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11年12月30日記
 民主も自民も
 ここ10年程といって良いか、アメリカやイギリスになぞって2大政党を日本のメディアはこれ宣伝に努めた。ことあるごとに2大政党、と。
 アメリカでもイギリスでもだがこの2大政党どちらが政権についても代わり映えがしない。それに倣ったのだから日本で民主党が政権についても代わり映えがしないのは道理なのかも。
 「3・11」で政治は動くと期待したがこれも不発に終わろうとしている。
 朝日新聞の世論調査では期待を裏切る民主党が鮮明に表出されている。そりゃそうでしょう選挙でこうします、ああしますと言った事がことごとく反古にしてしまったのですから。
 これだけ選挙民を騙しても裁判にかけられない選挙公約違反、政治っていい加減なものなんですねぇ。
 騙されて誰が喜んでいるか?1%の連中ですよ。1%の連中が仕組んだ2大政党ですから、つまりどちらが政権を取ろうが同じ政策を続ける、1%に悪くならない政権を、だったのです。
 前の自公政権と変わらない政権に戻ってしまった現在を1%はにんまりでしょう。
 今、アメリカでは1%に対する不満が爆発寸前です。ウオール街の直ぐ傍で不満表示のキャンプ村が出来ていると、26日の朝刊が伝えている。
 民主党なら消費税を言わないで何とかしてくれると票を投じた有権者、多かったのでは。それが今や民主政権が全力投入で消費増税の大キャンペーンです。
 今度は有権者が再度反撃する番です。嘘をつく政党には票を投じない。嘘をつかない政党はあります。
 民主党はせっかく政権についたのに何もしないことが分かった。次回こそ、嘘をつかない政党を選ぼうではありませんか。 


11年12月23日記
 八ッ場ダムの話
 2年前にダム建設を中止の方向で民主党政権は走り出した。ところが22日朝の新聞は予算を計上して建設を言い始めた。
 民主党は政党綱領を持たない政党。国にたとえれば憲法を持たない国とでも言うのでしょうか。
 選挙前にはこれもやります、あれもやりますと言わないと票をもらえないから、選挙公約をする。その選挙公約を次々と反古にしてきた民主党です。

 八ッ場ダムも建設中止が公約だった。それが2年後には又破棄です。政権発足時の担当大臣は現政調会長を務める前原氏だった。新聞によると現国土交通大臣の政治判断でなどとダム工事継続を一任するようなことが書かれている。
 消費税のこと、民主党は増税しないことが公約だった。普天間基地は県外へ。それに続いて今度は八ッ場ダム建設の継続。
 変える、変えると言って政権についた民主党、自公政権と何も変わっていない。どちらかと言うと悪い方に変わった。
 そんな折「どじょう首相」は原発の「収束」宣言を。日本国内もそうだが、外国メディアも評価しない。収束には値しないと。それに「どじょう首相」ここにきて記者会見を多くした。今までは抑えていたのに。
 政権を握ると好きなことが出来る。民主党は自公政権並みに振る舞いだけは板についてきた。そう見える。
 嘘つき政党には騙されないようにしないと。


11年12月16日記
 問責決議
 12月9日、参議院で二つの問責決議が可決された。法的には何の拘束力もないらしい。だからだろう、どれだけ問い詰められても知らん振りで二人の大臣はその席に座り続けている。
一度座ると辞められない席なのでしょう。
 問責の決議がされても任命した「どじょう首相」これがまた問責された二人以上に責任を感じない人物。だからこそ今の時点で財界とアメリカに信用されているのかも。
 TPPにしても普天間問題にしても流行の言葉で言えば1%の立場でことを進めようとしている。財界とアメリカの言うことなら何でもやりますというのが「どじょう内閣」の本音のようです。
 「みんなで渡れば怖くない」という流行語があった。法治国家では通用しない思考だが、無法が横行する底流が存在する。
 川瀬東牧場には「自衛隊は憲法違反」の大看板がある。日本国憲法を正しく読めば自衛隊は憲法違反だ。なのに大手を振って射撃訓練をする自衛隊。「みんなで渡れば怖くない」がここに存在する。
 そんな不法には与せずに生きたい、そう思っているだけに問責されても何の責任も感じない連中には腹が立つ。
 99%の立場に立たないと普天間基地の解決はない。野田首相がせめて1年以上首相を続ける為にも99%の望むことを政策とし、実践しなと、座り続けたい総理の座から転げ落ちるだろう。
 3カ月で内閣支持率が不支持に逆転された。国民世論の問責が始った。
 どじょう内閣何をやってくれるのでしょうか。
 

11年12月9日記
 2大政党というが
 確かに民主党と自民党は国会議員の数では1位と2位で他党を大きく離して存在する。自公政権が不信任で民主党が2009年に政権に就いた。
 その後のことは現在進行中で政権が変わっても閉塞感からの開放はない。変わると思って民主党に投票した有権者。だのに選挙前に約束したことを何も実現していない。
 それどころか、消費増税を言い始め、普天間基地の県内移設をしようとしたり。これでは選挙民を裏切っている。
 大阪市長選で独裁を公言して憚らない新市長が選出されたのも、今の政治の閉塞感からの世評なのかも。
 今月に入ってA新聞だったか民主と自民は同じような政党、と評する社説を読んだ。頷ける、大筋で言うことに差がない。つまりTPP交渉参加にしても日米同盟にしても、瓜二つの政党。これでは世の中変わりません。
 新聞論調で期待したいのは「しんぶん赤旗」やけど、読まれる部数が少ないので影響力が小さい。後一つの期待は無党派と言う40%近い有権者層です。選挙の度に政策で選ぶ層です。
 選挙制度に問題があって、小選挙区制では49%は死に票になってしまうけれど、この層が世相を見極めたら世の中を変え得る、変革勢力だ。
 現時点は、独裁を咎めても大差で独裁思考の新市長が生まれる日本社会。選挙公約を反古にする民主党。TPPに異論を言えない自民党。困った2大政党だと思う。
 この2大政党、それに野党も日本共産党を除いて政党交付金に名を借りて、税金泥棒をしている政党ばっかし。マスメディアで政党交付金を咎める記事を読んだことがない。何が2大政党と非難したい。
 我らが税金を勝手に使いあがって。


11年12月2日記
 独裁政治のこと
 大阪府知事をしていた橋下徹氏が大阪市長選挙に打って出て圧勝、と伝えらた。11月28日のニュースだ。最近は投票所を出た人に誰に投じたかを訊いて、その数を集計して当確を報道する。
 NHK夜のニュースは開票前に橋下氏の当確を報道した。投票の三日前の調査で橋下氏の優勢が伝えられていたので、やっぱりそうか、と。
 「大阪維新の会」を作ったり、教育条例案を作ったり、政治は独裁でなくては等と「しんぶん赤旗」では良くは言わない人物です。それなのに圧勝したという。
 大阪の有権者が選んだ首長ですから今更どうのこうのではありません。お手並み拝見です。
 ただ気になるのは独裁を是とする考え方には注意が必要です。独裁政治ではドイツのヒットラー、イタリアのムッソリーニが有名です。ヒットラーがユダヤ人を虐待したことで独裁政治の象徴とされています。日本の戦前も天皇制が独裁政治の典型だったのかも。
 ヒットラーは独裁者として有名だが、その始まりは選挙によって選ばれた代表であったことだ。戦後のドイツ国がその反省に立って民主政治を行なっているということが、戦後処理において日本とは違うとも。
 閉塞感を晴らすことの出来ない日本の政治状況。そこで現れた変革を言う橋下氏。何を大阪の地でやってくれるのか、見てみたい。
 どのような公約をしたのか知りませんが、白紙委任でないことを忘れないようにして頂きたい。
 「野田どじょう内閣」も99%を忘れると独裁政治と言われます。
 そうさせないためにも有権者は選んだ人を野放しには出来ません。


11年11月25日記
 忙しくても
 2日ほど「しんぶん赤旗」を見出しだけで、中身を確り読まない。それで世の中がかすんでいる。 最近は1日遅れで翌日の電子版で「主張」や「潮流」欄を読むことが多い。他でもない新聞の文字よりも電子版のほうが字が大きくて読み安いがことがその本かも。何はさて置き「赤旗」は確り毎日読むことが大切だと思う。
 野田さんはやけに元気ばって、アメリカや財界の喜びそうなことを言っている。それに消費税のことやTPPのことでも農民や漁民や労働者のことなどお構いなしに1%の喜ぶことを盛んに話す。
 1%に組しないと言うなら、国民の反対の多いTPPへの参加を撤回してもらいたい。TPPに参加し交渉を進める、アメリカとの軍事同盟を優先して外交を進める、これでは行き詰まると見ます。アメリカと手を組んでいる限り、日本の政治に転換発展は望めない。
 しかし「どじょう内閣」にはそれが見えていない。自公以上にアメリカべったりの政策をとり始めた現政権。困ったことです。
 米を守れない日本国、他の項目は少し横に置いても、米の項目だけでTPPは大問題に突き当たると思う。農業の問題で日本国はアメリカやオーストラリアの農業に従属する、そう思えてならない。
 そのことに対して野田さんは具体的に何も説明できない。消費税のことも次の衆院選挙までは問題外の話の筈が、今や現政権が全ての術を使って増税の話をする。
 約束したことを果たさないで、公約を投げ捨てて知らぬ振りをする「野田どじょう内閣」。騙されてはいけません。約束を守らない政治、これを許してはなりません。
 忙しくても、日々の政治には目を向けなくては、そんな一週間、いや日々になりそう。


11年11月18日記
 米を守れない、と?
 10年したら米の関税がゼロに成る。その様なことを約束するのがTPPである。グローバル化の話が流行して久しいが、私は米原万里流だ。アメリカ化と考えることにしている。
 アメリカは関税をゼロにすることで国益を説く。確かにアメリカ側には益なのでしょう。しかし日本にとってはこと米に関する限り日本で作られる米は売れなくなる。(皆保険の話もだが)
 だから農水省が出す試算で食糧の自給率は40%から13%に落ちることになるのだろう。何年前になるか米が不出来でパニックにおちった年があった。
 水田などは放棄するのは簡単だが、再生するには時間がかかるという。水田が貴重な水がめであることは良く知られている。そして水稲の社会的利益の大きさは日本の有史がその事を証明している。とにかく貴重この上ない日本文化なのです。
 関税がゼロになって喜ぶのは大企業だと言う。アメリカの大企業、日本の大企業です。困るのは日本で生活する99%の国民です。何時襲われるか知れない自然の災害による食糧飢饉。国の安全保障を言うなら、食糧自給率を上げる、これこそが最も大切でしょう。
 「どじょう」と水田はきっても切れない関係。その水田を駄目にする「どじょう宰相」。日本の水田を失くすTPPの土俵に乗ってはいけないのです。
 アメリカ文化にはアメリカの、日本文化には日本のアイデンティテーがある。それが国境で守られる。アメリカと同じ尺度でなきゃなんてのは通用しない。自己主張しなきゃ。
 自己主張を出来ない首相には早く辞任してもらわなくては困ります。
 11月15日、国会中継を観た。日本の米をどう守るか、何も見えてこない。今話すと手の内が見えて得策でないと。1%を代表する内閣にはレッドカードを。


11年11月11日記
 ギリシャをどう見るか
 パパンドレウさんを色々言うけれど、国民投票による政策決定は首相が勝手に国際公約するよりは増しだと思う。
 借金で国の財政をやりくりするのは日本だけではなくギリシャ、イタリア、スペイン、ポルトガルとEUの国も大変な状態に陥っているらしい。
 借金財政の話をすると1000兆円を超える借金をして財政をやりくりしている日本政府の財政は最悪だろう。
 その国の労働者が作り出す価値の範囲内で国の財政をやりくりするのが普通の国だ。日本は国が作り出す価値の2倍の借金をしているのに、その異常に政治が何もできないでいる。
 ギリシャのことをここ数日はトップニュースで伝えているけれど、GDP比で1.2倍のギリシャと2倍超の借金をしている日本の財政。どっちがおかしいのかな?
 信用で成り立っている国際社会、紙札でも信用があればどうにかこうにかだが、その信用がこれからも続くのかどうか、それが問題だ。
 借りた物は返す。人間社会の決りごと。借りた物を返さなくていい、徳政令が今回のギリシャ救済策だ。その代り貸し手側の言うことを守りなさい。これがEUの取った策だと思っている。
 儲け過ぎた奴がいて格差が広がる現在社会。この是正がなくならない限り信用不安はなくならない。
 日本は借りたのが他国でなくて国民が信用貸しをしているので他国からの信用は持ちこたえている。らしい。
 しかし99%の国民を騙してはいけない。野田さん独裁はいけませんよ。

 独裁の話
 TPPに関して民主党が決めた提言は首相一任である。これは小選挙区選挙に酷似する選択性で民主主義が泣く決定方法だ。
 誰々に一任と言う決め方を時々経験する。どっちに転んでも問題のない時に巷で採用される決定法だ。
 しかし今回のTPPは国運を委ねる大仕事だ。支持と不支持が二分する問題で一人の人間に一任する。これは独裁に等しい。どうなるか先が見えないから「どじょう」さん好きなように。では独裁と言われる。そんな思いで、9日朝の新聞を読みました。
 今日は10日、どんな意志表示を「どじょう首相」はするのだろうか。そしたら今度はドタキャンときた。どうなるんでしょうか。


11年11月4日記
 風雲急な「どじょう」のたわごと
 臨時国会が開かれた。TPPや普天間はどうなるのだろうか?気に懸かる国会です。「野田どじょう内閣」は「覚悟と器量」やらを掲げて、TPPも普天間移設も、増税もやるんだと意気込んでいます。
 そもそも民主党は総選挙では普天間の移設は県外が公約でした。TPPなどは公約に欠片もなかったし、消費増税の話もしないが公約だった筈。
 民主主義を語りながらこれだけ民主をないがしろにする政党もないだろう。最近の言葉で言うなら1%の財界の言うことやアメリカのオバマの言うことはそっくり聞き入れるが、沖縄県民や国民の言うことを聞く耳は持たない、が「どじょう内閣」の本音のようです。
 普天間の移設については民意は8、9割方が県内移設反対です。TPPも農業関係では8、9割方が交渉参加反対でしょう。これは食糧自給率が13%に落ち込む話が良く分かる。
 一つ分からないのはマスコミがいやメディアが「どじょう内閣」に加担していることかな。原発についてもそうだった、アメリカに自主独立の論陣を張れないことが大の弱点だ。
 地方紙はTPPでは大手と違った論陣を張っている。しかし宣伝効果の大きさから行って大手メディアとは比較にならない程に小さい。「しんぶん赤旗」しかりである。
 ここは国民一人一人が旗幟鮮明に「どじょう内閣」がどれだけ前のめりになっても前に行かせない運動をしなくては、と思う。
 折りしも地球人工が70億を突破したと伝えられる昨今、日本の農地を守る事が大きな国益である筈です。
 グローバル化とはアメリカ化だと話したのは米原万里だったと覚えている。今やTPPの主役はアメリカです。日本が自己主張を忘れてはいけません。99%の自己主張を。


11年10月28日記
 黒塗りの手順書が
 25日の朝刊で東電が提出していた災害時の手順書を経産省が一部黒塗りではあるが公表したと言う。漸くそうしたか、と思うくらい遅い。黒塗りの事を書いたのは1カ月余前の話だ。
 監督官庁が非常時の手順書も知らないでは何の監督か、と聞きたい。
 それが法に基づいて黒塗りでない物を提出させ、一部公表となったと。それによると、事故時運転操作手順書には電源のあることが前提で、全電源が消失した時の手順が書かれていないという。起るべくして起したミスでしょう。
 如何に杜撰な安全神話が罷り通っていたかが分かる。これからもびっくりするような事が分かってくるだろうけれど、今も思うことは監督官庁よりも安全神話に関する限り知見では東電のほうが上手であること。笑ってしまう。
 テロリストに知られたら困るだの、知的所有権だのと東電は言っているけれど、それ程危険極まりない物なら造らなければ良かったのであって隠す理由にはならない。核分裂の平和利用などと言っておきながら、危険がいっぱいの原発だった訳。
 除染の問題や冷温停止問題や東電が責任を負うべきことが山積している。放射能まみれの水の処理なども溜まったままだと言う。
 「安全神話」の外に居た原発の専門家は今の状況をどう見ているのか、それが伝わってこない。いや私は知らない。
 自ら求めないと原発問題の知見は得られない。お粗末な原子力委員会や保安院の話では先が見えない。
 今、TPPが盛んにマスコミを賑せている。普天間問題、原発問題、TPP等みんなアメリカがらみの問題ばかり。
 先の見えない話ではない。ちゃんと目標は見えている。ちゃんと見定めなくては。 


11年10月21日記
 99%の私たち
 これはアメリカから始った反格差のデモの人達が話す言葉の一部だ。1%の人達が富を手中にして99%は富の配分からこぼれていると。
 資本主義の最先端を行くアメリカでかつてなかったデモの勃発かも。日本でもEUでも、99%が貧困で1%が富を独占している、と言うのは的を得ていると思う。
 日本でも大企業が内部留保と言って200兆円も250兆円も溜め込んでいると言う。この世知辛い時節にである。
 それに日本の話であるが、日本では税金が高いので税金の安い外国に工場を移す話が真しやかに語られる。日本国籍を必要としない、利潤だけを追い求める企業の実態をさらけ出す。金さえ儲かるなら何処でも良しなのです。
 これが資本主義の本音だとするなら早晩潰れるに違いない。つまり99%を顧みない企業に未来はないから。世界中のデモで、スローガンが99%の貧困を唱えだしたら税金が安いだけでは企業も立ち行かないだろう。
 富を作るのは人間の労働です。だから収奪だけでは上手く行かない。若者が口々に富を配分を言い出したのは当然の要求だと思う。
 アメリカやEUで金持ちから税金を取なさいと言っているのは、その事を良くわきまえた金持ち連だと思う。
 働けど働けど、富の配分にありつけない労働者群。その99%がほえると大きな声になる。アラブの春と同じことがアメリカから始るのかも知れない。
 何処まで99%の声が広がることやら、頑張れ99%の声よ!!


11年10月14日記
 4億円は何処から?
 政治家のすることは理解しがたい。事件が起った当時秘書だった現代議士が年利として450万円も必要な4億円をわざわざ銀行から借り受けて何故やりくりしなくてはいけなかったのか。そこがわからない。
 それにはそれなりの理由があったに違いない。そういう記載の矛盾点を咎められているのが小沢氏起訴の原点ではなかろうか。
 日本の新聞で小沢氏の説明責任を問わない新聞はない。これ程異論を挟まない起訴事件も少ないだろう。
 4億円にやましいことがないのなら、このお金は、と説明すれば良いのに小沢さんそれが出来ない。一度は話した金の所在が、その後に変わった経緯がある。だから余計疑われている。
 金の所在が、その裏側で企業献金があったことを伝える新聞記事も。これは「しんぶん赤旗」です。受け取った、受け取っていないと水掛をやっているけれど、私は渡したほうの言い分を信じる。
 何故検察が不起訴にしたものを検察審査会が起訴したのか、小沢さんは不満のようです。これは市民が起訴を決めたのであって、日本の法に沿っている。
 小沢さんその都度立場を変える。検察の立場を非難したり、はたまた肯定したり。どういう結末が待っているか現在進行中の刑事事件に変わりはない。
 しかし4億円の所在に付いては小沢さんの意思ではっきりさせられること。弁明すべきです。それに政治的責任も小沢さんがしないで誰がするのですか。
 政党的な倫理のある党ならとっくの昔に除名されているでしょうに、民主党には倫理の欠片もない。本人が決めることであったり、推定無罪、係争中を理由に党の沙汰もない。
 それで通るから政治のことは分からないことばかり。4億円は何処から?


11年10月7日記
 放射能汚染物質の後始末
 別海町では早や汚染物の持込をしないよう町当局に要請書を提出したと言う。当を得た機敏な動きだと思う。
 原発事故がどれ程危険極まりない人災なのか、時間が経つほどに問題が出てくるに違いない。
 3日朝、毎日新聞の原発記事で循環冷却水系の機器から出てくる処理に使われた部材の汚染物資が原発敷地に積まれている話が出ている。この汚染物が何時なくなるのかは書かれていないが炉を冷やす為には毎時水を送り続けないと低温は維持できない。かりに38時間水を送れないと再び炉心の溶融が起るという記事も。
 簡単に除染と言うけれど放射能が消えてなくなる訳ではない。散らばった物を集約するだけです。
 1ミリシーベルトの所は除染するという。当然のことです。しかしどれ程に広がる汚染地域なのか把握していないようです。
 トイレの付いていないマンションは駄目だということは分かっていながら、これからも造ろうとしているその神経には驚く。
 原子炉の中で核分裂させてはいけないことは承知しているが、それでも核分裂を止められない原発利益共同体の面々。
 メディアの役割は大きいと思う。今こそ声を大にして「3・11」がどれ程過酷人災なのかを書き続けるべきと思うのですがねぇ。
 さし当って問題はない、これで以って一件落着はない。「3・11」原発人災は進行中なのです。さし当って問題はなくとも、今後どうなるかをきっちりと報道すべきだと思う。
 炉が低温になったからといって終わりではない、道のりの長い苦労の始まりと言って良いだろう。


11年9月30日記
 増税の話し
 増税の話をしないことには日本のこれからは上手く行くはずがない。3・11が千年単位の大震災であったからと言って赤字財政を見逃してはくれない。問題は増税を何処から取るかだと思う。
 最近の新聞紙上で消費税増税を認める論調は「しんぶん赤旗」を除く全商業紙が社説で説く所ではないだろうか。つまり経済界の主張をそっくり唱える新聞が多い。
 経済には全く疎い田舎の老人だが、しんぶん赤旗の言い分を読んでいると頷ける。「しんぶん赤旗」も増税をしなくては、と言う。
 増税をしなくて日本の財政問題が治まる、とはどの政治家も経済家も言わない。問題は何処から税金を取るかにあるようだ。打ち出の小槌など今の日本にあろう筈が無い。
 必要以上に安い法人税や高額所得者の税率を上げることや、つまり金のあるところから税金を取る。消費増税なしに、増収を果たせると言う。こう説くのは「しんぶん赤旗」です。
 今現在徴収されている5%の消費税、これらはそっくり高額所得者の減税や法人減税に当てられていることは、既成事実。
 現5%の消費税は福祉のためだった。なのに使い道を勝手に変えて、何時の間にやら金持ち減税の元手にされてしまった。
 民主党にその矯正を期待したが、とんでもない食わせ物で自民党と同じことしか出来ない政党であることが今ははっきり。
 増税をしないで何とかやりくりをしようとしているが、これは返済の先送りに過ぎない。
 既に実施された仕分けでは何も財源は出てこなかった。「しんぶん赤旗」の説くように金のあるところから税金を徴収する。早くこれをやらなくちゃ。今の民主党には無理な注文か。
 アメリカや財界の提灯持ちではな。


11年9月23日記
 柳条湖事件と一緒には?
 80年前に起した柳条湖事件と一緒にはしないが、矢臼別でもおかしなことが起っている。
 ここに来てとは転居してからの意ですが、20年余ヘリ飛行は夜中にはなかった。それが9月17日3時から4時半にかけて、20日00時6分から15分にかけて夜間飛行があった。
 演習通知を見てもらうとお分かりの通り飛行訓練は朝の5時から夜10時までとなっている。決め事を守らないのは嘘の始まりです。演習場出入り口の守備も演習中は見張り員を配してなどと通知では書いているが、ゲートには守衛はいないしここ数日はゲートは開けっ放しだ。
 三股ゲートは町道茶内線と交差していてゲートの開け放ちは危険です。
 夜10時から朝の5時まで飛行を禁止したのは私の転居以前に住民の生活を守る為に町民との間で取り決められた決り事だと思っています。米海兵隊に夜間訓練を規制したのもこの決まりがあってこそです。
 何故、柳条湖事件なのか、1931年9月18日時間は夜だった筈。関東軍がやった鉄道爆破を中国軍がやったと言って侵略の口実にした事件です。この大嘘が15年続く日本の戦争政治の始まりでした。
 夜間は飛行しないと言いながら、この2日間の飛行は確信犯なのです。自分の利益に関しては他人を顧みない北部方面総監部の姿が良く見えます。
 17日には午前中に咎める電話を業務隊に。18日は日曜、19日は祭日で別海町役場には伝えるべき役人は居らず。連休明け20日は抗議の手立てをと考えていたら夜中に又飛行を。
 徹底して演習部隊の非を追及しなくては。約束を守らない自衛隊。密かには夜中に始めるらしい。許せません。
 

11年9月16日記
 異例ずくめの
 新聞も読まず、ラジオも聞かないで4、5日過すと浦島さんになってしまう。あわてて新聞を読んでいるが、鉢呂経産相がはや辞任したんですねぇ。何ともお粗末。
 13日には首相の国会での所信表明演説があった。これも14日の新聞を見ないと分からないがネット新聞では「正心誠意」を説いたとか、臨時国会は4日間、今週でお終いに。会期を本会議で採決するのも異例の事とか。
 野田首相の異例は続いているらしい。組閣前に経済界のトップと会ったり、自・公党首と会ったり、いつもと違うのは日米のトップ会談の前に政調会長がPKOにおいて武器の使用について「行動を共にする他国の軍隊を防衛できるようにする」とした発言をしたり。これはもう憲法を無視した発言であると「しんぶん赤旗」は書いている。
 普天間の移設でも消費税の増税でも、も一つ加えれば児童手当の事でも選挙の時に公約したことをことごとく反古にしている。
 結論の出し方は難しくはない。民意に従えば答えが出ます。先ずは普天間の問題、沖縄県民がこぞって反対する移設は諦めることです。そして閉鎖すること。
 消費税増税はしなくて済むと言う。つまり使い方を変えたり、取るべき所から取る。米軍への思いやり予算はその気になればゼロに出来る。株取引の税率も高めれば良い。不要な法人減税はしない。
 自公政権が行き詰まって2年前に生まれた民主党政権。今や自公政権と瓜二つに。これでは有権者は許しません。選挙詐欺ですから。
 公約が守れないなら政権の座を降りるべきです。「3・11」でそれどころでなかったというなら一息ついたところで信を問えば良い。
 但しそれをするなら、選挙制度も変えて貰わなくては。比例代表制に。


11年9月9日記
 世論調査が
 朝日、毎日、読売の3紙は4日朝、野田内閣発足に当って、2日3日の時点で内閣支持についての調査結果を発表している。50%から60%台の支持率である。菅内閣の最後が15%の支持だった様で、それに比べれば良しなのでしょう。
 問題はこれからです。未解決の大問題は東日本大震災からの復旧復興、原発問題、財源問題、政治に疎い年金生活者にもその辺にあることは分かる。
 財源問題は降って沸いた話ではない。1998年生まれた小渕内閣、この人が日本借金王と喋ったのを思い出す。この時、未だ負債は500兆円ほどではなかったか。13年で略2倍の900兆円という借金財政を続けている訳で、これで良い筈がない。
 もう古い話で定かでないが、「しんぶん赤旗」で、共産党が政権の座に就いてもこれを解決するには、つまり借金を失くすには何十年も掛ると書いていたことを思い出す。
 税金を使ってその年のやりくりをする。それをしないで借金予算を繰り返す。その付が1000兆円に近づいている。ない袖を振ろうとするからいけない。振ってはいけないのです。それだけのことです。
 年々誰がそんな予算を組んできたのか。自民党や民主党に責任有りと言いたい。借金をしない予算を組む。そのために何が必要なのか、難しいことではない。
 借りた金を返さない、これを繰り返す政府、政権党が悪いのです。金の使い道を誤らない。
 野田内閣の命運はそこに係っている。それをしないと短命に終るでしょう。自民党に突きつけたレッドカードは自公政権がやってきた政策にお断りをしたのあって、また一緒にやって下さいではない。
 野田さんそのことをお忘れなく。それをしないと又沈みます。


11年9月2日記
 次の首相決まる
 29日午後、次の民主党代表が決まる。野田財務大臣がその人である。どんな人なのか新聞の伝えるところを拾うと、消費税は増税する。A級戦犯は戦争犯罪人ではない。小沢さんとは組んではいない。財界は歓迎などなど。
 何も首相としてやっていない人を評するのは気が引けるけれど、片田舎でのつぶやきいいでしょう。
 消費税増税、戦争犯罪人でない、財界が歓迎する人。これだけで日本国民が待ち望んだ政治家かどうか、充分判定できます。答えはノーでしょう。
 30日朝刊では、衆院任期内は解散はしませんだったのを撤回し、解散総選挙もありうるとも。もう直ぐ3・11から半年が過ぎようとしている。菅さんは大震災に関して目途が立ったら、と言って半年を経て次なる首相が誕生した。
 千載一遇の大震災、原発には大きな警鐘を鳴らした。だのにその事を政見で誰一人口にしなかった。民主党の政治家にはその意味が分からないらしい。分かっていてもそれを口に出せない。それが財界をして首から上の出来が違うと言わしめたのかも。
 今も財界は原発神話を唱えている。世界の多数は原発の安全神話に染まっている。これに対して毅然とゼロ原発を口にし、実行できる首相でなきゃ、と。考えるのだが。
 今の民主党には望むべくもない。ない物ねだりである。と言って諦める訳にもいかない。
 政権が変わって2年が過ぎた。首相は三人目。政権は変わったけれどここに来て自民党首と双子のような民主党代表が誕生した。
 これでは2年前の総選挙が泣く。正しいことを言う政党の議員を増やさないと望みの持てない政府が続くことに。いらいらするねぇ。


11年8月26日記
 情報開示を
 21日朝の読売新聞は次のような記事を伝えている。”政府は20日、東京電力福島第一原子力発電所事故で高濃度の放射性物質に汚染された周辺の一部地域について、長期間にわたって居住が困難になると判断し、警戒区域を解除せず、立ち入り禁止措置を継続する方針を固めた。”
 早くから分かっていたことだろうが、情報を開示しない。とにかく後から後から抑え切れなくなって謝る。同じ謝るなら速い方が良い。なまじ期待を持たせて終いに駄目だった、では罪が深い。
 22日の新聞では朝日も毎日も首相が原発から警戒区域内で数十年にわたって帰れない地区がある事を説明陳謝するとも。
 チェリノブイリ原発の周辺は今も立入禁止が続いている。その様に理解している。25年もである。危険度は同じ7にランクされていても何かチェルノブイリとは違うんだと言う説明がされる。
 しかし日本の政府の説明は何時も遅れている。いや遅らしているのかも。それに汚染水の処理などでも問題は起っていないような報道をする。
 確かに予想の量を浄化する所まで装置が稼動するようになったらしい。しかしそれは差当たりの話で福島原発の収束とは何なのかを問えば、序の口に過ぎない。
 必要以上に不安を煽るような報道はいけないと思うが、今何が起こっているかを正確に伝える、この事が大切と思う。
 牛肉の汚染や米の汚染、海水の汚染等等、転ばぬ先の杖を政府は指し示すべきだと思う。
 戦前、マスコミは政府に乗せられて戦争を煽った。そして原発でもマスコミは神話を振りまいた。その間違いを繰り返しては欲しくない。
 脱原発を確りと報道してもらいたい。


11年8月19日記
 大連立の話
 その内に、そう今月も末には新しい首相が決まって新しい内閣が出来るだろう。
 戦後60年余続いた自民党内閣が民主党に2年前その座を明け渡した。画期的なことだったと思う。しかしその民主党が上手く政治をやって行けない。普天間基地問題で行き詰まり、参院選では消費税でとちったり、尖閣諸島を巡って外交問題でとちったり、と続いた。そして揚句の果てに3・11が突発した。
 政局どころでなくなった国会はどの様に働いたのか。そして5カ月が過ぎた。
 田舎で良く見かけることだが、あの家は親が亡くなるとどうなる事かと心配することが。なのに事もなげに身代は受け継がれてゆく。
 言うなれば国政もこれに似て時の流れと言う物が在って、日本独自の時流に乗って次の内閣が生まれるのだろうか。
 それにしてもです、大連立はごまかしも甚だしい。商品の賞味期限の表示や宣伝文句では随分騒がれるのに、政党の宣伝文句ではおおらかな日本人。
 自民党や公明党はマニフェストの公約違反を盛んに言う。書き替えろと。看板を下せと。確かに出来もしない空約束をした民主党ですから申し開きは出来ない。
 ここで最初の大連立に話を戻したい。選挙の時に掲げた看板を思い出して欲しい。大連立を掲げた政党などは一つもなかった。ここで、大連立などごまかしのごまかし。
 民主党に至っては党の綱領を持たない政党だと言う。2大政党などとメディアはもてはやすがとんでもない2大政党です。
 そろそろ大きく流れを変えないと。嘘つき政党は許せません。


11年8月12日記
 菅さん今度は「もんじゅ」を
 もう辞めると宣言した首相が次々と今までと違う政策を口にする。私には増殖炉のことはチンプンカンプンだ。ただこれは世界中で日本だけが開発に金をかけている核分裂を利用する発電炉の開発事業と思っている。で現運転中の原発よりも厄介な存在、とも認識している。
 政府の確たる決意で「もんじゅ」の見直しは賞賛したいけれど、今やこの人は何をいっても、いつそれは私の個人的な希望など、と言い出しかねない。
 今はこれとこれが決まったら、と3条件が付いている。目途が付いたら、後は若い人に座を譲ると言って信任された首相。確かに1年間はその座に座り続けた。
 「もんじゅ」で見直し発言した首相に、10日朝の読売は大切なエネルギー政策で、勝手なことを言われては困る、と早速クレームを付けている。読売の言い分は原発推進の立場でのクレームだから一寸立場は異なるが菅さんの言いたい放題を咎める点では一致する。
 長崎原爆投下日を8月8日と言い間違えたそうだが、メディアは一斉に今月末には次の新しい首相に代わる話を伝えている。
 確たる政党の政策として発言するのでなく、その時々の思い付きでこれをしたいあれをしたい発言が多かった菅首相、脱原子力政策を思いつき発言でなく、確りした民主党の政策に道筋をつけて座を降りる、なら良いのに。民主党内では無理な注文かな?・・。
 3・11を首相の座に居て、ここでエネルギー政策で大転換をする。なら政治家として名を残されるでしょう。その千載一遇の機会に政策変換を何も出来ないなら、最も出来の悪い首相として名を残すことに。今の菅さんには無理な注文か。


11年8月5日記
 やらせの話
 7月31日の朝刊を見ると、九電から始って四電、中電とおまけに産業経済省の原子力保安院までがシンポジウムの動向を操作していたことが報道されている。
 ようやく原子力を規制する組織の独立をメディアも伝えるようになったし、政府もその事を口にしている。共産党はとっくの昔にその事を指摘していたのに。遅い遅いと言いたいが、遅くても良いそこまで来たんだから。
 原発のことで言うなら、日本にもこれを批判する学者が居ない訳ではなかった。ちゃんと居るんだがそういう人の力は原発推進派にかき消されていた。これだけ大事故を起しても未だ脱原発学者の力は多数派にならない。
 原発事故のニュース解説で登場する人はどちらかと言うと推進派の学者ではなかったろうか。だから言ったでしょう、と原発を咎める学者の話などラジオ・テレビで聞いたことがない。
 今こそ、咎める学者がラジオ・テレビ・新聞紙上で大いに語って欲しいのに、それがそうならない。
 「しんぶん赤旗」は「やらせ」をスクープして脚光を浴びている。が発行部数が26万部とかで読売や朝日や毎日に比べると部数が極端に少ない。
 国民支持率の少ない政党の機関紙だから部数の少ないのは理解できる。が、発行部数の大きいマスメディアが今一なのである。もっと確りと「やらせ」を告発しなくては。そう思う。
 アメリカから始る原子力行政の実態、ことごとくアメリカに従属していることが原発稼動でも明らかになっている。アメリカとの同盟が日本の今の姿をひん曲げていることが益々明らかに。これは「しんぶん赤旗」からの受け売りだが。


11年7月29日記
 脱原発の話
 NHKの深夜放送でたまたま放射線廃棄物のドキュメント番組を観た。2009年制作のフランスのドキュメント番組です。25日0時から2時頃までの時間帯だったが最後まで眠け眼で観た。なんともおぞましい番組でした。
 原爆を造る為にプルトニュウムを生産したアメリカの工場での話。プルトニウムを取り出した後の廃棄液を鉄製タンクに入れて地下埋設したが70年近く経って腐食して、地下水と一緒になってコロンビア川に流れ出ている話です。太平洋戦争中のことです。ハンフォード・プルトニウム生産所の付近に於いて起っている放射能汚染の話。
 福島原発で起っている放射線の垂れ流しが、60年以上も前からアメリカで起していて、その事実が伝えられた。
 1957年には旧ソ連のキシュテム核廃棄物貯蔵庫の爆発事故で、放出された放射能により汚染した カラボルカ村</b>の話が伝えられた。ここの話も50年余も昔の話で、今も放射能汚染が続いている話でした。チェルノブイリ事故とは違う話。
 映像の伝えるところは核廃棄物は作ったら最後、万年単位でしか解決できない代物であると言うこと。で人間の知恵では制御できない厄介な物であることです。
 核廃棄物が人間の知恵で処理できないことだけは明らかなのです。原子力はコストが安いなどは嘘っぱちです。一度始めたら、100万年も面倒をみないと安心を得られない廃棄物を出すなどは即刻止めなくては。 節電などはお安い御用ではありませんか、100万年も面倒みるくらいなら。
 自公民、の諸先生方(国会議員様)こんなことがお分かりにならないのですか。
 東日本大震災、これを塞翁が馬にしなくては。どこから考えても原発に未来はない。


11年7月22日記
 牛の内部被爆
 牛が稲わらを食べて内部被爆をしていると言うニュース、随分多くの牛が放射線を浴びていると言う。市場に出回り、そして既に消費されたとも。
 政府の頓馬さには驚く。乳牛の汚染が早くから分かって、日々廃棄されていたことは知っていた。しかし牛肉が放射線に被曝していることは最近になって報道された。
 朝日新聞記事で読んだのだが、生産者を、つまり牛を飼育した農民を非難する記事を読んだが、これは非難する相手を間違っていると思う。
 別海町は確か400kmほど離れているが、町役場に牧場で放射線を計る術があるかと3・11後1週間も経たない内に問い合わせたことがあった。そんな物はないとの返事でした。
 肉牛の検査も全頭検査はできないと言う。計測機が足りないのだ。
 放射線の飛散を予測するスピーディとやらを政府は知っていながら、ひた隠しにした経緯がある。稲わらを食べることで内部被爆を受けることは知り尽くしていた筈です。
 東電と政府が最も知っていなくてはいけないのに、その事を怠った責任を棚に上げて、稲わらを与えた農民に責任を転嫁する等もっての外だと思う。朝日の論調は的が外れていると思う。
 それに気になるのは生き物のように水を欲しがる原発の冷却機構が未だに本格稼動していない。汚染水が地下に浸透したり、あふれ出る汚染水を処理できず海に垂れ流す。
 そういう事が起りかねない、頼りない東電をただ見ているだけの経済産業省の原子力安全・保安院の姿。
 脱原発を言っても首相個人の希望であったり今や民主党政権は何なのかといいたくなる。
 本に頓馬な政権ですねぇ。日本の食べ物は安全などと言ってるけど、この頓馬振りには驚きます。


11年7月15日記
 脱原発宣言
 13日午後6時に首相記者会見があって具体的には何もないけれど、脱原発を明確に表明という。菅首相はストレステスト発言やその直前には経産相発言への賛意や、遡れば消費税10%発言やで、場当たり的とか何とか、とにかく信用がない。
 原発事故から4カ月経ってようやくその気になったのが、昨日の記者会見。一言で言えばなんとも鈍い頭の持ち主です。
 それでも安全神話の中に居て、漸くでも良い原発は危険と思い直したところで良しとするべきか。
 政党綱領を持たない政党の党首ですから何を言っても良いのでしょう。それにしても思いつきで次々とああしたいこうしたいではお話にならない。しかももう直ぐ辞任を表明している菅さんの発言では実行力の伴わない、ただ言うだけの「さよなら発言」に思える。
 共産党や民社党は評価しているようだが、今の菅さんの発言はどれ程喜ぶべき発言なのか怪しいと思っている。
 民主党の総意とは思えないからです。自民党や公明党、それに財界がどのように評価するか、その事を考えると菅さんの発言は重みのある発言には程遠い。その様に思える。
 ただ世論(やらせでない)が70%から80%で脱原発に振れていることが大切でこれを信じて止まない
 大衆迎合などと脱原発発言を批判する人も居るけれど、原発は安全な物でなく悪魔の発電所であることは現在証明中です。これを日々見聞きしていて気付かない人は居ない。悪魔だと。
 菅さんも遅ればせながらそのことに気付いた。実行力のない首相ですから喜びも半分と差し控えたいが。


11年7月8日記
 国会は何をしている
 小さな菜園でも、何々を作っていると言うからには除草をしないと雑草栽培なのかと言われかねない。それで最近は除草作業に追われて日々を過している。
 その間に松本とか言う復興大臣があっと言う間に辞任してしまった。そして国会は6日から始まったようだ。
 菅さんは3・11のお陰で総理大臣の椅子に座り続けている。あれもしたい、これもしたいと戦後未曾有の震災を「イイコト」にです。
 有言実行内閣とやらを題目にスタートした菅内閣でした。しかしこれほど実行力のない内閣も珍しいのでは。
 大震災後、もう直ぐ4カ月目を迎えようとしているのに、11万人が避難生活を強いられ、瓦礫も山積みされたまま、復興の道筋も見えない。
 菅さんではいけないから早く辞めなさいと言っても辞めない菅さん。と言って辞めさせる手立てを失った野党勢力。どれだけ無能の総理でも首の挿げ替えの手立てのない与党の実態。
 これが日本と言う国の政治的レベルなのかも知れません。
 今日7日も除草作業をしながらラジオを聞いたが、辞めろ辞めろの野党と「これをするまでは・・・」の菅さんとは話が弾まない。
 共産党の「原発よさようなら、の宣言」にも何の反応も示せない菅さんでした。それこそ脱原発の絶好のチャンスを生かせない民主党政権。塞翁が馬なのに。
 総理の椅子にしがみつく菅さん、何をしてるの?って言いたくなる。
 

11年7月1日記
 侵略戦争は止めろ
 アフガニスタンから米軍が撤退をするという。と言ってもオバマ大統領が増派した3万人を来年中に撤退するだけで残りの10万人ほどは居続けるらしい。アフガニスタンは旧ソ連が侵攻して以来30年に亘って外国軍に国土を蹂躙されている訳で、ベトナム戦を時間的にはとうの昔に超えた訳で酷いことを強いられている。
 武器で以って問題解決は良くない・・が今や世界のルールの筈。なのにアメリカは武器を振りかざして外国に攻め込んで行く。ビン・ラディンを9・11の首謀者と決め込んでつい最近殺害した。アフガニスタン、イラクへと攻め込んだのはテロへの報復で始めた侵略戦争です。
 今新たにリビアにNATOが軍事力で解決しようと攻撃を仕掛けている。
 アフガニスタンの無人機による攻撃はアメリカの国内からの遠隔操作によって等と言われている。他国民をテレビゲームをするが如きに、無人機が爆撃をする。酷いことをアメリカは。
 恐ろしい世の中になってしまった。武器を持たない国の筈が開発した武器を外国に売る話などもアメリカとの間で進めているようだ。
 アメリカの財政が戦費で火の車、日本も財政が火の車。火の車同士が軍事同盟を進化させるなど、良い筈がない。
 この6月末にゲーツ国防長官は退任します。退任を前に「米国の歴史上、人気のある戦争などなかった」と語ったと「しんぶん赤旗」は伝えている。人気などで誤魔化されてはいかん、と思う。
 もっとはっきり言って貰わないと。つまり「間違った戦争ばかり」だった、とです。
 「チェンジ」の合言葉で始ったオバマ政権、侵略政権では全く変わることなしに。ブッシュさんと同じ事しかしなかった。
 無人機を使ったアフガンでの市民攻撃、これを続ける間はテロはなくならない。


11年6月24日記
 原発は人災
 「しんぶん赤旗」21日の14面、福島原発事故の記事を読んで。改めて人災であることを認識しました。
 福島原発事故で最初から問題になったのは全電源が無くなった事が問題の始まりでした。津波によって電源が機能しなかったこと、これは津波に壊されてしまう地下に発電機が設置されていたことが人災だと。その次はベントの事。これも電源喪失で操作できない、海水注水も直ぐに出来なかった、と言うのです。これらのことは過酷事故時の運用マニュアルとして考えられていたと言う。
 容器の圧力を下げるベントと言う仕事と原子炉を冷却する仕事は過酷事故では真っ先にやらなくてはいけないことだったのに、東電はしなかったし、政府もそれを指示できなかった。
 こう説くのはエネルギー総合工学研究所原子力工学センターの内藤正則安全解析部長です。
 考えるに、非常電源が津波のやってくる海側の地下では潰してくださいとあつらえている様で、アメリカの原発に倣ってらしい。
 言っただの言わないだのとベントや水の注水では未だに定かでないが、東電が速やかにベント、代替注水を実行できなかったことの検証が迫られると記事は締めくくっている。
 東電も政府も似たかよったかで過酷事故に対して何がその時求められているかを決断実行できなかったこと。今尚、福島原発事故が収束できないのは初動の大失敗にあるようです。
 原子村の外に住んでいた人はこれを見抜いていたのに残念の一言。酷いことになりました。
 

11年6月17日記
 日本でも原発が
 NHKの世論調査で原発について無くす方向に、という数値が出たと。(14日)
 イタリアでは国民投票で圧倒的多数が脱原発に向かうことが伝えられた。ドイツ、スイス、イタリアと脱原発の姿勢が強まっている。何れも福島の原発人災が引き金と言う。
 なのに原発人災の本家本元で、脱原発の動きが鈍い。村上春樹氏のカタルー二アでの文学賞受賞記念の受賞挨拶文が素晴らしい。胸に響きます。
 少数派とは言え日本には「非現実の夢想家は」居ました。被爆は広島・長崎、福竜丸、そして3・11HUKUSIMAと続きます。
 今度こそは「非現実の夢想家」を多数派にしなくてはなりません。
 それにしてもです、福島原発の現状はどうなっているのでしょう。労働者が被爆して動けなくなったり、あちらこちらで放射線量が異常に高かったり、冷却の為の作業が次々遅れたり。
 つまりは東電に任し切った政府の管理能力のなさが次々と表面化しているに過ぎません。事故を起した東電以上の知恵を政府は持ち合わせていないのでしょう。
 嘆いたところで今の程度しか日本には原発管理能力がないということなのでしょう。
 共産党は5年から10年の時間で日本の原発を止める政策を14日朝のニュースが伝えている。世論調査では政党支持率2%あるなしの少数派です。しかし正しいことを主張します。
 原子力行政で推進と規制を全く別の組織にして管理することを言ったのもこの党です。現産経相の原発行政の混乱はここにあります。
 原子力安全委員会も何をしているのやら影が薄い。頼れるのは今の福島原発を確りと見詰めることからではないでしょうか。
 運転させない、造らない、廃炉する。この方向に向かわせるのは有権者の自覚でしか。


11年6月10日記
 言った、言わない
 3日の参院の予算委員会で言葉の意味が二通りあることが論争になった。国会中継を観たり聞いたりしていない方にはこれでは通じないと思います。
 私には菅さんの話が辞任表明とは理解できなかったが、新聞・テレビ・ラジオ等々は辞任表明と解している。ああ、あの話は辞任表明なんだ、と解した。問題はその時期の話です。
 一時は不信任案が可決かと予想されたのが、一転大差の否認可決。ここまで与党を固めたのは採決の直前24時間に茶番劇が在ったようです。
 鳩山さんと菅さんの話し合いがあって、ここで辞任の時期が問題になる。鳩山さんは夏までに、菅さんは原発が治まったら、という。
 鳩山さんはペテン師とか詐欺師とか最も相手を罵る言葉で話し合いの内容について記者に話す。
 菅さんは紙に書かれた以上の事はないと、涼しい顔である。鳩山さんは不信任案に対して賛成反対を行ったり来たり、その他にも民主党内では行ったり来たりした議員が多い。話し合いの解釈が一致していない証拠でしょう。
 一国の首相の在り方がこれ程頼りない方々に委ねられているとは、なんとも情け無い。
 3・11震災は原発事故を引き起こし、これから日本の政治が一層低迷するはめに。政治の流れは良い方向に向かうと読んだのだが。
 民主党は政党綱領を持たない政党。鳩山さんも口から出任せで、普天間を空約束をした。菅さんも消費税で好き勝手に言ったり、太陽光発電でも1000万戸発言したり。
 言いたい放題の党首で政党を成している。小選挙区で選ばれる国会は恐ろしい。それが今の民主党政権です。
 いい加減にしてくれと言いたい。(6月4日)

 今日は5日、菅さんが今月中か8月には辞任すると。ニュースは乱れ飛ぶ。一寸先は闇の政界です。
 今日は9日、菅さんは影が消えた。日本の政治はどうなってるの???。


11年6月3日記
 菅・降ろし劇は
 野党は内閣不信任案で今週中にも倒閣をしようと31日の新聞は伝えている。政治の社会だけでなくこの世は一寸先が闇です。今週は何が起こることやら。
 31日午前、午後と本のちょっぴり衆院の復興特別委員会を観る。相変わらず言ったとか言わなかったとかが多い。
 6月1日自民、公明、「た日本」等が内閣不信任決議案を衆院議長に提出するニュースがあった。
 そして2日朝刊は本日午後、その議案が採決されると。先は闇。本日午後には一つの山を越える。日本の政治は何処へ向かうのでしょうか。国会議員の責任は重大ですぞ。 一つの審判がさて。
 午後は国会中継を観ていた。内閣不信任決議案は賛成152票反対293票の圧倒的多数で否決された。昨日、本日午前中の時間経過の中で予想された話はことごとく立ち消えて菅内閣は延命した。
 しかし、復興基本法や第2次補正予算の成立の目途が立った時点で菅さんが辞任して、と言うことが暗に話し合われたという。
 分かり難いシナリオだが、NHKのニュースではそう報じた。共産党はどの様な動きをするのか注目していたら採決では棄権した。理由は不信任案を出した側の政策が無に等しいことで、そんな事には組しないと。頷ける話です。
 日本では長期政権は在り得ない様に、が何年も続きそう。行き詰まった政治を自民も民主も打開出来ないという事でしょう。
 原発人災は進行中で、震災の復興も思うに任せられない現状が続く日本。確かに今の菅さんには頼っておれない。
 今までの発想から180度異なる政策を執らないと借金政治からの脱却は出来ないのに、それが出来ない。


11年5月27日記
 忘れない内に原発検証を
 決して原発は安定した訳ではなくて進行中の事故なんだが、ああだった、こうだった、と70日ほど経つと責任のなすり合いを始めている。
 その一つが原子力委員会の委員長発言。言ったとか言わないとか。炉心溶融の後、再臨界云々の話です。
 菅さんがG8に出席してどのような報告をするかも話題になっている。23日の衆院特別委員会では炉心溶融を知っていたのか知らなかったのか等々も公明党の議員が問題にしていた。
 何れにしても確かな情報開示をしないと原発事故終息の目途は見えてこない。。
 私は「3.11」大震災は日本の政治の流れを変えると予想した。しかしそれ程顕著に流れは変わらない。では世界の政治の流れはどうか。エネルギー問題では大きく変わろうとしている。
 イタリア、ドイツなどでは明らかに方向転換をした。北欧だってその流れを鮮明にしつつある。つまり脱原発の方向です。
 日本は浜岡原発を止めるまでは良かった、が菅さんの力ではそこまで。で原発からの転換ではない。そのことがはっきりしてきた。
 原発事故は「止める、冷やす、閉じ込める」が現実の大きな課題です。今出来ているのは止めるだけと言います。「冷やす、閉じ込める」はそのまま。そしてその課題を済ませても事は終わりではない。
 今まで使ってきたウランの燃え滓は放置されたままです。その上プルトニュームの問題もある。この現状を「原発事故」検証でやってもらわないと困る。
 「トイレのないマンション」であることを咎めなくては検証にはならない。この際は徹底検証をしなくては。
 後は野となれ山となれでは話にならない。
 27日のネット新聞では海水注入の中断は実はなかった、と。これが原子力行政の実体かと思うと言葉を失う。


11年5月20日記
 原発の責任者は誰か
 福島原発が1号機で燃料の溶融が起こっていた。13日朝のニュースで。同じく3号機から汚染水が海に流れ出ていたとも。次から次と予期せぬことがあって、東電は報じる。
 ネット新聞は朝日から読み始めるが、「3・11東電で起こっていたこと」と言う記事が出ている。面白い等と言ったら叱られそうだが、その日のことが少しずつ明らかになってきている。
 そのことはさて置いて、進行形の原発事故、閉じ込めに目途が見えない。チェルノブイリが25年経っても進行形のように福島県の原発周辺も人が住めなくなるかも知れん、そんな不安が脳裏をよぎる今朝のニュース。
 福島沿岸の魚だけでなく世界3大漁場の一角が崩れるのでは、と思ったり。直ぐ垂れ流す日本の原子力行政。(13日朝)
 16日のネット新聞は原発の核燃料の融けた状況をさらに詳しく伝えている。思っていた以上に重症である。
 飯舘村の強制避難も始まった。震災・津波があった、しかし福島県では原発事故が進行中。
 そんな中で、朝日新聞は14、15日に行なった世論調査を掲載している。一口で言うと菅さんは人気がない。今選挙があったらどの政党を選ぶかでは自民党が28%で民主の22%を超えている。
 ようやく浜岡原発を休止させた。3・11震災</b>がそうさせたと思っている。しかし日本国民の多数派が原発反対になりつつあるかと言うと3・11震災</b>と言えどもそこまでは神通力を出せないでいる。
 この東日本大震災が大きく政治の流れを変えると睨んでいただけに、世論調査は拍子抜けです。
 選んだのは国民で、元々は原発行政の責任者は前自民政権です。勿論、現民主政権も責任者です。それだけに世論調査の数値にはいらいらします。


11年5月13日記
 ウィキリークスの
 公電記事暴露から鳩山さんが普天間問題で何を考えていたのか、政府高官が何を米国と話していたのか等、先週の新聞は伝えている。(沖縄タイムス)
 米国はウィキリークスの情報提示を目の敵にしている。そっくりそのまま秘にしていたことが公に成ったからだろう。良きに付け悪しきに付けその事実が暴露されているからだろう。
 現首相の菅さんもだが、鳩山前首相の発言は思いつきで政策として発言していたのだろうか。口から出任せに。
 「少なくとも県外」へ、これは普天間基地を移設するに当っての鳩山さんの公約でした。だのにその裏側で政府高官が真逆の話を米国と話していたという。
 選挙で勝つ為には思ってもいないことを公言する。これ程有権者を冒涜する話はない。後々それは方便だったと話した。確かに選挙に勝つ方便だったろう。しかしそれでは政治が進まない。
 普天間問題は解決策を生み出せないまま今に至っている。
 話を先に戻します。菅さんも、と書いた。菅さんは消費税のことを参院選で持ち出して惨敗した。これも思い付きだった、と書かれた。
 そして浜岡原発停止要請も突発的に発表した、とも。これらのことはウィキリークスの暴露記事を待つまでもなく、すぐさま事実の程が分かるだろう。
 インターネットは色んなことをあっと言う間に社会に広める。その様な時代に生きている人々、こっそり秘め事を等はあり得ません。
 アメリカで生まれたインターネット、ウィキリークスの動きにハラハラどきどき、世界各国が。


11年5月6日記
 段々と
 色んなことが、震災、津波、原発の事故等々で伝わってくる。JCASTニュース29日版で共産党、吉井英勝衆院議員の質問記事を読んだ。
 今回の原発事故が人災であった事を明確に伝えるニュースです。安全、安全と根拠のない安全を振りまいてきた歴代政府が推し進めてきた原発、その原発を冷却する電源を絶たれてしまう事故が起こった訳で、これを警告したのが吉井議員の質問でした。6年も前の話です。その後も同じように質問しても一顧だにしなかった政府の立場が今、問われているのです。
 今となってはその事をいくら言っても元には戻らない。問題は今後の話です。
 これだけの大きな事故になったのですから原発をエネルギー源にする事に反省の立場に、と思いきやそうでもない。
 4月30日NHKの解説委員による震災の議論で、原発賛成、反対の意見が出た。3.11は政治の流れを変えると思っているのだが、この期に及んでも原発を奨める解説委員には驚いた。 
 もう直ぐ2カ月が過ぎようとしている。震災にあまり影響を受けなかった我が町では、南風の天候や雨降りには注意をするくらいで少しは昨年の初夏のような気分になりかけている。
 しかしFUKUSIMAからは眼を離せないし、10万人余の人達が避難所生活を強いられていることを忘れてはいけない。
 日本国中、がんばろうの大合唱です。ですが、テレビの中でそれだけでは済まされないと言う女性がいた。よくテレビも放映したと思った。確かにガンバロウだけでは済まされない、と思う。
 その内に厳しい「震災3・11」の検証が始まるでしょう。


11年4月29日記
 時々国会中継を
 忙しくてお天道様が顔を出している間はテレビを観る機会はない。が時たま居間に帰ることがあって小休止をする時スイッチを入れると、衆参の予算委員会の中継が。
 3・11以来休戦していた政治の論戦が再開した、そんな感じで中継を観た。
 未だFUKUSIMAが終息した訳ではない。しかし水素爆発した頃とは少し違うようで、本の少し余裕が出てきたということか。
 菅さんが12日に福島に飛んだのは賢明だったと思ったが、今はそれが間違いだったと言われている。
 ベントと言われているガス抜きが遅れたと。その内に色んなことが分かってきて、検証が為されることだろう。
 菅さんは自分がこの問題解決をすると意気込んでいる。それに対して野党も与党内でも菅降ろしが強まる。そんな雲行きである。
 せっかく風前の灯火を持ち堪えたのに、3・11大震災と原発の暴走が始って、どうやら菅さんには良い手が打てない。それが現段階ではなかろうか。
 3・11がなくても風前の灯火だった管政権、大変な時です。原発の暴走が制御できるようになったら、と思いきや早や不安な中で菅降ろしが盛んです。国会中継はその事を感じさせます。
 災い転じて福と為す、塞翁が馬の話は有名だが、何を教訓にするか時の宰相にチャンスは委ねられている。
 3・11で政治休戦をして、たっぷり時間を与えられたのですから、と言いたい。でも菅さんにはその才が見えない。
 「21世紀臨調」と言う組織があって、その功罪を論ずる文を前衛5月号で読んだ。民主党ではどうにもならないことが何となく分かる。民主党を育てた面々が匙を投げたようで。


11年4月22日記
 原発の世論調査
 朝日新聞の世論調査で原発を「減らす・やめる」が41%だったと。調査の仕方は「原子力発電は今後どうしたらよいか」という質問で四つの選択肢から選んでもらうと、
「増やす方がよい」5%
「現状程度にとどめる」51%
「減らすほうがよい」30%
「やめるべき」11%      で41%の「減らす・やめる」の数値になった。4年前にも同じ調査をしていて「減らす・やめる」は28%だったという。
 原発利用の賛否については「賛成」50%、反対32%とある。朝日新聞の世論調査では今一、原発反対世論が感じられない。
 これは設問にも問題があるように思うし、新聞社の考え方がそれに輪をかけて作用しているようにも思う。
 先日、毎日新聞の社説を読んで原発の見直しを説く文をみた。設問の仕方で答えは大いに変わると思う。
 福島原発を簡単に廃炉出来る等は大間違いだと思っている。一度燃焼を始めたらその始末に100年単位で時間をかけないと不安の残る原発の燃料を忘れてはいけない。
 そのことを設問に出したら、95%の「減らす・やめる」になるのでは。福島での原発人災を転機に日本では原発を「減らす・やめる」世論をつくりたいのだが。
 温暖化を食い止めるため「原発が有効」は少し違うのでは??、自前の便所を持たないマンションは造ってはいけない。そう思います。


11年4月15日記
 原発は???
 1カ月過ぎて今も進展なく不安な毎日が続く、福島原発事故。
 よくNHKのテレビを観る。12日朝の新聞で原発事故の危険度で7に認定する話が出ている。この上はない。これからは世界的にHUKUSHIMAが世界語になるなどとも言われている。
 2011・3・11震災を境に日本の政治は身動きできないでいる。いやそう見える。今にも潰れそうにしていた菅内閣、が延命している。
 しかし今からが政治の出番です。金がなくて困っている財政。と言って何もしないで済む訳がない。それで、何だかんだと言いながら、そして仕分け等と言って予算のあり方を議論してきた。その金の使い方が今問われています。
 何が今最も急を要することなのか、どの様に予算を組むべきか、今ほど分かり易い時はない。
 赤旗に書かれています。消費税の増税などではなく米軍への思いやりなど無駄な予算の削減、大企業の溜め込み等で「震災復興国債」を引き受けて貰うなどで財源をつくる。これ良い案だと思います。
 テレビに顔を見せる原発の識者と言われる人は現原発を推進してきた面々で今も反省の声を出せないで、これからも推進したい人ばかり。
 世の中にはパンドラの箱に似た話は沢山ある。玉手箱もその類だと思う。元々原発は一度始めたら止めるのに数百年も要することが分かっている。それも上手く閉じ込めての話。今はネットでそれ位のことは直ぐ教えてくれる。
 性懲りもなく、未だ何とかして原発を推進すると言うのは気が狂っているとしか言えない。
 今は福島原発の暴走が止まりますように、祈るばかり。


11年4月8日記
 原発の暴走は
 これが気にかかる。新聞テレビは危険性の報道をしないが、決して峠を越した訳ではない。ネット新聞は汚染濃度の高い水を1万トン以上も海に流したことなどを伝えている。
東京電力は4日午後7時過ぎ、福島第一原子力発電所で高い濃度の放射性物質を含む汚染水の貯蔵先を確保するため、低濃度の汚染水約1万1500トンの海への放出を始めた。</p>
”5日間かけて流す。原子炉等規制法第64条にもとづく緊急措置で、経済産業省原子力安全・保安院は「危険を回避するためのやむを得ない措置」として了承した。東電は「健康への影響は小さい」としている。今回の事故で汚染水を意図的に海へ放出するのは初めて。”</p>
 ”・・・”内は4月5日読売の電子版から。
 既に付近で取れたコウナゴから食べてはいけない濃度の放射線を検出しているとニュースが。決して安心できないことが進行中なのに、この様です。
 現在漏出中の濃い放射能汚染水が何処から洩れているのかさえ突き止められない東電の事故処理能力、安全を振り撒きながらここ一番でうろたえていて、それが3週間も続いている。
 原発には全くの素人だが、「原発はトイレのないマンション」とか言われてきた。この内容は今はネットで直ぐ読めます。
 やってはいけないこと、汚染水を撒き散らすことを普通のことのように言う新聞。事の重大性を認識しない新聞報道。あきれます。
 恐れていたことが進行中なのです。「トイレのないマンション」早く暴走を止めなくては。


11年4月1日記
 原発のその後
 28日朝のネット新聞、26日の東電の記者会見のニュースを伝えている。最後まで読んでいて記者会見が混乱したことを伝えている。
 しんぶん赤旗の女性記者としか伝えていないが、二つの質問をしている。

”最後に荒れた記者会見</b>
 最後に、しんぶん赤旗の女性記者が質問する。質問は二つに分かれている。</p>
 「津波に関しては想定外であったと繰り返し述べておられますが、電源がすべて失われた場合にどうするのかというのが国会で質問されています。それを想定しなかったのはなぜなのか?ということが一つ」</p>
 「現状、最悪の場合をどのように想定されて、どのような対策を講じていらっしゃるのか、そのあたりのことをお聞きしたいんですが」</p>
 これに対して、武藤副社長は、津波に関するこれまでの答弁を繰り返す。</p>
 「津波につきましては当然、設計のときに考慮しております。福島第一原子力発電所は昭和40年代の設計なわけですが、その時点で、それまで経験した災害の潮位を考慮して設計しております。さらにその後、津波の解析技術の進展がいろいろあったわけでして、そういうものが学会で知見としてとりまとめられて、その評価のやり方が公表されておりますので、それに基づいて、我々は最新の知見を踏まえて安全性について評価してきたと思っております」</p>
広報部の吉田部長がここで「最後の質問」と別の記者を指名しようとすると、赤旗の記者が口を差しはさむ。</p>
 「私が聞いたのは『津波が想定外だったかどうか』ではなくて、電源が失われる可能性について想定しなかったのはなぜなのか?ということをお聞きしたんですが」</p>
 武藤副社長がそれに応えてマイクを握る。</p>
 「今回の津波で、所内の電源は地震でもってなくなったわけですが、そのときに、ディーゼル発電機はしっかり起動しているわけです。したがいまして、地震によっては電源はなくなっていないわけです。が、そのあとの津波が発電所を襲ったところで発電所の電源を喪失しているということで、津波が今回の電源をなくした原因だというふうに言えようかと思います」</p>
 広報部の吉田部長が「あと、おひとかた」と言うと、別の男性記者が声を上げる。</p>
 「二つ目の質問に答えてない。こういうやり方で議事を進めるのなら、ちゃんと質問に答えてください。二つ目の質問に答えてない。最悪の事態にどう対処するのかという2つ目の質問に答えていない」</p>
 武藤副社長が再びマイクを握る。</p>
 「電源につきましては、地震の後、確保できていたというふうに思っております。津波によって電源を失ったということだと思います」</p>
 しんぶん赤旗の女性記者が「電源を失った場合を想定しなかったのはなぜなのかと聞いているんです」と食い下がる。</p>
 ひと呼吸を置いて、武藤副社長が話し始める。</p>
 「電源をなくなった場合でも原子炉を冷やすことができるように設計はされています。ただ、これは一定の時間、バッテリーを使いながら、原子炉の中の蒸気をもって原子炉を冷やすというのが基本的な考え方でありまして、その時間を超えて電源が復旧できないような状況になるというのは、今回の津波がすべての電源設備を利用できないような状況にしたということがあるわけでありまして。ですから津波によって電源が喪失した、というふうに申し上げました」</p>
 広報部の吉田部長が「申し訳ありませんが、あと、おひとかたのみ、というようなことでお願いします」と会場に呼びかけると、しんぶん赤旗の記者が「まだ答えてないでしょう、最悪の場合」と声を上げる。吉田部長がそれを無視して「申し訳ありませんが、あと、おひとかた」と言いかけると、別の男性記者が声を上げる。「答えてないじゃないですか、ちゃんと答えてください。私も聞きたいです。その回答を」。さらに別の男性記者が声を上げる。「最悪の場合というのはどういうことを想定されているのか」</p>
 8秒の間を置いて、武藤副社長が「外部の電源がなくなった場合に」と話し始めると、記者たちが「電源の話じゃない」と声を上げる。間があって、武藤副社長が再び話し始める。「電源が確保されているということを前提にして、その電源が一時的にまったくなくなった状態で原子炉を冷やすということを想定して、原子炉は設計されているということです」</p>
 しんぶん赤旗の記者が「いま今、最悪の場合をどういうふうに想定されているのかというのが私の2番目の質問です」と繰り返す。</p>
 武藤副社長は「ですから、電源がない状態で原子炉の中に注水をするためにどういった手立てを考えておくのかということをアクシデントマネジメントとして手順を定めて準備をしてきたということでありまして、今回も電源がない中で、まずは自分のとこで持っている蒸気でもって原子炉を冷やし、それが利用できなくなったところで外部からポンプをつないで原子炉の中に注水するということをやったということでございまして、これもアクシデントマネジメントの手順に従って、我々、手順を実施したということだと思っています」と言う。</p>
 男性記者から「日本語を分かってない」という声が上がる。しんぶん赤旗の記者の一つ目の質問は確かに、電源の喪失を事前に想定しなかったことの是非を尋ねるものだったが、二つ目の質問は、電源の話ではなく、現時点における「最悪の場合」の想定を尋ねるものだった。会場の記者たちはそれを理解しているが、武藤副社長はそれを理解していないように見える。</p>
 しんぶん赤旗の記者が「最悪の状況をどのように想定いらっしゃるのか」と重ねて質問する。</p>
 武藤副社長が答える。</p>
 「これはともかく現在の状況をできるだけ安定の状況にしなければいけないわけでして、原子炉をともかく冷やすということに尽きると思います。そのためには、原子炉の中に水を入れ続けるということが大事なわけでして、今は、原子炉への注入を引き続き続けていくことに尽きると思います」</p>
 男性の記者が「ちゃんと答えてください」と食い下がる。別の記者が「逃げないできちんと答えたほうが東電さんのためですから」と声をかぶせる。</p>
 武藤副社長は「原子炉の状態をともかく安定させるということだと思います」と言う。</p>
 吉田部長が「予定の時間が参りましたので、本日はこれにて終了させていただきたいと思います。どうもありがとうございました」と言って、午後6時40分、記者会見を打ち切る。</p>
 東電でひっきりなしに開かれてきている記者会見がこのような荒れた状態で終わるのはおそらく初めてと思われる。</p>
 この日午前6時半の時点で福島第一原発で働くのは447人。うち東電社員は386人。「協力企業」の従業員は61人。</p>
<span> ▽関連記事:</span><span style="COLOR: rgb(0,0,255)"><a href="http://astand.asahi.com/magazine/judiciary/articles/2011032300009.html">東京電力本店からの報告</a>”
</span></p>
 ”・・・”以上は朝日新聞のWEBマガジンからの転載です。

 時間が経つに従って色んなことが分かってくる。安全だ安全だと言ってきたのに、東電がうろたえていることがよく分かる記者会見。赤旗記者の質問が鋭い。そして周りの記者もです。
 早く暴走が止められるよう願っているが、頼りない政府・東電。
 救世主が早く現れますように。今朝の電子版ニュースでは暴走を止めてもそれから何十年もしないと廃炉は終らないと。NHKテレビではこのような話は聞けない。


11年3月25日記
 職場放棄の話
 18日の毎日新聞ネット版に、第1原発からの職員撤退のニュースが。これを政府は認めなかったが・・・等と。その時は津波発生・水素爆発後の14日夜のことらしい。
 呆れて口がふさがらない。こんな連中に原発の管理が任されているのだから、何と話していいやら、本当言葉を失う。
 1週間をなす術もなく呆然自失していたように思えてくる。東電と政府に対してである。あれだけ安全宣言をしておきながら3日も立たない間に万歳するとは。
 詳しいことは新聞記事に任せて、とにかく枝野官房長官がたどたどしく何かを隠した記者会見をした理由が分かった。(18日朝)
 今日は21日、津波発生から11日目に入った。奇跡的に助かった話や福島原発で起こっていたことなどがテレビ等でも流される。それに死者不明者が2万人を超えたことも。
 500年に1度とか1000年に1度とかに起こる大地震が東北の太平洋沖で起こった訳で、これに対しては国を挙げて対応しなくては、そう思う。
 あるところには金はある。それを政府がどの様に使うかだと思う。
 原発の廃炉の話なども出ているがとにかく、止める、冷やす、閉じ込めるのルールに従って怪物の動きを制御することが大事なことでしょう。
 原爆や原発、これみんな人間の手で造り出したもの。政府は原爆は造っていない。けれど原発は安全だ安全だと言って造ってきた。
 今はその怪物の暴走におたおた。原発行政や核問題のあり方はこの暴走を止めてから。
 「冷静に考えて」がよく使われるけれど、政府やメディアこそ頭を冷やすよう願いたい。時間が経つに従って色んなことが分かってくる。頑張れ労働者!!。


11年3月18日記
 予算案審議一寸待った
 2011年3月11日14時45分、日本の現実を大転換させた地震の発生でした。1年先の予算案以上に切羽詰った天災が発生、大地震でした。そして大津波が。
 13日10時、ようやくNHKが南三陸町の安否不明1万人余を伝えている。町人口の過半数が安否不明と。
 その上に重視したいのが福島原発の炉心溶融事故。政府の記者会見も原子力安全・保安院の記者会見も何かがあることを隠している様子。話になりません。
 その内に何が起こっているか、原発が何なのかはっきりするだろうが、政治が何をなすべきかを大津波が教えてくれそう、そんな思いがする。(13日)
 12日も13日も起きている間は地震のニュースを聞いていた。大津波は天災です。マグニチュード9.0は地球上で起こった地震では大きさでは5本指に入る大きさだという。これに対しては諦めがつく。しかし原発の炉心溶融は話は別です。なかなか炉心溶融を防ぎきれないでいる。
 これは人災です。知恵を絞れば防げる禍です。(14日)
 今急がれるのは人命救助、頑張れ東北の人たち。そうしか言う言葉が無い。
 15日、朝の新聞は石原東京都知事の発言として「津波は天罰と」。失言としてその発言の後記者から質問を受けたが、撤回はしなかったと。
 津波被害を受けた人々が何故天罰を受けなくてはいけなかったのでしょうか。今度こそこの傲慢な知事に落選の天誅を下さなくては。我欲に陥った日本人などとの発言もあるようだが、我欲の最たる行いは知事として在任中の振る舞いにこそ、と思う。
 こういう発言をして都知事選に出馬する石原氏には選挙による天罰を。とんでもない石原知事の性根が飛び出た記者会見であった、そう思う。(15日朝)
 16日朝の新聞は石原知事の発言撤回を伝えている。発言は撤回できてもこの人の性根は変わらない。知事選に選挙権を持っている方、そのことを忘れないようにして下さい。
 今度こそ天誅を。
 

11年3月11日記
 読売の世論調査
 菅内閣の支持は24%、毎日、朝日と比べて少し支持率は高い様だが、読売では過去最低の内閣支持だという。そこへもってきて外相が辞任した。7日朝の新聞は軒並みに菅内閣の行く末を不安がっている。
 すでに国民は4年待たずに民主政権が期待を裏切る内閣であると判断したようです。最も的確な評価は余りにも自民党に似てきた行政への反発だろうか。
 国会の捻れが存在する中で、衆院の3分の2が成立しないと関連法案も宙に浮く。前自公政権の時は3分の2が衆院で成立した。しかし今の捻れはそれが成立していない。
 だから法案を衆院で通しても、予算案は関連法案に引き摺られて立ち往生する。政治の素人でも話を聞いていると、それ位は分かる。
 次は厚労相も問題ありと野党は追及。それに民主党内の内紛。菅さんはもういっぱいいっぱいか・・・?。何がいっぱい。 政界を泳ぐ能力です。
 国民の為に理念を曲げない菅さん。それを貫けば良かったけれど、ここ一番で野党時代に話していたことを、覆した。
 自民党と同じ事をしたんでは見放されます。なのに普天間のことは自民並み。子ども手当ても財源不足でもたもた。消費税は増税に進める、大企業には減税。新しくTPPとやらを急に言い出した。
 自民以上に自民的な政策をやろうとしている現政権では国民の支持は得られない。
 だからどの新聞の世論調査でも支持率が最低になり不支持が過半数を超えた。
 捻れた国会、沈まない方法は早く淦を汲みだすこと。不要な予算は取り消すことです。


11年3月4日記
 アメリカの姿
 しんぶん赤旗の2月22日付け主張を読んで、憤り天を衝くです。アメリカが空軍基地として使用している嘉手納、横田、厚木の数次の爆音訴訟で裁判所が命じた損害賠償が198億円にもなっているのに、未だにアメリカは支払いを拒否しているという。
 そして3月には嘉手納基地周辺の住民2万2千人以上が第3次の爆音訴訟を起すと言います。しかしいまのままでは数百億円にもなるといわれる損害賠償もまたアメリカは拒否します。
 地位協定にはアメリカも日本政府も爆音訴訟の支払いを取り決めているのに、アメリカはその取り決めを反古にしている、と記しています。
 そのアメリカを追及出来ない日本政府を糾弾しています。最も悪いのはアメリカ政府、その次が日本政府、せっかく自民党政治が終ったのにその悪政を正せない民主政権。
 思いやり予算でふんぞり返る米軍基地、爆音訴訟で一銭も払わないアメリカ政府、それを追及できない日本政府。
 米軍基地は日本から無くさなくては、火の粉がもし飛んで来る時は人に頼るでなく自らが守る。組になって等は70年も昔から破綻済みの考えです。
 アメリカ本国に置くよりも安く上がる米軍基地兵力。その米軍は日本を守る為にではない、と公言しています。
 諸悪の根源、安保条約。不平等な地位協定さえ守ろうとしないアメリカ。しかし破棄宣言で1年後には安保の頸木から解放される。
 日本国民の破棄派が過半数になればこれが直ぐ叶う。爆音訴訟頑張れ。
 アメリカの横暴はしんぶん赤旗しか教えてくれない。尤もらしいことを吹聴するアメリカ政府だが、とんでもない国です。


11年2月25日記
 世論調査は
 21日、電子版朝日、毎日が世論調査結果を掲載している。菅内閣の支持率は19%と20%で不支持が60%ほど。鳩山さんの退陣時よりも低いとか。
 民主党政権になって2年にも満たないのに、これ程国民に見放されるとは。今アラブ諸国でデモが続いている。長期にわたる独裁政権が揺れ動いている。
 日本も09年までは戦後一貫して続いた自民党政治に終止符を打った。これは紛れもない事実です。
 民主党が政権の座に就いてやった事と言えば、子ども手当てに高速道の無料化が目ぼしいところか。それだって財源がなくて思うに任せない体たらく。
 その上「政治とカネ」の問題は解決出来ないまま。最近は民主党内が二つの会派に分かれるなど、分裂しそうな雲行き。
 3分の2議決などは果たせそうにない。捻れ国会は日本の行く手を阻んでいる。良くも悪くも今までのようにはいかない雲行き。
 話は札束の話に。兆と言うのは凄い単位らしい。日銀も円札を刷る。アメリカもドル札をする。この札束が世界中でだぶついているという。
 札束に踊る国政を先進国が続けている。8カ国から20カ国に国際会議を大きくしたけれど、名案は浮かばなかったらしい。
 赤字から抜け出す「方便」や何処にありや。
 菅さんに、赤字予算をどうかしろは、もはや無理。選挙で方便を実行できる人を選ばないと。
 その時が迫っているようにも思える、今の混乱は。
 他所の話ではない。我が日本国の話。


11年2月18日記
 エジプトが動いた
 1月25日から始ったデモ、2月11日、ムバラクさんついに政権の座から降りた。いや市民が引き摺り下した、といっていいでしょう。
 電子版朝日新聞によるとインターネットの働きが大きかったという。政変はデモが始って18日目と言う。
 20年ほど前ベルリンの壁が崩壊したり、ソ連邦が崩壊したりするのを見てきた。そして今回はチュニジアとエジプトの政変。何れも市民が始めたデモが始まりで、デモで時の権力者がその座を追われた。
 「ジャスミン革命」とか「ホワイト革命」とか、と新聞は書いているが、政変が正しいと思う。とにかく市民がデモ行為で以って時の権力者をその座から追ったのだから凄いことです。
 若者の失業率が高くて、その若者がデモの大きな力になったとも。そしてその周辺国にもデモの伝播が広がりを見せているようです。
 日本でも2009年に政変があったわけで、大いに期待したのだが、菅さんが何も出来ない権力者であることが分かってきた。
 チュニジアやエジプトがどの様に政変を進展させるのか非常に興味のあるところ。ムバラクを辞めさせたけれどその後をどうするか。エジプト市民の仕事はこれから先が問題なのです。悪政の元凶は葬ったが後をどうするかが大問題。
 日本のこれから先も全く同じだと思う。ワーキングプアと呼ばれる若い人たちがエジプトの若者のように怒るべき時だと思う。勿論姥捨て山に追いやられそうな高齢者も怒らなくては。
 アラブ世界で起こっていることだと他所事には思えない。
 エジプトのこれからに注目したい。見習う所がたくさんある筈です。
 特に、普天間基地を思うとき、米軍基地の島沖縄は悪政の坩堝に思えてならない。

 方便発言のこと
 言いたい放題の鳩山さん。友人のブログを読んで分かったことですが、「方便」は悪い意味で解釈すると良いようです。つまりウソをついたと。
 沖縄の現知事は方便をどう解釈するかを辞書を引いて、と話している。人それぞれに解釈が違うように思うから・・を込めてだろう。上手いこと話したと思う。
 何度も辞書を引いた。ウソも方便と言う、とこれはもう明らかにウソを認める発言で ???となる。
 しかし説を解く上で最も便宜な手立て等と言われると悪い言葉とは思えない。鳩山さんが何故辺野古に回帰したのか、その説明に窮して「抑止力」を後付した等、話は単純ではない。
 仏様が説教で方便を使われるのは問題はない(真理を説くと定めて)。 けれど、鳩山さんが県外移設を説きながらどんでん返しの県内移設に回帰した。抑止力と言う言葉を巧みに使って。
 安保条約を至上の条約と考えてなら、アメリカの言い分を聞くのも分からないではない。しかし今や安保はその様な存在ではなくなっている。(生まれた時から諸悪の根源なのだが)
 鳩山さんが窮したのは心底、県外移設を考えていないのにそれを口にして選挙民を騙したことにあると思う。
 口から出任せも、一時は通用する。しかし今はもう通用しない。とっさの方便では国民は騙せないということです。「方便」元々は悪い言葉ではなかった筈。辞書で見る限りは。


11年2月11日記
 社民党の動きが
 たくさん書きたいことがあるけれど社民党の動きに注目。
 9日の党首討論を聴く限りでは予算案はすんなりと決まりそうにない。自公政権の時は衆院で3分の2議決で予算案は決まった。政府の方針通りに。
 今はそれが出来ない。それで3分の2議決が出来る仕組みを作らなくては、であるらしい。そうしないことには予算の執行が出来ない。関連法案が参院で頓挫するからだ。
 社民党は鳩山さんが首相の時は与党だった。普天間の問題で与党の座を降りた。当然の成り行きだったと思う。
 今回も一部関連法案を修正すれば衆院で3分の2方式で関連法案を議決、が民主党の狙いらしい。10日の新聞を読んでいると、修正に応じることはアメリカとの関係で問題が起こるか? とも。
 普天間に関する限り、民主党は沖縄県民の民意に応えず、話にならない。その民主党には基本的に水と油の関係でありながら(表面的には)、民社党は与党化することに未練たっぷり。
 とにかく現時点では民社党を除いて予算案に賛成の立場は他の野党にはそぶりもない。だから社民党を政府案に抱き込んで3分の2議決を狙っている様だ。
 政権は取ったが自前の予算案を通していない民主党政権。参院で大負けしたばかりに何一つ強気に押し通せない、捻れ国会。
 有権者としては何とも期待はずれの民主党政権。昔、社会党の村山さんが総理になった時のことを思い出す。「憲法違反の自衛隊」を投げ捨てて、自民党と連立を組んだ。
 よもや普天間県外移設を投げ捨てて菅さんに塩を送るようなことはないだろうと思うのだが。
 出自は昔の社会党に関係ありで、気になる社民党の動きです。


11年2月4日記
 チュニジアの次ぎはエジプト
 今日は2月1日、エジプトで大きなデモがあるという。つい最近、チュニジアと言う国で20年余の独裁政権が街頭デモで独裁者が外国に逃げてしまった。政変です。
 それが一つ隣を置いて東隣のエジプトにデモが飛び火して、政変が起ころうとしている。国民が怒りを表現するデモになっているのです。
 話によるとインターネットが大きな役割をしているという。集会を呼びかけると、それに市民が直ぐ反応するということか。
 伝えられるところによると、携帯電話を使えないようにするとか、テレビ放送を規制するとか、ネットも規制するとかをエジプト政府はしたらしい。が1日現在はそれらが復帰したらしい。
 政変はあっと言う間に起こる。その良い例が、ベルリンの壁の崩壊やソ連邦の崩壊等で、目の当たりにしてきた。
 日本も1年半前に政変といって良い政権の交代があった。選挙で成しえた政変です。期待するところは大きいのですが、政変とはいかないのが日本の政変のようです。
 チュニジアや今進行中のエジプトはどの様な政変が起こるのでしょうか。国民の多数意見で政治を動かす。民主化政変だと聞きます。
 いずれの国もイスラム教の信者が多い国だと思います。どの様な国に向かうのでしょうか。
 アメリカ政府がどの様な動きをしたなどと、メディアは伝えています。何時でも何処でもアメリカが動き回っています。
 が、最後の決め手はエジプト国民の総意が決めることでしょう。
 デモの行方、確り見詰めたいですね。4日には大きなデモが組まれているようです。


11年1月28日記
 施政方針演説
 24日午後2時から首相の施政方針演説を聴く。居眠りをしながら聞いたので、何所がっと訊かれると応えられないが、期待の出来ない演説だった。一口で言うと、自民党的な演説ではなかったかと思う。
 先週も書いたが賃上げが景気回復の特効薬だというのに、その話は何も聞き取れない演説だった。
 それに外交問題ではアメリカに首を垂れる話ばかりで、自民党と瓜二つ。普天間の問題では県外移設と答を出しているのに、それには見向きもしない、ひたすら理解を求めると言うだけ。
 ただどれだけ頑張ってみても、どれだけ主張をしても、自民党が政権を取っていた時のように、同じ捻れでも衆院の3分の2議決が出来ない状況で、予算の議決は難しい。つまり関連法案が議決できない。で執行も出来ないらしい、に陥る。
 だから審議が始る前から早修正の話などもあって、今年の国会は過去の姿とは違うものになるかも。
 政治の専門家ではないから、いい加減なことを言うが、政府が提出した予算案が修正議決されたことなど知らない。とにかく出した案はそっくりそのままの姿で議決されて執行された。それが過去の例で、となると今年はどの様に決着すのやら。
 政府予算案が修正されるなど、かつては全く見ることの出来ないこと。そういう事が起こりうる政治状況に思える。
 とは言っても賃上げを国会で決めるような事は起こらない。そうなったら民主議会革命だ。
 そこまで行かなくとも、政府が予算案を曲がりなりにも修正する、新たな政治状況じゃないですか。おもしろ。


11年1月21日記
 賃上げの話
 しんぶん赤旗の日曜版、1月16日号の20ページ、「経済 これって何?」が面白い。この記事がとてもためになる。
 月々読む読み物で、フーンこれは・・・と胸に落ちる記事にあったら、先一年の購読料は前払いで良いと思うくらい楽しくなる。
 諸悪の根源は日米安保にあるとよく聞く。その類の言い方をすると、景気を良くするには「賃上げが一番です」と言いたくなる。この記事を読んで。
 つまり1997年の民間企業労働者の賃金は平均年収は467万円。それが2009年には406万円。12年前に比べて13%も減っています。
 何故そうなったか、橋本内閣を始めに小泉内閣の構造改革政策がそうさせたと言う。
 民間企業で働く労働者の5%の賃上げに必要な資金はおよそ10兆円と言う。2009年度は景気の悪い年だったが、日本の法人企業のあげた利益の総額は32兆円でした。12年前の1997年度に比べ10兆円増えています。株主には97年度に比べ3倍、12兆円の配当をおこなってもいます。
 2010年度の利益は09年度のに比べ10兆円程度は増える見通しです。で今春は労働者の賃上げに期待しましょう、と結んでいます。
 19日の新聞では賃上げ闘争、怪しい雲行きです。でもこれだけ不景気の理由がはっきりしているんですから、賃上げが叶ったら景気は良くなるんですがねぇ。


11年1月14日記
 民主党の党大会
 今日は13日、民主党大会の日です。どんな大会になるか結果を待ちたい。
 政権を担う党の大会、何が決まるのか気になります。泣いても笑っても、この政党の言うことが最優先に審議される国会なんだから。
 1年半前までは自公の言うがままに何事もだった。捻れている国会と言うことで、事は簡単に行かないようですが。
 14日には改造内閣が発足するという。綱領を持たない政党があれを遣る、これを遣ると気の向くままに宣言する。上手く行こう筈がない。
 これを書いている13日、何が決まるのか知らないが、閣僚の顔を代えて国民の信を得るなどは、無理な話でしょう。
 予算を組み替えれば財源はたっぷりと言う話は化けの皮が剥げた。そしたら消費税は上げませんと言っていたのに、消費税の増税を言い始めた。TPPとか関税をゼロにする協定を結ぶんだと突然のように言い始めた。
 民主党は「国民の生活が第一」と言うキャッチフレーズで1年半前は大勝をした。名は体を表すで民が主なら良いのですが、民主党の第一と言う中身は大手企業の様です。
 消費税の増税もTPPの話も出どこは大企業の代表が言い始めたこと。内部留保とやら、しこたま溜め込んでいる所に法人税減税をする。
 遣ること成す事、自民党張りの政治そのものです。
 どんなことが党大会で決まり、どんな予算が決まることやら。気になる民主党大会です。


11年1月7日記
 消費税の増税を言う前に
 消費税の話が大っぴらに紙面を賑わすようになった。よく読むしんぶん赤旗では消費税の増税をしなきゃ等と書いた記事を読んだことがない。
 しかし朝日も毎日も読売も揃って消費税の増税を勧める論調ばかりである。経済の難しい話は分からないけど、ない袖を振ろうとして借金をして900兆円にも近づく累積赤字を作っている日本国。
 民主党は無駄を省けばもっと良い予算を組めると初めての自前の予算を組んだ。だが過去最高の予算額で、ない袖を振ろうとする予算案だと思う。
 自民党は試験済みの政党。そして民主党が今の体たらく。困ったものです。
 共産党の政策で魔法の如くに借金が消えてなくなる等とは思っていない。けれど新聞を読む限りでは日本のマスコミが言うこととは違う。
 税制のことで言うなら取れる所から取ると言うこと。高額所得者からと言うことです。それに株で大儲けした人からの税率も元に戻せ、高くせよと。後一つは軍事予算を減らせと。私見で言うなら極端な話、平和憲法を持つ国として、軍事予算をゼロにしても憲法違反で訴えられる恐れはない。
 そこまでしなくとも、先ずは思いやり予算とやらをゼロにする。
 民主党政権には出来そうにないが、こうすれば少しは予算にゆとりがでる。同じ増税でもゆとりのあるところからと、ない所からでは話は違う。しなくても良い法人減税と余裕のある大企業から増税で予算を組む。
 消費税の増税を言う前にこれだけのことをするだけで、借金を増やすことは避けられるのでは。
 しんぶん赤旗を読んでいると、そういうことになるのだがねぇ。


10年12月31日記
 小沢さんをどうするか
 どの新聞の世論調査でも、小沢さんの「政治とカネ」の説明が求められる。市民による検察審査会で起訴されていて小沢さんは裁判を受けることになっている。
 国会議員は司法の場で裁かれる場合と国会で説明を求められる場合があって、嘘をつくと罪を問われる証人喚問がある。
 これは全会派が一致して求めた時、とあるらしいが、今これが民主党内でも意見として出てきたらしい。
 これが国民の要求になっている、なのに今の菅さんにはそれが出来ない。小沢さんがあっての民主党なのか、菅さんあっての民主党なのか、しっかりして下さいよ、と言いたい。。
 それにしてもこれだけ言うことを聞き入れない政治家が存在することにびっくり。議員道徳の欠落ですかねぇ。
 検察審査会が起訴相当と判断したのに、肝心要の検察が起訴しなかったり、どれだけ政治的責任を追及されても素直に応じない政治家には証人喚問の洗礼を受けさせるべきでしょう。
 起訴は推定無罪が常識と言われます。全てはこれからの話です。
 政党交付金がどの様に使われるかも国民には分からない。政党が生まれたり、解散したりその度に交付された我らが血税がどこに消えるのか、着弾地に消える砲弾よりも始末が悪い。
 小沢さんにはこの辺りのこともはっきり説明してもらわないと。
 以上27日記
 29日朝の新聞は政倫審査会に小沢さん出席と言い始めた、条件をつけて。でも国会では証人喚問でけりをつけなくては。


10年12月24日記
 毎日新聞の世論調査
 菅内閣の支持率が24%、不支持が56%と20日朝の電子版が伝えています。何かをやってくれると期待はしたが、何もやってくれない。子供手当ても人気がない。世論調査ではそのような数字が出たようだ。
 世論調査ではどの新聞でも支持は20%台に落ちたようで、中には末期症状だと言う評論かもいる。
 沖縄に菅さんが行った。何も話は前に進まなかった。進む筈がない。これ程簡単な話はない。一方は県外に、一方は県内に。県外にと言って選ばれた知事に県内の話をしても合意は得られない。
 アメリカとの合意を反古にして伊波さんが言っていたように国外に持って行く。それが正解だと思う。昨年の総選挙で話した国外が正解なのです。
 民主党が選ばれたのは自民党の政治に厭いた国民が新しい政治を期待してだったと思う。それが子供手当てだって財源がない、消費税を上げると言い出す、防衛大綱だってとんでもない事を言い出す。
 尖閣諸島の中国船の逮捕問題の処理、次から次と起こる問題に対応できない醜態を晒してしまう。
 自民党と同じようなことをしては内閣の不支持が56%になって当たり前でしょう。
 前に書きましたが党の綱領を持たない政党ですから、口から出任せ、その場任せの発言で事を済ませようとするすから、軸がずれて当たり前です。
 党代表の思い付きで政治をされては堪りません。
 そんな中、21日のニュースは小沢氏の国会招致は決裂したと。何とも情けない菅内閣。
 小沢氏も何もやましいことがないなら正々堂々証人喚問に応じれば良いのに。これはやましいからこそだろう。ウヤムヤニはさせません、世論の強さを信じたい。


10年12月17日記
 謝るって言ったけど
 14日朝の電子版新聞は菅首相が沖縄に行って謝るべきは謝って、とある。なのに謝った内容の記事はない。
 沖縄の民意は先の知事選で明確になっている。3人の候補者の内、2人の得票は9割を占めともに県外移設を選挙公約したのですから辺野古への移設は在り得ない。
 今年5月末に辺野古への移設を米国と合意したことに対して「ごめんなさい辺野古への移設は致しません」でなくては謝ったことにはならない。
 謝るべきは謝ってなどと言うのなら、鳩山さんが嘘ついて、辺野古に移設を合意したことと、再度辺野古への移設に拘る菅さん自身の非を謝る。つまり移設を撤回する。
 そうすりゃ何も難しいことなどはない。非常にすっきりする。
 選挙に勝つ為にだけ国外移設を口にして票を騙し取り、後は何だかんだと民意を踏みにじる。だから菅さんの支持率もつるべ落としに下がって行く。
 今日は15日、仙石官房長官が「移設を甘受・・」とか言って、やはり民意に反することを発言して即日撤回したとか。
 とにかく言い直せば済むことと、済まない事があると思う。仮免許の例えや本免許の話、しっかり聞いていないと何を言ったのか訳が分からなくなる世相、年の暮れ。
 17日、18日に沖縄へ菅さんが行くという。本当に謝らないと話は前に進まない。答は難しくない県内移設を撤回すれば良いのです。
 16日の朝日新聞の世論調査はその事を明確に表示している。これ以上米軍基地は造るな!です。
 謝るって言うのは、移設の撤回ですよ。


10年12月10日記
 実行しない政権
 子供手当て、開門の話。税金のことは分からないことが多いけれど、子供手当てで財源がなくて支給がどうの、こうのと揺れ動いている。そして朝日新聞などは財源がないなら増税する話を最後に持ってくる。一般的にはどの新聞も押し並べて詰まる所増税で決着をつけるように落ち着く。
 ない袖は振れない。振りたくてもないのだから、よく分かる話です。袖をどの様に付けるかが問題なのです。
 自民党に替わって政権についたまでは良かったが、行き詰った自民の政治に新風を吹き込まないで、同じことをしていては政治は変わらない。
 860兆円もの借金政治の進行中なのだから、これを一挙に解決は望めまい。しかしなるほどと思うことを遣って頂かないと、困ります。
 税金の使い方を変えようとしない。不要な物に金かけていないか。例えば大型の公共工事。軍事予算。特に思いやり予算など以っての外だと思う。
 内部留保なんてのも、税制の歪が溜まらなくて良い所に溜まった血管のこぶの様な物?で労働者の懐に入れば、景気が上向きに成るものを。低所得者が多すぎる。今の日本国。
 諫早のギロチン水門の開閉裁判、早く開ければ良いのに、性懲りもなく閉じたまま。沢山金を注ぎ込んで益のない物を造りおった。
 この積み重ねの結果が860兆円なのか。菅さん何とか多数派工作をして法案を通そうとしているけれど、国民が納得する法案でないといけません、と言いたい。
 国民の喜ぶ法案なら野党だって逆らえない筈。そういう法案を出せば良いのに。


10年12月03日記
 残念ながら
 沖縄知事選で応援した候補は敗れた。しかしイハ候補の働きには計り知れないものを感じる。少なくとも当選知事に、普天間基地は県外に、と言わしめたのだから。この選挙公約は生きている。
 民主党政権は上手く出来ませんでしたと前言を翻すことを羞恥しない政党だが、当選した知事には沖縄県内の移設反対は貫いてもらわないと困ります。
 安保条約破棄への道程は簡単には行かないと思う。けれど普天間の移設問題は安保の是非を問いかける良い機会になったのではなかろうか。
 今、北朝鮮がヨンピョン島を砲撃して朝鮮半島問題が大問題になっている。北朝鮮を取り囲む米韓日中ソ5カ国が武力での問題解決でなく、外交で平和解決を探る、その様な流れの中にいる。
 その最中に米韓の演習が28日から12月2日まで半島西側水域で実施された。この米海軍は日本からの出撃艦隊で、今の北朝鮮の言い分だと「砲弾を領海域に撃ったから」との理由でヨンピョン島に砲撃した、と。北朝鮮は何をしでかすか分からない国だと思う。
 そう言う意味からも日米安保は安全なのか不安の源なのか、この際じっくり考えないといかん。
 米国の従属国としてでなく、独立した国として安保を破棄して対等平等の条約を結ぶべきではなかろうか。
 イハ候補は知事選で国のあるべき姿を示してくれた、今度は国政でその事をマニフェストに掲げて戦わなくては。イハ候補の主張は生きている、選挙には負けたけれど。


10年11月26日記
 毎日の世論調査は
 今朝22日の毎日の内閣支持率は26%とか。で不支持は57%と。内閣の末期症状とか書いている。柳田法相の問題では辞任に値するが71%とある。
 後一つは読売の沖縄知事選の投票1週間前の選挙情勢が出ている。現職とイハ候補が競り合っていると。未だ決めていない2割の有権者の動きが決め手になると伝えている。
 1年余前の衆院選もそうだった、民主党が勝つだろうことが新聞社の世論調査で予測されていた。
 世論調査は見事に世の流れを教えてくれる。1年半余になろうとしてるのに、それを実感できない民主党政権。でもちょっぴりは。
 民主党に投票したがこれは偽物だという判断が下されようとしている。世論調査をその様に見たい。
 法務大臣のことについて言うなら、内輪の話などではなくテレビカメラの入った中での話らしく、正々堂々の大臣発言です。一つにはその様な二通りの回答発言で事を済ませてきた質疑にも疑問を呈したい。その意味で自民党の質問者宮沢洋一氏の質問は良かった。
 法相本人が任命を最も驚いた、と言う発言。これが法相不適任の証明のようにも思える。宮沢議員の質疑を聞いていて、これでは法務大臣の回答になっていない、と答える度に思った。
 法相は立派な大学を出ているのに、日本語が通じない、早く辞めればいいのに。
 今日22日は何か動きがあるでしょう。と思ってたら、午前中辞任した。ははは。
 世論調査で言うなら、沖縄知事選、日本の政治の行く末を決する大きな選挙になりそう。
 イハさんが競り勝ったら、戦後の日本の政治に大きな新風を巻き起こす。頑張れイハ候補。


10年11月19日記
 沖縄知事選の最中に
 畑田重夫国際政治研究会会報を読む機会があった。第19号とあり10月22日発行のA4版4ページの会報です。3ページを沖縄問題が占めています。
 この中でとりわけ心に響いたのが、「忘れられぬ感動的な一文」です。長い文章ですがそのままここに。
 ケネディ大統領が暗殺された時、沖縄人民党は黙祷を拒否した。その行為をマスコミは「死者に弔意を表すゆとりのない政党にりつぜんとするものを感ずる」という趣旨の非難を人民党に集中した。それに対して反批判の文章を機関紙「人民」に。
 「ケネディは、東條やヒットラーと同じではないというのであれば、帝国主義の本質にはいくつもの種類があるというのだろうか。現実に南ベトナムで細菌をばらまいて無数の人民を殺し、仏教徒を殺し、今まで飼育してきたカイライのゴ・ジンジェム兄弟を殺し、南朝鮮で人民を弾圧し、キューバで天災につけこんでキューバ人民への経済封鎖を強行したケネディの重罪は、”普遍的な人類愛”のあらわれであり、おおいに賞讃すべきある、とでもいうのだろうか。
 ”死者に弔意を表すゆとりのない政党にリツゼンとするものを感じる”のであれば、猪や小鳥とまちがえて婦人や老農夫を撃ち殺し、平然としているアメリカ帝国主義には”ゆたかな人間性”を感じる、とでもいうのだろうか。
 ”死者に弔意を表すゆとりのない政党にリツゼンとするものを感じる”のであれば、6つの少女が米兵に強姦されて殺され、草をにぎりしめて死んだが、この極悪犯罪の根源であるアメリカ帝国主義の殺人基地には”ヒューマニティ”を感じる、とでもいうのだろうか。
 ”死者に弔意を表すゆとりのない政党にリツゼンとするものを感じる”のであれば、青信号のもとで国場君をひき殺した米兵に無罪判決を下したアメリカ帝国主義に”正義”を感じる、とでもいうのだろうか。
 ”死者に弔意を表すゆとりのない政党にリツゼンとするものを感じる”のであれば、石川ジェット機事件、具志川ジェット機事件、嘉手納米軍機墜落事件をひきおこし、子供たちをふくむ多くの生命を無惨に殺したあげく、交通事故と同じだと放言した冷酷非情をきわまるアメリカ帝国主義に”平和”感じる、とでもいうのだろうか。
”死者に弔意を表すゆとりのない政党にリツゼンとするものを感じる”のであれば、ブルドーザーと銃剣で土地を強奪し、全島核武装強化し、数多くの人命を犠牲にしているアメリカ帝国主義の戦争と侵略、軍事的植民地強化の政策に”希望”を感じる、とでもいうのだろうか。
 帝国主義のすぐれた手先であるケネディは、これらの罪悪を積極的にひきつづき強行して、積みあげてきたが、それでも”罪を憎み、人を憎まず”とでもいうのだろうか」(「人民」1963年12月21日付)
 沖縄の怒り、心意気が伝わってきます。
 今度の知事選こそイハ候補に勝ってもらって、沖縄の心を前へ進めなくては。矢臼別からちょっぴりのカンパと連帯のエールを送ります。


10年11月12日記
 尖閣のビデオが
 関係者しか観れなかった中国漁船と保安庁の巡視船の衝突を写したビデオがインターネットで放映された。観た訳ではないが、今朝6日の朝刊で各紙は騒がしい。
 公にしたくない、と考えていたものがインターネットで流されたんだからただ事ではない。
 つい最近、NHKがウィキリークスのネット報道を、責任者のインタビューを交えて放映した。メディアが報道しないから伝える、と。
 米国にとって流されたくない秘密情報をウィキリークスがごまんと持っているという。だから今やウィキリークスの責任者は米国に狙われているとか。
 尖閣のビデオだけでなくて警察関係でテロリストの情報がネット市場に流れたり、流れて欲しくない情報が流される。
 どんどん流したい情報、流されたくない情報、正義のために流す情報色々あります。何が守られなくては成らないか、それは社会の道徳、通念が決めることだと思う。
 インターネットが地球を取り巻く社会です。あっと言う間にネットは情報をばら撒く。
 小さなHPといえども、公にするからには情報に責任を持たなくてはならない。
 情報の発信は個人の意識によって決定される。一人一人がその情報にどういう考えでいるか、それが問われている。
 生涯秘密を漏らさないで終る人も居れば、漏らす人もいる。ネット上で漏らせば、世界を駆け巡る。
 人間社会の良識が壊れたらそれは地獄社会になってしまう。
 菅さん、民主党の良識が今問われています。しっかり頼みますよ。


10年11月5日記
 菅さんの言い分
 11月1日の衆院予算委員会、本のちょっぴり聞く機会があった。聞いたのは社民党の代表の質問に対する答弁。
 あなたは市民運動から政治家になったと思っているが、現在の目線は一寸違うのではないかという質問でした。
 それには正直に現在の政治的立場は首相ですからそれに相応しい対応を、と答えていた。
 上手く答える、そう思った。今や菅さんに市民の目線を期待するほうがおかしいのであって、こんな人に何が出来ようか、と思う。
 つい1年前までは、そして民主党の代表選挙では「カねと政治」で相手を詰める為にクリーンな政治家を主張していたのに、今やすっかりその言葉も忘れてしまった。
 社民党の質問者に顔色がさえないと言われていた。確かにそう見える。
 昔、片岡千恵蔵の「多羅尾伴内」シリーズで使われたセリフ、「ある時は・・ある時は・・」を思い出す。つまり正義の立場で目線がぶれない。探偵の名セリフ。
 若い人には分からない話でしょうが70歳以上の方には覚えのあるセリフです。立つ場所が変わった途端に考え方を変えた菅さん。今までの積み重ねが一変に消えました。
 これが今の菅さんなのです。1年少し前までは自民党の面々を鋭く追及していた菅さん、今は誤魔化すのに汲々としています。
 普天間の問題、尖閣の問題、肝炎の問題、どれをとっても市民の目線がぶれていて誰かにおもねている。
 せっかく政権の座に就いてもこれではねぇ。


10年10月29日記
 無人偵察機の話
 最近新聞で読んだ記事で驚いたこと、米国に居てアフガニスタンの山岳地帯を爆撃する話。米国はテロをなくすためにと派兵した部隊をイラクからは撤退させた。がアフガンには逆に増派。変化を訴えて2年になるオバマさんは侵略戦争を継続中だ。
 無人の偵察機は世界中で飛び回っているようだが、一度米国が勝手にテロ集団というか、その一味と断定したら、何時この無人偵察機に爆撃されるか分からない。
 ロボットに戦争をさせようと考えている節もあるが、無人偵察機こそロボットそのもの。米国内の司令室から攻撃命令を出して爆撃する。
 民間のアフガニスタン人への誤爆が絶えないらしい。これでテロを絶やす事は望めない。自分がテロを続けておきながら相手のテロを口にしても、テロ戦争の終息は無理と思う。
 直接人間同士が向き合っての戦争を肯定するつもりはないが、無人機で勝手気ままに攻撃を加える。これが今の米国。
 ゲーム感覚で相手の命を奪う。許されないことだと思う。それが罷り通る米国社会。矢臼別でも大砲の直ぐ横に電卓があって、情報取る部隊が何処かにあって、その情報を電卓が処理をして目標を射撃する。米国の海兵隊が自慢の射撃訓練の有り様です。
 部隊と部隊の戦い等ではなく相手かまわず射撃する。これがイラクやアフガンでの死者数の多さでは。
 航空機テロでビルで亡くなった人が約3000人。イラクでは市民が約10万人殺されたとか。米国の無人偵察機の攻撃は将にテロで、アフガンでも死者は増え続けている。
 改めて無人偵察機の攻撃はテロ、恥ずかしくないのかアメリカと言いたい


10年10月22日記
 33人の生還
 チリの鉱山での生還のニュース、うれしい限り。でも、世の中こんなニュースばかりなら良いのだが、そして上手く生還が叶ったのはいい。が、ガザの問題や、アフガンの戦争等、忘れてはいけないことが同じ時限で進行している。
 世界中がこの救出作業を固唾を呑んで見守った。命の尊さに対する人々の集中、とにかく救出の成否に耳目が集中した。
 この言葉も読売のコラムから学んだけれど、擬娩にこの救出作戦を見立てて700mの坑道を描いていた。将に産道と成った救出坑。
 33人の人生がこれからどの様に展開されるのか、沢山の目が注がれるだろう。
 これだけ注がれた世界の耳目、アフガンやパレスチナにも、と思えてならない。そんな折、未臨界実験がアメリカで実施されたというニュースも流れた。
 臨界、未臨界実験がどの様に違うかは分からないけれど、核実験をしたということだけは分かる。
 何事にもけちを付けないと気が済まないわけではない。が嬉しい悲鳴に紛れて悪事を強行する。そんな事を許してはいけない、と。
 こんな事考えてるとストレスが溜まるかなぁ。
 それに後一つ付け加えると、生還は天晴れですが、何故にこの落盤事故が起こったのかも検証されなくてはと思う。
 全員救出されたんだからでは済まされない。落盤事故の起因の追及を忘れてはならない。つぶやくまでもないことですが。


10年10月15日記
 衆院の予算委員会が
 10月12日始った。どんな具合に議論されるのか、楽しみです。
 天候はすっきり晴れないし、花豆の採り込みも終ったので、本日は国会中継を観る日に決めた。ところがまともに観る事もなくソファーで寝てしまった。気が付いたら、午後の5時前でした。つまり午後は昼寝の時間になってしまった。
 時間はたっぷりあっても碌な質問をしない自民質問。半分以上寝ていては予算委員会の話は出来ないのだが。
 予算委員会の終わった後の17時のニュースが気になった。国民新党と民社党の幹事長の会談内容。衆院の3分の2議決の話だ。
 捻れ国会で両党が提出している議案を議決される為には衆院の民社党議席が狙われているって話です。
 捻れ国会は色んなことを連想させるが、たちまち伝わる民社党の取り込み会談。これはおかしなことが始った?そんな思いで5時のニュースを聞いた。
 熟議なんていってるけど行き先は怪しい。そんな思いをさせる衆院予算委員会の第1日目でした。
 共産党はどんなことを訊くのか2日目が楽しみです。13日昼、ソファーに横になってテレビを観ていたら、いつの間にか眠っていた。気が付いたら15時30分。共産党の議員が質問していた。最初の5分間は聞き逃したがオスプレイの質問は聞けた。
 今日の出色は民社党の質問。沖縄の民意の質問は良かった。沖縄の民意を代表してぶれないことを願いたい。
 部分合意などしないで、議員数が少なくてもぶれないことを期待します、民社党様。


10年10月8日記
 特捜部の幹部が逮捕
 今朝、2日の朝刊は一斉に大阪の特捜部の幹部が逮捕されたことを伝えている。色々と伝えられているが、つづめて言うと事件を捏道したと言うことです。
 証拠を念入りに調べて事件を解決する役所が証拠を起訴の方向で書き替えて立件する。自らの役目を忘れてしまうと何でもありなんですねぇ。
 取調べがどのようにされているか、体験談を語ることは出来ない。が伝えられるところによると酷いものらしい。とにかく自白しないことには次に進めないらしい。
 従って、嘘でもいいからと口述させられる。そのためにどれだけの人がその後長い時間を拘束されたことか。
 そういうことをなくす為に、取調べの可視化が今取り上げられている、と思っている。どんな調べをしたかを後日検証できるように。
 戦前、取調べでは喋らないで、一切は裁判で喋りますと言った人がいた。黙秘権を裁判まで続けるって事です。みんなが見ているところで話す。可視の場で喋ること。
 自分の立場を主張する為には黙秘が一番というのはなかなか難しいことらしい。
 話を元に戻しますが特捜部という所が証拠を捏造して罪人を作ろうとするのだからたまったものではない。
 どうすれば冤罪をなくせるかは分かっていてもなかなか新しい取調べのあり方を作れない。これを機会にこのような不正が発生しない、事件調査のあり方を、つまり可視化を実現してもらいたい。
 調書がどのようにして出来るか、ここに大きな鍵が在る様に思う。


10年10月1日記
 賑やかな検察庁
 尖閣諸島の領有については日本の領土と思い込んでいた。そしてしんぶん赤旗の記事を読むと日本の領土だと書いている。
 だのに中国は釣魚島と呼んで中国領だと言っている。これでは話にならない。国連の演説で中国の温首相は領土問題では一歩も譲らないと宣言した。菅首相も聞いた筈です。
 国内問題ならその国の法に則り裁定される。では国際問題はどうか。確かオランダのハーグに国際司法裁判所がある。
 ここで白黒を付けて貰うのが良いと思うが、世の中そうは簡単に行かない。あれだけ多くの人が亡くなったイラク侵略でのブッシュさん、裁判にかかった話はない。
 イスラエルの隣国侵略地の住宅建設。世界の各地で不法が罷り通っている。日本海の竹島も韓国との間で揉めている。
 今回の尖閣諸島での漁船船長の逮捕劇もなかなか簡単には行きそうにない。その時々に的確な判断主張を政府がしたかどうか、それを今問われていると思う。
 子細に調べる立場の検察庁が国内法に基いて処分すべきを保留したまま釈放する。これでは国の言い分は立たない。
 検察庁のぽかではないかと思うのだが。
 折りしも証拠隠滅だ、何だかんだと国のお役所がどうなってるのといいたい。
 国連の場で領有主張をした中国温首相、何も言わなかった菅首相。日本の首相菅さんには即応力がない。しっかりして下さいよ、と言いたい。
 菅さんの人相に覇気を感じないのは私だけではなさそう。


10年9月24日記
 不正発覚・主任検事逮捕
 21日朝の電子版でFDの改ざんを朝日新聞が伝え、夜には主任検事が逮捕されたと。検察が捜査されて逮捕者を出す。警察官が逮捕される、検事も逮捕される。もう珍しいことではないのでしょうか。
 事の展開は今始ったばかりで、詳しいことはこれから分かってくるでしょう。だから下手なストーリー作りはしなくて良い。
 只少し気なることがあって下手な憶測をしてみたい。他でもありません、検察審査会と検察庁の見解の相違です。
 これは当然、小沢さんの「カネと政治」に関する起訴か不起訴の問題を指します。何回調査しても検察は不起訴の発表を。そして現在は検察審査会の答を待つ段階です。
 最初に不起訴が発表された時は、検察としては起訴しても勝てないかも知れない、だから不起訴にしたのだ、と言ったメディアの記事が多かったように思う。小沢さんをおとしめる為にではないが、伝えられる容疑をもっと調査出来ないものかと思った。
 でも再調査の度に思うことは違った。つまり不起訴が繰り返されて、思ったのは検察の傲慢です。
 言葉汚く言うと、「俺が不起訴にした者をお前ら素人に何が出来るか」と言い返している様に思える。遣れるものなら遣ってみろ、です。
 どうして繰り返される不起訴処分。証拠を改ざんしてでも起訴する検察庁。一度決めたら改めようとしない検察陣。
 名張毒ブドウ酒事件、これだけでは有りませんが冤罪でどれだけの人が苦しめられていることか。
 不正を告発する大事なところが証拠を捏造する所になってはお仕舞いです。

 10月19日記
 世論調査が
 17、18日の読売新聞の世論調査が出た。菅内閣の支持が66%とV字上昇と伝えている。それに面白いことが一つ、菅首相の指導力がたったの2%であることです。
 他紙もその内に世論調査を行うだろうが、時間がずれると単純な比較は出来ない。それで一先ずは指導力のなさが2%、について、これは何を意味するのだろう、と考え込んでしまう。
 指導力を認められない首相が率いる内閣66%の支持率で、発足以来の最高の支持という。読売の分析では「脱小沢」が出来たからではないかと。
 それにしても指導力を訊かれて2%とは情けない。でもこれはこれで当っているのかも。権力の座に就いたら以前に言ったことと違うのは当然、などと言う菅首相、だからかもしれない。
 エイズ問題で薬害を保証した時のことを言うのなら、今こそ普天間の移設問題を解決する絶好の機会なのに、と思う。
 屁っ放り腰で性根が座らない姿を海兵隊問題で曝け出してしまった菅さん。それが虚ろな顔相をつくっている大きな原因ではなかろうか。
 田中美智子さんのブログに最近書かれていた若き日の菅首相、政治家になった頃の心は何処へ、と言いたい。
 自民党の議員さえ野党時代の菅さんを称える人がいる。つい最近までは顔付きは善かったんです。
 3カ月で首の挿げ替えは余にもみっともないと、それに脱小沢も成ったので仕方なしに支持された。だから2%の指導力でも菅改造内閣ですかねぇ。


10年9月17日記
 代表選が終った
 14日、15時30分頃だったか、菅首相が民主党代表に選出された。これで菅首相の続投が決まった。地方の党員、サポートの選出ポイントが決め手になったようだが、小選挙区の選出方法が気になった。つまりポイント獲得がゼロか100かの決め方のように聞こえたから。テレビが言うほど大差などではない。
 まあ何れにしても次期総理の選出に関わる代表選なので仕事も中断してテレビを観ていた。
 先週も書いた通りでどちらになっても、大した期待は出来ない。
 大きな所では普天間基地の問題、菅さんには何も期待は持てない。それに消費税増税、法人税減税、自民党の2番煎じです。
 今日17時から菅さんの代表挨拶がテレビであると言う。どんなことを言うかもう一度テレビを観よう。
 17時30分から15分間、記者会見があった。明日人事のことで前代表の方々に意見を訊く、人事は白紙であると話した。で特別なことは何も話さなかった。
 自民党の行き詰まりを解決できない民主党内閣。続投が決まった菅さん、何を遣ってくれる事やら。
 国会議員の獲得ポイントには大きな差はなく、決め手になったのは300小選挙区の党員、サポーターの獲得ポイント。世論調査の趨勢が全国段階で大いに効いて、その趨勢が勝敗を決した感じ。
 その限りにおいて、ほっとする気分です。国民世論と一致したのですから。
 問題はここから先の話。沖縄タイムスの記者だったか、普天間のことを訊いたら明快に答えることの出来ない菅さんでした。
 民主党内閣の行く末を暗示しています。


10年9月10日記
 朝日新聞の世論調査は
 6日の朝日電子版の世論調査によると、菅首相が少し遅れを取っているが、誰が首相として適任かで優勢だという。しかしこれは投票権のない世間一般の世論の話です。
 7日のやはり朝日の電子版では、この世論の兆候で未だ決めかねている人が、その動向に動かされそうだという。
 それで菅首相に流れが決まったかのような書き方をしている。自民党政権の時も党内派閥争いで時の首相が決まった。
 今は民主党の政権、民主党内の代表選で次の首相が決まる。有権者と言えども民主党に籍を置かない限り一切関係なしです。
 本日は7日、1週間もすれば新しい首相が決まる。正直な気持ちはどちらも好みではない。とは言えどちらかに決まる。
 水は低きに流れる。どういう力が働いて低い方向を探り当てるのか今の勢力分野が道筋を付けるでしょう。
 世論調査は行く末を暗示する。ただし民主党内の趨勢を決定付けるほどの力があるかどうか、そこのところは未知数。世論はこうだったが、民主党内ではこうだったがあるから。
 政治はジグザグの道を経て進むという。自民から民主に代わったけれど期待は出来ない。そのことがはっきりした。
 普天間の移設問題、代表選では何も見えない。財政問題、これも何も先が見えない。何も見えない同士が俺だ、俺だと言ってる代表選に見えます。
 国民の為の政治、辛抱の時が続きそう。低きに、本当の低きに流れる政治はもう少し先のようです。


10年9月3日記
 代表選で何が起こるか
 31日、民主党の代表選の行方は如何に。そして夕刻18時に分かったことは小沢氏も菅首相も民主党代表選に出馬することだった。
 党を二分するだの何だのとメディアは騒いでいるが、もしそうならそういう政党だということだろう。
 政治空白だの何だのとも言うが、所詮はそれだけの事しか出来ない政党だという事です。首相が1年で3人も代わったら、とも言われているが、これだって致し方のないことです。
 政権は交代したが、政権を取っても何も目新しいことが出来ない民主党。で、もたもたしている、それが現実でないだろうか。
 50年余続いてきた自民党政治に愛想を付かした日本国民、でも世論は小沢を望んでいない。そしたら菅さんか? そうでもない。菅さんは自民党のやった様な事しか出来ない人です。
 その好い証拠が普天間基地の考え方。野党の時に言っていたこと、それを忘れてしまった。政権を取ったら前言を翻す。それが菅さんの実の姿なのです。
 小沢さんは札が付いている政治家です。どれだけ党内で嘱望されても。何とかするだろうと期待するのが無理。何も出来まい。これが今の民主党政権でしょう。
 自民党と違うことを出来ない民主党では普天間基地問題の解決はあり得ません。税制の問題でも然りです。消費税を増税しなくてはならないではこの問題も解決しません。自民党と同じ手法では赤字の縮小も望めない。
 自民党が行き詰まった同じ道を行くようでは先は開けません。
 ヒントがそこにあります。分かりますか民主党殿。いや御二方。


10年8月27日記
 民主党代表選
 連日民主党代表、誰を選ぶかで賑わしい。ついこの間選んだばかりなのに、又選び直しをしなくてはいけないとは。
 菅さんを選んで、とにかく参院選に打って出て勝てばよかったが、大敗した。こんな時は責任を取って直ぐ辞めるものだが続投を宣言した。1カ月もしないで辞めては格好が付かない。
 で小沢が出番だとばかりに騒ぎ出した。この小沢さん、鳩山さんと二人して要職を辞任したばかりで札付きの政治家です。だから選ばれる前からクレームが付いている。
 鳩山さんも選ばれる前から政治資金でクレームが付いていた。案の定鳩山さんはクレームに対して明快な説明を出来なく、その上普天間の移設で立ち往生してしまった。
 豪腕なのか何なのか小沢さんが代表選で担がれようとしている。一口で言うならクレームの付いた商品は売りには出せない。最初から出来が良くないのだから上手く行く筈が無い。
 自民党もいよいよ色あせてきた。と言って民主党は限りなく自民党に似てきた。みんなの党は一人参院選後は羽振りが好いが、これも自民党と瓜二つ。
 菅さんが最もクレームの少ない政治家となりそうだが顔色がさえない。何故か野党の時の発言を覆してしまったから。軸が二つではどうしようもない。
 つまりは政権を交代したまでは良かったが民主党には自民党に替わる政策を持ち合わせていない。
 掌を返すようには政治が変わらなくとも、民主党になって良かったといえる政治を期待したい。小沢さんではそれは無理でしょう。菅さん政策を、国民が望む政策を。


10年8月20日記
 終戦記念日
 8月15日が来るとNHKも好い番組を流してくれる。北海道在住の沖縄戦の生き残りの方の沖縄訪問の番組や、アッツ島「玉砕」の生き残りの方の証言などを聞くことが出来た。
 日本の天皇軍部の余りにも身勝手な仕打ちにはあきれ果てる。
 アッツ島玉砕は5歳の時だったが、新聞報道されて字は読めなかったが話題になったので覚えている。そのあとサイパンだ、硫黄島だと続くのですが負けた負けたと続きます。
 友人のブログを読んでいて、父が死んだのは戦陣訓が日本陸軍にはびこったからだと。
 「生きて虜囚(りよしゆう)の辱(はずかしめ)を受けず」、これが東条英機の勧めた軍人教育だったと。最後は只死ねと。天皇陛下の為に。
 中には何を天助(天皇の蔑称)という人も居ったが、多くの人はこれを叩き込まれた。それが日本軍人の道徳となった。
 多くの生き残りの特攻隊員や沖縄戦の生き残りの方々は、今生きているのが申し訳ないと。この戦陣訓がそう思わせるのではないでしょうか。
 昭和天皇を筆頭に大本営の面々は自分の存命の為に負け戦を何とかならないかと、東京大空襲を受けても、沖縄戦を過ぎても、そして原爆を二度も投下されるまで終戦を告げられなかった。
 私も7歳で爆撃をうけて50m先に爆弾が落ちた。一難去って防空壕から外に出たら家の建具が吹き飛んで、爆風が凄かったのを思い出す。浜の砂地に掘られた防空壕で助かった。小さな田舎町だったが40人ほどの死者が出たことを思い出す。終戦10日前の話です。
 国体の護持の為にどれ程沢山の方が亡くなったことか。


10年8月13日
 菅首相の顔付き
 野党の時の菅さんを色んな形で言う人が多い。私の場合、先ずは表情について、顔相が凄く悪くなった。一つは病気ではないかと思うくらいにやつれて見える。話していることと脳裏には隠している話があって、応対には説得力を欠く。顔相が曇る訳です。
 海兵隊の分析も野党時代と首相に成ってからとは180度の方向転換。これでは顔がしゃっきりしない。
 消費税の増税発言もそうだ。党で決めたことなら話は分かるが思い付きで言いたい放題。で鳩山さんの普天間基地国外移設発言と同じ運命を辿るのでは。
 いい加減な政党だから、あれだけでたらめ発言をしても、大敗しても政権の座に座れる。それが民主党なのでしょう
 それにしても座り心地は悪いでしょう。なのにこのまま居座ろうとする。
 野党時代には海兵隊の実態を共産党かと思うくらい同じ意見を持っていた。なのに政権を取ったとたんに、それまで言ってた話は別、何て言い出すからペテン師か、といいたくなる。
 顔相が悪くなったのは二枚舌で顔を引き締める筋肉がバランスを失ったからでしょう。とにかく最近の菅さん顔相が悪い。
 普天間の問題で益々顔相が悪い方向に進むように思う。長崎で核抑止力が必要で非核3原則の法案には触れずという。
 肝心の事になると、ぶれてしまう菅さん。これでは好い顔にはなれない。


10年8月6日記
 議員数削減のこと
 30日の首相記者会見で話したこと、テレビで直接話していることを聞く事はなかった。無駄を無くす事を先ずやる。で議員も身を切らねば、それで議員の削減になるらしい。
 確か議員一人の歳費は年間7千万円とか。菅さんが言う衆院議員80名、参院議員40名で84億円。確かに年間の支出は減る。
 問題はこれで民主的な国会が維持できるかどうかです。小選挙区制で民意が反映しない国会が今以上に民意が反映しなくなる。
 議員少数政党は益々議員を選出されなく、国会に声を届けられなくなる。どれだけ酷いことを仕掛けても、世の中引っくり返る時は引っくり返る。とは言え、そう言う圧政を許してはならない。
 予算の仕分けを言い草に議員削減を言い出したが、これはまやかしで、狙いは少数政党の国会からの締め出しです。
 共産党は政党助成金(300億円)を止めれば削減などしなくても予算の削減は可能と言っている。今直ぐやるべきはその様なことであって民意を削るような議員の削減案などではないと。
 日本共産党を除く政党が国民の血税を山分けして国営政党に成り下がっている。無駄使いの最たるものといいたい。
 支持もしない政党に交付金として税金を使われる。こういうことはきっぱりと止めて、共産党に習うべきと思う。
 この削減合意を今年中にと言う菅さんの発言にメディアは何の反応もしない。ここが日本の政治の鈍感なところかも。
 参院の票の格差も解決しないまま、衆院の比例選出のゼロ化を試みる削減案、これに何もコメントしない商業新聞各社。鈍すぎます。



10年7月30日記
 予算の話
 収入の見込みが立たないのに借金で紙幣を発行してやりくり算段をする。何時そうなったのか知らないが、借金まみれの日本国政府。
 来年度予算を民主党が組むことで色々新聞は書いている。毎日新聞などは消費税の増税を諦めるなとも。
 日本国の借金は国内での借金だからギリシャとは話は異なるとも書いている。が、しかし借金政府で在ることに違いはない。借りた金は返さなくてはならない。
 せめて、借金を直ぐには返せなくても、増やさない予算ならまだしも、毎年借金額を増やす日本国政府。
 それ位の能力しかないのか、と言いたい。収入を超えない支出にすれば金は残る。ただそれだけのことだと思う。それが出来ないで900兆円もの借銭を抱えている。
 自民党政権がその責任の中心にいて、今年からは民主党が責任の中心に座った。借金を減らすには無駄を省いて不要なところに出費しない。
 早い話、矢臼別で毎年撃っている砲弾、やる気になればゼロにだって出来る。協同転地訓練止める気なら来年直ぐ止められる。言うなれば無駄の最たるものだ。
 蓮舫さんには思いもつかないだろうが、仕分けはこの方に目を向けないと。難しいことではない、その気になれば出来る。
 やるべきことをやらないから負債が増えるのだと思う。
 今まで国会でそういう予算を組んできた与党に責任がある。借金を増やさない政府を作れるならと政権を投げ出せば好いのです。せめて先ずは借金を増やさない予算を。
 これをどうして出来ないのだろうか。



10年7月23日記
 消費税が民主の敗因と
 20日の電子版朝日新聞にその様な記事が見える。この調査は民主党の各県連に問い合わせた調査で、それなりの意味を持つと思う。いずれにしても消費税の増税発言が敗因と言うことで、民主党内の総括らしい。
 参院選後、メディアの選挙総括を読んでいない。あれもこれもと民主の敗因を並べてるだけ。
 菅首相が自らの消費税発言が敗因だったと語り、出直し発言をした。そんな中で続投となり現在進行中だ。
 捻れがどうだ、こうだと色々これからの政治の流れを模索する記事も多い。消費税がもう政治の中心から離れることがないかのような議論ばかりがメディアによく書かれる。
 しかし、本当にそうだろうかと言いたい。
 鼻血も出なくなるまで予算を仕分けする。その事が消費税を増税前にすること、と。その上でなら良いのではないか、と。この前提は良いと思う。悪しきを正すのだから。
 問題なのは増税政党の何れもが、これをクリアーできないでいる。
 この点で増税に反対する共産党は他の増税政党とは異なる。
 鼻血の中に防衛費や法人税の増税や高額所得者の増税、無駄な公共事業が含まれないことだ。これを指摘するのは共産党だけ。
 メディアはこの事を決して書かない。大手新聞社がしんぶん赤旗の主張に賛意を表す筈もない。が、この事を本の少しでも書いたり、語ってくれりゃ共産党の言い分広がるのだが。
 20日の世論の動向は菅内閣の支持、不支持が発足1カ月で後者が多くなったとある。
 民主党では政治の閉塞からは抜け出せないって世論だ。



10年7月16日記
 選挙の結果が出た
 11日夜遅く共産党が当選2と出たところで、眠った。今回も改選議席の4が3しか取れないで後退した。伸びたのは自民党とみんなの党でした。
 世論調査で早くから出ていた民主党には過半数を与えないと言う傾向は当った。好いことだとは思う。しかしと言いたい。共産党が議席を伸ばせなかったのは何故なのだろうか。
 消費税の増税で政党を選ぶ時、賛成ならば共産党以外ならどの党でも該当。が増税反対なら共産党しかない。そう思う。増税なしで財源はあると明言しているんだから、投票して欲しかった。 
 みんなの党が10議席も取ったが亜自民党です。参院議長を自民党からと言う話が出ていて、野党が固まれば参院議長は代わるかも。でも政治に変化が起こるとは考えにくい。
 自公政権が行き詰まったから昨年夏に政権交代があった。その交代した民主党が何も出来ないで自民党が改選第1党になった。これでは政治閉塞打開は見えてこない。同じ道を行ったか来たか。
 2大政党といわれる民主、自民の対極にいる共産党が伸びないことには政治は動かない。そう思っているだけに残念な選挙結果になってしまった。
 参院の議員選出方も半分は小選挙区制に近い。選挙区には5人の議員が選ばれる東京などもあるが、半数の議員は小選挙区で選ばれる。だから死に票が多い。
 国会は捻れた。問答無用の国会運営はできない。民主も、自民も、みんなも議員数を減らすことを掲げた政党です。
 どのように国政を動かすか、油断もすきもならない政党が議席を多く持ったことになった。



10年7月09日記
 選挙速報は?
 4年間は消費税のことは棚上げされていた筈が、俄かに選挙の争点になってきた。菅さんも言いたい放題。
 5日の電子版朝刊、朝日、毎日、読売に7月3、4日の世論調査が載っている。菅内閣の支持率が軒並みに下がっている。しかし政党としては民主が一番の支持。と言っても単独で過半数は望まないが多数だ。
 支持率の低下は消費増税にあると説いている。4日、日曜日のNHKの9党首に問うを観た。消費税をどう考えているか、増税反対で際立っているのは共産党だと思った。
 ギリシャの例をとって、今に日本も等と言いながら、10年前にギリシャが行ったことをそっくり民主党がしようとしている話には合点が行った。ギリシャが10年前にやったこととは消費税を上げて、法人税を下げた話。志位さんはその事を的確に話された。
 日曜日の赤旗潮流欄にはバナナの叩き売りの話が出ている。
 菅さんの秋田での消費増税演説が叩き売りだと、評する赤旗。たたき売りにはサクラが付きものだが、これが居ないとも。余りの唐突さに、サクラ作りも間に合わなかったのでしょう。
 残すところ2日しかない。消費税の増税論議、有権者はどのような判定を下すか。
 消費税を増税しなくても財政再建は出来ると説く共産党が伸びることを願ってやまない。税金の使い道で言うなら共産党の言う仕分け、防衛費と法人税の増額と高所得者の増税で、それに低所得者の給料を上げることで景気を回復する道。
 共産党が伸びないと実現できない政策です。味方して欲しいなあこの政策に。未だ決めていない人、共産党にこそ一票を。
 


10年7月02日記
 朝日、読売の選挙速報が
 26日朝の電子版に朝日、読売が早々と速報を。民主は過半数を取ることが難しいと。傾向としてはそうあってほしいとは思う。
 今度の参院選挙、自民党から分かれていった亜自民党が多い。色々と名前を付けたが本質は自民党とうりふたつ。
 民主党や自民党の対極にいる共産党がどれだけ票を伸ばすかがこれからの日本の政治の課題だと思っている。
 消費税に反対する共産党がどれだけ票を伸ばすか、伸ばせないか日本の税制の行方を決める選挙になるだろう。
 仕分けの話でも防衛費は聖域になっているし、法人税は減税の対象にはなっても増税の対象にはならない。
 今だかつて共産党は政権の座に就いていないので共産党の言い分が実施されたことは無い。民主党は聞こえの好いことは言った。けれど子ども手当てだけで他に何か変わったろうか。
 自民党とぐるになって消費税を10%になどと言い出した。これは消費税の大連立であり、憲法改悪の大連立でもあります。
 普天間の基地を沖縄に据え置く民主党政権、これを許してはなりません。庶民の懐具合が冷え込んでいるのに大企業はカネを溜め込んでいる。金持ちが減税を受けているのに消費税増収を企む。
 選挙速報を見て思うことは、未だ決めていない人が民主、自民の対極にいる共産党に票が入ることを願って止まない。共産党が議席を伸ばさないと政治は変わらない。
 政治の変化を求めたのに民主党では自民の真似しか出来ない。その事が10カ月で明らかに。今度の参院選では消費税まで真似を始めた。
 あと9日、共産党の宣伝をしなくては政治は変わらない。



10年6月25日記
 表紙の差し替えが
 今朝(19日)の読売新聞には菅内閣支持率59%、参院選の比例選投票先は民主が31%と、選挙区でも34%で自民の比例区、選挙区の16%を大きくリードしている。
 表紙を差し替えて、参院選の政策がこれから出てきて、有権者がどのような判断をするか?、7月の11日が答えの出る日です。
 そもそも昨年の8月の総選挙で大勝したのは政権交代を、が大きな有権者の願いだったと思う。ところが子ども手当てが6月から半額出た。ところが、他に何か変わったことがあったろうか。特別に他には政治の変化を感じない。
 鳩山さんの顔が菅さんに代わった。そして今や消費税増税の大合唱が始った。明確に反対しているのは共産党だけ。連立を民主とするのは同類だもん。
 今朝(21日)朝日新聞の世論調査では内閣支持率50%とでている。消費税の10%を言い始めたことが影響したのか、支持率が下がったと。
 7月の11日投票日、選挙公約を各政党どのように公表するか。昨年の総選挙での公約、参院選での新たな公約、有権者は確りと見定めなくては。
 以前にも一度世論調査の際、問い方で答が変わることを書いた。つまり設問の仕方で答が替わる。消費税で増税良とする設問、増税は悪とする設問の仕方。
 どのような問い方をしても動かぬ返答と、問い方が替わると微妙に替わる返答があるってこと。
 参院選挙、有権者は何が問題なのかを特と見定めなくては。表紙に惑わされてはなりません。



10年6月18日記
 朝日新聞の世論調査
 12、13日の調査によると、民主党が勢いを取り返した数値が出ている。今投票するとしたら43%で自民党の14%を大きくリードしている。期待する捻れ減少を簡単に解消する数値だ。
 そもそも衆院の選挙から4年間は消費税は据え置くが民主税制の基本だったのに、いまや消費税は上げることが常識のような論調に成ってしまった。メディアも揃ってその論調になっている。
 無駄を徹底的に仕分けして、その後は増税論議をする。それが何時の間にか、もう消費税の増税しか無い。朝日新聞の論調などもその方向です。
 民主党が昨年の総選挙前に言ってきた仕分けによって何兆円もの無駄使いの捻出は出来なかった。
 政権を取ったら打出の小槌のようにカネが出てくると思いきやそうも行かない。で強い財政、経済、社会保障等と新しい宣伝文句を並べだした。
 消費税を取り始めての累積額と大企業や大資産家の減税額の合計が似通っているのが不思議です。福祉の為に使う等は嘘八百だったといえる。
 財政の事など全くの素人だが、上の話で日本の財政のやりくりが分かる。言うことと実際遣ることが違う。
 大企業の内部留保は放置したまま庶民の給料は低くて消費税は取られる。ここがおかしいのにです。
 大借金王を公言した小渕さん11年前の話です。それから10年余の自民政権で300兆円ほど負債を積み増した事になる。
 記憶違いはあるかもしれない。しかしこれが自民党政治の成れの果てです。そしてチェンジの出来ない民主党が今、変なことを言い始めた。騙されてはいけません。
 無駄の徹底仕分けで忘れているもの、軍事予算と内部留保、金持ち減税。これを聖域にしてはいけません。



10年6月11日記
 一寸先は闇
 あっと言う間に「コバト」は消えた。
 「小鳩」が消えて出てきたのが菅さん、しかし肝心要のところが何も語られない。朝日、毎日、読売の三紙、毎朝の電子版で政治欄を見る。赤旗は昼時、紙に目を通す。これ、赤旗を読むは監視行動の続く今は半日遅れになる。
 従って日々の政治の流れから1日くらいの遅れがある。少しずれているって感じが。
 肝心要とは普天間のこと、政治とカネの話です。1日遅れで赤旗を読む、と菅さんに何が欠けているかが明確に、で納得。
 民主党が大勝ちしたのは自公政権の行き詰り、特に沖縄では普天間基地の県外移設ではなかったろうか。
 その証拠に自公の代議士が昨年の総選挙では一人も当選していない。それに沖縄県議会では全党派が一致して普天間基地の県外移設を決めている。
 今朝、6日朝のニュースでは米国大統領と電話で話しをしたと伝えている。辞任した鳩山の日米合意を確認した旨の内容だ。
 赤旗に書かれていることを一般紙に書け!!・・は少し言い過ぎだろう。が6月5日赤旗一面の志位共産党委員長の発言は筋が通っている。
 辞任した人のレールに乗って走ると行き着く先は辞任駅になるだろうに。菅さんそれが分かっていない。
 普天間基地がどれ程人間の暮らしを踏みにじって来たか、普天間だけでなくて沖縄そのものがアメリカに如何程に蹂躙されているかを、菅さん分かっていない。
 政権交代を託されて、託されたものが何だったのかを忘れられては困ります。

 上段までは9日までの話。今朝の電子版による8、9日の世論調査には菅政権の支持率は60%台で、民主党の支持率も上がっている。その上民主が参院でも過半数がよしと言う世論調査も。相変わらず小沢の説明責任の追及は80%で求める数値は高い。
 菅さんに遣らせて見ようは好いけれど、遣ろうとしていることは昨年の総選挙の公約とは違うことばかり。
 ヒトラーが国民を騙したように、世論が間違った道に迷わないように、願いたい。自公政権を拒否したのが昨年8月の総選挙だった。
 なのに、肝心要が何も変わらないのに、表紙の差し替えで60%台の支持率。しようとしている事は選挙の時に言った事とは大違い。そんな事を託した覚えは無い。
 そうでしょう、民主党に投票した方々。「誤魔化されないようにしよう」と声を大に。



10年6月4日記
 嘘つき首相にはレッドカードを
 25日来、ニュースを聴くことが少ない。が28日のニュースから分かったことは、普天間基地問題、選挙公約の反古で決着。
 そして首相の座に居る鳩山さん。この人は普天間基地は県外へ、で国民から選ばれた民主党の党首です。自分の口から出た言葉を民主党の公約ではないという人だから、何ともトンチンカンな首相です。
 しかし有権者は何時までもそんな人を許してはいません。6月は首相の椅子に座れても7月にはレッドカードを突きつけられる筈。
 民主党には来る参院選で過半数は与えない、を世論調査が表出している。これは衆院の圧勝に対する有権者の警戒感がそうさせるのだと思う。
 日本の有権者は敏感だ。選挙制度が歪んでいても衆・参で捻れ現象を起してヒットラー政権の二の舞を起させない。(ヒットラーは有権者に選ばれたと認識)
 アメリカにものが言える民主党かと思いきや、何もいえない鳩山さん。こんなに騙すのが上手な政治家とは知らなかった有権者。
 民主党、口では調子のいいことを言ったが、肝心なことで変革をできない。先送り、先送りの民主党になっている。
 自公政権にはレッドカードを表示した。今度は民主党にレッドカードを表示する。それが7月の参院選挙だと思う。
 選挙制度には不満がある。しかしそんな中で民意を明確にする。
大嘘つきにはこの機会を生かし、鳩山にはレッドカードを。大嘘つきを許してはならない。 
 そう思っていたら、2日午前中、監視テントで鳩山辞任のニュースを監視支援の友人が教えてくれた。車の中で聞いたニュースだと。世論が「小鳩」を撃ち落した。私はコバトと読む。何かが起こると考えながらの監視行動だったので、辞任表明で快哉を胸中に。
 朝の8時から夜の9時半までは夕食の2時間半を除いて監視行動の連続です。今朝3日の朝刊電子版でコバト辞任劇を各紙は伝えている。「世論の力」は凄いと思う。
 各紙とも色々と書いているが、少し違和感を感じる。何故辞任したかの的確な論評が出来ていない。
 戦後の日米同盟に矛先を向ける論評など全くなくて、今何が問題なのかを指摘できない社説ばかり。普天間基地を存続させる政党では日本の政治の先は読めそうに無い。(6月3日早朝)
 何故政権交代ができたのか、それを読めない政党、総理では国民にレッドカードをまた突きつけられる。
 


10年5月28日記
 決着の話
 これは普天間の話です。今日、23日朝の新聞は普天間の基地は辺野古に移設する、訓練は県外に移す。これで日米は合意を見たと、伝えている。
 昨年の総選挙の時の話を忘れては居ませんか、と言いたい。
 辺野古への移設はしない、県外移設を公約しながら辺野古への移設では話の筋が通らない。首相は大嘘つきということになる。
 訓練の県外への移転話は新たな話。鈴木宗男等は矢臼別へ等と早喋りだした。何れにせよ話は次から次と昨年総選挙時の公約を忘れて民主党はするべき事をしないで、次々と約束を反故にする。
 もうこれはルールを守らない話で、許すわけには行かない。法律に書かれていないことは何をしても許されるでは社会は成り立たない。
 戦後に育った人間で戦前の道徳教育を受けた人種ではないけれど、道徳は育まれる。嘘をついてはいけない。親が教えてくれた道徳です。
 鳩山さんが今政治でしていることは沖縄県人を騙すこと。出来もしないことを公約したんだから、頭を下げて謝り、そして総理を辞任することです。
 折角、政権交代したんだから、私にもう少しやらせて下さいなら、公約したことを実行する。それを出来ないなら自民の前三首相と同じく、政権を投げなさい。
 有権者はそれを出来る人を選びます。辺野古には基地を造らせない。これが沖縄県の民意です。

 今朝、25日の電子版で機密費の興味のある記事に出会った。そして昼前になって赤旗が届いた。主張欄に機密費の記事が出ている。出どこは元自民党の幹事長で官房長官も務めた野中広務氏です。赤旗では政治評論家の名前は出していないが、朝の電子版では名前を挙げて誰々にと掲載していた。
 政府からカネを貰っていては国民の立場では物言いが出来ない政治評論家。格好の良いことを言っていても、政府の回し者だったのか?と合点が行く。
 よくあることだが、小気味の良いことを言っている評論家はその内にメディアから姿を消す。つまり干されるのです。
 どのような番組にしても、固定席を持っている人は権力に気に入られている、と見て良いでしょう。
 政治評論家がどれくらい宣伝効果を発揮するか、懐柔作戦が如何程の効果を発揮するかこれはもう試験済みのことなのです。政府の政策をオウム返しに称える人は国民にとって、要注意と言うことです。
 昨年の総選挙で公約したことを守らない。マスメディアは今こそ声を大にしてその事を言うべき時なのに、鳴りを潜めている。
 ジャーナリズムが眠り込んだのは政府の機密費に酔ってしまったかからだろうか。
 気にかかる機密費の使い先ではあります。



10年5月21日記
 朝日の世論調査
 15、16日の2日間での世論調査が出た。鳩山内閣の支持率は21%だと。これ程の急落は鳩山さんが嘘をつくからだろう。
 16日、NHKのテレビ番組、日曜討論を見ていて笑ってしまった。自民党の面々が現在民主連立の国会運営を非難する映像を観ていての話です。
 つい昨年夏の政権交代まで自分達がやってたことを詰る。共産党が言うなら話は別だが、自民党が言っては失笑が洩れるだけ。
 朝日新聞の世論調査の結果は支持率は下げたものの、鳩山さんの退陣にはそれ程明確な数字は出ないし、どのように政治の流れるのか、分からない。
 英国では保守党と自民党が5年間は連立をといって、かなり政策の隔たりのある党が連立を組んだ、と。
 日本でも同じだ。社民党が普天間問題で政策が異なるのに連立に同意した。参院の構成議員数が民社と組まないと上手く行かない。勿論国民新党に掻き回されるのも、である。
 1年前の自民党がやっていたことを民主連立が真似しないと何事も決まらない。つまり国会は捻れていて、何が起こるか分からない。
 揉み手をしながら、5月中は番頭役を演じるのだろうが、審判をするのは有権者です。それは7月参院選の話。
 どれだけ誤魔化そうとしても、有権者を甘く見る輩には鉄槌を下そうではありませんか。流れを作るは我にありです。
 毎日も世論調査をした。現内閣支持は23%、不支持60%とか。
 政治の混沌が世情か。的確に審判をしないと。
 


10年5月14日記
 番頭さん
 テレビに出てくる鳩山さん、揉み手をする如くポーズをとって記者の問いに答える。私には何でも訊いて下さい民主連立政権の大番頭ですから、に見える。
 5月まではそれも良かったが、5月に入ってからその番頭振りがおかしくなってきた。
 番頭と言うのは社長では無い。格好だけは社長でありながら自己主張さえ出来ない。そして番頭の役さえもおぼつかない鳩山さんだ。
 党首討論で話したことが公約でないと言ったら、何が公約ですかと訊き直したい。鳩山番頭にはオバマと言う上司がいて、その人の意に背いた話が出来ない。
 アメリカ政府の番頭さんでは普天間の無条件返還等は出来るはずがない。鳩山さん貴方は明らかに日本国の社長なのです。アメリカ政府の番頭さんでは困ります。戦後65年、もうアメリカ政府の番頭役は辞めようではありませんか。
 アジアで友好的に付き合えばアメリカの軍隊の力等は必要ありません。いい加減に一人立ちしなさい。組になって国を守るは世界の流れでもありません。
 貴方にこの事を注文するのは八百屋の魚に等しいかも知れないが。安保条約でどれだけ沖縄の人たちが、いや日本人全体が困っていることか。安保を「やーめた」と言ったら1年後にはアメリカの基地がなくなる。
 アメリカ政府の番頭さんを早く辞める事です。
 土門拳の撮った岸信介の揉み手をする写真と鳩山さんが二重になる昨今です。
 岸信介は名うての番頭さんだった。アメリカ政府の。



10年5月7日記
 話の相手
 鳩山さんが徳之島への基地移設の話で、相談相手に島出身の元代議士を選んだとこと。既に報道済みの話です。
 鳩山さんの政治手法がよく現れていると思う。ピントがずれているって事。元代議がどのような人かは知らないけれど、東京に住んでいる人に何を頼りに相談したのでしょうか。
 既に徳之島の1万5千人の移設反対集会があった後で、民意は明らかです。相談するならこの島民に語りかけるのが民主主義の原点では、と思う。
 5月4日には初めて沖縄県民に接すると言う。ようやく鳩山さんがその気になって動き出したとメディアは言い始めた。
 徳之島の3人の町長は最初は会うことさえも拒否していたが、あってはっきり拒否の姿勢を示そうと言う。
 鳩山さん、県外にと言った言葉を忘れてはいけません。それが出来なければ政権を投げ出せば良いのです。公約違反なのですから。
 県外が出来なければ、次なる道は無条件撤去しかないでしょう。徳之島のみならず全国何処でも海兵隊基地は要らないが民意ですから。
 国民一人一人に答を求める。それが民主主義の原点です。公約違反など以ての外です。
 出来もしないことを軽々に話してはいけません。
 もっと言うなら12億円余の政治資金を何に使ったかを公表できないような人が首相の座に居ては国民の悲劇です。

 出来もしないことを約束して有権者を騙す。よもやここまで来て公約を反故にするとは思いもしなかった。これが沖縄県民の、今の思いだろう。これ程の嘘つきとは昨年は思ってもみなかった。
 有権者に対する責任を放棄したらどういうことになるのか選挙が7月に迫っています。日本語を話せない首相にはレッドカード、この種の人間とまともには付き合えない。政治の場からの退場をさせ様ではありませんか。
 


10年4月30日記
 雨後の筍
 名前を覚えきれないくらい政党助成金目当ての党が名乗りを上げた。何をしようとする党なのか、どれもこれも自民党から出てきた政治家が作った党だ。
 日本のマスコミはアメリカやイギリスの2大政党制が憧れの国体のようで盛んにそれを主張しています。
 しかしイギリスでは2大政党ではなく第三の党が今人気を上げていると言う。アメリカでも2大政党制に疑問が。民意が過半数を表さなくなってきているからだ。
 民主主義は誰もが認める主張だと思うが、それが体現される為には選挙制度が大きな基準になる。
 有権者には夫々に好みがあって、とにかく夫々が選ぶ。どれだけ共産党が良いことを言っても選ばれなくては政策の実施は出来ない。
 その上、問題なのは投票された数で代議員を比例的に選出する選挙制度でないから、尚更問題だ。
 前回の総選挙では民主党が大勝ちした。これは選挙制度がそうさせたのであって、投票数に比例的な選出をすると、こうはならなかった。
 直ぐに選挙制度が変わりそうにないので、果たして7月の参院選挙、どのような結果をもたらすか、興味津々です。
 有権者は選挙で政権が代わることを昨年体験した。しかしその結果、思ったほど変革を為し得ていない。
 程なく参院選挙です。雨後の筍党に惑わされないことです。違いのある確かな野党を伸ばさなくては。 

 検察審査会
 鳩山さんは不起訴相当、小沢さんは起訴せよとの審査結果が出た。鳩山さんの判定にも色々意見が出されたようだが、判定は不起訴相当、と。
 しかし小沢さんの場合は審査員全員が一致して起訴相当、と。つまり検察の判断を覆した。検察が再度調べて、仮に不起訴としても審査員が再度起訴を議決したら法廷闘争になるという。
 不起訴相当の審査結果が出た鳩山さんも無罪放免ではない。政治資金の使い道を国民に説明しなくては政治家としての信用はゼロに等しい。
 小沢さんに至っては起訴については不十分だからで潔白であったわけではない。審査員全員が起訴相当を判定した結果は重い。
 丁度第二回目、審査の議決がでる頃、参院選挙の時期になるという。
 今朝の新聞は小沢問題がかまびすしい。
 これが天網になることを願っているのだがなぁ。
 


10年4月23日記
 10日違いの世論調査が
 朝日新聞、毎日新聞から今朝、19日に出た。内閣支持を朝日は25%、毎日は33%と載せている。25%は内閣の末期症状とも。
 それに民主も自民も支持を減らしている。「みんなの党」支持を増やして第三の党として、とある。これが不思議なんだが、明らかに多いのが政党支持なし層だ。
 普天間のことは調査対象にされてないようだが、支持が下がる一方で不支持が50%を超えたことだ。
 以上のことで推測するに、鳩山さんは自民政権の末期と同じように首相の賞味期限1年を超えられそうにない。
 普天間基地問題で5月を目途に解決できない時は辞任すべきも、過半数を超えている。
 18日、日曜日の徳之島の基地反対集会で1万5千人の島民が集まったとか。沖縄でも25日に基地移設反対集会が開かれようとしている。
 昨年夏の総選挙で県外、国外移設を公約しておきながら県内移設や、県外移設では公約違反で話にならない。
 22日には首相の政治資金の虚偽記載の判決も出る。12億6千万円の政治資金の使途説明が出来ない人が政治のトップでは上手く行く筈がない。
 それでも7カ月が過ぎようとしている。閣僚がばらばらで首相の存在、影が薄くて見えない。
 自民政権に続き7月参院選では民主党にもレッドカードを。
 二つの新聞社の世論調査はその時期の迫っていることを教えてくれる。共産党頑張れ。



10年4月16日記
 「たちあがれ日本」
 これは自民党を離党してロートル議員が作った新党の名前。
 よもやこのような党に期待をする人は居まいと思うが。名付け親は石原慎太郎とか。友人の話では「たちがれ日本」とか、の話を。
 こけたから、たちあがれ!なのだろうか。党助成金を貰う為に5人の国会議員を寄せ集めて漸く体を成したようだが、ただそれだけの、5人が集まっただけの党に見える。
 何故自民党がこけたのか?分かっていない。何時までもあると思うな「親とかね」ではないが、自分達がしてきた事を拒否された認識が無い。
 民主、自民、この二つの政党も今、支持が減っている。増えているのが無党派と「みんなの党」だという。
 私が最も増えて欲しいのは共産党と思っているが、だが今一支持が伸びていない。
 共産党は終戦直後に伸びた事と1970年代にも伸びた事があった。その時は、今直ぐにでも世の中大きく変わるのでは、と思った。
 もう20年も前に亡くなった母親が、生きてる間に「共産党の世の中に・・」と訊かれた事がある。「そうなってほしいなぁ」と応えて30年も40年も。そして、時はどんどんと流れていく。
 今日は11日、どの新聞も「たちあがれ」に疑問を呈している。有権者も必ずや拒否をするだろう。
 「みんなの党」が現在、伸びているらしい。これが分からない。文句なしに多数なのは「支持政党なし」らしい。
 20年前だったかベルリンの壁が崩壊した。世相が大変換するのは突然、の如くに。しかし決して突然ではないでしょう。
 7月の参院選に期待したい。有権者が変異を誘発するのですから。



10年4月09日記
 読売の世論調査が
4月5日朝刊に載った。鳩山内閣支持は33%で不支持は56%。普天間問題が5月までに解決しないと退陣すべきが49%で、その必要ないが43%とある。政治とカネ問題でも小沢幹事長辞任を77%と、糾弾する人が多い。
 政党支持では民主も自民も支持は下落している。増えたのは無党派のよう。夏の参院選が益々楽しみになってきました。民主党には勝たせたくないが趨勢になってきたからだ。
 つまり捻れ現象がまた起こる。捻れることを喜ぶのも変だけど、これは選挙制度の欠点が作り出す現象です。
 小選挙区制度が無くなるまで、この悪現象は無くならないと思っている。ブッシュさんが大統領になったり、鳩山さんが首相に成ったりするのも今の選挙制度にその成り立ちがあるように思う。
 読売の世論調査には本の少し世論の誘導を感じたりする。何時も少し数値が異なるからだ。だからすっかりそのまま信じるといけないようにも。
 その訳は電話による問いかけで、訊き方次第で答えは微妙に変化するから。もう10年も前になるか、ある新聞社の調査員の助手として農村地帯を回ったことがある。その時に感じたのは訊き方で答えは誘導されることを実感した。
 読売の世論調査を疑うわけではないけれど、ひとこと付け加えると誘導世論もあると。
 無党派が多いことに次の選挙で期待するところが大きい。つまり無党派とはその時に正しい政治を説く政党に票を投ずると思っているから。



10年4月02日記
 世論調査では
 鳩山内閣の支持率が下がるばかり。発足直後は70%ほどあったのに、今は30%をぎりぎりの水準に。
 予算が執行されると、支持率が上がるように民主党の連中は考えているようだが、果たして。と思うのは、普天間の問題が解決の方向に向かわないこと。それに次から次と問題を先送りするばかりです。
 政治とカネ問題は何も手がつかないし、小沢さんの説明責任も放置したままだし。小林議員の去就も鳩山さんを真似て司直の裁定を待つなどと言い出した。小沢さんに至っては不起訴を無罪放免の証にすり替える等、頂けない。
 自分の政治資金管理を秘書任せで、資金が母親からってことを知らなかったで通る日本の政治、不思議です。
 首相はその座に居る間は訴えられないらしいが、もしそうなら早く辞めさせ、法に訴えないと。政権が代わることが予想され、尚且つ問題ありの鳩山さんが首相に成ってしまった。
 それに選挙で公約したことを守らない。嘘を堂々とつく人は首相であってはいけません。どうして次、次と口から出任せを言うのか。
 政党は自民から民主に代わったけれど、1年ごとに首相が替わる流れを断ち切れない日本の政治。(鳩山さん9月まで持たないだろう)
 自民党には今の民主党を批判する基盤はないと思う。ついこの前まで同じことをやっていたのだから。
 では次の参院選挙ではどの党に頑張ってもらうか。
 日米の基軸が唯一のようなことを言う政党には票を入れない。自民も民主も駄目!と行こうではありませんか。



10年3月26日記
 普天間移設のそもそも
 色々と普天間移設では報道されるけど、鳩山さんが国外移設を公言されたのが昨年夏の総選挙の公約でなかったろうか。
 これを忘れてしまってはお話にならない。民社党はそれを忘れていないし、沖縄県民もその事を抜きには考えないし、共産党は政党では旗幟鮮明です。公約通りに県外・国外に持って行きなさいです。
 沖縄では自公の代議士は一人も選出されなかったし、県議段階でも全会一致で県外・国外で、名護市でも県外・国外移設を主張する市長が当選した。
 県民の過半数は県内や国内への普天間基地の移設を認めていない。それなのに鳩山さんは未だに何も言えないで、もたもたなのか、さも何か妙案があるが如くに言葉を濁している。
 公約の話をすると、鳩山さんの普天間移設の公約は死守しなくてはいけない、一つだと思う。
 それをどのような政策で終息させるか、国民は見守るばかりです。新聞・ラジオ・テレビ等々何処を観ても国外・県外案が出てこない。
 マスメディアが鳩山さんの公約を忘れてしまって、公約違反を咎めようとしていない。子ども手当てや高校の学費免除など自公政権で出来なかったことをやろうとしている。これは大いに結構です。
 しかし普天間の移設問題はそれ以上といって良いほど大きな、大切な公約です。何故民主党が選ばれたのか、その意味を忘れてもらっては困ります。
 沖縄県で今何が起こっているか、特と考えてもらいたい。
 とぼけてもらっては困ります、鳩山首相殿。



10年3月19日記
 毎日新聞の世論調査
 15日毎日新聞の朝刊に内閣支持の世論調査の結果が出た。鳩山内閣支持43%、不支持45%。政権運営評価が31%、評価しないが66%。小沢辞めろが76%で、参院選では「政治とカネ」を選挙の基準にするが63%です。
 読売も毎日も似たような調査結果が出た。世論調査は政治の動きをかなり正確に反映する。選挙の日に出口調査と言って投票した人から直接聞いて、それを参考に当確をいち早く報道することも多い。
 昨年の総選挙でも自民、公明が不人気だったことはもう公然とささやかれていて、全くその通りに。
 そして16日、朝日の世論調査も出た。少しのばらつきはあるものの、鳩山内閣の不支持が47%で支持は32%。「政治とカネ」問題を考えるが56%と多く、民主支持も27%に。自民党は15%へと落ちた。小沢は辞任せよが74%と高い。普天間の移設問題では政府の対応を評価しないが58%と高い。県内移設を認めるが、28%。反対が39%。保留が33%と出た。
 1日違いなのに、朝日の調査では内閣の不支持が過半数に近づいた。
 参院選挙が楽しみになってきた。民主党にやらせた、が国民は納得していない。普天間も調査項目にしている。これが明らかに流れを変えている。県内移設反対の39%は心強い。
 それに無党派層が50%と増えたことだ。
 みんなの党などという政党をマスメデイアが取り上げているけれど、何をする政党なのかさっぱり。普天間のことを思うと、民主党では何も替わらない。しっかりした共産党に頑張ってもらわないと。
 参院選挙が楽しみです。



10年3月12日記
 核密約の調査
 今朝、10日の朝刊では朝日、毎日、読売と核密約を認める記事を書いている。それに関して麻生前首相が知らなかったと言うコメントをしている。
 ちゃんと引き継いだと言う外務次官もいたり、それは海部元首相までだったようにも解する。なら、それ以後の首相や外相は日米同盟の肝心要のことさえ分からずに・・・とつい思ってしまう。
 まぁ、なんともお粗末な首相の座であったわけです。民主党連立政権になって、歪みなりにも50年も経て検証されたことは由としよう。
 政府の立てる有識者委員会は一言で公正・明快なとは言いがたい。民主党好みの識者になっているからだ。しんぶん赤旗の言い分が絶対とは考えないけれど、密約を明確に証言している。それに比べると政府の検証委員会が出した結果は、何か奥歯に挟まっていて歯切れが悪い。
 アメリカが事前協議を言わないので、核の持込は「ない」。こんなことで50年も国民を欺いてきた自民党政権。佐藤栄作のノーベル平和賞の虚像。
 確かに政権の交代があって歪みなりにも密約が暴かれている。普天間の移設や安保の廃棄など日本国が果たすべき課題がよく見えてきた。
 益々安保の廃棄に向かって草の根活動を続けないと。

  読売の世論調査
 鳩山内閣の支持率は41%に下がり、不支持は50%に。参院選の過半数には57%が認めないと。それに政治とカネ問題には多数が厳しい眼で見ている。小沢さんは辞めろの声も高い。
 何と言っても参院選の前に普天間の移設問題が鳩山さんにとっては大関門だろう。県外だ、県内だと騒いでいるけれど、元々は県外国外が条件だった筈で原点を忘れている。
 それに沖縄県ではそれを条件に当選した国会議員が揃っている。なのにベストの県外、国外案が姿を見せない。沖縄県民の民意を無視した案ばかり。
 選挙の公約通り、これを忠実に守れば鳩山さんも起死回生の戦術になる。けれどそのような声は全然聞こえてこない。
 1960年は現安保条約が書き換え成立した年です。私は内航船の船乗りで安保闘争を語る東京から帰省した人たちの話を聞く程度でこの年を過した。アイゼンハワー米大統領を追い返したことはよく覚えている。
 沖縄の人たちはこの年から15年も先に基地として農地・宅地を略奪され、その後65年もアメリカの占拠に悩まされている。これを正常にするには無条件返還しか無い。
 世論調査に戻ると、普天間をどう考えるか問うてはいないが、最近の流れは無条件返還が過半数を占めたのではなかろうか。
 一人では何も出来ないけれど有権者が多数で求めると叶うこと。自公政権を退場させた様に、民主党も公約を守らなければ、退場を。
 昨夏に続いて今年の夏は民主党を退場させる。その兆しを充分感じる世論調査です。



10年3月5日記
 3月3日はひな祭り
 この日、09時からNHKは国会中継をする事になっていた。どんなことを中継するかと楽しみにしていた。ところが中継が始らない。後で分かったことだが、閣僚が3人も会議の時間に間に合わずに15分も遅刻したとか。
 こんな事は長年なかったことと言う。何ともお粗末な国会であることか。政治で最高の会議場で起こった椿事?
 三人の閣僚のうち二人は神妙な風に見えたが、一人は開き直った風に見えた。こんな閣僚でも頭に頂いて日本国民は日々を送っているんだから、何とも情けない。
 あきれて、言葉を失う。何でこういう事になったんでしょう。何処に問題が。
 折りしも教職員組合の面々がまた逮捕された。またとは総選挙に絡んで民主党の国会議員に関係しているから。

全国各地で違憲判決
 国政選挙で市民が訴えた裁判で、憲法違反の判決だ出ているという。しんぶん赤旗の主張を読んで、ではどうすることが良い解決法かを知った。
 小選挙区による選出方に問題があるという。小選挙区では一票でも他候補より多いと当選します。半数に近い票が死に票となります。
 しんぶん赤旗の言い分は手直しでなく小選挙区の廃止を説いている。現在の総選挙は小選挙区と比例代表選挙の並立制で行われている。
 小選挙区制は格差を是正出来ない上、死に票が多くて非民主的だという。ではどうするか、世界的な流れである比例代表制にすれば問題は解決すると。
 現在の比例代表による定数を削減するなどは論外だという。小選挙区制で大躍進した民主党ですが、得票数と議席数には大きな差がある。得票数は50%未満で議席数は70%です。水脹れしているのです。
 自民党は約4割の得票率で2割の議席率となっている。民主党以外は軒並み議席率は下がると言う結果です。
 比例制になると共産党など今の議席の倍になる。そうなると国会の姿は変わるだろう。数の力で何でもかんでも好きなように決めるやり方は日本の国会の常識です。日本の民主主義もアメリカの民主主義も似たような物です。
 先ずは小選挙区制の廃止から進めなくては、しんぶん赤旗の主張が正論に思える。



10年2月26日記
 くるくる変わる
 23日の朝の新聞を読むと、国外移設がベストではなくて、とにかく決めた案がベストなんだと言う。官房長官のベター案なんて、ないんだと。
 米国のイラク侵略で、自衛隊の派遣先が安全地帯と言った小泉さんとそっくりの論法だ。
 昔、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」が大流行した。漫才師の言葉だ。
 このフレーズはその後色んな所で使われている。先の自公政権にも好き放題をすることではぴったりの成句だった。そして今、民主党連立政権にも当てはまる。
 多数を嵩に国会を牛耳る姿は1年前も、今も変わらない。だから現自民党の遣り口には「何だお前ついこの間まで自分がしていた」事を、と笑えてくる。
 鳩山さんも小沢さんも「赤信号、なのに政権党の多数に乗りかかって娑婆を走り回っているように」映る。 
 国民は赤信号を点灯してるのに、昨年の総選挙の結果に酔いしれている民主党。5月まで時間はあるけれど、鳩山さん国外移設と言うベストは大丈夫?と訊きたい。 

 ベストとベターの違い?(22日記)
 官房長官はベターもあり得ると言えば、首相はベストを、と言う。言うだけならベストを、と幾らでも言える。
 普天間基地の移設問題についての話で、ベストとは国外移設案、ベターとは県外移設または県内と、理解してよいだろう。
 何かをやってくれると期待をしたけれど鳩山さんは当てにならない人だということが分かってきた。政治とカネの問題でも早く首相を辞めればいいものを辞めない。
 日米同盟を基軸と考えている政党が、ベストの答え国外移設は難問だろう。選挙の時は口にはしたものの、いざ政権を取ると、何も米国に切り出せない。
 官房長官のベター発言、言い逃れが出来る表現で、ずる賢い。
 武力衝突の抑止力には海兵隊の基地は必要だと言うが、米軍基地は危険であっても益にはなっていないが、こちとらの考えだ。
 最近、昭和天皇のことを書いた本を読んでいる。沖縄を60年余も酷い状態にした張本人は昭和天皇だと思う。
 普天間基地は強奪された基地です。安保条約以前にアメリカが占拠して住民から奪った基地です。だから無条件で返還するが道理で、これがベストだと思う。
 昭和天皇は太平洋戦争で一言も私が悪かった、と言わないで往生した。
 昭和20年8月15日以前のことを知ってる人は少なくなりつつあるけれど、普天間の苦渋はこの昭和天皇の聖断に端を発している。
 普天間基地移設のベストとは無条件返還。で海兵隊には米国、本国に帰ってもらうことです。
 そこまでことを進めて貰わないと。ベストを言うなら。



10年2月19日記
 鳩山さんの言い分
 今朝15日の電子版朝日を読んでいると、民主党の目玉マニフェスト、子ども手当て、無駄で捻出した分を子ども手当てに振り当てると。
 では無駄が出なかったら、満額は支給しないと言うのか。
 仕分けとやらで無駄としてひねり出したのは3兆円余だったか。政権を取ったらもっと出せると話していたのだから、狸の皮算用だった訳です。
 フーン!そんなに自公政権の予算には無駄が多いのかと、本の少しは期待した。そして政権が代わって3兆円余を無駄と、ひねり出したのは天晴れと言いたい。
 しかしです、子ども手当ての財源が無駄の捻出からではお粗末としか言いようが無い。その上財務大臣は同じ新聞で消費税の取立をして財源を考えなくては等と言い始めた。
 マニフェストでは4年間はそういうことは考えないとまで言っていたのに。
 財源については消費税のことを言う前に、共産党の言うように防衛予算の削減、金持ち優遇の税率の切り替え、それに労働者の賃金のアップが真っ先に実施されるべきではなかろうか。
 鳩山さん、貴方のような金持ちが懐を益々肥やそうとするから税収が上がらないのです。自民党と同じことをやっていては政治はかわりません、と言いたい。
 ここ矢臼別で着弾地に撃ち込まれる血税を削減すると、無駄の捻出はグーンとアップします。無駄に切り込む目先を変えなきゃ。
 何が無駄って、着弾地に撃ち込まれる砲弾ほど無駄な物はありません。貴方の言い分では子ども手当ては嘘公約になります。



10年2月12日記
 世論調査は
 朝日、毎日、読売新聞揃って鳩山内閣について世論調査をしている。5、6日のことだ。
 どうやら支持が50%を割り込んで不支持の方が多くなったという。
小沢さんの幹事長の続投は不満が70%ほどで不満だらけ。検察が起訴出来なかったのだから、とこれで小沢さんは逃げ切った、とコメントをする人もいる。
 しかしこれからが本番だと思う。その思いを強くするのは世論調査の数値です。小沢さん、起訴は免れたが、限りなく黒に近い灰色だと言う感触を有権者は持っている。その上、現時点で嫌疑不十分でも道徳的には認められない、と。
 最近言われていることは21億円もの金の出し入れが不明だと言う。それに政治団体の代表が秘書に任せきっりで記載について私は知りませんでは説明責任ゼロ。許せない。
 こんな人に日本の政治を負託できよう筈も無い。
 鳩山さんも小沢さんも秘書にまかせっきりで、自分の政治団体の経理について盲判を押す。国会議員でその事を当然のように発言する人も居るが、この人も政治家失格。こんな人に、日本の政治の舵取りを任せられようか、です。
 この問題にけりをつけるのは有権者だと思う。自民党にレッドカードを付きつけたのは有権者。鳩山さん、小沢さんにもレッドカードを付きつけようでは有りませんか。
 何時までもあると思うな親とカネ。同じく、何時までもあると思うな有権者の支持。
 今度こそ、国会を綺麗にしようでは有りませんか。



10年2月5日記
 政治とカネの話
 鳩山さんがカネの話でしどろもどろしている。政治資金規正法で不正をしていたことが党の代表になる前から分かっていて、このままでは後々問題になると思っていたら、案の定である。
 鳩山さんの前の代表が小沢さん、この人が代表を辞任したのも政治とカネの問題でした。鳩山さんと小沢さん同じカネの話だが、方や母親からの献金、小沢さんは企業献金に絡んでの何れも秘書の逮捕でした。
 今朝(2月2日)の読売によると、27億円ほどの金額が出し入れ不記載になっているという。昔、金丸信という自民党の政治家が居て、事務所から金の延べ棒が出てきたのには噴飯したが、27億円もの金の出し入れが政治資金の記載で洩れていると言うのも驚き。
 政党交付金が、党を閉じる時にそっくり姿を消した話を新聞が伝えたことがある。我々の血税が行方不明になるって事です。
 初めて交付金の行方を記事にしたのは毎日新聞だったように記憶する。毎日も読売も書くだけで咎めようとはしない。(2日朝記)
 今日、2日午後3時25分頃から、日本共産党の志位党首が質問に立った。20分くらいだったか質問をした。民主党は政権交代をしたが、自公政権に代わって負託に応えているかを質した。
 勿論政治とカネの問題も質した。質問を聞いていて感じたことは他の党の質問の演説中のように野次が少なく、議場が静まり返ったことです。
 普天間基地の質問も説得力があった。政治と金の問題もその内に世論が鳩山さんの返答では治まらなくなるに違いない、
 そのように思えた。 小沢さん席はその間、空席だった。針の筵だったのだろう。



10年1月29日記
 米本国では出来ないことを
 日本共産党の第25回党大会の中央委員会報告を読む。これが面白い。何が面白いかと言うと、日本に在る米軍基地の在りようだ。
 例えば米国では飛行場の周りにクリアゾーンが必要なのに普天間基地には無い。飛行機の低空飛行はしてはいけないのに日本では好き放題に。夜間の発着訓練も好き勝手に。
 事細かに本国では出来ないことを、好き放題に日本では基地を使っている、と。
 米国は民主主義を錦の御旗に、意に沿わない国をよく非難する。イラク、イラン、北朝鮮、そして中国もその範疇に時々加える。
 前自公政権、そして現民主連立政権も米国とは自由・民主の思想を重んじる国として米国を持ち上げる。
 矛盾を持ち合わせない国などないけれど、中央委員会の報告を読むと、自由・民主思想の風上に置けない国であることが良く分かる。
 自らの国では出来ないことを半世紀に亘って日本国民にはお構いなし。そんな国に民主主義を語る資格などは無い。
 米国内では法を守り、日本国内では自国法を守らないで訓練を行い日本国民の権利を蹂躙する。そういう米軍が国土を守る上で必要と言う現政権。
 しかし、海兵隊は抑止ではなく他国侵略を旨とする、と。しんぶん赤旗にはコメントしている。
 本国に置くよりも日本に置いた方が安上がりだと言う米国政府、その上悪事ばかりを繰り返す米軍の規律。そんな米軍には一刻も早く本国に帰って貰わないと。
 日本国民の過半数が意思表示しないと実現はしないけれど。
 夢では無い。 100人中51人で安保廃棄は実現する。
 


10年1月22日記
 15日代議士逮捕
 未だ始ったばかりだが、小沢さんの元秘書で現代議士が逮捕された。どんなに展開するかはさっぱり分からないけれど、政治とカネの問題が国会よりも先に動き出した。
 17日の電子版新聞では朝日、毎日、読売、共に小沢民主党幹事長の説明責任を、不足していると書いている。
 つまり小沢さんがそれ程やましくないのなら、正々堂々説明すれば良いではないかと。何をどう説明したのか知らないが、鳩山さん共々政治資金規正法に照らして秘書の責任にして、雇い主は知らなかったで押し通そうとしているのだろうか。
 以前なら首相は司直の調査中ですから発言は控えさせて貰う、がだったのに、戦って下さいと小沢さんと立場を同じくしている。
 同じ立場に身を置く首相として、慎重な発言で4カ月を過してきた筈なのに、変調に思える。政治資金規正法で首相も秘書が起訴されている身だ。
 小沢さんの土地購入に絡む話、随分と時間が過ぎたが分かりにくい。直ぐに話を理解できる人はその道に詳しい人だろう。
 その内により詳しい解説付きで、どこが問題なのか司直でも良い、国会の場でも良い、明らかにしてもらいたい。
 三重県の土建会社からの1億円の裏献金が絡んでいるようで、これがどのように土地の購入代金にまぎれこんでいるか? その内に分かってくるだろう。
 逮捕された代議士には分かりやすく購入の経緯を語ってもらいたい。代議士は「理不尽」と言う言葉を使ったと言う。何を指して言ったのだろうか?逮捕される前に誰かに代議士が話したという。
 しっかりと事の成り行きを語ってください、代議士殿。



10年1月15日記
 政治とカネ
 小沢さんのカネの話が新聞を賑わしている。気を引くのは自由党解散時の政党交付金の扱いだ。読売などは辞任した財務大臣の関係を何か問題があるかのように。
 読売の世論調査では91%の多数意見は小沢さんの説明不足を指摘していると言う。鳩山さんもだが、億のカネが行ったり来たりだから。
 13日朝、電子版の新聞は朝日も毎日も読売も小沢民主党幹事長のカネ問題を書いているが、肝心の本人は鳩山さんの真似が一番と決め込んだのか、司直の調べ中だからとだんまりを決め込んだ。
 このままお二人さんを咎められないようでは日本の政治は不毛と言わざるを得ない。自民党も過去に追及されているので、どこをどう責めれば効果があるかは良く知ってる筈。しっかり追求をしてもらいたい。
 共産党には申すまでもないこと、時間は少なくとも正論で以って辞任に追い込んでもらいたい、問題のお二人共にだ。
 13日夜のニュースで小沢さんの事務所に司直の強制調査が入ったとか。これで黙ってても色んなことが分かってくるだろう。政治資金規正法にも触れるのだろうが、政党交付金のあり方にも大いに問題あり、ということが伝えられている。
 国民の意思と確かな野党に頑張ってもらってカネで政治が買われない様にして貰いたい。
 そうなってくると出番は俄然、日本共産党でしょう。



10年1月8日記
 3Kが話題に
 基地問題、献金問題、景気問題を3Kで表すらしい。ローマ字で書くとKから始る。まあ上手いこと呼ぶもんだと感心。
 6日夜は財務大臣の辞任が発表された。高齢で大丈夫なのかと思っていたら、心労が重なっての普通国会開催前の辞任らしい。
 確かに民主連立政権の門出は多難です。基地問題は普天間の移設問題だと思うが、これは既に難破状態だと思う。何も言わずに国外に、と言うよりは普天間から米国に帰ってもらうことだと思う。
 献金問題、任意か強制かは別にして司直が小沢氏の政治資金のことを問題にしているようです。これは毎日新聞が伝えていたが、しんぶん赤旗も5日付で報じている。何もかもが終ったかのように鳩山さんは振舞っているが、この人の献金問題、野党の追及を逃れることは出来ないだろうと思う。
 最後は景気問題。これも6日のテレビを見ていると財界の歴々が分かったようことを、のたまっていた。しかしその言葉の中に給料を上げる、そして内需拡大を求める等、と話す御仁は誰一人居なかった。
 国民の所得が減って、大企業の内部留保が近年倍増して、これが今の景気を低迷させている等を財界は一言も言わない。
 しかし、しんぶん赤旗を読むとその辺のことがよく分かる。「3K」はNHKの解説で分かるが問題の解決法を説明できない。ことしもしんぶん赤旗をしっかり読もうっと。



10年1月元旦記
 秘書が・・・
 で済むことだろうか。どの新聞もこれで済んだとは書いていない。鳩山首相の政治資金規正法違反に対する説明記者会見の話。
 27日の毎日のネット版では小沢民主党幹事長の政治資金報告にも触れて問題ありと報じている。
 自分の政治資金管理団体の経理について、何も知らなかったと言う鳩山さんの言い分を信じるとしよう。それにしても、氏が言うように私腹を肥やすような事はしていなかった、で済むことだろうか。
 資金管理事務所の金の使い道を全然承知していないような人に国の最高責任者が務まろう筈が無い。知っててもこの際は知らないが、この問題から遁走する術と決め込んでいる節がある。
 新年の通常国会の場で責任を取らせる追求を期待したい。私腹を肥やしていないと開き直っていたが、とんでもない脱税行為で私腹を肥やしていたではないか。これ程杜撰な金銭処理しか出来ない政治家に日本の舵取りを任せられようか。
 特に普天間の問題では詐欺行為に等しい。総選挙時は県外、国外と言っておきながら今となっても結論を出せないでいる。
 マニフェスト、マニフェストとは言うがこれから4年間どういう政策で政治をするという党の方針が評される。
 税金の上がりがないのに、マニフェストでは金の要ることばかりを打上げた。そして信託はされたが、自分で予算を組んだがやはり金が無い。
 未だ3カ月と少し。新年早々あまり腐したくないが、良きことの無き新年の始まりです。



09年12月25日記
 その内にはっきりするが
 首相の政治資金規正法違反は、ウヤムヤニなりそうな空気です。日本には秘書がやることはその雇用主に累が及ばないが常識なのだろうか? 
 かつて鳩山さんは秘書のミスは雇用している政治家の責任と話していたという。秘書がやったことで私は知らなかったで済むなら、この規正法で裁かれる政治家は居なくなってしまうだろう。
 贈与に当るが税金は払っていなかった。発覚したので納税しますでは、弟の話した万引きがバレタノデ金を払いますと同じ発言、言いえて妙です。
 潔く私の監督不行届きで、辞任が当然なのでしょうが。どうも鳩山さんは決断が出来ない人のようです。
 20日の読売の世論調査ではこの問題で辞任の要はないという意見が多いようだ。でも辞任の意見も拮抗するほどあって国民は厳しい。矛盾することをさも妙案がある如くに、私が決める、決めると言う鳩山さんです。
民意を尊重するなら普天間基地は即廃止、国外移設しかない答。なのにただ時期を延ばすだけの連立政権案。はっきりしろと言いたい。
 マニフェストの不履行も次々と言われだした。時間が経つほどに公約が崩れる。折角到来した変革の信託なのに、何も出来ないのでしょうか。
 最近言われたことは、政治主導ならぬ民主党主導です。小沢さんの秘書の政治資金規正法違反の裁判が始った。その小沢さんが主導を始めたと。
 政治とカネで問題を抱えた人が政治の中枢では良いことある筈がない。 これが私の結論です。



09年12月18日記
 普天間基地の移設
 世界で最も危険な基地といわれる普天間。その普天間の廃止・撤去を切り出せない鳩山さん。総選挙前は県外・国外移設を唱え、そう公約しておきながら私が決める、私が決めると言うばかりで選挙の時の公約を明確に表明しない。
 政治資金規正法違反では司直の捜査を待ってで、先送りは出来たけれど、移設の決断は鳩山さんの胸の内にあります。
 折角信託されていながら、今自分の選挙公約を守れない、それでは困りますよ鳩山さん。
 普天間基地を即時撤去させます、が貴方の政治課題です。あれもこれもではありません、日本国民の意思こそ大切にしてもらわなくては。沖縄県民の総意は明確です。撤去しかありません。
 岡田外相は沖縄で米国が、米国がと話したら、貴方はどこの国の外相かとやじられた、と言う。そうなんです鳩山内閣は国民の為の内閣でアメリカの為の内閣ではありません。
 日米安保を廃棄したら、と言う話をすると今の日本では10人に1人は納得できても、9割方の有権者は必ずしも支持はしないでしょう。
 しかし沖縄県民は少し違います。過半数は日米安保は必要ないと考えています。これは直近の世論調査で分かったことです。
 米軍基地の在る所ではその傾向が強い。最近になって1年に一度米海兵隊が矢臼別にやってきます。海兵隊は日本の防衛には何の役にも立っていません。
 米軍人が多い所ほど、あいつらは思いやり予算で何をしているのか?と疑問を呈することになります。
 沖縄の人たちは理屈ぬきにいい加減にしてくれ、と叫んでいます。首都に米軍基地があるのも日本国だけという。
 しっかりして下さいよ鳩山さん。



09年12月11日記
 贈与税を払わない
 鳩山さんはどうして政治資金規正法に抵触するようなことをしたのだろうか。故人の名前を使って献金をした人にしたり。政治資金規正法を守っていない。個人献金の規制額を超えて受けたり、頷けないことばかりです。
 その都度、一寸説明をしたり、後は司直の捜査を待ってなどと言って誤魔化してきた。
 何故誤魔化すのだろうと、少し考えてみた。そして思いついたこと。先ず第一は贈与税を払わないで母親の遺産を鳩山さんに移す、脱税処理方ではなかろうか。
 小沢さんの政治資金規制法違反が取り沙汰されて、降って湧いたように民主党の代表選が行われ、規正法の処理が間に合わなかったのか。今、流れている情報では間にあう筈もないが。
 それにしても根は深い、5年もそのような処理をしていた様で、よくよく考えるに納税義務逃れをしていた事になる。金はあるところにはある。ただ贈与税を払いたくない、では穢過ぎる。
 自分の政治資金の処理を秘書任せで知らないでは政治家失格だろう。小沢さん然りである。有権者をなめきった行為だと思う。
 もし贈与税を逃れる為にだったら納税違反で罪に問われるし、贈与税を払いましたで済む事でもない。
 鳩山さんのカネの問題はマスメディアはあまり記事にしない。企業献金でないからからか。でも脱税行為となると、日本国民としては許しがたい憲法違反者です。まして首相がです。
 辞任を脳裏に描く首相に普天間基地の国外移設はとても出来ない相談かも。
 鳩山さん、最近はどうひいきに見ても腰砕けに見える。下種の勘繰りでしょうか。



09年12月4日記
 政治とカネの問題
 誰彼無しに法律を破ってはいけない。ましてや日本を代表する立場にある人が疑われているのだからこれは大問題です。
 世論調査では首相のカネ疑惑、少しお目こぼしがあるようだ。つまりその責めは先送りして、と言った風に受け取れる向きがある。が国民そろそろ怒って良いのでは。
 元々鳩山さんは秘書のミスは雇っている政治家のミスを持論にしていたという。それに民主党幹事長の小沢さん、この人も鳩山さんの前にカネの問題で秘書が検察の調査を受けている。
 政治資金規正法を守っていれば問題は無いのに、法を守らないから検察の調査を受けることになる。
 司直の捜査はそれは司直の仕事です。それを護身に最も知っている本人が口をつぐんで、何も言わない。いい加減にしろ、と言いたい。
 上手く説明が出来なくて自殺してしまった大臣も居た。良心的な政治家だったのでしょうか。
 詳しいことはそれこそ、捜査当局の結果を待つとして小沢さんもカネの問題で代表を降りた。そして次なる鳩山さんも同じカネの問題で国民に説明が出来ない。首相になる前からの問題です。 折角首相になれたのに、この難関は突破できないでしょう。
 団体・企業献金や国から税金で賄う政党助成金は早く止めて共産党がやってるように自前のカネで政治活動すれば善いものを。共産党が出来て他の党が出来ない筈がない。
 多くの政治学者が言ってる事、選挙結果は民主党が第1党に躍進したけれど、自民党政治を終わらせる為に自公を退場させたことをお忘れなく。
 民意を第一にしないと民主党も退場させられます。いや退場させなくては。
 


09年11月27日記
 国会の姿が
 政権が代わったけれど、革命的ではないとの評価で。現政権を見てきた。しかしここに来て、民主党の議員の数が革命的に増えたので前自公政権と同じようなことを遣り始めた。金融法案の強行採決がその始まり。
 自民党や公明党が強行採決を批判するのを見ていると笑えてくる。ついこの間まで自分達が遣っていたことを、今は野党でその事をなじるんだから。
 共産党はその点では正々堂々の批判政党だと思う。ぶれる事がない。
 機密費のことで選挙が終わった後、2億5千万円を金庫から出して残金がゼロだった話が報道された。自民党の前官房長官が使ったが、何用に使われたのか分からないと言う。
 とにかく民主党がぶれている。官房機密費の事でも、普天間の基地移設の話でも口から出任せの様に思えてならない。
 ぶれるとはカメラで焦点が定まらない時に使われる、とある。が私の言いたいのは軸足の定まらないことに中てたい。
 官房機密費では野党時代は公表するとまで言っていたのを、官房長官を信頼して、と不問扱いにしたり。普天間の移設は県外、国外と言っておきながら、それは難しいと言ったり。
 これは焦点のボケとは異なる、軸足が別の所に移った写真を意味しています。
 仕分けで税金の使い方を変える予算編成前の作業が連日伝えられている。明らかに自公政権では見られなかった予算編成前の姿。
 これはこれで良しとしましょう。でも防衛予算などは仕分け作業の対象外という。それに仕分け人の中には前の政権で重用された人が含まれているとか。
 確かに政権交代の姿がはっきりし始めました。



09年11月20日記
 法制局長官の答弁
 政治主導の名の下に官僚答弁を禁止する、と言ってきたことが何なのかを14日付けの赤旗主張が書いている。
 政治主導の狙いは法制局の発言封じにあるというのです。小沢一郎民主党幹事長の説くところによるらしい。
 予算委員会で憲法解釈を説明する法制局長官の答弁を時々聞いてきた。自衛隊の解釈で合憲を説いてきたし、時の政府に都合いいように喋りおってなど、と思ってきた。  
 しかし1990年代の初めに自民党の幹事長として自衛隊を海外に派兵出来なかったのは、法制局長官の答弁だった、という。
 法制局長官の答弁で、湾岸戦争では海外派兵が挫折した。それ以来、小沢氏の政治課題になっているらしい。
 ISAFにも派兵するなどと言っているのも頷ける。つまり憲法解釈で法制局長官の発言の場をなくせば、それこそ政治家の思惑で何でも強行出来る。
 民主党が国会改革で@政府参考人制度の廃止A内閣法制局長官の政府特別補佐官からの削除B政治家同士による法案審議とは別の行政公務員、各界有識者などから意見を聴取する場の設置ーなどを12日の民主党政治改革推進本部で方針として了承したという。
 中でも浮き立つのは国会で答弁が認められる「特別補佐人」からの法制局長官の削除という。
 現官房長官も過去の法制局の答弁に縛られないなどと言い始めた、と赤旗の主張は書いている。
 油断は禁物です。政治主導の名の下にへんてこりんな法案が今国会に出てくるというのです。



09年11月13日記
 官房機密費のこと
 朝日電子版7日朝刊の社説を読む。官房長官の機密費の扱いについて野党時代と政権を取ってからの言い分にクレームを付けている。
 米軍再編の見直しでも同じだが、先ほどまで言っていたことが、あれは訂正しますでは嘘をついたことになる。それを引き継いで、長らく政権党が行って来たからくりを知って、今度は自分が口を噤むことになったのだろう。何も言わないで私に任せてくれではおかしい。
 有権者が自民党政権に引導を渡したのは、余りの理不尽さのためだった、と思う。国民の税金の使い道を明らかにしない、そんなことがあって良い筈がない。
 尤もらしい理由を付けて、それも由などといっているが、365日、日平均で400万円も官房長官の裁量で使えると言う。
 高齢者の保険の話も新政権の扱いはおかしい。直ぐに廃止ではなくなっている。悪法は直ぐ廃止すれば善いのに先送りするらしい。
 社民党の福島党首の11・8沖縄県民大会への出席取り消しもおかしい。これは社民党の党首が当然顔を出すものと思っていた。
 何れも選挙前からの主張をどのように実践するかが問われる課題ばかりです。
 国民の多数の支持を得て政権の座に就いても実行に移さない。これでは選挙前の公約は何だったのと言いたくなる。
 米軍再編の見直しはマニフェストに掲げた公約です。国民の多数は米軍基地は要らないのです。自民党が何も言わなかったから、戦後続いてきたのです。
 その自民党から代えたい、何かをしてくれる。そして選ばれたのが民主党です。
 そのことを早く自覚して下さい。民主連立政権様。無理な注文かな。



09年11月6日記
 新政権の予算委員会
 11月2日午後からの予算委員会をテレビで観る。自民党の委員の質問に答える民主連立の閣僚の面々、そつなく受け答えしている。初めてにしては皆さん受け答えが上手です。
 今日目に付くと言うか、これは答えになっていないと思ったのは普天間基地の移設問題。詰まる所、基地移設に答えられないことです。
 自民党や民社党、国民新党が移設問題で答を求めたけれど、今しばらく検証をするので時間をほしい、で答えは出なかった。
 沖縄県の有権者がどのような意見を持っているかに大きな力点のあることを今日も話す、鳩山さんでしたが。
 そう言う首相に、答えは出ているという自民党の幹事長、辺野古案に決まっているではないかと言わんばかり。そしたら総選挙では自民党の衆院議員は1人も居ないと言う、岡田外相。
 オバマが日本に来るまでに答を迫る、自民党の委員。そんなに慌てて答を出さなくて良いではないかと言う首相と外相の二人。
 この普天間移設の話が始って以来、杭1本打たせなかった地元の反対運動。それに最近の世論調査は県外移設が多数意見。毎日と沖縄新報の直近の世論調査は県外移設が67%とか。
 移設の民意は県外、国外が多数なのです。
 日米の軍事同盟を大事にすると言う政党には沖縄県民の民意は素直に読めないらしい。次回4日には共産党が質問に立つ筈。どのように迫るのか楽しみです。
 自民党の先生方にはとても出来なかったことを民主党政権に期待したい。がんばれ民主党。
  そして4日午後共産党の議員の質問に対して、「でんぐり返し」を出来そうにないことが明らかに。革命的政策の変革はあり得ない、でがっかりです。



09年10月30日記
 米国の言い分、こちらの言い分
 普天間の基地移設で民主党がもたついている。24日の新聞はそのことを伝える。
マニフェストを重視するなら、これ程答の出し易い問題はない。つまり民意は明確に出ているのだから。
 25日朝の朝日新聞電子版に、最後は私が決めると、首相談話が出ている。閣僚が色々話しても最後は私が決めることだと、何とも頼もしい。
 大切なことは民意だと言う。そうなると、もう県外移設しかない。オバマ米国大統領が11月に来た時にどういう話になるのか、国会は会期中だし、眼が離せない日々になりそう。
 軽々に首相の発言前に、何かを言うことは避けよう。もう直ぐ決めるというのだから。
 米国防長官が辺野古の移設合意は変えられないと言い残して帰っていった。それでも首相は変えると言うのか、ここが大問題。
 民意が大切と言い切る首相。期待したい。繰り返しになるが、民意は県外移設です。沖縄の民意で新しい米軍基地を造らせない。
 日米同盟を基本的に認める政党にとっては実に難しい選択を迫られる基地見直しです。が鳩山さんの発言が真っ当なら、期待が出来ます。
 自公政党の支持者も居ますから、県外移設は100%ではないけれど、今の沖縄県は県外移設支持者が多数です。
 米国がどう言おうと、日本国民の意思をはっきりと言う。ぶれるなど言われない様、しっかり日本の意志を大統領に明確に表示する。
 組になって日本を武器で守るのでなく、平和の力で組みになる。非軍事同盟の世界に歩を進める。
 又とない宣言のチャンスが、今と思う。アメリカと喧嘩するのではなく平和宣言の時に。 



09年10月23日記
 面白いでは済まされないが
 ついこの間まで威張りかえっていた自公政権が民主連立政権に代わって、マニフェストに従って各大臣が色々話して、新政権が動き出した。革命的ではないけれど、とにかく政権が変わって面白い。
 麻生さんが好き勝手にやった事を、これは不要、これは無駄と言って3兆円もの予算の執行を止めた。どれだけ反対と言っても指一本触れることの出来なかった予算を、今でんぐり返すんだから、面白い、とつい言ってしまう。
 予算委員会で修正に応じたことなど知らないだけに、今の進行を見ていると、政治は動いていると実感する。
 マニフェストに掲げたことは、と予算に組むことは分からないではない。選挙公約だから。しかしそれを予算に組んだから、で終わりではない。
 高速自動車道の1000円での通行や、子ども手当ての為の増税等はたちまち問題があると赤旗は説く。
 もう直ぐ臨時国会が開かれるので、いよいよ新政権の対応がより明確になるだろう。税収が少ないのに、あれもこれもとやらなくてはならない。
 何時も気になるのは防衛予算。メディアもだが防衛予算と大企業の税率のことは民主連立政府には何の言及もない。
 今こそ不況不況でトヨタだって赤字計上などと言っているが儲けた時の溜め込みはどうなったのしょうか。
 新聞の社説を毎朝読むことにしているが直ぐ消費税の増税をどこの新聞社も認める発言をする。
 国会が開かれると、自民党政治の澱が吹き出るに違いない。それにひな壇の面々がどのようなことを喋るのか、楽しみです。



09年10月16日記
 ノーベル平和賞で
 オバマ米国大統領の受賞が10月10日報じられた。世界中でそのことに対する反応が伝えられている。
 これは道東の片田舎の住人の思いだが、この間まで核の先制攻撃を言ってはばからなかった米国大統領が、9カ月前、オバマ大統領に代わってプラハで核廃絶を訴え、国連でも議長国として安全保障理事会で核の廃絶を訴えたのだから。180度進路を変えた号令は凄いと思う。
 道程の険しさを予言したり、本の少しその発言に不満はあるけれど、ブッシュさんとは大いに異なる大統領です。 
 日本の首相で佐藤栄作がノーベル平和賞を受けたことを思い出すが、この事を思い出すとノーベル賞も値打ちが地に落ちる。今にそのでたらめさが判明するだろう。核密約の張本人だから、如何程、核問題で平和貢献したか?すんなり評価を認める訳にはいかない。
 ブッシュさんと180度方向を変えることはそう易いことではない。日本に原爆を投下したことについても道義的責任を認める。60年余にして始めての言葉です。
 オバマさんには進路転換したこれからが、平和賞に値するかどうかが問われることでしょう。見かけは言葉で装えても、内容が伴わないと評価は地に落ちる。
 ノーベル賞、現在世界的には最も権威のある表彰制度だろう。とはいえ物事に絶対は無い。だから、これは変だぞ!をやらかす。
 オバマさんにはその様な事のないよう願いたい。今や地球号を何度も破壊できる核兵器、その家元がようやく廃絶を言い始めた。
 オバマさん頼りにしてますよ。そして一度その為にも広島、長崎を訪問して下さい。



09年10月9日記
 マニフェストの重み
 少しずつ揉め出してきた。未だ国会が開かれた訳ではない。その前の揉め事の始まりです。
「政治とカネ」のこと、高齢者医療のこと、原発のこと、金融問題のこと、戦略室のこと等々と3党の連立ですから話は難しい。
 今日6日の朝刊では赤字国債を発行しなくては予算が組めないことなどを新聞は伝えている。
最も気になるのは華々しく世界にCO2削減25%を打上げて国際顔見世をしておきながら、自らの政治的立場がぐらついている鳩山さんです。「政治とケネ」で信頼が無い。
 不正を取り締まる司法が動き出したことを伝えている。鳩山さんはこれにどう応えるのでしょうか。高齢者医療のことでは、当分この制度を続けるなどと言い出したし。
 原発でも民社党とは反りが合っていない。、そして金融のモラトリアムとかで金融相とも反りが少し違う風である。
 戦略室のことでは時間的に今年末までには法案が出せない、従って政治主導の体制が組めないのでは等と新聞は伝えている。
 あれもこれもと、華々しく新政権はスタートした。が、これからが正念場を迎える。言うは易く、行なうは難し。分かりきったことですが、国会が始ると、先ずはマニフェストの公約が試されるだろう。一度も民主党や他連立2党の公約を読んではいないが。
 そのことが問われるに違いない。連立3党に投票した人はそのことを期待してだろうから。そして公約以外に政治家の資質が試される。
 鳩山さんにはその関門が待ち受けている。他の2党首にも連立の大義が試される。
 頭をぺこりと下げて、謝罪ではあまりにもお粗末。その様な事がありませんようによろしくお願いします。



09年10月2日記
 とんでもない事が色々と
 JR西の脱線事故、事故調査の情報を事故を起した組織に漏らす。どうして漏洩が発覚したのか、話は進行中で連日次々と漏洩の事実が報道される。
 鉄道事故の事故調査委員会が設けられているのは原因を調べ、再び事故を繰り返さない為の手立てを考える為に、だろう。
 船乗りだった関係で船が海上で衝突を起した場合は海難審判法によって裁かれる。陸上交通、航空交通にも法律があってそれに反すると行政処分を受ける。とその程度の知識しか持ち合わせない。
 イージス艦の衝突事故で海上自衛隊のとった行為が問題になってけれど、公正な第3者がその事故を正しく見極めることが求められる。
 以前、原子力事故で調査する場合、同じ省内での事故調査は良くないと共産党が主張したことを思い出す。第3者的な立場を貫けないことを考えるからだ、と思う。
 最高裁判所だって時の首相に任命されるのだから、政府の都合の悪いことは知らぬ顔を決め込むことがある。統治行為論とかで逃げを打ったりもする。
 今回の漏洩問題は旧国鉄時代からの関係が問題のように伝えられる。物事を客観的に見ることの出来る人たちが構成する機関が必要なのです。
 事故を起した側に都合の良い調査結果を出す。とんでもないことです。これではいつまで経っても脱線事故は無くならない。
 スピードを出し過ぎた運転手が悪いんだ、と思わせる報道が多かった。少しずつ見えてきたのはJR本体の基本姿勢に問題があること。安全より儲け第一主義。
 亡くなられた若い運転手がJR西に死を賭して告発してくれたのかも。それにしても犠牲者が多すぎる。やりきれない。



09年9月25日記
 チェンジとは
 何が変わるのか。マニフェストに書いたことでどう変わるのか。八つ場ダムを中止する話を新聞などは盛んに書いている。その他色々とある。
 問題は本年中にそれを何処まで具体的にことを進めるかだ。民主党は財源では防衛予算の削減を一言も書いていない。演習場と隣り合わせで暮らしている人間にとってはこれ程の無駄は無いと思っている。
 僅かに米軍の編成の見直しと普天間の基地建設でも見直しを言っているようだ。しかし米国との同盟を堅持するが本音だから、ここの所は期待できない。
 企業献金の問題も即刻禁止でもない。当分は企業に献金をお願いしたい等と言っている。鳩山さん自身、献金問題で説明を出来ないでいるのだから、首相にはなったが「カネと政治」の問題ではクリーンな政治家ではない。
 財源の話では何処まで無駄を削れるか、それが上手く処理できないと、たちまち立ち往生しかねない。
 折角政権の座に就いたんだから、せめて掲げたマニフェストはしっかりと実行して頂きたい。
 赤旗を読んでいると、より増しという言葉が時々使われる。自民党よりは増しだと思う政策が幾つか並んでいる。それをきちっと遣ってくれれば、間違いなく変わる。
 日米関係の大転換を望む人にとっては新政権には大した変化を望めない、と思う。けれど小さな変化でもいい、自民党が今まで遣ってきた、つい昨日まで遣ってきたことを変えると言っているのだから。
 頑張れ民主連立政権。どのように変わるのか、とっても楽しみ。



09年9月18日記
 さあ、始った
 鳩山内閣、何がどう変わるのか?16日午後2時55分、次期内閣総理大臣が決まった。鳩山さんの出番だ。
 自民党議員は座り慣れた右翼から左翼への移動を余儀なくされた。これは国民の審判による。で右翼席に座ったのが民主党議員です。
 16日夜遅く新閣僚の記者会見があった。肝心の時間に眠気が襲って何人かを聞き逃した。でもそれまでの印象は、確かに各大臣の地頭で初会見をしていた。
 印象的だったのは自民党から民主党の連立政権に代わったこと、マニフェストに書かれていることを実行すると語ったことです。
 世の中が引っくり返るほどに、変えると政策に書いたわけではない。けれど子ども手当てのこと、やんばダムのこと、インド洋の油補給のこと等、明らかにこうしますと言ったことを新閣僚が実行しますと約束したのだから楽しみです。
 麻生さんは、そんなこと出切る訳が無い、と言っていた。だから、出来るか出来ないかとても楽しみです。
 自民党が政権から降りたのは今回が初めてではない。16年前に1年ほどその座から降りたことがある。そして今回は民主党に完敗というか、国民に退場を宣告された。自民党にその認識有りや無しや。
 その代わりに右翼席に躍り出た民主党。どっちもどっちなどと高を括っては大いに失礼です。お手並み拝見と行きたい。
 世の中引っくり返る、革命が始る訳ではない。マニフェストで言った事だけでも良い、やって頂ければ。
 何も出来なかった時に、こっぴどく鳩山政権を批判しよう。



09年9月11日記
 組閣で少し姿が
 米国でブッシュからオバマに代わったのは8カ月前の話。イラクからは軍隊を引き上げつつあることは確かだが、アフニガニスタンには増やす話が伝えられている。
 オバマ大統領は核兵器使用を言及した初めての大統領でもある。少し流れは変わったことは確かです。核兵器の先制使用まで言っていた国の大統領の核兵器廃絶の宣言ですから。
 8月の31日から日本でも麻生から鳩山に政治の流れは変わった。どちらもどちらだから、と高を括っているのだが、何かが変わることは確かだろう。
 60年余続く日米の関係、これをどれだけ変えられるか、じっくりと見て行きたい。沖縄や神奈川の米軍基地がどのように変わるのか興味が尽きない。
 日本人国内何処に暮らそうと義務や権利については同じですが、基地と隣合せの暮らしをしていると自衛隊の存在、米軍の存在が気になるものです。
 演習場に海兵隊が来ると、その間は米国領土と考えなくてはいけません。そのような関係だと思っています。
 少なくとも民社党と民主党が連立を組むことは矛盾を抱えているのです。両党の言い分を聞いていると。インド洋での給油活動、ソマリヤ沖の海自の活動などが良い例です。
 昔、社会党が自民党と連立して、社会党の言い分を投げ捨てたことは15年前の有権者は知っている筈です。
 16日には鳩山さんが首班指名されて新たな政府が動き出すのです。どのような政府になるのでしょうか連立の成り行きが、今は未だ見えないけれど。本のちょっぴり興味有りです。
 9日の夜のニュースは連立合意を伝えている。小さな政党の大きな働きを期待いしたい、が果たして?、です。



09年9月4日記
 政権交代は?
 8月30日、夜遅く共産党の9議席を確認した、この時はもう31日になっていたか。メディアの予測は的中した。民主党の大勝、自民党、公明党の大敗だ。
 今回の選挙では選挙公約と言うものをどの党も出した。議席獲得予想で日本共産党については現状維持が難しいとの情報があったので心配した。でも9議席を確定してホッ 、でした。
 過ぎた4年間も正々堂々の論陣を張ったけれど、これからも益々国民主権の立場を主張してくれるものと期待しています。
 詳しい得票の分析を見るまでは軽々に言えないが、民主党の得票率がそっくり議席数に比例してではなく、水ぶくれした議席数になっているでしょう。
 とにかく308議席も取ったのだから過ぎた4年の自民党政権と同じ立場に成り上った。3日の新聞は民主党の得票率が47%で、議席獲得率は74%と伝えている。。
 連立を組むと言ってきた間柄、民社党、国民新党との連立が伝えられている。これは参院での決議を考えると組まざるを得ない。
 そうしないと自民党の嵌った落とし穴に民主党も陥りかねない。それが現参院の勢力分布だ。単独で衆院では過半数でも、参院では過半数に至らず、両党の数を頼らないと法案の決議は出来ない。
 民主党が選挙前に言ったことを何処まで実現できるのか、お手並み拝見です。
 4年間は消費税を上げない話や予算の組み替えの話や、自民党がやってきたことをどのように変革するのか興味津々です。
 民主党が天下を取ったとは言え、建設的野党日本共産党に期待するもの大です。



09年8月28日記
 世論調査は
 22日朝のネット新聞で分かったこと、朝日が最初に総選挙の情勢を速報した。そして読売が続いて毎日も。
 今の勢いで行くと朝日は民主が300議席を、読売も同じく、時間的に最後になった毎日に至っては320議席を、と伝えている。
 これで分かることは略自民党が大敗する、そして民主党が大勝することだ。選挙速報で時に、テレビ速報で誤報もあるけれど、何故それ程早く当確が出るんだろうと不思議に思うことがある。
 とにかく情報を集めることに人と時間をかけて、それだけのことを言えるだけ情報を持っているからだろう。
 今回の総選挙、40日も投票日までに時間を置いた。よほどの事が起こらない限り流れは変わりそうにない。支持を決めていない層が最終的にどの党を選ぶかが決定的な沙汰となる。
 それにしても民主の議席300突破は大いに心配です。これは現選挙制度の成せる業で致し方がない。小選挙区制が非民主的なのです。
 自民、民主以外の党の議席予測は現状維持を何れの新聞も伝えている。これでは自公政権に退場を命じても日本の政治は変わらない。
 自民党の生まれ変わりが政権の座に就くだけだから。憲法の3分の2条項を使って何でも可決するを民主が遣りかねないからだ。
 その上、民主党は選挙制度の180議席の比例制を80議席削減するとマニフェストに掲げる政党。そして憲法も書き換えると言う。
 世論調査が何を示唆しているか、今の流れをしっかり見極めなくては。民主の幹事長などは早くも4年の政権の座を宣言しています。どっちもどっちに4年間も居座られては困ります。
 今の空気をどう読むか、中る世論調査。28日朝のネット新聞、流れはそのままと伝えている。大いに気懸かりです。



09年8月21日記
 もう珍しくはない
 16日の朝日のネット新聞が、東京の戦没者慰霊式で叉読み間違えた、と。新聞社は録音取材が基本のようで、すぐさま読み間違えが判明するのだろう。ルビをふると良かったのだろうが叉です。もう驚かない。レッドカードしかないですねぇ、この人には。
 NHKを聞いたり、観たりすることが多い。今の時期、太平洋戦争の終戦に関する番組も多く「400時間の証言」という番組の第三を観る機会があった。大雑把に言うと旧海軍のトップを如何にして絞首刑から外すかと言う番組でした。
 昭和天皇が自分の身を守る為に如何に終戦の時期を誤ったかは沢山の本が語っている。
この証言記録にも出てくる、海軍のトップを絞首刑からはずす為に海軍組織の中堅がGHQと手を結んで天皇の戦争責任なしの線で動いたことが。
 初めて知ったことで、そんなことがあったのか、です。この番組には軍令部だの二復だの初めて聞く言葉が多い。これは自らの無知を語るようなものですが。
 軍令部が天皇に戦争責任のないことを説いたのは、それを言うと即自分の首に縄がかかるからで頷ける。
 陸軍に責任を負わせれば海軍からは絞首刑は出さなくて、その内に放免される。それで軍令部の読みは中ったのでした。
 当時東條が話した言葉に「私ほど陛下に忠実だった臣下はいない」だったか。この言葉は天皇が如何に力を持っていたかを語る言葉です。当時このような話があったことを覚えている。周りで大人が話していて長期記憶に残ったのだと思う。だがネットで調べてもそれが出てこない。
 昭和天皇は戦争の責任を何一つ語らないで、一生を終わった。
 NHKも時々よい番組を放送する。「400時間の証言」は良かった。



09年8月14日記
 盆踊りが叉短期記憶の更新を遅らせた
 他でもありません、盆おどりで新聞を読み残してるってことです。
 矢臼別での一大イベント盆踊りが終わった。ネット新聞を見て先ず最初に読んだのは麻生さんの読み間違いの記事。
 エーコさんは演説原稿には大きなルビを付けないと今後も読み間違いは続くと。ルビを付けた原稿、これなら子どもでも読めます。長崎の式典での話。
 今日12日は戦争の負けっぷりの話が出ていて、これも麻生さんの話です。とにかくこの人は喋ると問題にされる。首相だから問題にされるのであって、まあ平の代議士なら見過ごされるかも知れない。
 平の代議士でもこれだけ日本語を読み間違っては選んだ人が疑われるでしょう。この人には羞恥心の欠片も無さそうです。とは言え「俺辞めたわ、とも言えずに」せんかたなく、その座に居続けているのでしょうか。
 その最後の舞台がもう直ぐ始る総選挙。ここでレッドカードを突きつける。そうしないとこの方は舞台から降りない。
 漢字を読めないだけが問題ではありません。景気を良くしなけりゃ、雇用を良くしなけりゃ、と言っても何も良くなってはいません。借金でばら撒くのは最低の手段です。誰にでも出来る手立てです。
 負債を増やさないで、つまり金の使い方を替える事で国民の喜ぶことをする。金持ちと大企業から応分の税を取る。それに軍事予算を組み替えないとそれは出来ない。
 赤旗はその道を説いています。自公、民にはここがいえない。献金を貰ってはそれを言えない。
 マニフェストか真似フェストか知らないけれどどちらもどちらなのですから要注意です。



09年8月7日記
 日々、新聞を読む
 これを続けていないと何だか不安になる。何かの都合で、つい読み損なうと日々の流れを取り戻すのにおおわらわ。
 つまらない前置きになりましたが、民主党が政権を取ったら比例代表制の議席を80議席の削減をする、と赤旗の主張に出ていました。
 これは大変なことだと思う。世界的には小選挙区制は民意を反映しないから、と比例代表制に流れを替える傾向という。元祖の英国でもその動きがあると。
 日本の現在の選挙しか知らないけれど、投票率が低くて、しかも過半数を制しさえすれば当選するのが小選挙区制です。あとの49%の票は死票となって国政の場には届かない。
 早い話が共産党支持者の願う党首討論の機会はないし、代表質問だって制限される結果が現在国会で起こっている。
 総選挙の得票数が議席に繁栄されないからだ。死票を築く1人区の土俵が300議席もあって、希望を託す比例制の土俵が僅か180議席です。
 その民意を反映する比例の土俵を増やすというのなら、さすが民主党だが、事もあろうに無駄をなくす為に80議席削減しようと言うのだから驚く。
 現在風の民主思想では理解できない理屈です。民意が反映する37.5%の票田で、かろうじて当選者を出している政党が25%の票田になったら益々議席が少なくなる。
 単純に考えて現在の獲得議席の半減か、3分の1になってしまうのではなかろうか。
 民主党と自民党が国会を占拠してしまう、そんなことになったら憲法の書き替えは朝飯し前の審議になってしまう。
 政権交代をうたい文句に、よく観ると憲法書き換え選挙に見えてくる。騙されないようにしないと。



09年7月31日記
 ぶれる話
 何も民主党をひいきする訳ではないが、最近自公は民主のぶれを口にすることが多い。辞書を見ると、定まった位置からそれる、とある。自公は民主のぶれを指摘するが中っていない。
 この言葉を流行らせたのは麻生さんではなかったか。話すことがあっちに行ったりこっちに行ったり、軸足が定まっていない。定額給付金を受け取る、受け取らない、それが始まりだったか。とにかくぶれが多かった。
 民主党がぶれている、と言われるのはインド洋上の給油活動のことだ。これから実施される総選挙で政権の座に就いたら、たちまち自公政権がやっていた政治に応えを出すだろう。
 さあ民主党は、どうする? となります。何事によらず政府党は国民に負託されるのだから、堂々と政治を施行しなくてはならない。
 ぶれの判定は先ず軸足の判定から。軸足を踏み替えなければ、ぶれたとは言われない。
 自民、民主の両党は日米同盟を何よりも優先する、民主が洋上給油を継続する。これはぶれではない。いよいよ約束の期限が来て、どうするか。ここでぶれの判定がされる。
 自民、民主の両党は基本的に大きな違いがない。だから洋上給油の継続にぶれの言葉は当てはまらない、法案審議時の賛否は見掛けのぶれ。
 ソマリア沖の海賊法も民主が言い出して、だった筈。民主の外交にぶれは無い。
 消費税の話、憲法改正の話、政治とカネの話も同じです。ぶれを心配するほど魅力的な立場を表明していないって意味。だからぶれなどは当分の間ないだろう。
 ぶれを心配するほど自公政治にメスを入れる政策ならありがたいのだが。



09年7月24日記
 19日の日曜討論で
 NHKの日曜討論ではどの政党も次期政権は民主党が担うような話をしていた。
 都議選の結果がそれを思わせるし、9分9厘までそれを思わせる空気が流れる政局です。8月30日まで最終結果は出ませんが、もう答えが出てしまったような雰囲気が討論番組で流れていた。
 私が問題にしたいのはその先の話です。今困り果てている人たちが喜ぶような政策を民主党が打ち出せるかどうかです。
 大企業や大金持ちの人たちが喜ぶ政策からワーキングプアと呼ばれる人たちが喜ぶ政策を打ち出せるかどうかです。勿論私のような老人にも思いやりの政策がです。
 今まで自公政権がやってきた政策を思い切って切り替えられるかどうか、ここから先を思うのです。
 既に8議席とは言え都議会ではキャスティングボートを握っていると言われる共産党が、国政でも民主党が政権に就いた時、積極的にキャスティングボートを発揮できるかどうか。それは解散前の議席数を大幅に伸ばすことに係っている。
 未だ40日も先の話で、不確かな情報で予測するのは恐れ多いことですが、共産党にしっかり前進、議席獲得をしてもらわないと、自公政権は葬ったけれど政治が替わらないになってしまう。
 今の民主党で、確かに顔は替わる。でも中身が自公と良く似ていて安心は出来ません。
 今総選挙で民主が勝って、とにかく替わったことをする。そんなことを感じる国会討論でした。
 共産党がキャスティングボートを握る国会。そのような存在になるかどうかは有権者の手に委ねられている。今度こそは先の郵政解散の轍を踏まないことを望みます。
 国政に何を望むか、有権者がその権利を握っている。



09年7月17日記
 バカタロウ解散
 これはある週刊誌の7月9日号の宣伝から見つけた見出しです。麻生太郎のタロウを昔の「バカヤロウ」に懸けてのネーミングだろう。なかなか言い得て妙。本人は嫌だろうが解散の冠が即タロウさんに成りかねない政治状況になりつつ。
 就任早々の施政演説で勇ましく民主党に斬りかかったまでは良かったが、不況に助けられると言うか、ずるずると10カ月が過ぎた。「然るべき時に」私がと言って任期切れが迫ってきた。
 バカでもチョンでも総選挙になる任期切れ。ヤをタに替えるだけでぴったりの解散の形容詞ではないか。お祖父さんの贈り物かも。
 でも日本国民にとってはこの人が総理の座に居てもらっては大迷惑もいいとこです。100年に一度の大不況を口実に借金の大盤振舞です。早い話、借金でその場を凌ぐことは誰にでも出来ることです。
 借金をしなくても、苦境を凌げる政治、その方策を打ち立てる政治家・政党が今の日本にはほしいのです。
 麻生太郎さんのような人しか選べないのが残念でなりません。料亭で政治を語るのも困りますが、就任早々、高級ホテル食堂での政治も批判の的になりました。
 現首相は金の力でその座に就いたのでしょうか。日本語力といい、判断力の乏しさといい何故首相に選ばれたのか、さっぱり分からない人物です。
 英語が喋れるようですが、米原万里の外国語論から言うと日本語を満足に喋れないようでは外国語どころではない。日本人は先ずは日本語を確りと喋ること。
 麻生さん「バカタロウ解散」などと後世呼ばれないように重々気を配ってつかさい。
 麻生おろしも凌いで、「バカタロウ解散」で名を残すのか。



09年7月10日記
 政治とカネの話
 時代劇で悪徳代官が小判を懐にする話や悪徳商人が代官と手を結んでしこたまカネを手にする話をよく観る。そして最後は悪代官や悪徳商人を時の為政者が取り押さえる。という勧善懲悪の典型的なストーリーが時代劇の主流だ。
 時代劇ならぬ現在劇でも、金丸信という今は故人の政治家が土建業者からの献金で捜査を受けた際、事務所から金の延べ棒が出てきた。時代劇のストーリーそのままで、その現在進行形の捕り物には噴飯しました。
 その流れを引き継いだと言われる小沢さん(民主党前代表)、そして今度はその後を引き継いだ鳩山さんが政治資金報告書で虚偽記載をしていたという。例えば故人から献金を受けたり、献金もしないのに、名前を騙られたり、と。
 鳩山さんは秘書を解雇して説明責任を果たしと言い、民主党もそう考えているよう。だが、多くの有権者はそうは思っていない。
 折角自公政権との対決で好い所まで攻勢をかけていながら、またまた雲行きがおかしい。もう自公政権は青息吐息、黙っていても倒れる寸前なのに、である。
 共産党は国会で解散前に政治とカネの審議をして、と話している。その通りだと思う。悪徳政治家は国会から追放しなくては。
 戦後60年余、積り積もって800兆円を超える借金を作った自民党、片棒を担ぐ公明党には厳しい判定を、民主党にも厳しいお灸を据えないと。
 そもそも企業献金を禁止する為に、と始った政党助成金、これで成り立つ政党は税金泥棒政党だと思う。
 共産党は当初から一銭も受け取らないで正々堂々政治活動を続けている。政治とカネの模範政党だと思う。
 この党に働いてもらわないと、日本の社会は変わらない。



09年7月3日記
 参院の決算委員会で
 社民党の委員が始めて兼任のことを質問した。よく聞く話ですが、質問の時間が少ないので、と前置きしてから兼任について質問をした。そして答えがないまま決算委員会は終わった。
 人事の件や内閣改造の話は立ち消えしたようだが、麻生さんの何ともなまくらな発言が今も続く。つまりしかるべき時に私が解散を宣言すると。
 「解散」は首相の「伝家の宝刀」とは言うものの、今や猫に小判なのかも知れない。麻生さんのお祖父さんは「馬鹿野郎」解散をやった人だと記憶している。
 解散宣言を抜きに、任期満了が2カ月余に迫っているので「しかるべき時に私が・・など」と言わなくとも。そんな成り行きに進んでいる。
 先の話に戻りますが兼任閣僚の件、給料はどうなるのでしょうかねぇ。さっぱり分からないけど兼任した人方は何事もなきように振舞っている?。やはり楽ちんな役職なのでしょうか。それとも給料が兼任分増えるから頑張っているのでしょうか。
 片田舎で暮らしていると、ついこんな事を考えてしまう。街中では失業者が増えて困っているのに兼任閣僚がふんぞり返っているのですから。
 29日の参院決算委員会で質問時間の少ない委員が答を聞けないで終わったが、兼任を咎めた質問を、漸く聞けました。
 大臣が兼務でも官僚が居るとそれなりに政治は動くもんなのですねぇ。それがよく分かる麻生内閣です。何方が就任しようと、いい加減に時が流れて行く。
 その分高級官僚が我が世の春を謳歌しているのでしょうか。と7月30日、党役員、閣僚人事のことで麻生さん叉口を開いた。頼りない人がぶれずに、果たして?。
 思うようには行かない麻生さん。閣僚だけは兼任を解いた。



09年6月26日記
 必勝を惜敗と間違える
 21日のネット新聞で、麻生さん都議選の応援で「惜敗を期する」とやったらしい。「未曾有」から始った麻生さんの日本語力、日本の政界のトップとして情け無いのは先刻ご承知で、もう驚かない。
 国会の各委員会での答弁でも、基本的にはとか、少なくともとか、何とも同じ言葉が繰り返される。言い間違いの無いように注意しているのか、語彙が極端に少ない。
 最近は語学力よりも指導力に欠ける事が取り沙汰されている。もうとにかく実力の程が見え透いたので総選挙で黒白の沙汰は下るでしょう。
 閣僚を兼任させることも麻生さんは好みらしい。最初の大臣引継ぎは国土交通省で、これは新しい人が引き継いだ。次ぎは酔っぱらい記者会見の財務大臣の辞任劇。これは経済財政大臣が兼任した。そして続いて総務大臣が辞任したら、これも兼任した。
 何故この事が問題にならないのか不思議です。過去に兼任の例が無いわけではない。しかし夫々の省のトップが掛け持ちで良い筈がない。それを続ける麻生さんがおかしい。それ程閑職なので兼任か?。
 何時解散総選挙になってもおかしくない時なので兼任しろになったのか、新しく専任するのが今の時期煩わしくてなのか、いい加減な内閣の証に思える。
 世界的な不況を立て直すのが政治の責務と言い張るのは聞こえは良いけど、借金で餅を撒くようなことばかりしかしない。
 受け取るとか、さもしいとかいわれた定額給付金、国の借金が増えただけで、何の効果があったのだろうか?。
 後期高齢の言葉は放置されたまま、福祉手当の削減もそのまま。
 こちとら自公政権の惜敗ならぬ、大敗を祈願したい。



09年6月19日記
 CO2中期目標値
 10日夕刻、麻生首相が中期のCO2排出規制値を発表した。記者会見では随分勢い込んでいた。そして夜のNHKニュースなどを聞いた。11日朝の新聞各紙も読んだ。しかし批判的な意見はゼロに等しい。これはしんぶん赤旗を見ないと首相の力んだ発言が何なのか分からない、そう思って赤旗の配達を待った。
 麻生首相は太平洋島サミットでキリバス共和国の大統領の話を聞いて、と記者会見で話していた。つまり島が沈む話だ。今頃何を寝ぼけて、驚いているのか、と言いたい。
 赤旗を呼んで分かったことはアメリカの目標数値よりも本の少し厳しい数値ではあっても世界の先進国としては通用しないと厳しい。
 ヨーロッパが掲げられて、日本が掲げられない目標値とは何か?。それは産業界に甘すぎるからだと説いている。
 10日夕刻の記者会見では力んで見せたけれど、赤旗の記事を読んでいると、何のことは無い産業界にここまで意に沿ったぞ、国民には確り頑張ってもらうぞ、がよく分かる。
 その内に日本の目標値の評価がされる。どの新聞の評価が正しかったかも判明する。
 赤旗以外の新聞、NHKテレビニュースは首相の目標値発表を先ず先ずの評価だっただけに、ジャーナリズムが問われることになる。
 何が正しいのか、この意味は何なのか、赤旗様さまです。
 今朝16日のネット新聞では毎日の世論調査が、内閣支持率19%と。最近感じることですが、麻生さんの顔が病人のように見えてきた。政策には能天気で、政権の座に居座ることに汲々としていると、今のような顔になるのだろうか。
 早く辞めればいいものを。居座られると国民は困ります。



09年6月12日記
 6月10日は転居記念日
 矢臼別の川瀬西牧場に転居して丸20年、11日からは21年目に入る。伊勢市から2昼夜の時間をかけて西牧場に着いたのは6月10日の午後3時頃だったか。
 矢臼別に着いた時の爽やかな印象は、今も馬餌場に立つ楢の大木、その葉っぱが南風にそよいでいた。
 天安門事件を20年前伊勢市で観て、その4日後には矢臼別に生活の場を。それから川瀬さんの隣人として19年と4カ月を過したことになります。今はその人もなく矢臼別での新しい生活が始った。
 新しい東牧場の住人は5年前から東牧場に住んでいるWさんだ。「平和の家」に住んでいたが、昨年暮からは、川瀬さんの入院中の留守宅を娘さんの入居依頼で、生活の場に。
 矢臼別川瀬牧場に川瀬さんは居なくなったけれど、東牧場も西牧場も夜になると灯がともる。新しい川瀬牧場が始ったのです。
 私が転居してきた当時は、その内に逃げ帰るだろうとの話があったらしい。だのに20年も経った。
 私のモットーは「川瀬牧場に居ることが平和運動」、と20年前から今も同じです。ここで暮らし始めて間もなく、「憲法違反の自衛隊」を東牧場のD型ハウスの屋根に表示した川瀬さん。平和運動の原点はこれだと思う。
 日本国憲法に反するものは認めない、これが平和運動の基本の基本だと。
 エーコさんは舟三もカウントダウンが始っていると言う。そう始っているのです。何方でもそうだが、この世に居る時間は限られている。
 21年目の矢臼別の生活、これからどう過すか改めて決意。



09年6月5日記
  一度選んだら
 ドイツのヒトラーは選挙で選ばれて、その政党の党首になった人だという。今の自民党と同じように国民が選んだ政党、その党首がやりたい放題をして第2次世界大戦のヨーロッパ戦線が展開された。その反省がドイツ国民にはあるらしい。
 今の自民党も日本国民が選んだ政党です。憲法に書かれているルールで何でも自民党の思うように決める。公明党もその仲間だ。
 大勝した前総選挙、争点は郵政民営化だったように思う。その他のことは一任だった訳ではない。だのに小泉さんが首相を降りて、大勝した代議士の存在理由は失ったと思う。だが、その後3人も首相が替わって、すき放題を続けている。
 我々が選ばれたんだとふんぞり返っている方も方だが、選んだ国民にも責任があるのではないか、そのようなことをいつも思う。
 今日本のメディアは2大政党などと時ある毎にもてはやす。けれどこの二つの政党、よく似通っていて代わり映えがない。
 例えば消費税に対する考え、増税します、で同じ。憲法について、九条を書き替えます、も同じ。考え方が180度方向が違う方が良いとは言いませんが、同じ方向なら誰がやっても政治の改革は起こりえない。
 働いても生活保護を受けている人よりも少ない給料では・・どうしろというのでしょうか。
 20年ほど前から働く人の立場が悪くなって、10年ほど前から益々悪くなって、働けど貧しい生活しか出来ない、そんな日本に。
 今度こそはどっちもどっちに騙されないぞ。そんな思いが強い。ここまで悪くならないと気付かないのが無念ですが。



09年5月29日記
 党首討論は?
 27日党首討論を聴く。特別な失言もなく両者ともに45分間をこなした感じ。西松献金問題も出たが、これも話に出ただけで煮詰まらなかった。
 興味あったのは現補正予算について鳩山党首が訊いたのに麻生首相は何も応えなかったことだ。
 つまり都合の悪いことは話に乗らない。現補正予算については民主党には言いたいことが沢山ある。官僚が作った予算案は良くないと。それは一国民として知りたいことだ。しかし麻生首相はその問いに応えなかった。
 麻生首相は官僚を上手に使えば良いのだ、と昔社長だった口調がでた。官僚の作った予算案を民主党が作れば増税無しで予算案が組めるのか? では一度やらせてみたら?と思った。打出の小槌があるのなら、と。結果は直ぐ出る。
 よく話題になる財源論です。それらの問題は何も深まらずにチョンでした。二つの党の党首討論で政治が動く筈もなかろうが。それにいつも思うことだが、時間が無い、という発言です。
 国の政治をする上で時間が無いは言って欲しくない。国会放送では議員が時々使う発言です。
 討論をする時間を十分にとって、一方が訊くと、一方が応える。少なくともそれ位のルールを守って意見を出し合えば、討論の甲斐を感じるのだろう。
 次ぎの政権を担う党首討論にしては、お互い言いっ放しで煮詰まらず、お粗末だったとしか思えない。
 新聞報道によるとお互いの陣営ではかなり作戦を練ったとの事。失言癖の麻生首相としては上出来だったのかも、はっはっはっ。



09年5月22日記
 政治家とカネ
 西松建設という准大手ゼネコンから献金をしこたま受け取って、やましいことは何もしていないと未だに反省のない小沢さん。全く同じ手口で献金を受け取っていた経産大臣、カネの出所も同じだ。
 小沢さんの秘書は逮捕されたが、経産大臣の方は何のお咎めもなし。この両者に対して最近はメディアも何も書かなくなった。
 朝日、毎日、読売新聞を毎朝目を通すことにしているが、お咎めなしだ。二階さんは色々と発覚した頃はしどろもどろしていたが今は悠々としているように見える。
 小沢さんも代表は降りたが、民主党の代表代行だから、実質何の変容もない、と思う。一時は企業献金を禁止の方向でなど話はあったが、今は沙汰なしの風だ。
 企業献金について説明がない、と言うのが世論の主流であった。だからそれに耐えられなくて代表を降りたのだ、と判断する。しかしやましいことは無いと言うだけで説明はない。本人は勿論民主党そのものが、小沢さんの言い分を認めるのだから自浄能力はゼロ。自民党も同じだ。
 それでいて我らが血税から何十億円もの助成金を両党とも。共産党は別に他は皆同じ。
 鳩山さんに党首が変わったら途端に世論調査で民主党に風が吹き出した。これが今の日本の政治状況だから、この世論動向には何とも抗し難い。
 けれど、日本国には100%納得の選挙制度ではないけれど、主権在民の選挙制度がある。
 どの政党を強くすれば政治が変わるか、今度こそはどっちもどっちに騙されないようにしなくては。決めるのは有権者ですから。



09年5月15日記
 13日はどっちもどっちが
 これは党首討論の話。麻生さんは言うまでもないけれど、小沢さんも引き際が良くない。本人もさることながら、民主党が情けない。折角勢いを増していた変革とやらの勢いを削ぎつつあるからだ。
 「100年に一度の」を付ければ何でも出来ると思い込んでいる麻生さん、解散を唱える民主党。今のままでは何でも決る衆院の議席数を有する自公政権。1日でも早い国民の思いを表する国会になって欲しいが、ここまで来たら任期切れの衆院選で良いではないかと。
 補正予算の杜撰さを予算委員会の国会中継で観た。福祉は何処へ追いやられたのか、野党議員の質問が何れも虚しく聞こえた。自公政権は野党の言い分を聞こうとしない。
 予算委員会で野党の言い分を斟酌した例等知らない。ただ現在の国会は参院で野党が多数を握っていることが救いだ。ところがあれだけ頼りない麻生さんを相手にもたもたしている。
 民主党は自公の政策に明確な対抗軸を持っていないことが特長。これでは何時までたっても日本の政治は変わらないと思う。とは言え、それが現日本の政治状況です。
 一足飛びに共産党の政策をってな訳には行かない。だから取り敢えずは民主党に頑張って欲しいのだが。 どっちもどっちだもんねぇ。
 以上は11日にメモした私見です。
 今日は12日、昨夕5時小沢が辞任の記者会見をした。民主党が先ず潰れた。今朝の新聞は建て直しが大変だの、時間が無いだのと言っている。叉これで政治が動くなどとも。
 今度こそ有権者の出番です。どっちもどっちに厳しい判定を、です。



09年5月8日記
 NHKテレビに文句を
 テレビはNHKしか観ない主義だが、最近NHKの番組の終わりか、時間の節目に何と番組宣伝の多いこと。
 こんな事は番組表に出ているのだからもっと益のある映像、言葉を発信しろと言いたい。NHKはそのようなことをしなかったので観ているのに、と最近はスイッチ切ることにした。民放は宣伝料で成り立っているので宣伝に努めるのは分かるが、NHKの番組宣伝には飽き飽きです。
 しんぶん赤旗にも出ていたが、AtoZという番組をたまたま観た。何とも思わせぶりな前宣伝だったが、何のことはない二つの政党の宣伝だけに終わった内容でした。
 どっちもどっちなのに、もったいぶった報道の仕方でした。酷評すれば内容ゼロの報道だったと思う。
 未だに戦時婦女暴力の放送に対する政治家の圧力があった、なかったがウヤムヤノ内に葬られようとしている。
 NHKの良さはこういう事にひるまないで、報道してこそではなかろうか、と思う。残念ながら政治家に捻じ曲げられてしまったのだが。
 捻じ曲げようとした奴の言い分など聞かなくてもいいのに、受け入れてしまう。これでは戦前のNHKになってしまう。
 これが正しいと思うことを正々堂々と言い通す、これが報道機関の姿ではなかろうか。
 後一つ付け加えておくと北海道の場合、プロ野球の地元チームをことさらに取り上げたり、サッカーチームを取り上げたり、これもおかしな報道の仕方だと思う。
 公共放送が偏るとおかしいのではないでしょうか。



09年5月1日記
 儲けた奴は誰だ?
 何処へ行ったのか、金融機関の損失の合計が400兆円とか。勿論世界単位での話。
経済の事など我が家の家計簿をつけるだけに追い回されている田舎者。その田舎者に素朴な疑問が湧いてきた。
 大損をした話、リーマンが破産しただの、AIGが今にも破産だのと報道されているが、カネが勝手に消えたわけではなく、どこかに使われたのであって、誰かが札束を握っているに違いない。
 そう思うのは間違いなんでしょうか。
 サブプライムローンが焦げ付いたと言うけれど、どこかにそのカネ(札束)が有る筈で、誰かが握っているに違いない。アメリカの低所得者が住宅ローンを借りて建てた家をかたに取られて家を失くした事は分かるけれど誰かが所有していて財産は残っている。
 住宅ローンを証券化したために起こった金融危機と聞いてもなかなかピンとこない。金融取引で大損をした組がいれば、大儲けをした組もいる筈。こうでなくちゃ話が合わない。
 カネの価値基準を変えた話は聞かないので、400兆円を懐にした連中が居る筈です。こういう連中を咎める話が全然ない。
 日本でも公的資金の投入がされようとしているけれど、とどのつまりは国民の税金でチャラにする、らしい。
 これだけの善からぬ経済機構を放置したまま、税金投入でお仕舞いでは人間の知恵が泣いている、と言いたい。
 これが権力者の常道なのでしょうが、これで金融危機の再発は防げるか。何か特別な手立てをしたようにも思えません。と言うことは儲けた奴は「にんまりした」ままなのです。
 


09年4月24日記
 安野光雅画伯の話
 確か17日だったと思うがNHKの朝の番組で安野光雅画伯の話を聞いた。とても印象的だったのは「100年に一度とは何事か」という話でした。誰がそのようなことを言い出したのか、60年と少し前に焼け野原で大変だったことを思うと、と話は続きました。第2次世界大戦後の日本の姿を話したのです。
 NHKの番組担当者はその話から話題を変える事に戸惑っていました。この放送を見ていなかった人には何のことだか分からないでしょうが、川瀬さんと同い年の人が話すことは正々堂々だということが良く分かりました。
 誰かにおもねる、ことがない話は聞いていて胸がスカッとします。100年に一度を振り撒く政治家が多い現在、聞かせてやりたいお話でした。
 今麻生さんは景気を景気をと一つ覚えに、3段ロケットが4段ロケットに話が進んでいます。景気を良くする為には赤字国債何の其のです。
 100年に一度の不景気だから、其の不景気を吹き飛ばす為には何でも在り、そう思い込んでるのでは?と。
 800兆円を超す負債が在る国とは思えないような振る舞い。グアムの基地建設に日本の国税を注ぎ込む麻生政権。
 多くの国民はそのようなことをして欲しくて自民党に3年半前、投票した覚えはない筈です。とにかく今国会ではどのような法案でも3分の2ルールで何でも決ります。
 法治国家とは言えこれでは民主主義が泣いています。
 おもねることのない、自己主張の強い選挙で代議員を選ばなくては。そして長いものに負けない人を選ばなくては。



09年4月17日記
 NHKの世論調査(13日)
 この頃麻生首相は元気が出てきたように見受ける。何処でだったか、麻生さん「弥栄」をまた読み間違えたとか。エーコさんが教えてくれた。もう驚かない。レベルの低い首相だから。
 でも小沢民主党代表がもたもたしている間に両者の人気が逆転した感じです。どっちもどっちだと思っているので一向に気にはしないが、麻生さんにはもうご免蒙りたい。かといって小沢さんにも降りて頂きたい。
 なのに小沢さん降りる時を決断できないようです。これは民主党そのものが、今何が大切なのかをわきまえていないからでしょう。
 政党支持で、自民党よりも他のどの党よりも多いのが無党派です。この層に頑張ってもらいたい。今は特別に支持していなくとも選挙になったら投票はするのだから。そうして決った総選挙後の国会が日本の未来を決めることに。
 14日朝の毎日電子版にも世論調査の結果が。麻生も小沢も首相には望まない。自民か民主かは未だ民主に軍配を。この限りで民主に未だ脈ありです。
 今、日本の有権者は政治意識(低投票率など)で高いとは思えないけれど、世論調査の結果は鋭いと思う。小沢に対して拒否反応を明確に表示している。
 今の自公政権には愛想を尽かしているが、さりとて小沢には首相にはなってほしくない。これが今回の世論の流れではなかろうか。
 自公には選挙で判定を下して米国の基地(グアム)に我らが血税など、トンでもねぇと言いたい。
 「弥栄」は旧満州からの引揚者が戦後つくった部落が近くにあり、私は読める。ははは。 



09年4月10日記
 誤報騒ぎ
 鳴り物入りで、上空から列島に落ちてくるかも知れない飛翔物体を打ち砕く為にミサイルを撃つ準備を。
 NHKのテレビを観ていたら、4日12時15分頃だったか北朝鮮が人工衛星のロケットを打上げた、そして5分位したら、誤報でしたと。何とも、お粗末の一席がありました。
 この一席、国民の安全を守ることに名を借りた頼りにならない防衛システムの宣伝、と言いたい。今回の防衛省のドタバタ劇、何とも頼りない。
 もっと他にすることが無いのかと言いたい。これを言うと何を暢気な事をと言われるかも知れんが、自前のロケットで人工衛星を打上げたい。日本だっていつも打上げているではないか。
 北朝鮮が打上げて何が悪いんだ、と言いたい。
 打上げたい国には打上げさせたら良いではないか。アメリカの核兵器は良くて、北朝鮮の核兵器は良くない。この話もおかしい。
 イスラエルの核兵器は良くて、イランの核兵器は認められない。これもおかしな話です。アメリカなどは核で先制攻撃をすると公言してきた。非核宣言をしている日本国に公然と核武装艦を入港させる。
 肝心要の所を忘れているのではないですか、と言いたい。今回の誤報でアメリカに従属した姿が歴然とした。アメリカの情報なしではイージス艦もPAC3ミサイルも使い物にならないらしい。勿論使ったからと言って、日本上空で粉みじんに消えてしまう訳でも無い。地球では飛行物は地上に落下する。これを防ぐことは出来ない。ご存知でしょう防衛省様。
 そもそもが憲法第九条の読み違えているからですよ。基本の基本を忘れてはいけません。



09年4月3日記
 自民党も民主党も
 その内に小沢氏、代表を降りるだろう。と民主党は救われるか?
そうも行かない。自民党は敵失で救われるか?これも疑問。
これほど似通った政党はいまい。それはその筈で昔の社会党から続く人、自民党から続く人いろいろだが、今や芯のない党からの政治屋ばかり。
 戦後あれだけ頑張った筈の社会党が連立を組んで腰抜け振りを晒したのはご存知の通り。それにオタカさんも然り。この人のお陰で小選挙区制が出来上がったと言って良いだろう。
 夫々言い分はあるのだろうが、社会党が額面通りならあっと驚くことが出来た筈なのに。
 その訳は共産党の松本善明氏の本を読むと、何故村山氏が社会党党首で、連立の首班なりえたか?が良く分かる。
 2大政党が日本の政治を良くするが如くにマスコミはこぞって書くが、如何に似通った政党かが今ほど判別しやすい時はなかろう。どっちもどっちなのです。
 さすがに朝日や毎日新聞でも小沢民主党代表が説明責任が出来ていない、と書いている。その小沢代表、民主主義を確立する為に等と言ってるらしいが、西松建設という準大手ゼネコンから献金を貰っていて、知らぬ振り。
 二階経産大臣も西松建設から献金を貰っておきながら、相手は詮索しない、と。言うことが瓜二つ。
 麻生さんのセリフもおかしい。個々の問題にはコメントしないと。もったいぶっているが出来ないのだ。つまり喋ると収集がつかなくなるってことです。
 二人の党首、民主主義には適さない政治屋のようです。



09年3月27日記
 政治とカネの話
 22日のしんぶん赤旗には企業・団体からの政治献金禁止の記事がでている。詳しくは分からないが、しんぶん赤旗の日刊紙は精々30万部か。読売約1000万部、朝日約800万部、毎日約400万部等々の大新聞ではない。どれだけ良い記事を書いても宣伝効果は一般紙に比べて微々たる、の感じ。
 小沢民主党党首の続投か等と、23日朝の電子版は伝えている。西松建設のみならず大企業や団体が民主党や自民党に、その他の政党にも献金がされている。
 これらは皆見返りを当て込んでの献金であることは明らかです。例の金丸信氏の事務所から金の延べ棒が出てきた時には笑ってしまったが、小沢氏はこの流れを汲む政治家とか。
 詳しいことは3月22日のしんぶん赤旗を読んで頂くとして、政党助成金も企業・団体献金も一切受け取らないで個人献金と自らの活動(新聞発行)で以って政治活動をしているのは日本共産党だけです。
 最近の政治フレーズで「ものを言う政党か、言われる政党か」があります、勿論もの言う相手は大企業。企業から献金を貰うと、言われる政党に成り下る。これは中っている。
 麻生首相は企業献金が悪いとは思わないと、禁止の話には賛成しないと意思表示をしました。
 どの政党を選ぶか、決めるのは有権者です。次なる総選挙ではカネで買収される政党は選ばないことです。
 日本国民なら等しく一票を国政に表示することが出来る。自民党でもない、民主党でもない、と言ったら共産党しかなくなってしまう。今は少数だけど、この党が伸びないと世の中変わらないねぇ。
 夢の話ではありません。



09年3月20日記
 NHKの番組で
 中谷巌氏、この人は小渕内閣のブレーンだったとかで、最近日本は経済政策を誤ったと反省しているらしい。この反省、竹中平蔵氏に比べて少しは増しだが。
 早朝の番組で視聴者に驚かないで下さい、と前置きして話したのが「消費税を20%に増税する」でした。財界が言っている消費税増税の宣伝でした。
 こういう連中に発言の場を与えるなら、消費税をなくそう会の代表にも同じだけ時間を与えて、でなきゃおかしいと思います。
 それにNHKは小沢民主党代表の公設秘書の情報を関係者の取材で、とか前置きして連日流している。
 これは意図的に情報を漏らす者がいて、民主党に悪印象を与える宣伝のお手伝いのようにも思える。何も民主党に組して言っている訳ではない。NHKの報道姿勢に疑問を感じるから言ってるまで。
 話を元に戻します、しんぶん赤旗以外で大手新聞が消費税率のアップ反対を明確に主張する社説等は、読んだ例しがない。
 日本の財政の建て直しは増税、それも今や消費税の増税しかないが如く。これが一般新聞の主流のよう。
 もう20年近く消費税は続くが、その消費税の累計と大企業や高額所得者減税の累計が略同額であるという話を聞くと、何の為の消費税だったのか。答えは明確です、取りやすいところから痛みをはぐらかして取り込む、羊の毛を刈り取る如くに。
 確か税徴収の極意として中曽根元首相がこのようなことを話した。
 今、EUでは消費税率を下げようとしている時、税率を上げようと片棒を担ぐNHKの報道姿勢は許せない。 



09年3月13日記
 政治と金、今週も
 もう随分日時が経ったので経緯は定かではないが、国から議員数に応じて政党に政治資金を与える法律が決った。これは企業献金を無くす為だったと記憶する。
 この政党交付金は国民各位の意志を無視した行為で罷り成らぬ、が正しいと思っている。日本共産党は一切この金を受け取っていない。立派だと思う。言うことと為す事が一致している。
 主権は国民に有が民主主義の原則です。主権が企業や団体にある訳ではない。企業や団体は国民各位の代表でもないし、これはもう明らかに民主主義の原則の無視です。
 しかし、多数決制度は恐ろしい、その原則無視を国会で決めてしまう。問題なのは有権者の英知です。日本の有権者がことの次第をわきまえないと解決しないと思う。
 西松建設が何のために裏金を捻出していたのか、何のために小沢氏に献金していたのか、それはもう明らかなことで、西松建設の利益のためです。
 企業の政治献金は企業の利益の為とは財界が公言しています。だから財界が政党の政策立案を評価して通信簿をつけています。
 自民党は言うに及ばず民主党も良い採点を貰うべく、財界にゴマを擂っています。
 西松建設から献金を貰った22人とかの内、自民党の国会議員は返金をする等と言っている。
 窃盗の罪は金を元に戻したら無罪になるのでしょうか。返金したら政治家として潔白などは自民党のモラルであって、日本国民のモラルではない。
 潔く議員を辞職する、それくらいの心意気でないと国民の代議など勤まろう筈がない。なのにそんな心意気など微塵もない面々。
 会計担当者にまかせっきりで、私は何も知らなかったで通そうとしたり、法の穴を通り抜けて献金を正当化する遣り口は徹底して追及すべきです。



09年3月6日記
 始った麻生降ろし
 28日朝の電子版新聞を見る。予算案が年度内に通ることが決った昨27日の衆院本会議。その後の武部元自民党幹事長の発言が、麻生では選挙はできない、と。これはもうあからさまな麻生降ろしだ。
 自民党の内輪で2、3日前から始っていた話だが、いよいよ自民党も崩壊間近ということか。
察するところもう一度自民党総裁を選んで総選挙を、らしいが。それはないでしょう武部さんと言いたい。
 昨年、旭川の方に行ったらやたらと武部さんの顔写真のポスターが貼ってあって、この辺が武部さんの地元だと分かった。小泉さんの子分だったのかも知れない。色々話題を撒いてくれた政治家です。
 武部さんだけでなく他にも麻生降ろし、と言うか批判をする人が出てきた。いよいよ末期なのでしょう。
 加藤元自民党幹事長等も手を打つ時期を失した等とも発言している。批判には色々ありなのです。
 そんな矢先に民主党の小沢党首が第7艦隊で充分等と話した。これも問題あり等と新聞は伝えている。
 一寸先闇夜の政界何が起こるか分からない。政界だけでなくて、何事によらずだが、先を読むのは難しい。
 次なる総選挙こそ有権者の出番です。米国ではオバマを選んで共和党から政権を奪った米国民。そして米国民への回答は今試されている。
 カビが早生えてきた、ワンフレーズ「100年に一度」の経済危機に際して、審判を出すのは日本の有権者です。千載一隅のチャンスが近づきつつあります。
 自公政権を木端微塵に叩き潰そうではありませんか。
 
 今週はもう何も大きな政治ニュースはないかと思っていたら、飛び出しました。3月3日、民主党小沢党首の第一秘書が政治資金規正法の疑惑で逮捕された、と。何れの新聞も小沢党首の説明を求めている。西松建設の裏金作りのニュースがここ1週間ほど連日報じられていたが、この準大手土建会社との献金で疑惑が報じられていて、裏金が何だったのか田舎の住民にも少し理由が分かってきた。
 自民党の議員にもこの裏金が流れているようで、どっちもどっちの政治不正が流れている。政治資金を有権者の献金に依存する、また自らの政治活動で政治資金を作っている、政党交付金を拒否する政党、いよいよ出番です。政党交付金を受け取らない政党は一つだけです。敢えて書かなくても直ぐに分かります。
 現政権が企んだのか、何なのかそれはさて置き、小沢民主党党首の地金があぶりだされるニュースです。
 


09年2月27日記
 今朝の新聞を見ると
 21日の朝日新聞電子版では麻生支持13%、辞めろ71%と出ています。投げ出さなくとも9月には国民の審判が下る総選挙が。
 今のままだと、悪くはなっても良くは成らない。だから自公政権も9月に終焉することは請け合いです。
 先々気を煩わせることはないのだが、気になるのは日本の有権者がどのような審判を総選挙で下すかだ。
 アメリカではオバマ黒人大統領を選んだ。チェンジという短い言葉を使って。変革と解釈するのか、それとも単に共和から民主党に代わる事なのか、米国では今それが試されている。
 期待は出来ない、何故なら侵略政策を変えてはいないから。その証は同盟国にアフガンへの増派を求めている。
 クリントンの時代に働いた連中がそっくり現政権に戻っていることで、何をしようとしているか想像がつく。
 最近ある人に聞いたが、言下に次は民主党が政権に就くでしょう、と言うことだった。それは当っているでしょう。どれだけ正しいことを言っても共産党が議席を過半数取ることは望めそうもない。
 民主党が政権を取ったら日本の政治はどうなるか。自民党と全く同じ事は出来ないので、少しは替わるだろうけど、大した変わりはない、と思う。
 問題は中身の違いを主張する共産党がどれだけ票を伸ばして衆院で議席を増やすかに係っていると思う。
 確か1970年代に40議席ほどに議席を増やして自民党が慌てふためいたことがあった。自民党に愛想をつかした人は今度こそは共産党に票を投ずることをお勧めしたい。
 そうしないと日本の政治は変わらないと思います。



09年2月20日記
 早く投げなさい
 将棋や囲碁の話ではない、政界の話です。1週に一度の更新で各ページを進めているが、今週はもう一話乗せることに。
 中川財務相の「ろれつの回らない」記者会見は世界中を飛び回って、17日の辞任会見も二転三転し。不始末は辞任でけりがついた。
 麻生首相の盟友が中川氏だったらしいが、その盟友が先ず投げた。この人の投げ方が安倍氏や福田氏と良く似ている。ニッチもサッチも行かなくなって投げた。
 馬鹿の一つ覚えのように、景気景気と言って、国民に信を問わない麻生さん。賞味期限が切れている衆院の多数にあぐらをかいて、9月の任期期限までやる積りなのか。
 100年に一度の経済危機を乗り切るために、今は予算をと何もしないままに2カ月が過ぎようとしている。
 24日にはオバマ米大統領と会談すると言う麻生首相、迷走に迷走を重ねる首相が何を語ろうとするのか、はいつくばって帰ってくるようにしか思えない。早い話が米軍再編でアメリカ言いなりの署名を既にした日本国政府。
 死に体の日本国政府に自主外交が出来よう筈がない。これ以上アメリカ言いなりはやめてくれ!と言いたい。
 そもそも100年に一度の経済危機、被害は比較的に少ないなどと言ったのは麻生首相です。なのにGDPが前年比-12.7%と米欧よりも落ち込みが大きい。大きな読み違いをしている。
 景気景気とは言うものの処方箋をちゃんと出せない自公政権。
 早く投了しなさいと言いたい。

09年2月20日記
 英語の必要性
 米原万里の本を読んでからすっかりファンになって、もう少し長生きして頭に中に蓄積されたロシアの話を聞きたいと思っていたが、そっくりそのまま天国に持っていってしまった。でもまあ可也の話を本にしてくれているので有難い。
 今小学校から英語の、というかアメリカ語の教育をする話が盛んです。確かに片言でも英語を話せると何処の港でも意思が通じて有難い。私の英語などは動詞をかろうじて発音して、で終わりなのだが。とにかく喋りたい主な言葉をそれらしく発したら解釈してくれるもの。
 だから大学でそれなりに英語を学んで、外国の駐在員になったら、何年かしたら上手に喋っている人をよく見かけた。
 米原万里の本に明治の頃から現在に至るまで日本国の識者と思われる人が、日本語を捨てて英語を日本国民の公用語にしては、と言う人が幾人も居たというのです。
 こんな大馬鹿が居ては困ると一刀両断しているが、全く同感です。日本人は日本語が話せてこそ日本人で満足に日本語が話せないようで、何が英語なのかと。
 私が英語を習った先生も、アメリカでブジネスマンをして教職についていた人だったが、「君流の発音でいいからはずかしがらずに・・」と励ましてくれた。
 1000年も昔に漢国の言葉が日本を席巻し、今叉英語がいや米国語が日本を覆い尽くそうとしている。確かに米国語が話せると一目置かせる事が出来る世の中だと思う。
 とは言え、日本人が日本語を喋れないでは所詮は「虎の衣を・・」に過ぎないと思う。日本人は長年蓄えた日本の心を持っていてこそ、と米原万里は説く。拍手拍手。



09年2月13日記
 私は反対だった
 予算委員会がテレビ中継されるのは限られている。国会で首相がどのような発言をしたかは新聞テレビの報道によるしかない。 
 7日の朝の電子版新聞は郵政民営化の見直し発言の中で、私は民営化反対だったとの発言が色々と伝えられている。麻生首相の資質が最初に問われたのは「踏襲」が読めなかったり「未曾有」読めなかったりしたことから始ったように思う。
 がその後も漢字をちゃんと読めないことが続いた。そして「さもしい」発言に繋がる定額給付金の遣り取り。そして今も自身が受け取るとか取らないとか。書けばきりが無いくらい優柔不断な政治家です。
 就任早々は夜の高級酒場が打ち合わせの場になって、色々批判された。最近は聞かないが、とにかくこの人はお金を持っている。
 よくよく考えてみるに麻生さんが首相になれたのは金の力がすべてではなかったろうか。そうとしか思えない。あれだけトンチンカンなことを話す人が一国の最高責任者になるなんて不思議です。
 共産党の志井委員長の質問でパナソニックの酷い労働者に対する仕打ちに、どう考えますかと、と質されて戸別の企業のことは、と答えませんでした。時々この人はもしそれが事実ならと前置きして、「もし言われることが事実なら、・・・・だ」と応える。それ位はと思いきや、何も応えられない麻生さん。これでは金融不況から立ち直れる保障はあり得ません。政治災害の大本をそのままにしては、益々被害は広がるだけです。
 見る見る間に拡大する社会不安、政治災害、麻生さんのような金で首相の座を得た人には何も出来ないでしょう。知恵の無い人が国のトップでは悲劇です。



09年2月6日記
 ソ連邦の崩壊
 社会主義国として1917年の革命以降呼ばれていたソ連邦が1991年だったか崩壊した。そしてベルリンの壁が崩壊したのは1989年11月のこと。
 1945年以降長くソ連邦は素晴らしい社会主義国、と真に受けていた。がハンガリー干渉やアフガニスタン干渉や・・とソ連邦の姿に疑問を感じるように。そしてその干渉の大本のソ連邦の崩壊が1991年でした。ここに移り住んで2年目のことです。
 社会主義国として大々的に宣伝されていたことが実はとんでもない専制政治であった等が崩壊後伝えられた。そして今は資本主義国としてロシア国は存在する。
 そして当時資本主義国万歳が叫ばれた。それから略20年、100年に一度の金融危機等と喧伝されている。
 何のことはない、万歳を喧伝された資本主義社会の行き詰まりです。社会の仕組みは簡単には変革できないことをソ連邦の崩壊で思い知らされた。だが、どれだけ保守しようにも保守できないことを教えてくれたのも、ベルリンの壁や、ソ連邦の崩壊でした。
 では現在進行中の金融危機は社会をどの方向に導くのだろうか。米国がどれだけ一国覇権主義を試みようとしても果たせないことが明らかになったのも今回の金融危機なのです。
 フランスのランブイエサミットから略34年、修正に修正を重ねた資本主義、現金融危機からどのように変革するのだろうか。
 日本はアメリカに従属したまま、60年が過ぎようとしています。日本の社会変革は一重に有権者の意思表示に係っていると思うのだが。今年こそは変革の年にしたい。有権者パワーで。



09年1月30日記
 定額給付金
 何事によらず現自公政権が言うことは3分の2法規で国会で決められる。定額給付金予算案もそうして決る。わざわざ法律で決めて給付するのだからそういう政策には異を唱えていても、付き返す気持ちは無い。とにかく法律は強い。政党助成金だってそうだ。これだけ不景気でも各政党黙って懐に納める。共産党だけはそのような金は頂かないと端から受け取っていないが。
 この話はさて置き、2兆円を各戸にばら撒く給付金、大臣にまで受け取りを奨励するほどだから、懐に収めて悪い金でない、は確か。
 しかし決る前の国民世論はこの政策をどのように考えているか。
 70%超が良くない政策だと答えている。受け取る人が多いから、定額給付金は支持されていると思う自公の国会議員様。これははやとちりですよ、と言いたい。
 国民の総意が2兆円の使い道は「もっと他の事に使うべき」に聞く耳を持たない現自公政権、国民を甘く見てはいけません。ばら撒かれることで借金財政が一段と進むだけです。
 次回総選挙で公明党がこういうことをしました、と言いたいのかも知れません。がそれ程有権者は無分別ではありません。おまけに3年後には消費税を上げるとまで言い出した。
 億単位の金の話には桁が大きすぎて困るのに、もう一つ上の兆単位ですからいよいよ庶民の感覚では雲の上の話。
 麻生さんの話を聞いていると、75兆円の一般予算が用意されているから等と2兆円の重みを軽く考えているようにしか聞こえないのは私だけだろうか。
 医者不足のこと、福祉予算の切り捨て、高齢者医療のこと、派遣切りのこと、今すぐお金が必要なことばかりが、目白押し。



09年1月23日記
 オバマ米大統領就任
 21日朝はテレビ・ラジオ・新聞が総じてオバマ大統領の就任ニュースを伝えている。「チェンジ」という言葉で選挙を闘った、オバマ大統領の新たな施政にアメリカ国民は勿論、世界が注目するところです。今朝は5時からテレビにスイッチを入れた。
 今の米国の政治が大変難しいことを伝えて、お互い責任をもって平和のために立ち向かいましょう。が印象的でした。でこんな事今言うと笑われそうですが、あまり期待は出来ないと思っている。ブッシュが2期にわたって行ってきた侵略政策をチェンジしようとは言っていないからです。
 つまりイラクからは16カ月で撤退を宣言しているが、アフガンは逆に増派するという。他国に軍隊を送るという政策をチェンジ出来ない。折角「チェンジ」を口にしたのですから、この他国侵略をきっぱり止めなくては、筋が通らないと思う。
 ブッシュさんとは変わったことを少しはやってくれるでしょうが、これは凄い変わり様だ、とは??そんな気持ちで就任式を観ていました。
 ブッシュ前大統領が任期中やってきたことは他国を侵略することばかりでした。と言って過言ではない。「チェンジ」を言って当選したオバマ米大統領がやるべきはこのブッシュさんの侵略政策を180度転換させることでは? と。それが出来るかどうか。ブッシュ前大統領の仲間、そういう人達を押さえ込むことが出来るか、どうかに大きな期待をするのだが。
 既にアフガンに増派することを新政権が言っているだけに、期待は半減してしまった。イラクから撤退してアフガンは増派ではスタートからしてちぐはぐではないでしょうか。



09年1月16日記
 新聞の世論調査
 朝日、読売新聞が12日朝の電子版で内閣支持率を前者が17%、後者が20%と、で不支持を何れも70%超と伝えている。
 それに予算委員会で貰う貰わないで、予算案が決らない内は「答えられない」など言い訳にならない答弁をしていた「定額給付金」、国民の多数は良くない政策と。
 世論調査では小沢氏と民主党が麻生氏と自民党を支持率で上回っている。この事については頷ける。何時までも自公政権では国民救われないから。
 では民主でこの先救われるかとなると、疑問符を打ちたくなる。理由は簡単、自民も民主も似たもの同士だからです。
 憲法問題でも消費税問題でも労働問題でもあまり違わない二つの政党です。次回の総選挙では民主党に政権を取らせて見ても? と言うような世論調査の答えもある、と。現在の政党の勢力分布からそう動くかも知れません。一寸先闇といわれる政界ですから。
 とにかく今年は選挙の年です。有権者が次の政権を決めます。捻れ国会と言われて2年が過ぎました。明らかに民主党がアドバンテージを握っています。確かに政権が動く前夜です。
 どんなにもがいても国民世論は現政権には先を求めないようです。政策に問題ありは言うまでもありませんが、あれだけ漢字の読みを間違えては人気を失くします。
 「定額給付金」、簡単に2兆円と言いますが、1兆円がどれ程の量かを予算委員会でも語られました。
 今たちまち困っているところに振り向けることが、求められています。高額所得者には必要の無い給付金なのです。麻生さんはそのことが分からない人です。



09年1月9日記
 国会が開かれた
 1月5日、第171回通常国会が開かれた。象徴天皇が国会の開催にどのように働き、義務を課せられているかは熟知しない。が、共産党の国会議員は毎回退席をする、と。理由があるからでしょう。
 矢臼別で生活をすると、川瀬さんが1992年だったかD型ハウスの屋根に描いた「自衛隊は憲法違反」の大文字が目に入る。
 つい最近、住井すえさんが東京武道館で講演した時の話をまとめた岩波ブックレットを読んだ。住井すえさん90歳の記念講演でそれは1992年6月19日でした。
 話の冒頭で住井すえさんは憲法1条、2条の話をされています。これらの条を納得できないと言うのです。憲法には8条まで天皇のことばかりです。住井さんが社会に疑問を持ったのは小学3年生の時で幸徳秋水事件の時からだと話しています。
 疑問の始まりが小学3年生からで、現憲法の草案が出来た1946年夏に、憲法の検討会に要請状を貰ってその会に出席しています。席の隣に当時としては婦人運動の第一人者のように言われた奥むめさんが座っていたとか。この方は第1条、2条を改造社社長の山本実彦氏からどうですかと質されて、「けっこうな憲法でございまして」と答えたと言う。
 住井すえさんはお世辞にも「けっこうな憲法とは言えなかった」という。天皇って何処から来たのですかと訊いたら、「あなたはいつも、そういうふうに無茶をいうんだよね」と。
 私の言うことが無茶なら、こんな席には居られないと、席を蹴って退席したので憲法検討会には最後まで居なかったと言う。子細はブックレットを読んでいただきたいです。
 ここまで明確に象徴天皇を否定する人が、敗戦直後の日本国に居たことに拍手喝さいを送りたい。素晴らしい人が居たのですねぇ。63年も前にです。
 勿論、小説「橋のない川」は読んでいます。



09年1月2日記
 あっという間に失業者が
 100年に一度の不景気が、と天災の如くに言う麻生さん。確かにそう言うと人の耳には聞き入れられそうな文句です。しかしこれは天災ではありません。
 3万人程と師走に入って伝えられた突然の解雇、暮には8万5千人にも。あっという間に略3倍。看板方式の経費節約方を雇用に適用したのがトヨタでした。明日からは非正規労働者は来なくていいと言う立て看板です。
 それに見習って自動車産業が右へ倣えです。自動車に関連する企業が軒並み生産縮小する中で、物の如く扱われる非正規労働者。
 米国発の金融不安が引き金になって起こった世界的な不況です。新自由主義だの、トバク資本主義だの、と色々言われます。が、これは天災ではありません人災です。
 時間が経つに従って、米国では世紀の大詐欺が行われたことなどが報じられています。その内に日本にも騙した人、騙された人が次々と出て、騒動が続きそう。
 明日の食事にも困る人が日本の大都会で、出始めて、外国のニュースで見た風景が日本でも伝えられるこの頃。何日も食べていないという人がニュースで報じられる事実に驚きます。
 昔から働かないで、物を乞う人を見て知っていますが、働きたくても首を切られ、それも契約を守らないで首を切る。そして路頭に放り出す。これが現在の社会現象となっています。
 田舎に暮らしていて、ここまで社会がおかしくなっていることを知らなかった。あっという間に起こっているこの悪社会現象、これは人災です。四川省や神戸やで起こった地震とは違います。
 人の知恵で悪社会現象は正さなくては、政治の責任です。



08年12月26日記
 電子版新聞
 12月21日の朝刊は一斉に09年度予算案を伝え、過去最高の予算額、と伝えている。それには赤字国債と埋蔵金とやらが下地になっているとも。経済学を学んだこともないし、肉体労働者として人生を過した年金生活者ですが、財政の基本だけは分かっている積りです。つまりない袖は振らないことなんです。
 国家予算の積もる負債が、800兆円にもなっている事だけで、歴代政府が何をしてきたのかが分かろうというものです。
 どれだけ学があるだの、財政通だのと言っても年々増え続ける負債を減らすことが出来ないのだから、今の政府の面々は国民の生活を守れないその道の失格者と言いたい。
 世界第2の経済大国等ともよく聞く話だが、その国が先進諸国と言われる中で最悪の財政事情というのだから驚く。
 もう何年前だったか定かでないが、日本共産党が天下を取っても短い年月で、この負債を解決できない旨を書いた文書を見た。
 ところが今の政府は減らすどころか年々増やしているのだから箸にも棒にもかかりません。
 実しやかに、若い世代に付を回せないなどと言ってはいるが、例年予算の編成時期になると、何だかんだと理由を付けて、借金予算を多数をいいことに無修正で決議する。その結果が800兆円超の負債です。
 国民が選んだ国会議員様が国民に代わって取り仕切っているのだと、のたまう。いい加減ごまかしの政治は止めてくれと言いたい。
 22日夕刻のニュースでトヨタが59年ぶりに赤字を予測した、と。確かにそれはそうなのでしょう。
 がしかしそれまでの大儲けはどうなったの、と聞き返したい。



08年12月19日記
 2兆円の行方は
 漁師の家に生まれたので子どもの時分から魚を釣る術を聞いて育ったし、実際夜の鯖釣漁にも付いて行って一本釣りをした。仕掛けた釣の近辺で「かばし」といって鯖を引き寄せるただの餌を金網袋から振り出して、仕掛け針を紛らせる。
 今ポニーを捕獲するために、囲い込みの中に塩を置くのと同じことです。1年限りの2兆円給付金も3年後の消費税増税を見込んだ、「かばし給付金」なのです。国民はこれをちゃんと見抜いていて、そんな金は欲しくない、と。
 2200億円の福祉関係予算の削減を小泉内閣は続け、麻生さんもそれを続けようとしている。全くの素人だが、米軍に日本政府が出している「思いやり予算」これが丁度額も似ていて、福祉関係の削減額を賄える。何の義務もない思いやり予算を打ち切って、福祉の削減額を賄えば増税など考えなくても出入は合う。
 まして国民が喜びもしない「かばし給付金」これだけあれば中小企業の年末の資金繰りも少しは格好がつくのではなかろうか。
 予算の使い方を切り替える、税収の取り方を庶民いじめでなく大儲けをしてきた大企業から相応しい税をとる。
 矢臼別演習場で煙に消える砲弾を各部隊に持たせない。派遣切りをする大企業を厳しく行政指導する。そういうことをしないと今の行き詰まりからは抜け出せないのではなかろうか。今の自民党は勿論、民主党にもこの発想は出来ないかも。
 革命でなくとも、改革でこれは出来ます。そんなに難しいことではないと思う。
 民主国家の日本です、選挙でそれを行える政党を選べば、可能。



08年12月12日記
 麻生内閣の支持率
 8日朝の朝日、毎日、読売の電子版は支持率20数%で不支持率は50%超を伝えている。何時もは読売が変わった数値を示すのだが、今回はよく似た数値が出た。政権の末期症状という言い方、しんぶん赤旗が早くから書いていたが、今やどの新聞も末期症状を使っている。
 民主か自民かでも、首相には小沢か麻生かでも前者が上手に。
 支持下落の理由は解散より景気政策と一時は上向きかと思われたが、肝心の補正予算案を今国会に出さないとか、次々と発言が変わる迷走を、その上漢字が読めないとか、これでは。
 それで選挙をしないことが政治の空白だと言われだした。何が起こるかわからない一寸先が闇、が政治社会という。
 詳しい経緯は覚えていないが、麻生さん自慢のおじいさんが「ばかやろう」と発言したばかりに「ばかやろう解散」があったことを覚えている。
 孫の麻生首相に舌禍解散を期待するわけではないが、DNAは紛れもなく引き継がれていますし、それに今も舌禍は後を絶ちませんから、何が起こるか分からなくなって来ました。
 7日午後、釧路市で日本共産党の書記局長、市川忠義さんの演説を聞く機会があった。話で特に印象的だったのは「20年に一度の変革が、起ころうとしている」という話です。
 その日というのが次回の総選挙だというのです。そういう日に出来るかどうかはひとえに有権者の選択に掛っていると思う。
 民主党が大躍進ではその変革の日にはならない。やはり今度は共産党でなきゃ、と思います。顔が変わるだけでは暮らし向きは変わりません、中身を替えないと。



08年12月5日記
 3日朝の電子版asahi.comは
 次のような記事を伝えています。ブッシュ米大統領は1日放映されたABCニュースのインタビューで、来年1月で8年間に及ぶ自らの在任期間を振り返り、「大統領の職にあった中で、最大の痛恨事はイラクの情報が誤りだった」と述べた、と。
 これに騙されて、アメリカに組した国も多かった。どんな顔をしてぬけぬけと喋ったのかなぁ。
 昔の話だが、トンキン湾でアメリカ海軍が北ベトナム海軍に謀略を仕掛けて、それを逆さまに報道し、確か佐藤首相が同盟国のアメリカを信用するといって尻馬に乗ったのは有名です。
 小泉首相がイラクに自衛隊を派兵したのも全く同じパターンです。
 理由にならない大義でイラクを侵略してどれだけ沢山の命を無くしたか、ブッシュ米大統領は第2次大戦の日本のA級戦犯にも値する犯罪者ではなかろうか。
 アメリカに組した各国の首相は同列に置かれる戦犯だと思う。そして未だに侵略を続けている。
 ブッシュ米大統領は大義が崩れると、民主主義の為だの、と次々と口実を言い立てたが、そもそもの大義が崩れたのだから、それでお仕舞いです。
 これだけイラク侵略戦争が間違いだったと分かっていても、アメリカに組する日本国。小泉さん以降の自民党の4人の首相は戦争犯罪者と訴えられても申し開きが出来ないでしょう。
 ブッシュさんほどではないにしても罪は大きいと思う。平和憲法も持つ日本国、いい加減にアメリカ言いなりから目を覚ますべきです。
 日米安保で日本を守るために我々は矢臼別で訓練をしているなど、とのたまう海兵隊の指揮官、とんでもねぇと言いたい。



08年11月28日記
 新聞も書き出した
 提灯持ちの読売でも、麻生さんどうなってるの?に近い社説を書く。毎日、朝日に至っては迷走する麻生さんにクレームを。
 「政局より政策を・・」はそれなりに聞けた。しかしその政策が何も出てこない。民主党は総選挙とばかりに、インド洋給油法案には関所なしで突っ走った。ところが選挙にならないので、こちらも迷走。
 アメリカは金融危機の震源地でありながら着々と次期政権を固めつつある。従属国の日本は3年前の選出議員にすがり付いて政治空白を来年春まで続ける算段を始めた。
 総選挙を政治空白などと言い出したら、選挙は出来なくなる。自民党の悪あがきに過ぎない。
 お金持ちで、小さい山の大将は務まっても、富士山の大将には一寸荷が重すぎたのか、にっちもさっちも行かない麻生さんの迷走です。
 今日、迷走を繕うようだが、相変わらず口から飛び出す禍は次々と後を絶たないようです。
 あまりの出来の悪さに自民党内でも呆れている節が見えます。これらを称して、しんぶん赤旗では末期症状と書いています。
 早く総選挙をしたい民主党の気持ちが分からないではない、がこの党も似たり寄ったりに思えてならない。
 夕刻3時からの党首討論を聞き逃したが、麻生さんはもう底が見えてしまったので、何れ降りることになるのでしょうが。今度こそは有権者が確りした人を選ばなくては、と思う。
 ルビを振らなくては原稿を満足に読めない首相なんて、早く辞めて貰わないと。読み間違いだけでなく政治の場で使われる言葉の意味も解していない首相。 麻生様、早く辞めてください。



08年11月21日記
 日本国の首相の国語力
 メディアは首相の原稿の読み間違いを指摘している。このHPで原稿を読んでいる内は舌禍は起こらないだろうと書いたが、続けて漢字の読み違い舌禍が。しかしこの舌禍、少し性格が違う。舌禍以前の問題だと考える。文字を正しく発音することは等しく国民に求められる。ましてや一国の首相がである。 
 お国訛りや、年齢差で少しは違っても許される違いはあろうが、今回伝えられる読み違いは麻生首相の本音(本値)でしょう。
 時々というか、ぶら下がりと称される取材で、うかうか喋ると、と舌禍を警戒して言葉を控える場面が多い首相です。がのっぴきならない国会での答弁や記念講演で原稿を読み間違ってしまう。
 口は災いの本、原稿で間違い無きようにしても、読解力がない。これでは救いようがありません。
 確か安倍首相もそういうことがあって、元幹事長とやらにたしなめられた記事を新聞で読んだことがある。坊ちゃんをたしなめる人が居なかったからでしょうかねぇ。
 赤旗の1面コラム欄にも最近この話が出ている。ブッシュさんも英語を満足に話せない人だったらしい。麻生さんは直にアメリカ人と電話で話すらしいけど、大事な話を大丈夫なのだろうかと、心配するのは私だけだろうか。
 エーコさん曰く、ルビを振らなくちゃ、これからも意味不明の返答原稿を読むかも、と。
 国会の所信表明演説、時に読み飛ばしたり、はあったし、時々問題になることはあっても、漢字を読めなかったことはないと思う。
 字を読めないだけではありません、昨日今日、発言がちゃらんぽらんになってきました。早く座から降りてください、麻生様。



08年11月14日記
 総選挙はどうなったの
 あれだけ選挙、選挙と騒いでいたのに、金融不安で選挙を忘れた振りをする自・公政権。世界的な金融不安が日本の選挙時計を止めてしまった、それが現状では。
 金融不安を治める?為にも選挙などしてる幕ではない、が麻生さんの考えらしい。その上10年前の日本が金融バブルの処理で対応が正しかった等と自慢げに語る面々も多い。が果たしてそうだろうか、大いに疑問。
 ともあれ選挙時計を止めた主な理由は選挙すれば負け予想と出たからだろう。
 金融だの投資だのと、この方面にはさっぱりの年金生活者、ただ碌な事のない最近の時世、景気の良くない事だけは実感する。
 日本政府、今回のサブプライムローンの問題では、影響は少ない等と言っていた。が大きな読み違いをしていたようです。
 その証拠がトヨタの収益の大幅減です。1兆円も減益なのか、未だ6000億もの収益なのか、物は見方だと思う・・。強欲な。
 何れにしても、大手企業が首切りを始めている。その影響を受けて周辺の下請けが手を上げる。これ皆サブプライムローンから始った金融不安が震源です。金融商品とやらのからくりは分からないけれど。
 で話は日本の選挙のこと。選挙前に、取り敢えずは一度こっきりの給付金のばらまきをしようと。そのばらまきの仕様で政府がまとまらない。なんともお粗末な内閣です。
 アメリカ言いなりの日本国政府、自立した国民の為の政府を選挙で決めないことには。
 アメリカへの投資に注ぎ込んだ円、これの付だともいう金融不安。
 確りしてもらわないと、政治家様。



08年11月7日記
 アメリカの新大統領が
 11月5日はアメリカの次期大統領が決る日。そしてオバマ氏が次期大統領に決った。で世界はどのように変わって行くのだろうか。
 「チェンジ」、を唱えて次期大統領に決ったオバマ氏、アメリカをどのように変えるのだろうか。
 ブッシュからオバマに変わるの確かだが、アメリカの政治が革命的に変わる訳ではない。
 どちらかと言うと本の少し変わるだけでは、と予想します。何故って? イラクからは撤退を言うけれど、アフガニスタンからは撤退をしないというオバマ氏です。
 対日本だって何を変えようというのか、これからの話。未だ何も始っていない。取り敢えずは財政問題でブッシュと違うことをすると言っている段階ですから。
 よく大統領選の後で語られることは、ホワイトハウスの人事がそっくりそのまま新しく変わる話です。日本の永田町とは違う所らしい。
 でも大統領選の弱点もよく語られる。国民の過半数を得ても大統領にはなれないこと等。前大統領選でゴア氏が国民の過半数の投票を得ながら、その制度上大統領選では落選の破目にあった。
 それに共和、民主党以外からは大統領選には臨めないない事も問題。民主主義のメッカを吹聴するアメリカでありながら、色々問題を抱えたまま21世紀になっても代わり映えがしないアメリカの選挙制度。つまり184年前の制度で選出されるアメリカ大統領です。
 米国民がブッシュを拒否したのですから、ブッシュ政治の変革に臨まなくてはならない。
 何処まで変革を出来るか、オバマさんのお手並み拝見です。



08年10月31日記
 金融危機に振り回される
 ASEMの会議も25日、北京で終わった。そして11月15日、世界の主要20カ国で金融不安で会議を開くと言う。先進8カ国と言われる金融トップによる会議も終わったのに、株価は下がる、景気は下降する。
 米国発の金融不安が出口を見出せないまま、ふらふら状態で世界各国を彷徨っている。
 経済学者がどうすれば良いのか分からないのだから、田舎の年金生活者に分かろう筈はないのですが、あちこちで実害が出ているので大変です。
 ただアメリカの新自由主義とやらを推し進め、FRB議長を18年も務めた人が間違いを犯したようだとアメリカの聴聞会で語った、とか。
 小泉内閣でアメリカの新自由主義を至上の経済システムと説いていた御仁は今どんな顔をして現在の金融不安を見ているのでしょうか。
 日本は10年前にバブルがはじけて、その時の公的資金の投入を鬼の首でも獲ったかの如くに話している。が、しんぶん赤旗等は喜ぶようなことではなかったと書いている。
 つまり付けを国民の税金で行い、どれだけ儲けても銀行に付けを求めないと。なぜ問題が起こり、どうすれば問題を解決できるか、その処方箋を実施しない限り、病は治まらない。
 問題処理の道筋は素人の田舎者にも分かる。
 市場万能主義が現在の金融不安の本であることはメディアが連日伝えるところです。その事を本家本元のアメリカが理解していないようです。 麻生首相もこの事をどれほど分かっているのでしょうか。
 疑問です。



08年10月24日記
 赤旗日曜版に
 しんぶん赤旗日曜版、10月19日号の10ページの記事を見て、びっくりです。9月半ばに倒産したリーマン・ブラザーズの最高経営責任者の給料で書いています。平均的勤労者の年収の千倍で、70億円という。金融危機の収拾はもう少し先のことなのでしょうが、カジノ資本主義の成れの果てで、こういう格差に国はどのような沙汰を下すのでしょうか。
 そんな記事を読んだ19日夜、NHKの特集番組を観た。日本の味噌屋さんの大豆買い付けの話でした。我が家の食卓には醤油は欠かせません。勿論、味噌もです。
 今までは自民党農政、金で買えば良いでしたが、金を出しても買えない時代が近づいていることを告げる番組でした。NHKの番組ですから自民党農政が悪いからとは一言も言わなかったです。
 しかし4割しか自給率のない食糧輸入国にしたのは自民党農政の付けだと思います。その農政の行き詰まりに、投機のマネーゲームで原油と穀物の高騰を引き起こしました。
 よくよく考えてみるに、これらのこと、6割の食料輸入、物価高騰等は天災とは言えない。これらは人災です。
 1970年代のオイルショックの時にも思ったことですが、食糧がなくなっては大変と、農業の大切さをしみじみと思ったものです。そしてそれは63年前の終戦直後の食糧難時代まで遡って考えさせられました。子供心に農業の大切さを。
 マネーゲームに没頭する人、農に精を出す人、色々です。こつこつ働く人を大切にしないと今に日本は万歳します。
 NHKも時々良い特集を放送します。自民農政の批判はしいが。



08年10月17日記
 今週は書くことが増えました
 今日は15日、11月の30日が総選挙の投票日になるのでは?とそんな記事が読売の電子版に。
 世界的に株価が上昇に転じて、金融不安が何かしら一息ついた風で、そんな記事が出たのでしょうか。
 ここで気になることを一つ。エーコさん曰く、損をした人がいると思うけど、では誰が得をしたの? でした。確かに損をした人、大儲けをした人がいる筈です。私には詳しいことは分からないけど、アメリカのウオール街に関係のない市民の声を聞くと分かるような気がする。
 金融関係者の中に大儲けと大損をした人がいると言うことです。多くのアメリカ市民は金融不安の外にいた人だと思う。但し無関係にではない。サブプライムローンという直接金融被害を受けたのはウオール街に働いていないアメリカ市民だったのだから。
 ウオール街の損害を何故国民の税金で始末しなくてはならないのか、これがアメリカ市民の反発だったようです。
 間もなく選挙を控えているアメリカ下院議員選挙、市民の反発を気にした議員が公的支援を先ずは拒否しました。
 世界的に公的資金の投入をすることで金融不安は一息ついた風ですが、これで不安解消とはどのメディアも書いていない。
 大儲けした輩はにんまり笑っているのです。使われるのは国民の税金です。そして大儲けした連中はそのままです。
 ウオール街の尻拭いは自らにさせよがアメリカ市民の声です。このページ14日のW・ポスト紙の論評(赤旗記事による)が新自由主義の矛盾をよく説いています。
 投機マネーゲームを制した組、やり損ねた組、アメリカ資本主義の成れの果てが今の金融不安の本だと、少し分かってきました。



08年10月14日記
 原稿を読んでる間は
 麻生首相も舌禍については認識を深めたようで発言には注意している節が良く分かります。だから、原稿を読んでいる間はその心配はなさそうです。
 何時、舌禍が飛び出すかは原稿がない時か、または原稿が欲しいが間に合わない時の発言にななるのでは。
 あれだけ解散発言が取り沙汰されながら、ここ1週間は鳴りをひそめてしまった。メディアも何時か何時かと書きたてたけれど、世界の金融危機で沈黙してしまった。
 日本にはあまり影響ないなどと言っていたが、ないどころかじわじわと経済を締め付け始めている。大和生命という会社が万歳した。次は何処なのだろうか。
 経済に疎い田舎者にも日々のニュースを見ていると、決して日本だけが大丈夫はあり得ない事が分かる。
 その訳は米国発の金融不安が米国一辺倒の日本経済で無事に済む筈がない、と思うから。
 新自由主義と言う資本主義の潮流が破綻した、と言うのが今の金融危機の捉え方らしい。このことに対する原稿を誰が用意できるのか、そこが見物です。
 W・ポスト紙の記事(「他国にも極度に自由化した(米国の)市場制度をまねることが期待され、奨励された」と指摘。過去三十年にわたって米国は、ことに途上国に対し、政府は金融や産業に手出しをするなと率先して主張してきたとしています)しんぶん赤旗によるを読んで、先日の公的資金の投入が何かを教えてくれます。
 W・ポスト紙の論評はもう少しあるのですが、今の金融不安は難題のようです。誰が麻生首相の原稿を書くのでしょうかねぇ。



08年10月10日記
 食の安全はどうする?
 メラミン混入問題で大騒ぎになっている、食の安全問題。これは中国で混入された食品が世界に輸出されて捲き起こった問題です。
 経済成長著しい中国発の危険な食のあり方が問われている。どれくらいの被害が出て終息するのか、現在進行中の危険食品の横行。
 これは中国の行政のミスから始ったことだが、日本の事故米穀の販売も許せない。MA米として輸入され、非食用が食用として販売されていた。中国のメラミン混入同様に許されないことです。
 このMA米の輸入について日本共産党は輸入義務のない米だと、しんぶん赤旗で書いている。しかし日本の各紙はそうは伝えていない。これも不思議です。
 外国産の汚染米をわざわざ輸入して、しかも食用にしてはいけない物を、ろくに検査もしないで食用として販売させる。
 中国の行政を許せないと同様、日本の農政もここに極まれり、と言いたい。ぎょうざ問題でも行政のあり方が問われた。がこの事故米の失態は日本の悪農政の極みでしょう。
 金さえあれば、何でも手に入れることが出来る、足りないものは稼いだ金で買えばいいと、これが自民党の農政でした。食卓に乗る食べ物、6割が輸入品では食の安全チェックは大変です。輸入食品は勿論、国内での安全管理にも事故米の体たらくです。
 まな板がなくても食生活に困らない現在社会、もう一度食について考え直す時ではないでしょうか。
 我が食卓にも概して60%の輸入品が乗っているのです。
 最近は徹底して中国食品は敬遠していました。自己防衛のため。



08年10月3日記
 失言内閣の第1弾
 電子辞書には、言ってはいけないことを、不注意で言ってしまう、とある。
 中山国交相が26日早失言を撤回するニュースが伝えられ、関係者が抗議した旨の報道がされた。本人は反省した上で任務に努めるとか。
 麻生首相の舌禍を予想したがどうやら任命された側から舌禍が。
私の近い人からは失言ではない本音だと。確かに確信犯です、これを失言とは言わないでしょう。
 28日閣議前に辞任を首相に申し述べと、各紙は伝えている。本人もだが首相の任命責任も大きい。
 ごね得の話も、単一民族の話も自分勝手な解釈で物事を見ていた事が明らか、で日教組云々に至ってはこの人の思想が100%表出されていて、その認識を疑いたい。
 この人は例の靖国派に属すると伝えられる。赤旗の伝えるところによると現内閣では10人もいると。
 中山氏はこの靖国派の幹部をしている人で、もう筋金入りの右派と見ていいでしょう。地元の宮崎県での発言などは確信犯そのもです。失言などではなかったことがより明確に。麻生首相はこの人のことは良く知っていた筈で、任命責任の重い所以です。
 従って発言後の対応も鈍い。口は災いの本、心の全容がそっくり言葉として出てきます。この機会にとばかりに、本心をしゃべりまくったようです。
 靖国派の人が喋ると国民、有権者は反発するでしょう。麻生さん気をつけて喋らないと選挙前に首が飛びますよ、です。
 一段と心の全容を隠すでしょうが、その内本音が飛び出るでしょう。



08年9月26日記
 19日はてんやわんや
 組閣した人が政権を投げ出して、涼しい顔をしているのだから、もうこれは徹底した他人事で首相の任を遣り通すのでしょう。福田首相の話です。
 農水相と農水事務次官が共に辞任して、農水相の任命責任を問われて、そこまで行政責任があるのか、と逆に質問した福田さん。毎日の報道を読み次がないと分からなく現政権の姿。この人には元々自己責任の常識は無いようです。
 麻生自民幹事長も、失言が多すぎます。被災地の住民の気持ちを解しない発言をして総裁候補としての資質を見事に自己演出し、直ぐに失言を撤回した。これからも失言癖は付いて回りそうです。
 辞任した太田農水相も短期間に何度も失言を繰り返しました。
 ようやく資質のない人がその任から外れましたが、今の自民党には政権担当能力がないということでしょう。日本人から米食を失くしたら、もう日本人ではなくなります。小麦も食べますがやはり主食は米でありたいと思う。
 その米を守ってゆくべき農水省が規制緩和で国民の立場を忘れる、で食べてはいけないものを食べ物にして販売する。
 偽装の問題で食が揺れ動いている現在、今度は食にしてはいけない物を食として流通させる。もう自民党には農政を任せるわけにはいきません。年金問題、医療問題、財政問題、外交問題、どの部門でも不安山積です。
 アメリカもてんやわんや、日本もてんやわんや、自公政権に変わる国民のための政権を早くつくらなければ。
 今日は24日、失言癖の麻生さんが組閣をした。読売を除いて各紙は失言癖を。



08年9月19日記
 NHKは自民党にハイジャックされたのか
 長い習慣でニュースはNHKで聞くことが多い。12日の午後などは車で3時間ほど外出していたが、その間ラジオを聴くと厭きもしないで総裁選に出た5人の話を延々としていた。
 今朝の電子版読売新聞などは麻生氏に決ったように伝えていて、5人の内、他の4人を閣僚や党の重職に、と伝えている。
 少しは国政で何が求められているかをと説く各紙の社説もあるが、何も深く切り込めてない。そしてNHKも同じく切り込めない司会者の質問いい加減にしろ、と言いたかった。
 麻生氏については早舌禍が始ろうとしている。中部地方の総裁選演説でそれがあったらしいが、言葉は深層の表出だと思うだけに、見逃してはいけないと思う。
 農水大臣は最近事故米の報道で「じたばた・・・」発言をしたという。最も食の安全を守らなくてはいけない省庁のトップがなんとも情けない発言ではないか。
 そういう人を閣僚に選ばなくてはいけなかった福田さん、今の自民党の実態なのでしょう。
 今日は15日ですから臨時国会まで何が起こることやら。それにしても日本のマスメディアには確りしてもらわないことには、そう思ってやまない日々です。
 最近、岩波新書 ルポ貧困大国アメリカ 堤 未果著を読んだ。報道組織を国が意のままに牛耳ると大変なことになる、に警鐘を鳴らしている。あのアメリカがテロ報復に染まったのは事実なのですから。
 マスメディアをハイジャックさせないようにしない、と。それは有権者の自覚から、です。



08年9月12日記
 税金の取り方
 6日夜、8時からNHKの税金の番組を2時間ほど観る。NHKなりに番組を創ったのだろうが、出ている顔に竹中平蔵氏がいてがっかりした。今の混迷を招いたのは小泉路線の片棒を担いだ竹中氏ですから、自ずと番組の流れは分かる。それで途中から観るのを止めた。
 8日朝の電子版の各紙は10月の冒頭に解散して11月の総選挙を伝えている。何か分からない内に選挙ムードに入ってゆく感じがします。
 全国紙が11月総選挙を伝えると、もう決ったように思えるから不思議です。何が争点なのか、国民、有権者にとって大事な選択が何なのかを抜きに総選挙に突入してゆく感じです。
 だが次なる総選挙はメディアに騙されないようにしたいと思う。先に書いた税金の取り方ではないが、NHKにしてもその他民放局にしても時の政府に堂々と意見を申し述べる人が少なすぎることです。
 一度はそう言う所で発言できても、その席は保障されないで、いつの間にか姿を消す。
 そして争点が何かを分からないままに総選挙を演出する。これが日本のメディアの実態なのかも知れません。
 自民党がどれだけ行き詰まっていても、それを指摘できる新聞紙、雑誌、放送の主張を目にしたことがない。
 竹中平蔵氏はここまで日本が来れたのは小泉改革路線なればこそと随分喋っていた。これ程行き詰まっている現実を見ないで。少なくとも識者として選ぶなら左右同数でなきゃ、この番組は政府広報番組か?になってしまう。で観るのを止めました。だから税金取りたての行方は知らない。消費税の取立を勧める番組にでは、と。



08年9月5日記
 突然の辞意表明
 防災の日の夜9時半、NHKテレビは福田首相の記者会見を報じた。来る臨時国会で上手く行きそうにないので「辞めます」でした。
 他人事のように、とその発言を評されて、「自分のことは客観的に良く見える、貴方とは違う」と最後に本音が出た感じでした。
 又安倍退陣と同じでは?問われて、安倍首相は病気が理由で私は病気ではないから、と。敢えて言うなら視力が衰えただけ、健康問題ではないとその違いを。
 確かに健康を理由にではないが、政治の目標を見通せない政治視力の欠如が招いた辞任劇であったように思う。
 先の国会では、3分の2議決が法に定められた政治手法だと、インド洋上の給油法やガソリン税の再施行などを強行した。が次の国会では公明党がそれには加わりませんと言い出したから、お先暗闇。
 その上、今や小選挙区でも公明党の選挙協力なくしては勝つことが危ういと言われている。どれだけ頼られても福田さん国会運営は上手く行かない。そういう政治状況で自ら内閣改造もしたけれど、支持率も上がらない。先を見て客観的な混迷の出口を見出せない、これではと無念の辞意表明となったのでしょう。
 当然の成り行きだったのかも。それにしても誰もが驚きの発言です。問題はこれから先の話。
 ねじれを治さない事には上手く行きません。どうして「なじれた」のかそれを治さない事には先が見えてきません。自民党と同じことをしては何だ民主党もか、と言われるだけです。
 総選挙で求められているのは自公政治に変わる、新たな労働者の為になる政治です。高齢者・労働者を痛めつける政治では有権者は認めません。 そのこと夢忘れぬよう。



08年8月29日記
 政党の党首選挙
 小学2年生で1945年、終戦を迎えた現老人です。少しは戦前の教育の陰を持ってはいるけど、戦後の米国民主主義の教育を受けて育った。だから並の民主感覚を持っていると自負している。民主党の党首選挙でマスメディアも自民党も批判的だ。しかし私はこの批判とは少し違う。
 政党には大きな決まりがあって、党首が変わっただけで、党の方針、目標がころころ変わるものではない、が政党の姿だと思う。
 自民党には派閥があり、考え方が少し捻れていても、米国との同盟関係で党の姿を保っている。
 では民主党は?政党の主張を精読した訳ではないが、選挙前やNHKの日曜討論を聞く限り、大筋で自民党と変りがない。
 公明党は現与党だからこれも自民党と大筋では変わりはない。選出された議員は少ないが共産党は安保条約破棄の政党です。旧社会党から名前を変えた社民党は一応、今でも反安保なのか。凄く大雑把に各政党が何を主目標にしているかを書いてみた。
 話を元に戻します。民主党の党首が誰になろうと、党の政策が党首交代で変わるなどは以ての外です。政党とは党首が変わって政策が変わるなんて事はない、と思っている。
 政策論争が党内でされ、それを実行する機関が構築される。その機関のトップが党首ではなかろうか。
 民主党は次の国会では徹底審議などと言っているが、先だっての国会では審議拒否を続けた。これだけ党の姿勢をころころ変えられては何を信じたら良いのか有権者は迷います。
 党首選挙の前に大切なのは政党の旗幟を鮮明にすることではないでしょうか。



08年8月22日記
 戦争は天災ではない
 では何か、人災です。大義を振りかざして、物々しく始めた米国のイラク侵略戦争。アフガニスタンへの侵攻、33年前に終わったベトナム戦争、67年前の第2次世界大戦、皆人間が起した大災害です。
 先週は昭和天皇の息子が第2次世界大戦の慰霊祭でどんな挨拶をと、よくよく聞いてみると今年も天災に遭った如くに話していた。天皇制の元で仕掛けられた戦争でありながら、そのことは一切抜きの話でした。
 つい最近もグルジアにロシア軍が侵入し、武力を行使した。ブッシュ大統領はロシアを直ぐに非難したが、では貴方のイラク侵略は?何なのよと訊きたい。
 日米同盟は国際では最重要と説く現政権ですが、これが今や最も危険な同盟になりつつある。憲法九条を持つ日本国の平和主義とは矛盾するからです。
 国際紛争を武力で解決はしないと憲法に掲げる日本国憲法、第九条は凄く明解です。
 子ども心に、もうこれで再び戦争はしないと思えた。
 60年前の日本人は皆そう思ったでしょう。大都会で暮らしていた人なら、田舎暮らしの人以上にその思いを強くしたに違いありません。片田舎でたった1日の戦争体験でその惨めさを体験した子どもが、「もう戦争だけは」と思ったのですから。
 ブッシュも現自公政権も選挙によって選ばれた政府です。日本の今は郵政の民営化で選ばれた衆議院議員、といっても過言ではない。なのに頼みもしないことを、好き勝手に国会決議する。
 おまけに人災を振り撒く米国に何でも追従する。選挙で多数になったことと、正義とは同じではない。勘違いされては困ります。



08年8月15日記
 今日は終戦記念日
 1945年7月24日は紀伊半島の日置川の川口の近くで爆撃を受け、25日は4km川上の田舎の田舎に疎開した日でした。この爆撃、隣組では誰も死者は出なかったが、伯母の連れ添いが死んだし、
150mほど離れた友人の家族は全員死んでしまった。この日の死者数は51人と記憶している。
 私は海岸縁の砂地に造られた防空壕に逃げて空襲を避けたが、亡くなった友人達は防波堤上で敵機来襲を見上げていて、直撃弾を受けたと言う。
 こんな片田舎がどうしてと思うが、我が古里は紀州材の生産地で製材工場が川岸に沿って建ち並び、それが攻撃目標に、と聞いた。
 爆撃を受けた日、戦場になると生活の場がどうなるか、7歳の子どもにも直ぐに分かった。壕から出ると爆風で障子等が全部吹き飛んで家が素通しに成っていた。
 我が家の壕から50mほどの先にも爆弾が落ち、その10mほどの傍にも壕があって、そこに逃げ込んだ人達皆助かった。笹薮があり砂地であった事が幸いしたようです。
 7月25日は艦載機による機銃攻撃がされた。我が家には弾痕はなかったが続く納屋には弾痕が多々あった。疎開が正解でした。
 早く戦争を止めれば死ななくて済んだ人がどれだけいたことか。戦後に人の話を聞いたり本を読んだりして、分かったことは戦争の最高責任者である昭和天皇が「私の間違で起した戦争」と国民に詫び、謝ったこともない。そして責任には一切つぐんでこの世から去った。
 今日はその息子がどんな話をするのだろうか。



08年8月8日記
 3日の内閣支持率
 読売支持44%、不支持47%。毎日支持25%、不支持56%。朝日支持24%、不支持55%と出ている。読売の支持の多いのに違和感を強くするが支持しないが多数を示している点では3紙の数値は不支持が一致して多数である。
 閣僚の顔が変わって政治が変わるのを信じる有権者は居ないことがはっきりしたと思う。読売の調査では少し違うけれど。
 政策に転換があると別だが、今までの政策を継承しながら、閣僚の顔を換えるだけでは内閣の支持率は上がらない、と支持率横ばいの新聞社の社説は説いている。
 何時も思うことだが、この3紙の内で最も読者数の多いのが読売です。この新聞社は確かにニュースの速報性は他社に勝っているが、どのような立場で報道するかで、問題ありと思うことが多い。
 特に政治面では政府広報機関ではないかと思うくらいに政府を肯定する姿勢を崩さない。つまり国民の立場を、ではないことが多い。
 改憲問題でも自民党張りの、いやそれ以上かもしれない改憲を説くのが読売ではないかと思う。
 背水の陣で始って、今度は「安心・実現の内閣」などと言ったらしいが何を指して安心なのかさっぱり分からない。
 内閣支持率と同時に今どの党が支持されているかも調べている。どうやら民主党が自民党を超えているらしい。
 自民党が有権者に嫌われていることははっきりしている。そして次は民主党が政権を取るでは困る。何故かって、言ってることに自民党と大きな替りがないから。民主党では政治は変わらないと思う。
 だから、どの政党が今の日本を良く出来るか、今一度考えてみたいもの。



08年8月1日記
 看板方式の果てに
 トヨタが考え出したコストダウン方式が看板方式ではなかったか、と記憶しています。見てきたような話になりますが、当時立派な倉庫を建設したタイヤ製造会社がトヨタの経営陣に笑われたと言う記事を読んだことがあります。
 つまり下請けに期日・供給場所に部品を納品させる。と莫大な金をかけて倉庫など作る必要はない。それで無用の倉庫に金などかけて、と笑ったという。コスト削減ではこれ以上の事は望めないくらいに長けているトヨタでした。
 自分の車の整備で分かったことですが、今やトヨタは車で世界一の生産台数を誇るトップメーカーです。ところが田舎の整備工場で聞くと評判は良くない。トップメーカーでしょう、と部品の良さを持ちかけると認めません。小さいメーカーの方が良い製品を送り出していると。
 話を元に戻します。看板方式の到達点が労働力を部品と同列に置いてしまった事ではないかと。人を人とも思わない派遣労働こそは看板方式の成れの果てではないでしょうか。人材派遣会社に期日、人工数を指示して労働力を調達する。人権を無視した物同然に労働者を扱うこと。そこに看板方式の終着の姿を見るように思う。
 トヨタは搾るだけ労働者を搾ってがっぽり儲け、政府の保護政策で税金は払わない。そのからくりは良く分からないが、世界のトップ企業が中部地方の拠点となって稼ぎまくっている。もっと法人税を納めさせる、そういう税制に改めないことには不公平だと思う。
 「誰でもいい・・」と言う言葉を通り魔事件の犯人が口にする。友人のHPに書かれていたが、この言葉は派遣労働の場で生まれたのでは、と。
 自動車が「誰でもいい・・」では生産ラインは動かないと思うが、正社員並に働かされて収入が半分では堪らないですよ。
 どうやらそのようなことが罷り通っているらしい今の労働界。



08年7月25日記
 世間を騒がす大分県
 大分県だけの話ではないようだが、教員の採用試験で「えこひいき」が長らく続いたという話です。子どもを教える教育界での実話だから驚きます。
 学校の先生が「えこひいき」することは年齢が一桁の時から経験して知っています。中には出来の良くない先生も居るでしょう。これは何処でも言える事です。
 しかし採用の段階で実力を伴わない選抜の仕方が横行したのでは教わる子どもも、減点で不採用にされた方も堪らない。それが昔々の古い倣いで、おまけに金品が絡んでいる。では罪が深いです。
 試験を受けても、採点を正確にして貰えない。記録は残さない。この手の証拠隠滅方は最近自衛隊でもありました。
 教育について全く疎いので、話すとボロがでそうです。それを敢えて言いますと、教育界がおかしくなったのは教育委員の公選制が廃止されたことと大いに関係有ではないでしょうか。
 当時各自治体首長の意に沿わない人が公選で教育委員長に選出される、それで任命制になったと記憶しています。
 何事によらず識者と言われる人が組織を牛耳ることが多い。政府の諮問委員会等がいい例で、意に沿う人を選び、好みの答申をさせ、代議制民主主義の如く政策の中心に据え、政治をしようとする風が自民政府には強く、それが現在も幅を利かせています。
 公選制から任命制に変わったのは、他にも理由があったように書いた報告書もあります。
 日本の公選制度の投票率は低い。地方の首長選挙など50%を大きく割ることを時々見かける。これでは日本の民主主義も泣いていると思う。
 大分県の教育委員会の話が日本の各地で存在する話としたら、これは大変なことです。



08年7月18日記
 G8のサミットも
 終わって早1週間が過ぎようとしている。7月15日は日本沿岸での一斉休漁が実施された。20万隻という。漁に出たくても燃油が高くて採算が取れないからだ。エンジンを使わないなら話は別だが、今はエンジン抜きの漁業はありえない。漁に出れない分、食べ物が少なくなる。
 サミットでは燃油のこと、エネルギーの高騰が話題になったが何の具体的施策も得ないままに結論は先送りされてしまった。
 何故に石油と穀類が今高騰をしているのか、経済専門家の説くところは投機マネーの仕業だという。そしてその始まりはプライムローンの焦げ付きだと。そして先先と話が進んでゆくとブッシュ米大統領にたどり着く。米国の金融政策にです。
 彼の出身は石油関係の閥だと聞いている。しこたま稼いでいるのは米国又は英国系の石油財閥では、と素人なりに考えてしまう。
 新聞を読んでいて推理するんですが、イラクに攻め込んだのも石油権益を我が物にせんが為の侵略戦争ではなかったか、と。日々の新聞を読んでいるとその辺までは分かる。
 洞爺湖サミットはこの米国大統領のブッシュに引き回された、というのが1週間後のサミット評価のようです。福田さんは何も纏められなかったという事です。
 しんぶん赤旗を読んでいると、そういう結論になる。何も勝手に「赤旗」が言っているのではない、世界各国の新聞が伝える洞爺湖サミットの評価を総合してということです。
 ブッシュ米大統領を政治家として全く評価しないが、石油業界を利する上ではこれほど価値ある大統領は他に居なかったかも。
 そのブッシュさんのお陰で、世界はてんやわんやに、騒然としている。我が家も駅前に行く回数が減った。いや減らしました。



08年7月11日記
 環境問題について
 テレビで北極の氷が薄くなっているや、ヒマラヤの氷河が溶けて湖が大きくなったり、アフリカのキリマンジャロの雪が薄くなっているも伝えられて久しい。その結果地球表面の水位が上昇して水没する島や、日本でも水没が予想される0m地点が指摘されている。
 原発の建設も環境問題では最たる難物なのかも知れない。温暖化を進めないエネルギーとして推奨する人もいるが、垂れ流しに等しい廃棄物の放置では、善玉とはいえない。
 いよいよ今日7日からG8が雁首をそろえ、地球の大問題を話し合う円卓会議が始る。既に日米が会談をしたようで、6日夕刻ブッシュさんと福田さんが記者会見をした。どうやらG8の合意を見て下さいの様な会見だった。だから結果を見る前につぶやくのも早すぎるが、今朝の新聞評では期待の評であって、どうも米国の協力が得られるように、との書き方だ。
 中国やインドが乗って来ないようなバスには乗れないが、米国の言い分らしい。しかしG8の中で最もCO<font size="-2">2</font>の排出の多い国が今に至っても排出規制に取り組もうとしないのは頷けない。
 先ずは自ら率先して規制数値を出し、人口が多くて頭割りでは少なくても、トータルで排出の多い中国やインドに対して規制を呼びかける。でなきゃこの地球号上手く行かないのでは?と思う。
 核兵器でも同じ事が言える。自分の核は良いが北朝鮮は悪いでは話が通らない。おまけに核の先制攻撃もするなどと言うのでは悪の枢軸を宣言するに等しく、いい笑い者。
 日本はその米国の従属国で、何処まで洞爺湖G8を纏めきれることやら。
 2050年に元気に政権についている首脳が何人居るの?
 今日は11日、G8では何も決められなかったと評する赤旗新聞の主張が正解か。



08年7月4日記
 年金の管理は
 社会保険庁という役所は官吏の質を何処まで下げるのだろうか。こういうのをどのように罰したら良いのか。国民から集めた金の管理をちゃんとしない国家公務員、これは犯罪だと思う。
 振り込め詐欺が、世間をさわがせているが、最近伝えられた社会保険庁の杜撰な年金管理も突き詰めると振り込め詐欺と同じだと思う。払い戻しを正当にしないのだから。
 5000万件の宙に浮いた年金。払い戻し先が分からない。これには驚いたが、コンピューターへの入力ミスにも驚く。
 実は私も年金生活者で、問い合わせの封書が届いた。未だに返事は出していない。船乗りをしていたので船員手帳を遡れば自分の勤務した船の乗船暦が分かる。
 が問題は船乗りになって3年目くらい、身一つで難を逃れる船火事にあった。船が全損だから船員手帳や海技免状等も消失した。
 だから、船員生活のスタートから3年くらいは手帳による乗船暦の検証を出来ない。但し、船乗りを辞める時如何ほど乗船期間があるかをチェックしたら、この消失期間が含まれていたので安心した。
 しかし今回の厚労省の問い合わせで分かったことがある。半年間の乗船期間が不明と成っている事だ。
 船乗りは船員手帳無しで乗船は出来ない。それに保険料を払わないも通用しない。問い合わせの封書には勤務先の船社名の記載有り、と無しがあってこれも不親切。
 話では、年金の管理は自ら明確な申し出をしない限り是正は在り得ないとも。そんなことが分かっていたら、もう少し乗船暦をきちっ、と。
 信用していた社会保険庁がこれほど杜撰だったとは驚き。2年ほどしたらこの役所が別の組織に名前を変えて仕事を引き継ぐとか。では誰が責任を取るの?



08年6月27日記
 消費税が新聞によく出る
 福田首相の口から、2、3年を単位に消費税の税率アップの話が。今朝の新聞に出ている。詳しいことは分からないが首相がアップを語ったのははじめてではないか。
 竹下元首相が消費税を導入した時、確か福祉の為にではなかったか。しかし消費税の増収分が大金持ちの減税に使われたというのが、通り相場だ。
 今朝の読売新聞の社説を読むと、消費税率のアップを明確にして増税をしなくては国の財政は上手く行かないと説く。
 消費税の税率アップを盛んに言うのは財界の連中だ。基本的に人間1人の消費量は決っている。従って所得の大小に関わらず均等に税収を取り立てられる。
 財界の連中とは大金持ちのことを指して言ってるのだが、彼等には消費税率1、2割になってもちっとも響かない額だろう。しかし年金生活者や低所得者にとっては大変な額である。
 累進税といって、所得の多い人から多額の税を取る。現在はこれを下げすぎたと聞いている。多額の所得を得る人の言い分が国会で通ってそうなったのだろうが、欲張らないで元の税率に戻せば、と思うのは間違いなのだろうか。
 小渕元首相は日本一の借金王などと語ったことがあった。しかし小渕さんだけではなく歴代の首相が借金財政に組してきた訳で小渕さんだけの責任ではない。
 その後も借金財政を止められないで借金の額が嵩んだ。小渕さんの時は確か500兆円の借金財政だった筈で今は800兆円と聞くからその後の首相が何も返済できずに、である。
 収入が無いのに赤字予算を組む。夕張は捻り鉢巻で緊縮予算で奮闘中。大阪府も夕張並みの赤字財政とか。しかし日本政府は夕張以上に火の車だという。
 今朝の新聞で消費税率1%の税収は2.3兆円とか。計算では赤字の解消は簡単、しかし国民が認めないことにはことは進まない。
 福田さん頼りにしてまっせ。確りしてもらわないと。



08年6月20日記
 赤旗を読まなかった入院中
 人間体調を壊すと、うっとうしくて新聞も読まない、テレビもラジオも関係なく四日ほど過した。それで東北の内陸地震を知ったのは夜になってから。何も分からないままに、病院内の生活は淡々と過ぎて。
 その後、夜7時のNHKニュースを見ることに。地震の後、特別なニュースは無かったが、病室の4人部屋で闘病の色々を垣間見た。
 耳鼻咽喉科なので相部屋の病状はその内に、と思っていた。が何処が悪いのか分からない人が多かった。
 4人部屋で10日の内に5人の方と相部屋に、病状が分かったのは蓄膿症の一人だけ。
 科目は耳鼻咽喉科と頭頸部外科となっていて、これが何処が悪いのか分からない原因になったのかも。
 お隣のベッドは早くから入院、しかし食事を取るのを見ない。それでもしゃきしゃきと病室を出入りしていた。後の二人はどうやら視力に問題があって手術をしたよう。後1人は中学生で何も分からないままに一番先に退院。
 鼻の手術をした人は新聞を読んでいたが、他の方は専らテレビを観ていた。ベッド脇のテレビを観なかったのは私だけ。
 入院すると家族がそれぞれ面会に、手術前の励ましに来るのが常だった。
 闘病に全力投球なんて単純ではないのでしょうが、私の場合は聴力回復に集中した。
 信ずるものは救われると言うので、ひたすら自分のしている治療を信じて、入院中は神頼みの如くに。 はっはっはっ!
 そして今まとめてその間の赤旗を読んでいる。赤旗を読まなきゃ世の中が見えない。聴力回復なって、日常のテンポに戻れたってこと。



08年6月9日記
 思いやり予算とは
 前衛7月号で思いやり予算を読んでいるが、OMOIYARIでそっくり横文字表現されているという。KAROSHIと同じなのか。英語にはない日本語の心情表現。始って30年になるらしいが、累積で約5兆円とか。
 高齢者医療制度が今世間を騒がせているが、それに米軍再編でグァム島に新たに基地を増設するために何兆円もの資金を日本政府が出す話など、自・公政権は一体何を考えているのか、と言いたい。
 米国におくよりも日本におくほうが維持費が安い米国軍。米国に何も言えない自公政権では基地撤去など夢のまた夢。
 沖縄の県議選挙のように、自公の国会議員を半数割れに追い込まなくては。
 思いやり予算、これは人災です。国民が怒れば、撤廃必ず成し得ることです。怒りましょう。



08年6月6日記
 地位協定の話
 高村外相は米国と地位協定を結んでいる国として日本は最も良い条件であるという。だから現在の協定を改定するなどは考えていないと。何と卑屈な考えの持ち主か。
 安保条約を結んで以来協定の改定など聞いたことが無い。沖縄での海兵隊員の犯罪の多発から運用の改善が関の山、相手任せだ。
 最近、米国の公文書公開で昔の事件に関することが分かった。
 沖縄伊江島の狙撃事件の処理や、群馬県のジラード事件などの経緯を新原昭治氏が公表した。
 公務中かどうかで裁判権を米軍が思うままにする、など。公務中の判断は米軍の意のままだから、日本国中で米軍が威張っている。
 米国のグローバリゼーションが顔を利かしている所以だ。だが自国の利益をそれ程大切にするのなら、相手を慮ってこそ。
 米国は民主主義をよく振りかざす。しかし相手を慮ることの無い民主主義は独裁と同じ。
 自国民だけを慮って、相手国民を等しく慮らない地位協定を戦後ずーっと続けている米国。それに文句を付けられない日本国。
 TBS系のテレビ番組を見損なったが、18歳になったばかりの米国の若者が新兵養成所を出たら立派な海兵隊員、人を殺める殺人鬼に変身すると言う。この訪問記者から直接話を聞く機会があった。
 実は米国が次々と海兵隊員を世界に送り出している仕掛けで、聞いて唸ってしまった。
 相手の立場を考えない自国の利益ばかりを主張する、これは独裁です。相手の嫌がることを意に介さない米国外交はその内に破綻します。イラクやアフガンが正にこれです。
 朝日新聞4日朝、電子版に事前協議の密約が掲載。
 日本国の従属外交がより明確に。



08年5月30日記
 再びグローバリゼーションとは
 もう一昨年になるか、亡くなった米原万里の説く国際とか、グローバリゼーションとかの話を読んだ。米原流の解釈で行くと話が良く分かる。
 グローバリゼーションとは地球的規模の意味らしいが、米国や英国の使うときは米国流、英国流の意味であって元々の意味とは異なるという。
 国際とは国と国の間のこと。日本という国、現在は米国との関係だけを国際と思い込んでいると。今年は7月に8カ国サミットが洞爺湖畔で開かれる。
 第1回はフランスの1975年から数えると33年ほどに。日本を除く首脳は自国語対相手国で同時通訳が入っているらしい。が日本は米語に対してだけ同時通訳で米語以外の国とは同時通訳ではない。米語を介して、と言う意味。
 33年前からの不思議な国際会議の実態を初めて知ったが、天晴れと思う。
 船に乗って地球を何回も回ったし、何処に行っても片言英語で仕事を済ませることが出来た。しかしそれでは国際とはいえない、と言うのだ。
 米・英語を話さない国との交流は直接相手国の言葉で、でなきゃ文化は伝わらないと。その通りだと思う。
 それ程、各国語を考えることはなかったが、日本語には漢語が沢山入っていて中国・漢の時代の言葉抜きには日本語は成り立たない、と言う。
 エッセーでは、大昔は中国・漢国語にかぶれ。江戸末期、時代遅れの蘭語にかぶれ。現在は米・英語にかぶれている、と。
 特に日本国は軍事、経済強国にかぶれる。これが米国従属に繋がったのか。面白いエッセーです。



08年5月23日記
 あれだけスムーズに選ばれた福田総裁
 この人しかいないと選べれた福田さん、ついに20%の支持率に。自民党の関係者もさすがに気にし始めた。
 これでは総選挙の顔には出来ないと地方が嫌うとも。これ自民党や支持者の思惑であって、こちとら早く総選挙を、と思っている。
 年金のこと、後期高齢者医療制度、道路特定財源税制の再議決。民意とは違ったことばかりを続ける福田自民党政府。早くくたばれだ。
 これだけ不人気なんだから次の総選挙では自民党は過半数を大きく割り込むだろう。
 1972年だったと覚えます、共産党が40議席ほど衆院で議席を取ったことがあった。あの時は政治が変わった。それで自民党、早い時期に総選挙をして流れを変えた。が、あの時の政権党の慌てぶりは凄かった。与党も一部の野党も大反共キャンペーンを張った。
 民意が衆院のどの委員会にも反映されることになったからで、共産党の議員が居るかいないかで各委員会の空気が変わったと聞いた。
 この調子で行くと日本は大きく変わると思った。30数年前にその様なことがあった。思い出すと、あの時もオイルショックだった。今回もオイルショックといって良い。
 公務員の天下りも問題になって久しい。だが今は自民党政治そのものの行き詰まり。政治をする人が変わらないと今の暮らしは変わらない。
 中国では四川大地震で大変だ。これ大本は人間のなせる業ではない。しかし政治は人間が大本。だから社会は変えられる。
 誰がやっても同じでないことを今度こそ。



08年5月16日記
 民意とは何か
 よく使われる言葉です。持ってる辞書を引くと、「人民の意志」とある。今日は13日、衆議院の3分の2以上の賛成で以って参院で否決された議案を採決すると言う。議案とは税制法案だ。
 総選挙で選ばれた現衆院の議席は郵政選挙と呼ばれた05年の9月11日の総選挙で自民党が圧勝した議席です。郵便局の民営化か公営かの一点で争そわれた選挙だったように記憶する。例の小泉さんが髪を振り乱して叫ぶのが、テレビの画面で踊っていた。
 それに乗せられたのか、心底民営化が良いと思ったのか、とにかく3分の2の議席を取った。
 民営化の是か非かはそろそろ答えが出てくるでしょう。
 現在、問題になっている後期高齢者医療制度、この衆院の圧勝を受けて06年に採決された制度だ。
 共産党の新聞を読んでいると、共産党はきっぱりとこの法案に反対したと。しかし反対をどれだけしても3分の2を制した自民党の強行採決に対抗は出来ない。昨年の参院選挙で潮目が変わるまでは強行採決の連続で、あえて言おう悪法がまかり通った。
 ここで民意が何かを問いたい。言葉の上で民意を表す衆院の議席数。しかし郵政の民営化に賛意を表した議席ではあっても、自民党の諸政策に白紙委任だったかどうかは、別だ。
 あの悪名たかき独裁者ヒトラーも選挙で選ばれた議員が始り。議会制の選挙でドイツ人が選んだ政治家でした。
 ドイツが第2次世界大戦後、日本と異なる戦後処理を出来たのは独裁者を選挙で選んだ反省から、と聞いている。
 この顔が「嘘をつく顔」に見えますか、と見えを切って嘘をついた政治家が、現存する日本の政治社会。
 ひどい目にあってる人は次の選挙で、ひどい目に合わせた政治家を選ばない。どれだけ頭を下げて頼んでも騙されない。
 民意を正確に議席数にしないと政治は変わりません。



08年5月10日記
 トラブル解消
 今回のトラブルは編集したトップページをアップするとゼロバイトのページがアップされて白紙のページが表示される、でした。
 編集したページはFTPのソフトでアップする。これで良しとトラブルは決着しそうに。ところが一言、何でゼロバイトがアップするのか、と又口から。
 これがきっかけで、PCの師匠はHPソフトのアップデートをしてくれた。時間にして約10分ほどだったか。
 これが功を奏して、HPソフトが見事に復活、トラブル解消となりました。また当分はHPの作業は続けられそう。

08年5月7日記
 又もアップ失敗
今はHPの更新に時間をかけている。しかしアップすると白紙になる。自力では無理なので近日中にPCの本体を車に乗せて入院をさせなくては。そう思っていたが生憎と車が東牧場に走れない。平和池の付近が再び水田状態になってしまったから。今日7日問題の水田が水が引けたら街に出られるのだが。</p>

08年5月6日記
 トラブルがつづくHP
とにかくこれでHPができます、と設定してもらって。続けてきた他力本願の「週間矢臼別ニュース」どうしたことか4月から上手くアップが出来なくなった。
 4月中旬から後半にかけて忙しかったのを好いことに1カ月休むことに。そして今もアップが上手く行かずに青息吐息。
 拙いHPとはいえ、1週毎にページの更新を続けること、精神を進化させる点で効果が多きことを感じる。その上、月末の1週間、赤旗を読まなかったが、精神の退化を実感。毎日赤旗を読むことがどれほど世間の動きを的確に判断できるか、良く分かった4月末の1週間でした。
 実は4月末は1週間、紀州に行ってました。19年前に生まれ在所を出て、9年で還暦をそして今回古希を迎えて、又故郷へ。
 昔の話に花が咲くのが幼馴染との同窓会。次回は5年後と言うことで三三、五五別れて行った。1週間ほど間を置いて飛行機の切符を買ったいたので、親戚の家でゆっくり。
 故郷では姪っ子の息子がPCをやっていて、色々訊いてみた。FFFTPソフトでやり直したらどうかと。ただセットして貰ったPCを使っていただけに、簡単には理解できない。20歳になったばかりの息子にはやって出来ないことは無いと励まされたが、HPのトラブル解決はなかなか難問だ。
 もう休刊の1カ月が過ぎた。漸く新しいファイルを書き上げた。問題はアップをどうするかである。</p>


08年4月4日記
 福田内閣の行き詰まり
 今日は3月30日、福田首相がNHKとのインタビューで色々と語った。一口で評すると、「困ったと言うだけ」で話が進みそうにない。
 話が複雑で、と言うのは本年度予算が衆院で決ったまでは分かっているが、その続きが分からない。予算案には暫定税率が含まれている為、これが決らないと予算の執行が出来ない。
 衆院の決議後、参院に送られて審議されないまま年度末に。案には暫定税率が含まれ、ガソリン税が失効するのだ。それに伴い税収不足をどうするか?問題ありと言う。
 この程度にしか予算案審議を理解できないでいるが、とにかく4月1日からガソリンが安くなると言う。
 そして審議をしないまま3月が過ぎようとしている。衆議院で再議決すれば、と2月末に強行採決をしたのだろう。
 ところが参院で予算審議がされないまま、4月1日暫定税率の失効日を迎えることに。
 分かりきったことを事前に処理できない内閣、日銀総裁も野党の合意なしには決められない。なのに同意を得られない人選をした。
 昨年夏の参院選で民意が自民党から離れた。それを自覚しないで、今でも自公・内閣は思い通りに政治を進められると思い込んでいる。
 審議をしないままに3月を無駄にした国会の責任は重い。ガソリンの暫定税率は止める。道路特定財源は止めて一般財源に。税収が不足するなら新しい税を議論する。34年も暫定税はおかしい。
 これを正道だと認識する。背水の陣ならそれくらい遣って貰わないと。総選挙で捻れの修正を待ちたい、が今は予算の審議を第一に。



08年3月28日記
 石原慎太郎を選んだ人
 今日は24日、新聞紙上では各紙が新銀行東京への400億円の追加出資を批判的に書いている。極端な書き方はどぶに捨てるも同然だと。石原慎太郎都知事は新たな追加出資をしないと今までの出資が水の泡になってしまう、と。しかしどの新聞も足元の明るい内に引き返したほうが損失は少なくて済む、と説く。
 確か前回当選した時は300万票余で当選した筈で、何で慎太郎がこれほど票を取るのだろう、と不思議に思った。外国旅行で都税を好き勝手に使ったり、息子をえこひいきしたり、問題発言をしたり、と問題の多い知事だ。
 現在は石原慎太郎のような人が都会人には人気があり、尚且つ良い政治家の評価を? おかしいと思うのだが。
 昔々は大都市の住人、大阪は黒田知事、京都は蜷川知事、東京は美濃部知事など革新と呼ばれる人が知事をしていた。
 何を期待して石原慎太郎を選んだのか300万の有権者に訊いてみたい。都政で何処をみても良い政治の流れを感じるところはない。少しは人を見る目を養わないと、都知事には反省の心など欠片もない。
 どぶに捨てると言われる金があるんなら都民に即分配しろと言いたい。
 その昔、政治は大都市から変わるものと期待したものだが、今は大都市に住む人の政治感覚には期待しない方が良さそう。
 騙す政治家も良くないが、騙された300万人にも責任を感じて貰わないと。「俺の好きにさせろ」と噛み付かれそうだが。戦前の天皇制の時代とは違うのだから。も少し増しな人を選ばなきゃ。
 来年は都議選だという。400億円をどぶに捨てても代議員として自公の都議を選ぶのかなぁ。日本人の政治意識が試されています。



08年3月21日記
 「9・11」陰謀説とは
 最近、「黒い霧」は晴れたか・藤井忠俊著を読む。松本清張の作品は沢山読んだ、「西郷札」からのファンだ。特に黒い霧シリーズではモスグリーンの推理で唸らされた。下山国鉄総裁事件の推理の件だ。それに松川事件の推理でも事件現場で押収されたという工具が問題になった。何れも米軍がらみの推理です。レッドパージも占領軍が仕掛けた占領政策で黒い霧シリーズで書かれている。
 別海町は北西部(現演習場を含む)は戦後入植で拓かれ、福島県出身者が多い。今は入植2世、3世の時代に入りつつある。10年も前になるか1世の古老・N氏と政治談議をすることがあった。
 福島は松川の出で、「君、共産党は支持できないよ、列車転覆をさせるような政党だから」。N氏は松川事件の直ぐ後、別海村に入植、新聞を読むこともなく入植前の報道だけで50年を過した人でした。列車転覆は裁判で決着の就いた事件で、共産党とは無関係と話すと納得してくれた。これは報道から離れると、何が真実か分からなくなる事例だ。
 しかしどれだけ報道があっても作られた報道は恐ろしい。
 「黒い霧」は晴れたか、で結論は晴れず。でも松本清張の歴史眼を称えている。
 民主主義の家元の如く振舞ったアメリカが如何にレッドパージを境に日本での占領政策を変貌させたか、学習不足で事細かに語れないのは残念。が、共産党の国会議員や中央役員を追放したり、新聞を発行してはいけないだの、これは異状である。それが罷り通ったのだ。
 国鉄労働者が東京で米兵に銃身を突きつけられ、集会を解散された話を直に聞いた。58年も前の話で、共産党員として国鉄を解雇された人だった。
 ネットで検索すると「9・11」陰謀説が再燃をしているとある。この報道の中で気になったこと、百聞は一見にしかず、だが分かりやすいだけに騙され易いとも。
 油まみれの海鳥映像を流し続け、ウサマビン・ラディンを映像で流し続けて洗脳するのはメディアのお家芸で、どれだけの人が作った映像に騙されたか。古い話ではない。アメリカは不可解な国です。
 改めてネットの「9・11」検索で新しい情報を。
私の主情報源・しんぶん赤旗が謀略説を何故、書かないのか気にかかる。



08年3月14日記
 バーモント州の話 
 7日だったかしんぶん赤旗にバーモント州のブラトルボローとマルボローの二町で4日行われた住民投票の結果、ブッシュ大統領とチェイニー副大統領を「憲法違反」で訴追されることが承認された。今後両氏が両町を訪問すれば逮捕されることになります。アメリカの地方自治がどれ程に強力なのか分かりませんが、日本の住民投票とは月とスッポンのようです。
 イラクが大量破壊兵器を保有だのフセインが独裁者だの等自分勝手な理由をつけて侵略したブッシュ大統領、それに賛同して自衛隊を派兵した小泉元首相も、立派な戦争犯罪者です。
 今やイラク市民の戦争による死者数は110万を数えるとも。
 テロと呼ばれた9・11を理由に始められた報復戦争が何の大儀もない戦争であったことは明々白々。しかしこの9・11には陰謀説があって、これが事実ならブッシュ大統領は二重、三重に大罪を犯したことになる。トンキン湾事件のように、その内に白日の下に審判が。
 それにしてもバーモント州の田舎町の住民投票は現職大統領に対する地方から弾劾の一里塚だ。平和運動で、イラク戦争で子どもを亡くしたシーハンさんの弾劾運動も続いている。
 よく川瀬牧場ではブッシュは1級の戦争犯罪者だと話題に上がる。私はNHKのニュースしか観ていないので9・11謀略説を聞いたのは川瀬さんからだ。いまだかつてNHKからは9・11の謀略説は流れたことはない。しかしそれには訳があって、「K9MP」の出した文書のよると自民党やNHKにアメリカのCIAがお金をつぎ込んで操ってきた歴史があると、だからNHKには陰謀説は出っこなかったのです。
 世界の報道を牛耳るアメリカが相手ですからこの陰謀を暴くには並みの告発では事は成らない。NHKニュースではビルの崩壊は航空機の燃料の燃焼によってだった。しかしこれを否定する証言・ビルの崩壊は爆薬破壊だったと説く、陰謀説。バーモント州の話が「9.11」陰謀説の再告発に繋がってくれれば良いのだが。詳しくは「K9MP」の発行した「9・11マスターキーから何が見える?読んでほしい。
 とてつもなく恐ろしい話だ。現在進行中のアメリカの侵略戦争の引き金になった「9・11」だけに。



08年3月7日記
 不作為とは
 血液製剤の使用許可問題で厚生労働省の元課長が最高裁で断罪された。しんぶん赤旗に始まって日本の大手新聞はこの判決を認めている。日本語は難しい、というか己の不勉強を恥じるだけですが、広辞苑を引くと「あえて積極的なこうどうをしないこと」とある。元課長は薬を販売させなければエイズ患者の発生を防げたのに、それをしなかった、と。かつて無かった判例を下した訳で良しとしている。気になるのは判決の最後だ。禁固だったか1年、それが執行猶予だという。
 日本の刑罰で執行猶予も有罪判決で、これを不服として争う人もいる。しかし執行猶予刑は無罪と同じだと思う。禁固は禁固刑を執行してこそで、何故に心変わりして最後に猶予を付け加えたのでしょうか。人が病気にかかって死んでいるのですから軽い罪ではない。だから判決の締めくくりで猶予は裁判官の不作為? に思えてならない。執行しないのなら初めから禁固を外せば良い。そしてわざわざ罪人をつくることもない。
 1人これはおかしいといっても法律に従って裁判官は猶予の審判を下すのだから、お前さんの考えがおかしい、と言われそうだが、敢えて。私の言い分は猶予を外せということ。名ばかりの有罪では罰でないと。
と言いつつ、他でもない子どもの頃、親族が禁固の執行猶予で好かった好かったと家族で話したことを思い出す。執行猶予で喜ぶ被告、俺は犯罪は犯していないと上告する人、色々です。この話は又何時か話すことに。猶予とは無罪と同じなのですよ。これ実感。



08年2月29日記
 米海兵隊の入隊教育
 森の映画社の宣伝文書で、「アメリカー戦争する国の人びと」の取材班のリポートを読んだ。
08年1月8日から28日まで、場所はパリス・アイランド米海兵隊ブートキャンプ(サウスカロライナ)オリンピア市(ワシントン州/西海岸)。
 上の米海兵隊の新兵訓練基地は100年近い歴史を持っていて、毎週500人から700人の若者が入隊し12週間の訓練の後[Marine」と呼ばれる海兵隊員になる。毎週金曜日が卒業式で毎年約2万人が海兵隊員に。
 数年前にサンディエゴに新たなブートキャンプが作られるまでは唯一の新兵養成所で矢臼別に来た海兵隊員も殆どがパリス・アイランド米海兵隊ブートキャンプの出だ。
 軍隊は何処も同じ、アメリカでも兵隊の使命は人を殺めるのが第一使命。アメリカの新兵訓練基地の入隊から12週間後の卒業までの映像と取材報告。公開が待たれますが、如何にして人を殺すことを教え込むかを映像化。
 上官の命に服従する兵隊、殺さなければ殺されることを教え込む。米国の為と教え込む上官。命を懸けたその先に何らかの恩典をぶら下げて、殺人鬼に育て上げる。
 若い海兵隊員を中標津空港や花咲港や矢臼別演習場のゲートで移転訓練の度に見かける。一見善良そうに見える彼らが入隊から、12週間でどの様に心身ともに変容させられるのか。それを思うと空恐ろしくなる。
 基地の町で繰り返される犯罪は当然の帰結なのかも。俺らをそうさせているのは新兵教育。何を綱紀の粛正?、ではなかろうか。
 毎週金曜日に送り出される新海兵隊員、大統領の命令に服従することと引き換えに自己の利益を求める若者。醜いアメリカをリアルに伝える新兵教育、志願とは言えひどい。映画の公開を待ちたい。



08年2月22日記
 京都市長選をどう見る?
 民意がどうなのか、何が問われているのか、京都市長選挙を考えてみたい。各候補に対する政党の支持は共産党対他の政党だった。共産党の日本社会における支持率は1割ほどと解している。
 選挙結果は岩国市に続いて、民意は五分五分とみたい。自民・公明・民主・社民に推された候補が僅差で当選を果たしたが、市民の半数が不支持だったことを考えると、市政のあり方を変えなくては成らないでしょう。
 今メディアは盛んに二大政党を宣伝するが、二つの大きな政党名はあっても中身は同じような政党にみえる。
 京都に住んでいないので、つぶさに市政を語れないが、如何に問題有りかが選挙結果で分かる。
 大阪府知事選、岩国市長選、そして京都市長選を北の果てで見ていて勝ってほしいと思った候補者が何れも負けた。
 京都市長選の結果については共産党対他の政党、前の参院選の得票で比較すると大差で多数の政党に推された候補が大勝する筈が、そうはならなかった。僅かに951票と僅差で。
 大阪では私の支持する候補は大負けした。しかし岩国、京都市長選は僅差の負け。段々と相手に肉薄している証拠で、次回に期待したい。
 それにしても投票率が低かったことに驚く。やはり権利を行使して民主主義を実践しないと。
憲法12条には、憲法に保障する自由、と権利は不断の努力で保持することを書いている。意思表示をすることで政治を変えられることを有権者が自覚しないことには。そのことに希望を託したい。



08年2月15日記
 艦載機受け入れ反対が負け
 民主主義が問われる選挙と結果を待ったが、艦載機受け入れ反対の前市長が敗れた。結果は負けたが市民の考えは五分五分と考えられる程僅差だ。長いものには巻かれよが通じない民意の反映が出た、と思っている。
 新市長は我が意を得たりと思っているかもしれないが、艦載機移転を認められたと思うのは早計だと思う。
 市民の半数が受け入れ反対であることを思うと、軽々には受け入れられない筈。艦載機受け入れでどの様な地方都市に成るのかは、沖縄の基地がどれだけ栄え、どれだけ困り果てているかが証明している。沖縄の人達は被害縮小の為に基地の移転などを言ってはいない。勿論東京の艦載機騒音訴訟をする人達も。
 投票に行かなかった2万9千人の思いはどうだったか、負けたとは言え伯仲した反対の意は凄い意思表示だと思う。
 読売新聞などは岩国市が艦載機移転を受け入れて米軍の再編をどんどん進めることを社説で説くが、とんでもない見方だと思う。例えば厚木の騒音被害宅と岩国の被害宅数を比べて岩国の方が少ないから等と。数の問題ではない筈。悪いものは悪いが判断の基準。
 東京湾に原発か過疎地の原発かの同じ発想で岩国駐留移転を説いている。岩国の市民が駐留移転に反意を表示したことを支持したい。
 この思いの先には安保廃棄の字幕が見える。アメリカ本国で存在しない基地の飛行訓練を日本国内で住民を無視して飛び交う米軍機。米軍基地を許している限り被害は無くせない。
 あと一歩まで追い詰めた岩国市長選挙、又次なる意思表示の場で民意を示そうでは。



08年2月8日記
 日本の民主主義が
 3日に告示され10日投票される岩国市長選挙。日本の民主主義が試される選挙では、とわくわくします。
 岩国市の問題は艦載機の移駐認否の話し合、するのかしないのかが問われている。米軍の再編問題で小泉政権が話し合いで決めると言いながら、話し合い無しで決めたのが艦載機の岩国移転でした。これはもう明らかなルール違反。その後、この艦載機移駐に住民投票は受け入れを拒否。
 市政を複雑にしたのは、市が認めていた給油機移駐の補助金で市庁舎建設を計画、実施。その補助金を関係のない艦載機移駐拒否を理由に打ち切ったこと。
 ことの成り行き、初めからきっちりと見ないと分からない。ここまで来ると少しは見えてきた。
 井原勝介岩国市長は市民に私がやっていることをどの様に判断されますか? と市長選に打って出た。勿論艦載機移転には同意できないと基本姿勢を表明して。
 市議会では受け入れ派が多い、でも最近の市民の考えは受け入れ反対の方が多数に成りつつあると聞く。今こそ地方自治の実力を示す時ではと思います。
 捻れと言う言葉は昨年の参院選以来良く使われます。この岩国市の問題、地方と国との捻れに一見映ります。しかし良く考えると、自・公政権と市民の捻れといった方が良く分かる。
 国会で多数を良いことに岩国市民のことなど何も考えないで、勝手に自説を押し付ける自・公政権。
 民意が政策を決める民主主義、その証が8日に表出される。そう思うとワクワクします。
 頑張れ岩国の人達。矢臼別から声援を送ります。



08年2月1日記
 奇策とは何か
 29日頃から奇策という言葉をニュースの時間、時々耳にした。朝日、毎日新聞の電子版にもその言葉が出ている。石油暫定法の2カ月つなぎ法案を「奇策」と評する。何れも社説で使っている。読売新聞は2カ月つなぎ法案を認める立場、朝日と毎日の主張とは違う。
 さて奇策とは常人の思い及ばない奇抜なはかりごと、と広辞苑に。国政の場で取られる奇策、こちとら常人、合点が行かない。
 与党とすればこの奇策で衆院の3分の2による再議決で思い通りの政治が出来るとの考えだ。
 ガソリンの暫定税が取り入れられたのは昭和29年、(1954年)半世紀も前の話。暫定の意味が泣いている税金です。その暫定を10年先延ばしにする法案を今国会に出していて、それを差し置いて、2カ月のつなぎ法案でことを成そうとしている訳。
 とにかく2カ月つなげば3分の2決議で又10年間は暫定税で与党の好きなことが出来る税制に。
 自・公が責任を持つ国政といって、自民の幹事長は自説を説いていたが、年金問題といい、インド洋のガソリンスタンドといい、国民の意に反したことしか出来ない現政権には今や政治を任せられないが現実。
 10年間ガソリンの暫定税を好きにさせるくらいなら、2カ月、3カ月の混乱など問題じゃない、と思う。(1月30日)
 ドタバタした国会31日に奇策と言われたつなぎ法案、衆院で取り下げられた。昨年参院選までは自・公政権の思いのままに、何でもかんでも強行採決で押し通した議案、今はそうは行かない。
 暫定などという名の税金は今すぐ返上して、納得の行く一般財源で予算を組めば国民は納得のはず。奇策など真っ平と言いたい。



08年1月25日記
 執行猶予って何
 つい最近、三菱自動車の元トップが自動車事故の裁判で断罪された。クラッチの事故で運転者が死亡したのは製造会社の責任だと。
 しかし執行猶予付き。判決理由を新聞記事で読んだが、欠陥を隠す、リコールを引き伸ばす、役所には報告をしない、悪いことの陳列棚。この会社、トラックが走行中に車輪が外れて道路歩行中の親子を死なせた事故もあった筈。
 刑罰のことで特別に学習をしたことはない。が、常々思ってきたことを話すと。執行猶予ってのは無罪判決に等しいと思う。事細かに知ってではないが、何も咎められることをしなければ猶予期間が過ぎれば無罪放免、ではないか。
 咎められるとは新たな犯罪であって、社会人に常に等しく求められる法律、道徳の遵守義務違反で当然のこと。
 だから執行猶予などは断罪などとは言えない、無罪判決だと思っている。
憲法には各自が裁判で争そうことを保障している。三菱自動車の元トップが控訴した旨の記事がでていた。
 昨年は会社のトップがテレビ画面で頭を下げることが多く、新年は福田首相まで頭を下げる事になった。そうしてる内に正月18日、製紙会社のトップが軒並み頭を下げていた。またまた偽装である。頭を下げるだけで終わることと、下げても終わらないこと、この辺りを確りしなくてはいけないと思う。
 裁判判決で裁判官が「執行猶予」を出せるのは執行に耐えられない人に限る。健康な体の持ち主には猶予など与えない。「執行猶予」は無罪判決。受けた人は喜ぶべき、訴えた人は許せない判決。
 一人でつぶやいても始まらないが執行猶予はない方が良い、と出る度に思う。



08年1月18日記
 民主主義って何だろう
 今アメリカは大統領選の予備選挙で大変な雲行き。アメリカは自国の政治思想を最上のものと考え、アメリカ流民主主義の輸出を考えている。イラク侵略もそれを口実にした。
 しかしそれ程自慢に出来るような政治社会ではないと考える。そもそもブッシュ現大統領の選出された時のことを考えると合点が行く。詳しいことを解さないで決め付けるのはちょいと気が引けるが、大統領を誰にしたいと直接選出する選挙制度でないことがそもそもおかしい。
 いうなれば小選挙区制と似ている。民意が選挙結果と結びつかない。何百年も昔から続く選挙制度であることも不思議なこと。それに満足しているアメリカ人も不思議な国民。
 戦後、アメリカからきた民主主義の教育を受けて、本の少し民主主義の考え方を分かっているつもりだ。有権者一人一人の考え方を集計して多数で政治のあり方を決する。これが通り相場だ。
 良い考え方だとは思うが、その選出の仕掛けが、上手くなっていないのが現実。
 日本の小選挙区制、アメリカの大統領選の仕組み、国民の総意と選挙結果は別物だ。選挙の判定は五分五分なのに結果は逆の結果も有り得る。アメリカの前回の大統領選などはどちらが多数だったか闇の中。
 郵政で争そった日本の前総選挙、衆院の3分の2議席を独占した。何時までも政権を維持しようとする連中は多数決を良いことに民意の反映など考えないで私利私欲に走る。前安倍政権の強行採決が良い例。
 世界的には比例代表選挙が主流になろうとしているようだが、それが法律化されていない国には民主主義の思想は画に描いた餅である。 アメリカも日本も現実は怪しげな民主主義国ではなかろうか。



08年1月11日記
 1バレルが100ドルの石油
 新年の、ご祝儀ではなかろうに、1バレル(159リットル)が100ドルで売り買いされる先物石油市場が。日本の石油精製業者が製品にして売り出す時は如何ほどの値段になるかは分からない。しかし昨年の初めは60ドルほどだったから随分と跳ね上がった。
 石油を使って事業をなす人は大変です。昨日さくらんぼを出荷する農家のニュースが出たけれど、採算が取れなくて、このまま石油の高値が続くと、廃業を余儀なくされるでしょう。と思う。我が家の場合は灯油暖房機、車を使わないように努めている。
 難しいことは政治家に任せてと思いますが、この際政治家は庶民の思いを確りと受け止めて貰わないと困ります。
 いつも読んでいる友人のブログには100ドル石油は高くはないと書いている。処変わればであるクウエートの港でガソリンと水のコップ一杯の値段、水の方が高かった、30年前の話。
 クウェートでは水は石油以上に貴重品で、今も変わりはない筈。友人は牛乳と比較して話を進めています。
 地球の温度が近年急上昇しているは連日のニュースで。石油や石炭の消費と大いに関係あることもはっきりして来た。
 そして日本とアメリカが、そしてカナダも温度上昇に歯止めをかけるCO2ガスの数値目標設定には反対していると言う。COP13会議に対するNGOの評価。
 石油の埋蔵量は後60年ほどで枯渇すらしい。今日明日、直ぐに人間の生存が絶たれる訳ではないが、今やCO2ガス排出の管理は人間の大きな使命になっている。
 急に高騰している石油の値段、エネルギー問題の発想の転機になれば良いのに。何時も思うこと、アメリカこそ諸悪の枢軸に思えてならない。その尻にくっつく日本政府。



08年1月4日記
 さあ、今年はどの様に
 夫々の地域で夫々の新年が始まる。年の初めに抱負だの夢だのと皆が打上げる。声を低めにこちとらも。
 昨年は師走に入ってから大きなしくじりをした。未だに尾を引いて腰が曲がらずに日常生活に支障をきたしている。
 塞翁が馬という中国の古い諺があって、将に師走の失敗は馬の話だ。何が災いするか、一寸先は闇で、計り知れないことが起こるのが常。
 元旦の朝、山登りをしていた人が4人も亡くなった。ここなら大丈夫と思ってテントを張っていたら雪崩に襲われた。つい旭岳でも昨年暮にベテランと言われる人達が雪崩事故で命を落としている。私も一歩間違えば、12月6日、命を落としていただろう、と思う。
 08年1月2日、古希を迎えた。災い転じて福と為すではありませんが、より日々を大切にしなくては。
 残される時間は限られています。近年、100歳まで生きるはありふれた話で、珍しくはない。しかし自にとって、その日が何時なのか、それが分からないのが人生航路。ひょっとしたら明日なのかも知れない。そう思わなくては。
 なら何時でも良いから悔いのないよう、これを日々のモットーに。そして今を精一杯に生きる。
 西牧場で生きるには農業の真似事でも良い、健康でなくては何も出来ない。その為にも腰の回復を第一に健康管理をしなくては、だから取り敢えずは腰痛の回復に全力を。そして今年も美味い野菜やブルーベリーを作って、との思いを再確認。
 勿論、お隣さんをしっかり監視して憲法違反の自衛隊を告発することも続けたい。 新春、そんな思いを新たに。



07年12月28日記
 フィブリノゲンとは
 この薬名をすんなり言えるまでに随分時間がかかった。今国会で、巷でよく言われる薬品名。これを投薬された人が肝炎に感染して苦しんでいて、全国各地の裁判で国と企業を訴えている。
 大阪高裁が和解を勧告したが原告側が政府和解案を拒否、暗礁に乗り上げていた。がここに来て急展開を始めた。政府が政治決断で一律救済を議員立法で解決しようと動き出した。
 26日現在、ラジオニュースの伝えるところでは、新年の7日頃には法案が提出されて、と伝えている。どんな法律案かは分からないが原告が納得できる内容であることを願ってやまない。
 インターネットで調べると、この薬は血液を凝固させるために使われる薬だと説明する。血液を濃縮することで精製される薬。問題なのは肝炎の罹っていた人の血液が使われていると、肝炎に罹ると言うことだ。
 これを造っていたのがミドリ十字という製薬会社であること。そこに天下っているのが厚生省の役人であったこと等を雑誌は伝えている。ミドリ十字の創始者は戦前の731部隊の出身者だと言うし、その後厚生省の天下りで関わりが30年来あったことも雑誌記事は伝えている。
 アメリカでは30年も前に薬の承認が取り消されたのに、日本では逆に薬の使用量が増えたことも伝えている。(雑誌とはMIN-RENいつでも元気)
 企業も問題だが国にも大いに責任がある。肝炎に罹る薬をドンドン売らせたのだから。裁判所も裁判所なら政府も政府、何をまごまごしているのですかと言いたい。
 福田首相は特効薬の世論、内閣支持率の急落で漸く政治決断をしたのでしょうか。
 


07年12月21日記
 年金問題の口から出任せ
 国会議員が口から出任せを言い出したらお仕舞い。今回は現政府の要人がこれをやった。官房長官、厚生労働大臣、総理大臣、だからからあきれる。
 年金問題で前安倍首相が選挙期間中に喋ったことが公約で無いなら、何が公約なんですか?と訊きたくなる。日本語は日本人にとってはそれ程難解な言葉ではない。
 おかしくなるのは言い逃れをする為に勝手な解釈をするからだ。「私は出来ることしか言わない」、と大見得を切ったのは安倍前首相でした。つまり野党党首は出来もしないことを吹聴していると。
 町村官房長官「年金問題」は選挙中だったから、説明不足があったかのような発言をした。これほど有権者を冒涜した発言は無い。確か彼の学歴は東大卒だ。彼も日本語を話せない人種なのかも。
 続いて舛添厚労大臣、公約違反を公表。つまり今年度中には年金問題は決着できないと。初め勢いは良かった、が今や何も出来ない大臣に。この人も東大卒だったか。
 じゃ福田総理大臣は、「公約違反と言うほど大げさなものではない」、ととぼけた。呆れて物が言えない。自民党の総裁ではないか、前総裁が何を喋って選挙したか、とぼけるなと言いたい。認知症の真似をしたのかも知れない。
 福田総理、物分りの良いお爺さんのようだが、先に挙げた発言を咎められて、そんな発言をした記憶がある、と。NHKのアナウンサーが一連の発言に対し、信じがたいと総理の発言と批判した。NHKのニュースとしては珍しい、15日土曜日朝のこと。
 年金問題が国の威信に関わっている事を政府はわかっていない。でなきゃ言えない出任せ発言。
 世論調査の内閣支持率は急減した。出任せでは当然の帰結。



07年12月14日記
 道路財源の扱い
 8日、今朝の電子新聞を読むと各紙が道路財源の扱いを批判的に書いている。道路を造る為と銘打って設けられた税金を目的を特定せず一般財源にが近年の税の使い方。つい先ほどまで現政府も言ってた。なのに福田首相は道路族の好きなようにさせていると言う論調である。
 このHPでも以前、写真入で道東地方の国道272号線での立体交差の工事を書いた。国道と国道が立体交差するのは頷けるが、国道の僅か5km行程に町道との立体交差を3カ所も造った。
 現在、この立体交差をノンストップで駅前に行ったり来たり買い物に行く。がその度に必要の無い立体交差に金を使ったと思う。
 他の地方のことは知らないが、自分の住む近辺で起こっていることを検証するだけで、道路行政がどんなものか分かる。こんな無駄ずかいが集まって800兆円余の赤字財政をつくった。
 とにかく収入の当てが無いのに、国債でもって仕事をさせる、そして払いもしないで、何時の間にやら800兆円を超えた借金の山。無用のコンクリート工事をしなくて良いものを。
 北海道も7日夜、NHK特集番組で夕張市のように間もなく赤字自治体になるのでは、と。
 夕張市が赤字自治体に至った時、経済評論家がNHKのラジオ番組で話していた、夕張市ではなく日本国本体が赤字国で動きが取れなくなっていると。
 そうなったらじゃが芋をしっかり作って、じゃが芋食で日々を過すか。何とも情けない日本国よ。都市で暮らす人々はどんな気持ちで、居るのだろうか。
 確かな野党(日本共産党)の支持者が10%では世直しは難しい。先ずは国会の議席をせめて2割程にしないと、目に見えた世直しは望めないか。



07年12月7日記
 防衛省の汚職は
 何処まで続くのか、益々深みを増して、空恐ろしい。そういう人が4年間も防衛の事務方の天皇として君臨し、防衛行政の場を取り仕切っていたのだから、今の新テロ特措法等問題外と言いたい。
 しかし福田首相は事務方天皇の汚職とテロ特措法とは別で、世界のレベルで特措法は賛辞を得ている法律などと言っている。が何のことはないアメリカが主に賛辞しているに過ぎない。給油先はアメリカ艦艇が80%を占めると言う、当然の賛辞だ。アメリカが仕掛けた侵略戦争に燃料補給をただで、しかも戦場でしてくれる、アメリカが喜ばないで何処の国が、と言いたい。
 百歩譲って、日米同盟を国際問題の中心課題と言うのなら、尚更防衛省の汚職を解明してから先の話で、新テロ特措法など野晒しにして、葬るべき法案だと言いたい。
 年末、一気に防衛省の汚職が進展を見せ始めた。防衛省がそっくり軍事産業に買収されたかの様相。
 贈賄の原資は国民の税金です。納税している国民は堪らない。「天網恢恢疎にしてもらさず」、悪事したときによく使われる言葉です。証人喚問をしなくてはならない人が他にも居ます。
 新テロ特措法を今国会で決めるより国益として防衛汚職を糾明することが喫緊の課題と考える。
 消費税の増税を政府や与党は直ぐ口にする。がするべきは金を溜め込んでいるところから徴税、そして聖域化されてきた防衛予算にメスを入れる。
 防衛省の買い物、途轍もなく高価な物が多い。防衛省は不透明な館、この館をガラス張りにしないと。
 その為にも、東京地検特捜部が腰砕けにならない事を願う。



07年11月30日記
 ねじれ国会
 広辞苑の電子辞書を引くと、@ねじれること。Aまっすぐな棒・針金などの弾性体の上端を固定し、下端に偶力を加えて或る角度だけ回転させたときこの弾性体に現れる変形。
 Aの説明が良く分かる。現衆院の与党の多数に国民の多数意見が反映されているかどうかに疑問を持っているが、自公が多数議席を占めていることは事実です。
 この事実に参院選が180度のねじれ現象を起こした。それが今の日本国。郵政民営化が争点の選挙では多数をとったが、7月の参院選では安倍前首相の私を選ぶか他の党首を選ぶかと啖呵を切った選挙で小沢民主党に大敗した。明らかに自民党は国民に拒否されたのです。
 今政府よりの新聞は盛んに大連立や政策協議会を云々と政府に翼賛することを説き、与党の幹部は処かまわず自民と民主には大きな政策の違いは無いのだから、と連立をいう。
 食品の偽装や、格差は何故に広がったか。何故なの?どうして? と突き詰めてゆくと今の日本が何故ねじれたかが良く解る。
 大企業は笑いが止らない位金を貯めているのに、税金が安い。大金持ちは減税優遇されている。方や一所懸命働いても生活保護世帯よりも収入が低くて、と言う人が1千万人以上も居るなど。それに田舎では病院に行っても医師がいないや、高齢者保険の問題なども。これ皆、自民党政治の成れの果てです。
 ねじれを無くさなくてはいけない。答えは難しくはありません。ねじれの原因、上端の固定を解放する。つまり新テロ特措法は撤回する、労働法規の規制緩和を元に戻す。住民増税をしない。じゃどうするの?と言われそうだが、現在進行中の自民の政治を止めるだけでも大きな成果が上がる。
 思いやり予算をきっぱり削除する。ねじれを無くすとはこのようなこと、頑張れ民主党。でなきゃ貴方も見捨てられるよ。



07年11月23日記
 食品の偽装は何故
 「ミートホープ」、その前に「白い恋人」があって、「赤福餅」、「比内鶏」、「御福餅」、「吉兆」と次から次と食品会社の賞味期限や中身の不正表示が連日新聞、テレビで報道された。
 老舗を辞書で引くと先祖代々の業を守りつぐこと、先祖代々から繁盛している店などとある。「赤福餅」は創業300年と言われていたが、掟を破ったばかりに老舗の看板を下ろさなくては。
 いわしの頭も信心から、と言うように人の心の問題は容易には理解しがたい。私は赤福餅を好み、今年6月に道東の果てまで送ってもらってうまい、うまいと食べた。今後、間違いなくこの様にしていますと表示されて、営業が再開されたら又買って食べる。 
 吉兆の牛肉も地鶏も食べていないので、これはどうでも良いが贔屓にしていた人にとっては、食べ味が良いので求めていたわけで、偽りの無い表示になれば元通りには戻らなくても、と予想する。
 でも信用はゼロからのスタート、出直しだ。
 これから書くことは赤旗日曜版の受け売りです。食品は”密室”の中で加工される。消費者が製造過程を検証するのは困難、かといって食の安全を企業倫理だけに任せるわけにもいかない。ところが国の規制施策に大きな問題があったと。
 その一つが表示の規制緩和です。世界貿易機関やアメリカの圧力があって1995年食品衛生法と日本農林規格法に基づく表示基準が変更された。これに伴い、製造日表示の義務付け廃止、現在は消費期限または賞味期限だけが義務付けられた。ここに問題ありと。
 労働法規の規制緩和といい食品の表示の規制緩和といい、根っこにアメリカが絡む緩和圧力が大きい。
 諸悪の根源は、と安保条約を批判する考え方がある。その通りだと食品偽装でも思います。突き詰めれば「国民の賢さ」に帰納するのでしょうか。



07年11月16日記
 自民と民主の違いは
 少しずつ首相と小沢党首との密談の中身が洩れてはくるが、全貌は闇の中。しかし参院選で国民が選んだのは現政権に対して拒否反応を起こし、民主党に変革を期して選んだことだけは確かなこと。
 小沢民主党首は言わなくても良い、次回の総選挙では勝てないだの、政権担当能力が未だ無いだのと、何とも情けない党首であることか。その党首が辞意を撤回して、元の鞘に納まった。
 13日インド洋での新給油法案が衆院で可決され参院に送られた。さてこれの行くへである。自民党に対抗したから民主党が選ばれた、そのことを認識していたら今度の大連立騒動は無かったろう。
 少なくとも自公政権に対抗する姿勢を持っているなら、参院で主導権を持つ野党、民主党がとるべき姿は誰の目にも明らか。
 世論を二分するような法案は国会で決まらない、これが参院選後のわが国の政治情勢です。決まらなくて当たり前なのです。だからアメリカにどの様に思われようが、新給油法案などは決まらなくても良い。おまけにこの法案は強盗の腹ごしらえを手伝う、強盗支援法案だ。野晒しにされるほうがアフガニスタンの人達には益になる。
 しかし世論の多数が支持する法案は順順と決まってゆく。当然の成り行きです。
 小沢党首の考えで、国連のお墨付けがあれば、自衛隊の海外派兵は認めるという考えから、自民党との間で政策合意が出来るなども、一連の騒動の中で語られている。がこれも大問題で、日本国憲法は軍隊の海外派兵など認めていない。
 つまり民主党には自民に対抗する軸、主張があるのか、ということ。これが今、民主党に突きつけられている大問題です。
 自民と大連立ではなく自民に対抗する道を目指して貰わないと。でなきゃ国民に見放されるでしょう。しっかりしんしゃい小沢さん。



07年11月9日記
 社説を読む
 と言っても11月3日の電子新聞、朝日、読売、毎日の3紙です。何れも福田首相と民主小沢党首との会談に対する評価だ。何が説かれているかと言うと、自民、民主の大連立の話に対する評価だ。気になるのは読売の社説、これは福田首相の申し入れを受け入れるべきだと説いている。でなきゃ何も国会で決まらないと。
 インド洋での新給油法案が速やかに決まらないのは、日本の国益を損なうと。しかしそれほど問題なのだろうか。国民の世論は相半ばする数値で五分五分。政府が出した法案に対して五分五分なら決まらなくて当然だと思う。それに直ぐに決まらないとイラクとアフガンが立ちゆかなる程切迫した問題でもない。
 朝日も毎日も大連立なんて筋が通らないと首相の連立の申し入れを拒否したことを評価。
 どちらに軍配を揚げるか。朝日、毎日に組したい。そもそも自民に反意を表示して選ばれた参院選での大勝、自民に対抗してこそ意味がある。その対抗した相手と直ぐ連立では国民を騙すことに。その通りだと思う。
 今年は毎日と言っていいほど前三紙の社説を読んでいる。が毎度思うことは読売は翼賛新聞ではないかと思うことだ。
 今回の自民、民主の党首会談で民主の小沢氏の対応や大連立案に対して持ち帰ったこと、自衛隊の海外派兵での考え方を問題視する向きが。
 民主党党首は、参院選での国民、有権者の真意が何かを履き違えたのでは。小沢氏の自衛隊に対する考えや、自民党の政治を黙認する民主党を選んだのではない。極論すると自民政治に対する変革だと思う。そのことを民主党は自覚すべきでしょう。
 11月4日、毎日と読売の伝えるところによると、党首会談のとてつもないことが分かってきた。
事もあろうに、小沢氏の方から大連立を持ちかけたり、自衛隊の海外派兵についての立場や連立後の閣僚ポストや、話の決着について民主党内を纏めると言ったことまでが、伝えられている。推測で話は出来ないから、もう少し時間の経過が必要。だが、民主党に政治の変革を求めるのは「八百屋で魚」なのかもしれない。
 今、民主党を参院選で選んだ方はどんな気持ちで政局を見ているのでしょうか。
 つぶやきは日毎になった。何のことはない4日の夕刻には民主党の代表が辞意表明。民主党を選んだ人は「こんな人だったのか?」と開いた口がふさがらないのでは。
 これから自民党政治を変えられると期待していたのに、何とも情けない民主党の党首。確かな野党というキャッチフレーズの党がある。政権に擦り寄る野党では政治は変わらない。
 民主党のドタバタを見ていると如何に確かな野党が求められているかが良く分かる。
 そして7日夕刻、辞意表明した民主党党首が辞意撤回をした。これに又もびっくり。
 確かな野党を選ばないと、こういうことが続いてしまう。次の総選挙では確かな野党を選びましょうと言いたい。せっかく政治が動き出した矢先のドタバタ劇、有権者がもっと明確に意思表示をしないと。



07年11月2日記
 証人喚問
 29日午後1時から3時過ぎまで前防衛事務次官の証人喚問をテレビで観る。この事務次官、アフガンへのアメリカの報復戦争以来の防衛省の幹部だった人で、その道の責任者でもあった。
 この人、軍事機器の商人に接待を受けたことは認めたが、便宜供与は否定した。
 それにしても、範を示すべき人が偽名まで使って規則違反をしていた訳で、あきれてしまう。無責任さで言うと前安倍首相と同じか。開いた口が塞がらない。
 未だ分からないことが今日の喚問でも残った。接待の席に政治家がいたことも語られたが、そ名前は明かさなかった。
 それに給油活動でも不明なことが、「記憶にない」と語らなかった。「記憶にない」は証人喚問の常用句だが、これで済まされては何の解明にもならない。
 30日朝の電子新聞でも、あきれたと言う記事は出ているが、それ以上の記事を見ることができない。
 ただ朝日の記事で接待側が便宜供与の話があったことを伝え、その後、話の打ち消しに転じたことを伝えている。
 喚問で、はっきりしたことは接待のあったことだけ。しかしそれだけでは無いだろう、と思う。
 前事務次官は便宜供与をしましたとは言わないと思う。そう言うと収賄罪になるから。推量でしか言えないが、便宜を与えなかった事を強く否定したことにはそれなりの意味があろう。
 そこで問題は次なる喚問だと思う。接待をした方の喚問。それに宴席に同席した政治家、給油数量を隠蔽した官僚の喚問による事実関係の究明等々。
 分からない事を詰める、これが証人喚問の責務だと思う。さて野党はどう詰めるのか。



07年10月26日記
 日米同盟の罪深さ
 日本人が1945年の敗戦後、戦争で死者を出していない、はよく聞く話。これに反論したりする気はない。確かに自衛隊員が戦死したと言う話を聞いたこと無いから。
 しかし日米同盟によってベトナムの人が日本の基地から飛び立った飛行機によってどれだけ被害を蒙ったかは忘れてはいけないと思う。
 今、インド洋における給油活動を日本の自衛艦がしている。11月1日にこの法律が期限切れになる為に新しい法案を出して、アメリカの言いなりに給油作戦を続けようと政府が低姿勢で一所懸命。
 テロを無くすためにと始めたアメリカの戦争を支援するための給油作戦。イラクにも、アフガンをも攻撃する飛行機を載せた航空母艦や補給艦への給油。これ例えて言えば、銀行強盗の腹ごしらえのお手伝いを引き受けたような、日本の自衛艦の給油作戦。アメリカにとってこれほど有難いことは無い。好きなだけ洋上で作戦を続けられるのだから。
 それで、イラクとアフガンでテロは無くなったか。答えは逆にテロを増加させた、が今の国連の評価。
 長年、民間のボランテア活動でアフガンを支援してきた中村哲氏は給油活動をしないことが我々には助けだと話している。
 アメリカはベトナムでもパナマでも、そしてアフガン、イラクへの侵略戦争と方々で戦争を仕掛けてきた。パナマを除いて日本はアメリカ側について基地を提供してきた。つまり出撃基地になった。
 今や矢臼別で訓練した海兵隊員がイラクに出撃する。日本兵は死ななかったかも知れんが、殺す方に加担している事実は消せない。
 日米同盟は日本外交の重要基軸とかいって、これを死守することを唱える現日本政府。だが 憲法9条を持つ国として、日米同盟は罪深き同盟だと思う。



07年10月19日記
 NHKも良い番組を
 時々テレビを聞きながら眠ってしまうことがある。夜中の番組だったが「ライスショック」という番組だった。
 秋田県での米作りの実情を伝えていた。少し歯切れは良くなかったけれど、今の自民党の農政を批判的に。
 中国でもアメリカでも日本のコシヒカリを作っていて、値段が日本より安く作れるという。今政府が進めている大規模化を進めても100倍近く差のある圃場では日本の水田は外国の米には負けると言う話。
 このまま輸入米を受け入れてゆくなら、日本の水田は廃れて行くより手がないと言う。結論が見える現農政を放送の優等生らしく、賛否両論を伝えている。歯切れが良くないとは、ここのところで、NHK独自の結論を政府に気兼ねして言えないのだ。
 自民党は口では自給率を高めると言いながら、段々下がって行くのを食い止められない。つまりアメリカ流にグローブ(米原万里訳)、グローバリゼーションされていくことを未だに正しいと思い込んでいる。
 中山間地域の文化を顧みない自民農政を支持する大学教授も番組にでたが、日本の歴史を育んだ水田を守ることの大切さを説く識者に私は軍配を上げる。
 自国の食を自国で賄うことを放棄したら、これは独立国とはいえないと思う。市場原理に任せて、アメリカの米に市場を明け渡したらどの様になるか、トウモロコシがどの様に動いているかを見れば良く分かる。
 アメリカはかつてパン食を勧め、いま米を勧め、アメリカ流に日本をしようとしている。もう好い加減に、日本は日本流を主張しても良いのではなかろうか。
 NHKには国民の立場でしゃきっとしたことを主張してもらいたい。



07年10月12日記
 参院選の威力
 最近の自民党の低姿勢は前安倍政権の姿勢とは大違い。強行採決で何でもかんでも決めた。そして今だって決められる。
 しかし、少なくとも今の福田内閣にはその風は見えない。ねじれ現象を起こして、と言われているが、多数を握る衆院で強行採決しても参院で否決され、衆院で再度強行採決をしないと決議が出来ないからだ。
 時には修正案を、つまり相手の言い分も少しは聞き入れ、修正した採決もあったと思うが、殆どは無修正のままの政府案が通った。
 現国会で、少なくとも民主主義を口にするなら、参院で否決されたものを強行採決で決めて、ハイこれで一丁上がりとは言えない。何故って、現衆院の多数は郵政だけを問うたに等しい総選挙だったから。
 自民か民主かで争そった参院選挙。前安倍首相は私か小沢かと絶叫して、参院選挙を戦った。そして大敗したのだから、今やカビの生えた衆院の多数は威張れたものではない。
 だから福田内閣、自民党の姿勢は猫撫で声に変わった。前安倍とは打って変って、話し合い話し合いと。
 民意は凄い力を出す。国会の空気が大きく変わったと思うのは、遠く北の矢臼別の原野で暮らす人間だけではなかろう。
 民主党に政治変革を託した一人ではない、でも国民の多数は民主党に変革を託した、それが参院選の判定。
 「国の政治は国民が決める」を実感するこの頃。自民党の低姿勢が何よりの証拠。しかし福田さんの言う、手直しで良くなる現社会情勢ではない。
 民主党様、国民の願いは自民政治からの脱却であることをお忘れなく。
 


07年10月5日記
 福田首相の所信表明
 10月1日、背水の陣を敷いた福田さんどの様な戦術を、と興味を持って聞いた。20分ほどだったか、拍手と野次が半々の演説だった。
 特別に手直しする、と言うでもなく基本的には今までの構造改革路線を続けるですから背水の陣とは保守そのもの。
 ある新聞は「上書き保存」と表現したが、これは上手いと、思った。手直し分だけでは老齢者には安心を、若者には希望をと言っても、それは夢の夢。自民党政治の継続では「安心も希望も」口先だけの話。
 高齢者の医療費が倍になったり、新しく税を払わせたり、生活がし難くなることばかり。年金の問題も前安倍首相は1年内にと言ったけれど、どうなるかは所信表明では、うやむや。
 税金問題では消費税の増税に傾いている。それに海上自衛隊の海上給油は新法で継続をするのが国際約束などとも言い出した。
 4日代表質問に答えているのを聞く限りでは、先にも言ったとおり構造改革を基本に据えているのだから、小手先の手直しに過ぎず、進路を変えたわけではない。上書き保存では次から次と矛盾が噴き出るに違いない。
 国民多数が所得を減らし、少数が所得をがっぽり。その上税金を所得の少ない層に増税、金持ちには減税。その上に消費税の増税では堪らない。
 これで安心だの、希望だの言っても、「何をとぼけたこと言ってる、福田さん」となる。
 何とも中身のない演説だった。けれど、この人は小泉政権を支えた元官房長官、今の悪政の舵取り役でした。決してへなへなではありません。
 だから民主党に頑張って貰わないと。しっかり頼みます民主党様。



07年9月28日記
 矢臼別は監視中、国会では
 24日夜、6時のラジオニュースを聞く。安倍首相の病院での記者会見の件。この人、語れば語るほどぼろが出る。
 政治空白を出したことを詫びていた。悪いことではない、しかし遅すぎる。参院選で小沢を選ぶか私を選ぶか、と絶叫して、拒否されたのに居座った。この時に自分を見失い、自民党も脳梗塞を起こして訳が分からなくなった。
 APECに出て行って、テロ特措法に政治生命を賭けると言ったが、この時既に「私の内閣」ではどうにもならないを、分かっていない。
 ブッシュに空約束をして、自分の施政方針演説の代表質問が始まる直前に辞意。これほど無責任な国会議員が日本国の代表とは。なんとも情けない。
 そして病院での記者会見、辞任の真意は健康問題だったと。小沢民主党首に会談を拒否されただの、テロ特措法を継続させる為に局面を展開だのは嘘だった事に。この人は会見の度に、おかしな話を。おまけに未だ政治家でありたいとも。こんな無責任男を次の選挙では許さないと思うが。
 健康問題は本人の自己診断から。よほど悪かったのでしょう。が事は国の最高責任者、所かまわず責任を投げ出すようでは困ります。
 何故胃腸が不調になったのか? 何故突然辞任をしたのか、今や過去の人でメディアは何も書かないけれど、能力のない人に重責を負わせた成れの果て。それにしても、よく366日もその席に居れた、と不思議に思う。
 間接的に国の代表者を選ぶって、難儀と言うか、意の如くならずと言うか。こちとら米海兵隊の監視行動の中、自民党員外の大多数の国民を蚊帳の外に25日、次の首相が決まった。
 憲法違反に中らなくとも、福田さん総選挙を早く、と言いたい。



07年9月21日記
 海兵隊の情報は?
 9月18日夕刻、NHK釧路支局のニュースが約1分ほどの時間で射撃訓練を伝えた。川瀬牧場での取材は結構時間をかけて、川瀬さんや移転反対別海町連絡会の事務局長に取材をしていたが、川瀬さんが出ただけで、それも一言「射撃は歓迎しない」だけ、後は射撃があったと言うだけのニュース。監視活動に参加した面々はもっとましなニュースかと期待しただけに、つまらんかったの評。
 今回の移転射撃訓練で感じることは、今までは一応、現地住民の要望に応じていた海兵隊が住民の言うことには耳を貸さない、が歴然。
 以前は海兵隊員の移動も事前に報道関係者や自治体に知らさたが、今回はテロ防止のため知らせない。説明会があっても一自治体一人一問、全体で35分間、時間が来ると説明会を打ち切る。公開訓練は20日に予定されているが、周辺自治体4町で3町が議会開催中、よって3町は参加できず、変更を申し入れても拒否。
 今回最も気懸かりな小火器の射撃訓練も「より実戦に近い訓練ができる。内容は安全上答えられない」、と隠すことばかり。
 根室市に入港船の情報管理で北海道防衛局から圧力がかかる等は以前はなかった。ここに大きな変化を感じる。想像するに、北海道防衛局に米軍の圧力がかかってだろう。
 演習場内には北海道防衛局の現地対策本部が設けられて、部外者との窓口になる。が、ここの人達「これは米軍の下請け公務員では、と」見まごう程に日本人の話を聞こうとしない。これは10年前に私が感じたこと。今も同じだと言う。これは別海町の移転反対連絡会の事務局長から聞いた話。
 20日夜、監視テントで聞いた公開訓練の話し、小火器訓練は公開なしだったと。肝心要を隠したのです。これが射撃訓練の大きな変容なのかも。
 


07年9月14日記
 今週は大変
 12日12時58分、そろそろ国会の中継が始まると、楽しみにしていたら連続ドラマを中断して安倍首相が辞意表明を、と伝えた。
 午後1時からの国会中継どころではない、14時から安倍ボンの辞意表明記者会見という。
 この人は日本人でありながら日本語を喋れないとこのページで書いたが、やっぱり今日の記者会見でも日本語を話せない人でした。
 略1カ月半経っても民意を判断できない。何を批判されたのかも全然判っていなかった。その上、自分勝手にテロ特措法をアメリカに約束して国際公約という、とんでもない考え違いをしている。
 これほど能力の低い首相は初めてではないだろうか。もうあきれて物が言えない。NHKテレビを観ていたが、厳しい批判は何もなかった。NHKに批判を求めるのが無理か。
 早く総選挙をして参院選挙で示した民意の確認を。
 そして、ねじれのない国会を構築しなくては。



07年9月12日記
 新しい政局は?
 安倍改造内閣がどの様な政治をするか、秋の臨時国会が始まった。安倍首相はテロ特措法が継続出来なかったら、退陣をと表明した。9日豪州でのAPEC閉会後の記者会見でのこと。
 野党はこぞってテロ特措法の延長に反対の立場を表明している。で、これは年内の総選挙は間違いなさそう。安倍首相が発言に責任を持ち、野党が立場を変えない限り。
 大いに期待をしますが果たして政局がそう動くかどうかは、疑問。
 テロ特措法に関する限り、答えは明確です。イエスかノーかですから。民主党の小沢党首は足して割るような考え方はしない、と言っています。他の野党も同じでしょう。
 大部数を誇る読売新聞の社説などはアメリカとの同盟を第一に考えて、特措法の延長こそが選択肢の正しさと、説いています。朝日も毎日も、答えを明確には書かない、野党に責任があるとか何とかは書いても。選んだ国民の判定をどの様に解しているのか。
 憲法9条を持つ日本の選択は特措法は廃して、もっと別の形でアフガンを支援する。テロを武力で解決するではなく、平和憲法を持つ国として他人の真似の出来ないことをする。これこそ物を言う外交では、と思うのだが。
 国際関係で言われるのは米国の言い分ばかり。それにそっくり乗って来たのが日本です。戦後レジームの脱却を言うのなら、日米同盟からの脱却でしょう。
 日独伊三国軍事同盟が戦前の同盟。そして今は日米同盟です。もういい加減にこの関係を考え直す時、と言いたい。どれほど従属を強いられている事か。矢臼別に居ると良く分かります。
 その脱却の一つのチャンスが11月1日だと思う。
 楽しみな政局、社会は人がつくるもの。頑張れ野党。
  


07年9月7日記
 政治資金報告書の訂正?
 書き換えや、説明をする御仁が次から次と。そして頭を下げて済むことと思っている国会議員ばかり。規範だの何だのと言いますが詐欺まがいの事務処理をしている議員さんが多すぎます。
 自民党の衆院政治倫理委員長が役を降り、離党した。しかしこの人は役を降りるではなく議員を辞職すべき詐欺に近い偽報告書を作った人です。現在閣僚で咎められている人も似たり寄ったり。
 説明責任は頭を下げれば、では済まない。自民党の議員には法律の遵守を忘れている人が多すぎる。
 法を守れない人が国民の代表では民主主義が泣きます。子どもの教育を説く前に安倍首相には自民党議員の徳育をしっかり、と言いたい。
 内閣改造前に、あれだけ「政治と金」で予防線を敷いたのに、この様では今や自民党にはクリーンな御仁を見つけるのが難しいのか。
 3日の朝、新聞もテレビも農相の辞任を伝えた。何を反省したのか、身体検査は何だったのか。瑕のない人を任命したいが1カ月では短くて検査が出来なかったのか。笑ってしまいました。
 法を守れない人は閣僚を、ではなく議員を辞すべきだと思う。法治国家なのですから。
 安倍坊ちゃまどうなさいます。あなた様には任命責任があることを忘れてもらっては困ります。
 友人、知人に「安倍首相は日本語を喋れない」人と話します。それを聞いて、少し沈黙が。でも続けて言うのです、「喋れない」の意味は「こうしますと言って、しない」、これは言葉の意味を解していないからと。
 「反省すべきは反省する」これを口にして、1週間で辞任する閣僚。
 これは言葉を解しない、一寸おかしな日本国首相じゃないですか?



07年8月31日記
 27日内閣改造
 安倍首相の改造後の記者会見は聞き逃した。しかし各閣僚の「拝命しました・・」は一通り聞く。
 どの閣僚も記者から洩れなく政治資金規正法の記載で、8月中に書き換えをしなかったか、今後記載に説明を求められたら、など訊かれていた。
 拝命記者会見で早おかしいと思われる御仁も居た。また政治資金規正法の改正で、1円からの領収書の添付についても考えを訊かれていた。前国会で改正した法を直ぐ改正というお粗末な法律。これだけでも死体内閣だと思う。
 新聞報道によると「反省すべきは反省して」と安倍首相は言うが、何を反省したのでしょうか。今の改革を続ければ続けるほど格差が広がって不満の国民が増えるだけ。
 ようやく格差の是正に気が付いたようです。が格差を無くす術をどうするか、それが新内閣には見えない。経済関係の閣僚は留任で構造改革を続けるという。
 テロ特措法の成り行きにも注目。民主党がどれほどの政治改革を出来る党なのか、先ずは秋の国会でお手並み拝見です。
 日本のメディアが書き立てる二大政党論には与しないが、単純に自民党も民主党も議員数が多くて、大きな政党には違いない。それで二大政党と呼ぶのは結構。
 ですが、本質的に同じ言い分の二大政党では首相の顔は変わっても政治に変化はない。
 今回の改造はそれ以前の話で、閣僚の顔が変わっただけ、その上参院選挙で拒否された安倍坊ちゃまが居座りですから期待は出来ない。
 世論調査は正直、29日ネット新聞は改造内閣支持33%、不支持53%と出ている。
  


07年8月24日記
 お祖父さんの話
 前衛9月号を読んで分かったこと。安倍首相のお祖父さんで岸信介の話。A級戦犯容疑者で安保闘争時の首相だったことぐらいは知っていたけど、それ以上は知らなかった。
 安倍首相の「美しい国へ」と言う本も読んでいないから知らなかったが、「祖父を誇らしく思うように」など書かれているらしい。でお祖父さんに対する思い入れが凄いことが良く分かる。
 問題はその岸信介がどの様な人物だったかです。1936年から1939年にかけて”2キ3スケ”の名で恐れられた3スケの一人だと言う。詳しくは前衛9月号を。
 戦後、戦犯容疑者として収監される際に恩師から「自決」を促す短歌をおくられ返歌に「名にかえてこのみいくさの正しさを来世までも語りのこさん」だし、そしてもう少し読んでいくと最晩年のインタビュー記事が出てくる。岸信介の対アジア観で戦前、戦後を問われ「おそらく断絶はない」と言い切っていると。
 戦時中の商工大臣だった人ですから中国人・朝鮮人の拉致に大いに関係のあった人でその最高責任者として容疑などではなく実行者だと思っていますが。でも本人は上記の通りで戦中のことには一片の反省もない。そういう人に戦後の自民党政治をなさしめ、その孫にあたる人がお祖父さんを尊崇すると、本に記す。
 このあまりにも目出度い?めぐり合わせ、本人は昨年9月以来、酔いしれているのかも。
 しかし国民はそんなことを見逃す筈はないと確信します。70年遡れば自分のお祖父さんが拉致した外国人を奴隷のようにこき使っていたのですから。
 従軍慰安婦のこと、沖縄戦の集団自決の書き換えも根は一つなのです。歴史認識の間違いに尽きます。



07年8月17日記
 広島の原爆慰霊祭で
 今年の靖国参拝は安倍総理を初めに他の閣僚も15日の参拝はしないとメディアは伝えていた。が結果は日本会議の高市早苗 内閣府特命担当大臣が参拝した。
 首相が7月の参議院選挙で手厳しい国民の審判を受けて今は自粛しないと、と考えたのかも知れん。
 で話は8月6日のこと。広島の原爆慰霊祭では広島市長、子ども代表二人、そして安倍首相の順でメッセージを聞くことが出来た。
 秋葉広島市長のメッセージ・平和宣言は素晴らしかった。アメリカの核政策にノーの立場を日本政府に求める内容でした。子ども達のメッセージも未来に向けて核廃絶に向かうことを宣言する内容でした。続いて安倍首相のメッセージが。その発言中、矢臼別では155mm砲の射撃音の伴奏が加わった。そんな音響効果の中で、憲法を遵守してなど、と言うものだから、余計話が虚ろなものに。
 おまはん憲法を書き換えようとしていながら 広島で調子のいい事を言って、それは通用しないよ、と言いたい。総理就任以来、国会でしてきたことは180度方向が違うんだから。
 何とも首相のメッセージは聞くに堪えない最低の内容でした。
 この人は日本語をちゃんと話せないのではと思うことがある。私は出来ないことは話さないとか、格好のいい事を言うが、原爆症患者との会見で話したことと行政府が実際に行うことには大きな食い違いが起こっている。(原爆症認定裁判で)
 総理の口から出る言葉の重みが欠片もない。続投して益々傷口を広げて、この後何が飛び出すことか。そんな期待はしたくないが。



07年8月10日記
 働いても生活できない収入
 8月4日午後、夕刻に観たのはNHKスペシャル、途中からの「ワーキングプアU」でした。これは再放送で、既に観ていた番組です。
 一所懸命に働いて生活保護の生活より貧しい生活を強いられる人達を取材した番組でした。
 給料を貰わない生活を始めて20年近くなります。それで現役の労働者としての感覚は持ち得ません。ただ給料を貰っていた頃の話をすると、働きさえすれば少しは預金も出来、生活は成り立った。
 「ウォーキングプアU」ではそれが出来ないと言う。
 参議院選挙で自公政権に「ノー」の審判を下したのは貧困に対する国民の怒りだと思う。にもかかわらず、安倍首相は引き続き小泉政権からの改革、労働法規の規制緩和を続けると言う。トヨタ自動車が2兆円の年間利益を上げたのは小泉政権が支えた賜物で、大企業はホクホク顔。中小企業は喘いでいる、が今の景気だと思う。
 大多数の国民が成長景気を実感できないのは大企業に搾りと取られているからに他ならない。
 非正規雇用が増えて、失業率が低下した。しかしワーキングプアとはこの非正規雇用の労働者ではないでしょうか。
 働けど我が暮らし楽にならず。手で搾るだけ搾って、その後搾り機にかけて水分を抜き取る。これがトヨタの年間経常利益2兆円の種明かし。
 儲かりさえすればなんでも良しが今の大企業のトップの考えで、労働者のことなど知ったことじゃねぇ、でしょう。
 安倍首相はこの実態、収入が伸びなくて、増税の生活を見ようとしない。格差があって当然と言う人です。



07年8月3日記
 参院選終わる
 7月30日3時頃まで選挙速報を観ていたが、最後の1議席が決まらなかった。それで眠ることに。5時頃だったかラジオを入れたら、公明党が最後の議席を獲得したと。確かな野党ではなく、がっかり。
 しかし自民党の大敗には気分を良くした。
 安倍政権に対する主権者、国民の見事な審判です。しかしです、安倍首相はその結果を受けて何と言ったか。審判を真摯に受け止め、総裁就任時に約束したことをやり遂げることが自分の責任使命だと。この人の日本語は何時も少し変である。
 誰も彼に頼んでもいないことを勝手に掲げてそれが使命だと言う。そして実績だと言って選挙中に絶叫していた。確かな成長だの失業率の低下だのと。
 しかし、国会で決めたことは「国民投票法」だの「教育3法」や「国家公務員法」等々、国民が頼みもしないのに衆院の数に任せて強行採決した法案ばかり。
 でも今度の審判で、先の国会のようには行かない。参院で否決されても衆院に戻して法案は決められると言う。が衆院に戻さなくては成らないところが味噌。
 その辺のことはこれからの3年間に起こり得ることで、少し待っていると結果が出る。
 何れにしても7月30日からは国会の政治状況は変わった。民主党一人勝ちの参院選に終わったが、政治舞台に終焉はない。民主党の野党としての確かさが、試される政治の第二幕、その在り方をしっかり見て行きたい。
 民主党が確かな野党を演じられるかどうかを。



07年7月27日記
 光熱水費用が月800円なんて
 しんぶん赤旗の読者の広場欄、記事の見出しです。私も安倍首相が赤城農水相の事務所費に関して「月800円の光熱水費用で罷免など出来ない」意味の発言をした映像を観た。
 この発言に対して投書者の言い分がとても理に適っている。この方は日常生活から推して、光熱水費が月800円で収まる様な事は考えられないと言うのです。
 私の推察、電気会社から電気の供給を受けると基本料金が、上水道を使えば基本料金が、ガスの供給を受ければこれだって基本料金が、だから光熱水費用が月800円は在り得ない。
 安倍坊ちゃん首相は少額の光熱水費用を得たりとばかりに「月800円」発言をしたのでしょう。が投書の方は言います、800円は事務所として使ってなかった証拠では、と。
 こういう論法で安倍ボンボン首相発言を咎めた人を知らない。けれど家計簿をきっちりつけている人には即座に、この数字が何を意味するかが分かるのです。
 街中での’05年の月800円の光熱水費用はでたらめなこと、原野暮らしの私にも良く分かります。
 事務所費の問題では塩崎官房長官が赤旗日曜版で不正を報道されているし、外相がアルツハイマー発言を撤回する。松岡前農水相の「芸者の花代」発言がでる。遡れば防衛相の「しょうがない」、厚労相の「生む機械」発言等々、今や安倍内閣はぼろぼろの体です。
 安倍ボンボン首相も問題発言が多い。「慙愧に堪えない」「消費税を上げないとは一言も言っていない」「憲法改正を参院選の争点に」最後に「月800円で・・」を上げたい。
 光熱水費用の「800円」は事務所費の嘘を表示する言葉ですよ。



07年7月20日記
 何かが起こったら、何故、どうして
 これは大方の大人が、何かが起こり事後処理をする時の手立てです。年金問題が前国会終盤で取り上げられ、今や参院選挙の争点の一つになっている。
 年金制度を扱う国の組織が社会保険庁だった。これが駄目だから解体して民営化が、安倍内閣の考えで、そのような法案まで前国会で通した。
 10年前に分かっていた5000万件の宙に浮いた年金名簿。一番の責任者はこの仕事をした組織のトップでしょう。そして、とどのつまりは時の首相ですよ。
 下々の公務員が労働条件を根拠に仕事をしなかっただの、かんだのは主な原因ではなく、部下を使えなかった組織トップの無能さです。
 安倍首相はこれから先1年で何とかします、と大見得を切っています。指図が10年遅れたと言いたい。
 金を徴収しておきながら、誰から集めたのか分からない。それで10年も放置したまま、野党から追及されても又半年、何もしない。
 首相が一部ボーナスを返納したり、社保庁職員のボーナス返納などを要請したが、政府与党の関係者、関係官僚の指図する立場の人は問題が解決するまで給料を最低生活給まで国に返納する。それが嫌なら辞任する。これ位しなくては責任を果たしたことにはならない。一部返納などでは話にならない、と思う。
 繰り返します。この詐欺まがいの問題を10年も放置した責任は時の政府にある。組織の公営、民営には関係なく、政府機関が不明年金を放置したことに問題あり、と言いたい。
 国家が国民を騙す、自民党政府の処理能力なし。情けないことよ。



07年7月13日記
 またまた出てきた金疑惑
 8日の電子新聞に赤城農水相の事務所費のことが報道されている。そして釈明した農水相を安倍首相はまたまた庇ったようです。
 その内に詳しいことが分かってきて、辞任した佐田行政改革相と同じであることが。そして自殺に追い込まれた松岡前農相と同じように説明が出来ない、なら辞任しかない。これほどの人間しかいないのか「靖国派」には。大本の安倍さんが今やまな板に乗っていることを自覚してもらわないと。本音でもって参院選で信を問えば良い。国民は何時までも騙されはしないぞ、と言いたい。
 せっかく改正された筈の政治資金規正法がたちまち働かないことが舌の根の乾かぬうちに露見した。
 安倍首相の前までは、政治家が何かをしでかした時は本人がけじめを付けること、が常用句だったと思うが、任命責任のある閣僚ではその文句は通用しない。
 10日に赤城農水相は自殺した前大臣と同じセリフで「法に則り」と話したが、それでは説明不足は明らか。自民党は火消しに躍起だが、どれだけもがいても審判は月末に下せる。
 有権者が鉄槌を下せる参院選挙。好機到来。今度こそは。



07年7月6日記
 国会は乗っ取られたまま
 今年の国会は14回も衆院で強行採決され、おまけに参院でも強行採決されて安倍ボン首相の思い通りの法案がどんどんとまかり通った。巷では深々と頭を下げて陳謝する、テレビ画像を見ることが多い。しかし法律は改正とか、廃止しない限り影響を受け続ける。
 ベルリンの壁の崩壊やソ連邦の崩壊など、世の中が変わるときは有権者が時の政府に怒りを爆発させた時だ。日本は法治国家。爆発の前に国民が選挙で審判を下せる仕組みがある。
 今春、20歳を過ぎたばかりの若者と話す機会があった。君の友人たち、今の社会をどのように考えているの?と訊いたら。答えは「明日のことが気になって政治のことなど考える余裕がない」と。
 老若を問わず、月末には参議院選、驕れる安倍ボン首相に鉄槌を振り下ろす絶好のチャンスです。今年になって実績を上げたなどと言って、如何に酷いことを強行採決したか、この安倍ボンに国民の怒りを選挙でぶつけなくては・・。格差の原因は現政府の政治にあることを語らなくては、と思う。
 国民年金の管理を出来なかった政府、800兆円を超える国の借金財政、今の自公政権にはあきれてものが言えない。
 何時からこうなったのか。極端にバブル財政に向かったのは、1985年のプラザ合意からなのか。経済のことなどさっぱり解らない年金生活者だけど、国の財政の舵取りをしてきたのは自民党政府です。借金の責任は自民党政府にあります。
 手のひらを返すように借金財政を今直ぐに返せるとは思わないけど、今の自民党や公明党では健全財政には向かいそうにない。
 自民党がせめて野党の言うことを聞くように、国会ジャックの状態を参院選挙で変えないと。その為には自公を選ばないこと。もう一言いうと確かな野党を選ぶことです。



6月29日記
 国民の監視をする保全隊
 しんぶん赤旗では自衛隊の国民監視を連日告発しているけれど、日本のメディアは特別に関心がないらしい。
 やらせた防衛省のトップが何が悪いと開き直っているから大変です。監視をした部隊とは情報保全隊で900人ほどの編成らしい。
 共産党の志位委員長は抗議集会で要旨次のように。第1は国民監視それ自体が憲法に保障された国民の自由な発言や活動に圧力をかけ、脅かし、萎縮させるということ。第2は監視の対象が、自衛隊や政府の都合が悪いと仕分けした国民のあらゆる活動、中には年金や医療費などおよそ自衛隊とは無関係なものにまでおよび、「反自衛隊活動」などとレッテルをはり、「敵」とみなしていること。第3は内部文書の存在を否定できないところに追いつめられた政府・防衛省が「何が悪い」などと居直り、ごまかし、隠ぺいで乗り切ろうとしていることで、どれも国民に通用するものではないと。
 この監視は現在も続いていて憲法改定や年金問題も監視されているだろうとも。この監視の真の目的はいざというときに有事法制を発動し、国民の反対を鎮圧するためであろうと。
 これは戦前の「憲兵政治」復活で許しがたい。と締めくくって、政治的立場の違いをこえて国民が共同を広げ、無法をやめさせるまで力をつくそうと。
 20年も前になりますが、伊勢市でのこと。近所の電器屋さんから聞いた話です。あなたの家のことを「根堀り葉堀り聞く人がきましたが、思い当たることあります」?と電器屋さんが。
 第22回矢臼別平和盆踊り大会から帰ってそれ程時間が経ってなく、この年は夏、秋と三重ナンバーの車で川瀬牧場に長く泊まっていたからか、と。自衛隊が監視していることはこの時からの認識。
 今改めて「憲兵政治」を許してはいけないと。



07年6月22日記
 親方日の丸は悪なのか
 結論、決してそんなことはない。19日朝のニュースでは国会の会期が延長されるとの話。決まっていた会期を延長しないと安倍内閣の出してきた法案が決められないかららしい。
 特に今問題なのは国家公務員法だという。法案を隈なく読んだ訳でないからしんぶん赤旗の解説で考えるのだが、天下りを国が推奨するような法案だという。
 現在起こっている談合の問題、次から次と後を絶たない。これらは皆自民党政治の成れの果てです。
 最近自民党参議院幹事長だったかが、年金問題で責任を問われないのは日本共産党だけだと。共産党が100%時の内閣に反対の立場をとってきた訳ではないけれど、これは?言うところでは反対の立場であったことは確か。
 親方日の丸であるからこそ安心年金であって、何時潰れるか分からない民間会社では不安年金になってしまう。
 社保庁の民営化も安倍内閣がやろうとしていることだが、これだけの不祥事を起こしていながら無責任にも民間に丸投げしてしまおうとしている訳で、許すわけには行きません。
 憲法第25条 すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国はすべての生活部門について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
 この条項を普通に読むだけで、現政府がやろうとしていることが、如何に異常かが分かる。素晴らしい憲法を政府が守る。親方日の丸が義務を果たしさえすれば良いのです。
 それを棚に上げて、他人事に言う安倍さん、貴方のお頭がおかしいのです。



07年6月15日記
 慙愧に堪えない(恥じ入ること)
 現役の農水大臣が自殺した時、コメントを求められて出た現安倍首相の言葉です。「ザンキニタエナイ」をテレビで聞いたときはどういう意味なのか、と。言葉を解しない情けなさ、辞書を引いた。
 庇い続けたことで自殺に至らしめた「ザンキ」なのか、他の理由による「ザンキ」なのか、ここはこちとらには分からない。自らの非を認める発言に聞こえたが、そんなに素直な人なのか??
 前衛7月号の不破哲三氏の講演記録を読んで、日本会議が何なのか、文章を読む内に、一段と現内閣の意図するところが分かってきた。この講演記録の後に日本会議の一連の関係資料も掲載されている。
 そして、この日本会議の意図がそっくり現内閣で実践に移されている。で、ただ事でないことが良く分かる。
 短く「日本会議」の言い分を批判すると、戦後60年に渉ってここまで日本をおかしくしているのは自民党政治の成れの果てではないか、と切り捨てたい。
 先の不破哲三氏講演記録を読んで、首相が何故「ザンキ・・」なのか本のチョッピリ分かる。
 松岡農水大臣とは盟友であったこと。そして「美しい国、日本」を10数年に渉って唱えてきた人たちで構成された内閣。松岡農水大臣は「靖国」派の政治観に縛られたまま動きがとれずに、そして・・と思えてきた。
 日本会議の資料を読むほどに分かってきた靖国の歴史観、天皇制への憧れ。象徴天皇制さえ認めたくない人間には、このような組織があることにびっくり。
 靖国派とか日本会議とかが何を考えているのか、しっかり読まないといけないことが分かった。
 「ザンキニタエナイ」で今週も色々考えました。



07年6月8日記
 日本会議という存在
 つい最近読んだ、しんぶん赤旗の文化・学問欄の記事の見出しです。読んで分かったこと、「美しい国」の出所です。
 現安倍内閣で18人の閣僚中12人が右派組織「日本会議」のメンバーが占めるという。この「日本会議」の前身は「日本を守る国民会議」で1979年、元号法制化で「国民運動」を展開し「成功」した右派組織が、改憲・翼賛の「国民運動」を展開する恒常的な組織として1982年10月に結成した、という。この「日本を守る国民会議」の結成総会の基調報告で「日本を守るためには物質的な軍事力で守る防衛の問題と、更に心で、精神で守らなければならない教育に関係した二つの大きな問題」と位置づけ、憲法を「改正」して天皇中心の国をつくることを基本方針に掲げてきた。
 そしてこの組織と1997年、神社本庁・生長の家・モラロジーなどの宗教団体が中心の「日本を守る会」とが組織統一をし、改憲・翼賛の右翼組織の日本会議が誕生した、とあります。
 この記事は上・下と二回に掲載されたのですが、何故「美しい国」などと言うのか、私の内閣云々と改憲を盛んに言うのか、自殺した農水大臣を庇い続けたのか、教育基本法を改悪したのか、復党を問題視された衛藤氏の復党を認めたのは何故か、等々全てが日本会議を読み終えると解けます。それに「美しい国、日本」は日本会議が使ってきたスローガンなのです。
 先々週、国会を自公に乗っ取られたみたいな様をハイジャックと書きましたが、この記事を書いた俵義文氏(子ども教科書全国ネット21事務局長)は、日本会議による内閣ジャック、官邸ジャックといっても過言ではないと。
 戦前を美しい国と言う、やからには国の行く先を任すわけにはいかん、と言いたい。



07年6月1日記
 今週も自公の思い通りに、そして一寸先は闇
 社保庁の廃止案も通過。いったい日本の政府は何を考えているのだろうか?。5000万件の不明記録をそのままに社保庁の責任を放棄する。こんな無責任を政府が実行しようとしている。多数決で何でも決める安倍政権。これがスイスイでは国民は怒らなきゃ。
 28日の毎日新聞の世論調査を見る。安倍ボン支持32%、不支持44%。どうやら年金問題で世論は敏感に反応をしたように書いている。国民の反応は素早い。これは今の内閣に対する不信任の表れ。
 ここで気になることが一つ。俄然民主党が支持政党のトップに出たことです。保険記録、5000万件の不明を問題にしたのが民主党で火付け役ではありますが、野党の自覚にかける点です。自身が野党でないと言うのですからその通りなのですが、肝心のところで与党に組すること。
 昔の社会党が野党らしく振舞いながら、裏取引をしていた話は実証済み。今民主党がその二の舞をしていることを見抜かないと。
 毎日の世論調査でも2大政党を宣伝する傾向を感じる。しかしこの事がどれほど政治の流れを滞らせるていることか。
 ラジオニュースで28日聞いたが、元首相の森氏が「民主党は我々と同じ考えでありながら、選挙目当てのパフォーマンスが多すぎる」、と。言い得て妙です。
 最近の日本では細川内閣、その次は自社連立の村山内閣で顔は変われど政治は変わらずは実証済み。
 よりましな、という言い方があります。本当に「よりましなのか」騙されないようにしないと。政治家は騙すのが上手。
 以上は28日朝のつぶやき。そして午後になって松岡農水相の自殺が。それで安倍首相も泡を食った模様。記者に農水相の自殺について意見を求められ、出たのが「慙愧に堪えない」でした。
 辞書を引くと、恥じ入ること、とある。この際はストレートに受け止めたい。あれだけ庇わなければ、自殺はなかったろう、と。
 30日の新聞には、自民国対あたりから農水大臣に説明はするなと口止め、説明をしないのが最良など、との記事が流れています。
 今、国民に詳しい事は分からない。ただ安倍首相の「慙愧に堪えない」は深い意味がありそうです。
 よく使われる言葉、一寸先は闇。現職閣僚の自殺とは?。



07年5月25日記
 法案はスイスイ通る
 米軍再編法案、教育3法案、イラク特別措置法案等々、安倍内閣の出してくる法案はことごとくスイスイと衆院を通過して決まってゆく。
 日本の法律で何も問題は無いと言う事らしい。が、反対側の意見を全く顧みない現国会の採決の仕方を見ているとこれが民主主義だろうか、と首を傾げたくなる。
 悪法も又法なりと言って、法律に違反していないから、の論法で行くととんでもない事が起こると思う。
 今の代議士の300席は、小選挙区制で選出されること、それに争点が郵政で争そわれた事、等を考えると代議制のごまかしが見事に現れていると思う。
 小選挙区制は49%の民意を無視するし、争点を隠した総選挙では隠された項目は白紙委任を意味するし、これでは代議制のごまかしの何者でもない。
 民主党の野党には大いに疑問を感じますが、まあそれはこの際は言わないことにして自公だけで多数決、多数決で法案を決めることには半数に近い民意が無視されていることです。
 それで肝心要のことが先送りされたり、政治と金の問題が議論なしに扱われたり、腹の立つことばかりです。つまり過半数を制したらやりたい放題が罷り通る。
 米軍基地再編法のことで言うと米国領基地を日本国税で賄う、とんでもない事を国会で議論しない。以ての外です。
 選挙で選ばれた国会があれば民主主義国だとの言い分。ごまかしに思えてならない最近の日本国。
 「美しい国」などと言っているけれどこの言葉の出生は「靖国」派と呼ばれている集団の中で、と聞きます。
 とんでもない連中に国会をハイジャックされた、と思うのは思い過ぎだろうか。



07年5月18日記
 有権者の反撃を期待
 5月11日午後4時前に参院の憲法審査特別委員会のテレビ中継が終わった。この後採決があり、国民投票法案が決まり、14日に本会議で決議され決まるという。
 この法案が国民多数の支持ならと思うが、そうは思えない。よく言われているが、最低投票率が決められてない。金で改正案を買われる。公務員が発言を封じられている。欠陥だらけです。
 憲法を変えるための重要な法案が短兵急に決まったのは安倍首相の考えがさせたこと。勿論首相の取り巻き「靖国派」と呼ばれる人たちで固められていることが大きな理由でしょう。
 戦後レジームの改革とは、何なのか。歪めて解釈するのではない、憲法の9条の書き換えです。60数年前までは鬼畜米英といって戦争をし、その鬼畜に敗れて平和憲法が出来て60年が経ちました。
 今その米英の米国にぴったり従属している。しかし肩を並べて血を流せないのが憲法9条を持つ日本国です。これをかえない限り共に戦えない。
 集団的自衛権の見直しも同時に安倍内閣は考えています。自分と同じ意見の持ち主を諮問委員に選んで。諮問の内容は決まっているも同然。
 今は国民が主人公の日本国。首相がどれだけ自分の思い通りにことを運ぼうとしても、最後の決め手は有権者の意思にかかります。
 戦前は天皇の思い通りに、戦後は米国の思い通りに、簡単に判定をしてしまってはそれはおかしいよ、といわれるかも知れないけれど、支配者になびく国民性が日本の有権者なのか。
 でも今国会の法案の決め方には有権者は毅然とした立場で、政府のやり方に鉄槌を下す。そう思うのは私一人ではないはず。
 戦後60年も現憲法下で平和に暮らしたのですから。
 


07年5月11日記
 イラク侵略米軍の拷問
 5月5日正午のニュースを聞いていたら次のような「イラクに派兵されている米兵の40%が拘束したイラク人の拷問を認める」、と。それは「自分達の生命を守るためにも必要だ」とも。
 家に居る時は毎時のニュースは聞くことにしている。NHKを聞くことが常。だからかなりNHKに慣らされている。それだけに政府を批判的に言えないNHKには注意している。
 この日はその後、再び米軍の拷問のニュースを聞くことはなかった。しかしこのニュースは米国のイラク侵略の実態を物語っていると思う。
 ブッシュ大統領に限らず、米国は気に入らない相手国に対して人権問題で問題ありといって特に中国を指して批判することが多い。
 日本の政府も自由と民主主義を共有する国などの言い方で、中国を共有しない国のように言う。しかしこの日のニュースで伝えられた「拷問」のニュースは何を意味するかです。
 自由と民主主義を蹂躙する最も忌むべき行為ではなかろうか。独裁者といってフセイン大統領を武力で圧殺した米国が、民主主義をイラクに定着させるためになど、と言って4年にわたって武力統治を続けている。その実態を露にしたのが「拷問」のニュースだと思う。
 武力集団の掃討作戦などといって繰り返されている米軍の作戦がどんなものなのか、その実態が何なのか。透けて見えます。
 米国は自国のしていることが良く見えるよう規制をしているでしょう。でも蓋を仕切れないで、ぼろが洩れてきます。
 憎しみを撒き散らす侵略統治、今後も自爆テロは続くでしょう。



07年5月4日記
 訂正、20年前でした
 先々週、朝日新聞記者が銃弾テロにあったのは15年前と書きましたが20年前の事件でした。朝日新聞はテロに対して毅然とした立場を5月1日のasahi.comの社説で説いています。言論はテロに屈してはいけないと。
 
 アベボンの中東訪問
 未だ映像では観ていないけれど、中東訪問時に海軍の補給艦に乗船し労をねぎらったり、クウエートを訪問時に空軍の兵をねぎらったりとラジオで聞いた。
 ブッシュ大統領が03年5月1日だったか空母に着艦して華々しく勝利を宣言したことと重なって聞こえた。よく似通ったことをする、と。
 ラジオは連日、イラクの自爆テロによる死者を次々と伝える。この悲劇を作ったのはアメリカだと思う。理由をつけて戦争を仕掛けたが、その理由は嘘だったが明確に。それでも日本のアメリカ支持は正しかったというアベボン。
 今やアメリカがテロの枢軸ではなかろうか。そのアメリカを支援する日本国。補給艦や支援機の兵員をねぎらう。おかしな光景がおかしく見えない日本のメディア。
 大新聞社がこの光景をどのように伝えるか、今のイラクの現実をメディアがどのように伝えているか。これが大問題だと思う。みんなで渡れば怖くない式に、翼賛新聞になってもらっては困るんですがねぇ。でアメリカを、日本政府を批判出来ない日本のメディアに。
 戦前の日本の大新聞が陥った轍を踏まない、勿論国民自身も。
 新憲法60年、国民が民主主義を改めて考える時では、と思う。



07年4月27日記
 「いつでも元気」の巻頭エッセイ
 前にも一度書いた事があります、「いつでも元気」は(株)保健医療研究所が発行しているA4版の月刊誌です。堤 未果(つつみ・みか)氏が’私の国が持つ貴いもの’というエッセイを巻頭に。
 この中で、イラクから帰った米兵が何を話すかを書いている。米兵の敵は何なのかを訊いたら、戦争を煽った政府?大企業?それともマスコミ?ではない。「本当の敵は自分たち国民の無関心だ」と。
 そして無関心との闘いに、武器は?訊くと「選挙と君の国の憲法9条。今イラク帰りの兵士の間で憧れなんだ」と。
 帰還兵が話す武器、「選挙」こそは至言だと思う。どうしようもない愚昧大統領ブッシュを選んだのも選挙。郵政の民営化に踊らされて自民党を多数派にしたのも選挙です。
 今や日本の国会は自民・公明にハイジャックされているに等しい。どんな悪法をもスイスイ通過させる。
 イラクから帰還した兵士の言葉には重みがある。死線を越えた時に認識した判断、これが重みの所以だ。
 子供心に武器を持たない、戦争をしない、この事を60年も前に正しいと認識した。今も変わらない自身。
 この巻頭エッセイでは選挙の一票の重みを説いて、日本国憲法9条を守ろう、で結ばれている。
 折りしもアベボンが26日朝、米国に向かった。このイラク帰還兵の言葉を煎じて飲ませたいけれど、憲法9条をなくそうと意気込むタカ派首相には効力はない。
 エッセイが説くようにどんな悪法であろうと選挙で叩き潰す、これしかないと思う。



07年4月20日記
 テロに対して
 19日朝の電子版、asahi.com、その他を読んだ。先ずは長崎市長の死、テロに対する憤り。アメリカの銃乱射に対する哀悼記事。イラクの自爆テロによる180人とも言われる死者数。等々です。
 イラクでの死者数はダントツなのに今や私自身すらりと読み過しそうに成る昨今。見過ごすことの出来ないテロなのに。
 今、わが町でも首長と議会議員の選挙の真っ最中、候補者や運動員に対するテロがなきように、とつい思う。市民の発言を暴力で封殺する、許すこと出来ない行為。
 日本には戦前から数々のテロが起こっている。山本宣冶、小林多喜二、2.26事件等々と。
 神戸の朝日新聞記者がテロで倒れたのを境に、大新聞の論調が変化したと判断するのは考えすぎだろうか。もう15年も前のこと。
 アメリカはテロを撲滅せんと、大量破壊破壊兵器のないイラクに攻め込んで、今や何十万人とも言われる死者をイラクに作り出している。ブッシュのしていることは将にテロ、今やイラク国内は連日のテロ生産の地に。
 死者数が多い少ないで、その行為の判定基準にはならない。だから一人の犠牲者でもテロは許されない。
 asahi.com、で最後に目にしたのがアベボンの長崎市長のテロに対するコメントでした。『事件発生直後は「真相究明を望む」と短いコメントを出すにとどめた安倍首相の姿勢に対し、野党から批判の声も上がった。社民党の又市征治幹事長は「表現・政治活動の自由、選挙運動を暴力で圧殺することに対し、一国の総理としては極めて残念なコメント」と指摘。国民新党の亀井久興幹事長は「暴力行為で言論を封殺することへの憤りをまず言われてしかるべきではないか」と疑問を示した。』(asahi.comから)

 鈍感力がリアルに出たのでしょう。アベボンの脳味噌が何なのかばればれです。



07年4月13日記
 派兵と派遣の違い
 アメリカのイラク侵略戦争を支援するため武器を持った自衛隊が04年2月イラクに送り込まれた。この行為をしんぶん赤旗は派兵という言葉で報道している。しかし日本の大新聞社は派兵ではなく派遣という言葉を使っている。(と記憶する)
 最近はどんな風の吹き回しか戦前の、60年も80年も前の出来事を書いた本を読む機会が重なり、現在進行中。そんな関係で当時、メディアが事変をどのように伝えたかに注目。
 本には、時の政府に何もいえないで翼賛報道にはまり込んでゆく様が書かれている。では現在のメディアはどうなの?と振り返る時、「派兵と派遣」はどうなのか?気になる。政府はイラク派兵と言ったことはない。そしてメディアも派兵とは書かない、派兵なのに。
 もう一つ付け加えると、このイラクへの派兵は「参戦」でもあります。体よく自衛隊派遣を人道支援などと言っている。でも、していることは米軍の後方支援で侵略の片棒担ぎです。これは明らかに参戦。
 新聞やテレビがこの参戦を堂々と批判報道しない。既に出来ない症状に陥ってしまったのか。なら戦前の報道機関と同等です。そうは思いたくないのだが。
 後一つ付け加えるなら、国民投票法案の非民主的な法案の内容をメディアは伝えようとしない。つまり国民の5分の1の賛成で憲法を書き換えを可能にする法案の危険性を書けないでいる。(12日北海道新聞は批判記事を掲載)
 つぶやいている内に国民投票法案が衆院を通過しそうな雲行き、13日の朝。NHKは盛んに法案の通過のニュースは繰り返すが、法案の内容を伝えない。
 メディアがおかしい、「派兵と派遣」で思うこと。何故メディアはおかしくなったのか、嘆いてはおれない。



07年4月6日記
 最近読んだ本
 戦争責任と追悼(朝日新聞取材班)と検証戦争責任U(読売新聞・戦争責任検証委員会)の2冊。友人が貸してくれた本です。
 15年戦争とも言われる昭和6年に始まる満州事変。そして昭和20年8月の敗戦までの事変、戦争の宣戦など、成り行きなどについては、ああそうなのかとうなずける。詳しく検証されていると思う。特に後者はその点では詳しい。
 問題は天皇の責任問題です。統帥権や輔弼という言葉が出てきて、議論にはなっているのだが、決定的にいずれの本も天皇の責任を追及できないで終わっていること。
 天皇が輔弼に酔っ払ってしまって、原爆が2発も落とされるまで酔いがさめなかった罪を咎められないでいる。そして平和主義者であったかのようにも書いている。
 「聖断」虚構と昭和天皇、と言う纐纈厚氏の本は、如何に国体の護持に気を揉んだ天皇が沢山の死者を国内外に積み上げたか、を書いたのとは大違い。
 法学者と言われている人の発言で、「侵略」の定義が国際的に定かでないから、と東京裁判で戦勝国が裁いたのは問題とも。しかし他国に軍隊を駐留させて、行く先々で他国民の作った食物を略奪する。これだけで侵略の定義は十分でないだろうか。
 満蒙開拓団が自ら不毛の土地を開拓したなどの話を聞いたことが無い。その土地に住んでいた人達の土地を略奪したと聞いている。
 統帥権を持っている天皇が、大臣の輔弼に酔いしれて、宣戦布告をして、東京大空襲や沖縄の悲劇や広島、長崎の原爆の投下まで酔いがさめないで、国体の護持に固執し、そして敗戦。
 1975年、訪米後の天皇が記者会見で戦争責任を問われて「言葉のあや、云々で・・」と、答えをはぐらかした。そして今も責任を追及できない大新聞社。情けないことよ。



07年3月30日記
 ワシントンポスト紙の社説
 米紙ワシントン・ポストは24日付で「安倍晋三のダブル・トーク(ごまかし)」と題する社説を載せ、拉致問題に熱心な安倍首相が従軍慰安婦問題には目をつぶっていると批判した。首相に「拉致問題で国際的な支援を求めるなら、彼は日本の犯した罪の責任を率直に認め、彼が名誉を傷つけた被害者に謝罪すべきだ」と求めている。(以上asahicomから)
  慰安婦問題でのアベボン発言への痛烈な批判記事です。続けて同紙は、6者協議で拉致問題の進展を最重要課題とする日本政府の姿勢について「この一本調子の政策は、国内で落ち込む支持の回復のため拉致被害者を利用する安倍首相によって、高い道義性を持つ問題として描かれている」と皮肉った。拉致問題については「平壌の妨害に文句を言う権利がある」としながら「第2次大戦中に数万人の女性を拉致し、強姦(ごうかん)し、性の奴隷としたことへの日本の責任を軽くしようとしているのは、奇妙で不快だ」と批判した。さらに政府が16日に決定した答弁書は、93年の河野官房長官談話を「弱めるものだ」と指摘し、歴史的な記録は「北朝鮮が日本の市民を拉致した証拠に劣らず説得力がある」と主張。首相が河野談話を後退させることは「民主主義大国の指導者として不名誉なことだ。日本政府の直接の関与を否定すれば、北朝鮮に拉致問題の回答を求める正当性を高めると考えているかもしれないが、それは逆だ」としている。(asahicomから)
 そこで、日本の新聞はアベボン発言を批判したか。しんぶん赤旗は明確にワシントンポスト並、いやそれ以上に厳しくその非を書いている。が他の大部数を誇る全国紙がアベボンの発言を批判的に書いた記事を見ない。ワシントンポスト紙の批判は厳しい。註アベボン=安倍首相。
 心底から過去を顧みない日本政府の歴史認識が靖国問題や慰安婦問題を引き起こしているのだと思う。
 日朝間の話し合いで、拉致と慰安婦問題を議題にしたら北朝鮮代表は勝手に席を立つことはしないでしょう。



07年3月23日記
 水光熱費の怪
 松岡農水大臣は政治資金規正法による総務省への報告で、年間で水光熱費を約500万円計上しているという。
 ここで腑に落ちないのは議員会館の水光熱費がただの筈なのに約500万円も報告されていて法に則っているという怪です。そして本人は現法律に則って報告しているで説明を要しないと。これで通る政治資金規正法。なんとも杜撰な法律です。
 伊吹文科大臣も同じように水光熱費が計上されているというし、元法相の民主党の代議士も計上していたと言う。そして他にも。
 これだけおかしなことをしていても何も咎められない日本の政治家、おかしな法治国家ですねぇ。
 百歩譲って、現法律に則っているとしても、道義的責任をあなたは感じないのですかと訊きたい。女性を子どもを生む機械と言って、辞任しないで大臣の椅子にしがみつく厚労大臣。それをかばう首相。規範だの美しい国だのと言う首相ですが、今やがたがた、ぼろぼろの内閣だと思う。
 だのにです、一昔前なら即刻首が飛んだ筈なのに、それが罷り通る。与党だけで3分の2を制した選挙結果がそれを許しているのだろうか。
 野党の民主党がせっかく質問時間を持っていても、仲間に同じような傷を持つ議員がいて鋭い質問が出来ない。そして国会運営でも肝心のところで腰が砕ける。
 共産党は数が少ない。そんなこんなで水光熱費の怪が霧の中でうやむやに。
 友人のHPには現首相を安倍ボンと書いています。「ぼんくら」と関西の「ぼん」を掛け合わせた呼び名だと思って、つい笑ってしまった。言い得て妙。でも笑っている場合うではありません。
 この「アベボン」を早くやっつけないと。



07年3月16日記
 憲法9条の国
 最近、我自衛隊を愛す故に、憲法9条を守る、という本を読む。
読後感をいうと前提条件に納得できない。でも結論の「9条を守る」には賛同します。とりわけ箕輪氏の命を賭けてイラク派兵を裁判に訴えた姿は凄いことだと思う。氏は06年5月14日に亡くなった。
 現在の日本は憲法9条を守っている国とは言えません。何故なら米国の片棒を担いでインド洋で米海軍艦艇に給油をしたり、イラク国内で自衛隊の輸送機を使って米軍やイラク派兵国の支援をしているから。ですから普通の日本人なら、今の自衛隊がしている実態は戦争をしていると解釈するでしょう。
 暴力を振るう人に手助けをする、これ暴力を振るう当人と同罪です。米国がどれだけ正義の鉄拳だと言い張っても、イラクやアフガンでしていることは侵略の他に言いようがありません。
 安倍首相は米国のイラク侵略を正しいといって、ブッシュの後に付き、今後も支援を惜しまないと言っています。
 一人も派兵した自衛隊員が死ななかったと自慢そうに、政府は言います。確かに戦死者を出さなかったのは幸い。だからと言って派兵は正当化されません。国と国との問題は武力ではなく話し合いでが憲法の定めるところです。
 自衛隊が出来て50年も経たので、憲法にのっとっている軍隊と思っている人が、今や多いかもしれません。しかし自衛隊は軍隊であり憲法違反。9条には軍隊は持たないと書いています。
 今の自民党と公明党の連立政権はその矛盾の中で、いよいよ憲法を書き換える策動を始めました。
 戦後60年余の日本の姿は憲法9条があればこそです。戦争を放棄した9条こそは世界の先進国の証明です。
 憲法9条を守るを旗幟鮮明に団結しなくては。今こそ。



07年3月9日記
 矢臼別演習場に二人の不在地主
 川瀬牧場のすぐ傍に町道に沿って幅約1m、長さ数10mのN氏所有の土地が。そして西牧場から2km程、北側にM氏所有の幅約10m、長さ約500mの土地が二筆ある。知る限りでは演習場として用地買収する時に道路用地だった三筆が買収洩れし、1984年日米共同演習として初めて矢臼別演習場が使用される直前、米大統領名の文書が地主に届いて、不在地主が判明したという。M氏はその後、元農民から買い取って地主になった、と聞く。
 現在はその土地、業務隊が設置した有刺鉄線で取り囲まれ、15、6年前そこに反戦表示の看板を立てに行った事を思い出す。
 この話をするのはM氏の土地に、人が住んだら上風蓮橋袂のゲートは開放されるだろうと、考えるからです。
 19年前、西牧場に移住者がいない時、東牧場の西出口は鎖で封鎖され。西牧場は完全に鉄線で封鎖されていた。
 しかし私が移住して以来、出入り口封鎖の鎖は取り払われ開放された。一般的に演習場内に出入りする民間の車は出入り許可証が必要です。しかし西牧場の出入りには演習場域を通過するけれど許可証は不要です。
 上風蓮橋袂のゲートが開放されるとは現西牧場の通行と同じになるということで、自由往来の意味は大きい。
 もしM氏の土地に人が住むと、演習の監視行動にとっては最高のポイントを確保することになる。住いからの出入りには上風蓮橋袂のゲートを通行出来るし、演習場内の風蓮道に隣接しているのですから、居ながらにして訓練を目撃できる。
 矢臼別平和公園としてはこの土地との往来も実現したい。やはり若い居住者を早く見つけなくては。不在では土地が泣いています。
 


07年3月2日記
 戦争中毒大統領
 こう書くと、分かるブッシュ米大統領。2月27日のメディアは米国のイラン爆撃計画を伝えている。先日、チェイニー米副大統領が日本を訪問したのも気がかりです。
 何を話し合われたかは闇の中。今、世界では話し合いで問題を解決するが大きな流れです。そのような中で、ブッシュ米大統領だけは違います。戦争中毒症に罹っています。
 安倍首相は相手に物言える外交などと言ってはいますが、こと米国に関しては何もいえない首相ではないでしょうか。だからブッシュの侵略戦争を今もって正当化するし、米国支援を今後も続けると言っています。
 だからイランに武力攻撃をしても今まで同様に、「はい、かしこまりました」ではないでしょうか。クラスター爆弾を禁止しようという国際的な話し合いが最近ありましたが、日本はその申し合わせに署名しなかったとか。米国が現在の侵略戦争で使っているので、同盟国として米国側につかないと、と判断したのでしょうか。
 戦争中毒症に罹っているブッシュ大統領も北朝鮮には先制攻撃はしようとはしなかった。しかしイランに対して、やりかねないが、イラン爆撃計画の報道です。今や米国の先制攻撃を支持しているのは日米同盟を最大に持ち上げる日本国だけです。もし日本の首相が先制攻撃だけはしないようにと諌められれば、戦争中毒症には特効薬となるのでは。
 就任5カ月で5年も続いた小泉首相を飛び越える首相と評価されるでしょう。一寸無理な注文かな。物言える外交を言うなら、いの一番に米国に言わなくては。安倍さん。八百屋で魚かな。



07年2月23日記
 川瀬牧場に移住する方を募集!!
 最近、川瀬牧場の地主である、川瀬さんと話したこと、「誰か若い人、移住してこないかなあ」でした。
 私は18年目の冬をこの地で過ごしていますが、これから先長くは居れない。川瀬さんは百歳まで、と目標をたてていますから、20年を残しています。私は一回り若いのですが、これから先、5年を目標に頑張りたいと。でも、これこそは誰にも分からない残り時間です。
 矢臼別平和公園クラブの事務局を担当して思うこと、それはこの仕事先が長いことです。従って先々仕事を引き継いでくれる人をそろそろ探さなくては。
 川瀬さんは居住地を保証すると言ってくれます。
 20代、30代の若い方が川瀬牧場に住んでくれるとこれほど力強いことはありません。50年先までも居住者が居てくれるのですから。でも若い人がここで生活するには、農業で生計を立てるか、職場を市街地に持って働く、などで生活する。それ以外にもないことはないが。
 今、W(女性)さんが2年目の冬を矢臼別で過していますが、この方は酪農ヘルパーで生計を立てています。
 私が最も期待するのは60歳で定年退職され年金で生活される方です。その方が10年ないし15年、川瀬牧場で「平和運動移住」をされる。と大変有難いのですがねぇ。その間に若い人の移住者を公募する。
 住宅は私の場合は600万円ほどで建てることが出来た。住宅を建てる事、大仕事ではありますが、ここ2、3年の間なら川瀬棟梁が最も安い費用で住いの建築も可能でしょう。私も応援します。
 仮住まいなら既にあります。西牧場の「とりで会館」、使用可の状態です。
 今、川瀬西牧場で試みているのはブルーベリー園の造成です。西牧場はその気になれば直ぐにでも果樹園を造成出来ます。それで若い人が入植してくれるなら何時でも果樹園を譲れるように、年々広げておきたいとも思ってはいます。果樹園経営は矢臼別では有望です。
 川瀬さんは温泉経営を夢見ていますが、これだって掘れば必ず温泉は出ます。問題は居住する人が名乗り出てくれることなのです。温泉を掘ろう!!と。
 もう一度。「誰か矢臼別に住み付いてくれないかなぁ」。これ川瀬さんの弁。私もそんな人が名乗り出てくれることを切望します。



07年2月16日記
 会報ハタゼミから
 最近届いたエーコ・ユウパックに「会報ハタゼミNO.9号」が入っていた。そのNO.9号で「平和運動」07年1月号に掲載された畑田重夫先生の論文が。
 平和運動をしてゆく上で今年はどんな年かを鋭い視点で解き明かしてくれる論文ですが、特に感銘したところはアメリカのことを書いた件です。
 私も30代から40代へと略20年、1カ月に3、4日の割合で毎年ではなかったが、アメリカを行ったり来たりの船乗り生活をした。だからアメリカのこと本のチョッピリだが知っているつもり。
 畑田先生の論文で面白く読んだのは”「神話」に近いアメリカ”と”史実にみるアメリカの真の姿”の見出しの文章。手短に後者の部分だけを書き出してみます。
 ”アメリカと言う国は第2次世界大戦後60年間に約200回の戦争(公然たる侵略戦争、軍事干渉、軍事介入などのすべてをふくむ)をおこなっており、その相手は、核兵器を持たない、小さな国ばかりであり、アメリカ本土への攻撃の意図も能力もない国ばかりです。この事実をみるだけでも、第2次世界大戦後の国連憲章の原理にそむく軍事行動ばかり繰り返してきたのがほかならぬアメリカであることがわかるはずです。”とあります。
 畑田先生は「諸悪の根源は日米安保条約」ともこの論文で書かれています。そしてこの見出しの最後で、”私たち日本国民はアメリカの良い面は良いとして謙虚に学ぶことが大切ですが、悪い面も含め事実は事実として正しい理解と認識を深め「国連憲章」や「日本国憲法」の原理・原則にそくして正しく対処することが求められているのではないでしょうか。”と説かれています。
 諸悪の根源といわれる日米安保条約は当時の吉田茂首相だけが承知する条約内容で日本国民の総意を無視した盲判同様にサインした憲法違反の安保条約です。
 その安保条約を憲法の上において、今や憲法までを安保条約に従属させようとする現安倍政権、これをのさばらせては日本国の民主主義が泣きます。
 その事を強く思う、会報ハタゼミNO.9号です。



07年2月9日記
 玉音放送とは
 確かこの放送があったのは1945年8月15日正午のことだったと記憶する。紀伊半島に日置川という太平洋に注ぐ川が、もう少し詳しく言うと、紀伊水道に注ぐといったほうがいいかも。
 その川の川口から16kmほど遡った「いだいら」と言われる在所に疎開している時だった。
 1945年7月24日、25日の2日、日置川の川口に位置した日置町、米軍艦載機の爆撃と機銃掃射を受けた。それで50人ほどの死者を出した。友人も含まれていた。24日夜から25日早朝にかけて夜道を歩いて16kmを川上に向かって歩いた。明日は艦砲射撃があるかもという情報があったからだ。7歳の夏のことでした。
 玉音放送はそれから20日後のことでした。川遊びをして疎開先の親戚の家に帰ったら、戦争が終わった、という玉音放送の話を。
 最近、「聖断」虚構と昭和天皇、と言う纐纈厚氏の本を読んだ。この本で玉音放送の原稿を初めて目にした。
 同じ内容なので。グーグルの<span class="a">namaste32.tripod.com/syusen.html - 6k より</span>
    詔書
  朕深ク世界ノ大勢ト帝国ノ現状トニ鑑ミ非常ノ措置ヲ以テ時局ヲ収拾セムト欲シ茲(ここ)ニ忠良ナル爾(なんじ)臣民ニ告ク朕ハ帝国政府ヲシテ米英支蘇四国ニ対シ其ノ共同宣言ヲ受諾スル旨通告セシメタリ
 抑々(そもそも)帝国臣民ノ康寧ヲ図リ万邦共栄ノ楽ヲ偕(とも)ニスルハ皇祖皇宗ノ遺範ニシテ朕ノ拳々(けんけん)措カサル所曩(さき)ニ米英二国ニ宣戦セル所以(ゆえん)モ亦(また)実ニ帝国ノ自存ト東亜ノ安定トヲ庶幾(しょき)スルニ出テ他国ノ主権ヲ排シ領土ヲ侵スカ如キハ固(もと)ヨリ朕カ志ニアラス然(しか)ルニ交戦已(すで)ニ四歳ヲ閲(けみ)シ朕カ陸海将兵ノ勇戦朕カ百僚有司ノ励精朕カ一億衆庶ノ奉公各々最善ヲ尽セルニ拘ラス戦局必スシモ好転セス世界ノ大勢亦我ニ利アラス加之(しかのみならず)敵ハ新ニ残虐ナル爆弾ヲ使用シテ頻ニ無辜(むこ)ヲ殺傷シ惨害ノ及フ所真ニ測ルヘカラサルニ至ル而モ尚交戦ヲ継続セムカ終ニ我カ民族ノ滅亡ヲ招来スルノミナラス延(ひい)テ人類ノ文明ヲモ破却スヘシ斯(かく)ノ如クムハ朕何ヲ以テカ億兆ノ赤子(せきし)ヲ保シ皇祖皇宗ノ神霊ニ謝セムヤ是レ朕カ帝国政府ヲシテ共同宣言ニ応セシムルニ至レル所以ナリ</p>
 朕ハ帝国ト共ニ終始東亜ノ解放ニ協力セル諸盟邦ニ対シ遺憾ノ意ヲ表セサルヲ得ス帝国臣民ニシテ戦陣ニ死シ職域ニ殉シ非命ニ斃(たお)レタル者及其ノ遺族ニ想ヲ致セハ五内(ごだい)為ニ裂ク且(かつ)戦傷ヲ負ヒ災禍ヲ蒙リ家業ヲ失ヒタル者ノ厚生ニ至リテハ朕ノ深ク軫念(しんねん)スル所ナリ惟フニ今後帝国ノ受クヘキ苦難ハ固ヨリ尋常ニアラス爾臣民ノ衷情(ちゅうじょう)モ朕善ク之ヲ知ル然レトモ朕ハ時運ノ趨(おもむ)ク所堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ万世ノ為ニ太平ヲ開カムト欲ス

 
 朕ハ茲ニ国体ヲ護持シ得テ忠良ナル爾臣民ノ赤誠ニ信倚(しんい)シ常ニ爾臣民ト共ニ在リ若(も)シ夫(そ)レ情ノ激スル所濫(みだり)ニ事端ヲ滋(しげ)クシ或ハ同胞排擠(はいせい)互ニ時局ヲ乱リ為ニ大道ヲ誤リ信義ヲ世界ニ失フカ如キハ朕最モ之ヲ戒ム宜シク挙国一家子孫相伝ヘ確ク神州ノ不滅ヲ信シ任重クシテ道遠キヲ念ヒ総力ヲ将来ノ建設ニ傾ケ道義ヲ篤(あつ)クシ志操ヲ鞏(かた)クシ誓テ国体ノ精華ヲ発揚シ世界ノ進運ニ後レサラムコトヲ期スヘシ爾臣民其レ克(よ)ク朕カ意ヲ体セヨ</p>
  御 名 御 璽</p>
  昭和二十年八月十四日
                                各国務大臣副署
 子どもの時に、戦争は終わった、と聞いた玉音放送。知らない言葉ばかりです。辞書をひき引き大体は分かった。
 米英に宣戦布告したのは日本国の自存と東亜の安定を願ってで、他国の主権を排し領土を侵すのが天皇の志にはあらず、と。1931年来の中国、朝鮮で日本が行ってきた戦は何なのでしょうか。
 で1941年12月8日の第2次世界大戦の宣戦布告。
 それから改めて他国に攻め入ったのが第2次世界大戦です。それから4年弱、戦局は好転せず、その上原子爆弾まで投下されて、このままでは日本国が無くなるかも知れないのでポツダム宣言を日本国政府に受諾せしめた、と。この後、よく引用される、「堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ万世ノ為ニ太平ヲ開カムト欲ス」がある。自分の安全しか考えられなかった朕。そして最後まで国体の護持を説く朕。そして朕は天皇制の安泰を国民に強要している。
 自分が宣戦した戦争の責任など欠片も話していないことが良く分かる、詔書です。
 侵略した国で戦に勝った例はなという。必ず負ける、が鉄則とか。ソ連のアフガン侵略、アメリカのベトナム侵略、日本の東亜侵略。有史以来の侵略の結末らしい。
 昭和天皇は戦争責任を問われなかった。不思議なことです。白馬に跨った大元帥がです。

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07年2月2日記
 保守義務のある国会議員
 この憲法を尊重し擁護する義務を負う。尊び守らなくていけない国会議員が国会で憲法改正を発議できるのは、尊重と擁護の立場で、ということです。
 外でもない、現政府が憲法改正を大きな声で言い出しました。そこで問題は尊重と擁護という日本語の解釈だと思う。
 日本国憲法を最近読み返すことが多くなった。読むのは1947年文部省が発行した「新しい憲法のはなし」です。
 国民の一人として、憲法を改正しようとする時、どんな手順で国会が運営されるのか?が判ってなくては。
 憲法を尊重し、擁護する義務を負う国会議員、憲法改正を発議できないことはない。問題は「尊重と擁護の義務」をちゃんとクリアしてるかどうかです。
 首相が60年余経たから、新しい条件にかなった憲法を作るだけでは説明不足です。
 既に自衛隊や日米安保等で日本国憲法を蹂躙してきた自民党政権です。これらが憲法に照らして抵触するから法律改正、ならばうなずける。しかし安倍政権が正月の施政方針演説で話したのは集団的自衛権の話とか、現憲法と双子の関係にあった元の教育基本法を改悪して、新たな法律制定は尊重、擁護とは相容れない。
 しかし多数決も憲法に書かれている採決方法。これ「白いものでも黒」と言い切る制度でもあります。
 日本国が60年前に決めた憲法9条は今や世界遺産に申請しようとまで言われる世界の人々が注目する憲法です。「悪いことを改める」は尊重と擁護に抵触はしない。問題はどこをかえようとしているかが大問題なのです。狙いは憲法9条だという。
 ここを正しく判断し、憲法99条を理解した国会議員を選ばなくては。



07年1月26日記
 最近目にした記事から
 オーストラリアの空港で、ブッシュはテロリストと印刷されたTシャツを着た乗客が空港で搭乗を拒否されたという。乗客は表現の自由を侵害する行為だと裁判で争う主旨の発言をしたと。
 ブッシュ大統領、テロとは戦うと宣言して、アルカイダ集団とも関係のない、大量破壊兵器とも関係ないイラクに戦争を仕掛け、日本も尻馬に乗って今もブッシュを支援している。
 戦争を仕掛けた当座はまあ支持者もいました。が4年も経つと、今や四面楚歌のようです。
 川瀬さんの周りでも、何故テロが起こったのか、という発言をしたらテロリストを持ち上げる発言だと言わんばかりに、大いに反論されたという。当時から何故にテロが起こったのかを私も考えた。
 数十万人のイラクの市民が殺戮され、未だに国内は内戦状態で連日自爆テロ等が続発しているイラク国内。
 まだブッシュ大統領を国際裁判所で裁こうという話は聞かない。けれど、ブッシュはテロリストと自分のシャツにプリントして飛行機に乗ろうとした乗客の勇気に拍手を送りたい。
 今ブッシュ大統領のしていることは、まさに貿易センタービルに飛行機を突っ込む指揮をしたテロリストとどこが違うのでしょうか。
 テロリストとさえ言えば4年前は何でも出来る社会状況はありました。しかし今は違ってきています。その証拠が今年のブッシュ大統領の一般教書演説だったのでは。
 アメリカの大統領は何をしても裁かれることはないのでしょうか。
 ブッシュ大統領は正義を騙るテロリスト、と思えてなりません。



07年1月19日記
 「自衛隊イラク派兵差止訴訟」の記事
 この訴訟の全国弁護団が情報公開請求で手に入れたイラクでの航空自衛隊の輸送活動の文書のことが、しんぶん赤旗日刊1月16日の6面に出ている。
 昨年7月17日から11月12日の約4か月で開示されたのは約50数回の輸送。7月12日の陸自、8月3日の外相、9月6日の国連の2往復飛行の輸送以外はすべて黒塗りで何を輸送したのか分からないという。
 同弁護団の佐藤博文事務局長は「国連と陸自を除けば空輸を要求しているのは米軍。非開示部分の大半が米兵や米軍物資であることは疑いない」と指摘し、「ぜひ国会で追及して欲しい」との日本共産党議員団への要請の記事です。
 日本の航空自衛隊のイラクでしていることは侵略者・米国の支援です。人道支援と並んで米軍支援が目的になっているので、民間の純粋な人道支援とは訳が違います。
 「自衛隊の活動しているところが、非戦闘地域」などと名言? をはいた前首相。色々と言い訳をして派兵をしました。幸い銃弾で倒れた自衛隊員は出ていませんが、イラクは非戦闘地域などではない。今やイラクは内戦状態。
 そこで自衛隊が侵略米軍を支援する。明らかに憲法違反です。国際の揉め事に兵力を使わない、これ日本国憲法の原則です。
 質疑時間の少ない日本共産党議員団、イラク派兵の厳しい追及を期待します。



07年1月12日記
 時間外手当てを出さない話
 昨年暮れ教育基本法が改悪され、今年は労働法規を改悪しようとしている現政府。雇い主とそこで働く労働者の力関係は雇い主の方が強い、それで労働者を守るために作られたのが労働法規と理解している。
 トヨタのトップが経団連の代表を昨年までやり。その後キャノンのトップが経団連の代表を継いだ。どんな人なのかと注目していたが、なるほど、です。
 随分と労働法規は規制緩和されて経営者に都合よく書き換えられたという。それで派遣労働が罷り通っている現在、偽装請負が摘発さることが多い。そこで問題なのはその違法行為をしないようにすることが法治国家なのに、違法にならないよう、もっと緩和しろ、言うのが経団連の新代表。凄いのが後を引き継ぎました。
 「ホワイトカラー・エグゼンプション」、これが時間外を出さないアメリカ流の規制緩和だという。そして5年も前から狙っていたことだと。
 トヨタが始めた看板方式、金のかかる倉庫を持たずに常に生産の場に部品を届けさせる、ベルトコンベアーシステム。当時高価な倉庫を建てた経営者は笑われたと聞く。
 今始まろうとしているのは労働力の看板方式だと思う。必要に応じて労働力を自在に買い取る。不要になったら看板は即ストップ表示。
 先日、自民党の幹事長は好きな時間に出社などと「エグゼンプション」を話していたが、これは要注意です。
 会社勤めでないからと他人事では済まされない問題です。
  


07年1月5日記
 憲法をかえる、という首相
 何を年頭にしゃべるかと思っていたら、憲法を変えるという首相の発言。若い首相は62年前、爆撃や艦砲射撃をされた実体験がない。だから戦争認識があまい。首相のみならず、テレビや新聞の記事でしか戦争を知らない日本人が多い現在の日本国、憲法9条がどのような意味を持っているのかじっくりと考えてみたいもの。
 首相がかえたいと思っている条文案を読んではいないけど、憲法9条をかえる、とメディアは伝えている。代議制の民主主義で、憲法改正を主張してきた自民党が国会で多数者だから、で発議するという論法なのでしょう。
 果たして投票時に憲法を書き換える自民党を意識して一票を投じた人がどれだけいただろうか。ここにごまかしがあると思う。
 戦争を経験した世代でも戦争の悲惨さを忘れて憲法をかえようという人がいる。今の自民党や民主党や公明党の人たちです。そして今や国会議員の3分の2の議員さんは書き換え派のようです。だから現首相は今なら念願の憲法書き換え(実は改悪)は可能と考えて、年頭に当たってしゃべったのでしょう。
 現実には憲法違反の「自衛隊」を半世紀にわたって容認してきた日本国民ですから、ここが間違っている、と言ってもピンとこない有権者が多くなっている日本国かも。
 だから、少しいや大いに心配では在ります。が今年は憲法9条のお陰で日本国の現在があるを知ろうではありませんか。
 アメリカがイラク侵略に使ったお金が砲弾にではなく「ミルクやバターやパンに」であったらどれだけの人々が救わることか。
 日本は憲法9条を持っているだけに、半世紀の間、アメリカと手に手をとっては戦争をしてこれなかった。9条が書き換えられたら、えらいことになります。アメリカと共に戦争をですから。
 つぶやいては居れない年になりそうです。



06年12月29日記
 矢臼別演習場内ダム建設凍結へ
 12月24日しんぶん赤旗2面に載った記事です。
 
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 上の写真2葉は04年夏撮影の、既に完成している演習場内砂防ダム7号の建設現場です。
11月、今年最後の砂防6号ダム建設現場を視察した「イトウを守る会」の人たちは、現場の姿を見て、何故ここに砂防ダムを? と疑問の発言をしていました。最後の現場調査には参加していませんが、2年前の現場と似たような風景ではなかったかと、思います。
 ヤチボウズや雑木があって自然の浄化装置が整っている川幅1m足らずの小川に幅30mから70m、高さ6mほどのコンクリートの堰堤を1億円から2億円の予算で建設する。
 これはもう無駄な砂防ダムとしか言いようがありません。
 15基は既に完成していて16基目がようやく次年度、予算の計上を見送ったとの記事です。イトウ保護連絡会の皆さんが粘り強く現地調査を繰り返してきたことが、この結果に繋がったようです。
 イトウ生息を守るため、課題は残っていますが、先ずは予算計上の見送りを喜びたい。



06年12月22日記
 美しい国を言いながら
 民主主義という言葉をよく聴くようになったのは60年も前のことです。つまり第二次世界大戦が終わってから。辞書を引くと、色々書いているけど私の理解度は国民が主人公の考え方、と子供の時から頭にこびり付いている。戦前の天皇のために日本国があるのではなく、国民のためにある。20歳以上の国民が男女等しく有権者として代議員を選び、国会で政治のあり方を決めてゆく。国民のための権利などが憲法で定められ、それを行使させる。
 この程度の理解度ですが、最近の国会の姿は決して安心してはおれない。たとえば12月15日、教育基本法が改悪された。
 民主主義には多数決制が物事を決める手段として認められている。多くの会議、多数決で決めることはもう現在人の常識です。
 問題は単に討議の時間がいつもの時間に達したから、採決するでは納得がいかない。
 安倍首相は時間をかけたから、採決と話していたが。
 改悪前の教育基本法を特別に学習していないので、何故良い法律なのかは理解していないが、日本国憲法と双子のような法律といわれる。となると改正の呼び方で簡単に変えてほしくない。それに今、何故に改正(改悪)するかを政府は説明していないという。
 これでは討議をしたとは言えません。数を頼りに問答は無用の国会審議です。これは民主主義のルール違反です。A級戦犯の遺伝子を引き継いでいる訳ではないでしょうが、恐ろしい首相が誕生して、早くもルール違反をした、と思います。
 総選挙で多数を取れば、国会で問答無用がまかり通るでは民主主義が泣きます。国民を愚弄するルール、小選挙区制度が大問題と考えます。
 これを民主の力で早く打ち破らなくては。



06年12月15日記
 一言を「つぶやき」に
 念のために辞書を引いて調べてみた。一言は、一つの言葉、わずかの言葉、またちょっと言うこと等とあり。つぶやきはつぶやくこと、ぶつぶつと小声で言う、くどくどとひとりごとを言う、とあります。
 休刊前は、一言にしては長すぎたので、今回からはつぶやきに替えました。長々と呟いても読んで頂けないようでは、と思っています。前置きはこれくらいに。
 しんぶん赤旗の記事から、12月12日の7面は読み応えがありました。
 先ずは、ノーベル平和賞を受賞したユヌス氏の記事から。ユヌス氏の言葉「テロに軍事行動で勝利することはできない」「貧困者の生活向上への投資は、武器への投資よりも良い戦略だ」と述べ、テロ根絶のためにも、その根源である貧困を根絶するように訴えた、という記事。
 二つ目は、ベトナム戦争の枯葉剤被害の見出し。 ニュージーランドで兵士、遺族に補償へ、の記事があります。ニュージーランドは米国が主導したベトナム戦争に1965〜72年に参戦し3200人が従軍。参戦兵士は米軍が散布した枯葉剤を浴び、その後、多数が癌、白血病など発病、現在も約2500人が生存していて多くが病気に罹っています。兵士の子供が脊椎水腫、口蓋裂、白血病などを発病している事例なども。
 ベトナム戦争中、米軍は1961年〜71年まで猛毒のダイオキシンを含む枯葉剤約7600万リットルをベトナム南部各地に散布。ベトナム人約300万人が何らかの枯葉剤被害を受けていると言われます。
 ニュージーランド政府は12月7日枯葉剤を浴びて発病した兵士やその子供、遺族に総額約35億円の補償金を支払うと発表しました。問題は本家、本元の米国です。枯葉剤散布がベトナム住民や従軍兵士の発病原因であることを未だ公式に認めていません。
 三つ目は、イラク政策の米国での世論調査の記事。 米誌ニューズウィークが9日発表した最新世論調査によると、米国の超党派の独立委員会が2008年3月までにイラク駐留米軍の戦闘部隊の撤収させるなどを提言した報告書について39%が賛成、反対が20%にとどまると。米国はイラクで歓迎されていないが過去最高の68%。米軍によるイラク進攻は失敗との意見も53%に。ブッシュ大統領の支持率は32%で前回よりは1ポイント上昇したが依然として低いと。調査は今月6、7日に千人を対象に実施した結果です。
 四つ目は、ピノチェト元チリ大統領死去 チリ政府、哀悼の意表明せず の見出し。チリでアジェンデ政権を軍事クーデーターで倒したのがピノチェト将軍です。
 五つ目は、レバノン、シニオラ政権退陣要求 親シリア派が数十万人デモとあります。何れもその裏には米国が絡んでいる、と考えています。
 最後の記事は南米共同体会議、多極的で公正な世界を、新統合モデル宣言し閉幕、の見出し記事があります。現在、南米で巻起っている反米国の潮流を伝える記事です。
 それで、このページの記事はどれもこれも反米潮流につながります。
 ブッシュ大統領は気にくわない国を悪の枢軸国などと呼びますが、今や米国が悪の枢軸ではないでしょうか。