戦場の如くに、おまけに飛行機も加わるようだ。
 戦争の真似などはしなくて良いものを。



08年6月9日記
 
 7日朝から撃たずに。朝から雨は上がって晴れの天気。
 8日朝から撃たず。NHK教育テレビの映像乱れて観えず。電波障害か。演習場内で強力な電波を出しているのだろうか。よく起こる現象。
 9日午後2時過ぎからロケットシステムを撃つ。火を噴いて飛ぶ。居間から見えるロケット弾の飛行。



08年6月6日記
 5月30日20時30頃射撃音
 31日午前中、業務隊に射撃の事実を確認したら、夜間射撃をしましたと。町民に出した射撃通知では月末の夜間射撃はない。
 業務隊の訓練表には夜間19時から22時の訓練が組まれている、という。聞いたのは昨夜の20時30分頃。夜間射撃はないと頭に入っているので、これは変だ、と直感した。間違いではなかった。時間を守らないで撃つことが時々起こる。
 何故通知にない射撃をしたのか?。31日午後3時前に分かったことは、射撃部隊は夜間射撃申告をしたが、業務隊が間違って別海町に報告した、という。何とも間抜けな業務隊。
 しかし真相は分からない。こう言えば頭を下げ易いかも、で。いい加減な演習通知である。
 31日08時30分から撃ち始めた。
 6月2日朝、30日夜間射撃は証明弾15発、榴弾8発の射撃をしたとの電話連絡を受けた。尚午前8時45分別海町に演習通知で問い合わせたら、31日に業務隊長から町長に対して通知の誤りについての申し入れがあったという。
 1日は外出したので射撃の有無は分からず。ただ電光掲示板は射撃のあることを伝えていた。
 2日は射撃無しの日。静かだ。
 3日08時30分射撃音、1分後に2発目を。
 4日08時30分射撃音。27秒くらいで着弾音。射程が短い。10時30分頃郵便配達で演習通知が届く。通知の内容は
 
 各位                        平成20年6月2日
                             別海町長 水沼 猛   
      演習通知外に行われた射撃について   
 このことについて、平成20年5月30日(金)午後7時5分から午後9時24分の間、矢臼別演習場におきまして、演習通知に載っていない射撃がありました。
 この件につきましては、訓練実施部隊からの演習時間を別海駐屯地が誤って町に伝えてきたため発生いたしました。
 5月31日午後6時30分、別海駐屯業務隊長より演習通知外の射撃について、町民の皆様に対しましてご迷惑をかけた旨の謝罪がありましたのでお知らせいたします。
 なお、町といたしましては、別海駐屯地に対し、指導・連絡の徹底を図るよう厳重に申し入れをしております。
                   (総務部総合政策課地域政策担当)
 5月31日の問い合わせが、町長への謝罪表明になったようです。しかし疑えば、この方法が最も処理が易かったのかも。
 5月29日〜31日で30日だけが夜間射撃というのが、疑問に思える。が疑うのは止めよう。
 5日は撃たず。午後時々ヘリコプターが飛ぶ。
 6日08時30分から撃ち始めた多連装ロケットシステム。居間から南東の方向、林の頂から飛び出して南の方向まで火を噴いて飛ぶ。これ値段は高い筈。発射音は155mm榴弾に負けない大きな音を出す。着弾音も聞こえるが小さい。
 着弾地までに消える我らが血税、毎年毎年咎めなく撃ち続けられる。モッタイナイ。ああ、モッタイナイ。



08年5月30日記
 夜の射撃はないが
 5月24日午後2時頃だったか菜園の南方、3箇所ほどで射撃音が轟いた。今は農作業をしているので射撃音その他が直に耳に届く。人の声も混じって。23日だったと思うが、東から聞こえ始めた重車両の走行音が北側、西側と循環して聞こえた。こういう時は演習場に取り囲まれて居るを実感する。
 24日は昼間の空包射撃で夜はお休みと思いきや、22時半頃から聞こえ始めた重車両の走行音、明けて25日02時頃まで続いた。演習は射撃だけでないことが良く分かる。ピリカ台近辺からの音だ。
 25日は朝から夕刻まで撃った。日割りにすると予定弾数は250発ほど。
 26日11時56分から撃ち始める。午後も撃ったが散発の射撃。終日小雨が降った。
 27日撃つかと待っているが音なし。その内に演習通知が届いた。
1.実射訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 6月1日      0830〜1630 155mm自走榴弾砲 758
 6月3〜5日    0830〜1630 155mm自走榴弾砲 165
 6月6〜11日   0830〜1630 多連装ロケットシステム100
 6月12〜13日  0830〜1630 203mm自走榴弾砲   9
 6月12〜15日  0830〜1630 155mm自走榴弾砲 776
* 期間には予備日が含まれています。

2.爆破訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 6月12日      0830〜1630 爆破薬         163kg
* 期間には予備日が含まれています

3.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 6月1日〜15日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 2機
                      大型ヘリ 2機
* 期間には予備日が含まれています

4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練等についてご質問等ありましたら次の部署にご連絡ください。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 TEL 0153−77−2231 (内線)311

 今回の通知では6月2日に射撃が無しで後は15日までびっしり。それに爆破薬が163kgと結構な量である。これは注意したい。
 多連装ロケットシステム、値段は分からないがこれは高価な筈。何とか値段を調べたいが。価格コムで無理か?。知ってる人いないかなぁ。こんなことが何故公表されないのか、おかしな話。
 5月30日09時21分撃ち始める。今日は155mm砲、着弾音が27秒とか30秒とか32秒とかで射撃点が色々。155mm砲弾は1発30万円とか。今日は何発撃つことやら。



08年5月23日記
 隣人に何も分からず
 5月17日隣人には何も分からず。そんな1日でした。隣人とは演習場と隣りあわせで住んでいる牧場の農民で。お隣さんが何をして御座るのか分からないって話。
 18日は空砲の射撃が予定されていたが音はしなかった。
 19日は実弾射撃の予定。08時53分、203mm砲を撃ち始めた。発射音と着弾音の差は35秒か。単純に日割りすると1日の予定弾は300発余。撃ち始めて30分、次から次と撃っている。射撃間隔は15秒程、35秒遅れで着弾音が。午後は射撃音はなく、夕刻遅くまで車両の移動音が聞こえた。
 20日08時31分、南側でドーンと大きな発射音が、そして北側の窓から少し小さめの着弾音がボーンと。3分間隔で発射音、33秒後に着弾音が。今日は雨日和、雲が厚いからか大きなこもるような音がする。とてつもなく大きいドームの中で鐘の突く音を聞く感じ。
 今日も1発50万とも60万円とも言われる203mm砲弾、300発余が煙に消えるか。福祉予算を削る話はよく聞くが、5兆円の軍事予算を咎める声が小さすぎる。
 終日雨の降る中で、射撃の終わったのは16時26分。終日撃ち続けた。
 21日08時45分、撃ち始める。昨日と略同じ場所から撃っている模様。着弾までの時間が33秒くらいに聞こえる。昨日と比べて、今朝は快晴の天気。午後も撃った。
 22日、今日は撃たないはず。ピリカ台の辺りも音なし。
 今日は静かな矢臼別原野。



08年5月16日記
 開けたままのゲート
 5月9日川瀬牧場から茶内線を使って、西春別駅前に出る。演習のない時は閉まっている筈のミマッカゲートが開きっぱなしだ。茶内線が優先で演習場から出る車は一時停止だが、イージス艦のこともあって、このゲート前を通過する時は要注意だ。
 演習通知を良く見ると9日から15日にかけて爆破訓練とある。それにしてもゲートの開けっ放しはない。見張り員がゲートに付く等もいい加減、誰も居ない。
 10日、12日も午後から西牧場の西側で車両の移動音が騒がしく、ヘリコプターの飛行音もまじって騒がしい。何をしているかは分からないが、ピリカ台近辺で何かを。
 川瀬さんとの話で13日、ミマッカゲートも上風連橋袂のゲートも開けたまま。これでは入って下さいと言わんばかりで見張員なし。で4日間開いたまま。演習場内射撃はないが何か訓練はしている。
 今、クラスター弾の使用禁止が問題になっている。何年も前になるが、現着弾地の手前に新着弾地を造った。300mX500mの矩形で波打つ原野に砂利を敷き詰めている。これはクラスター弾の為に造られたのでは? と思ったり。その後見た限りでは、ここが使用された形跡はない。
 入って下さいと言わんばかりの無警戒なゲート。開けたままだと、着弾地の周辺をつい見てみたくなる。

 14日演習通知が届いた。
1.実射訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 5月19日〜21日 0830〜1630 203mm自走榴弾砲  924
 5月25日〜28日 0830〜1630 203mm自走榴弾砲  984
 5月29日〜31日 0830〜1630 155mm自走榴弾砲  758

* 期間には予備日が含まれています。

2.空砲射撃
 期間         時間       砲種等          弾数等
 5月18日      0830〜1630 203mm自走榴弾砲   20
 5月23日〜24日 0830〜1630 203mm自走榴弾砲   90

* 期間には予備日が含まれています

3.爆破訓練
 期間         時間       砲種等          弾数等
 5月16日〜17日 0830〜1630 爆破薬          10kg

* 期間には予備日が含まれています

4.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 5月16日〜31日0500〜2200 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機
                      大型ヘリ 2機

5.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

6.その他
 本訓練等についてご質問等ありましたら次の部署にご連絡ください。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 TEL 0153−77−2231 (内線)311

 一言コメント。煙と消える砲弾、これ皆我らの税金です。



08年5月6日記
 3日土曜日の午後2時半ころ、菜園に出て堆肥を撒く作業をしていた。この日は南西の方向から風が吹いていた。きつくはなかったが、少し未だ新芽の出きらない雑木が風きり音を出していた。 
 この風が吹くと、ピリカ台付近での演習、人の声が良く聞こえる。しかし一言一言は不明。射撃はしないが何かをやっている。
 5月前半の演習通知は5月9日〜15日まで昼間の0830〜1630、爆破薬10kgの爆破訓練が予定とある。
 ヘリコプターの飛行は1日から15日まで、これは5時から22時までの飛行があるとの毎度の通知。

 後一つ矢臼別演習場(火入れ)実施計画が届いている。
 目的 野火発生の多発期にあたり、関係地区の火入れを実施し、火災発生の未然防止を図る。
 1、場所 矢臼別演習場
 1、期間 5月10日から5月17日
 
編成等
 1、清掃作業人員 約400人
 2、装備 車両80両、ヘリコプター1機、水タンク車、1両、ジェットシューター70個、空中消火器 材 2セット

 この火入れは毎年実施しているようである。知らなかっただけでこちらに移住する前からのことらしい。

08年4月4日記
 演習通知(4月前半分)が
 3月25日届いた。4月1日から15日までは実弾射撃訓練、空包射撃訓練、爆破訓練は行わないと。ただし航空機の使用する訓練があると言う。
 演習場になって以来、ここに住み続けている川瀬さん、4月は演習をしないと言う。道がぬかるむ4月は演習場には使わないが相場らしい。
 下旬もおそらく上記3種の訓練はなくて飛行機の上空飛来が時々。従って4月は砲撃音を聞かずに過せる静かな矢臼別になりそう。



08年3月28日記
 射撃訓練は音が、しかし
 米海兵隊と自衛隊の共同訓練は2週間、3月前半に実施されたが何をしたのか分からずに終わった。が少しずつ内容が洩れてくる。先週、海兵隊のスキー訓練を伝えてくれた友人が、今度は自衛隊からの情報を伝えてくれた。帯広の第五旅団のHPに出ていたものを転送です。
 音がしないと南北9km、東西25kmの演習場内で1000人足らずの人間がどれだけ動き回っても、鳥のように上空から見ない限り何も分からない。
 そもそも今回の共同訓練、米海兵隊は神出鬼没の動きで釧路港へ。予定通り釧路港には入港しなかった。このような気ままな動きが出来ることを確認したのかも知れないが。
 自衛隊の伝える演習内容は日米合同で敵対チームを作り、陣地奪取訓練をしたわけで、この訓練は集団的自衛権の行使そのもだ。
 集団的自衛権の許諾が話題に上がるが、共同訓練は集団的自衛権の事後承認の積み重ねに見える。写真はその実態証明に映る。そして今やメディアはこれらのことを問題にさえしていない。
  
 いよいよ矢臼別でもきな臭い演習内容に変化しつつある実態。共同の相棒は侵略戦争を仕掛ける米海兵隊・米軍です。
 これを食い止めるには国民一人一人の九条を守る心に訴えるしかない。




08年3月21日記
 3月中はヘリの飛行だけ
 釧路の友人が矢臼別の米海兵隊の動静を教えてくれた。私のネット検索能力は低い。で周りの人に頼ることが多い。
 先の友人は次の様な内容のメッセージを送ってくれた。
 演習の呼び名は「フォレスト・ライト2」、何をやったのか、何時何処から来たのか全く分からない演習だと。帰りは18日午後、釧路西港から海兵隊の高速輸送船ウエストパックエクスプレスで目的港は横浜のノースドック。これらはマスコミ報道された。
 またオキナワマリン紙では演習場内でスキーの練習を行ったという唯一の訓練内容が。川瀬牧場に居ても今回の共同訓練はさっぱり分からず。が、よく観ると写真は矢臼別演習場のようである。


 アメリカに雪原がない訳ではない。共同訓練と称して矢臼別を只で利用する。米軍再編の一環だろう。訓練には専門の通訳が就いたことも。ここに主従関係が見て取れる。



08年3月14日記
 何も分からないままに
 10日1430ヘリ飛行音が。後は全く音なし。12日8時40分頃、南でヘリの飛行音がする。共同訓練の動きは全く分からない。川瀬さんの話だとミマッカゲートの歩哨ボックスがシャッターを少し開いて見張りをしていたとか。
 11日届いた3月後半の演習通知によると、射撃訓練はないと言う。但し航空機の使用はあると。今春は雪が少なくて演習場の状況も例年とは異なる。とはいっても4月の演習場の使用状況が極端に変わることも無かろうと想像する。
 ともかく今日で以って米海兵隊と自衛隊の共同訓練は終わる。実態が何も分からないけれど沖縄の海兵隊ニュースで流されるのでは。
 アンテナを張り巡らせて共同訓練の実態を探らなくては。



08年3月7日記
 3月4日、ミマッカゲートで
 日米共同訓練中なのに演習場は至って静かです。3月4日東牧場の車庫から駅前市街地に出た。ゲートの電光掲示板は無点灯。射撃はないらしい。ただ茶内線から演習場に入った轍の後が残っていた。自衛隊のジープに茶内線で行き逢った。そして6時間後に東牧場に帰ったが、ミマッカゲートの内側にトレーラーの牽引車と除雪ブルドーザーが止まっていた。訓練のために雪道を除雪したり、訓練物資を運んだ後なのか、ゲートから車は東へと走り去った。
 3月5日9時過ぎ東牧場の方から車両の移動する音が聞こえる。ミマッカゲートから西へ移動するのか.。午後12時15分頃上空を飛行機が飛ぶ。姿見えず。共同訓練の関連か。午後1時10分頃ミマッカゲート通過、やはり演習場内風連道は除雪が終わっている。が海兵隊の姿は見えず。
 残念ながら共同訓練の姿はさっぱり見えない。6日、明日はマスコミに公開する日なのだが。
 北海道新聞を見るも訓練の記事は見えない。何処で何をしているやら何も分からない。
 人を殺める共同訓練をしているのに、何も見えないって怖いです。


08年2月29日記
 3月の演習通知が届く
 2月21日、別海町から3月前半の訓練通知が届いた。
1.爆破訓練
 期間      時間       砲種等       弾数等
 3月6日 0830〜1630   70式地雷原爆破装置 423kg
 3月9日 0830〜1630   70式地雷原爆破装置 423kg

※ 期間には、予備日が含まれてます

2.航空機を使用する訓練等
期間         時間       機種等                
 3月1日〜15日0500〜2200 小型ヘリ 1機 中型ヘリ 1機 

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 日米共同訓練とどように連携しているかは分からないが、爆破訓練が共同訓練の期間中に組まれていいる。
 折りしも20日だったか釧路港に米海兵隊の兵員輸送船が入港した。昨年の花咲港に入港したフエリーボート、「かりゆし」と同じで入港についての情報が開示されなかった。小樽港といい釧路港といい入港に許可権を持つ地方自治体の首長が住民の立場に立つか長いものに巻かれるかで大違い。地方自治に自信を持つ首長を選ばないことには、と思う。その点では岩国前市長の見識は見上げたものだと思う。防衛問題など国の専権事項などと国言いなりの首長が多い中で、住民の安全のために首長の役割を主張するは地方自治の基本だと思う。
 入港手続きで、日本船の場合は使用岸壁、日時、目的、揚げ荷数量などは明確にが原則のはず。米海兵隊の高速輸送船ウェストパック・エクスプレスが入港したのは入港許可日外の20日、しかも岸壁を借りるだけで申請で、他の項目は空欄で。だから港の使用目的も何も一切わからずだ。日米地位協定を盾にらしい。米海兵隊の横暴、ここに日本の従属姿勢がある。29日から共同訓練が始まる。確りと監視を強めなくては。



08年2月22日記
 16日は撃たず
 2月後半の16日は予備日に含まれて射撃はなかった。また「1特1」標識は北富士第1特科隊の車だと言う。札幌ではなく静岡県からの部隊でした。どうも新年は試射撃が多かったのではと想像します。それに2月に入ってからテレビの画面に横方向に白い点々が流れることが多く。これは情報部隊が演習場内に入った時によくある現象。
 戦争映画「プラトーン」をテレビ映画で観たが、砲撃作戦中、砲撃部隊に射撃点を指示する無線連絡の場面がよく出る。
 西牧場の西隣で情報部隊がよく野営をする。夏場にその風景を目撃することが多い。射撃訓練には情報部隊は付き物です。272号線を移動する自衛隊車両に「情」の文字が入った車を見かけた。おそらく情報部隊の出す電波が今月半ばテレビ画面を乱したのだと思う。
 2月後半は静かな演習場。どうやら今月は静かな演習場で終わりそう。
 それで月末から始まる自衛隊と米海兵隊の共同作戦とは何かを考えてみたい。最近、中村哲氏の「医者、用水路を拓く」を読んだ。この本はアフガニスタンの東部で用水路14kmを2000年から07年までに拓いた話で。灌漑水がどれほど喜ばれているかをリアルに。
 本の最後に、米軍に対する現地農民の評価が。端的に言うと「空爆する米軍は出てゆけ」です。
 問題はアフガンで、米軍と自衛隊が共同作戦をしたら、アフガンでの日本の信用が地に落ちることを明確に説く。本を読むと本当の国際貢献とは何かがよく分かる。殺して助けるはありえないとも。ノーベル平和賞を中村哲氏にと言いたい。
 日本の国際信用が地に落ちる共同作戦の訓練場に矢臼別が使用される。許せないことです。日米軍事同盟の破棄を如何にして作り上げるか、これが大きな課題。



08年2月15日記
 米海兵隊が矢臼別に
 9日、釧路の友人が日米共同演習のニュースを教えてくれた。
 内容は次のようなこと
目的、自衛隊と米海兵隊がそれぞれの指揮系統に従い共同作戦を行う場合の連携要領を実動により訓練し相互運用性向上を図る。

指揮官 自衛隊第5旅団の陸将補、米軍第3海兵隊の少将
期間 2月29日から2週間
場所 矢臼別演習場と別海駐屯地
人員 自衛隊第6普通科連隊の300人
    米海兵隊の150人
使用火器 小銃、機関銃、対戦車誘導弾 迫撃砲 その他。
 ざっと以上が前情報です。
 おそらく米語で実動するでしょうから、主従関係は明らかで、米国が主。グローバル化という意味をしかと噛締めたい。
 共同訓練の報道公開は2月29日と3月6日の二回とある。下請け訓練がこの場ではっきりすると予想します。その場には残念ながら行けない。

 2月9日別海町から2月後半の演習通知と日米共同訓練通知も届いた。
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 2月16日   0830〜1630 155mm自走榴弾砲     132
 
* 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 2月16日〜29日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 9日は終日射撃音は聞こえず。
 10日射撃なし。11日午前中国道272号線で矢臼別に向かうT特Tのマークをつけた自衛隊車両、20台ほどに行き逢う。札幌近辺からの部隊か。12日静かな演習場。
 13日10時40分頃ヘリ飛行音。
 14日8時35分射撃始まる。着弾音もよく響く。と言うより家ごと揺れる感じ。発射音と着弾音の間隔は33から35秒。夏場に撃つ155mm砲の音だ。本格的というか夏に撃つ如くに大きな射撃音、着弾音が午前中は続いた。午後2時半頃は10発ほどの連射撃があり、終日撃った。
 16日に132発撃つと日米共同訓練まで何もない。どんな準備がされることやら。再編される矢臼別演習場、これからどの様に使われるのだろうか。



08年2月8日記
 今週もテスト射撃か
 2月2日8時31分、射撃音。10時40分頃に155mm砲の射撃音、着弾音も聞こえる。午後にも155mm砲の発射音、着弾音が。午後2時40分頃ヘリコプターの飛ぶ音が南側から聞こえた。この音が聞こえると射撃はしない。無風に近い矢臼別原野。
 3日、車庫から街へ茶内線の電光掲示板前を9時50分通過。射撃通知が掲示されていた。15時過ぎ街からの帰途、電光掲示板は未だ射撃中の点灯をしていた。
 4日8時31分、ドッカーンと大きな射撃音。居間でテレビを観ていたがびっくりするほどの大きな音。5分に1ッ発の間隔で3発ほど。これは多連装ロケットシステムなのか。
 5日射撃、無し。
 6日10時半頃テレビを消したら、ポコン、と南の方で音が。射撃音だ。何時もの155mm砲の音とは違う。午後も撃っているが、発射音と着弾音の間隔は40秒ほど。
 7日8時39分南側から発射音、35秒後に着弾音。155mm砲だと思うが、音は小さい。テスト射撃なのだろうか。
 8日、今日は多連装ロケットシステムの予定日だ。今、時間は11時、未だ撃たない。期待する訳ではないが。16時30分、終日撃たずに終わった。



08年2月1日記
 正月25日に届いた演習通知
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 2月1日〜02日0830〜1630 120mm迫撃砲       124 
 2月2日     0830〜1630 155mm自走榴弾砲     18
 2月3日〜05日0830〜2200 120mm迫撃砲        46
 2月4日     0830〜1630 多連装ロケットシステム    4
 2月6日〜10日0830〜1630 155mm自走榴弾砲    216
 2月8日〜10日0830〜1630 120mm迫撃砲        47
 2月8日〜10日0830〜1630 多連装ロケットシステム    4
 2月14〜15日0830〜1630  155mm自走榴弾砲    396

* 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 2月1日〜15日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
  本訓練ついてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
  別海駐屯地業務隊 総務課
  TEL 0153−77−2231 (内線)311

 1月25日午後3時頃からっと晴れ上がった矢臼別原野でヘリの飛行音が。どうやら偵察飛行をした模様。射撃音は聞こえなかった。
27日は射撃の電光掲示が出ていた。28日はヘリ飛行音が昼間聞こえたが射撃音は聞くことはなかった。今日2月1日、10時頃外に出たら14分に射撃音が、小さかったが聞こえた。きちっと予定弾を撃つようです。



08年1月25日記
 静かな演習場
 さて24日から28日の間に25発の155mm砲を撃つのかどうか。試射だと思うが、大砲の音のしない矢臼別原野は住民にとっては有り難い。25発を撃つために5日間も日程を組んだのにはそれなりの理由あってのこと。監視は厳重に、と考えている。
 家の窓を開け放しての監視は楽ではない。窓から頭を突き出すようにして監視を。
24日、7時には雪が降り出す。9時から1時間ほど屋外で居たが、演習場内の動きはなし。師走29日来の降雪だが、50cmは降ると天気予報は伝えている。射撃をしないと静かな矢臼別原野。横殴りの降雪の中、部屋の中でゴンと。午後2時4分頃。視界が制限されると射撃はしないというのが今までの常識。降雪の中、今日はまだ撃つのだろうか。こちとら家の中でジーっとしていた。
 25日今朝も雪は降っている。予定弾数は少ないが今日も撃つのだろうか。昨年暮から25日振りの降雪。雲の厚い矢臼別、大荒れの原野です。時々地吹雪が舞う。
 今日は昨日とは違って、上から大粒の綿雪がドンドン降りてくる。視界は1kmほどか。昨日の射撃に付いて別海業務隊に問い合わせたら、10時33分から午後2時40分まで撃ったという、弾数は不明。第5特科隊(帯広)が撃ったとの事。私が聞いたのは間違いではなく、確かに射撃音だったことが分かった。視界が悪くても撃つことが分かったし、レーダーで追跡、着弾を確認していることも分かった。そして予想した通り、試射であった。
 


08年1月18日記
 11日届いた演習通知
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 1月16日〜17日0830〜1630 155mm自走榴弾砲   57 
 1月24日〜28日0830〜1630 155mm自走榴弾砲   25
 
 * 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 1月16日〜31日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機 大型ヘリ 3機

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
  本訓練ついてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
  別海駐屯地業務隊 総務課
  TEL 0153−77−2231 (内線)311
 
 11日10時20分頃南側でヘリ飛行音が。12日09時54分射撃音、着弾音が。
 12、13日も撃つ。14日08時31分155mm砲を撃つ。音が大きい。ピリカ台の近くから撃っているか。着弾音も今日ははっきりと聞こえる。
 15日08時31分射撃始まる。初めは着弾音が室内でも聞こえたが3発目からか着弾音が室内では聞こえない。窓の外に顔を出すと微かに。発射音と着弾音の間隔は43秒ないし44秒。
 暮から新年の射撃は明らかに試射であったように思う。
 16日も17日も、155mm榴弾砲の射撃はなかった。問い合わせなくては。そして分かったこと、何故か16も17日も撃たなかったと言う。予備日だったと言うことか。それとも試射は予定通り終わったと言うことか。



08年1月11日記
 射撃訓練の始まり
 1月8日12時20分頃、室内で小さく「ボン!」と射撃音が聞こえる。9時半からテレビを12時過ぎまで聞いていたのでその間は聞こえなかったが、今年の撃ち初めの音。それにしても音が小さい。着弾音も聞こえない。
 9日08時46分、射撃音そして着弾音が。こんなにやさしい155mm榴弾砲が、と思うほど小さい発射音、発射音と着弾音の時間差は56秒。砲弾の飛距離が長い証拠で、発射音が小さいのは東の端から撃っているからだろう。しかし着弾音が夏ほどでない事は確か。砲弾の種類によって破壊力も異なり、着弾音と同時に家ごと揺れる地面の振動が着弾地から伝わることもある。
 今日の着弾音は発射音と同程度の大きさで、地面の振動はゼロ。
 昨年暮に70mm発射機のテスト射撃のことを書いたが、その時発射音から3、4秒後に着弾地上空と思しき上空で発光を何度か視認した。こちらは戦争屋ではないからそれを見て、知恵をめぐらせての話だが、役目を持った弾を撃ち分けていたのだろう。
 155mm砲として音がやさしいのは、射撃地点からの距離もあろうが、その他にも理由があってのことだろう。
 10日射撃音聞こえず。何時もと155mm榴弾砲の音が違うので別海業務隊に問い合わせる。発射地点と部隊名も訊いたら、8日は中G点、9日はながね台からで部隊は装備実験隊で北富士から来ているという。ネットで調べると出ていました、特科教導隊で北富士に駐屯する部隊です。新しい榴弾砲の試射らしい。
 夏場に撃つ155mm榴弾砲の射撃音を知っている人間には信じられないような優しい射撃音。全くの想像ですが、訳ありなのです。



08年1月4日記
 演習通知が
 暮の27日新春正月前半の演習通知が届いた。
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 1月8日〜15日0830〜1630 155mm自走榴弾砲  366 
 
 * 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 1月1日〜15日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
  本訓練ついてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
  別海駐屯地業務隊 総務課
  TEL 0153−77−2231 (内線)311

 5年も6年も前の話になるか前別海町長が妙なコメント付きで冬の射撃演習は無いと喋ったことを思い出す。何と言ったと思います?「地面が凍て付いて砲弾が跳ね返るから射撃は出来ない」と。これを黙って訊いていた人も???ですが、噴飯ものですよねぇ。
 町長室で面会した人達に首長が話したと言う。以前から冬季に射撃をしていたと言うのに。実しやかに話されると、つい聞いてしまうのですかねぇ。ははは、はは。初笑いの一席。



07年12月28日記
 今年の予定射撃弾数など
 1月から12月の弾数を合算してみました。
 
砲種 弾数
203mm榴弾砲 実弾 12,499発
           空砲 362発
155mm榴弾砲 実弾           14,789発
120mm迫撃砲 実弾 1,443発
多連装ロケットシステム 168発
多目的誘導弾システム 16発
新多連装ロケットシステム          862発
105戦車砲    空砲        111発
70mm空対地ロケット弾          182発
81mm迫撃砲              176発
対戦車誘導弾               27発
70mm発射機               59発
20mm機関砲 330発
爆破薬 884kg
                                               
 以上が今年演習通知で知らされた予定弾数です。品物の単価が分かりませんから、総額がいくらと書けないのが残念ですが、年間にこれだけの血税が着弾地の煙に消えています。
 インド洋上でテロ戦争に消える石油があるなら、の声に中。灯油の高騰に悩む庶民の思いを一顧だにしない自公政権の仕打ち、許せません。
 不正確な伝わる弾の値段、155mm榴弾は1発30万円、203mm榴弾は1発50万円、60万円とも。とにかく煙に消える砲弾。



07年12月21日記
 今日が射撃の取り日だった
 たまたま更新日が射撃予定の取り日。70mmから203mm砲まで何が取りになるのか。先週は迫撃砲弾の水増しが問題に。水増しは迫撃弾のだけではなかろう。演習場で煙に消える血税が何のお咎めも無く、年間どれだけ消えることか。
 撃った弾数と予定数には差は有ろうが、予定数の合算は簡単、一度合算をしてみなくては。
 15日08時31分、射撃音が。
 16日9時頃だったか120mm迫撃砲の射撃音、着弾音が。榴弾砲に比べて音は小さい。
 17日8時35分榴弾砲の射撃音、着弾音が。
 18日昼間時々発射音。夜間も時々発射音。大きな音ではない。
 19日ピリカ台の近くから聞こえる発射音。120mm迫撃砲か。ゴーウッともゴーファッとも聞こえる特異な発射音。音は特別大きくはないが不気味。この迫撃弾が水増し価格で、血税が煙に消える。そう思うだけで、怒り爆発。
 午後1時過ぎ居間の窓を開けたらスピーカーの人声「・・オン・・オン・・オン、安全確認、発射10秒前・・5・4・3・2・1・ドッカーン」どうやらテスト射撃らしい。
 早速防寒に身を固めて、ピリカ台の見えるところまで徒歩で7分。時間は午後1時45分頃、予想通りピリカ台の傍で、試射をした模様。その後試射はなかった。
 20日6時45分頃、ピリカ台の辺りで車の移動音がする。外気温ー13℃。今日も試射をするのだろうか。08時31分迫撃砲発射音が。今日もスピーカーの人声がする。そして午前中試射は続いた。
 新しい迫撃砲や砲弾の試射なのだろうか、スピーカーでの指示、確認の声に肉声の合の手も挟まって西牧場では居ながらにして試射の様子が分かる。着弾地上空で炸裂する弾、着弾地に撃ち込まれる弾、色々と試射した。
 21日は朝から静かな演習場、今年の射撃の取りは20日の迫撃砲の試射だったのか。
 講釈師ではいけないと、業務隊に問い合わせたら、昨日で射撃は終わったこと、19日、20日の射撃は70mm発射機だったことを教えてくれた。しかしテスト射撃とは言わなかった。
 装備年鑑をみると70mm発射機と言うのは未掲載。これはテスト試射に違いない。この値段、将にメーカーの言い値が付いているに違いない。



07年12月14日記
 7日ロケット弾の音を聞く
 6日は音無しで、静かな矢臼別。が7日は10時39分、ドッカーン!! と大きな発射音を、屋内で聞く。その後午前中にもう一度、発射音が。
 8日08時31分、ロケット弾の発射音。音がして12秒くらいすると南東の林の上から低い角度で西方向に火を噴きながら南の上空まで5、6秒で到達、その後は視界から消える。着弾音は無い。
 15分で12発、今10時10分。5回目の射撃中だ。だから朝から約60発程撃ったことになるか。
 9日は外出したがミマッカゲートは電光掲示板が射撃中を掲示していた。
 10日、11日とも音無し。
 12日10時頃業務隊にロケット弾のことで問い合わせる。8日のロケット弾のことだが、弾頭には爆薬は装填されていないとのこと。従って着弾地からの音がしなかったのは当然。今回はロケット弾を撃つ車両は16両との事。7、8、9日で予定弾数撃ったと言う。この多連装ロケット弾は曲者で小爆弾を搭載できる、恐ろしい兵器に化ける代物。
この日午前中3、4発の小さい射撃音が。120mm迫撃砲の発射音だったか。
 13日05時44分頃、まだ暗い時刻、ピリカ台の辺りから車両の移動音が、外気温度−8℃。6時過ぎまでこの音が続いた。風の無い静かな朝は車の移動音が特によく響く。そして8時31分今日も120mm迫撃砲を撃ち始めた。午前中国会中継で迫撃砲弾の水増しが問題になっていた。午後も迫撃砲の射撃音がする。ここは血税が煙に消える演習場。
 
7日師走後半の演習通知が届く
  1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 12月16日〜21日0830〜2200 120mm迫撃砲   44
 12月16日〜21日0830〜1630 155mm自走榴弾砲 52
 12月18日〜21日0830〜1630 203mm自走榴弾砲 61
 12月19日〜21日0830〜1630 70mm発射機     59
 
 * 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 12月16日〜31日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
  本訓練ついてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
  別海駐屯地業務隊 総務課
  TEL 0153−77−2231 (内線)311



07年12月7日記
 予定では師走も休まずに
 1日午前、射撃を。尚午後1時14分、数秒間に10連発ほどの射撃音が。これ自走榴弾砲を10台揃えないと出来ない芸当です。電話で問い合わせたら、9自走砲が一斉射撃したという。この日1日で555発撃ったとも。203mm砲弾は50万円とか60万円とか言われている1発の値段、何億円と言う血税が煙になったわけ。
 2日は射撃の電光掲示板は点灯せず。
 3日は静かな演習場でした。
 4日午前10頃小型へりが1機上空を飛び、牧場西隣で車両が走り回り、その内にパン!パン!という機関砲の射撃音が聞こえた。
 5日午後、薪運びでも、と外に出たら、牧場の西隣が騒がしい。それでカメラ持参で境界まで行く。日曜日のテレビの録画に雪が降って、おかしいと思っていたら、理由が解けた。どうやら情報部隊が牧場の直近で活動しているようだ。情報部隊が西隣に来るとテレビの受信状況がおかしくなる。
 6日、今日から多連装ロケットシステム 168 が始まる。168と言う数字はロケット12発がセットに成っている様なので14セットを自走発射機M270から発射されるのだろう。この値段も分からないが。さてどんな音を出して血税が煙に変わるのやら。
 今日は多連装ロケットシステムは撃たなかった。それにしても12月1日に555発の203mm砲弾を撃つとは。何の生産性も無い砲弾が着弾地に消えたことに。



07年11月30日記
 演習場に不況はない
 25日08時30分、茶内線を経て釧路方面に車を。ミマッカゲートの電光掲示板は訓練中を表示。203mm砲を撃つのか。
 26日午前中北側の方からドーン!と言う音が。発射音なしに聞こえるので、これは爆破音だと分かった。
 27日10時20分ドーンと北側の窓越しの音が。今は冬、二重窓をしっかり閉め切っている。が音は容赦なく侵入する。見てきた様な事を言いますが、かなりの爆破薬を使っている音です。155mm榴弾砲の着弾音並だから。
 27日10時30分ころ12月の演習通知が届く。
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 12月1日〜2日0830〜1630 203mm自走榴弾砲  613
 12月6日〜10日0830〜1630 多連装ロケットシステム   168
 12月10日〜11日0830〜1630 81mm迫撃砲     73
 12月10日〜11日0830〜1630 対戦車誘導弾      14
 12月12日〜14日0830〜1630 120mm迫撃砲     58
 12月13日〜15日0830〜1630 203mm自走榴弾砲  61
 12月14日〜15日0830〜1630 155mm自走榴弾砲  81

 * 期間には予備日が含まれています。

2.空砲射撃
 12月3日〜5日0830〜1630 203mm自走榴弾砲   25
 
 * 期間には予備日が含まれています。

3.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 12月1日〜15日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機
                        
4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
  本訓練ついてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
  別海駐屯地業務隊 総務課
  TEL 0153−77−2231 (内線)311

 今国会では政治家、軍需産業、官僚の癒着が少しずつ解明されようとしています。その様な癒着の消費現場が矢臼別の演習場だと思っています。三菱や石播や川崎や、平和産業のような顔をした大手の企業が軍事産業として防衛省に食い込んでいます。
 28日10時頃、榴弾砲が3発射撃された。そして牧場西側で爆破音も。
 師走の演習場、無駄使いの日程がびっしりです。


07年11月23日記
 射撃は無くても
 16日茶内線で川瀬牧場まで約1kmの地点、ここに演習場のミマッカ道が茶内線を横切る交差点がある。午後3時頃、街からの帰り道、155mm自走榴弾砲と行き会わした。ゲートの傍に白塗りのジープがいて、私の先行を指示した。その場を立ち去ったが、何台もの自走榴弾砲が東から西へと通過した。その後自宅の北側で走り回る、ゴウー、ゴウーと言う音が続いた。
 どうやら射撃はしないが、走行訓練なのだろうか。
 17日朝6時頃、朝から南の、ピリカ台の方からゴウー、ゴウー音が聞こえるではないか。昨夜は−8℃まで気温は下がった。石油高騰の冬だというのに。203mm、155mm自走榴弾砲等々、無用の長物が走り回る矢臼別演習場。
 18日05時51分、南側から大きな車の音が。先日から聞こえる自走榴弾砲の移動か。15分間ほど続く。そして又1時間後にも。彼らには石油の高騰は関係ないらしい。
 19日隣町へ買い物に出る。茶内線のミマッカゲートに白いジープが、これは5旅団所属の警務隊と思うが4日目続けて。ゲートは開きっぱなし。16日が初日だったわけ。
 川瀬さん、「何か変わった訓練をしている」と。警務隊がゲートに張り付くのも最近は無かったことだし、警衛所(海兵隊が来るようになって設置したゲートの見張り小屋)も久しぶりに自衛隊員が張り付いている。
 20日9時45分、牧場西側で人の声、そして機関砲の音が9連音で4回、5回。牧場の境界の直ぐ隣で昨夜は野営をしたようだ。
 21日0859分、射撃音が聞こえる。射撃音と着弾音の間隔は約30秒。155mm砲か。夕刻午後3時半頃、牧場の西境界付近で人の声が。今週はピリカ台から西牧場近辺が騒がしい。


07年11月16日記
 雷鳴に似た射撃音が
 12日8時34分、雨の降る中でドッカーン!!。大きな射撃音が続けて4発ほど。そして正午までポツン、ポツンと撃った。それにしても203mm砲の射撃音は大きい。
 13日8時32分、遠くで雷鳴のようにドーンと射撃音が。155mm砲ではないかと思う。昨日と打って変って快晴の朝。今日と明日で1042発も撃つのだから、昨日のように時々では予定弾数は撃てないだろう。9時25分から15秒間隔でもう7分間も遠い雷鳴のような音が。
 何かひたすら撃っていると言う感じで、海兵隊の射撃とは異なるところ。9時半になっても15秒間隔は変わらず、10分間は続いたことに。これを監視してては我が菜園の秋の手仕舞いが終わらないので外に出る。この日は15時過ぎまでドーンドーンが続いた。
 14日8時31分から撃ち始めて11時35分、今も撃っている。昨日と同じペースで15秒間隔でドーン、ドーンと。
 午後も大砲を撃ったが、2時半頃には西の方で自衛隊員の肉声が聞こえた。ピリカ台の近くで何やらを設営したのだろうか。
 15日、今日から21日までは射撃が無い。静かな原野にもどります。

11月13日午前中、11月後半の演習通知が届く
  1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 11月21日〜22日0830〜1630 155mm自走榴弾砲  315
 11月21日〜22日0830〜1630 多目的誘導弾システム   2
 11月21日〜22日0830〜1630 81mm迫撃砲       3
 11月23日〜26日0830〜1630 203mm自走榴弾砲 1537
 11月28日〜30日0830〜1630 203mm自走榴弾砲  512

 * 期間には予備日が含まれています。

2.空砲射撃
 11月26日〜28日0830〜1630 203mm自走榴弾砲   40
 
 * 期間には予備日が含まれています。

3.爆破訓練
  期間        時間       砲種等        弾数等
 11月17日〜30日0830〜1630 爆破薬        695kg
 
  * 期間には予備日が含まれています。

4.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 11月16日〜30日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機
                        
5.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。
6.その他
  本訓練ついてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
  別海駐屯地業務隊 総務課
  TEL 0153−77−2231 (内線)311

 毎度の通知だが砲弾の数量の多いこと、爆破薬の695kgにも驚く。5兆円の軍事予算が付いている事を考慮するとこれぐらいのことは当然の数値なのかも知れんが、無駄使いの最たるもの。何十年も続けているのだから。



07年11月9日記
 静かな演習場
 4日は茶内線を通って街に出た。電光掲示板が演習中の掲示をしていた。が、川瀬牧場周辺は静かな矢臼別原野です。
 5日朝から射撃音はなし。今週は射撃のない週間、でもヘリの飛ぶ音、時々チエンソーの音も牧場の西側から聞こえる。そしてピリカ台の辺りから重量車両の音が聞こえたり。
 午後3時半頃、西の方で爆破音が。喧しい程ではないが終日演習場内では車両やヘリが動き回った。
 6日9時茶内線で市街に出る。電光掲示板は演習中を表示。7日朝、静かな演習場。時々ヘリの飛行音が聞こえたりしたが、射撃のある日と比べると、お隣さんが演習場であることを忘れる時間が続く、農作業の午後。
 8日9時過ぎ東牧場へと徒歩で向かう。歩くこと15分で川瀬宅に着く。そろそろ演習場は泥んこ道になりつつある。が今朝は冷え込まなかったから土が湿っている程度で歩きやすい。13時頃に西牧場に帰ったが、この間10時から13時まで屋外、東牧場の盆踊り広場にいた。一度ヘリコプターが南の空で飛ぶ音を聞いたけれど、昨日に続いて静かな一日です。
 今日、川瀬さんに聞いた話。「自衛隊は変わった言い方をする、「不発弾清掃実施中」と電光掲示板に出していた、と。「不発弾処理中」ではないか、というのです。
 毎日の散歩道で電光掲示板を見ている川瀬さん、こんな話も、何時のことだったかアメリカ語で電光掲示したことも。ここ矢臼別は日本国のはずなのに。日本語を話す国でアメリカ語の表示は不要なのに。
 9日、静かな矢臼別原野、時は静かに流れます。木々は葉っぱを落として身軽になって。



07年11月2日記
 11月の演習通知
 10月27日、11月の演習通知が届く。
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 11月12日〜13日0830〜1630 203mm自走榴弾砲  172
 11月13日〜14日0830〜1630 155mm自走榴弾砲 1042
 
  * 期間には予備日が含まれています。

2.爆破訓練
  期間        時間       砲種等        弾数等
 11月02日〜09日0830〜1630 爆破薬         50kg
 11月13日〜14日0830〜1630 爆破薬         43kg

  * 期間には予備日が含まれています。

3.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 11月1日〜15日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機
                        
4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。
5.その他
  本訓練ついてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
  別海駐屯地業務隊 総務課
  TEL 0153−77−2231 (内線)311

 27日9時40分頃から射撃を始め、12時40分現在射撃音がドーン、ドーンと曇り空の下で続きます。
 28日は8時31分から射撃を始める。9時に家を出て15時頃家に帰ったが射撃は終了したようだ。
 29日朝からヘリの飛行音が、10時頃から2時間半ほど菜園に居たが、その間ずーっと、戦闘ヘリが西牧場から西部の空域で飛び続けた。
 30日午前中は戦闘ヘリが西牧場の西側で飛び、時々ロケット弾がピリカ台の方向から撃たれた。大砲とは異なる空気をつんざく、不気味な音。70mmロケット弾だ。



07年10月26日記
 射撃通知の追加?
 19日射撃通知の追加が届いた。10月26日から28日、昼間120mm迫撃砲の110発の射撃予定だ。それこそ単純な事務的なミスだろうと思うが、つまり迫撃砲の欄を見落としたのだろう。
 インド洋の給油の数量違いや航海日誌の廃棄とは事の重大性で、少し意味が異なる。しかし矢臼別でもこの射撃通知の訂正がなかったらたちまち、住民から抗議を受ける。厳しい監視でないが、隣り合わせで住んでいると、変わったことをすると直ぐ分かる。
 20日は9時18分から雨のよく降る中で射撃が始まった。雨が降るから、と戦闘休止はない。訓練も同じだろう、155mm砲をその後も撃ち続けた。
 23、24日、25日と静か。南のほうでヘリの飛行音を聞いたが。外の景色、西牧場は勿論、矢臼別全域が紅葉で燃えている。今が紅葉の真っ盛り。
 26日9時45分、155mm自走榴弾砲を撃ち始める。テレビのスイッチをオンにしたら射撃音を伴奏に自民党の議員と石破防衛大臣の遣り取りが。石油補給の新法案の審議が今日、始まった。
 自民党の議員と政府との遣り取りでは国民が望む質問内容は八百屋で魚だ。馴れ合いで政府が困るようなこと言うはず無いから。
 それにしても、頭を下げて「申し訳御座いませんでした」、と頭を下げるテレビ映像の多いことか。別海町でも演習通知通りに射撃しないで、訓練部隊の責任者が何度かそういうことがあった。
 今国会で問題になっている、給油の間違い報告や、航海日誌の廃棄問題等、防衛省が頭を下げて、「ちょん」ではすませません。野党には頑張って貰わないと。あの前防衛事務次官は特に許せない。
 今26日、午前10時54分、155mm自走榴弾砲の発射音伴奏の中、防衛大臣が答弁をしている。そして15時頃まで演習は続いた。



07年10月19日記
 届いた演習通知
 11日10月後半の演習通知が。
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 10月16日〜17日0830〜2200 203mm自走榴弾砲 400
 10月19日〜22日0830〜2200 155mm自走榴弾砲 665
 10月26日〜28日0830〜1630 155mm自走榴弾砲 1021 
 10月29日〜31日0830〜1630 70mm空対地ロケット弾  176

  * 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 10月16日〜31日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機
                        対戦ヘリ 7機 
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共 に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。
4.その他
  本訓練ついてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
  別海駐屯地業務隊 総務課
  TEL 0153−77−2231 (内線)311
 
 今回の通知で変わっているのは対戦ヘリが7機という点。どの様に飛行するのかを注目したい。16日はじゃが芋堀をした。芋を掘る手が何度か止まった。心臓が止まるほどに「びっくり」する音が。これには参った。最近は測定しないが、110デシベルは記録するであろう音だった。
 今日19日は155mm砲を8時31分から撃ち始めた。対戦ヘリの飛行音を未だ聞いていない。おそらく着弾地の付近で飛ぶと推測しているが。
 


07年10月12日記
 海兵隊の訓練続報が
 先週オキナワマリン・ニュースで救出訓練を伝えてくれた友人が、今回は19日、20日の小火器訓練のことを教えてくれた。
 川瀬牧場の監視本部は小火器の射撃音を19日の14時頃から撃ち始めたことを確認。そして夜間も榴弾砲に連動して19時、20時頃に小火器を撃った。20日の昼間、夜間もこの小火器の射撃が。
 ニュースはその内容を詳細に伝えている。M4カービン銃に夜間でも標的を狙える、赤外線レーザーを照射・照準が出来る装置を付け、目には暗視ゴーグルを着用して射撃をする。イラクの夜間作戦を説きながら、この訓練を重視していることを伝えています。
 ニュースは10月5日のこと。訓練の2週間後に、訓練内容を報道する。今度の報道規制は何なのかと訊きたい。
 防衛局の従属的な本質が、このような形で日本国民を愚弄する報道状況を作り出している。
 何年か前に夜間の暗視ゴーグル着用の訓練は伝えられた、が赤外線レーザー照射、照準装置の銃の使用は今回がはじめて。
 何よりもイラクの武装集団の掃討作戦を想定した訓練であることも、この記事は伝えている。矢臼別がアメリカのイラク侵略に利用され、即悪事の片棒担ぎを実感させられる。
 このニュースのことを書いていたら、自衛隊の榴弾砲の大きな射撃音、着弾音が轟いた。8日の8時31分でした。降雨、強風下の悪天候の中で203mm自走榴弾砲の射撃です。
 10年前、海兵隊は色々な砲弾を撃ったが、と訊かれて、我々も同種の砲弾を撃っているとうそぶいた自衛隊。
 このニュースでまた問いたい、暗夜に狙撃できる照準器付き機関銃を持っている? と。持っているでしょう、多分。
 米語に堪能な方はオキナワマリン・ニュースに直接読んで下さい。



07年10月5日記
 海兵隊の訓練の一部が
 友人からのメールで、海兵隊が矢臼別に入って、どの様な訓練をしているか、その一部を伝えてくれました。射撃は18日からでした。遊んでいる筈はない、その通りでした。15日には負傷兵の救出訓練をしていました。
 負傷兵のメーキャップをする写真が掲載された沖縄マリンニュースから入手した情報です。
 インターネットを自分流に検索すると、有効なニュースを手に入れることが出来ます。問題は如何に利用するかによります。(こちとら能力不足で他力本願)
 さすがに海兵隊、明日にでも戦場で使える兵士を養成するための訓練を。矢臼別の原野で実践しているのです。
 
 左写真は矢臼別での訓練を伝える記事に掲載されたメークの写真です。戦場ではありふれた映像でしょう、これを実戦さながらに。自衛隊もこれを見ている筈です。
 海兵隊が初めて矢臼別に来た時、海兵隊の射撃訓練を、我々も同じ砲弾を撃っている、とメディアに答えた自衛隊。
 今回も、このメークの話をしたら、「俺達もやっている」、と言うのかな?? 
 それにしても、矢臼別に来た防衛局の官吏は米軍のことは何も言わない。訊くと答えは「口止めされている」と言うだけ。貴方は何処から給料を貰っているの?と腹が立つから。全く困ったものです。

10月射撃通知
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 10月4日〜10日0830〜1630  81mm迫撃砲   100
 10月4日〜 5日0830〜1630  対戦車誘導弾    13
 10月7日〜11日0830〜2200 203mm自走榴弾砲 520
 
* 期間には予備日が含まれていますが、米海兵隊訓練は含まれていません。

2.爆破訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 10月9日〜10日0830〜1630 爆破薬         15kg

3.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 10月1日〜15日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機
                      
4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

5.その他
 本訓練ついてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊 総務課
 TEL 0153−77−2231 (内線)311



07年9月28日記
 海兵隊の10日間の射撃弾数など
 初日  9月18日 昼間 155mm砲弾  93発 夜間  0発 
 2日目 9月19日 昼間            44       15
 3日目 9月20日 昼間            67       53
 4日目 9月21日 昼間           109発      53発
 5日目、9月22日 昼間           153        3  
 6日目 9月23日 昼間            84        2
 7日目、9月24日 昼間            90        31
 8日目、9月25日 昼間            14        24
 9日目、9月26日 昼間            52        9
10日目、9月27日 昼間            17
 射撃日数 10日間   155mm砲弾 昼間723発 夜間190発 総合計 913発 
 
 射撃の終了は27日11時10分、電光掲示板が消灯しているが、と現地防衛局の事務所に電話を入れると、珍しくこの時間を以って、射撃の終了と答える。
 射撃訓練は終わったが、その他の訓練は続くものと思う。
 10日間の射撃訓練を見ていて感じたことは、今迄の海兵隊に比べて技量の高い即戦力のある兵隊ではなかったか。それに155mm砲で色々な弾種を撃ったのでは、と思う。
 それに2日目と3日目に小火器を撃ちまくったこと。155mm砲弾の着弾と連携した小火器の射撃音が、続いた。
 7日目だったか155mm砲から撃たれた砲弾が着弾地上空で9秒間隔で二度炸裂する。最初は大きく、2回目はやや小さく炸裂音が聞こえりた。これは監視員が初めての経験。クラスター弾では?と話したり。
 照明弾と思われる砲弾が落下傘が開かないで、地上に短時間で落ちたのでは、と思われる射撃が夜間にあった。
 小火器とはM240銃とM16ライフルだというが、前者を見たことがなく、2日目、3日目に撃たれたのはM240銃ではと想像する。そしてM16も撃った筈。しかし肩から吊り下げる小銃では8km離れた監視本部では射撃音を聞き取れないと、軍隊生活を未体験の私が、勝手に想像している。
 今回を境に矢臼別演習場は米軍のやりたい放題の米軍訓練基地にされた。そんな思いで監視行動を終える。
 


07年9月21日記
 海兵隊、射撃を始める
 17日夕刻川瀬さんと会う。「今日は変わった音がした」と。私も思った。米海兵隊の持ち込んだ車両のエンジン音は自衛隊の車両の音とは違う。川瀬牧場の住人の感じることは西も東も全く同じでした。
 米軍車両が走り回る演習場、明らかに状況は変わっている。
 18日朝8時に東牧場に向かい、8時30分から監視を始める。テント内は二人のメンバーでスタート。155mm榴弾砲を撃ち始めたのは11時35分、これが海兵隊流。自衛隊のように8時半きっかりから撃ち始めるようなことは先ずない。第一弾発射時には、監視体制は10人ほどに。
 2年ぶりの海兵隊監視行動、いつものメンバーが顔をあわせた。
 初日は昼間11時35分から3門を使って16時29分まで、93発を撃った。そして夜は撃たずに終わった。ただし東牧場東側で、20時頃、海兵隊車両の走行音、騒がしく、夜間演習は続いた。
 2日目11時03分榴弾砲を撃つ。撃ち終わりは16時18分。155mm榴弾砲から撃たれた弾は44発。榴弾42発、発煙弾2発と判定。発煙弾は着弾地の上方に入道雲の如く二度、白煙が立ち上った。
 尚、午後になって14時22分から27分かけて小火器の発射音が着弾地の方向から聞こえるのを確認。その後榴弾砲の着弾音と前後して小火器の発射音を何度も確認する。
 小火器射撃に使われた現場を監視点から約8kmは離れた着弾地の西方と判定。この音ではこっそり、と撃つことは出来ず、事前に公表した訳が分かる。
 バン!バン!と聞こえたり、パカパカパカ!と連続音で聞こえたり。8kmも離れて、聞こえる小火器の射撃音は脅威。
 3日目朝8時半頃から東牧場の周辺で車両の動き回る音が絶えない。今日は訓練公開の日、10時から撃つだろうなど、評定していたら、8時55分に榴弾砲を撃つ。そして16時20分過ぎから30分にかけて5発の榴弾砲を、内2発は着弾地上空で炸裂する、我らが通称の「タコクラゲ弾」これは後日、白燐弾では、と話題になった砲弾。早々と今回も撃つ。
 3日目までの訓練で分かることは照明弾の撃ち方が失敗無し。この部隊は既に訓練済みの兵隊が多いのでは、など話しながら監視を。残り1週間まだまだ残りが多い移転訓練。
 


07年9月14日記
 静かな演習場
 9月7日に自衛隊の射撃訓練が終わり、静かな矢臼別が続く。
18日から米海兵隊の射撃訓練が始まる、その直前の静けさなのかも。ともあれ、隣り合わせの住民には静かなことは有難い。
 風雲急って訳ではないが、今日11日米海兵隊の155mm榴弾砲4門が演習場に持ち込まれた。正面ゲートから入ったのを見届けたわけではないが、榴弾砲を積載したトラック4台が花咲港を10時45分に発ったのを見届けた。その他大型トラック7台も貨物を積載して同じ時刻に発った。行き先は矢臼別演習場。
 海兵隊員は8日から演習場にボツボツと入っている様で。12日には前日花咲岸壁に陸揚げされた車両が演習場に輸送されると言う。
 当初は104号越えの射撃だけ、と思われた訓練が、さにあらず。尾ひれが付いた訓練で、今回は砲台を守る小火器射撃訓練が実施される。
 これはこっそり出来ないので発表したのだろうが、最も精鋭化された殺し屋集団・米海兵隊、公表はしない訓練を存分にしている筈。
 最近の監視行動で分かることは、榴弾砲の弾数が減ったこと。射撃よりも別の訓練に時間をかけている節が。演習場内に30日ほど留まり、撃つのは10日間。残りは何をしているか。米軍切っての実戦部隊、遊んでる筈がない。
 米軍基地の再編が進んでいる現在、矢臼別演習場がどの様に使われるのか、確と監視しなくては。
 米軍が最も嫌うこと、それは市民の抗議、監視行動です。「かえるの面に水」に見える、こちとらの抗議、監視行動。決して無駄ではない筈。やるぞ!!

 13日、今日は午前9時頃から午後3時頃まで時々いつもと違う音が聞こえる。何だろうと屋外に出てよく聞くと、大型ヘリコプターの飛行音だ。飛行高度がいつもと違う。200mとも300mとも推測する上空を旋回している。海兵隊員が乗り込んでいるのかもしれない。こんな飛び方、上空をチヌークが飛行するのを見るのは初めて。

  演習通知(9月後半分)が13日届く
 平成19年9月15日から平成19年9月30日までの間、米海兵隊実弾射撃訓練以外の実弾射撃、空砲射撃及び爆破訓練は行いません。
 ただし、上記の期間、航空機を使用する訓練等は小型ヘリコプター3機と中型ヘリコプター3機で行います。
 米海兵隊射撃訓練実施における、北海道防衛局現地対策本部の電話番号が決まりましたのでお知らせいたします。
 北海道防衛局 現地対策本部  0153−76−5909

 以上のような、陸上自衛隊別海駐屯地業務隊長より別海町長宛ての演習通知です。
  


07年9月7日記
 追加の射撃通知
 8月31日、一部変更の射撃通知が届く。大型ヘリコプター2機が9月1日から15日まで使用されるという内容です。
 9月2日午後1時から3時までの海兵隊移転訓練反対集会に参加。場所は別海市街のぷらと広場で。参加者は主催者発表で500人。今年で米海兵隊の移転訓練は9回目だと言う。
 演習場に囲まれて住んでいても回数はうっかり、へーっもうそんなに、という感じです。
 今年は他所の移転訓練が中止になっている中、矢臼別演習場が実施される。集会では恒常化を許さない闘いを!!の意思表示を全参加者で確認。
 演習内容で問題なのは小火器の使用が今回から実施されること。つまり榴弾砲の据付地点を守る訓練で実弾射撃だと言う。何処で、どの様にされるのか厳しい監視が求められる小火器射撃訓練です。
 その訓練が今月18日から始まる。厳しい監視をしなくては。

 3日〜7日まで120mm迫撃砲を撃つというが。3日、久しぶりの雨日和。12時30分頃、撃ったが、その後射撃音は聞こえず。演習場と隣り合わせを感じない1日に。
 4日09時42分撃つ。電光掲示板は射撃の表示をしていない、と川瀬さん。所用で駅前に出たが赤旗は揚がっていたが掲示板は表示していなかった。
 5日、6日朝から撃たず。そして7日も朝から撃っていない。
 先週に続いて静かな矢臼別演習場、海兵隊の訓練が気になるこの頃です。



07年8月31日記
 問い合わせたら
 26日08時31分、射撃音が。27日06時頃から南側でチェンソーの音。09時頃、射撃音がした。120mm迫撃砲か。
 28日07時50頃ヘリが飛び、8時31分、室内で小さな射撃音を聞く。迫撃砲だろうか。
 28日午前中、20日から27日の射撃弾数について別海業務隊に問い合わせをした。すると、次のように。
 20日は300発、21日445発、22日420発、24日340発、以上は155mm榴弾砲で、合計1505発。
 26日多目的ロケット弾3発。
 27日120mm迫撃砲32発。と電話で聞くことが出来た。
 何故問い合わせをしたか、8月下旬の実射弾数が射撃予定に比べて少ないと思ったから。六感は当っていた。155mm砲弾は2176発の予定で、671発少ない。何処から弾を運んだか分からないが、持ち帰ったことになる。矢臼別演習場に弾薬庫はない。
 29日08時31分射撃始まる。午後も撃っていた。
 30日08時31分射撃音。午後3時過ぎだったか南側をヘリが飛んだ。この後は撃たないと予想したら、思ったとおり撃たなかった。
 31日08時35分撃つ。予定通りなら155mm砲を150発撃つ筈。
 ここ3週間ほどは静かな矢臼別演習場と言えそう。海兵隊が9月半ばから演習場に入る。どんな演習をすることやら。不安が募ります。



07年8月24日記
 今週も通知の射撃はしていない
 17日夕刻、5時半頃のこと、西牧場の西側境界付近に車両の走行音が激しく、人の声も聞こえてきた。射撃こそしなかったけれど演習は続いていた。
 18日曇天、さて撃つかどうか。撃たず。19日撃たず。20日9時から155mm榴弾砲を撃ち始める。そして午後3時半頃まで撃った。
 21日08時31分撃ち始める。155mm榴弾砲のよう。射撃音に遅れること30秒で着弾音が。
 22日08時31分から撃ち始める。今日も155mm榴弾砲だ。射撃音と着弾音の間隔は30秒。昨日と発射地点は同じか。1分間に2発のペースで撃っている。午前9時半頃のこと。この日の射撃は夕刻まで続いた。時々6連発をほとんど同時に、自走榴弾砲を6門揃えて撃ったのだろうか。
 23日朝から撃たず。たまたまこの日は朝5時から菜園に出ていたが、ピリカ台付近でか、そして西牧場の西側の道路を車両が走り回っていた。午前11時頃、茶内線を走ったが電光掲示板も演習中の表示はなかった。
 24日08時34分から撃ち始める。家中での音監視だが今日は着弾音が聞こえない。窓を開けてよく聞くと着弾音の聞こえない理由が分かった。今朝から撃っているのは30秒間隔、着弾音が小さくて発射音にかき消されているのだ。撃っているのは155mm自走榴弾砲のよう。
 夜の監視は全くしていないが、20日から26日の射撃は夜間が含まれている。あまり音は聞こえない。密かには撃てない155mm砲だが。先週に続いて思っていたより静かな演習場です。
 14日午前中の郵便で届いた演習通知は
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 9月3日〜7日0830〜1630 120mm迫撃砲     135
 
* 期間には予備日が含まれています。
* 期間には米海兵隊の射撃訓練は含まれていません。

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 9月1日〜15日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 3機
                      
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 いつもの射撃訓練に比べておとなしいし、9月半ば過ぎからは米海兵隊の射撃訓練が控えているので演習を控えたのか、とにかく静かな演習が続く。



07年8月17日記
 今週も比較的静かな演習場
 8月11日8時35分、155mmか203mm榴弾砲を撃ち始める。天候は曇天。射撃間隔は20秒で、射撃音と着弾音の間隔は約30秒。1分間に3発を撃っている。片手間に弾数えは出来ないけれど今時刻は8時55分、20分続いているので、朝から60発を撃ったことに。
 8月12日朝から撃つ。
 13日朝からヘリも飛ばず、終日撃たずに終わった。暑いから射撃を止めたのではなかろうが。
 14日晴天8時41分から撃ち始める。
 15日晴天9時20分頃ヘリが2機、西牧場の上空を東、西へと飛び去る。今日は第2次世界大戦の終戦記念日。終日撃たず。記念式典をテレビで観たが、射撃音の伴奏は無かった。さて明日はどうなのか。
 16日降雨、所用で矢臼別を留守に。午後2時に帰宅したが電光掲示板は点灯しておらず、その後も射撃音を聞くことはなかった。
 17日曇天、9時22分牧場の南側で大型車両の走行音、唸るように凄まじい。5分もしたら又静かに。午後3時40分頃、車両の移動音が。
 15日までの暑さは何処へやら16、17日は薄寒い天候に、そして射撃はない。土日で2676発も撃つのかなぁ。ああ恐ろしや。最近は少し変です、お隣さんのこと。



07年8月10日記
 沖縄の海兵隊がやってくる
 8月3日夕刻、次の内容のFAXが。
 沖縄の米海兵隊の射撃訓練部隊が9月18日から10月1日までの14日間の内、射撃日数は10日間。部隊は1個砲兵中隊、人員は220名、車両は50両、砲数は4門。矢臼別に入るのは9月中旬、出るのは10月上旬とある。
 8月後半の演習予定が通知される前に最も嫌な海兵隊が。今度は今まではしていなかった小火器の訓練も加わると。
 この移転訓練が始まってからの事だが、さあ撃って下さいと沖縄からの移動費用を我らの血税を当てる、今年も日通が落札した。
 8月4日10時54分、降雨の中、撃ち始めた155mm榴弾砲、発射音から約30秒後に着弾音が聞こえる。発射音はそれ程ではないが、着弾音の度に西側の窓ガラスがドン!と共鳴し、家も揺れて騒がしい。午後も1時半から撃ち続ける。夜は7時10分過ぎから着弾音が無いので照明弾を撃っているのか。
 6日朝8時15分ヘリが南側を飛び、8時32分頃に3連の射撃音。丁度、安倍首相が広島で原爆慰霊祭の挨拶中であった、と思う。何とも皮肉な伴奏音であることか。発言内容の虚しさをはやし立てる射撃音。矢臼別でしか味わえない事の一つ。
 7日朝8時32分から撃ち始める。午後2時から3時は午睡中だったが、射撃音が連続して午睡どころではなかった。川瀬さんがこの連続射撃を数えていた、約100発だったと。
 8日、9日朝から撃たずじまい。
 9日午前中、8月後半の演習通知が届く
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 8月16日〜19日0830〜2200 203mm自走榴弾砲 2676
 8月16日〜19日0830〜2200 新多連装ロケットシステム  317
 8月20日〜26日0830〜2200 155mm自走榴弾砲  2176
 8月26日〜27日0830〜1630 多目的誘導弾システム    4
 8月27日〜28日0830〜1630 120mm迫撃砲      36
 8月28日〜31日0830〜1630 155mm自走榴弾砲  150

* 期間には予備日が含まれています。

2.空包射撃
 期間       時間       砲種等          弾数等
 8月16日〜18日0830〜2200 203mm自走榴弾砲 60

* 期間には予備日が含まれています。

3.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 8月16日〜31日0500〜2200 小型ヘリ 4機 中型ヘリ 3機
                      
4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 演習通知では8月15日は射撃訓練が予定されている。この日はテレビで戦没者慰霊の式典が行われる。
 かつて式典をテレビで観ていて、射撃音の伴奏が入ったことがある。上段でも書いたが戦争の真似ごととテレビでの発言がこれほどチグハグなことはない。さて今年は。



07年8月3日記
 北方転地演習は静かでした
 29日は7月の射撃訓練の最終日。参院選挙の投票日です。24日から5日間射撃音がない演習場。これは選挙に関係するのか。自公に逆風が伝えられる中、射撃音は逆風を強めるだけだから。
 しかし8月の射撃予定弾数は凄い。今まで専守防衛が政府の一つ覚えの答弁。何処に向けて撃つのか射撃訓練、弾数の多いことよ。
 転地演習では戦車74式が26両、演習場に入っているはず。何日か南側で走行する音が聞こえたが、押並べて7月は静かな演習だった。90式戦車は50トンの自重で行動が規制される話は有名です。しかし74式戦車だって、自重は38トンもあります。これだって8師団が演習場に持ち込むのは大仕事でしょう。
 30日、31日とお隣さんが演習場とも思えない、静かな矢臼別です。明日8月1日は打って変わってでしょう。
 8月1日8時31分榴弾砲を撃ち始める。そして夜も7時過ぎから。2日は8時35分から大音響。155mm砲の射撃音は凄い。
 8月3日5時45分頃スピーカーで人の声、ピリカ台付近から聞こえる。そして8時31分から榴弾砲を撃ち始めた。
 川瀬さんと最近交わした話。この頃の北方転地演習は「何をやっているのやらさっぱり分からない」と。より実践的な訓練に変わってきた証拠なのでしょうか。
 話は変わりますが、少し嫌な情報がありました。7月29日夕刻、川瀬さんが自宅から200mほどの茶内線(町道)を散歩する?大型犬と見紛う熊を車窓から目撃。川瀬さん曰く「日々の散歩も要注意」と。
 昨年秋にも目撃情報があって、これは宅配便の運転手談。「あれは本当だったのだ」と川瀬さん。
 熊と鉢合わせしない方は人の側が音を出すことと言う。
 少し値の張るラジオを買わなくてはいかんか



07年7月27日記
 届いた演習通知(8月前半分)
 27日になって8月の演習通知が届いた。
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 8月1日〜11日0830〜2200 155mm自走榴弾砲 4446
 8月10〜15日0830〜2200 203mm自走榴弾砲 4339
 8月11〜15日0830〜2200 新多連装ロケットシステム  396
 * 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 8月1日〜15日0500〜2200 小型ヘリ 3機 中型ヘリ 2機
                      
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 来るのが遅いと思っていたら、27日に8月の前半分が届いた。半月で155mm砲弾が1発30万円とも言われる高価な弾を下値に9000発以上も撃つと言う。
 業務隊に問い合わせたら、部隊は旭川から第2特科連隊と上富良野の第4特科群だと言う。
 今週は以下の通りで、嫌におとなしい等と思っていたが、この後やっぱり、と言う感じです。
 21日は夕刻、雨の降る中で射撃音が4、5回聞こえた。雨が降って戦闘中止は無い。だから雨中射撃は当然だが。
 22日外出。茶内線沿いの電光掲示板は射撃演習中を掲示。
 23日天気晴れ、08時31分射撃開始。今日は120mm迫撃砲のよう。9時22分から28分にかけて迫撃砲の連射。これは迫撃砲を多数で同時に射撃しているからか。音を聞いての想像だが。ところが10時16分頃から撃った4発は榴弾砲、それに10時50分から撃ったのも榴弾砲、発射音から着弾音まで1分近くの間隔。
 それで11時頃業務隊に午前中の射撃について、問い合わせる。業務隊は迫撃砲だという。私の迫撃砲の認識が少し狂っていたのか。午後の2時からも迫撃砲を撃った。これを榴弾砲と朝は判断したが、私の判断が間違っていた。4年前から新しい迫撃砲が採用されて、強力になっているという。榴弾砲と変わらない破壊力を持っている、と言う業務隊の説明は頷ける。
 24日静かな演習場。
 25日撃つかと思っていたが終日撃たず。静かな演習場。選挙と関係あるのかな?
 26日晴れ、今日は撃つか? が撃たずに終わる。静かな1日。
 27日・・・?今年の転地訓練は例年とは違うように思う。昨年は監視を出来なかったが。
 この静けさ、参院選挙に関係ありか?



07年7月20日記
 激しい射撃音はしないが
 12日、茶内線(川瀬牧場に通じる町道)で8通のジープに会う。第8師団の通信隊の車両を表示している。遠路はるばるの連中なのです。
 13日朝6時頃から牧場の南側でヘリが低空飛行を。8時半から菜園で草抜きをしていたが、午前中は戦車が走りまわる音が続いた。駅前への国道では「危」マークのついた8後支補の自衛隊トラックに会う。どうやら演習場に向かうようだ、車速は時速60kmを厳守。危険物を積んでいるらしい。そして夕刻ミマッカ交差点(茶内線と演習場内ミマッカ北線の交点)で久しぶりに白ヘルメット被った自衛隊員に会う。これは昔の憲兵だと聞いている。
 16日18時頃、ミマッカ交差点で憲兵ジープが。
 17日05時12分南で機関砲がパンパン!!。午後2時頃と5時頃ミマッカ交差点を車で通過したが、8師付のマーク付きのジープ、保安の腕章をつけ白いヘルメットを被った自衛隊員を見かける。
 18日8時半頃から2時間、午後3時から5時頃まで畑で作業を。ヘリコプターの飛行音とキャタピラーの走行音。それに牧場の北西方向からの戦車砲の射撃音に機関砲の発射音も。午後の3時45分頃にはピリカ台の方からはマイクを使った人の声が。
 戦場と隣り合わせの思いに、今日の川瀬西牧場。
 19日は動きが見えない。静かな演習場。
 20日は朝から霧雨のような雨日和。射撃の無い日は静かです。静かな日が続くが、何を訓練しているのか、監視を強めなくては。



07年7月13日記
 届いた7月後半の演習通知(6日)そして追加が(9日)
 何時もの通知の前に、次の文書がありました。

 各位                         平成19年7月6日
                            別海町長 水沼 猛
  演習通知外に行われた空包射撃について

 このことについて、平成19年7月5日(木)午後4時から午後4時50分の間、矢臼別演習場におきまして、演習通知に載っていない戦車の空包射撃が6発ありました。
 7月6日午後2時、別海駐屯地並びに訓練実施部隊より、演習通知外の空砲射撃について、町民の皆様方に対しましてご迷惑をかけた旨の謝罪がありましたのでお知らせいたします。
 なお、町といたしましては、別海駐屯地・訓練実施部隊に対し、厳しく指導・連絡の徹底を図るよう厳重に申し入れをしました。
               (総務部総合政策課 広報・演習場担当)

1.実射訓練
 期間       時間       砲種等          弾数等
 7月21日〜23日0830〜2200 120mm迫撃砲 720(6日付)
 
 * 期間には予備日が含まれています。

2.空砲射撃
 期間       時間       砲種等            弾数等
 7月16〜17日0830〜2200 105mm戦車砲  61(9日付)
 7月18日     0830〜1630 105mm戦車砲  50(9日付)
 7月16〜19日0830〜2200 203mm自走榴弾砲124(6日付)
 7月24〜29日0830〜2200 203mm自走榴弾砲113(6日付)

3.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 7月15日〜31日0500〜2200 小型ヘリ 4機 中型ヘリ 6機
                      対戦ヘリ 4機 大型ヘリ 4機
                      戦闘機 4機

4.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 どんな風に頭を下げたのか、演習通知の不行届きを謝罪したようです。機密漏洩や談合問題や「しょうがない」発言などなど、上から下々まで、おかしなことが次々と。演習通知の不行届きは10年も前からの話でしょう。
 今年の防衛白書を北海道新聞は厳しく批判しています。美しい国の表現がこれにも出ているようです。いい加減な演習通知は許せません。正確に通知をしているから、と認める立場ではないが。
 3日遅れで空砲射撃の追加が届けられた。杜撰な通知の訂正です。
 それにしても今週はおとなしい。その内に騒がしくなるのか。



07年7月6日記
 射撃は通知通りだったが、ちょいと?
 2日8時30分過ぎ射撃が始まる。
 3日9時過ぎから射撃始まる。
 4日8時33分射撃始まる。15時牧場の北側をチヌークが1機飛ぶ。
 5日10時頃、大型ヘリコプター、(CH47J)チヌークが西牧場の上空を2回ほど低空で飛ぶ。
 もっと激しく演習部隊が動き回るかと思っていたが、今のところ静かな転地訓練です。明日の夕刻までしっかり監視をしてみよう。
 大型ヘリが何処から飛来したのか業務隊に問い合わせると、千葉県木更津の第1ヘリ団所属で自力で矢臼別に飛来したという。遠路はるばるご苦労さん。皮肉を一杯込めて。
 5日15時30分から16時にかけて草抜き作業をしていたら、車両の走る音に混じってドスン!! という音が。これは74式戦車の演習では? と。見た訳ではないけれど、撃っている。並ではない大きな音です。迫撃砲よりも大きな音。訓練の公開はされていないので、どうなっているのかさっぱり。
 5日の射撃は通知には出ていない。が午後の射撃音は戦車砲に違いない。監視をしなくては。川瀬牧場での監視とは聴覚によることが主です。大型ヘリの飛行も川瀬牧場の上空を低空飛行をするのはもっての外。
 6日午前9時過ぎ、業務隊に昨日午後のことを問い合わせると、正午前に別海業務隊から次の返事が。やはり5日16時頃に6発の戦車砲を撃ったという。こちとらの耳は確かだった。
 それにしても演習部隊と業務隊の関係の杜撰なこと。演習場の使用規定などは守られていない。周辺住民を馬鹿にしているとしか言い様がない。



6月29日記
 届いた演習通知
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等            弾数等
 7月2日〜4日0830〜1630 155mm自走榴弾砲    723
 
 * 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 7月1日〜15日0500〜2200 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 4機
                      対戦ヘリ 2機 大型ヘリ 2機
                      戦闘機 4機

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊総務課 TEL0153ー77ー2231(内線)311 

 演習通知を読む限り何の変哲もない通知です。が先週書いた通りで、これは転地訓練と呼ばれる大掛かりな訓練の一部で他の訓練はかき消されています。
 全容は監視をして初めて分かることで、生易しい訓練ではないだろうと想像します。

 25日午後4時頃、東牧場の辺りが車両の移動音が騒がしく。
 26日静かな朝。午後4時半西境界に発電機エンジン音。200m先に陣地を見る。301情報部隊か。27日朝8時31分射撃音。午後4時半西境界に行くと、情報部隊の陣がそのまま張られていて、騒がしい。夜は7時過ぎから射撃音が。8時半頃からは射撃の度に窓ガラスが共鳴する騒がしさに。9時頃には止んだが。
 28日は菜園で8時半から11時半まで草抜き作業を。この間155mm砲、120mm迫撃砲、203mm砲も。南の近い地点で撃っている事は、人の声が射撃の度に聞こえるので判断できる。それに、この日の訓練には1時間ほどの間隔でヘリコプターが飛行を繰り返す。以前はヘリが飛ぶと射撃の終わりを意味したが、最近はそうではない。
 夕刻5時頃西境界の情報部隊の拠点を見に行ったら、もぬけの殻だった。155mm自走か203mmの自走かは聞き分けられないけれど、この日の榴弾砲は牧場の南側で撃っていて、発射地点をかえる度に移動音が聞こえた。その度に人の声も。
 食後は昼寝をしたいが、射撃音が酷くて、午睡は取りやめ、ブルーベリー園の草刈を。牧場の近くで射撃をされると困る。7月の転地訓練が思いやられる。



07年6月22日記
 畑作業と監視行動
 17日午前中、南からチェーンソーの音が。倒木を処理しているのか。
 19日08時33分、ドカーン!! まさしく203mm弾、音が大きい。午後はヘリコプターの音が。この音が聞こえると射撃はしない。
 20日は矢臼別を留守に。
 21日9時頃、ドッカーン203mm弾か。10時頃牧場の西側で発電機を回しているエンジン音。畑の作業を止めて、見に行く。車が牧場境界から100m程の所に4台も停まっていて、情報部隊のよう。
 素人の私にも少しは分かることが。射撃地点に情報を送る陣地を設ける。そこから情報を射撃地点に送る。射撃号令、気象情報、着弾地の情報だったりと色々だ。
10時19分頃南側をヘリが飛ぶ。これが聞こえると射撃は休みが多い。それが、11時40分連射で撃つ。こんなこともあるのか。午後もヘリの飛行音と前後して射撃音が、今までに無かった事だ。
 22日08時31分、射撃音が。地面から突き上げるような射撃音が9時25分に。西の境界に行って、情報部隊が今日も居るかどうか確かめよう。
 10時頃、自宅から徒歩3分牧場西境界線に、情報部隊がいる、15人くらい鉄兜をかぶった隊員が走り回って何かをしている。停まっている車の番号は「301情」のトラック。他に4両ほど車が停車中。垂直アンテナを2本ほど原野に立て、テストをしている模様。直ぐに現場を離れたが、なんとも賑やかなこと。大砲は撃つ、ピリカ台の辺りから70mm空対地ロケット弾らしきものを撃つ、ヘリコプターが西牧場を低空でかすめて飛ぶ等、ちょっとした戦争映画の感じに。155mm砲などは5、6発連射するのだが、弾の風きり音が聞こえる。これは射程が短く低高度で弾が飛ぶためか。
 7月に入ると川瀬牧場は戦場に居るような日々が何日か続くことになろう。転地演習では終日休みなく訓練をするから。

 以下は友人が知らせてくれた、間もなく始まる転地演習の内容。
平成19年度転地演習 矢臼別へは8師団基幹
 
陸幕は6月6日、19年度協同転地演習の概要を発表した。
北方転地演習は輪倉昇西方総監を担任官に、6月20日から8月4日まで、8師団(北熊本)基幹の人員約3250人、車両約1000両、火砲14門、戦車26両、航空機14機が参加して行われ、北海道・矢臼別演習場まで陸・海・空路で機動。7月2日から同25日までの間は広大な矢臼別演習場で師団規模の演習や長射程射撃訓練などを行う。機動中は海自の輸送艦1隻、空自の輸送機と戦闘機延べ数十機が訓練に参加する。



07年6月15日記
 火を噴いて飛ぶロケット弾
 8、9、10日と8時半過ぎに155mm砲の射撃音が。時計を見なくとも、8時半と分かるように射撃音が始まる。
10日夜8時頃、仕事で外に出ていた。西の空に照明弾が上がっていた。夜は外に出るようなことはない、たまたまこの日は冬用の馬の餌、乾草を酪農家が届けてくれた。その仕事の終わりに見たのが、夜間射撃の照明弾でした。
 12日16時28分頃、ロケット弾の飛行を視認。続けて4連発だったか。街からの帰り道、上風蓮橋の手前で目撃する。火煙を吹いて飛行するので、この訓練は何時もとは違った思いに。戦場に居る思いに、つい。中東の人たちはいつ我が家に撃ちこまれるかと。毎日が戦場です。
 13日8時33分、ドーンと射撃音。
 13日午前中業務隊に問い合わせると、ロケット弾は12日72発を撃ち、今日13日は32発を予定しているという。発射地点は大和台から。射程約10km。西牧場から6km南東方です。

 14日午前中、別海業務隊から聞いた話。
 1日 155mm榴弾 78発 大和台から
 2日 155mm榴弾 78発 焼山から
 3日 155mm榴弾 68発 焼山から
 4日、5日、6日射撃なし
 8日 155mm榴弾 456発 トッカリ台から
 9日 155mm榴弾 271発 大和台から
 10日155mm榴弾 244発 焼山から
 11日射撃なし
 12日 ロケット弾 72発 大和台から
 13日 ロケット弾 36発 大和台から
 以上が電話問い合わせで聞いた射撃情報。

 6月9日、6月前半の追加演習通知が届いた。
 前半の通知に爆破訓練が抜けていたという。
  期間       時間     砲種等       弾数等           
 6月12日 0830〜1630   爆破薬       61kg
 と書いてる内に6月後半の訓練通知が届いた。
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等            弾数等
 6月19〜23日0830〜2200 203mm自走榴弾砲    242
 6月19〜23日0830〜2200 155mm自走榴弾砲    346
 6月21〜23日0830〜2200 新多連装ロケットシステム  20
 6月21〜23日0830〜1630 70mm空対地ロケット弾   6
 6月21〜23日0830〜1630 20mm機関砲        330
 6月27〜29日0830〜2200 203mm自走榴弾砲    627
 6月27〜29日0830〜2200 155mm自走榴弾砲    951
 6月27〜29日0830〜2200 120mm迫撃砲       220

* 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 6月15日〜30日0500〜2200 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機
                       対戦ヘリ 4機 戦闘機 3機 
3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

 道内からの部隊が訓練するようで、賑やかなこと。監視はしたい、畑は手がかかると忙しい6月の日々。
 


07年6月8日記
 本州の大砲部隊が
 7日午前、射撃の弾数等を別海業務隊に問い合わせると。次のような答えが。(1040)
 1日から3日まで1日に34発づつ撃って、4、5、6日は撃たなかったという。撃ったのは第6特科隊で福島県郡山の部隊らしい。確かに8時30分過ぎから午前中撃ったのを農作業中、射撃、着弾音共に聞いた。
 そして8日からは訓練部隊が変わるという。第14特科部隊で、松山の大砲部隊。四国からはるばる来ているのです。
 村山内閣の時、本州からの大砲部隊の訓練はしないと聞いた覚えがある。でも業務隊の担当者はそれは知らないと。
 1日に34発の射撃くらいだと、それに自宅の近くで撃たない時は特別の支障はない。でも、だから問題なしではありません。隣の住人としてはしっかり監視をしなくては、と思う。
 村山内閣の政府発表が何だったのかもう一度確かめて見なくては。調子の好い事を言っておきながら、直ぐ約束を反故にするのが常套手段。
 「しんぶん赤旗」の6月7日号に「自衛隊が違憲・違法の国民監視」の見出しが大きく。情報保全隊が国民をしっかり監視してたという記事。そして政府のコメントが法律の許す範囲内だと。何が範囲内だと聞き返したいけれど、何でも好き勝手が最近の日本国政府。いよいよ美しい国が何を目指しているかが少しづつ、見えてくる感じです。
 しんぶん赤旗では「憲兵政治」という言葉がでている、これをやったのは戦前の日本国です。既に多くの団体や個人が情報保全隊に睨まれていることがはっきりしました。
 しかし国民は70年前とは違います。監視にひるむような国民でないことを確信する、この頃です。
 


07年6月1日記
 155mm自走榴弾砲
 5月26日、6月前半の演習通知が届いた。
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等            弾数等
 6月1日〜6日0830〜1630 155mm自走榴弾砲    246
 6月8〜11日0830〜2200 155mm自走榴弾砲    1235
 6月12〜15日0830〜1630 新多連装ロケットシステム 119
 * 期間には予備日が含まれています。

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 6月1日〜15日0500〜2200 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊総務課 TEL0153ー77ー2231(内線)311 
 
 5月31日夕刻1時間ほど留守にしたが、155mm砲の射撃音を聞くことはなかった。こっそりと射撃をするようなことの出来ない大砲なのですが。
 註
 75式155mm自走榴弾砲
全長:        7.79m
車体長:       5.68m
全幅:        2.98m
全高:        2.55m
重量:  25.3t(戦闘重量)
乗員数:       6名
武装:30口径155mm砲×1
    (28発搭載)
    12.7mm機関銃×1
    (600発搭載)
動力:三菱6ZF
    400馬力ディーゼル
    6気筒空冷
走行性能:最大速度:47km/h
総生産台数:201両

 先週に続いて155mm自走榴弾砲とはどんな物かネットで調べてみた。値段は1台2億9千万円と出ていた。日本の兵器産業が自衛予算に群がる理由が解る。



07年5月25日記
 日曜日は夕刻帰宅
 20日は上風蓮橋を16時30分頃家路に向かって通り過ぎる。電光掲示板は点灯されていて射撃中の表示が。次の700m離れた2つ目の電光掲示板の掲示はもう消えていた。
 朝から射撃音は聞かなかったし、10時前に上風蓮橋を通過するときは電光掲示板は消えていたので、午後から電光掲示板が点灯したのか。
 21日は朝8時31分から203mm砲を撃ち始める。畑作業中に撃ち始めたが、久しぶりに聞く大きな射撃音。発射音に遅れること31秒くらいで着弾音が鳴り響く。この日は時々撃つ程度で特別に困るようなことのない射撃音だった。
 22日朝8時半、さてっと。待つわけではありませんが耳を澄ますも、撃たず。午後3時頃駅前に出たが、電光掲示板は消えたまま。この日は予備日だったのか、1発も撃たず。
 23日、24日も撃たず。それで問い合わせてみた。
 25日午前中、電話で聞いてみました。
 20日は11時から射撃をした。140発。21日は100発。22、23日は射撃なし。24日は8発。本日25日は撃たないという。射撃部隊は第1特科群の美幌から来た部隊という。
 念のためにネットで調べてみたら美幌にありました。そこでもう一つ書き添えておきます。
註 
M110 203mm自走榴弾砲
基礎データ
全長 10.732 m
全幅 3.15 m
全高 3.145 m
重量 28.35 t
乗員数 5 名
装甲・武装
装甲
主武装 37口径203mm M201A1榴弾砲 ×1
副武装
機動力
速度 54.72 km/h
エンジン デトロイト・ディーゼル8V-71T
2ストロークV型8気筒
液冷スーパーチャージド・ディーゼル
405hp/2300rpm
懸架・駆動 トーションバー式
行動距離 523 km
 註は フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
 1984年から自衛隊では運用されているらしく、私も1990年頃別海町内の国道でこれを見たことがあります。最近は見たことがありませんが、全長が長いことや重量の28.35トンを考えるとこれらの演習場への搬入が大変なことが分かります。90式戦車の重量が50トンもあって、並みの国道では丸ごと輸送が大変なことは最近知りましたが、203自走榴弾砲だって大変なことが想像できるでしょう。



07年5月18日記
 演習通知(5月後半)届く
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等            弾数等
 5月20日〜25日0830〜1630 203mm自走榴弾砲  740
 5月31日     0830〜1630 155mm自走榴弾砲   40
 * 期間には予備日が含まれています。

2.爆破訓練
 期間       時間       砲種等            弾数等
 5月16日    0830〜1630  爆破薬           10kg

4.航空機を使用する偵察等
 期間         時間       機種等                
 5月16日〜31日0500〜2200 小型ヘリ 2機 中型ヘリ 2機

5.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

6.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊総務課 TEL0153ー77ー2231(内線)311 

 以上が12日に届いた演習通知です。
12日8時20分ヘリ南を飛ぶ。牧場の西側でチエンソーの音が騒がしく聞こえたりと動きが出てきました。14日にはグレーダーが動くような音が牧場の南側から畑作業の合間に聞こえてきます。20日の朝からは203mm砲の大きな射撃音が始まります。



07年5月11日記
 演習場内は
 久しぶりに演習場内を見ることが出来た。GWの最中で道中、自衛隊員に会うこともなかった。
 3年ぶりの演習場内の見学。時々ピリカ台まで散歩をしますが、精々1時間のゆっくり散歩。こどもの日の見学は場内を4時間半の長時間でした。
 演習のための真新しい物を観ることはなかった。しかし昨年、砂防ダムを見学した時には見逃した三郎川の第一号ダム、二号ダムを見物できた。
 この二つのダムは演習場東部の南側を境界線として流れる三郎川の支流(演習場内から流れる)に造られた物で、何れも川幅1m足らず、二号ダムにいたっては50cm程の川幅に幅100m余のダムを造っていた。これらを建設するためには演習場内の幹線道路から新たに建設のための道路を造り、切倒された楢の木がトラックに何台分も野積みされていた。
 こちとら薪ストーブ派ですからもう欲しくて欲しくて、でもその内朽ち果てることでしょう。よく考えてみると、それだけ演習場の土地としての保水力を失くしている訳で、無用のダムに無駄遣いその上、環境破壊を。
 それが3年の内に本体が出来上がって、建設用に造られた道路の両側面には芝生が張付けられ、砂利が敷き詰められて、見せかけはなんとも立派。
 こうして演習場内にはどれだけ無駄金を注ぎ込んでいる事か。福祉や教育がばっさり削れても、あるところには有る。久しぶりの見学で国税の使い方に憤りを改めて。
 5月10日09時07分、ドカンという爆破音が屋内でも聞こえた。演習の始まり。8時過ぎだったかヘリコプターの音も聞こえていた。



07年5月4日記
 演習通知(前半)
 4月28日久しぶりに演習通知が届く。
1.実爆破
 期間       時間       砲種等            弾数等
5月10日〜15日 0830〜1630 爆破薬          10kg

2.航空機を使用する偵察等
 期間       時間        機種等                
5月1日〜15日 0500〜2200  小型ヘリ 2機  中型ヘリ 2機

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊総務課 TEL0153ー77ー2231(内線)311

毎度の紋切型の演習通知に矢臼別演習場(火入れ)実施計画が別紙で付いていた。
 目的 火災発生の未然防止。場所は演習場、期間は5月10日〜17日。作業の編成は清掃作業員400名、車両約80両、ヘリ1機、水タンク車1両、ジェットシューター70個、空中消化器材2セット等と今年の実施計画は至って簡略に。おそらく着弾地の周辺が火入れの現場になる筈。射撃訓練は火入れが終わる5月17日以降なのだろう。騒動しくなる。

 以下は厚岸町の知人が知らせてくれた火入れ実施計画の文書。別海町のとは少し違う、詳しい。どうやら着弾地に関係がないらしい。

矢臼別演習場火入れ実施計画

1 目的
 野火発生の多発期にあたり、関係地区の火入れを実施し火災発生の未然防止をはかる。

2 場所及び期間
 (1) 場所 矢臼別演習場内
 (2) 期間 5月10日(木)から5月17日(木)
3 編成等
 (1) 清掃作業員 約400名
 (2) 装   備 車両80両、ヘリコプター1機、水タンク車1両
          ジェットシューター 70個、空中消火器材 2セット
4 実施要領
 残り火を監視する。(1) 事前準備
  ア 気象情報の把握
    釧根地方の天候を把握するとともに、5月10日以降の火入れ地区の局地気象を測定把握
   する。
  イ 事前教育及び予行等の実施
  (ア) 関係者に対し火入れ要領・指揮連絡及び非常時の処置等について、教育を徹底する。
  (イ) 航空機による空中消火訓練を実施する。
 (2) 防火線の構築
   火入れ地域を10,000平方メートルに区画して実施する。
 (3) 火入れ
  ア 火入れは、当初外側防火帯沿いの防火線で区画した地域から1区画ごと実施した後、内側
   地域を風下の地域から風上の地域に遂次実施する。
  イ 監視及び消火体制
  (ア) 監視員により地上及び空中監視を実施する
  (イ) 飛び火等が発生した場合は直ちに初期消火に全力を尽くす。
  (ウ) 消火は、地上監視消火隊等を同地に急派するとともにヘリコプターによる空中消火を実施
    するほか消防車を急行させて初期消火に最善を尽くす。
  (エ) 延焼時の対処は、初期消火に任じている部隊と共同して消火に全力を尽くすとともに、
    予備の人員等をもって延焼拡大防止線を構築し対処する。
 (4) 残り火の監視
  ア 火入れが2日にわたる場合は、当日の消火終了から翌日の火入れ開始まで監視を実施
   する。
  イ 火入れ作業が終了した場合は、消火終了から24時間
 (5) 火入れ終了の決定は、消火確認後決定する。




07年4月27日記
 GWの演習場内見学
 4月26日午前10時頃、外に出て見なかったが、南側でヘリコプターの飛行音を聞いた。
 ここしばらくは聞くことのなかったヘリコプターの飛行音。5月に入ったら騒がしくなるだろう。
 3年前に演習場に入ってから、演習場内の主要道路を車で走ったことはない。
 演習場の主出入り口は東部にあって、ここには門衛がいる。しかし時にはフリーパスで通過できることも。守衛がいない時があるから。
 最近のことは分からないけれど、何度もゲートをフリーパスして場内に入った。東部廠舎の付近に車で乗り入れても何の咎めも受けない。戦前の軍隊を知らないので比較の仕様もないけれど、いい加減だと思ったりした。
 川瀬牧場から至近の三股ゲートも時々ゲートが開放されたままのことがある。自由に出入りしてください、と言わんばかり。
 こちとらの動静を予告することはしませんが、演習場内の散歩はいつでもできる。誰も見ていないのですから。
 魚釣りの人などもGWにはフッポウシ川に入るのでは?と想像します。釣り人についてフッポウシ川に行ったのは10数年も前の話。演習場に詳しい人にいついて入ったのは3年前。今年あたりは入って、その後どのように変化したか、この目で見たい。
 新しい着弾地を初めて見たのも、5年も6年も前のこと。入らないと演習場がどのように変わっていくのかは分からない。だから今年の連休は楽しみです。
 最も手薄になっているのがGW、入るならチャンス。



07年4月20日記
 駅前市街に行く時
 5偵のナンバーの車を今週、見かける。別海町駅前市街を国道243号が南東方向に通り抜けている。旧市街から駅前市街に向かう時、約4kmの行程で行き逢うことの多い自衛隊車両。5偵とは帯広の第5旅団に隷属する偵察部隊,と思ってる。
 まだ5月の演習予定は周辺農家に周知されていないが、先ずは第5旅団が演習場に入るのかもしれない。
 5月に入ると、演習場内の着弾地近辺を野焼きをする。これは米海兵隊が来るようになってから、と思い込んでいた。それで何時から始めたのか確かめたら、30年も前から毎年実施していることが分かった。どうやら野焼きは火災防止の為、昔からやっているらしい。
 海兵隊が特別な火器を使用するのでと思ったが、そうではなかった。勝手な思い込みは間違いの元、気を付けなくては。
 5偵のナンバーを見た後日、104や120のナンバーの自衛隊車両が国道243号を北の方向に向かうのを見た。これは演習場内から帰途につく車で、射撃とは違う訓練をして帰る車両だと思う。
 車が行き交う時にチラッと見るだけなので数字だけの記憶になる。それで調べてみると、やはりありました。104も120も第4特科群に所属する富良野にある部隊です。見たのは第104特科隊と第120特科隊のトラックのようです。
 戦前はどのように呼んだのか知りません、特科隊とは大砲とロケットを撃つ部隊です。最近は持ち込まれる大砲やロケット弾を目にする機会がない。
 演習場入り口で監視をすると自前の大砲やロケット弾写真を撮れるのですが、日常生活の駅前市街への通行では千に一つの機会なのかも。
 静かな矢臼別が後10日は間違いなく続きます。



07年4月13日記
 鹿が海岸から帰ってきた
 4月7日正午、久しく見なかったエゾシカを西牧場内で目撃、数えたら6頭も。鹿に何処から来たの?と聞く訳にもいかない。
 それで勝手に想像するのだが。4年前の早春、根室海峡に面した別海町の走古丹に行ったことがある。自宅からは50kmほど東に離れた集落。数えなかったが鹿の群れは100頭くらいだったか、海岸の砂浜に続く草地で枯れ草を食んでいるのを見た。
 矢臼別の川瀬牧場と比べて、根室海峡に面した集落は海水温の関係と100mの標高差が大きく影響して3℃くらいの温度差で暖かいのでは。で演習場域にいた鹿は冬場海岸寄りに移動する。そして雪解けの今、演習場域に帰ってくる、これは私の勘です。
 熊の目撃情報は今春未だ伝わってこないけれど、その内に熊の動静も。8日の日曜日9時過ぎ3台のスノーモービルが上風蓮橋の袂に。釣り人では、思った。が声も掛けずに通り過ぎた。夕刻街からの帰り、上風蓮橋を通り過ぎてから路側の雪の上にモービルの軌跡を。どうやら演習場内に入った風に見えた。釣果のことは知る由もない。
 今月中、射撃音は無い。今朝なども啄木鳥のドラミング、それにフィフィやズビズビを繰り返す鳥の鳴き声も賑やか。馬達も雪の無くなった草地で、秋に食べ残した枯れ草を食み、ゆったりした風景を見せてくれる。
 日出から日没まで外気温が氷点を超えて、日陰の雪解けも早い。西牧場の草地も残雪はほんどゼロに。残雪も数日で解けて、茶色一色に変わる。そして間もなく緑が芽吹く。
 エゾシカは確かな春の使者なのかも。馬達も林の中に入る時間が多くなった。笹を目当てに。
 


07年4月6日記
 「人殺しの練習・・」発言
 4月3日のネット新聞、asahi.comや東京新聞webを読んで分かったこと。それは自衛隊の広報活動に思えた。メディアがそこまで読んでいたかどうかは分からないが。
 最初「人殺しの練習」発言を見て、そのものずばりの表現と思い自分と同じ表現をする人がいると拍手を。
 しかし一寸待て、少しこの発言者ってどんな人!っと、ネットで検索したら大まかなことが分かりました。
 埼玉県庁の新人の就任式で飛び出した発言がその始まりで、発言の謝罪の度に訂正をしたことなどもasahi.comは伝えています。
 上田埼玉県知事はネット検索で見る限り、考えは自衛隊を認める身内の様な人。知りすぎているだけに知事は自衛隊員の使命をリアルに表現出来たのでしょう。
 おそらく800余の抗議メール等々は元自衛官や関係者からではと思うのは穿った見方だろうか。あまりにもリアルに表現しすぎて、少しぼかそうとしたが、あまりにも最初の線が濃すぎて消えない。でしどろもどろの謝罪発言に。
 20年近く自衛隊の演習場に隣接して暮らすと射撃演習は将に人殺しの練習そのものが実感です。住民に迷惑を掛ける射撃演習は止めろ、と抗議電話を入れると、「私達の仕事ですから・・」協力してくださいと。仕事と言えば聞こえはいいが人殺しの大砲射撃です。
 上田知事、良いことを言ってくれたと拍手を送りたいところだが、日頃から抗議を受ける発言をしているようで県民には芳しく思われていない。よって真実の表現も評価されず、身内からの抗議になってしまったと。
 友人の言葉が思い出される。「自衛隊員の使命は人を殺すこと」元自衛隊員の夫から聞かされた妻の話です。



07年3月30日記
 魚釣りのシーズン
 まだ今春、釣り人が演習場域に入った様子はない。しかし毎年誰かが入る。イトウが風蓮川に棲息することが確認されたし、演習場南側の西フッポウシ川には風蓮川よりも確かなイトウの固体が観測されている。とにかく釣り人にとっては垂涎の穴場なのです。
 イトウは今や絶滅危惧種の魚で、イトウを守る会の人たちはその絶滅を阻止するべく棲息河川を守るために必死で活動をされている。
 運動の一環として演習場南で砂防ダムを造る事に待ったをかけた。そして北側で進められている砂防ダムにも16基目にして初めて予算の計上を中止させた。これらの成果はイトウを守る会の運動に拠る所が大きい。
 皮相な判断かもしれないが、イトウを守ると言う点では大きな問題が残ったままに思える。不要な砂防ダムに待ったをかけた事は大きな前進なのですが、釣り人のモラルが放置されたままになっていることです。
 勿論そもそもから言うと環境問題を放置した事と釣り人のモラルが機能しないと絶滅は時間の問題でしょう。日本狼や最近ではニホンカワウソ、トキの絶滅など人がその気にならないと直ぐに絶滅してしまう。
 単に釣り人のモラルではなく、一重に人のモラルが問題なのです。
 今春は釣り人と思しき人に会った時は、イトウは殺さないようにと話す。でないとイトウは姿を消す。



07年3月23日記
 4月も演習なし。
 3月22日演習通知の封書が届く。4月中は実弾射撃、空包射撃、及び爆破訓練は行わないと。しかし航空機を使用する訓練はあるかもです。
 これで3月に続き2カ月間、射撃と爆破音のない、静かな矢臼別が続く。有り難い。しかし5月になれば3、4月が好かった分だけ悪い環境が襲いかかって来るだろうなあ、と思う。
 10数年射撃音に慣らされた西牧場の馬も100デシベルを超える射撃音が轟くと、驚いて飛び跳ねるように走り出す。そしてここに住む人もかなり慣らされてはいるが、射撃音が心臓に突き刺ささる感じで、路地での仕事をやめ、業務隊に抗議の電話を入れる。屋内に入っても屋根を掛け矢でどやされる様に家ごと揺れる。
 ピリカ台の近くで撃つと、110デシベルに達することがあり、そこまで音が大きくなると、電話で業務隊の担当者に怒鳴りつける電話に。
 5月になると畑を耕したり、ジャガイモを植えたり、花豆の種を蒔いたりで、外で仕事をする時間が増える。この時に近くで射撃をされたら大変です。
 屋内、外には関係なく110デシベルで射撃音が伝わると、もう喧嘩腰の電話になる。そんな電話を過去に何度したことか。
 そう言う事のないことを願いたい。が静かな演習場が続けば、続くほど悪環境に対する憤りが強くなる。さて今年の5月は?どうなるのだろうか。
 


07年3月16日記
 自衛隊は憲法違反
 安倍内閣は5月3日の憲法施行記念日までに改正手続き法案を決めるなどと公言していた。それがここに来て、必ずしもそのことには拘らない等とすこしトーンを下げた。しかし本音は憲法改正に意欲満々です。 
 鳩山一郎内閣以来の憲法改正を唱える50年振りの内閣という。今、国会には憲法調査特別委員会があり、そこで憲法改正の手続き法案を決めようと。委員会の長が職権で会議を開き、多数に任せて手続き法案の審議に入ろうと虎視眈々としている。
 憲法を書き換えようとする政党は自民、公明に加えて民主党も組している。代議士数で言うと前回の総選挙で自公だけで国会は3分の2を占有し。その上、この3党が固まると代議士総数の9割を超える議席数。
 憲法96条の憲法改正のための手続き法案を決めようとしている。が、これは憲法9条の書き換えを狙っているのは明らか。現に首相が公言しているのですから。
 矢臼別の川瀬牧場には1991年夏以降、足を運ばれた方なら盆踊り広場の南側のD型ハウスの青いトタン屋根に大きく書かれた自衛隊は憲法違反が目に焼く付くと思います。
 安倍首相は世界の情勢に日本国憲法はそぐわない等と言っている。首相の言う情勢とは米国の言うことを鵜呑みにした考え方で、世界の様相を正しく見ていない。今のイラクを見ていると何が正しい姿なのか、外交なのか一目瞭然です。
 行き詰まっているのは安保条約を盾に米国一辺倒でやってきた自民党政治でしょう。
 川瀬さんの叫び、「自衛隊は憲法違反」。これは現憲法があってこその自己表現。この表示を続けられるのは、9条が生きていればこそ。と川瀬さんの弁。同感です。



07年3月9日記
 静かな矢臼別原野
 街に所要で出かける時、西牧場域の出口で業務隊が取り付けた牧場囲い込みの鉄線や鉄柵を目にする。そして出口からは念入りに道路の両側、何十mかの間隔で打ち込まれたアングル鉄柱に虎マークのロープが張られて、東牧場まで続く。否応なしに演習場とは隣組であることを脳裏に。その虎マークの張られた道を1000mほど歩いて東牧場に。400mほどで東牧場を通り抜けて車庫に到達する。
 東牧場から町道を1.7km車で通り抜けると酪農の牧草地帯に入る。しかし10年ほど前から、この牧草地帯にもこの土地は防衛施設局の管理地に付き無断立ち入り禁止の立看板が立っていて、西牧場からの道程で言うと4kmは防衛施設局が道の両サイドを占有している。
 西牧場から最も近い酪農家はK牧場で約4.5km、それから500mほど先にKN牧場がある。最近聞いた話、このK牧場が移転する、という。施設局が栄え酪農家が少なくなる別海町の実態がここにもよく見える。
 3月中は演習はなく、静かな矢臼別原野を満喫できます。暖かくなって野鳥のさえずりも盛んに、こんなに素晴らしい自然は、と自慢したくなります。
 自宅から南へ約250m行くと東に流れる沢がある。沢の雪解け水は東に流れて東牧場の平和池に至り、そこから数km流れて樺沢ダム(演習場内砂防ダム)に。そこを流れ過ぎて演習場の北境界線の風蓮川に合流する。
 3月3日午後南の沢に行き春の草を探すも。まだ残雪が60cmほどあり、春の芽吹きは何一つ見ることはなかった。でも射撃音のない3月、将に我が世の春。
 静かな矢臼別原野をしっかり味わおう。



07年3月2日記
 3月の演習通知届く
 3月1日から31日までの間に実弾と空包射撃、爆破訓練はない。但し航空機を使う訓練をする場合があると。例年は4月に射撃訓練がないのたが。で今週は2月の訓練を確かめてみた。
 23日は外出、三股の電光掲示板には射撃訓練実施中を表示。24日は在宅、10時41分に射撃音を聞く。これは新多連装ロケットシステムで、子爆弾が内蔵されているというクラスター弾です。
 人を殺戮するのに残忍も糞も無い、悪いに決まっている。が余にも惨たらしいのでクラスター弾を禁止しよう、と国際的な話し合いがされている。そのクラスター弾の射撃訓練を矢臼別でする自衛隊。そして米国のイラク、アフガニスタンでの軍事作戦を今も支援している自衛隊。
 3月1日、問い合わせていた16日から28日までの射撃弾数、地点などが分かった。
16日  155mm自走榴弾砲      弾数  20   中J地点 
17日  155mm自走榴弾砲      弾数 193    熊見山
18日  155mm自走榴弾砲      弾数 213    熊見山
19日  155mm自走榴弾砲      弾数 213    熊見山
20日  155mm自走榴弾砲      弾数  20   中J地点
21日  155mm自走榴弾砲      弾数  20   中J地点
23日  新多連装ロケットシステム   弾数   1   日の丸台
24日  新多連装ロケットシステム   弾数   1   日の丸台
25日  新多連装ロケットシステム   弾数   1   日の丸台
26日  新多連装ロケットシステム   弾数   1   日の丸台

 私が居間にいて数えた弾数は17日は66発でした。海兵隊が演習場に入った時のように、構え込んで数えた弾数ではない。いい加減なカウントで、これでは話にならない。
 川瀬さんと最近交わした話ですが、最近の射撃音は小さいのでは? です。
 中J地点は川瀬牧場から5km地点、日の丸台は10km地点です。東の端から撃っているのでピリカ台の近くで撃つ時と比べて射撃音が小さいのは当然ですが、155mm砲なのに発射音を小さく感じる今冬の射撃音です。    
 24日のロケット弾は1発、これは聞き逃していませんでした。問い合わせた155mm砲の弾数は合計679発。先々週の演習通知で30発は編集ミスで、750発が正しい。それで持ち帰り弾数は155mm弾は71発、ロケットシステムは6発となります。帰る先は帯広です。 



07年2月23日記
 冬の射撃音はうるさくはない
 2月16日、川瀬東牧場から茶内線を通って駅前に出た。朝から15時頃までは射撃音を聞くことは無かった。しかし電光掲示板は実弾射撃実施中という表示。掲示板を通過して200mほど走ると、騒音測定をする自衛隊車両の停車ポイントがあって、5特の表示をしたジープが止っていた。射撃訓練をしているのは第5特科隊か。
 17日8時59分、ドカーン!と射撃音。時々聞き逃したが午後2時頃まで数えたら66発ほど。発射音と着弾音の間隔は32秒から33秒くらいだ。
 18日撃たず。19日7時5分ヘリ飛行。昼間、射撃音聞こえず。20日矢臼別を留守に。21日射撃音聞こえず。22日射撃音聞こえず。
 23日矢臼別を留守に。5特は何処の特科隊か?、帯広だ。夕刻、雨の降る中、西牧場に帰る。
 突然話は変わりますが、GSOMIA(ジーソミア)の記事がしんぶん赤旗にも出ていた。日本語で言うと情報保護一般協定。米国と日本が結ぼうとしている法案のことです。
 戦前、70年も前に軍機密保護法があって呉の軍港の付近を通過する汽車の窓は外が見えないように窓を塞いだなどと、聞いたことがある。
 米国が軍事機密を米国並みに日本国内で規制するのが、情報保護一般協定です。
 川瀬牧場に住んでいると、否応なしに射撃音は聞こえてくる、色んなものが目に入る。しかしそれを口にさせない、映像にさせない、それが軍事機密保護法です。
 現憲法があればこその生活権、知る権利の主張で、米国並みの軍機密保護法など、9条を持つ日本国には無用の法律です。ところがうかうかすると、ある日突然憲兵隊に連行される。こういうことのないように。油断は出来ません。



07年2月16日記
 2月下旬の演習通知
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等            弾数等
2月16日〜21日0830〜1630 155mm自走榴弾砲     30は(誤報)750(正)
2月23日〜28日0830〜1630 新多連装ロケットシステム  10

2.航空機を使用する偵察等
 期間         時間        機種等                
2月16日〜28日 0500〜2200  小型ヘリ 3機 

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊総務課 TEL0153ー77ー2231(内線)311 

 先週はピリカ台まで散歩をしたが矢臼別原野、姿が一変し積雪高は70cmほどに。
 さて今日からの射撃、何処から撃つのでしょうか。金が沢山あって除雪には困らない自衛隊。155mm砲もロケットシステムも射程は長い。東の端から撃つのだろうか。



07年2月9日記
 予定通り撃っている
  2月1日 120mm迫撃砲 27発 
       多目的誘導弾システム 3発
 2月2日 155mmFH70    27発
       155mm自走榴弾砲 31発  
    3日 155mm自走榴弾砲 46
    4日 155mm自走榴弾砲 22
    5日 155mm自走榴弾砲 59
    6日 155mm自走榴弾砲 45

 2月7日10時ころ別海業務隊総務課に射撃について問い合わせたら上記のような弾数の射撃を教えてくれた。
 2月1日に撃った多目的誘導弾は西牧場から南東方向約7kmの地点から発射したようで、この日の飛ぶのを目撃は出来なかったが、飛翔した何秒後にか飛んだ後の白煙を視認した。
過去に何度か目撃したが、此処は大変なところだと思う瞬間でもあります。弾の後部から赤色の火を吐いて飛ぶからだ。3発とも煙だけで写真には撮れなかった。
 この砲弾には写真のページで掲載した通りで、644個の子爆弾を内蔵している。昨年夏のイスラエルのレバノン侵攻で使ったクラスター弾がこれだと思っています。
 古いこのページの読者の方にはお分かりと思いますが、元々の着弾地の手前に500mx300mほどの着弾地が造られたことを書きました。ここがどのように利用されているかは分かりませんが、草木が何もない砂漠を思わせる、砂利で表面が整地された土地です。この土地を有刺鉄線で取り囲み外側に着弾地に付き立ち入り禁止の看板が立っています。
 米海兵隊が10年前になりますか、色々なものを撃つので、マスコミがその事を質問したら、すかさず自衛隊の広報官でしょうか、我々も何でも持っていると答えたことを思い出します。
 多目的誘導弾システムの性能を読むと、644個の子爆弾内臓と出ています。
 戦争が終わっても、後で大変困る子爆弾や地雷。自衛隊が持っているのです、これらを。



07年2月2日記
 届いた演習通知
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等            弾数等
2月1日〜2日0830〜1630 120mm迫撃砲          30
2月1日〜2日0830〜1630 多目的誘導弾システム      10
2月2日〜7日0830〜1630 155mm自走榴弾砲       250

2.航空機を使用する偵察等
 期間       時間        機種等                
2月1日〜15日 0500〜2200  小型ヘリ 2機 

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。
 別海駐屯地業務隊総務課 TEL0153ー77ー2231(内線)311

 演習についての質問は業務隊総務課に訊く事にしたい。で1月29日、演習場内で射撃される砲弾の値段を訊いてみた。
 別海業務隊総務課の話では射撃部隊は値段を知っているだろうと言います。私からは直接訊けないので、業務隊の方で訊いてみて下さいとお願いした。
 弾の値段が分からない、こんな事はあり得ない事だと思うのです。2月1日別件で問い合わせたら、はや弾の値段は分かりませんと返事が返ってきた。これを突き止める仕事も大切です。何とかしなくては。



07年1月26日記
 正月の中日から静かな演習場
 先週の月曜日から原野は静まり返っています。荒れるでもなく日々好天。我が家から南南東の方向約1kmにピリカ台がある。ここは国境三叉路と呼ばれ、矢臼別演習場の略中央に位置する一拠点です。演習のしていない時はここまで足を延ばして、5、6m高のピラミット状の台に上ったりする。今年の雪の浅さ、硬さだといつでも歩いて行ける。
 ここには道路遮断機などもあって、海兵隊が来るようになったころから歩哨所というか見張り員が立ち居する一坪ほどの建物も出来た。その傍に建つ電柱に水銀灯が付いた。冬場はこれが夜になると視認できる。
 直線距離で1kmほどですから、夏には木の葉で見通せない光が冬場は見通せる。東牧場の川瀬さん宅の灯も2階の窓からだと2階に灯がつくと見える。夏場は木の葉が邪魔をして見えないが。
 冬場は窓という窓に、断熱効果の高いスタイロホーム材を二重窓の間にはめ込んでいる。それで屋内で灯がついていても我が家の明かり外には漏れていない。それぞれに経費節約で頑張っています。
 ピリカ台から洩れてくる灯を見るたびに、もったいないと。何故、役のない夜間点灯するのでしょうかねぇ。
 35年も前の上海の話をすると笑われるかもしれません。があえて、当時の上海は暗い街でした。それに引き換え日本の都市は、かんかん明かりが輝いて、そして今も。でも今の上海は凄いと言う。
 夜間照明を節約すれば如何ほど経済的か、全地球規模で。



07年1月19日記
 15日、16日、17日は射撃なし
 夏場の射撃訓練に比べると155mm榴弾砲でも、今は射撃音が苦にならない。ヘリコプターの飛行音も分からない。
 今日は17日、正月の155mm弾の射撃訓練の最終日である。それで射撃日と弾数を業務隊に問い合わせたら。7日から14日まで連日、7日=17発、8日=17発、9日=17発、10日=36発、11日=89発、12日=87発、13日=87発、14日=70発、で射撃弾数は合計420発。15日、16日、17日と射撃はなかった。
 業務隊の話し振りは、どうやら155mm弾の実験射撃のようである。
 射撃地点は日の丸台から1KMほど東の地点と教えてくれた。発射音が何時もより小さい理由が納得です。射程約16KMの地点です。
 あえて日々の弾数を記したのは如何にも試射を思わせる7日から3日間の弾数。実験部隊が試験的に射撃をすることはよく聞く話です。
 1か月前にクラスター弾のことを書きましたが、今や自衛隊が自前の武器で持っていないのは核兵器だけかも知れません。
 今回の射撃は実験部隊らしい。何を試射しているのか、監視の術を考えないと。



07年1月12日記
 今年の撃ち始めは
 7日12時26分、今年初めての射撃音を聞く。曇天ではあるが、悪天候でもない。12時50分、13時25分、14時10分、155mm榴弾砲の射撃音を4回、聞いた。射撃訓練の実施は着弾の視認が出来るかどうかで決めると。これは業務隊から聞いた話。
 天気予報では台風並みの低気圧でした。荒れたのは6日夜から7日朝にかけて、7日昼間は嵐を感じない天候でした。そして8日は吹雪で射撃はなかったと思う。
 9日、10日、11日、12日と撃っているようだ。家の中にいると、それほど大きな音もしなくて生活に困るような射撃音は聞こえてこない。
 9日には防衛庁が省に替り、11日にはアメリカのイラク侵略の新方針が発表された。その内に矢臼別演習場にも何かと変化が伝わるんでしょうが。
 基地再編では沖縄でも岩国でも座間でも、そこに住んでいる人達は再編強化反対の意思を明確にして頑張っておられる。
 そんなこと思いつつ射撃音を聞いています。
 


07年1月5日記
 新年の演習通知
1.実射訓練
 期間       時間       砲種等            弾数等
1月07日〜17日0830〜1630 155mm自走榴弾砲     590
1月31日     0830〜1630 120mm迫撃砲        20

2.航空機を使用する偵察等
 期間       時間        機種等                
1月5日〜31日 0500〜2200  小型ヘリ 3機 
                       中型ヘリ 3機

3.危険立ち入り禁止場所
 矢臼別演習場現場にて立て札、赤旗及び射撃情報提供装置(電光掲示)により表示すると共に、入り口の門扉を閉鎖し、併せて警戒員を配置します。

4.その他
 本訓練等についてご質問等がありましたら次の部署にご連絡下さい。

 別海駐屯地業務隊総務課 TEL0153ー77ー2231(内線)311

 昨年末に新年の演習通知が届いていたが、よく見ると4日まではヘリコプターも飛ばない静かな演習場です。
 2006年の演習通知による弾数や砲撃演習日数などを集計したのでお知らせします。
 1月12日から実射訓練を始めて12月24日まで
 射撃日数は209日(夜間射撃119日含む) 
 大きな音が出ると通報された弾数は24,470発 
 砲弾は色々、弾数の多いものから
             155mm榴弾 11,930発     80日
             203mm榴弾  8,010発     36日
        多連装ロケットシステム   640発     19日
          多目的誘導弾        50発     14日  
 その他迫撃砲や無反動砲、戦車砲等から砲弾を撃ちます。
 155mm砲弾が1発30万円と聞いたことがあります。年間2万発近く撃っているのです。
 203mm砲弾は155mm砲との容積比1.7倍とすると1発50万円か。すると昨年の着弾地に消えた血税額、いくらになります? 
 一度計算して下さい。
 ロッケットシステムや誘導弾は榴弾砲に比べて数は少ない、けど値段は高い筈。しかし値段が分からない、訊いても教えない、おかしいことばかりです。福祉予算はどんどん削られるのに着弾地に消える砲弾は惜しげもなく。



06年12月29日記
 便所の存在
 川瀬さんから聞いた話。東牧場の矢臼別ホテルの北側、僅かに2mほど離れて簡易便所がある。建坪1畳です。これと隣接して私の冬場の車庫がある。車庫を建てとき、既に在ったのでもう20年も前から存在する。
 別海業務隊の管理部からその簡易便所を撤去するよう12月にはいって話があったという。私の車庫は川瀬牧場内に納まっているのか、何も話はない。
 ただ西牧場に住んでいる私にも、電話による問い合わせがあった。昨年夏以来平和池から100mの地点にエンストで止ったままの廃車がある。これを撤去するよう、との伝達です。廃車扱いの車だが、エンジンは起動出来るので時々、東と西牧場間で使っていた。それが2車線の地点で昨年夏突然エンスト。通行に支障がないので、ついつい放置していた。がそれを咎めて、早く自分の借地内に運びなさいとの催促。
 悪いことにエンストした時、右方向にハンドルを少しきったまま。これが災いして150mを移動するのに悪戦苦闘。それで今年の廃車移動は打ち切った。今冬、雪来襲前のこと。
 春になって雪がなくなったら、廃車の移動をしなくては。でも一人で1kmを牽引する仕事、大変です。業務隊に牽引を頼むわけにも行きませんしねぇ。エンストした車のハンドル操作をわきまえた方、その術を教えてください。そうしたら、二人で30分もかけたら廃車の団結道路からの撤去は終わります。
 お隣さんは何かと圧力をかけてきます。便所もエンスト車も特に迷惑を掛けてはいないのにねぇ。




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